NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 18 - 389 - 憧れ の 姉 さま
( ハナビ ) ヒナタ 姉 様 !
待って た んだ よ 。
一緒に 忍者 ごっこ しよう !
( ヒナタ ) ごめん ね ハナビ 今 は ダメ な の 。
え ~ いい でしょ ちょっと だけ !
( ナツ ) いけ ませ ん ハナビ 様 。
( ナツ ) ヒナタ 様 は ヒアシ 様 と の 修業 が ある のです 。
私 が お 相手 し ます から 。
行って ください ませ 。 あと で ね ハナビ 。
イヤ だ イヤ だ 姉 様 !
つま ん ない の 。
しかた の ない こと な のです よ 。
あの 方 は 宗 家 の 跡 目 様 な のです から 。
でも ちょっと くらい …。
我ら 日向 一族 は 最も 優秀な 血 継 限界 →
白 眼 を 持つ 木 ノ 葉 一 の 名門 。
その 頂点 に 立つ ヒナタ 様 に は →
学ぶ べき こと が 山 の ように ある のです 。
はい どうぞ 。
う ぅ …。
ハナビ 様 ハナビ 様 !
もう どこ に 行って しまわ れた の か …。
姉 様 み っけ !
うわ ぁ ~。
あ ~ あ 。
結局 姉 様 と 遊べ なかった な …。
ヒナタ 姉 様 !
遅く なっちゃ った ね 。
う うん 全然 !
シュッ シュシュッ !
ドドドドド トォ ー ッ !
ガキ ー ン ! デュクシュ !
あれ ?
♪♪~
はい いらっしゃい いらっしゃい !
昨日 ね 姉 様 が 来て くれた んだ よ 。
修業 で お 疲れ だった でしょう に 。
ちゃんと お礼 は 言い ました か ?
う ~ ん … 寝ちゃ った から 今度 言う 。
フッ ! え ぇ そうして ください 。
( ナルト ) いきなり 何 す ん だって ば よ !
何 し に 来 や がった この 疫病 神 !
何 し に って … 俺 は ただ →
お 面 を 見て た だけ だって ば よ 。
どう だ か な 。 この 薄汚い 落ちこぼれ が !
まったく … 持って け この !
テメエ に くれて やる から とっとと う せろ !
ねぇ ナツ あの 子 は ?
それ は …。
あの 店主 の 言う とおり です 。
何 だ よ !
なんで 俺 を そんな 目 で 見る んだ って ば よ 。
あの 者 に 決して 近づいて は いけ ませ ん よ 。
これ から お 稽古 ? うん 。
もう 名前 も 書ける し →
ちょっと なら 漢字 も 。
いろいろ できる よ 。 そ っか 。
ヒナタ 様 ヒアシ 様 が お 待ち で は ? うん 。
じゃあ ね ハナビ 。 うん 。
修業 か …。
集中 して 。
終わる まで は 遊び に は いけ ませ ん よ 。
う ~ っ …。
できた ! は いっ !
やれやれ 。
はっ !
《 強い し 優しい し あんなふうに なり たい な …》
はっ ! は ~ っ !
《 もっと … 少し でも 姉 様 に 近づき たい 》
( ネジ ) は ぁ …。
ネジ 兄さん ?
相手 は 俺 じゃ なくて も つとまる はずだ 。
自分 の 修業 を さ せて ください 。
( ヒアシ ) いや まだ だ 。 続けろ 。
お … お 願い し ます ネジ 兄さん 。
くっ …。
わかり ました 。
は ~ っ !!
《 あの 人 いつも と 違う 》
どう し ました ? ヒナタ 様 。 遊び で は ない んです よ ?
くっ …。
《 頑張って 姉 様 !》
《 そんな …》
この 程度 の くせ に 。
日向 宗 家 と いう 宿命 を …。
背負って いける の か !!
ぐ っ …。
フン !!
う っ … ぐ あ ~ っ !!
う っ … は ぁ は ぁ は ぁ …。
う っ … くっ … ぐ お ~ っ …。
なに …。
頭 が … 頭 が …。
くっ … う お ~ っ !!
う っ … う っ … う お ~ っ !
愚か 者 が 。
《 なに … な んな の ?》
《 あれ は 何 だった の ?》
道場 を 覗いて いた な ?
そう か 。
あの 人 何とも なかった の に 急に 苦しみ だして …。
それ に あの 額 の 模様 。
お前 が 見た の は この 日向 に 伝わる 籠 の 鳥 の 呪 印 だ 。
籠 の 鳥 の 呪 印 ?
そう だ 。 宗 家 の 結ぶ 秘 印 に 反応 し →
それ を 刻ま れた 者 の 脳 神経 を 簡単に 破壊 する 。
じゃあ さっき の は …。
ヒナタ に 危害 を 加えよう と した ネジ を →
ヒアシ が 秘 印 の 力 で 抑えた まで の こと 。
どうして そんな こと を ?
我ら 日向 の 宗 家 に は 白 眼 を 未来 永 劫 守る 使命 が ある 。
その ため に は 時として →
死 と いう 絶対 的な 恐怖 で 分家 を 支配 し →
従わ せる こと も 必要に なって くる 。
絶対 的な 恐怖 …。
だが 当然 分家 の なか に は それ を よし と し ない 者 も いる 。
我ら 宗 家 に 恨み を 持つ 者 が な 。
我々 は そういう 業 を 持った 一族 で も ある のだ 。
それ が 私 たち …。
覚えて おけ ハナビ 。
この世 に ある あらゆる もの は 皆 →
それぞれ の 運命 を 背負って 生まれて くる 。
そして それ は 生涯 変わら ない もの な のだ 。
< いよいよ 12 月 6 日 に 公開 さ れる 映画 >
< 劇場 版 史上 初 の 冬 公開 。
キャラクタ ー デザイン スト ー リ ー 総 監修 を 務める →
珍しい です ね 。 今日 は 急が ない んです か ?
うん ちょっと …。
《 姉 様 より あの 人 の ほう が ずっと 強い の か な ?》
甘い ! なぜ そこ で ためらう !
思いっきり 打ち込んで こい !
はい !
♪♪~
ありがとう ございました 。
ヒナタ は あれ で 大丈夫な の か ?
は ぁ … ヒナタ は 生来 争い が 苦手な 性格 です から →
優し すぎる の かも しれ ませ ん 。
だが それ で は 日向 は 守れ ん !
う ~ む …。
あっ !
《 ハナビ : こんな ところ で 何 を ?》
分身 の 術 !
分身 の 術 !
《 あの 人 たしか …》
《 どうして ヒナタ 姉 様 が あの 人 と …。
姉 様 ?》
♪♪~
入る ぞ 。
ハッ !
フッ !
ハァ ー ッ !
あの 2 人 5 歳 も 離れて る はずな のに …。
すごい な … ハナビ 様 は 。
今日 の 修業 は いかがでした か ?
いつも どおり かな 。
憂鬱 そうです ね 。
昔 は あんなに 楽し そうでした のに 。
うん …。
しばし 様子 を 見て いた が →
やはり ヒナタ に 宗 家 を 継が せる こと は 難しい 。
決断 を す べき かも しれ ん な 。
わかり ました 。
ですが 一 つ お 願い が あり ます 。
今日 は お前たち に 模擬 戦 を 行って もらう 。
今 まで に 培って きた 力 を 見る 。
したがって 双方 手抜き は 許さ ぬ 。
倒す つもりで 向かい合え !
倒す つもりで と は ヒアシ 様 は 何 を お 考え な のだ ?
ヒナタ … お前 は この 日向 の 跡 目 だ 。
その 立場 に ふさわしい 戦い を 見せろ 。
はい …。
《 でも 私 は 戦う だけ 》
( ヒアシ ) 始め !
ハッ !
《 ヒナタ 姉 様 》
2 人 と も すごい な 。
《 埒 が 明か ない !
そこ !》
《 しまった 》
( ヒアシ ) そこ まで !
父 様 。
5 歳 も 下 の ハナビ に 劣る と は 。
もう いい 下がれ !
ヒナタ は 下 忍 と して 里 の 任務 に つく こと に なる だろう 。
そう です か 。
残念だ が あのような 落ちこぼれ を 跡 目 に 据える わけに は いか ぬ 。
これ が あやつ の 運命 だ 。
そして 姉 を 凌ぐ 力 を 持って 生まれて きた こと こそ が →
お前 の 運命 。
ハナビ よ この 日向 の ため →
どこまでも その 力 を 磨く のだ 。
はい 。
立て ハナビ 。
( 紅 ) ヒナタ は これ から 私 の 下 に つき ます 。
ですが 本当に よろしい のです か ?
ヒナタ は 日向 家 の 後継 者 の はず 。
下 忍 と して の 仕事 は 常に 死 が ついてまわり ます 。
好きに せい 。
5 つ 下 の ハナビ に すら 劣る 出来 損ない など →
この 日向 に は いら ぬ わ 。
《 父 様 は 姉 様 を 見捨てた んだ 》
話 は それ だけ か ?
ならば 去れ 。 邪魔だ 。
はい 。
続き だ ハナビ 。
はい 。
《 姉 様 が ダメ なら 私 が やる しか ない 。
私 が 日向 を 守る 。 これ が 私 の 運命 な んだ 》