NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン18 - 385 - うちはオビト
( ナルト ) お前 は 俺 に 誰 で も ない 誰 でも い たく ない って 言った よ な 。
( オビト ) やめろ ! 俺 の 中 に 入って くる な !
でも 本当 は 俺 と 一緒で 火影 に なり たかった んだ な 。
もしかしたら 俺 は アンタ の 後ろ を 追っかけて た 場合 だって →
あった かも しれ ねえ んだ な 。
俺 は 火影 に 憧れて る から 。
捨て きった 過去 と 甘い 自分 だ 。 こんな もの を …。
なら なんで 俺 に 見え んだ よ 。
面して 自分 隠した って ダメだ 。
アンタ は カカシ 先生 の 友達 で 父ちゃん の 部下 で →
サスケ と 同じ うち は で 俺 と 同じ 夢 持つ 先輩 で →
木 ノ 葉 の 忍 だった 。
何 なんだ いったい …。
お前 は 俺 を どう し たい !?
アンタ は うち は オビト だって こと だ 。
言った ろ ぜ って ぇ その 面 ひ っぺ が して やる って よ !
うち は オビト だ と ?
今更 その 名 に その 存在 に 何の 意味 が ある ?
十 尾 と 融合 した 今 俺 は 超越 者 と して 悟り に 至った のだ 。
つまり 俺 は もう 人 で は ない 。
次の 段階 へ と 人々 を 導く 者 。
六 道 仙人 と 意志 体 を 同じく する 第 二 の 六 道 仙人 だ 。
違う ! お前 は うち は オビト だ !
さっき チャクラ が くっついて お前 の 過去 が 見えた 。
アンタ と 俺 は 生い立ち も 火影 目指した の も 一緒だ 。
本当に そっくりだ 。
両親 を 知ら なかった こと も →
自分 に とって 大切な 人 が い なく なった の も 。
だから いちばん 怖い の が 孤独 だって 俺 を 脅した 。
アンタ も 最初 は 誰 か に 認め られ 褒めて もらい たかった 。
それ が 欲しくて 火影 を 目指した はずだ !
俺 と 同じ なら 。
♪♪~
アンタ の 今 を 見て みろ よ !
忍 すべて を 敵 に して →
世界 の ため だ と か 何 だ と か へ 理屈 こねて →
自分 の 都合 で やって る だけ じゃ ねえ か !
誰 から も … その 大切な 人 から も 認めて もらえ ねえ んだ よ 。
今 の 夢 は !
俺 と 同じ 夢 持って た アンタ が →
火影 と は 真 逆に な っち まった 。
俺 と ソックリ だった から こそ …。 いや …。
だった から こそ 俺 は この 世界 に 絶望 する お前 を 見て み たかった 。
いや もう 一 度 実感 し たかった んだ 。
俺 自身 の 進む べき 道 が 間違って い ない こと を 。
お前 と 戦って いる と お前 は かつて の 俺 を 思い出さ せた 。
だから 試し たく なった のだ 。
ソックリ だった お前 が いつ 絶望 する の か と 。
今 まで の 思い を 捨て きる まで 。
俺 は ソックリ だった から こそ ムカ つ くん だ !
お前 が ! 全部 捨てて 逃げて る だけ じゃ ねえ かよ !
いや 俺 の やって いる こと は 火影 と なんら 変わら ない 。
それ 以上 だ 。 平和 を 実現 できる のだ から な 。
お前 本気で 言って ん の か ? それ 。
本当の 本当に そう 思って ん の か ?
(( オビト : リン が 俺 を 救って くれる って こと は →
つまり それ は 世界 を 救う って こと と 同じな んだ よ な 。
( リン ) えっ ? だって ほら →
俺 は 火影 に なって この 戦争 を 終わら せる わけだ ろ 。
それ に は 俺 が この世 に 元気で い ない と !
意味 わかる ?
うん ! わかり にくい けど 。
それ に は や っぱ なんて いう の ?
俺 の こと ずっと そば で 見て おいて くれ ない と …。
つまり … その …。
うわ っ ! えっ ?
だって いきなり 近 すぎる から さ ! ビックリ しち まう だ ろ !
そば で 見て おいて くれ って 言った でしょ 。 フフフフッ !
( オビト ) ああ 言った さ ! 見て て くれ !
俺 は うち は の 紋章 を 背負って →
必ず 火影 に なる んだ !
うん !))
そう だ … そう 思って いる 。
行き先 も はっきり せ ず →
わざわざ 険しい 道 だ と わかって いて 歩く こと は ない 。
仲間 の 死体 を またぐ だけ だ 。
はっきり した 行き先 が あり →
近道 が ある なら 誰 でも そちら を 選ぶ 。
そう 火影 の 目指す べき 行き先 は 世界 の 平和だ 。
な に 言って んだ お前 。
俺 が 知り て ぇの は 楽な 道のり じゃ ねえ 。
険しい 道 の 歩き 方 だ !
その 2 つ の 道 の 行き先 が 同じだ と して も →
そう 思う の か ?
一方 が 険しい 道 だって 最初に 誰 が 教えて くれ んだ よ ?
結局 誰 か が 歩か なきゃ それ も わかん ねえ だろう が 。
火影 って の は 痛 ぇの 我慢 して →
みんな の 前 を 歩いて いる ヤツ の こと だ 。
だから 仲間 の 死体 を またぐ ような こと は →
決して ねえ !
火影 に なる ヤツ に 近道 は ねえ し なった ヤツ に 逃げ道 は ねえ んだ よ 。
そう だ ろ ?
(( オビト : ハァ ハァ ハァ …。
《 や べ ぇ や べ ぇ や べ ぇ !
今日 だけ は 遅刻 する わけに は い かね えん だ 》
ハァ ハァ ハァ …。
これ から 楽しみだ よ ね 。
どこ 行く どこ 行く ?
( カカシ ) 入学 式 から 遅刻 か 。
そんな ヤツ に アカデミー に 入る 資格 は ない 。
無理だ な 。 ( リン ) 大丈夫 よ !
これ ちゃ ~ ん と もらって おいた から 。
お … 俺 の !?
( リン ) ええ この 書類 を 出せば 問題 なく 入学 できる って 。
助かった 恩 に きる ぜ !
チェッ 甘やかして っと コイツ の 遅刻 グセ 直 ん ねえ ぞ 。
うる せ ぇ やる か この !
( カカシ ) なに を !? ( オビト ) なんだ よ !
( カカシ ) お前 が 悪い んだろう が 。 ( オビト ) なんだ と バカカシ !
( チャイム )
♪♪~
チッ !
10 点 満点 !
かっこいい !
こっち 向いて ! すごい !
♪♪~
コラーッ 殺す 気 か !
すみません !
もう や だ ! ( 笑い声 )
始め !
♪♪~
そこ まで !
♪♪~
は はい !
え ~ と え ~ と …。
どうした オビト ? 指して ない ぞ 。
( 笑い声 )
今 の おかしい !
当てて ない のに ね ))
(( えっ カカシ が 卒業 試験 を 受ける の か ?
うん 。 でも アイツ 同い年 だ ろ ?
優秀だ から 飛び級 が 決まった んだ って 。
ちょうど 試験 を 受けて る ところ よ 。
クソーッ !
♪♪~
お前 その 額 あて は …。 合格 した の ね ! おめでとう 。
ああ 。
( カカシ ) なんだ 祝って くれ ない の か ?
誰 が ! すぐに 追いついて やる から な !
覚えて ろ !!
オビト …。
♪♪~
授業 が 始まる よ 。 行こう 。
リン …。
俺 を … 俺 を 見て て くれよ な 。
えっ ?
( オビト ) 俺 … アイツ に 追いつく から 。
そんで 追い抜いて … 必ず 火影 に なる から 。
うん 大丈夫 。 ちゃんと 見て る よ 。
よっ しゃ !! 頑張る ぞ !
♪♪~
む む む …。
ハァハァ …。
《 あんな ん じゃ ダメだ !
ダメだ … 落ちた に 決まって る !
ダメだ … まだ 追いつけ ない の か よ 》
は ぁ ~。
俺 リン に なんて 言えば いい んだ よ 。
なんだ こんな とこ に いた の か 。
勝手に 教室 飛び出して 。
すみません 。
捜した ぞ 。 ほ い !
あ … まさか 俺 …。
おめでとう ! 今日 から めでたく 一人前 の 忍 に なった わけだ 。
やった !
しかし 下 忍 が 大変な の は これ から だ ぞ !
は はい !
今後 は スリーマンセル の 班 に 編成 さ れ →
各 班 ごと に 1 人 ずつ 上 忍 の 先生 が ついて →
任務 を こなして いく 。
( ノック )
( ミナト ) 失礼 し ます 。
( ミナト ) お呼び です か ?
( ヒルゼン ) お前 に 頼み たい こと が ある 。
今 出て いった の は たしか はたけ カカシ 。
ああ … 木 ノ 葉 の 白い 牙 はたけ サクモ の 忘れ形見 だ 。
彼 に 何 か 問題 が ?
はたけ カカシ は 優秀な 忍 だ 。
しかし ルール に 厳密な あまり 配属 さ れた どの 班 でも →
先輩 や 同僚 と ぶつかり 問題 を 起こす 。
いかに 技 が 優れて いよう が 人間 と して は まだまだ 未熟だ 。
ルール を 破り 仲間 を 守った ため →
自ら 命 を 絶った 父親 の 死 が 影 を 落として いる のだろう 。
それ で 私 に 預かれ と ?
言い たい こと は わかって おる 。
だが 長引く 戦い に 里 の 上 忍 中 忍 たち の 多く が →
失わ れて しまった 。
多少 の こと は 目 を つぶって も →
若者 たち を 戦場 へ 送ら ねば なら ぬ 。
わかり ました 。
った くもう いつまで 待た せる んだ よ ?
すみません もう すぐ 来 ます から 。
アイツ の 遅刻 グセ は 相変わらず だ な 。
大丈夫 すぐ 来る よ 。
や っぱ リン は 甘 すぎ だ な 。
遅く なり ました 。
リン ?
遅い !
った く いつも これ だ な 。
なに !
おっと ! は いはい そのへん に して くれる ?
げんぞう さん が お 待ちかね だ よ 。 早く 並んで 。
いいかね ? こっち を 見て 。
フンッ !
記念 写真 な んだ から レンズ を 見て ))
♪♪~
( 開演 ブザー )
皆様 お 変わり ございませ ん か ?
美 空 ひばり です 。
では 最後 まで ご ゆっくり お楽しみ ください 。
『 木曜 8 時 の コンサート 名曲 ! に っぽ ん の 歌 』。
オープニング を 飾る の は この 曲 です 。