NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 18 - 388 - 最初の 友
( カカシ ) アイツ は 自分 の 夢 も 現実 も 諦めたり し ない 。
そういう ヤツ だ から さ 。
( カカシ ) そして アイツ の そういう 歩き 方 が →
仲間 を 引き寄せる 。
つまずき そう なら 助け たく なる 。
その サポート が 多ければ 多い ほど ゴール に 近づける 。
《 オビト : ナルト の 道 か …》
( ナルト ) くらえ ! 大玉 螺旋 手 裏 剣 !
( カカシ ) 信じる 仲間 が 集まれば →
希望 も 形 と なって 見えて くる かも しれ ない 。
俺 は そう 思う んだ よ 。
かも な 。
( 柱 間 ) お前 から チャクラ を 吸収 する 木 龍 ぞ !
( 柱 間 ) これ で お前 の チャクラ を 吸収 する 忍術 も 意味 を なさ ん 。
つまり もう 動け ず 次の 忍術 は 吸収 でき ん と いう こと だ !
《 いい 間 だ ぞ 四 代 目 の 息子 よ 。
これ を 決めて その 隙 に 封印 する 》
ナルト が 投げ たって こと は あそこ だ !
あそこ に マダラ が いる ぞ !!
( サイ ) ナルト ! こっち !!
( サイ ) 行く よ ! サイ ! サンキュー !
グズグズ する な 。 今 が 封印 の チャンス だ 。
ナルト の 攻撃 を ムダ に は し ない ぞ !
( みんな ) おう !!
( 我 愛 羅 ) 命令 も 言葉 すら も なく →
皆 お前 に 突き動かさ れる 。
( 我 愛 羅 ) ナルト …。
フッ … 俺 も その 一 人 だ が な 。
守 鶴 。
マダラ を 封印 する のに お前 の 砂 の 力 を 借り たい 。
( 守 鶴 ) 砂漠 層 大 葬 か ?
( 我 愛 羅 ) そうだ それ も 特大 のな 。
ハーッハッハッハッハ !!
( 守 鶴 ) 人 柱 力 に 縛ら れる こと も なくなった って のに →
わざわざ お前 の 言う こと を 今さら 聞く と 思う か ?
命令 した んじゃ ない 。 頼んで いる のだ 。
嫌ならば いい 。 他の 者 の 力 を 借りる まで だ 。
う ~ ん …。
うずまき ナルト か … あの 化け 狐 野郎 と →
ずいぶん お 友達 に なった みて えだ な 。 我 愛 羅 。
協力 し ない なら 話 は 後 に して くれ 俺 は 行く 。
ケッ ! そういう 言い 方 を さ れる と カチン と くる な 。
狐 七 化 け 狸 八 化 け と いって な →
バカ 狐 に 負ける 化け 狸 様 じゃ ねえ ぜ 。
俺 は お前 の 頼み を 聞き入れた んじゃ ねえ !
俺 様 の 意思 で 動く 。 案内 しろ 。
こっち だ 。 さて 。
待って くれ ! ん ?
俺 たち も 協力 して やる 。
(( だ から 俺 は お前 も 助けて ぇ ))
安心 しろ 俺 たち は 気まぐれで やる んじゃ ねえ !
ナルト を 助け たい から だ !
感謝 する 。
砂 の 忍 の 人間 オメエ も ナルト の 知り合い か ?
( 悲鳴 )
(( カンクロウ : 建物 を 盾 に する んだ !
でも 中 に は 絶対 入る な 。
崩さ れたら 生き埋め じゃ !
♪♪~
大丈夫 か ?
ああ …。
あれ が 俺 の 弟 ?
アイツ は ただ の …。
フフフフッ … ハッ !
フフフフッ …。
こんにちは 。
こんにちは !
こんにちは !
わ ぁ ! 逃げろ !
( みんな ) わ ぁ ~!
ま … 待って !
助けて !
( 我 愛 羅 ) 一 人 に し ないで !
一 人 は イヤだ … イヤだ 。
( 夜叉 丸 ) 人 は 傷つけたり 傷つけ られたり して →
生きて ゆく もの な のです 。
でも 人 は 人 を →
そう 簡単に は 嫌いに なれ ない もの です よ 。
あっ !
血 は 出 ない けど →
ここ ん とこ が すごく 痛い んだ 。
それ は 心 の 傷 。
他人 から もらう 愛情 で しか 癒 やせ ない 厄介な 傷 。
愛情 ?
愛情 は 自分 の 身近に いる 大切な 人 に →
尽くして あげ たい と 慈しみ 見守る 心 。
死ね ! それ か 関わる な 。
バカ ! 見る なって !
ど っか 行け !
( 夜叉 丸 ) あなた の 名 は 我 愛 羅 。
我 を 愛する 修羅 。 自分 だけ を 愛し なさい 。
そして 自分 だけ の ため に 戦い なさい 。
あなた は 愛さ れて など い なかった のだ から 。
うわ ぁ !!
う ぅ …。
う お ぉっ !!
( 咆哮 )
アイツ は ただ の バケモノ じゃ !
( 咆哮 )
う …。
う ぅ … ハァ ハァ …。
なんとも ない の か よ …。
( テマリ ) カンクロウ …。 仲間 だ ぞ !
里 の 仲間 を … 殺して おいて なんとも ない の か よ !
ここ が ! 心 が 痛ま ない の か よ !
黙れ 殺す ぞ ))
< 我 愛 羅 : 生まれながら の 殺戮 兵器 。 制 御 不能の バケモノ 。
母 の 命 を 糧 に 生まれ 里 から う と まれ →
兄 姉 から も 敬遠 さ れ →
父 様 から は 暗殺 の ターゲット と さ れて いた 。
俺 は 孤独だった 。
孤独な 兵器 に 心 など いら なかった 。
そして 木 ノ 葉 崩し に 兵器 と して 送り込ま れ →
アイツ と 出会った のだ >
(( 行く ぞ 。
( サスケ ) おい そこ の お前 。
名 は 何て いう ?
砂漠 の 我 愛 羅 。
( 我 愛 羅 ) 俺 も お前 に 興味 が ある 名 は ?
うち は サスケ だ 。
あの さ あの さ ! 俺 は 俺 は ?
興味 ない ))
< うずまき ナルト アイツ と の 最初の 出会い は →
本当に 興味 の ない もの だった 。
だが …>
(( ぜ って ぇ 勝つ !))
< こと ある ごと に 仲間 を 意識 した アイツ の 言動 が →
俺 の 心 に 小さな 苛立ち の さざなみ を 立てて いった >
(( テメエ ゲジマユ に 何 しよう と した ?
殺そう と した 。
俺 の 邪魔 を すれば お前 ら も 殺す 。
お前 なんか に 俺 は 殺せ ねえ よ !
( シカマル ) よせ って さっき から 言って んだ ろ 。
コイツ は バケモノ 並み の 強 さ だ 。
俺 は 本物 の バケモン 飼って んだ 。
こんな ヤツ に 負け ねえ ))
< 更に アイツ は 俺 に も 関わって きた 。
それ は 俺 に とって →
憎悪 を かきたてる 以外 の 何者 で も なかった >
(( 我 愛 羅 : コイツ ら は お前 に とって 何 だ ?
俺 の 仲間 だって ば よ !
これ 以上 ち っと でも 傷つけて み や がれ 。
テメエ ぶ っ 飛ばす ぞ !
仲間 ? 笑わ せる !
俺 は 自分 の ため だけ に …。
戦う !
自分 に 似て る から おんなじ ような 寂し さ と か →
悲し さ と か 感じて 生きて きた から →
そんな 孤独 の なか で →
自分 の ため だけ に 戦う お前 を 強い と 思った 。
でも 本当に 強い って そんな こと じゃ なかった はずだ 。
自分 だけ の ため に 戦った って 本当 は 強く なれ ねえ んだ 。
ハァーッ !
多重 影 分身 の 術 。
う ず ま き ナルト 二千 連 弾 の 巻 ))
《 我 愛 羅 : この 俺 が こんな … こんな ヤツ に 負ける はず ある か !》
< アイツ は 追い詰めれば 追い詰める ほど →
より 強い 力 を 発揮 し 始めた >
(( 口 寄せ の 術 !
変化 の 術 !
起き や がれ この 野郎 !))
< 何度 も 何度 も どん底 から …>
(( 死ね ! こんち くしょう が !
《 なぜ コイツ は これほど 強い …》
なんで … なんで お前 は 他人 の ため に そこ まで …。
一 人 ぼ っち の あの 地獄 から 救って くれた …。
俺 の 存在 を 認めて くれた …。
大切な みんな だ から …。
愛情 …。
だから コイツ は 強い の か …))
< この 日 は 俺 に とって 特別な 日 と なった 。
自分 と 同じ 境遇 を 持ち ながら も →
自分 と は 違う 生き 方 が あった こと 。
そして それ が 己 の 強 さ に →
つながって いる こと を 知った のだ >
(( 我 愛 羅 : 努力 し 自ら 切りひらく しか ない んだ 。
一 人きり の 孤独な 道 に 逃げ ず に …。
そう すれば いつか アイツ の ように …。
だから 俺 は 砂 の 一 人 の 忍 と して 風 影 を 目指す 。
この 里 に つながり 生きる ため に …。
我 愛 羅 …。
うずまき ナルト を 見て そう 思った 。
他者 と の つながり 。 俺 に とって それ は →
今 まで 憎しみ と 殺意 で しか なかった 。
しかし アイツ が あそこ まで して 言う →
つながり と は いったい 何 な の か …。
今頃 に なって 俺 に も 少し だけ わかった こと が ある 。
苦しみ や 悲しみ 喜び も →
他の 誰 か と 分かち合う こと が できる のだ と …。
うずまき ナルト … アイツ は 俺 と 同じ 苦し み を 知っていた 。
そして 生きる 道 を 変える こと が できる こと を 教えて くれた 。
俺 も いつか 誰 か に 必要 と さ れる 存在 に なり たい 。
恐るべき 兵器 と して で は なく 砂 隠れ の 風 影 と して ))
< 後ろ向き だった 俺 の 人生 は →
ようやく 一 歩 前 に 踏み出せた のだ 。
そして 俺 は 風 影 と なった 。
多く の 仲間 を 得て →
これ から もっと 他者 から 必要 と さ れる 存在 と なり →
そして 胸 を 張って アイツ と 対等に →
友 と 認め られる 日 を 目指して 前 へ 前 へ と 歩み 始めた のだ 。
しかし …>
《 誰 だ … この 手 。
なんだ 俺 の 手 か 》
《 俺 は 誰 か に 必要 と さ れる 存在 に なれた のだろう か 。
あれ ? なんだ … 俺 ?》
《 あれ が 俺 … 誰 か に 必要 と さ れ た がって た 俺 。
どうして なんで そう なり たかった んだろう 。
俺 は なんで それ を 望む 存在 なんだろう ?
あの 目 あの 鼻 あの 口 。
なぜ … なぜ あれ が 我 愛 羅 。
俺 は その 中 に いた 。
いや そもそも 俺 と は 何 だ ?
俺 と 自覚 して る だけ で →
そもそも 何者 な んだ ?
ただ の 小さな 感覚 》
我 愛 羅 我 愛 羅 !
《 誰 だ 誰 を 呼んで る ?》
《 誰 だ ? この 手 。
なんだ また 俺 の 手 か 。
俺 の 手 …。
俺 ?
俺 と は 誰 だ ?
俺 …》
《 俺 は …》
< 暁 に 捕らえ られ 尾 獣 を 抜か れた 俺 が …。
一 度 は 死んだ 俺 が 生き返る こと が できた の は →
チヨバア 様 の 命 を 引きかえ に した 禁 術 と →
ナルト の チャクラ の おかげ だった と いう >
(( カンクロウ : じゃあ な 。 お おう …。
普通 なら ここ で 握手 と かして 別れ んだろう けど →
俺 って ば そういう の 苦手だ から な 。
このまま …))
< 俺 は お前 に 友 と 認め られ たくて →
努力 して きた つもりだった 。
もっと 他者 に 必要 と さ れ →
認め られる 存在 に なら ねば と 励んで きた 。
だが …>
< 俺 たち は あの 日 互い を 理解 し →
存在 を 認め合う 仲 … 友 に なって いた のだ な >
どうした ?
オメエ も ナルト の 知り合い か と 聞いた んだ 。
あぁ 最初の 友 だ 。
そう か 。
( 我 愛 羅 ) よし 急ごう 。
< 旬 の 小 鉢 が 大好きな 豆 助 >
豆 助 きょう は 今 が 旬 の あれ を 使った 小 鉢 よ
< その 小 鉢 と は ?>
< それ は …→
1 年 の 中 でも とりわけ …>