NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 19 - 410 - 動き出した 陰謀
( 我 愛 羅 ) 視 神経 が つながった 。
( ケゴン ) フウ ! ( ヨウロウ ) 待て ! どこ へ 行く 気 だ !
( ケゴン ) 巻物 は 揃って る 。 まっすぐ 中央 塔 へ 向かう んだ !
( フウ ) や ~ だ ! だって まだ 友達 一 人 も 出来て ない もん 。
( フウ ) それ に もう 少し 遊んで から 行く っす !
( ヨウロウ ) おい ! 忘れた か !
中 忍 試験 は 滝 隠れ の 名 を あげる ため !
( ケゴン ) 下 忍 時代 の 風 影 の 97 分 と いう 記録 に は 及ば なくて も ➡
せめて せめて 一 番 槍 の ほまれ を !
( フウ ) ひ ゃっ ほ ~ い ! ( ヨウロウ / ケゴン ) う っ ! 聞いて ない !
う ぅ …。 落ち着け 。 ああ 。
( ヨウロウ ) フウ ! そんな こと で は 里 長 が お 嘆き に なら れ ます ぞ !
シブキ が ?
( ケゴン ) ああ そう だ 。 滝 隠れ の 名 を あげる の は ➡
何より シブキ 様 の 願い 。
《 フウ : シブキ …》
シブキ 様 が 何と 思わ れる か 。
わかった わかった っす ! しかたない っす ね 。
《 ケゴン : フウ に は 里 長 の 名 を 出す の が いちばん だ な 》
《 ヨウロウ : 理由 は わから ん が なぜ か 素直に なる 》
フウ ! また ! どこ へ 行く !
中央 塔 に 決まって る っす !
( ヨウロウ / ケゴン ) なら 逆 ! あら ら っ 。
《 カンクロウ : 砂 の 目 ならば 身 の 危険 は ない が ➡
我 愛 羅 の 考え が 変わって い ない 以上 …》
《 テマリ : 気 を 抜く わけに は いか ない な 》
我 愛 羅 飯 に し ない か ?
ああ 時間 も 時間 だ しな 。
( 我 愛 羅 ) いや 今 は いい 。 ( カンクロウ ) そう か 。
( テマリ ) フラ れた な 。 ( カンクロウ ) だ な 。
ん っ !
( マツリ ) どこ へ 向かって る の ? ( ミコシ ) ああ 中央 塔 に 行く 。
( マツリ ) 待って ! まだ 巻物 揃って ない !
( ミコシ ) 頭 を 使う んだ 俺 たち に は 地 の 利 が ある 。
( ユカタ ) 私 たち が 持って る の 地 の 巻物 じゃ なくて ➡
天 の ほう だ けど ?
そういう 意味 じゃ ない !
( ミコシ ) 天 と 地 の 書 の 巻物 を 手 に 入れた 者 は ➡
他の 班 から 狙わ れる 。 だ から ➡
一目散に 中央 塔 に 向かう はずだ 。
ところが その 周囲 に は ➡
さまざまな トラップ が 仕掛け られて いる 。
この 東 の ル ー ト を 除いて は な 。
( マツリ ) 東 の ル ー ト は 何も ない の ?
( ユカタ ) そ したら みんな 東 の ル ー ト を 使う んじゃ ない ?
ところが ここ に は 自然の 隠れ 流 砂 が ある んだ 。
( ミコシ ) そこ に 落ちて 抜け出せ なく なった 連中 から ➡
巻物 を 奪う って 寸法 さ 。 いい 案 だ ろ 。
さすが ! でも ちょっと 気 が 引ける ね 。
( ミコシ ) 二 次 試験 合格 が かかって る 。
きれいごと は 言って られ ないだ ろ 。
( マツリ ) そう ね やり ましょう !
♪♪~
(( フギ : ほう お前 が ホウイチ か
まだ 若い ように 見える が 。
( ホウイチ ) はい 確かに 若く ございます 。
しかし 幼き 日 より ➡
分 福 様 の 流れ を くむ 法 力 を 学び ました 。
( フギ ) ほう 分 福 …。
( ホウイチ ) はい 。
我 愛 羅 様 は 風 影 に なった 今 でも ➡
里 に とって 危険な 存在 だ 。
それ が ある かぎり ➡
恐怖 に よる 支配 と いう 構図 が 変わる こと は ない 。
こ たび の 中 忍 試験 は 一 尾 ➡
守 鶴 を 抜く また と ない 機会 。
もっとも それ は ➡
あの お方 の 死 を も 意味 する こと だ が な 。
はい ))
《 フギ : まずは 風 影 を 自由に して ➡
塔 から おびき出す と する か 。
遠距離 感知 を 妨げて いた 結 界 を ➡
今 解き放つ 。
魔 の 砂漠 と 呼ば れる の は ➡
一 度 巻き込ま れたら 最後 ➡
生き延びる の は 難しい 大 砂 嵐 の せい 。
それゆえ 砂 の 探査 班 は ➡
常に 遠距離 感知 を 張り ➡
警戒 して いる 》
( ネジ ) う っ なに !?
( リ ー ) 何 です か あれ は !?
( テンテン ) ちょっと これ や ばい んじゃ ない ?
《 フギ : しかし 遠距離 感知 が 機能 して い なかったら ➡
どう なる か ?》
《 フギ : 今頃 本部 は 大騒ぎ だろう 》
大規模な 砂 嵐 が 突如 発生 し ました !
なんで 今 まで 見つけ られ なかった ?
それ が 何の 異常 も なかった のです 。
ええ こっち に も 全然 。
何者 か が 遠距離 感知 に 干渉 した ので は ?
( カンクロウ ) 結 界 でも 作って 感知 を 邪魔 して たって の か 。
誰 が 何の 目的 で ?
そんな こと より も ➡
受験 者 へ の 対策 が 先 だ 。
受験 者 は サバイバル する の も ➡
試験 の うち じゃ ねえ の か ?
この 砂 嵐 で か すぎ だ よ 。
全員 が 死 ん じ まったら 困る だろう が 。
チェッ 世話 が 焼ける や つら だ 。
二 次 試験 を 一 時 中断 。
受験 者 たち を シェルタ ー に 誘導 する 。
そこ の 2 人 風 影 様 を 頼む 。
あいつ 自分 で 救出 に 行く って 言い そうじゃ ん ?
絶対 に 表 に 出さ ない ように 。
(2 人 ) ハッ !
( テマリ ) 準備 は いい か ? ( みんな ) ハッ !
( カンクロウ ) 一 班 二 班 三 班 は 俺 と 。
( テマリ ) 残り の 班 は 私 と ともに 。
続け !
♪♪~
これほど 大規模な 砂 嵐 を ➡
感知 でき ず に いた と は 。
いったい 誰 が 邪魔 を して いた んだ ?
何も 起き なければ いい んだ が 。
ああ 。 そうだ な 。
くっ … 何 よ これ !?
砂 嵐 です 。 う っ 。
そんな こと 知って る わ よ ! ゴホッ ゴホッ 。
これ が 魔 の 砂漠 の 大 砂 嵐 か 。
思った 以上 に 規模 が で かい 。
このまま で は まずい な 。
ヌヌヌ …。 こいつ は ひで え な 。
だから とっとと 中央 塔 に 向かって りゃ よかった んだ よ !
( フウ ) 危な !
ん ? どうした の ? イテテ …。
何でもない …。
砂 嵐 か 。 これ で ますます 地 の 利 が 。
って いう レベル じゃ ない でしょ !
こいつ は ひどい な 。
ここ まで 巨大な 嵐 は 久しぶりだ 。
ああ 。 受験 者 は 大丈夫だろう か 。
そう だ な 。 あっ 風 影 様 は ?
大丈夫だ 。 おとなしく して おら れる 。
よかった 。 ああ 。
( テンテン ) うわ ぁ ! 一 寸 先 も 見え ない …。
( リ ー ) なん の これ しき ! 中央 塔 まで あと わずか 。
根性 で 乗り切り ましょう !
白 眼 !
根性 で 乗り切れる ような 規模 じゃ ない 。
この 近く で 砂 嵐 を やり 過ごせる 場所 を 探そう 。
目 が 目 が 開け られ ない 。
う っ … 砂 が 刺さる 。
グハッ … 息 が でき ない 。 ゴホッ ゴホッ 。
グッ … ダメ だ 。
これ を 使え 。 防 砂 マント だ 。
( カンクロウ ) 二 次 試験 は 一 時 中断 だ 。
お前 ら を シェルタ ー に 誘導 する 。
こんな 砂 嵐 なんか に 負け んじゃ ねえ !
( テマリ ) カマイタチ !
さあ 今 の うち に 進め 。
さっさと 急げ !
大丈夫な の ? リ ー 。
これ だけ 激しい 砂 嵐 だ と ➡
木 ノ 葉 の マント くらい じゃ どうにも なり ませ ん ね 。
( ネジ ) よし ならば …。
八 卦掌 回 天 !
テンテン ! 今 だ !
任せ と いて 。
砂 嵐 を 防ぐ ん なら あれ が 使え そう !
さあ この 中 に 入って 砂 嵐 を やり過ごす の よ !
( リ ー ) はい ! ( ネジ ) よし 。
( リ ー ) よく こんな もの を 用意 して い ました ね 。
まあ こういう こと で も ない と 私 の 出番 ない から ね 。
なるほど 。 さすが だ 。
( テンテン ) どっち か 否定 し なさい よ !
あっ …。 ( ユカタ ) もう ダメ 歩け ない …。
頑張れ ! もう 少し で 中央 塔 だ !
ほんとに 間違い ない の ?
さっき から 全然 到着 し ない けど 。
間違い ない ! うわ ぁ !
(2 人 ) あっ ! 見ろ !
隠れ 流 砂 だ ! 間違い なかった ぞ ! うわ ぁ !
( マツリ ) そんな こと 言って る 場合 じゃ ない でしょ !
う っ う っ … うわ ぁ ~!
ミコシ ! ああ !
しっかり ! ミコシ を 引っ張り 上げる わ よ !
うん ! う ぅ ~ ん !
( マツリ / ユカタ ) う ぅ ~ ん !
流さ れる ! う っ …。
(2 人 ) う ぅ ~ ん !
( マツリ / ユカタ ) う っ う ぅ ~!
( ホウイチ ) そろそろ か 。
ぐ っ … う ぅ …。
はっ … う っ …。
(2 人 ) う ぅ ~ ん !
もう 少し !
( マツリ ) さ ぁ つかまって !
ああ っ ! (3 人 ) うわ ぁ !
( ケゴン ) ペッ ペッ … たま ん ねぇ …。
( ヨウロウ ) 早い とこ 中央 塔 に 逃げ ない と ➡
遭難 して しまう ぞ 。
( マツリ たち ) うわ ぁ !
(( シブキ : う っ …。
シブキ !
( シブキ ) 大丈夫 。 俺 が 必ず 守る から 。
どうして …。 ん ?
どうして 守って くれた っす ?
お前 が 大切だ から に 決まって る だ ろ 。
だから お前 も 大切な 人 を 守れ 。
人 と 人 が つながれば この世 に 争い など なくなる 。
まずは 100 人 の 友 を 作る こと だ ))
どうした ? フウ 。
中央 塔 は あ っち だ ぞ 。
おい 聞いて る の か ? う っ !
( ケゴン ) シブキ 様 が ! ( ヨウロウ ) シブキ 様 の ため に !
シブキ も これ から あっし の する こと を ➡
きっと 喜んで くれる っす !
(2 人 ) ああ …。
(3 人 ) う っ う ぅ …。
ああ … う ぅ …。
ハッ !
よし ! おとなしく して る っす !
それ !
この …。
ん ?
砂 隠れ の 里 風 影 我 愛 羅 だ 。 滝 隠れ の フウ っす 。
なぜ 助けた ? お前 も 中 忍 試験 の 受験 者 だろう 。
ああ … 里 長 の シブキ が 教えて くれた っす 。
(( シブキ …。 多く の 人 は お前 の こと を ➡
誤解 して いる かも しれ ない 。
しかし お前 は 自分 の 周り の 人々 を ➡
大切に 思い 大切な 人 の ため に 尽くせば いい 。
そう すれば きっと …。 100 人 の 友 が できる っす ね !
え ? あ … ああ ))
きっと いつか 100 人 の 友 が できる って 教えて くれた っす !
そう か それ で か 。 え ?
お前 を 見て いて ある 男 を 思い出して いた が ➡
その 理由 が わかった 。
誰 なん す か ? その 男 って 。
お前 に よく 似た 男 だ 。 俺 は そい つと 戦い ➡
触れ合う こと で 他者 と 苦しみ や 悲しみ ➡
喜び も 分かち合う こと が できる んだ と 教え られた 。
へえ ~ そんな 男 が いる ん なら ➡
あっし も 会って 友達 に なり たい っす !
う … う ぅ …。
お前たち 何の 巻物 持って る っす ?
天 の 巻物 を …。
(3 人 ) あ …。 持っていく っす 。
ほ … ほんとです か ? 助かっちゃ った 。
ダメ よ 。 それ は いただけ ませ ん 。
どうして っす ? あっし は ➡
新しい 目的 が できた から いら ない し …。
私 たち は 我 愛 羅 様 に 教えて いただき ました 。
( マツリ ) 自分 の 力 で 自分 が 作った 壁 を ➡
打ち破り 勝つ 方法 を …。
どう やれば 結果 を つかむ こと が できる の か を 。
その 巻物 は のど から 手 が 出る ほど 欲しい けど ➡
あなた から 貰って は 二 次 試験 の 条件 を ➡
クリア した と は 言え ませ ん 。 私 たち は 私 たち の 力 で ➡
手 に 入れて みせ ます 。 わかった っす 。
( ケゴン / ヨウロウ ) フウ !!
捕まる と 面倒だ から んじゃ これ で 失礼 する っす !
さよなら 。
(3 人 ) ありがとう !
《 おもしろい やつ 。 いずれ また ➡
どこ か で会う こと も ある だろう 》
( ホウイチ ) 我 愛 羅 様 お 覚悟 ください 。