NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 15 - 346 - 夢 の 世界
(( マダラ : 長く 生きれば 生きる ほど 現実 は 苦しみ と 痛み と →
虚 し さ だけ が 漂って いる こと に 気づく 。
いい か この世 の すべて に おいて →
光 が あたる ところ に は 必ず 影 が ある 。
これ ら は 因果 関係 に あり 切り離す こと が でき ん 本来 は な ))
(( ゼツ : 本当の 世の中 の イヤな こと を 捨て →
いい こと だらけ の 夢 の 中 に 逃げちゃ おう って 話 ))
(( ゼツ : 夢 だ から なん だって 思いどおり 。
死んだ 人 だって 生きて る こと に できる 。
勝者 だけ の 世界 平和 だけ の 世界 愛 だけ の 世界 。
それ ら だけ の 世界 を つくる ))
( オビト ) リン … もう 一 度 →
もう 一 度 キミ の いる 世界 を つくろう 。
俺 が この世 の 因果 を →
断ち切る !
その ため に 帰って きた 。
フンッ !
誰 に も 見 られて は い ない だろう な ?
見て た の は 僕 だけ 。
オビト 敵 を 皆殺し に しちゃ った から 大丈夫 。
ただ カカシ だけ は 殺 る 気 なかった みたい 。
でも カカシ は 何も 見て ない よ 。
木 ノ 葉 の 増 援 が 来た とき →
「 誰 が 敵 を !?」 って わめいて たし 。
かつて の 仲間 だけ に 未練 が あった か 。
違う どうでも よかった だけ だ 。
この世 に アイツ が 生きて いよう が 死んで いよう が →
もう どうでも いい 。
これ から つくる 世界 に カカシ は いる 。
リン も 。
俺 に 夢 の 世界 の つくり 方 を 教えて くれ マダラ 。
フッ … もう 礼 はいらん 。 こっち へ 来い 。
今日 から お前 が 救世 主だ 。
俺 の 眼 を 見ろ 。
ここ は 俺 の 幻 術 の 中 だ 。
まだ 白紙 だ が 俺 の 意思 を 投影 して 何でも つくり 出せる 。
コントロール する こと も →
魔 像 と 繋がり 力 を 借りて いる 分 →
広く 細かく 何でも できる 。
こんなふうに な 。
この 幻 術 で イメージ どおり の 世界 を 創造 する 。
そこ に すべて の 人 を 幻 術 に かけて 連れて 来る だけ の 話 だ 。
この 術 の 規模 を 眼 の 代わり に →
月 を 使って 大きく した もの が 夢 の 世界 。
( オビト ) 話 が で か すぎて まだ よく 掴め ねぇ けど …。
( マダラ ) 説明 する に は まず 六 道 仙人 と 十 尾 から だ な 。
( オビト ) 十 尾 って の は 神話 の 生き物 じゃ ねえ の か ?
( マダラ ) 神話 は 事実 に なぞらえて 語ら れる 。
世界 に 散らばる 尾 獣 は →
六 道 仙人 が 十 尾 の 力 を 分裂 さ せた もの だ 。
そんな 話 本当 だって 証拠 は ある の か よ ?
ある 。
千手 柱 間 の 細胞 を 手 に した あと →
それ を 傷口 に 移植 して いた 俺 だ が →
当初 は 何も 起こら なかった 。
しかし 寿命 で 死に かけた とき だ →
輪廻 眼 が 開眼 した のだ 。
しかし それ は 同時に ある 封印 を 解く こと に も なった 。
口 寄せ できた のだ 。
十 尾 の ぬけがら を 封印 石 から な 。
十 尾 の ぬけがら ?
俺 は それ を 外 道 魔 像 と 呼ぶ 。
そして その 封印 石 は 月 と 呼ば れて いる もの だ 。
その あと すぐに 魔 像 の 体 を 触媒 に して →
柱 間 の 細胞 を 培養 した の が これ だ 。
つまり これ ら 人造 人間 は 柱 間 の クローン だ と も いえる 。
かなり 劣化 は して いる が な 。
輪廻 眼 は うち は と 千手 両方 の 力 を 持って い なければ 開眼 せ ん 。
更に 魔 像 も うまく 扱え ん 。
お前 は 右 半分 に 千手 の 細胞 が くっついて いる 。
輪廻 眼 が 開眼 せ ず と も 魔 像 は 扱える ように なる だろう 。
( ゼツ ) 見えた ? あの 赤 髪 の ヤツ の 眼 。
( オビト ) あれ が マダラ の 輪廻 眼 か 。
( ゼツ ) マダラ の 本当の 眼 だ よ 。
あの 子 が 子供 の 頃 に →
気づかれ ないよう 移植 して おいた んだ ぁ 。
長門 は 千手 の 血統 で →
外 道 魔 像 を マダラ 以外 に 口 寄せ できる →
唯一 の 人物 な の さ 。
まずは マダラ の 言った とおり 長門 を 手なずけて …。
えっ !? どう する つもり ?
( オビト ) 正面 から 行く だけ だ 。
ちょ … ちょっと もっと 作戦 と か 。
そんな もの は いら ん 。
(( マダラ : オビト お前 に うち は の 禁 術 と 六 道 の 術 →
そして 陰 陽遁 の 術 を 教えて おく 。
コイツ に 俺 の 意思 を 入れた 。
半分 は 俺 だ と 思え 。
これ も 劣化 は して いる が な 。
陰 陽遁 で つくった こや つら は お前 の 駒 と して 使える 。
あの 黒い 棒 は 俺 の 意思 を 形 と して つくった もの だ 。
あれ は 六 道 の 術 の とき に 使え 。
さ ぁ 動け 。
俺 が 復活 する まで の 間 。
お前 が …))
( 長門 ) 誰 だ ?
うち は マダラ だ 。
マダラ ?
( 弥彦 ) あの うち は マダラ の 名前 を 語る って こと は →
犯罪 者 か ただ の バカ か 。
何の つもり で 俺 たち に 近づく ?
輪廻 眼 。
古くから それ を 開眼 した もの を 正しく 導く の が →
我々 組織 に 託さ れた 使命 。
僕 の 眼 の こと を 知っている の か ?
お前 は この世 の 安定 を 夢みた →
六 道 仙人 の 意志 が 転生 した 生まれ変わり だ 。
大国 ばかり の 里 が 光 を 浴び →
お前 ら の 小国 の 里 は その 影 に あり 死に かけて いる 。
だからこそ ここ に 開眼 した のだ 。
光 が あたる ところ に は 必ず 影 が ある 。
勝者 と いう 概念 が ある 以上 敗者 は 同じく して 存在 する 。
平和 を 保ち たい と する 利己 的な 意思 が 戦争 を 起こし →
愛 を 守る ため に 憎しみ が 生まれる 。
これ ら は 因果 関係 に あり 切り離す こと は でき ん 。
(( 本来 は な ))
だが 勝者 だけ の 世界 平和 だけ の 世界 愛 だけ の 世界 …。
それ ら だけ の 世界 を つくる こと も できる 。
我々 が 協力 すれば その やり 方 を 知る こと が できる 。
( マダラ ) 輪廻 眼 の 本当の 力 を お前 が 手 に した とき →
すぐ に でも お前 ら の 世界 が 成就 する 。
さ ぁ 。
( 弥彦 ) そんな こと は でき ない 。
俺 たち を 利用 しよう って の か ?
お前 の 言って る こと は 都合 が よ すぎる 。
相手 の 痛 み を 知り 同じ ように 涙 を 流せて →
初めて 本当の 世界 へ 近づける 。
同じ ように 涙 を か …。
つまり 復讐 か ?
( 弥彦 ) いや そういう こと じゃ ない 。
理解 し 合う って こと だ 。
お前 こそ きれいごと を 口 に する な 。
この世 に そんな もの は ない 。
( 弥彦 ) 行く ぞ 小南 ! 長門 ! コイツ ら は 信用 でき ない 。
二度と 俺 たち に 近づく な 。
毎日 同じ 時間 に ここ に いる 。
お前 も いずれ 気づく こと に なる 。
♪♪~
( 鳩 助 ) 何者 だ !
この 村 の 用心棒 さ 。
警告 する この 村 から 立ち去れ 。
( 鳩 助 ) かまわ ねえ や っち まえ !
水 遁 水 乱 波 !
風 遁 烈風 掌 。
( 鳩 助 ) クソッ 近づけ ない 。
くたばれ !
( 小 南 ) 少し でも 動けば 串 刺し よ 。
この 村 に は 一 歩 たり と も 入れ させ ない 。
もう 諦め なさい !
《 雨 の せい ?》
《 今 だ 》
うわ ~ っ !
ごめん 大丈夫 ?
うわ ~ っ !
クソッ らち が あか ねえ 。
この 手 は 使い たく なかった が …。
♪♪~
テメエ ら 半 蔵 の 手下 か ?
額 当て は して る けど 手 下って わけじゃ ねえ 。
でも いつか 俺 たち も 半 蔵 みたいに 和 を もって →
世界 を 平和に 導こう と 思って る 。
要は 半 蔵 の 猿真似 って わけ か 。
猿真似 じゃ ねえ 。 俺 たち は この 里 に 平和 を もたらす 。
暴力 じゃ なく 話し合い で な 。
話し合い ?
この 里 は 大国 の 狭間 に ある んだ ぞ 。
ソイツ ら が 争い 続ける かぎり 戦 が なくなる わけ ねえ んだ !
強い ヤツ は 弱い ヤツ から すべて を 奪う 。
それ が 世の中 よ 。
俺 たち は そんな 考え を 変える ため に 戦って んだ 。
お前たち だって ホント は 平和 を 願って る はずだ 。
いい か 藁 は 1 本 じゃ 弱い 。
だが それ だって 3 本 集まれば ものすごく …。
えい ! もっと 集めりゃ →
少し は 丈夫な 藁 紐 に なる んだ よ !
弥彦 …。 演説 下手 ね 。
とにかく 命 まで 奪う つもり は ねえ 。
とっとと 失 せろ 。
俺 たち が また 襲わ ない 保証 は ねえ ぜ 。
お前たち が 諦めて 話し合う まで →
何 十 回 でも 何 百 回 でも だ 。
ただし 次 は もう 少し 痛い 目 に あう こと は 覚悟 して おけ 。
引きあげる ぞ 。
( 弥彦 ) お前 さっき 子供 を かばった ろ 。
礼 を 言う ぜ 。 俺 たち も 戦争 孤児 だ 。
アンタ ら 物好きだ ね 。
急に やって 来て この 村 を 守ら せて くれ だ なんて 。
( 弥彦 ) この 里 を 変える ため さ 。
この 里 から 戦 は なくなりゃ し ない 。
何も 変わりゃ し ない よ 。
弥彦 。
( 弥彦 ) どうやら 少し は 変わり そうだ ぜ 。
俺 たち は どうにも 半 蔵 の やり 方 が 生ぬるい 気 が して →
里 から 抜けた 忍 たち だ 。
だが こんな す れっか らし の 人生 に も →
嫌気 が さして きた とこ だった 。
アンタ の 目 を 見て たら もう 1 回 やり 直して みて ぇ →
そんな 気 が して きた 。
だからといって 今更 半 蔵 の 元 に 戻る 気 は ねえ 。
俺 たち を アンタ たち の 舎 弟 に して くれ 。
ダメだ ! 何 !? さっき アンタ …。
舎 弟 は ダメだ 。 仲間 なら いい 。
俺 は 弥彦 。 それ に 長門 と 小南 だ 。
俺 の 名 は 韋駄天 の 鳩 助 。
情報 を かき集める なら この 足 に 任せて くん な 。
だったら この 里 で →
ここ と 同じ ように 苦しんで る 村 を 探して くれ 。
( 長門 ) 弥彦 。 何 だ ?
僕たち に 名前 を 付け ない か ?
人数 も 増えた し いずれ 必要に なる 。
名前 か …。
なら 暁 …。
( 弥彦 ) この 国 は 戦争 に 苦しめ られて →
ずっと 泣いて いる 。
だからこそ 俺 たち は この 国 を →
いや この 世界 を 変える 暁 に なる !
暁 。 いい 名前 だ わ 。
暁 ここ に 結成 じゃ !
( みんな ) おう !
なんか あっという間 に で かく なって きた な … 暁 。
( 長門 ) 弥彦 の 夢 に 共感 した んだ よ 。
みんな ホント は 戦い に 疲れきって た んだ 。
みんな が 結束 すれば きっと 平和 は くる 。
うん 。
そう いえば 小南 は ?
さっき 外 に 出て った けど ? なんで ?
さあ …。
( 弥彦 ) これ って …。 小南 の …。
「 拝啓 小南 様 。 あなた を ひと目 見た とき から …」。
これ って !? ラブ レター だ ね 。
「 あなた の お 気持 を 伺い たく →
裏 の テラス にて 待ち 続け 候 … 鳩 助 」。
まさか 小南 そこ に 行った の か !? さあ …。
( 長門 ) 弥彦 何 か 用事 が ある んじゃ ない ?
うん ? あっ そ … そうそう ! 忘れて た 。 トイレ !
アハハ ! もれちゃ う もれちゃ う 。
あの 野郎 …。
足 だけ じゃ なくて 手 も 早かった の か 。
( 長門 ) 仲間 が 多く なる って こと は 恋 敵 も 多く なる って こと だ ね 。
まったく だ ぜ … って 長門 !
弥彦 は 小南 が 好きな の ?
バカ ! そんな ん じゃ ねえ って 。
小南 は 弥彦 の こと 好きだ と 思う よ 。
えっ ?
( 長門 ) あっ 帰って いく よ 。
そこ に いる んでしょ ? 弥彦 長門 。
小南 … 何て 答えた んだ ?
暁 の 夢 を 叶える まで 恋愛 なんて して る 暇 は ない って 言った の よ 。
そう でしょ ?
小南 …。 ( 小 南 ) 弥彦 。
ちょっと 修業 の 相手 を して 。
その 術 は 雨 の 中 じゃ 効か ない ぜ 。
油 紙 か 。
考えた な 。 工夫 して みた の 。
グズグズ して る と 置いて いく わ よ !!
そう は いく かよ !