NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 16 - 360 - 担当 上 忍
( ガイ ) おう ! カカシ で は ない か !
こっち で 一緒に だんご を 食わ ん か ?
うん ?
《 カカシ : 俺 が 下 忍 の 担当 上 忍 ?》
《 ミナト 先生 …》
(( カカシ : 遅い ぞ オビト !
( ミナト ) やっと 来た ね ! キミ が オビト か 。
( リン ) 待って た よ 。
( オビト ) ハァ … ギリ か …。 大 遅刻 だ よ !
もう 自己 紹介 は 終わって いる 。 あと は キミ だけ 。
俺 は 火影 に なる !
うち は オビト だ !
ん でも って 俺 の 火影 岩 に は トレードマーク の ゴーグル と →
更に 写 輪 眼 も しっかり 彫って もらう !
それ で 他 里 に ニラミ を きかせて や ん のだ !
は ぁ …。 写 輪 眼 で メンチ きって る →
俺 の 火影 岩 に ビビッ て →
ここ に は 手 を 出さ ねえ ように な !
そんな の は 火影 に なって 写 輪 眼 を 開眼 して から 注文 しろ !
だいたい ゴーグル して たら 写 輪 眼 は 彫れ ないだ ろ !
ゴーグル の 上 から 彫れば いい だろう が !
それ だ と 目 が 飛び出て る みたいに なる ね 。
とにかく 俺 と 同じ 夢 を 持って る 部下 が できて 嬉しい よ 。
今日 から キミ の 上司 に なる ミナト だ 。 よろしく !
おう !
ハハッ ! ともかく 4 人 で 最初の 演習 を やる よ 。
は はい !
この 演習 は キミ たち の チームワーク を 見る ため だ 。
チームワーク ?
この 2 つ の 鈴 を 僕 から とれたら 演習 終了 。
簡単だ ろ 。
鈴 が 2 つ と いう こと は …。 え ?
そういう こと !
え ? どういう こと ?
3 人 の うち 1 人 は 脱落 って こと だ 。
えっ !?
察し が いい ね ! さあ はじめる よ ))
俺 が お前たち の 担当 上 忍 と なった →
はたけ …。 カカシ 先生 だ ろ !
あいさつ なんて どう だって いい から →
さっさと 始めよう ぜ !
お前たち に やって もらう の は 脱落 率 66%…。
《 あの 演習 の とき 俺 は チームワーク なんて 考えちゃ い なかった 。
そして その こと を ミナト 先生 は 気づか なかった 》
(( みんな 合格 だ !
このまま チームワーク を 高めて いこう ね 。
オッス ! はい !))
つまり お前 ら の うち 1 人 は →
確実に アカデミー へ と 戻さ れる って わけだ 。
《 ミナト 先生 が 気づか なかった の も 無理 は ない 。
俺 は チームワーク と 見せかけ 2 人 を 利用 した 》
《 手加減 して くれて いる の は わかる 。
だが ミナト 先生 の レベル は 高 すぎる 。
俺 一 人 じゃ どうにも なら ない 》
(( 惜しい !
まだまだ その 程度 じゃ とら れる わけに は いか ない よ 。
《 やはり そう だ !
ミナト 先生 は 相手 に 合わせて 手加減 の レベル を 変えて いる !
オビト や リン に 対する とき と …。
俺 に 対する 時 と で は →
あきらかに 手 の 抜き 方 が 違う 。
このまま なら 100% 鈴 を 奪う こと は でき ない 。
任務 を 達成 する ため に は …》
オビト リン 。
アカデミー で やった 最初の フォーメーション だ 。
は ぁ ? あんな 単純な フォーメーション が →
ミナト 先生 に 通用 する と は 思え ない けど …。
やる んだ !
やって み なけりゃ わから ない か 。
何も し ねえ より は マシ だ な 。
その 作戦 の って やる よ 。
いく ぞ ! おう ! ええ ))
《 カカシ : ミナト 先生 が 見せる 唯一 の 隙 。
そこ を 狙う ため に 2 人 を おとり に 使えば チャンス は ある 》
さあ 始めよう か 。
( 鈴 の 音 )
《 あんな の は チームワーク なんか じゃ ない 。
あの とき ミナト 先生 が 俺 に チームワーク の 素養 が 欠けて いる と →
判断 して くれて いれば …》
ああ !
お 先 に 鈴 を とら せて もらう ぜ 。
脱落 は お前 で 決まり だ な 。
《 そう じゃ ない あれ は …。
あれ は ミナト 先生 の せい なんか じゃ ない 》
《 俺 は 責任 を 転嫁 して →
現実 から 逃げよう と して いる だけ だ 。
だからこそ …。
コイツ ら の チームワーク を 見極め ねば なら ん 》
無 様 だ な 。
名門 の 名 が すたる ぜ 。
は ぁ !? そりゃ お前 の こと だ ろ 。
いやだ ね や だ や だ 。
こんな 連中 と 同 レベル で 扱わ れる なんて な 。
なに !? ハハハハハ !
沸く 沸く ! お茶 が ヘソ で 沸く って な もんだ ぜ 。
なあ 俺 いい こと 思いついちゃ った ぜ 。
奇 遇 だ な 俺 も 思いついた こと が ある んだ 。
ヘッ 。 ヘヘッ 俺 も だ 。
先生 に 手間 かけ させる の も 悪い から な 。
だ な 。 脱落 者 は …。
お 。 れ 。 が 。
(3 人 ) 決めて やる よ !
お前 ら …。
は ぁ ~!!
だ …。 えっ ?
お前 ら 全員 落第 だ 。
アカデミー から やり 直して こい 。
《 あの 凍りついた 視線 …》
《 まるで あや つ の 心 の 闇 そのもの じゃ な 。
あやつ の 闇 を 晴らす に は まだ 時 が 必要 か 》
( 鈴 の 音 )
( 鈴 の 音 )
( 鈴 の 音 )
リン オビト …。
わかって る 。 チームワーク を 大切に し ない ヤツ を →
忍 に する つもり なんて ない よ 。
誰 が なんと 言おう と な 。
さて 今年 は どう なる こと やら 。
た ぁっ ! それ !
た ぁっ !
そんな こと で は アカデミー へ 逆戻り だ ぞ !
( リー ) う ぉ ~ っ 青春 フル パワー です !
( ネジ ) くっ … さすが 上 忍 。
俺 の 体 術 が 軽く いなさ れて いく 。
( テンテン ) もう アカデミー 卒業 したら 下 忍 だ と 思って た のに 。
落第 なんて しゃれに なら ない わ よ !
木 ノ 葉 剛 力 旋風 !
(3 人 ) うわ ~ っ !
もう 降参 か ?
諦め ませ ん !
僕 の 夢 は 体 術 のみ で 立派な 忍 と なる こと 。
その 夢 を 諦める わけに は いか ない のです !
フンッ つまら ん 。
だが 俺 とて ここ で 立ち止まる わけに は いか ない !
そう よ 。 憧れ の く の いち に 近づく んだ から 。
へこたれて なんか い られ ない !
( ガイ ) う ~ ん いい ぞ みんな !
青春 して いる じゃ ない か !
さ ぁ 体力 が 限界 を こえよう と も →
気力 を 振り絞れ !
よ ~ し この 俺 に 渾身 の 一撃 を 入れて みろ !
う ぉ ~ っ !
ああ ~ っ ! ああ ~ っ !
(3 人 ) いく ぞ !
お前 ら !
全員 合格 だ !
やり ました !
僕 は やり ました よ !
く 苦しい …。
ぷは ~ っ !
全員 合格 できて よかった です ね 。
こんな ところ で つまずく わけに は いか ない から な 。
でも あの 噂 の 先生 じゃ なくて よかった ね 。
前回 3 人 と も アカデミー へ 送り 返した と いう →
あの 上 忍 の こと です か ? うん 。
実力 に 運 も 不運 も ない 。
ソイツ ら に 力 が なかった だけ の こと 。
そう で も ない らしい わ よ 。
なんでも 忍 と して の 力 より も 大切な もの が ある と か なんとか 。
それ は 何 でしょう ?
やはり 一撃 必殺 の すごい 必殺 技 でしょう か ?
( ネジ ) 何 に して も 自分勝手な 基準 を →
押しつけ られて は たまら ん な 。
《 カカシ よ …》
兄ちゃん 本当に いい の かい ?
俺 たち だけ で 弁当 を 食う なんて 。
俺 の 言った こと が 間違って た なんて →
今 まで あった か ? ないだ ろ !
でも カカシ 先生 は い ない よ 。
つべこべ 言う な !
お前たち は 言わ れた とおり ルール を 守れば いい んだ 。
(( オビト : 確かに 忍 の 世界 で →
ルール や 掟 を 破る ヤツ は クズ 呼ばわり さ れる ))
( お腹 が 鳴る 音 )
(( けど な 仲間 を 大切に し ない ヤツ は それ 以上 の クズ だ !))
《 オビト … 俺 は …》
カカシ 先生 !
俺 は 落第 かも しれ ない けど 弟 たち は ルール を 守った んだ !
お前たち は …。
お前たち は 俺 の 命令 を 守った 。
ルール を 守った 。 だが 忍 に とって →
もっとも 大切な もの を 守れ なかった 。
何 だ そりゃ ? 白髪 野郎 !
お前 ら も アカデミー で 学び 直して こい 。
( アスマ ) 中 忍 試験 を 見送った ?
ガイ お前 に して は 慎重だ な 。
ああ 。
(( リー : えっ 中 忍 試験 です か !?
そう だ 形式 上 8 回 以上 任務 を こなして いれば →
中 忍 試験 に 参加 する 資格 が ある 。
ここ しばらく は ルーキー が 中 忍 試験 に 参加 した こと は ない んだ が →
どう だ 出て みる か ?
はっ …。
あん ? どうした リー ?
はい 自分 の 実力 が どの 程度 な の か →
試して み たい … その 思い は あり ます 。
でも …。 ( ガイ ) でも なんだ ?
僕 の 実力 が 試す に 値し ない こと は →
僕 自身 が いちばん わかって い ます !
( ガイ ) ふむ ネジ は どう する ?
フッ … 俺 も 今回 は パス だ 。
え ~ っ !? ネジ なら すぐに でも 中 忍 に なれる のに !
だからこそ 急ぐ 意味 は ない 。
そう か で は テンテン は ?
なら 私 も ! 次の 試験 まで に →
修業 を つんで 3 人 一緒に 受け ましょう !
みんな ! お前 ら !))
俺 は お前たち の ような 弟子 を 持って 嬉しい ぞ !
だんご だ ! だんご の おかわり を くれ !
は ~ い !
よく わから ん が お前 らしい な 。
( 紅 ) それ より も アカデミー を 卒業 した ばかりの →
下 忍 を 受け持つ って どんな 気分 ?
そう か お前 は 今回 が 初めて だった な 。
ん ? おい カカシ !
どう だ お前 も 一緒に こっち で だんご を 食わ ない か ?
なんだ アイツ ?
まるで 暗部 に いた 頃 の ような 暗い 目 を して いた 。
前回 も 全員 落とした らしい わ ね 。
それ は たいした 問題 じゃ ない 。
ああ それ より も 問題 な の は カカシ の 心 に 巣くう 闇 の ほう だ 。
まだ 引きずって る の ね 。
私 だって 同期 だった の よ 。 悲しんだ わ 。
でも いつか は 立ち直ら なきゃ 。
だ な 。
うむ 暗部 なんて 陰気な ところ に いる から →
鬱 々 と して いく んだ と 思って いた んだ が …。
(( 三 代 目 カカシ の ヤツ は 暗部 に は 向いて い ませ ん !
火影 様 に 意見 など おこがましい の は 承知 して い ます 。
でも 私 たち は 友 を 仲間 を 多く 失い すぎ ました !
今 の カカシ を 見て いる と まるで 死に 急いで いる ようで 。
だから 我々 は カカシ に 下 忍 を 任せて は どう か と 考えた のです 。
アイツ も 弟子 を 持てば 考え 方 も 変わって いく と 思う のです 。
ふむ お前たち も そう 思う か 。
それでは …))
は ぁ 俺 たち は よけいな こと を した の かも しれ ん な 。
暗部 に いて 忍 の 闇 を 見 続ける より →
未来 の 忍 たち を 指導 する こと の ほう が →
希望 を 見いだし やすい と 思った のだ が …。
三 代 目 ! 三 代 目 ?
う お ~ 三 代 目 !?
まあ よい 。 そのまま 茶 を 続け なさい 。
わし も 一 杯 もらう と しよう 。
なるほど のう 。 ホホホホホ …。
何 が おかしい んです ? あなた は いつも →
我々 を 子供 扱い して …。 アスマ !
いや 笑って すま なんだ 。
だが 子供 扱い した の は 確かに そうじゃ 。
《 カカシ : ミナト 先生 俺 の やり 方 は 間違って いる んでしょう か ?》
( みんな ) カカシ 先生 !
は はい ?
( みんな ) チーッス !
カカシ 先生 俺 たち 今 アカデミー の しつけ 担当 を して る ん す 。
やっぱり 基本 は 挨拶 から だ なって ね 。
今 の 挨拶 は そこそこ よかった ぞ 。
次 も しっかり やる んだ ぞ 。
( みんな ) は ~ い !
それ じゃ 失礼 し ます 。 (2 人 ) 失礼 し ます !
( みんな ) 失礼 し ます !
(( 挨拶 なんて どう だって いい から さっさと 始めよう ぜ ))
アイツ ら が ねぇ …。
カカシ 先生 じゃ ない です か 。
ん ?
お前たち は …。
(3 人 ) ありがとう ございました !
え ? えっ !?
俺 たち あの 演習 で カカシ 先生 に 落第 くらって 。
変わる こと が できた んです 。 は ?
今 まで ずっと 兄ちゃん に 頼り っぱなし で →
自分 の 意見 なんて 言った こと なく って 。
本当 は あの とき だって →
兄ちゃん に 弁当 を 食べ させ たかった んです 。
だから あの 演習 の あと 俺 たち も 自分 の 意見 を →
ちゃんと 言わ なきゃ って 。 ね ? うん 。
弟 たち を 引っ張る つもり が いつの間にか →
弟 たち の 意見 を つぶして た なんて 。
俺 も 反省 し ました 。
(3 人 ) だ から カカシ 先生 に は 感謝 して い ます !
《 感謝 ? 俺 に ?》
師 は 弟子 に 修業 を 与え そして 弟子 から 学ぶ のじゃ よ 。
そう やって 互いに 高め 合い 成長 して いく 間柄 こそ →
本当の 師弟 と 呼べる のじゃ 。
お前たち に も 立派な 師弟 関係 を 築いて くれる こと を 望んで いる 。
もちろん カカシ に も な 。
三 代 目 それ もし かして …。
おっと まだ 極秘 だ が な 。
カカシ が 今年 担当 する こと と なる アカデミー の 卒業 生 じゃ 。
なかなか の 個性 派 ぞろい じゃ ろ 。
( 開演 ブザー )
[ スピ ー カ ] 皆様 お 変わり ございませ ん か ?
[ スピ ー カ ] 美 空 ひばり です 。
[ スピ ー カ ] で は 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。
( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。
( 松丸 ) 今回 は ご覧 の 豪華な 歌手 の 皆さん に よる →
華麗な ステージ を お 届け いたし ます 。