NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 16 - 359 - 惨劇 の 夜
( ダンゾウ ) 任務 の 増加 に 伴い 暗部 の 班 を 増やす こと に した 。
その 隊長 を イタチ お前 に 任せる 。 ( イタチ ) はっ 。
反対 は せ ぬ が しか し 若い のう 。
いく つ だ ? 13 です 。
もっと 若く して 上 忍 に なった 忍 は いくら でも いる 。
暗部 入り して 2 年 で 隊長 か 。
暗部 の 隊長 で は いちばん 若い だろう 。
新しい 班 の 隊員 は わし の 暗部 から 出す こと に する 。
( カカシ ) お前 は ダンゾウ 様 の 暗部 に 移る と いう こと か 。
どう な のでしょう ?
上 の 政治 的 かけ引き に 巻き込ま れる な よ 。
カカシ 隊長 。
この 2 年間 お 世話に なり ました 。
おいおい 部署 が 変わる だけ で 同じ 木 ノ 葉 の 忍 でしょ 。
遠く へ 行 っち まう わけじゃ ない んだ から 。
( テンゾウ )13 歳 です よ 。
それ を 暗部 の 隊長 に です か 。
( カカシ ) ま ぁ ただ の 忍 じゃ ない から な 。
( テンゾウ ) 写 輪 眼 を 持つ と は いえ 13 で 隊長 と は 大 抜擢 です よ 。
どうした ? 夕顔 。
( 夕顔 ) 今日 から ろ 班 に 配置 換え に なり ました 。
お前 が 補充 要員 か 。
よろしく お 願い し ます カカシ 先輩 。
( フガク ) よし 気 を つけ !
お前たち の 規律 ある 行動 に 期待 する 。
( みんな ) は っ !
警務 部隊 が 武装 を 強化 して いる と いう 報告 が あがって きた 。
これ が 意味 する ところ は 何 だ ?
うち は の 里 へ の 不満 が →
再び 高まって い ます 。
このまま で は いかん か 。 はい 。
木 ノ 葉 の 結 界 システム の こと は 知って おる な 。
無断 で 里 へ 侵入 した 者 を 感知 する やつ です ね 。
その 結 界 を 何者 か が すり抜け →
里 へ 侵入 を 繰り返して おる ようじゃ 。
結 界 を 抜ける 暗号 の 術 式 は →
木 ノ 葉 でも 一部 の 者 しか 知ら ぬ はずな のだ が 。
裏切り者 が もらした か →
結 界 術 を 破る 方法 を 持つ 術 者 が いるか である 。
裏切り者 なら 術 式 を 変更 して あぶり出す こと も できる が →
わし は 結 界 を すり抜ける 術 者 が いる と 考えて いる 。
認め たく は あり ませ ん が …。
お前 に この 件 を 調べて もらい たい のだ 。
部分 結 界 システム の 配置 図 だ 。
特に 反応 頻度 の 高い 地域 が ある 。
ここ は ? うち は 地区 の 周辺 だ 。
できれば 中 に 結 界 システム を 配置 し たい が →
あそこ は 彼ら の 自治 区 だ から 手 が 出せ ない 。
暗部 の 調査 と は わから ぬ ように 頼む ぞ 。
( ガイ ) ん ?
( ナルト ) いい か ?
ぜ って ぇ お前 なんか に 負け ねえ かんな !
( サスケ ) 勝手に ほえて ろ 。 うる せ ぇ !
うるさい の は お前 だ よ 。
ふ ぅ ~。 妙な 場所 に いた な 。
今更 アカデミー で 何 だ ? 実は 今度 俺 →
担当 上 忍 を やる こと に なった んだ 。
へ ぇ ~ お前 が 下 忍 を 預かる の か 。 おう よ 。
しかし いったい どんな 生徒 を 受け持つ の か →
正直 不安だ 。
すかして んじゃ ねえ よ サスケ !
お前 は うっとうしい んだ よ 。
うる せ ぇ !
ハハハッ ! ああいう 生徒 だ と 苦労 する かも しれ ん な 。
ちょっと つきあって くれ 。
何 だ 勝負 か ? 散歩 だ 。
ここ は うち は 一族 の 地区 じゃ ない の か ?
街並み に 風情 が ある ぞ 。
入る の は 初めて だ 。
俺 は 何度 か 来て いる 昔 な 。
お ぉ ~ 確かに 風情 の ある せんべい 屋 だ 。
(( おい 何 を して いる ?
集合 時間 は とっくに 過ぎて んだ ぞ ))
この 家 が どうした ? いや 。
しかし この せんべい は うまい な 。
わざわざ 買い に 来る 価値 は ある な 。
他 に も ここ ならでは の 名物 が ある 。
頼む 教えて くれ 。
ここ が 何 だ ?
うち は の 氏神 を 祀 る 南 賀 ノ 神社 だ 。
俺 は 無 宗教 だ 。
ま ぁま ぁ そう 言わ ず に おみくじ でも 引いて いか ない ?
ふむ …。
カカシ 隊長 ! イタチ 。
どうして ここ に ?
ちょっと 昔 を 思い出して な 。 お前 は ?
俺 は ここ の 人間 です よ 。 よく 来 ます 。
隊長 に なって から どう だ ?
別に 変わり ませ ん 。
同じ ような 任務 を こなして い ます 。 そう か 。
おい カカシ 大吉 だ !
大吉 が 出た ぞ !
侵入 者 が 何者 であれ →
その 目的 を 絞り 込む だけ の 情報 が 足り ませ ん 。
部分 結 界 システム に それぞれ 人員 を 配置 し →
結 界 班 と 連携 して 反応 が あれば 対応 する 。
と いった 人海 戦術 を 展開 し ない かぎり →
侵入 者 の 発見 は 無理です ね 。
今 この 件 に そこ まで の 人員 を 割く 余裕 は ない のう 。
警務 部隊 に パトロール を 強化 して もらう しか →
ない でしょう が …。 どうした ?
いえ 久しぶりに うち は 地区 へ 行った んです が →
なんか こう 昔 と は 雰囲気 が 違い まして ね 。
ピリピリ して る と いう か …。
閉鎖 的であった か 。
そう です ね 一族 以外 の 者 が 入る の を →
嫌う 雰囲気 が あり ました 。
そう か 警務 部隊 の 件 は 上層 部 で 検討 する 。
この 任務 は 終了 で よい 。
好都合だ 里 の 防衛 を 名目 に 新たに パトロール 隊 を 組織 する 。
うち は の 警務 部隊 から 職務 を 移行 し →
戦力 を 削 ぐ のだ 。 いや それでは →
逆に うち は の 反発 を 招く !
パトロール 隊 は 警務 部隊 で 組織 さ せ →
逆に 彼ら の 役割 を 増やして やる のだ 。
クーデター の 芽 を 摘ま ねば なら ぬ とき に →
うち は の 戦力 を 増やして どう する のだ !
うち は に クーデター は 起こさ せ ぬ !
当然だ 起こさ せて なる もの か !
2 人 と も 落ち着け 。
クーデター が 起きる か どう か は まだ わから ぬ 。
もう しばらく このまま 様子 を 見る の は どう か 。
その ため に 我ら に は イタチ が おる のだろう ?
イタチ は 来 ない の か ? ( フガク ) 任務 だ そうだ 。
うち は 一族 は 木 ノ 葉 に 革命 を 起こす 決意 です 。
なん じゃ と ?
証拠 を つかんだ のだ な 。
はい 。
( イタチ ) おい 。
アンタ に 協力 して もらい たい こと が ある 。
うち は に クーデター は 起こさ せ ぬ 。
その こと だけ は わし も お ぬし も 同じ 考え の はずだ 。
うむ 。
待て まだ 結論 は …。
うち は が 準備 を 整えて いる 以上 →
こちら も 準備 して おか ねば なら ん 。
準備 だけ だ ぞ ダンゾウ 。
( イタチ ) 今夜 決行 する 。
いい だろう 。 約束 どおり 手 を 貸して やる 。
では 手はず どおり に 頼む 。
俺 が うち は 殲滅 に 手 を 貸す の は 復讐 の 他 に 別の 目的 が ある から だ 。
それ に は 目 を つぶって もらう ぞ 。
この 写 輪 眼 を お前 の やる こと に 向ける な と ?
そう だ それ が 俺 が お前 の 弟 を 殺さ ぬ 証し で も ある 。
写 輪 眼 を 持た ぬ 子供 に 用 は ない 。
だから 安心 しろ か 。
俺 に は もう アンタ を 信頼 する しか 道 は ない んだ が な 。
行き場 を 失ったら 俺 の 組織 へ 来い 。
アンタ の 組織 ? 名 は 暁 。
( 鳴き声 )
( テンゾウ ) 第 一 級 警戒 態勢 です 。
( カカシ ) 出動 準備 急げ !
なんだ 貴 様 !
出動 !
わし の 班 は 木 ノ 葉 警務 部隊 本部 へ 。
わし の 班 は うち は 地区 だ 。
ひで ぇ 。 いったい 何 が ?
生存 者 を 確保 せよ 。
生存 者 1 名 発見 。
医療 班 へ 運べ 。
他 は みんな やられて い ます 。
遺体 は すべて 回収 せよ 。
よい な ? すべて だ 。 屋内 も 見逃す で ない ぞ 。
しかし これ は いったい 何者 の 仕業 な んです ?
( ダンゾウ ) うち は イタチ だ 。 イタチ が ?
うち は イタチ は 己 の 一族 を 嫌い 憎んで いた 。
そこ で うち は シスイ を 殺し その 眼 を 奪い →
うち は の 同胞 と 争い ごと を 引き起こした 。
そして とうとう この 凶行 に 及んだ のだ 。
アイツ が ? そんな …。
グズグズ する な 作業 に かかれ !
これ で すべて 解決 した な 。
何 が 解決 だ ?
わし ら の 喉元 に 太い 骨 が 突き刺さった と いう こと が →
わから ん の か ? ほんの 小 骨 だ 。
ダンゾウ よ お ぬし の 独断 専行 を もはや 許して は おけ ぬ 。
今 この とき より 火影 の 補佐 役 を 解任 する 。
しかし ヒルゼン わし は …。
里 の ため と いう の なら うち は 一族 も 里 の 者 であった 。
お ぬし の 根 の 暗部 も 解体 する 。
追って 正式に 処遇 を 決める 。
それ まで 謹慎 せよ 。
ダンゾウ 様 遺体 の 数 が 合い ませ ん 。
なんだ と ?
消えた ように なく なって いる のです 。
俺 は すべて を 見た 。
そして これ から も 見て いる 。
お前 が サスケ に 手 を 出せば →
里 の 機密 情報 すべて を 敵国 に 教えて やる 。
おのれ …。
これ が イタチ の 憎しみ から だ と いう の なら →
根 が 深い です ね 。
生存 者 が たった 一 人 なんて 。
運び出す ぞ 。 はい 。
暗部 と は いえ なんて 任務 だ 。
ん ?
《 アイツ どうした ん だ ?》
コラッ !
( アスマ ) 一族 同胞 皆殺し か 。
皆殺し で は ない 。
子供 が 一 人 生き残って いる そうだ 。
( アスマ ) 同じ こと だ 。 うち は 一族 は 壊滅 さ せ られた んだ よ 。
それ も たった 一 人 に な 。
うち は イタチ が ビンゴブック 入り する なんて →
思い も し ませ ん でした よ 。
しかも いきなり S クラス 入り 。
まっ あれ だけ の 同胞 を 殺した んです から 。
どう し ました ? 先輩 。
結局 俺 は アイツ の こと を →
何も 知ら なかった と いう こと か 。
何も 理解 して い なかった んだ な 。
そう いえば うち は 地区 です が 取り壊す そうです ね 。
壊す ?
あれ だけ の 事件 の 起きた 場所 です から →
今 の まま じゃ 誰 も 寄りつこう と は し ませ ん よ 。
オビト … あれ から 俺 は 何 を やって る んだろう な ?
何 か 言い たい こと が あって 来た のだろう ?
人 払い を して おいた 。
( イタチ ) ご 配慮 感謝 し ます 。
まずは 礼 を 言う 。
これ で 木 ノ 葉 は 内戦 を 免れた 。
里 の 平和 は 守ら れた のだ 。 はい 。
しかし 他の 手段 は なかった もの か と →
今 も 残念に 思って おる 。
申し訳 あり ませ ん 。
謝る の は わし だ 。
これ より 木 ノ 葉 は お前 を 一族 殺し の 抜け 忍 と し →
ビンゴブック に 載せ 生死 を 問わ ず 捜索 する 。
当然です 。
これ から どう する ?
暁 と 名乗る 組織 の 手 を 借り ました 。
その者 が 約束 を 違え ぬ ように そば に 身 を おく こと に し ます 。
暁 に 入る と いう の か ?
サスケ の 命 を 守る ため に 三 代 目 も それ を 確約 願え ます か ?
お前 の 弟 は これ まで 同様 →
他の 子 と 同じ ように アカデミー に 通い →
木 ノ 葉 の 忍 と して 育つ であろう 。
何一つ 不自由 は させ ぬ が →
お前 へ の 憎しみ まで は 取り除く こと は でき ぬ ぞ 。
その 憎しみ 背負う 覚悟 は できて い ます 。
もう 行け ! 里 を 包む 結 界 の 術 式 は 変更 せ ず に おく 。
サスケ の こと が 心配 なら いつでも 忍び込んで まいれ 。
三 代 目 …。
あなた の その 優し さ を →
うち は の 者 たち が 理解 し なかった の が 残念です 。
なに わし は ただ 甘い だけ よ 。
それゆえに この 悲劇 を 生んだ のだ 。
ダンゾウ の 根 の 者 と わし の 暗部 の 者 を 再 編成 し →
人員 を 他 に 振り向けよう と 思って いる 。
警務 部隊 を 新たに 立ち上げ ねば なら ぬ しな 。
うむ … 警務 部隊 は 一族 に とらわれ ず →
広く 人材 を 集めよう 。
里 の 将来 を 見据え 適材 を 適所 に 配置 せ ねば 。
お呼び でしょう か ?
のう カカシ よ 。 お前 が 暗部 に 入って 何 年 に なる ?
四 代 目 の とき に 入隊 して から 10 年 近く に なる でしょう か 。
もともと は お前 が 抱えた 心 の 闇 を 晴らして やろう と →
ミナト は お前 に 暗部 を やら せた のだ 。
自分 の そば に お前 を 置いて おく ため に 。
そんな 気 は して い ました 。
その ミナト が 死に わし が 火影 に 再任 さ れた とき →
ミナト の 暗部 を そのまま 受け継いだ 。
だが わし の そば に 置いた ところ で →
お前 の 闇 が 晴れる もの で は ない 。
むしろ 深まる ばかりだ 。
その 面 を 取れ !
10 年 か 。
ちと お前 に 頼り すぎた な 。
ここ に 暗部 の 任 を 解く !
そして 新たな 任務 を 言い渡す 。 はっ !
担当 上 忍 を やれ !
は あ ?
( 開演 ブザー )
[ スピ ー カ ] 皆様 お 変わり ございませ ん か ?
[ スピ ー カ ] 美 空 ひばり です 。
[ スピ ー カ ] で は 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。
『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』→
2 時間 スペシャル !
今回 は ご覧 の 豪華な 歌手 の 皆さん に よる →