NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 18 - 390 - ハナビ の 決意
《 私 は 姉 様 を 凌ぐ 力 を 持って 生まれて きた 》
《 それ が 私 の 運命 。
だから もっと 強く なら ない と 》
《 もっと もっと もっと もっと !》
こんなに ケガ だらけ に なって 。
少し 根 を 詰め すぎ で は ないで す か 。
そんな こと は ない 。
私 は この 日向 を 守ら ない と いけない んだ から 。
そう いえば ヒナタ 様 は 下 忍 と して →
うまく やって おら れる そうです よ 。
それ に 今度 は 中 忍 試験 に 出 られる と か 。
中 忍 試験 ? ええ 。
下 忍 から 中 忍 に なる ため の 昇格 テスト と いう こと です が →
死者 も 出る 過酷な もの だ と 聞いて おり ます 。
そんな もの 出た って 意味 ない のに 。
ハナビ 様 。
ハナビ 様 大変です !
ヒナタ 姉 様 が 大 ケガ を したって 。
( ヒアシ ) 処置 が 済んで 意識 も 戻った 。
もう 心配 は ない 。
ネジ と 当たれば こう なる こと は わかって いたろう に 。
なぜ 棄権 し なかった の ?
それ は … でき ない よ 。
私 だって 自分 の こと は わかって る つもり 。
優柔不断な 落ちこぼれ だって 。 でも 諦め たく ない 。
強く なり たい 。 変われる かも って …。
ナルト 君 を 見て いて 思った の 。
《 ナルト …》
(( 何 し に 来 や がった この 疫病 神 !
な … 何 し に って 俺 は ただ お 面 を 見て た だけ だって ば よ 。
分身 の 術 !))
まっすぐ 自分 の 言葉 は 曲げ ない 。
それ が 私 の 忍 道 だ から 。
日向 の 血 を あれほど 色 濃く 受け継いで いる ヤツ も おら ん 。
よく 見て おけ ハナビ 。 はい 父上 。
《 姉 様 は ナルト って 人 の 何 を 信じた の ?》
《 ハナビ : でも いきなり ネジ 兄さん と 当たる なんて →
ネジ 兄さん は 日向 の 天才 。
落ちこぼれ で は 絶対 に 勝て ない 》
ぜ って ぇ 勝つ !
( ネジ ) 柔 拳法 八 卦 六十四 掌 。
う っ !
八 卦 … 二 掌 !
う っ …。 ( ネジ ) 四 掌 !
《 ネジ : 人 は 生まれながら に 逆らう こと の でき ない →
運命 を 背負って 生まれて くる 。
一生 拭い 落とせ ぬ 印 を 背負う 運命 が どんな もの か →
お前 など に わかる もの か !》
六十四 掌 !
圧倒 的だ な 。 すべて の 点 穴 は 塞が れ →
もう チャクラ を 練る こと も かなわ ぬ 。
《 やっぱり …》
お前 は 俺 に 負ける 運命 だ 。 絶対 に な 。
そんな もん やって み ねえ と わかん ねえ だ ろ !
落ちこぼれ め 。
俺 は 逃げ ねえ …。
まっすぐ 自分 の 言葉 は 曲げ ねえ 。
お前 みたいに 運命 だ 何 だ 。
そんな 逃げ腰 野郎 に ゃ ぜ って ぇ 負け ねえ !
は ぁ ~ っ !
クッ 。
日向 の 憎しみ の 運命 だ か 何だか 知 ん ねえ が な !
お前 が ムリ だっ つう なら もう 何も し なくて いい !
俺 が 火影 に なって から 日向 を 変えて やる よ !
グハッ 。
( 歓声 )
( ゲンマ ) 勝者 うずまき ナルト 。
あの ガキ が 日向 に 勝った ぞ ! マジ か !
(( お前 は 俺 に 負ける 運命 だ 。 絶対 に な 。
そんな もん やって み ねえ と わかん ねえ だ ろ !))
《 違う あんな の は まぐれ に 決まって る 》
《 ネジ 兄さん は 宗 家 を 憎んで いる はずな のに 》
正直 修業 に つきあって くれる と は →
思い ませ ん でした 。 まあ そう だろう な 。
だが 俺 は アイツ に 教え られた 。
運命 は 変え られる って こと を な 。
ネジ 兄さん …。
さあ 続き を 。 はい !
(( 俺 は アイツ に 教え られた 。
運命 は 変え られる って こと を な ))
運命 は 変え られる …。
(( それ が 私 たち …。 覚えて おけ ハナビ 。
この世 に ある あらゆる もの は 皆 →
それぞれ の 運命 を 背負って 生まれて くる 。
そして それ は 生涯 変わら ない もの な のだ ))
《 私 は 私 。
更 なる 高み を 目指す だけ 》
ハァ ハァ ハァ …。
もう 一 度 お 願い し ます 。
この 回 天 は 日向 宗 家 に のみ 伝え られる 口伝 忍術 。
そう 簡単に 会得 できる もの で は ない 。
いいえ 近い うち に 必ず もの に して みせ ます 。
うむ 。
《 こんな ところ で もたついて る 場合 じゃ ない 。
もっと もっと 強く なら なきゃ いけない のに 》
《 結局 全然 もの に でき なかった …》
( いの ) ホント なん だって !
ナルト の ヤツ すごかった の よ 。
角 都 って いう 心臓 だらけ の ヤツ を もう イケイケ の 新 術 で ドカ ー ン って !
イケイケ って … 他の 描写 は ない の か 。
う ~ ん … で っ かくて シャキ ー ン って 感じ で 。
風 遁 螺旋 手 裏 剣 って !
アイツ … 性質 変化 に 形態 変化 を 組み込んだ の か 。
うん たぶん それ !
すごい ! ナルト 君 は どんどん 先 に 行く んだ ね 。
私 も 頑張ら ない と 。
何 か 新たな 術 の ヒント に なり そうです ね 。
あれ って この 間 ナルト が 暁 を 倒した とき の 話 だろう 。
3 年 前 は パッ と し なかった の に ますます 強く なる な 。
ああ アイツ に 引っ張ら れて 同 世代 の 連中 も →
かなり 成長 して いる らしい じゃ ない か 。
< 今週 土曜日 に 公開 さ れる 映画 >
守る べき もの に やっと 気づいた 。
必ず 迎え に くる ヒナタ を 。
< 最後 の 物語 は 初めて の 愛 。
番組 の 後半 で 劇場 版 の 見どころ を ご 紹介 。
最後 まで お 見逃し なく >
回 天 !
《 また … どうして うまく いか ない !?》
本日 は ここ まで に しよう 。
このまま 続け させて ください 次 こそ は 。
焦った ところ で 会得 できる もの で も ない 。
少し 時間 を 置く の も 手 かも しれ ん ぞ 。
意外な もの だ な 。
あの ハナビ が こう も 苦労 する と は 。 ええ 。
技術 的に は 会得 できる はずです が …。
すると 問題 は 別に ある の かも しれ ん な 。
ハァ ハァ ハァ …。
《 私 が 頑張る しか ない …。
頑張る しか ない んだ 》
はっ !
なんで …。
ハァ ハァ …。
♪♪~
は ぁ ~!
だいぶ 形 に なって き ました ね 。
はい 。 ナルト 君 に は 負け られ ない もの 。
《 なんで 私 は …》
《 あの とき と 同じ はず ない のに 》
《 どうして あんなに 頑張れる の ?
落ちこぼれ だって 言わ れて 父 様 に 見捨て られて 。
なのに あんなに 楽し そうに …》
いい 調子 です 。 そのまま 形態 変化 に 移れ ます か ?
はい !
《 もう 新 術 が 完成 し つつ ある と いう の ?》
《 強い し 優しい し …。
あんなふうに なり たい な 》
《 姉 様 …》
ハナビ 様 初めて の 外交 は いかがでした か ?
やっぱり 里 の 外 に 出る の は 緊張 し ます 。
でも お 上手でした よ 。
竹取 一族 は 古くから 日向 家 と 親交 の ある 者 たち 。
ハナビ 様 の 代 でも 絆 を つないで おか なくて は 。
はい 。
お 待ち ください 。
日向 ヒアシ 様 ご 一行 と お 見受け し ます 。
何事 だ ? 私 は 国境 警備 の 者 です 。
先ほど 緊急 の 連絡 が あり 木 ノ 葉 の 里 が →
暁 の 襲撃 を 受けて いる と 。
何 ? 急ぐ ぞ 全力 で 里 を 目指す !
《 ひどい …》
《 木 ノ 葉 の 里 が 跡形 も なく …。
みんな は どう なって しまった の …》
ヒアシ 様 ご 無事でした か 。
この 被害 … いったい どれほど の 者 が 死んだ のだ ?
いえ 幸い それ は あり ませ ん でした 。
バカ な 。 ここ まで の 被害 だ ぞ 。
本当です 。 ナルト が 皆 の 命 を 守って くれた のです 。
しかし それ は ヒナタ 様 の 活躍 が あって こそ 。
どういう こと ?
里 は 暁 の ペイン の 襲撃 を 受け 壊滅 状態 に 陥り ました 。
その 時点 で ペイン と 渡り合う こと が できた の は →
うずまき ナルト だけ 。
しかし その ナルト も ほどなく 危機 に 陥り ました 。
(( ペイン : そろそろ お前 を 連れて いく ))
そこ に 飛び込んで きた の が ヒナタ 様 でした 。
(( ハッ !
《 ひどい … この 杭 で →
ナルト 君 の 動き を 封じて いる の ね 》
ナルト 君 に は もう 手 を 出さ せ ない !
うん 。 これ は 私 の 独りよがり 。
何 言って んだ ! そんな ん で →
こんな 危 ねえ と こ 出て くるんじゃ ねえ !
ここ に 立って いる の は 私 の 意志 。
今度 は 私 が ナルト 君 を 助ける の 。
泣いて ばかりで 最初 から 諦めて …。
何度 も 間違った ところ に 行こう と して …。
そんな 私 を ナルト 君 が →
正しい ところ へ 連れて きて くれた の 。
いつも ナルト 君 を 追いかけて ナルト 君 に 追いつき たくて …。
いつ だって ナルト 君 と 一緒に 歩き たくて …。
いつも ナルト 君 の ところ へ …。
ナルト 君 が 私 を 変えて くれた 。
ナルト 君 の 笑顔 が 私 を 救って くれた 。
だから ナルト 君 を 守る ため なら 死ぬ こと なんて 怖く ない !
私 は ナルト 君 が 大好きだ から ))
ヒナタ 様 は ナルト を かばって 最後 まで 戦い …。
(( 柔 歩 双 獅拳 !))
結果 と して すべて の 劣勢 を 覆す きっかけ と なった のです 。
あの ヒナタ が …。
《 そう か 姉 様 は あの 術 で …》
まったく 驚か さ れた 。
まさか ヒナタ が ここ まで の こと を やり遂げる と は 。
《 姉 様 は たぶん →
ずっと 落ちこぼれ なんか じゃ なかった んだ 》
(( ヒナタ 姉 様 !))
♪♪~
(( でも 諦め たく ない 強く なり たい 。
変われる かも って ナルト 君 を 見て いて 思った の 。
まっすぐ 自分 の 言葉 は 曲げ ない 。
それ が 私 の 忍 道 だ から ))
(( はい 。 ナルト 君 に は 負け られ ない もの ))
《 ハナビ : ただ 自分 の 意志 で 進む べき 道 を 選んだ だけ 。
そして ここ まで 強く なった 。 運命 を 変えた んだ 。
姉 様 は ずっと 変わって い なかった 。
優しくて 強い 。 私 の 大好きな …》
父 様 お 願い が あり ます 。
しばらく は 里 の 再建 に 忙しい でしょう が →
落ち着いたら 稽古 を 再開 して もらえ ませ ん か ?
次 は 会得 でき そうだ な 。
はい 。
《 いつか ヒナタ 姉 様 の ように なり たい 。
誰 か に 言わ れて で は なく 自分 の 意志 で →
行く べき 道 を 選べる ように 》
( ヒアシ ) 聞け ! これ から 第 四 次 忍 界 大戦 が 始まる 。
我々 は 感知 能力 を 活 かし 各 部隊 に 分かれて 皆 を サポ ー ト する 。
この 戦い を 必ず 勝利 に 導く のだ !
( みんな ) おう !
ハナビ あと を 頼む わ ね 。
任せて 。 この 日向 を 守る の は 私 自身 の 意志 だ もの 。
それ より ヒナタ 姉 様 こそ 気 を つけて 。 もちろん 。
これ まで 培って きた すべて を ぶつける 。
ナルト 君 は 私 が 守って み せる 。
頑張って ヒナタ 姉 様 。 うん 。
< かつて ない スケ ー ル で 動き出した NARUTO プロジェクト 。
その 一 つ と して →
待望 の 新作 劇場 版 が 2 年 ぶり に 公開 。
映画 …>
< キャラクタ ー デザイン スト ー リ ー 総 監修 を 務める の は →
原作 者 の 岸本 斉 史 先生 >
< キャラクタ ー デザイン で こだわった 点 は ?>
< 激闘 から 2 年 。
ナルト は 忍 の 世界 で 憧れ の 存在 に なって いた >
( みんな ) ナルト 先輩 !
( 歓声 )
うん ?
まさか アイツ に モテ 期 が くる と は ね 。
ステ ー キ ? モテ 期 !
女子 に モテモテ って こと 。
2 年 前 の 戦争 で 活躍 して から すっかり 里 の 英雄 だ から な 。
< 原作 の 先 を 描いた スト ー リ ー 。 総 監修 を 務めた 感想 は ?>
< 穏やかな 生活 を 楽しむ 忍 たち 。
しかし 新たなる 脅威 が 彼ら に 迫って いた >
月 が 落ちて くる だ と ?
明らかに 月 は 地球 に 接近 して いる 。
最近 隕石 が 多い の も …。
ご 説明 し ます 。 2 つ の 天体 が ゆっくり と 近づく 場合 →
互い の 重力 が 徐々に 作用 し ます 。
ある 一定 の 距離 を 超えた ところ で 月 の 表面 が 砕け 始め ます 。
現在 その 一部 が 地表 に 落ちて きて いる のだ と 。
で どう なる ? 月 は 完全に 崩壊 し →
その 残骸 は 地上 に 降り注ぎ ましょう 。
このまま で は 人類 は …。
絶滅 だ な 。
誰 ? キャ ー !
< 一方 ヒナタ の 妹 ハナビ が 何者 か に さらわ れて しまう >
ハナビ ちゃん ?
< そして ヒナタ の 前 に も 謎 の 男 が …>
あなた は …。
僕 は トネリ 。 キミ を 迎え に 来た 。
迎え に ?
キャ ー !
ヒナタ !
なに !? 放して !
テメエ ヒナタ に 何 す んだ !
♪♪~
ヒナタ !
< 最後に 岸本 先生 から メッセ ー ジ >
< さらわ れた ハナビ そして 落ちて くる 月 。
ナルト は 再び 世界 の 救世 主 と なれる の か ?>
ナルト ! ナルト ! ナルト 君 !
う お ~!!
< 映画 …>