NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 18 - 374 - 新たなる 三竦み
( 咆哮 )
( サイ ) ナルト また みんな に チャクラ を 渡せ ない の かい ?
( ナルト ) 今 は 無理だ 。
九 喇嘛 の チャクラ が まだ 溜まり きって ねえ 。
本体 を 倒す に は あの デカブツ を なぎ 払い つつ →
間 を すり抜けて いく しか 方法 が …。
一気に ジャンプ して 近づける 距離 で も ない 。
敵 の 攻撃 を 弾き →
印 を 結ぶ 時間 も いる 。
ナルト の チャクラ が ない 以上 →
深手 を 負う 可能 性 が 高い のに →
医療 班 は 前 に 出 られ ない 。
( サスケ ) なぎ 払い すり抜ける 何の 造作 も ない 。
一気に ジャンプ して 近づける うえ に →
攻撃 も 弾く 力 も あんぜ こいつ は 。
( サクラ ) みんな が 深手 を 負って も →
常に そば に いて 回復 して あげ られる 今 の 私 なら 。
(3 人 ) 口 寄せ の 術 。
あれ ん ?
この 色 。
お前 … ガマ 吉 じゃ ねえ か よ 。
( ガマ 吉 ) 親父 は 今 手打ち の ゴタゴタ じゃけん →
俺 が 来た で びっくり した か ?
いや … いや いや いや いや …。
それ より 一気に で かく なった な お前 。
赤 丸 ん とき より びっくり した って ば よ 。
お前 ら 人間 の 成長 が 遅 すぎる んじゃ !
それ より 用件 は 何 じゃ ?
おう 奥 の ほう に で っけ え の が いんだ ろ 。
あれ に 大 ジャンプ で 近づいて くれ 。
( ガマ 吉 ) あの いちばん で かい の か ?
ああ 。
( アオダ ) サスケ 様 いかように ?
お前 は まっすぐに 進む だけ で いい 。
奥 の 本体 は 俺 が やる 。
( カツユ ) サクラ ちゃん ついに →
百 豪 の 印 を 発動 できた のです ね 。
綱 手 様 も きっと お 喜び に 。
( サクラ ) カツユ 様 今 は それ より →
分裂 して 連合 の みんな に 1 人 ずつ ついて ください 。
私 たち は 回復 役 です 。
( ミナト ) まさか もう 一 度 →
口 寄せ 三竦み が 見 られる と は 思わ なかった な 。
フフッ …。
《 新たな 時代 よ …》
行け !
行け アオダ 。
お 願い し ます カツユ 様 。
ジャンプ だ ガマ 吉 。
クッ …。
《 これ が 元 の 七 班 …》
♪♪~
いい ぞ ガマ 吉 ! だてに で かく なって ねえ な 。
そがい な こと より の う →
は よう 術 の 印 を 結べ っちゃ ほん ま に 。
オラオラ 頭から 振り落とす ぞ 。
《 態度 は 更に で かく 》
わかって る って ば よ !
うわ っ ! な っ なんだ !?
大丈夫 この ナメクジ は 五 代 目 火影 の 回復 術 です 。
心配 し ないで ください 。
《 力 が 戻って くる 》
傷 が 。 治癒 して 。
《 さっき 百 豪 の 印 を 発動 した ばかりな のに →
カツユ 様 の 遠隔 治癒 まで こなす なんて →
サクラ あんた って 子 は ほんとに もう !》
( アオダ ) サスケ 様 。
そのまま 行け 。
♪♪~
サスケ !
《 キバ : いき や がれ !》 《 シノ : やれ !》
《 ヒナタ : 頑張って !》 《 シカマル : よく 狙え 》
《 チョウジ : いける よ !》 《 いの : やっちゃ え !》
《 うん !》
風 遁 超 大玉 螺旋 手 裏 剣 !
炎 遁 須佐 能 乎加 具 土 命 !
(( 俺 って ば サスケ と の 相性 よかった んだ な 。
( ヤマト ) ああ 雷 に 勝てる の は 風 だけ だ 。
いや そっち じゃ なくて ))
(( 火 を 助けて 更に 大きな 力 に できる の は →
風 の 力 だけ だって こと だ ))
( 咆哮 )
当たった ! 本当に 当たった ぞ !
《 扉 間 : あれほど の 加具 土 命 を 見た 覚え が ない 。
まったく 同じ チャクラ 比 で 術 を 合わせた か 》
熟年 の コンビ でも 難しい ぞ 。
風車 の ような 手 裏 剣 に 漆 の 光沢 より 黒い 矢 。
名付けて 灼遁 光 輪 疾風 漆黒 矢 零 式 !
フッ いや ない な 。
ヘッ !
燃え尽きろ 。
サスケ の 言った こと キミ も 見て 聞いて いた だろう 。
彼 の 本当の 狙い は なん な んだ 。
( 重 吾 ) さあ な 。
《 香 燐 : クソ ! なんで サスケ と 別 行動 な んだ よ !
話 が 違 く ねえ ?》
《 水 月 : 助かった 最 前線 なんて まっぴら ごめん だっ つう の 》
( 大 蛇 丸 ) あそこ ね 。
( 大 蛇 丸 ) ずいぶんな ザマ ね … 綱 手 。
( 水 月 ) げ ぇ ~ で っ かい ナメクジ !
倒す のに 塩 どん だけ いる か な 。
あれ は 湿 骨 林 から 口 寄せ さ れた カツユ の ほんの 一部 。
あれ でも すごく 小 さいほう よ 。 へ ぇ ~。
今 は ナメクジ より 五 影 の こと だ ろ 。
大 蛇 丸 様 も いちいち そい つ の 言う こと →
気 に し ないで いい から さ 。 さっさと 用事 済ませて さ 。
サスケ 君 と 離して こっち に 連れて きた の が →
そんなに 不服 ? その とおり … じゃ ねえ よし !
さっさ 行く の … 水 月 て め え !
なんで 僕 が 責め られ ん の ?
ナメクジ 見たら 塩 かけ たく なる もん でしょ →
誰 だって 。 ( 大 蛇 丸 ) まずは 綱 手 ね 。
行 くわ よ 。
( カツユ ) 綱 手 様 !
あれ ? 火影 って ばば あ だった っけ ?
う げ っ ! これ って 胴長 じゃ ない もん ね … や っぱ 。
無 茶 を した よう ね 綱 手 。
( 綱 手 ) 大 蛇 丸 …。
カツユ 私 は 五 影 の 処置 を しに ここ へ 来た 。
敵 じゃ ない わ 。
信じ られる 根拠 が あり ませ ん 。
それ に あなた は 死んだ はずです 。
う ぅっ ! 怪しい 行動 を した と 思う なら →
酸 で 今度 こそ ほんとに 殺す と いい わ 。
ひ ~ っ !
( 咳き込む 声 )
わかり ました あなた を 信じ ましょう 。
マンダ と 違って ものわかり が いい 。
さて … で は まず 。
( 大 蛇 丸 ) 他の 影 たち は どこ ?
私 の 分裂 体 の 中 で 回復 中 です 。
皆さん 重傷 で なかなか …。
( 大 蛇 丸 ) しか し カツユ あなた が いて →
なぜ 回復 が この 程度 な の ?
私 は 綱 手 様 の 百 豪 の 力 に 呼応 して 力 を 使う こと が でき ます 。
( カツユ ) 今 の 綱 手 様 は すごく 弱って おいで で →
私 の 力 を 十分に 発動 でき ない のです 。
そういう システム だった かしら …。
ま ぁ よく 思い出して みて も →
ここ まで 弱った 綱 手 を 初めて 見る から そう な の ね 。
口 寄せ が 解け かかって いる の を どうにか こらえ つつ →
回復 に 集中 して いる 状態 です 。
( カツユ ) な ので 綱 手 様 の 体 を 上手く つなげる こと も でき ず …。
水 月 綱 手 の 下半身 を 持って 上半身 と つなげ なさい 。
え ~ っ !? バラ す ほう が 得意な ん す けど 。
う げ ~ っ 。
ナメクジ が 濡れて グネグネ 気持 悪い よ 。
そりゃ お前 も だろう が 。
人 型 の 分 お前 の ほう が 気持 悪い し 変だ ろ 。
香 燐 あなた は 噛ま せて 回復 さ せて あげ なさい 。
え ~ サスケ 以外 に 噛ま れる の や だ なぁ うち 。
あ ~ サスケ 好き を 公言 した ね 今 。
はっ ! ち 違 っ あんな クソ 野郎 。
サスケ が … くね ~ だ ろ が !
何 言って ん の ? う うち を 殺し かけた の が …。
たまらない … 違う か 。
フッ サスケ に 噛ま れる 前 から 歯形 だらけ だ ろ キミ 。
う っせ え ! 今 は サスケ 専用 な んだ よ !
開き直 んな 入れ歯 製造 機 。
だいたい どういう システム だ よ キミ の 体 は 。
キミ の ほう が 変だ ろ 。 んだ と ~ こら !
あなた たち さっさと なさい 。
変な の は お互いさまでしょう 。 ケンカ は よし なさい 。
さも ない と 私 の 蛇 で 縛り 上げ →
口 から 入り込んで 体 を 乗っ取る わ よ 。
《 あんた が いちばん 変な んだ よ 》
《 変態 で 変 体 な んだ よ 》
《 吸い取ら れ すぎて うち が 老け そう 》
綱 手 様 もう 大丈夫です 。
綱 手 少し は 私 に 感謝 し なさい 。
里 を 裏切った お前 が 今更 なぜ だ ?
今 は いろいろ と 興味 の 幅 が 広がって ね 。
昔 は 自ら が 風 と なり 風車 を 回し たい と 思って た わ 。
( 大 蛇 丸 ) でも 今 は いつ 吹く かも わから ない →
他の 風 を 待つ 楽し さ も 知れた 。
その 風 を 楽しむ 前 に 密封 さ れ たく は ない から ね 。
相変わらず 訳 の わから ん こと を 。
だが 少し 変わった か 。
まさか お前 に 助け られる と は ね 。 そんな こと も ある わ よ 。
覚えて いる か ? あの とき の 三竦み 。
口 寄せ の …。
違う 。 文字通り の 三竦み 。
(( 土 遁 岩 鉄砲 の 術 !
( 自 来 也 ) ハァ ハァ …。
無駄 よ 綱 手 。
岩 隠れ の 土 遁 は やがて この 山 を 崩す 。
逃げる なら 猶予 は ない 。 あなた と 私 なら 。
自 来 也 も だ 。
自 来 也 を 連れて →
彼ら から 脱出 する こと は でき ない わ 。
だから 私 が 医療 忍術 を …。
綱 手 今 は 戦争 よ 。
不確定な 情 を さしはさんで 確率 を 下げたり は でき ない 。
確率 って 何 だ !
私 たち が 生き残る 確率 よ 。
1 人 で は ダメ 2 人 なら なんとか 。
3 人 じゃ … 全滅 する 。
あなた は 続けて なさい 。
いい わ 私 が 自 来 也 を …。
一 歩 でも 動けば 私 が お前 を 殺す 。
どうやら 三竦み って とこ ね 。
何 を 言う の ? あなた と 私 →
どちら が 先手 を 取る か で 決まる 。
自 来 也 は もう … う っ 。
ハァ ハァ ハァ …。
ん ん …。
自 来 也 は お前 の こと を 心底 信用 して いる 。
お前 を 竦ま せる に 十分な ほど 。
くだらない 。
私 は …。
おい 自 来 也 綱 手 大 蛇 丸 !
援軍 を 呼んで きた ぞ !))
♪♪~
人 は 変わる もの よ 。
それ か その 前 に 死ぬ か の 2 つ 。
彼 は そのまま で 逝っちゃ った けど 。
最後 まで お前 を 信用 して いた んだろう な 。
大 蛇 丸 お前 が もっと 早く そう なって くれた なら →
自 来 也 も 死な ず に …。 それ は それ で →
自 来 也 が 変わって しまった かも 。
私 たち 三 忍 が そう だった ように →
物事 は そう 都合 よく は いか ない もの よ 。
一枚岩 じゃ い られ ない 。
どこ か に ゆがみ が できる もの でしょう 。
《 だからこそ サスケ 君 の 行く末 を 見て み たい の かも ね 。
彼 の 風 を ゆっくり と 待ち ながら 》
まあ いい 。
回復 さ せて くれた こと に は 感謝 する 。
で 戦争 の こと は 知っている の か ?
もちろん だ から こうして 協力 して る の よ あなた に 。
どれ くらい ここ に …。
( カツユ ) 私 が 戦況 を 報告 し ます 。
お前 どう やって 戦場 に ?
《 そう か サクラ が カツユ を 》
( 大 蛇 丸 ) 今頃 は 新たなる 三竦み が →
お披露目 さ れて る んじゃ ない かしら ね 。 ん ?
じゃあ 私 たち は もう 行く わ 。
あなた は 影 たち の 回復 に 集中 する こと ね 。
( 開演 ブザー )
皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり →
お 楽しみ ください 。
『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。
オープニング を 飾る の は 『 こんにち は 赤ちゃん 』。
梓 みちよ さん です 。