NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 18 - 393 - 本当の 終わり
( 我 愛 羅 ) う お っ !
我 愛 羅 ムリ す んな !
俺 は 人 柱 力 で は なく なった 。
これ で やっと …。
お前 と 対等で 夜更かし できる 。
《 我 愛 羅 お前 は …》
(( 分 福 : そもそも 人 と 獣 →
それ ら を 分ける 必要 は ない のです ))
《 分 福 に 似て る な …》
クッ 。
クソッ !
( 九 喇嘛 ) 風 影 の ガキ 頼み が ある 。
( マダラ ) よし 。
わかった な ? 我 愛 羅 !
ナルト !
ハァ ハァ …。
うわ ~ っ !
守 鶴 !
《 すま ねえ ビ ー 》
《 頼んだ ぞ 風 影 の ガキ 》
そんな …。 すべて 吸い取ら れ ち まった 。
ま ぁ 今 の 力 で は こんな ところ か 。
( ゼツ ) 数 秒 じゃ なかった です ね 。
あ でも オビト より は 早かった んで 。
フン ホント に ベラベラ と よく しゃべる 。
お前 ら は 俺 の 作った 失敗 作 だ な 。
主 の あげ足 ばかり 取って 。
黒 ゼツ は 別名 毒舌 。
僕ら 白 ゼツ は 饒舌で と おって ます から ハハハッ 。
向こう の 戦闘 は 大丈夫だろう な ?
大丈夫です よ 。 なん せ 中身 が 結構 いい んで ね 。
《 扉 間 : 飛 雷神 斬り !》
《 もらった !》
《 今 の うち に …》
《 ナルト …》
(( ナルト : 我 愛 羅 我 愛 羅 。
ナルト …))
《 お前 を 絶対 死な せ は し ない 。
死な せる か !》
相手 が 勝利 を 確信 した タイミング …。
そこ を 狙う の が お前 の 常だった 。
ガキ ども に やらせ やはり お前 は 姑息な ヤツ だ 扉 間 。
お互いに な 。
フフッ だ が 天 が 味方 した の は 俺 の ほう だ 。
忍 一 の 速 さ を 誇って いた お前 が この ザマ だ 。
お前 ら 兄弟 が かつて の 力 を 出し切れ ない の に は 理由 が ある 。
偶然に しろ 必然 に しろ 今 は 俺 に 分 が ある の さ 。
そして 新しい 眼 も 育って いる 。
こちら 側 に つく か は わから ぬ が な 。
(( 柱 間 : 待て うち は の 少年 。
お前 に 術 を 渡す 。
( サスケ ) 術 だ と ?
( 柱 間 ) そうだ 。 マダラ は ヤツ は 俺 の 仙術 チャクラ を 奪った 。
その 仙術 チャクラ に 呼応 して ヤツ を 縛る 術 だ 。
なら アンタ 自身 で やれ 。 穢土 転生 なら すぐに 元 に 戻る 。
なんなら その 背中 の もの 引き抜いて やる 。
この 背中 の クイ が 点 穴 を 突き →
今 以上 に チャクラ を 練る こと が でき ない ようだ 。
それ に お前 は この クイ に 触れ ない ほう が いい 。
お前 に 俺 の 残り の チャクラ すべて を 渡す 。
マダラ を 止めて くれ 。
なぜ うち は の 俺 に ?
お前 は 似て いる 。 マダラ の 弟 … うち は イズナ に 。
それ が どうした ? ヤツ を 止める のに 何の 関係 が ある ?
マダラ は 元来 優しい 男 だ 。
弟 思い で 願 掛け を する 信心深い ヤツ だ 。
だからこそ お前 に 助かる チャンス を 与えた 。
( マダラ ) 殺す に は 惜しい 眼 だ 。
どう だ ? 同じ うち は の 生き残り と して →
俺 と 組む 気 は ない か ?
勘違い する な 。 お前 は 死んだ 人間 だ 。
まあ いい 。 どのみち お前 に 残さ れた 時間 は 少ない ぞ 。
お前 なら 力 で なく →
マダラ を 止める こと が できる かも しれ ない 。
さ ぁ 俺 の 前 へ ))
ぐ っ …。
正直な ずっと お前 に は こうして やり たい と 思って いた 。
お前 は …。
イズナ を 殺 め た 男 だ 。
動く 死体 に いくら やって も むなしい だけ だ が …。
( 扉 間 ) マダラ お前 は 生き返って まで 何 を 望む ?
わし ら の 時代 は とうに 終わって いる 。
柱 間 の 成し 得 なかった 国 づくり を 代わって やる だけ だ 。
だが この 世界 は 失敗 した 前任 者 柱 間 の もの だ 。
死に かけ の 患者 に は 荒療治 が 必要だ 。
僕 先 に 行って る よ 。
無限 月 読と やら は お前 の 考え か ?
それ が 治療 だって の か ?
( マダラ ) そうだ 柱 間 の 国 づくり は 矛盾 を 抱えて いた 。
人 は 平和 を 望む 。
しかし その 一方 で 争い を 望んで も いる 。
その 2 つ を 持ち 得て いる の が 人 だ 。
平和 だけ を 望み 争い だけ を 摘みとる こと は →
人 で なく なる と いう こと に 他なら ない 。
そして その 2 つ は 隣り合わせ に ある 。
(( たとえ それ が 友 であろう と 兄弟 であろう と →
我が 子 であろう と 里 に 仇 なす 者 は 許さ ぬ ))
何 か を 守る ため に は 何 か を 犠牲 に して しまう 。
本当の 夢 の 世界 以外 は な 。
確かに 一理 ある 。
《 だが お前 の 出しゃ ば る べき 夢 じゃ ない !》
《 今 だ !》
この 世界 は 言わば 柱 間 の 矛盾 した 世界 だ 。
《 クソッ !》
《 これ は 何 だ !?》
何 か を 守る ため に は 何 か を 犠牲 に して しまう 。
やめろ マダラ ! これ 以上 次の …。
( マダラ ) たとえ それ が →
友 であろう と 兄弟 であろう と 我が 子 であろう と 。
時間 は 十分に やった だろう 。
言った はずだ 。 残さ れた 時間 は 少ない と な 。
残念だ 。
マダラ …。
キサマ と いう ヤツ は !
また 来る ぞ !
ああ っ !
くっ … 術 が 発動 し ない !
《 もう チャクラ が …》
こんな 輩 に 足止め さ れる と は …。
( サクラ ) こんな … わけ の わから ない ヤツ が まだ …。
《 綱 手 : 木 遁 を 使う … いったい 何者 ?》
ここ から 先 へ は 簡単に は 行か せ やしない って 言った だ ろ ?
それ に 僕 の 質問 に 真面目に 答える ヤツ は →
一 人 も い ない って こと ?
便 意 って どんな 感じ か 聞いて んだ ろ !
まあ 人 を 殺した とき の すっきり 感 に →
似て る って 思う んだ けど ね 。
( ミフネ )5 つ の 属性 すべて を 一度に …。
《 ミフネ : どれ に 対応 すれば いい ?》
わかって おる 。
やる ね 。 一度に 同じ 術 出して 相殺 さ せちゃ う と は ね 。
( いの ) ふ ぅ … 助かった …。
( キバ ) ヘヘッ 三 代 目 様 ナメ ん なって んだ !
《 シカマル : と は いって も さすが に チャクラ が 枯渇 して や がる 。
穢土 転生 の 三 代 目 しか →
対応 でき なく なって る って こと だ 。
三 代 目 が 倒れたら ここ もや ばい 。
マダラ に 向かう どころ じゃ ない 。 コイツ も なんとか し ない と …》
《 正直 綱 手 様 も 私 も シズネ 先輩 も →
もう 医療 忍術 は 使え ない と 考えて 戦った ほう が いい 》
《 あまりに も 大技 で の 戦闘 が 長 すぎる 。
だが ここ へ 来て 立て直す 時間 は ない 。
マダラ は ナルト の 小僧 に 託す しか …》
( 水 月 ) 今 が チャンス です よ 大 蛇 丸 様 。
( 大 蛇 丸 ) まだ よ 。
《 この 敵 …》
( 香 燐 ) そ … そんな !? シ ー ッ … うるさい よ 。
ウソ !? これ って …。
( 重 吾 ) どうした ?
サ … サ …。
サスケ に 何 か あった の か ?
やっぱり 早 めに やった ほう が よ さ そう ね 。
あっ …。 なんだ ? いの 。
あっ … ナルト ! ( ヒナタ ) えっ ?
うん ?
何 だ ? あれ は 我 愛 羅 様 の …。
あそこ か !
ナルト !
ゆっくり 話 を して いる 暇 は ない !
火影 ! お前 も 一緒に 来い !
道中 ナルト を 少し でも 回復 する んだ 。
私 に は もう 医療 忍術 を 使う チャクラ は ない 。
サクラ を 連れて いけ !
サクラ なら まだ 少し は …。
どうして ナルト が … こんな …。 向こう で 何 が あった の ?
いい から 来い ! グズグズ する な !
説明 は あと だ !
( シズネ ) サクラ 急いで 砂 に のって ! はい !
なんたる こと じゃ ぜ 。
ナルト 君 が いる の ? ああ あそこ だ !
お前 白 眼 が あんだろう が !
( シノ ) マダラ を 倒した の か ?
《 ナルト 君 の 心臓 の 鼓動 が →
どんどん 弱く …》
ナルト 君 !
《 ネジ 兄さん … ナルト 君 を 守って ください 》
うずまき ナルト …。 うん ?
うずまき 一族 だ から 粘り は する だろう けど →
もう その 子 に 何 を して も ムリ だ よ 。
人 柱 力 が 尾 獣 を 抜か れたら 死ぬ 。
(2 人 ) それ は 絶対 の ル ー ル だ から ね 。
その 眼 を 持って いる と いう こと は →
今 まで 多く を 失い ながら も 何 か を 求めて きた 証拠 だ 。
だが それ も ここ で 終わる 。
己 自身 を 失う 。
本当の 終わり と いう やつ だ 。
(( イタチ : 俺 は お前 に いつも 許せ と 嘘 を つき →
この 手 で お前 の こと を ずっと 遠ざけて きた 。
お前 を 巻き込み たく は なかった 。
だが 今 は こう 思う 。
お前 が 父 を 母 を →
うち は を 変える こと が できた かも しれ ない と 。
俺 は お前 を ずっと 愛して いる ))
♪♪~
死ねる か …。
俺 は 死ね ない 。
う お ~!
くっ …。
イタチ の 生きた 意味 を …。
(( 里 が どんなに 闇 や 矛盾 を 抱えて いよう と →
俺 は 木 ノ 葉 の うち は イタチ だ ))
こんな ところ で …。
《 本当の 里 を つくる …。
本当の 影 を 示す まで …》
俺 は …。
死んで たまる か 。
しっかり して ! 負け ないで !
アンタ は 強い 。 必ず … 必ず 助かる 。
《 私 の チャクラ が もう …》
サ … サスケ が …。
どうした の ? 香 燐 。
サスケ が 本当に …。
本当に …。
このまま じゃ … このまま じゃ ナルト が …。
( サクラ / 香 燐 ) 死んで …。