NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン18 - 382 - 忍の夢
( メイ ) な … 何 な の あれ !?
( 綱 手 ) カツユ !
( カツユ ) はい 。 私 が すべて 説明 し ます 。
♪♪~
( サイ ) 大丈夫 かい ? サクラ 。 ( サクラ ) うん 。
( カツユ ) あと もう 少し で 五 影 様 たち が …。
( い の ) シカマル ! ( チョウジ ) シカマル !
( シカマル ) ハァハァ … ハァ …。
( キバ ) おい ! おい ! や べ ぇ じゃ ねえ かよ !
カツユ 様 すぐに 遠隔 治療 に 入り ます !
それ は ムリ です 。
( サクラ ) なんで です !?
小さく なって 皆様 に ついて いた 私 の 分裂 体 の チャクラ まで →
すべて 吸収 さ れて 死んで しまい ました 。
そんな …。
( カツユ ) つまり 皆様 も 私 の 分裂 体 と 同じです 。
《 ハァ … 親父 すま ねぇ 。
どうやら すぐに そっち に 行き そうだ …》
( チョウジ ) シカマル !
《 すま ねぇ 母ちゃん …》
シカマル ! ( い の ) サクラ !
(( どうせ 死ぬ なら 何も し ない より 自分 なり に 戦って 死ぬ !))
これ じゃ … こんなんじゃ …。
ハァ … ハァ …。
( サクラ ) 戦う 前 に 死んじゃ う じゃ ない !
( オビト ) 忍 は 終わり だ 。
もう 続ける こと は ない 。
抵抗 し ない ならば 殺し は し ない 。
(( そして お前 が 対立 する かぎり →
これ から 仲間 も そう やって 次々 い なく なる 。
お前 を 認める 者 が 存在 し ない 世界 だ ))
後悔 し たく なく ば もう 何も し ない こと だ 。
何も し なければ 助かる って こと か ?
そう だ もう 死に 怯え 耐え 忍ぶ こと も ない 。
夢 の 中 へ 行ける 。
( 柱 間 ) 諦める な !
幻 術 の 中 に 落ちれば 死人 も 同然 ぞ !
( ヒルゼン ) この 大樹 は オビト と 密接に 繋がって おる の 。
まるで チャクラ を 引き抜く 手足 。
うかつに は 近づけ ぬ 。
( 大 蛇 丸 ) ずいぶん 弱腰です ね 。 あなた らしく ない 。
猿 飛 先生 。
大 蛇 丸 遅かった で は ない か 。 で 五 影 は ?
回復 して あげた から →
弱腰じゃ なければ ここ へ 来る でしょう ね 。
フフッ 皮肉 を 言う の は 変わら ん な 。
( 水 月 ) 待た せた ね 重 吾 に サスケ 。
( 重 吾 ) 来た か 。
しかし 近く で 見る と や っぱ 大きい ね !
この 木 切り 倒す のに どん だけ 時間 かかる かな ?
( 香 燐 ) んな こと は どう で も いい んだ よ !
それ より 今 は …。
《 サスケ ん とこ に 今 すぐ 行って ハグ して →
なめ まわして ぇん だ よ この 野郎 》
連合 忍者 の 回復 だ ろ ? キミ 。
そ … そうだ よ ! わかって この 野郎 じゃ ねぇ か !
《 不機嫌 そう ね …》
《 どういう こと だ ?
あの つぼみ が 開花 した とき 無限 月 読 は 完全 と なる 。
マダラ は そう 言った 。
だが これほど の 忍 の チャクラ を 吸い取って なお →
つぼみ が 開花 する 気配 は ない 》
なら あれ は いつ 開く !?
( マダラ ) 八尾 と 九 尾 の 人 柱 力 が まだ 生きて る … わかる な ?
《 開花 さ せ 術 を 完成 さ せる に は →
八尾 と 九 尾 の チャクラ が 必要不可欠だった と いう こと か 》
だが 少なからず その 2 匹 の →
チャクラ が 入って いれば 問題 に は なら ん 。
つまり … 開花 でき ない わけで は ない 。
開花 に かかる 時間 が 問題 に なる だけ だ 。
タイムリミット は あと 約 15 分 。
その 間 に オビト を 止め 入れ 代わる 。
お前 の 仙人 の 力 を 利用 して な 。
《 まずい のう …。
俺 の オリジナル が 聞いた こと を すべて 連合 の 皆 に 伝え なくて は 》
ここ に 山中 一族 の 者 は おる か ?
はい ! 心 伝 身 の 術 は ?
あっ … はい でき ます !
頼む 。 皆 へ つなげて くれ 。
あの 無限 月 読と やら に ついて 説明 して おき たい こと が ある 。
《 この 感じ …》
お じい 様 !
( 柱 間 ) おお … 綱 か 。
( オオノキ ) この 声 間違い ない の 柱 間 殿 。
( い の ) は ぁ … 五 影 様 たち も →
私 の 術 の 届く 範囲 内 に まで 来て る って こと です ね 。
おっと 懐かしむ の は あと ぞ 。
それ より 連合 も お前たち に も 伝えて おく こと が ある 。
心して 聞け い 。
《 もう 少し チャクラ を 取り戻して おく か 。
開花 に は 時間 が かかり すぎる 》
じゃあ 俺 たち は あの 木 の 養分 って こと です か …。
忍 と は そんな もの だった のです か ?
なら どう やって あんな の と …。
あと 15 分 程度 しか な いって のに そんな ムチャ な !
近づけ も し ない のに !
かといって 何も し なければ 結局 同じ 。
時間 内 に あの 木 を 切り 倒す か →
術 者 を 倒す しか ない 。
でも …。
諦める な と 言った はず ぞ !!
♪♪~
そう は 言う が あなた は そもそも 穢土 転生 だ !
もう 死んだ 過去 の 人 だ ! だが 俺 たち は 生きて る 。
もう 終わり だ …。
こんな こと なら いっそ 最初 から …。
そう だ そのまま で いい 。
悔やむ こと の ない 世界 へ 連れて いって やる 。
( サスケ ) ナルト もう 終わり か ? 俺 は 行く !
行く ぞ 重 吾 ! ああ 。
《 これ !》
《 感じる … これ って ナルト の 心 が 私 の 術 を 通して …》
《 ナルト : あの とき やっぱり 声 かけ ときゃ よかった って →
あの あと で 何度 も 思った んだ 》
《 心 が 入って くる 》
《 だから …》
これ は …。
こりゃ あん ときの …。
俺 は …。
♪♪~
俺 は …。
《 後悔 し たく ねえ んだ 。
やっ ときゃ よかった って よ 》
( ヒナタ ) ナルト 君 …。
《 それ に 俺 たち が やってきた こと 全部 …》
なかった こと に なんか でき ねえ んだ よ !
サスケ ! 俺 も 行く って ば よ 。
うずまき ナルト …。
《 何度 も 何度 も …》
( 九 喇嘛 ) すま ねえ な また チャクラ もら っち まって よ 。
気 に する な 。
《 ミナト : ナルト 頼む よ 》
で サスケ お前 →
相手 は 仙術 しか 効か ねえ って わかって ん よ な ?
さっき の お前 と 一緒に する な 。
香 燐 ほら 。
あれ って さ サスケ の 呪 印 模様 だ よ ね ?
呪 印 の 力 は なく なって た はずだ ろ 。
そもそも 重 吾 の 呪 印 は 仙術 の 力 。
かつて 私 の 実験 で →
その 重 吾 の チャクラ を 注入 さ れて →
すぐ 呪 印 を 解放 した サスケ 君 だ もの 。
サスケ 君 の 須佐 能 乎 が →
同じ ように 重 吾 の チャクラ に 適応 して も →
何ら 不思議じゃ ない わ 。
つまり 仙術 須佐 能 乎 って とこ かしら 。
《 扉 間 : うち は サスケ か 。
かつて の マダラ と 同じ 可能 性 を 見せる →
うち は の 者 よ 》
うち も あっ ち に まざ ろ っか な 。
邪魔 だって 。 また 刺さ れる よ 。
《 そして サスケ 君 あなた の 力 は この 後ろ の 2 人 と 違って →
いや 私 の どの 実験 体 と も 違って まだまだ こんな 程度 で は ない 。
私 に は わかる の よ 。 私 の 生涯 を かけ →
集めた 情報 から 導き 出せる 私 の 勘 が こう 言う の 。
あなた は いずれ マダラ を 超えた 忍 に なる と 》
《 そして うずまき ナルト まるで かつて の 兄 者 を 見て る ようだ 。
バカで 甘く きれい事 を 大声 で 口 に する ガキ だ 。
だが なぜ だ か 皆 に 好か れ 頼り たく なる 》
狙え ! おう !
後悔 は 先 に 立た ん ぞ 。 お前 ら の 先 に は 何も ない が な !
アイツ ら ホントに 向かって い きや がった 。
ああ 俺 たち は どう する ?
五 影 様 たち が 来て から 聞いて みる か 。
そんな ん で いい の か !?
(( 本当の 夢 の 道 へ 行く まで お前 と の 戦い を 楽しむ さ 。
本当の 夢 って なんだ ?
俺 たち の 目指した もの は この 里 に ある んだろう が !
お前 は 見え ない の さ 。 更に この先 が … 先 の 夢 が 。
だったら その先 の 夢 って の を 教えて くれ ))
これ は 初代 様 の 記憶 。
( 柱 間 ) 先 の 夢 …。
(( ここ に こうして 各 五 大国 初代 五 影 が 集い →
五 影 会談 が できる こと 本当に …。
感謝 する 。
兄 者 火 の 国 木 ノ 葉 隠れ 代表 で も ある 火影 が →
他の 影 相手 に 簡単に 頭 を 垂れる な !
だが 嬉しくて のう …。
火影 殿 頭 を 上げろ よ 。
長 たる 者 が よ する 行為 じゃ ねえ よ それ は よ 。
確かに 火影 殿 の 言わ れる 五 影 協定 の 趣旨 に →
賛同 する ため ここ へ 来た が ただ で サイン する わけで は ない 。
あまり 下手に 出 られる と 何 か ある と 勘ぐって しまう ぞ 。
火影 殿 が 集めた 尾 獣 を 他 里 に 分配 する と いう の が →
協定 へ の サイン の 条件 。 これ は 取り引き だ 。
感情 だけ に 流さ れる もの で は ない 。
その とおり だ 。 尾 獣 は バランス を 考え 分配 する が →
すべて 買い取って いただく 。 タダ でも …。
黙れ !))
これ が 最初の 会談 。
( オオノキ ) うむ 。 これ を 期 に 小さな 争い は 安定 して いく 。
(( 我が 里 に は 古く より ある 寺 の 者 たち が →
尾 獣 を 1 匹 封印 して きた 。
すでに 尾 獣 を 持って いる 。 よって もう いら ぬ 。
協定 に 協力 する に は 他 里 と 違い →
それなり の 見返り を 求める が よろしい か ?
何 が 望み だ ?
我ら の 国 は 砂 ばかり だ 。
よって 隣接 する 木 ノ 葉 に は →
尾 獣 の 代わり に 豊かな 土地 を わけて いただく 。
そして 他国 に は 尾 獣 を 買う 額 の 3 割 を こちら に も いただき たい 。
ふざける な 風 影 !
な っ …。 すぎる ぞ 風 影 殿 !
この 条件 を のんで もらえ なければ →
協定 に は サイン し ない 。
砂漠 ばかり の 生産 性 の ない 我が国 で →
4 つ の 大国 と 渡り合って いく に は →
我が 里 の 尾 獣 の 存在 を 大いに 利用 する の は 当然 。
我ら 四国 が 手 を 組み 風 の 国 を 叩く こと も できる のだ ぞ 。
今 まで 確かに 我々 は うまく いか ない こと だらけ だった 。
我ら おのおの 同胞 や 一族 を 守る ため に やってきた こと だ 。
致しかたない とき も あった かも しれ ぬ 。
そして 今日 五 国 の 協定 が うまく いった と して も →
それ が どこ まで 続く かも 守ら れる かも 正直 わから ぬ 。
だが 俺 は いつ の 日 か これ から 先 国 は 関係なく →
忍 が 皆 協力 し 合い 助け合い →
心 が ひと つ に なる 日 が くる と 夢みて いる 。
それ が 俺 の 思う 先 の 夢 。
今日 は その 夢 へ の 第 一 歩 に して いただき たい のだ 。
どうか どうか …))
頼む 我ら の 愛す べき 子供 たち よ !
今 こそ 我ら 忍 の 痛み から 苦悩 から 挫折 から …。
紡いで 見せて くれ !
我ら 忍 の 本当の 夢 を !
( 開演 ブザー )
皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。
『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。
2 時間 スペシャル !