NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 16 - 361 - 第 七 班
このたび お ぬし に 担当 して もらう 下 忍 たち じゃ が 。
( カカシ ) また 俺 に です か ?
そう 嫌な 顔 を する な 。
ガイ は すでに 下 忍 たち と 班 を 組んで 任務 に も 出て いる 。
お ぬし も 早く 弟子 と 任務 に 出 たい と 思わ ん の か 。
は ぁ 。
まあ よい 。 今度 の 下 忍 たち に は →
少なからず お ぬし も 興味 を 持つ じゃ ろう 。
( カカシ ) ここ は 。
うむ うずまき ナルト の 家 じゃ 。
四 代 目 の 忘れ形見 。
あの 子 が 下 忍 に 。
ハハッ 少し は 興味 を 持った ようじゃ の 。
( カカシ ) ここ が ナルト の 家 ね 。
そう だ 。
《 この 牛乳 かなり 賞味 期限 が 過ぎて いる 》
《 あの きっちり した ミナト 先生 の 子供 と は 思え ない な 》
マヌケ なや つ だ が →
お前 に 見張ら せる の が いちばん だ 。
お前 は 鼻 が きく 。
それ から お前 の 班 に は 例の うち は 一族 の サスケ も いる ぞ 。
健闘 を 祈る 。
了解 。
《 こりゃ 大変な こと に なり そうだ 》
次 は く の いちの …。
( メブキ ) よう こそ 三 代 目 様 ! それ に カカシ 先生 !
このたび は うち の サクラ が お 世話に なり ます 。
どうぞ どうぞ 中 へ !
( キザシ ) チャチャ っと 茶 でも 出し ます んで !
なん ちゃ って 。 や だ もう あんた ったら ~!
( 笑い声 )
オホン ! 一応 おしのび で 来て おる んで の 。
生徒 の 家 で 茶 を 呼ば れた と あって は →
他の 生徒 の 親 から 何 を 言わ れる か わから ん のじゃ 。
そんな かたい こと おっしゃら ず !
そう そう みんな 火影 様 の おかげ で →
安心 して 暮らして んだ から カゲ で 文句 なんて 言 いやしま せ ん よ 。
さ さっ カカシ 先生 も !
娘 の 先生 に なる 人 なんだ から 遠慮 なさら ないで ね →
さ さっ どうぞ どうぞ !
《 カカシ : こりゃ ほんとに 大変だ 》
最後 は うち は サスケ の 家 じゃ 。
かつて は 特別な 自治 区 に 暮らして いた うち は の 一族 も →
今や サスケ 一 人 。
ふむ サスケ の 父 うち は フガク は 厳格な 男 だった から な →
しつけ も よかった と 見える 。
兄 の イタチ も きっちり と して い ました から ね 。
ああ そう じゃ った な 。
イタチ も お ぬし の 下 に つけて いた な 。
兄 同様 よろしく 頼む ぞ 。
父 フガク に 代わって わし から の 願い じゃ 。
イタチ に は 教える こと なんて 何ひとつ あり ませ ん でした よ 。
写 輪 眼 に して も 俺 以上 の 眼 を 持って いる ようで したし 。
とはいえ 木 ノ 葉 で 写 輪 眼 を 持つ の は →
今や お ぬし のみ 。
サスケ が 写 輪 眼 を 開眼 できる か どう か は わから ぬ が →
その とき に は お ぬし が サポート して やって くれ 。 は ぁ 。
(( オビト お前 。
( オビト ) ここ は … 仲間 は 俺 が 守る ))
《 オビト …》
(( リン : カカシ …))
《 リン …》
この 眼 に は 悲劇 が つきまとい ます 。
できれば 写 輪 眼 など 開眼 し ないで →
終わる ほう が いい の かも しれ ませ ん 。
ですが …。
ですが よくも 悪く も →
この 眼 に は 友 が 仲間 へ の 思い が →
重要な カギ を 持つ ようです 。
悲劇 を 引き起こす の が 思い の 裏返し と 考えれば →
そう は なら ぬ よう 仲間 を 大切に 思う 気持 を →
見極める 必要 が あり ます 。
ああ 今年 も →
お ぬし の 審査 基準 は 変わら ぬ ようじゃ な 。
《 しかし ナルト と は 対照 的な 部屋 だ な 》
なぜ な んです ? 何 が じゃ 。
なぜ あの 3 人 を 俺 の 担当 に した んです ?
確かに ドジ な 落ちこぼれ に 優秀な エリート →
そして 賢い く の いち 。
かつて の ミナト 班 の ようじゃ な 。 あっ 。
そ それでは わざと 俺 に 。
カカシ よ わし も 火影 じゃ 。
個人 的な 思惑 で 人事 を 決めたり は せ ん 。
適材 適所 人材 の 配置 に は →
頭 を 悩ま せて おる 。
アカデミー の 教師 が どう 思って いる か は 別 と して な 。
(( イルカ : サスケ と ナルト を 同じ 班 に 。
なるほど サスケ は 卒業 生 27 名 中 一 番 の 成績 。
対して ナルト は 最 下位 。
班 の バランス を とった と いう こと です ね ))
今や 忍 も 集団 行動 。
班 編成 が 任務 の 成功 率 を 大きく 左右する 。
ゆえに 専門 班 の バリエーション を 持つ こと が →
里 を 治める 者 の 責務 と なる 。
例えば 昨年 編成 した ガイ 班 。
アカデミー の 教師 が 言う ような バランス で は なく →
体 術 に 大きく 特化 した 班 編成 じゃ ろう ?
確かに 。
今年 は 更に 索敵 に 特化 した 班 。
秘伝 忍術 に よる 戦術 特化 班 など も 編成 する つもりじゃ 。
そういう 意味 で は ナルト は 九 尾 の 人 柱 力 だし →
サスケ も うち は の 写 輪 眼 を 開眼 する 可能 性 を 持って いる 。
さっき も 言った が サスケ の 写 輪 眼 を サポート できる の は →
お ぬし しか おら ん から な 。
《 先 を 考えれば →
サスケ に は 九 尾 を コントロール できる →
写 輪 眼 を 開眼 して もらわ ねば なら ん 。
あの 夜 の 悲劇 を 繰り返さ ぬ ため に も 》
2 人 が 特殊な の は わかり ました が →
あの サクラ と いう 女の子 は ?
ん ? さて →
よい く の いち と なる 素質 は ある と 思う が →
今 の ところ は 普通じゃ のう 。
じゃ が な …。
(( 大 蛇 丸 : 手 裏 剣 影 分身 の 術 。
《 ほう こや つ →
わし の 技 を もう 盗み おった か 》
( 綱 手 ) やる な 大 蛇 丸 。
( 自 来 也 ) ん ~ 俺 だって 。
何 自 来 也 まで か ?
へ ぇ 。
しゅ 手 裏 剣 ありったけ の 術 ))
才能 は 人 を 引きつけ →
男 は 女 を 意識 し →
競争 は 互い を 成長 さ せて いく のじゃ 。
頑張れ 。 いけ ~!
つまり 班 の 成長 も 考慮 に いれて いる と ?
そういう こと じゃ 。
《 カカシ : 確かに オビト も →
リン に 認め られよう と 必死だった 。
でも …》
三 代 目 の 考え は わかり ました 。
しかし 自分 は 二 度 も →
三 代 目 が 考える 班 編成 に 失敗 した 男 です 。
やはり 自分 に は 担当 上 忍 なんて 向いて い ない と しか 。
個人 的 感情 で 落第 さ せた の か ? いいえ 。
うむ … 彼ら に は 悪い こと を した が 厳しい 忍 の 世界 じゃ →
若い うち に 気づいて おいた ほう が よい こと も ある 。
結果 的に 彼ら の 人生 に は 重要だった はずじゃ 。
ですが それ は たまたま 結果 オーライ だった だけ で は …。
そう かもし れ ん 。 が わし は そう なる と 信じた のじゃ 。
信じて お ぬし に 託した のじゃ 。
( カカシ ) 三 代 目 …。
ミナト も そう じゃ った 。
( カカシ ) えっ ミナト 先生 が !?
(( うむ … 演習 の 報告 書 だけ 見る と →
カカシ の 独断 専行 と とれ なく も ない が 。
( ミナト ) カカシ の 力量 や 才覚 は 卒業 生 の 中 で は ズバ 抜けて い ます 。
そして これ から の 成長 も 楽しみな 下 忍 です 。
確かに サクモ さん の こと も あって か →
いこじに なる ところ も あり ます が →
すぐに チームワーク の 重要 性 に 気づく と 私 は 信じて い ます 。
信じる か … うむ そう じゃ のう 。
では そう 信じる お ぬし を わし は 信じよう か の ))
《 ミナト 先生 は 気づいて いた … 俺 の 浅はかな 作戦 に 。
それ でも 俺 が いつか 気づく と 信じて 》
弟子 を 信じて 見守る これ も また 師 の あり かた じゃ 。
《 父さん 俺 は 父さん を 否定 する ような 生き 方 を して しまった 》
(( オビト : 俺 は 白い 牙 を 本当の 英雄 だ と 思って る 。
( オビト ) 確かに 忍 の 世界 で ルール や 掟 を 破る やつ は →
クズ 呼ばわり さ れる 。 けど な →
仲間 を 大切に し ない やつ は それ 以上 の クズ だ ))
( 鈴 の 音 )
《 けど 次の 世代 の 子供 たち に は あんな 悲劇 は →
二度と 起こさ せる わけに は いか ない んです 》
( ナルト ) あんた が 俺 たち の 先生 か ?
俺 は うずまき ナルト 火影 に なる 男 だって ば よ !
( アスマ ) 奈良 シカマル 秋 道 チョウジ 山中 い の 。
(3 人 ) はい ! ( アスマ ) 俺 が お前たち の 班 の →
担当 上 忍 と なる 猿 飛 アスマ だ 。
早速 ミーティング に 入る いく ぞ ! (3 人 ) あ …。
( シカマル ) じゃあ な 。 ( チョウジ ) お 先 !
( い の ) サスケ 君 また ね !
( サクラ ) さっさと 行け ! イノブタ !
なんだ シカマル たち の 先生 か よ 。
次 こそ 俺 たち の 先生 が 来る って ば よ !
( キバ ) いい や 俺 たち の 先生 に 決まって る ぜ !
な ? 赤 丸 。 ( 赤 丸 ) ワンワン !
( 紅 ) 犬塚 キバ 油 女 シノ 日向 ヒナタ 。
( 紅 ) あなた たち の 担当 と なった 夕日 紅 よ 。 よろしく ね 。
ヘヘ ~ ドベ の いる 班 の 先生 は 来る の も ドベ って な !
(3 人 ) 遅い !
( カカシ ) 俺 を 待って いる の か ? テンゾウ 。
( ヤマト ) テンゾウ は やめて ください よ 先輩 。
なら 先輩 って の も もう 違う だ ろ 。
( ヤマト ) 先輩 は 先輩 です よ 。 暗部 を 辞めた から って →
そこ に 変わり は ない んです から 。
で 何 だ ? 俺 の 抜けた 穴 を うめる 大 活躍 だ と 噂 に は 聞いて いる 。
下 忍 の おもり を やって る 俺 を わざわざ 笑い に でも 来た の か ?
いいえ あれ から ずいぶん 経った のに →
先輩 は 変わら ない な と 。
悪い が 今日 の 俺 は 忙しい んだ 。
お前 の 相手 を して いる 暇 は ない 。
ハハハ … とっくに 下 忍 と の 顔合わせ の 時間 は →
過ぎて ます けど ね 。
じゃ また な 。
また な … です か 。
やっぱり 少し 変わった かな ?
今 と 過去 しか 見て い なかった 先輩 が 「 また 」 と は ね 。
ヒヒッ 。
《 カカシ : ベタ な いたずら か 。
だが いたずら も チームワーク が ある なら 》
キャハハッ 引っかかった 引っかかった 。
《 カカシ : 仕掛けた の は ナルト 》
先生 ごめんなさい 。 私 は とめた んです が ナルト 君 が …。
《 カカシ : サクラ は 言い訳 。 自身 の 保身 。
サスケ は 我 関せ ず 。 仲間 と すら 思って い ない ようだ な 。
チームワーク の かけら も なし … か 》
ここ に 鈴 が 2 つ ある 。
これ を 俺 から 昼 まで に 奪い取る こと が 課題 だ 。
もし 昼 まで に 俺 から 鈴 を 奪え なかった やつ は 昼 飯 抜き 。
《 仲間割れ を 誘う ため に 仕組んだ 演習 内容 だ 。
気づいて くれよ 》
鈴 を 取れ ない やつ は 任務 失敗 って こと で 失格 だ 。
つまり この 中 で 最低で も 1 人 は →
アカデミー へ 戻って もらう こと に なる わけだ 。
じゃあ 始める ぞ 。 よ ~ い スタート 。
《 教室 の いたずら の 様子 じゃ →
チームワーク で 攻めて くる と は 思え ない が 》
う ぉ …!
《 やはり … か 》
( ベル )
お前 ら 最後に もう 一 度 だけ チャンス を やる 。
ただし 昼 から は もっと 過酷な 鈴 取り 合戦 だ 。
挑戦 し たい やつ だけ 弁当 を 食え 。
ただし ナルト に は 食わせる な 。 え ?
ルール を 破って ひと り 昼 飯 食おう と した 罰 だ 。
もし 食わせたり したら そい つ を その 時点 で 試験 失格 に する 。
ここ で は 俺 が ルール だ 。 わかった な 。
《 ミナト 先生 が 俺 を 信じて くれた ように →
俺 も お前たち を 信じる べきな の か 。
だが その 判断 そのもの が ブレ て いる と したら …》
(( オビト : て め え は 心 の 優し さ って もん が ねえ の か ?
いつも ルール だ 掟 だ う っせ えん だ よ ))
《 そうだ よ な 。 俺 は いまだに →
自分 の 作った ルール に 従おう と して いる 》
(( さっさと 行こう ぜ 隊長 さんよ ))
《 カカシ : オビト お前 は チーム の ため に →
自分 から 歩み寄って くれた んだった よ な 。
あの 時 もっと お前 の 仲間 を 思う 気持 を くめて いれば …。
その 小さな サイン を 大切に して いれば …》
( サスケ ) ほら よ 。
《 オビト 見えて いる か ?
お前 や リン の こと 俺 は 一生 忘れる こと は ない 》
(( カカシ 。 カカシ 。
カカシ ))
お前 ら ! キャッ !
合格 。
《 だが それ でも 俺 は 新しい 仲間 と ともに →
前 に 進もう と 思う よ 。
ナルト サスケ サクラ 俺 は お前たち を 信じる 。
そして オビト リン … お前たち に 約束 しよう 。
信じる 仲間 たち を 俺 は 絶対 に 死な せ ない 》
これ にて 演習 終わり 。 全員 合格 。
第 7 班 は 明日 より 任務 開始 だ 。
えっ ! 縄 ほどけ !
( 開演 ブザー )
皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。
( 宮本 )『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。
( 松丸 ) 今回 は ご覧 の 豪華な 歌手 の 皆さん に よる →
華麗な ステージ を お 届け いたし ます 。