NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 417 - お前 は バックアップ だ
(( カカシ : クッ … リン 逃げろ 。 ( リン ) でも …。
足手まといだ 。
土 遁 !
土 流 壁 !
( バブ ) チッ 逃げた か 。
( バブ ) うわ っ !
( イナギ ) 土 遁 の 中 から …。
リン 。 すぐに 治療 し ます 。
( ミナト ) どうした カカシ 。
ミナト 先生 オビト …。
( オビト ) えっ カカシ リン …。 なんで 俺 こんな とこ に …。
説明 は あと 。 それ より カカシ これ は どういう こと だ ?
ここ まで 護衛 の 者 たち と たどり着いた のです が →
2 人 が 裏切って …。
2 人 ? ( イワト ) 頼む …。
俺 は もう 助から ない 。
密 書 の 中身 を …。
しかし 我々 が 中身 を 見る こと は …。
かまわ ない 。 本物 である か 確認 して くれ 。
これ は どういう こと です ?
私 の 上官 に 私 か 同じ 班 の 誰 か もう 1 人 に →
密 書 を 渡す と 言わ れて いた …。
その どちら か が 本物 である と 。 どうして …。
仲間 に 裏切り者 が いる かも しれ ない と いう →
情報 が あった から だ 。
じゃあ 本物 の 密 書 は ?
裏切り者 が 持って いれば 私 を 襲う はず は ない ならば …。
彼 か …。 カカシ もう 1 人 は …。
それ が 途中 で …。
頼む 必ず 密 書 を …。
ダメ です 。
しまった 聞か れて いた か 。
カカシ お前 まさか もう 1 人 を 見捨てた の か ?
俺 は 任務 を 優先 さ せた だけ だ 。
掟 に 従った まで だ 。 掟 …。
掟 を 守ら ない ヤツ は クズ だ 。
だけど その 結果 が これ かよ 。
お前 が 仲間 を 見捨て なきゃ こんな こと に なって ねえ !
やめる んだ オビト 。
これ は 想定 外 の 出来事 だ 。
カカシ の せい じゃ ない 。
クソッ ! 俺 は 行く ぜ 。
( カカシ ) どこ に 行く 気 だ ? ( オビト ) 決まって んだ ろ !
ソイツ を 助け に だ よ 。
だが 彼 は もう 敵 の 真っただ中 だ 。
その とおり だ 危険 すぎる 。
初陣 で 任務 失敗 なんて や な こった 。
失敗 で は ない 。 これ は 想定 外 の こと だ 。
カカシ お前 優等 生 の くせ に 頭 の 回転 が 悪い な 。
なに ! よく 考えろ 。
俺 たち が 護衛 して た 4 人 が 全員 消えた んだ 。
誰 が 俺 たち に 想定 外 の こと が 起きた って →
証明 して くれる んだ よ ?
もともと 裏切り者 が いたって こと を →
依頼 して きた 里 に シラ を 切ら れたら →
責任 を 負う の は ミナト 先生 だ 。
俺 の こと は どう で も いい 。 任務 は 終わった んだ オビト 。
言 っと き ます けど →
先生 が 俺 を ぶん 殴って 里 に 連れ戻そう が →
何度 だって 置いてきぼり に さ れた ヤツ を →
探し に いき ます よ 。
俺 は 仲間 を 見捨て ない 。
( ミナト / リン ) オビト !
った く …。
止めて も ムダ の ようだ ね 。
では 俺 は 彼 が 落ちた 場所 。
その 下流 を カカシ 。 更に 下流 を オビト だ 。
リン は カカシ に ついて ゆけ 。 はい !
いい かい ? 彼 を 見つけたら すぐに 俺 に 報告 する んだ 。
( シンブ ) ぐ っ …。
あっ … ハァ ハァ ハァ ハァ …。
いた ぞ !
見つけた ぞ 。
火 遁 豪 火 球 の 術 !
チッ …。
《 敵 が 多 すぎる 》
雷 遁 千鳥 !
ぐ あ ~!
大丈夫です か ?
リン 彼 を !
わかった ! 逃げ ます 。
待って くれ 。 巻物 が …。
引きあげる !
くっ … オビト リン ! 彼 を 守れ 。
カカシ ! お前 は !? 巻物 を 奪い 返す 。
無 茶 だ 。 あの 数 だ ぞ 。
文句 は 言わ せ ない 。 彼 を 救った の が お前 の 流儀 なら →
任務 を 遂行 する の が 俺 の 流儀 だ 。
( オビト ) カカシ ! ( リン ) オビト ミナト 先生 に 連絡 を 。
ああ 。
オビト …。
( イナギ ) キサマ 1 人 で 俺 たち の 相手 を する つもり か 。
任務 は やり遂げる 。
やれ 。
( ミナト ) オビト 見つけた の か ?
カカシ が 巻物 を 追って 敵 の 中 に ! カカシ が …。
間に合って くれ 。
( イナギ ) フン ! 来い 。
ぐ あっ … ソイツ を 逃がす な !
( ミナト ) 螺旋 閃光 超 輪舞 吼参 式 !
ミナト 先生 。
これ で やりとおせ たかな ? キミ の 信じる 流儀 は 。
( ミナト ) これ で 無事に 任務 は 完了 です ね 。
ええ ありがとう 。 私 の 命 を 救って くれて 。
木 ノ 葉 の 黄色い 閃光 。 また どこ か で 。
では これ で 。 行こう みんな 。
先生 本当 の 任務 って 大変な んです ね 。
そう だ ね 。 頭 の 中 で 描いた ように きれいに は いか ない 。
でも 密 書 が 無事に 届け られて よかった 。
ああ …。
とにかく 任務 は 達成 できた な 。
おそらく な 。
おそらく ? 何 言って んだ ?
彼 は あの とき …。
(( ありがとう 。 私 の 命 を 救って くれて ))
任務 が 達成 できて いた なら →
自分 の 命 より 密 書 の こと を 口 に した と 思う 。
それ って どういう こと だ よ 。
彼 の 持って いた 密 書 も 白紙 だ 。
は ? きっと 俺 たち は →
陽動 に 使わ れた んだ 。
本物 は 別の 部隊 が 運んだ んだろう 。
それ が C ランク の 任務 に ミナト 先生 を 指名 して きた →
本当の 理由 だ 。
ミナト 先生 ほど の 忍 が 護衛 に つけば →
俺 たち が いかにも 本物 を 運んで いる ように 見える 。
お前 いつ から その こと に ?
最初の 巻物 が ニセモノ だった とき その 可能 性 は 考えて いた 。
それ じゃ お前 ニセモノ かも しれ ない 巻物 を 命がけ で …。
それ が 任務 だ 。
それ が 俺 の 流儀 だ ))
( オビト ) 俺 は お前 の こと を 少し は 理解 して いる と 思って いた 。
だが 俺 は 何も わかっちゃ い なかった 。
それ を 知った の は お前 と の 最後 の 任務 だった 。
(( カカシ は 木 ノ 葉 の 白い 牙 と 恐れ られた 天才 忍者 →
はたけ サクモ さん の 息子 で ね 。
白い 牙 ?
それ じゃ あの とき の 人 が …。
でも カカシ の ヤツ ひと言 も そんな こと …。
里 の 誰 も が もちろん カカシ も 尊敬 する すばらしい 人だった 。
あの 事件 が 起きる まで は …。
事件 ?
こんな こと を 勝手に 話しちゃ いけない の かも しれ ない けど →
カカシ と 同じ 班 の キミ に は 知って おいて ほしい んだ 。
何 が あった の ?
カカシ の 父 サクモ さん は →
中傷 さ れて ご 自分 で 自分 の 命 を 絶た れた んだ 。
5 年 前 ある 極秘 任務 で →
隊長 と して 敵地 に 潜入 した 彼 は →
そこ で 二 択 を 迫ら れた 。
任務 遂行 か 仲間 の 命 か 。
もちろん 里 の 掟 に 従えば 任務 放棄 は ご 法 度 。
だが 彼 は 仲間 の 命 を 救う ため 任務 を 中断 した んだ 。
しかし その こと で 大きな 損失 を 出した 火 の 国 や →
里 の 仲間 は 彼 を 責めた 。
あげく の 果て に は 助けた 仲間 たち で さえ →
彼 を 中傷 した んだ 。
それ が もと で 心 も 体 も 悪く した サクモ さん は 自ら …。
カカシ は それ 以来 親父 さん の こと を 口 に し なく なり →
掟 や ル ー ル を 守る こと に 固執 し 始めた 。
( ミナト ) オビト 少し でも いい 。 わかって あげて ね 。
カカシ に も 悪気 が ある わけじゃ ない んだ 。
《 火 遁 豪 火 球 の 術 !》
( リン ) キャ ~ ッ !
( タイセキ ) コイツ は 預から せて もらう 。
待て !
( オビト ) チクショウ ! オビト !
ヤツ ら を 追う な !
( オビト ) 何 だ と !?
2 人 で このまま 任務 を 続行 する 。
お前 今 何 言って ん の か 自分 で わかって ん の か !?
ああ 。
忍 なら 仲間 を 犠牲 に して でも 任務 の 遂行 が 絶対 だ 。
それ が 掟 だ 。
お前 そんな もん の ため に 今 まで 生死 を ともに して きた →
仲間 を 簡単に 切り捨て られる って いう の か !?
お前 は 何も わかっちゃ い ない !
掟 を 破った ヤツ が どう なる か 。
( オビト ) 俺 は 白い 牙 を 本当の 英雄 だ と 思って る 。
確かに 忍 の 世界 で →
ル ー ル や 掟 を 破る ヤツ は クズ 呼ばわり さ れる 。
けど な 仲間 を 大切に し ない ヤツ は →
それ 以上 の クズ だ !
《 オビト : 見つけた ぞ 》
( オビト ) カカシ お前 どうして …。
白銀 の 髪 に その 白 光 の チャクラ 刀 。
まさか お前 木 ノ 葉 の 白い 牙 !?
これ は 父 の 形見 だ 。
なるほど な 白い 牙 の ガキ か 。 なら ビビ る 必要 は ねえ な 。
( オビト ) どこ だ ?
オビト ! 後ろ だ !!
ぐ あっ ! 眼 が …。
( オビト ) カカシ !!
う っ …。
忍 が 泣く なって の 。
まだ 死んだ わけじゃ ない 。
気 を 抜く な よ 。
《 オビト : 俺 は いつも 口先 だけ で …。
みんな に 助け られて ばっ か だ 。
けど …》
(( オビト : 仲間 を 大切に し ない ヤツ は それ 以上 の クズ だ ))
《 あの 言葉 だけ は 口先 だけ に したく は ない んだ 》
《 タイセキ : 死ね !》
( タイセキ ) な … なぜ だ ? 見える わけ は ない …。
オビト お前 …。
な … なんだ ? その 眼 は …))
今回 は 俺 が メイン 。 お前 が バックアップ だ カカシ 。
久かたぶりの ツ ー マンセル だ な 。 しくじる な よ オビト 。
覚悟 は いい か ? ああ 。
最後 の 作戦 が お前 と で よかった よ 。
オビト … カカシ …。
( マダラ ) オビト お前 に 預けた もの を すべて 返して もらう 。
特に 左 目 が まだ 入って い なくて な 。
気 に なる か ? マダラ 。
写 輪 眼 は 左右 揃って 本来 の 力 を 発揮 する もの 。
そう 言った よ な 。 なら …。
( マダラ ) 違う 。 もう 写 輪 眼 で は ない 。 輪廻 眼 だ 。
違う 。
( マダラ ) うん ?
こっち の こと を 言って る んだ よ 。
(( やっと 揃った ね 。
( カカシ ) またまた 遅刻 だ よ ! お前 は 。
( オビト ) いや 途中 いろいろ あって 道 に 迷っちゃ って さ 。
( カカシ ) お前 の 歩く 道 は いつも どん だけ →
曲がりくねって る って の よ ホント 。
まっすぐ 来い !
だから 道すがら いろいろ あった って 言って んだろう が !!
忍 なら 決まり を 守れ 。 お前 の その 怠慢 が →
仲間 を 危機 に 陥れる 可能 性 だって あんだ から 。
なら 俺 が お前 ら を 守って やる 。 決まり を 守る かわり に よ 。
( カカシ ) どの 口 が 言って んだ 。 ( オビト ) 眼 は 口 ほど に もの を 言う 。
俺 の 写 輪 眼 が 開眼 したら 黙って ねえ ぜ !
は ぁ ~。 ( カカシ ) お前 の 写 輪 眼 なんて →
役立つ と は 思え ない し そもそも 開眼 して ない なら 黙 っと け !
( オビト ) うる せ ぇ ! マスク で 口 隠して る くせ に →
口 が もの を 言い すぎ なんだ よ お前 は !
テメエ こそ 黙 っと け !
( ミナト ) なかなか 足並み が 揃わ ない ね 。
確かに … でも ね 先生 。 うん ?
( ガイ ) 勝負 だ カカシ !
また テメエ か 猛獣 顔 ! 来 んじゃ ねえ !
まったく 俺 の 同期 ども は …))
《 マダラ : ナルト を 復活 さ せる ため に は →
輪廻 眼 と 九 尾 これ ら を 持つ オビト を →
時空 間 へ 飛ばし さえ し なければ いい 。
神 威 の 移動 時間 より →
俺 の 攻撃 の ほう が 速い の は さっき わかった 。
おそらく コイツ ら は どちら か 一方 が 俺 に 陽動 を しかけて くる 間 に →
もう 一方 が 神 威 を する 。
オビト 自ら 飛ぶ か それとも カカシ に 飛ば せる か の 二 択 》
(( 今回 は 俺 が メイン 。 お前 が バックアップ だ カカシ ))
《 マダラ : どちら に しろ 二 択 と も オビト が 言った ように →
とらえる こと が できる 。
手っ取り早く 輪 墓 で いく か …。
いや オビト に 輪廻 眼 が ある 以上 それ は やる べきで は ない 。
なら 2 人 同時に 攻撃 し さえ すれば いい 》
(( リン : でも ね 先生 。 そこ は 私 に 任せて 。
私 が 2 人 を ちゃんと …。
行く よ ! 2 人 と も ! フフッ !))
(2 人 ) 神 威 !
お互い まったく 同時に 神 威 を 。
術 の スピ ー ド を 倍 に して 飛ぶ と は な …。
( サクラ ) オビト 。 大丈夫だ 。
俺 が ナルト を 助けて やる 。
信用 できる の ?
俺 は 昔 から まっすぐ 素直に は 歩け なく って ね 。
だが やっと … たどり着いた 。
今回 ばかり は いい とき に 来て くれた よ 。
《 カカシ を 助けて くれて ありがとう ガイ 》
( ガイ ) 大丈夫 か ? カカシ 。
どこ か で 見た な 。
ん っ !? 誰 だ ? あれ 。
< 敗戦 と いう こと を 知ら ない 日本 が 初めて 味わった 敗戦 に →
1億 総 国民 が 虚 脱 状態 に 入り ました 。
その 中 に 爽 や か に 聴 こえて きた 歌声 …>