NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 443 - 力 の 差
バカ な ! 俺 たち が たった 一撃 で …。
盗賊 ども が 。
この 区域 に 逃げ込んだ の が 運 の ツキ だった な 。
( タイコ ) 俺 たち の トップ は いまや 組織 一 の 実力 を 誇る 副 隊長 だ 。
逃げき れる わけ が ないだ ろ 。
相変わらず の お 手並み です 。
それ で こいつ ら は ?
( サスケ ) いつも どおり だ 。
了解 。 おい お前 ら !
見せしめ に 痛めつけて やれ ! お ~ っ !
あんなに ひどく 痛めつけ なくて も ね 。
最近 の やり 方 は 目 に 余る よ 。
風紀 を 守る ため と か 言って さ ➡
あっちこっち で 威張り くさって 。
何 か 言った か ? おお 怖 っ !
下手に 関わったら こっち まで し ょっ 引か れる 。
フンッ 。
( サクラ ) サスケ 君 …。
最初 は 過激だ と 思った が ➡
結果 的に いい アイデア だった よ な 。
あれ だけ 痛めつければ 罪人 は 二度と 悪 さ は し ない 。
それ を 見た 里 の 者 たち も 同様 。
抑止 力 に なって 一石二鳥 だ 。
いや 俺 ら の ガス 抜き も 兼ねて 一石 三 鳥 かも な 。
( 笑い声 )
実のところ サスケ さん が 来る まで は ずっと クサクサ して た 。
いつまでも 例の 件 は 進ま ない のに ➡
仕事 の 量 だけ 増える んだ から な 。
火影 に 従え と フガク 隊長 は 待つ こと ばかり を 強いて くる 。
待って る だけ で 状況 が 変わる なら ➡
うち は の 扱い は とっくに 変わって いる 。
( タイコ ) その とおり こっち から も 圧力 を かけて やら ない と な 。
フガク さん の やり 方 は 甘 すぎる 。
俺 たち は 副 隊長 に ついていく ぞ !
フンッ 。
(( フガク : 偉 そうな 口 なら 誰 に でも きける 。
実際 に 任務 に ついて お前 の 力 を 示して みろ ))
《 この 程度 の こと 造作 も ない 》
( ヒルゼン ) 最近 の 警務 部隊 の 活動 は 目 に 余る のう 。
確かに 以前 より 犯罪 は 少なく なった が ➡
里 の 者 たち の 不満 は 日ごと に 高まる ばかり 。
( ミナト ) 彼ら なり の 抗議 で も ある んでしょう 。
いつまでも 事態 が 動か ない こと に イラ だ ち ➡
業 を 煮やして いる 。
( イタチ ) 物事 が 変わって いく に は 時間 が 必要 。
それ は 父 も 理解 して い ます 。
ですが それ を もどかしく 感じる 者 たち も いる 。
特に 若い 世代 の 者 たち に は 。
その 中心 に いる の が ➡
今や 一族 上 位 の 実力 を 持つ サスケ 君 か 。
(( サスケ 戻って いた の か ?))
荒っぽく は あり ます が ➡
彼ら は まだ 任務 の 枠 を 逸脱 して は い ない 。
父 は 見守る 方針 の ようです 。
確かに 下手な 処分 は ➡
かえって 反発 を 招き かね ない か 。
( シカマル ) あ ~ あ まいる よ な 。
あいつ ら の せい で 里 の 空気 が ギスギス して て よ 。
( チョウジ ) いい 迷惑だ よ この へん だって ➡
ちょっと 前 まで 屋台 なんか で 賑わって た のに さ 。
何でもかんでも 取り締まる から すっかり 寂れちゃ った し 。
( いの ) ほんと よ ね サスケ 君 何 考えて んだ ろ ?
と は いって も 今 は 近づける 雰囲気 じゃ ない の よ ね 。
もう 前 みたいに は 戻れ ない の か な ?
( ナルト ) お っか しい な 。 (2 人 ) ん ?
この へん もっと 屋台 とか なかった っけ ?
この 声 って 。 も しか して ナルト !?
えっ ? サクラ ちゃん ?
みんな ! お前 いつ 戻って きた んだ よ 。
つい さっき !
エロ 仙人 は 寄る ところ が ある って 言う から さ ➡
ひと 足先 に 帰って きたん だって ば よ 。
へ ~ あんた ちょっと 立派に なった んじゃ ない ?
そう か ? みんな は 全然 変わ ん ねえ な 。
何 言って んだ すげ え 変わった ぞ ほら 。
あ ! それ って !
あんた が 旅 して る 間 に みんな 中 忍 に なった の よ 。
ちなみに 一 つ 上 の ネジ さん は 上 忍 に なって る し 。
って こと は 同期 の なか で 俺 だけ が 下 忍 な の か よ !
いや そう いえば サスケ も そう か 。
ずっと 大名 府 に いたんだ もん ね 。
なんだ よ サスケ が どうかした の か ?
あぁ まあ な 。 お前 が い ない 間 に ➡
ちょっと 面倒な こと に なって て よ 。
( タイコ ) おい 貴 様 ! 誰 の 許可 を 得て 店 を 出して る !
すみません でも 今 まで は …。
いい から 来い !
った く こんな ばあちゃん 相手 に やり すぎ だ ろ 。
お前 は !
あら や だ 例 の …。
あいつ 帰って きや がった の か 。
戻って 早々 ル ー ル 無用 って わけ か 。
相変わらず 進歩 が ない 。
お前 は ずいぶん 変わった みて えだ けど な 。
チョウジ その おばあ ちゃん を 。 了解 。
おい ! 悪い が ➡
ここ は 通 さ ねえ 。
どう し ます ? 副 隊長 。
任務 を 妨害 さ れて 引く 道理 が どこ に ある 。
まだ そんな こと を 。
《 この 日 を 待って いた 》
なんだ ? この 感じ は 。
( ダンゾウ ) 双方 控えよ 天下 の 往来 を 何と 心得る 。
あんた は 。
ダチ どうし が 拳 で 話す だけ だ 。
関係 ねえ おっちゃん は 下がって て くれ 。
って この バカ ! って 何 だ よ 何 だ よ サクラ ちゃん 。
あんた ね … とにかく ひく わ よ 。
あいつ ら 逃げる 気 か ! かまう な 放っておけ 。
だけど …。 命令 だ 。
お前 ら は そのまま 巡回 を 続けて おけ 。
( ダンゾウ ) うずまき ナルト ➡
この 3 年 で ずいぶん 力 を つけた ようだ 。
師 である 自 来 也 に よく 導か れた と みえる 。
何 が 言い たい ?
純粋な 疑問 よ 。
お前 は その 程度 の 器 で は ない はず 。
いつまで 留まって いる つもりな の か と な 。
お前 ダンゾウ 様 相手 に おっちゃん 呼ばわり は ねえ だ ろ 。
知ら ねえ って ば よ 誰 だ それ 。
木 ノ 葉 の 上層 部 の 1 人 !
って いう か 四 代 目 や 先代 様 と 敵対 して る 人 じゃ ない 。
油断 なら ない から 絶対 関わっちゃ いけない って ➡
綱 手 様 から も きつく 言わ れて る んだ から 。
ナルト って ホント に うとい よ ね 。
あの さっき は ありがとう ね 。
ハハハ いや ~。
別に たいした こと じゃ ねえ よ 。
当たり前の こと を した …。 じゃあ そういう こと だ から 。
昔 から 副 隊長 様 と は 仲 が 悪かった って いう じゃ ない か 。
これ 以上 もめごと 起こさ ねえ で くれる と いい が 。
ちょっと ! い いって 。
気 に したら キリ が ねえ 。
それ より 今 は サスケ だ 。
エロ 仙人 が 言って た んだ 。
友達 が 道 を 踏み外したら 引き戻して やれ って 。
だから よ 次 こそ サスケ を 止め ねえ と な 。
うん 。
なぁ 放っておいて いい の か ? 副 隊長 。
あいつ 次 も サスケ さん に 盾つく 気 で 。
うるさい 。 副 隊長 !
俺 は 用事 が ある 。
お前 ら も うち は 警務 部隊 の 一員 なら ➡
俺 に 頼ら ず 判断 して 動け 。
(( うずまき ナルト … この 3 年 で ずいぶん 力 を つけた ようだ ))
《 どんな 修業 を した か 知ら ない が 昔 と は 比べ物 に なら ない 。
今 の 俺 の 力 で は 足りない 。 どう したら …》
( シロ ) ワン ワン ワン ワン 。 クゥ ~ ン 。
あの サスケ と いう 小僧 なかなか よい 目 を して おった 。
そう いや 昨日 うち は 警務 部隊 と 火影 の 息子 が やりあった って 。
えっ やつ なら さっき 見かけた ぞ 。 普通に 歩いて た ぜ 。
警務 部隊 ども 庶民 に は 威張って も ➡
権力 者 の 息子 に は 手 が 出せ ない か 。 しょせん 火影 の 犬 だ な 。
もう 噂 が 広まって る ぜ 。
( タイコ ) やはり あいつ を 逃がした の は 失敗 だ な 。
今 まで 厳しく 取り締まって きた んだ 。
例外 を 認めれば 我ら の メンツ に かかわる 。
だが 副 隊長 は 放っておけ って 。
その サスケ さん に 一任 さ れて いる の も 俺 たち だ 。
一族 の ため に も 正しい 判断 を 下さ ない と な 。
( クシナ ) 今日 は 腕 に より を かけちゃ うんだ から 。
( 物音 )
あんた たち いきなり 何 な の !?
人 の 家 に しか も 土足 で !
うずまき ナルト を 出せ 。 先日 の 任務 妨害 の 件 で 話 が ある 。
そんな の 聞いて ない 。 任務 妨害 ?
そもそも うち の 息子 が そんな こと する はずな いって ばね 。
だいたい 誰 の 許可 で こんな ことし てる わけ !?
ミナト に 言って しかって もらう って ばね 。
かばう なら お前 も 連行 する ぞ !
いきなり 押しかけて ➡
なんの つもり だ 。
( 足音 )
失礼 し ます 。
なんだ ?
隊長 が お呼び です 。
副 隊長 今 すぐ ご 同行 ください 。
危惧 は して おった が まさか 警務 部隊 の 者 が ➡
手続き も 踏ま ず いきなり 火影 の 家 に 踏み込む と は 。
たいへん 申し訳 あり ませ ん でした 。
とにかく ケガ 人 が 出 なかった の は 幸いだ よ 。
それ で フガク さん は ? ( イタチ ) 捨て 置け ない と 。
しかるべき 処分 を 下す こと に なる でしょう 。
これ で 少し は 落ち着く と よい が 。
お前たち 。
すみません 副 隊長 。
俺 たち は ただ うち は の ため に 。
もう いい 。 こいつ ら は 牢 に でも 閉じ込めて おけ 。
ハッ 。
違う 道 を 行く と お前 は 言った な 。
そして 力 を 身 に つけた 。
あれ だけ の 口 を 叩いた のだ ➡
幾分 か は もの に なった と 思い たかった が …。
やはり 無駄だった ようだ な 。
結局 お前 の した こと は 愚か 者 を つけあがら せ ➡
バカ げた 行動 へ 走ら せた だけ 。
成し 得た こと など ひと つ も ない 。
兄 の イタチ に は 到底 及ば ぬ 。
俺 の 隊 に お前 の ような 者 はいらん 。
ただいま を もって お前 の 副 隊長 職 を 剥奪 。
警務 部隊 から 追放 する 。
警務 部隊 が そんな こと を …。
サスケ 君 の 処分 は どう なっちゃ う の か な 。
わから ねえ 。 でも ➡
もし この 件 で 警務 部隊 を クビ に なる って ん なら しかた ねえ 。
一 発 ガツン と やって ➡
俺 ら の 班 に 迎え入れて やる って ば よ 。
うん 。
♪♪~
《 なんだ … この 3 年間 。
俺 は 何 を して きた 。
やつ と 何 が 違う んだ !》
《 力 だ … 力 が 欲しい !》
来た か 。
あんた が 呼んだ んだ ろ 何 か 目論見 が あって 。
誘えば 俺 が 乗る と 見越して 声 を かけて きた 。
フン … 見越して なお わざわざ やってきた と ?
俺 も また あんた を 利用 し たい 。
いい 話し合い に なる と 思って な 。
それ で お前 の 望み は ?
力 が 欲しい 。
あいつ を 倒す ほど の 。
おおよそ の 予測 は して いた が な 。
だが よい の か ?
うずまき ナルト は 火影 の 息子 である と 同時に ➡
この 里 に とって は 重要な 九 尾 の 人 柱 力 で も ある 。
目的 を 果たせば うち は 一族 の 立場 が ➡
悪く なる こと も 考え られる が 。 関係ない 。
あいつ を やる こと が 俺 の すべて 。
うち は も 木 ノ 葉 も どう で も いい 。
フッ 。 何 が おかしい ?
昔 似た ような こと を 言って ➡
里 を 抜けた 忍 を 思い出して な 。
その者 は すべて を 裏切り 数 多く の 罪 と 引き換え に ➡
恐るべき 力 を 手 に 入れた 。
その者 の 名 は 大 蛇 丸 。
ナルト の 師 である 自 来 也 と 同じ ➡
伝説 の 三 忍 だ 。
伝説 の 三 忍 …。
やつ は 禁 術 を 含む この世 の あらゆる 術 に 精通 する 。
お前 が 学び を 得る 相手 と して は 申し分 なかろう 。
ただし あやつ は 闇 の 中 で 生きて きた 男 。
それなり の 代償 は 覚悟 して おけ 。
望む ところ だ 。
よかろう 。
では 日 が 昇る 前 に 国境 の 塔 へ 行け 。
あと は 段取り を つけて おく 。
まだ 話 は 終わって い ない !
あんた の 目的 を 聞く まで は な 。
信じる か は 勝手だ が … わし も あの 化け物 ➡
九 尾 を 快く 思わぬ 人間 の 一 人 で な 。
いつ 暴走 し 大 暴れ する かも しれ ぬ 化け物 を ➡
野放し に して おく の も どう か と 。
こちら に も 抗 う 力 は 必要だ と いう こと だ 。
フン …。
行け 。
これ で 契約 は 果たした 。 あと は お前 次第 。
( シロ の 鳴き声 )
シロ 。
元気で な 。
ク ~ ン … ワン !
フフフフ ! やっぱり 夜 の おやつ は ➡
コッテリ 系 に 決まり だ よ ね 。
サスケ ? こんな 時間 に どこ 行く んだ ろ ?
ヘイ 唐 揚げ 5 人 前 おまけ つき !
お っ やった ぁ !
( コテツ ) よっ しゃ 任務 終わり !
( イズモ ) 閉門 閉門 っと 。
( イズモ ) この 時間 から の 外出 届 は 出て い なかった はずだ が 。
( コテツ ) おい 閉門 時間 だ ぞ 。
( イズモ ) 待て …。
< あれ から 何 年 経った かしら 。
過ぎて みれば 懐かしい 。
泣く も 笑う も 夢 ひと つ >