NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 452 - 異 才
( イタチ ) 今夜 は 満月 だ よ サスケ 。
( サスケ ) あう ~。 フフッ 。
( イタチ ) 何 だ !?
( マダラ ) さあ 出て こい 九 尾 !
( イタチ ) 何 だ ? この 感じ 。
う ぅ …。
( イタチ ) よし よし 。 ( サスケ の 泣き声 )
泣く な サスケ 。 ( サスケ の 泣き声 )
何 が あって も お 兄ちゃん が 絶対 守って あげる から な 。
口 寄せ の 術 !
( 悲鳴 )
ま まさか …。
やれ 九 尾 。
♪♪~
よし よし よし 。 ( サスケ の 泣き声 )
九 尾 だ ! 化け 狐 が 出た ぞ !
なん だって んだ よ 。 とにかく 逃げる の よ バカ !
( 悲鳴 )
♪♪~
( サスケ の 泣き声 )
サスケ …。
よし よし 。 びっくり しちゃ った な 。
( サスケ の 泣き声 )
警務 部隊 より 発令 。
非 戦闘 員 は 辰巳 の 避難 所 へ 向かえ 。
辰巳 の 避難 所 だ !
( イズミ ) お 父さん ! お 母さん !
( イタチ ) こっち に 来い !
( イズミ ) イタチ … 君 ?
早く ! う うん !
避難 所 へ 行く よ 。
うん 。
こっち だ 急げ !
先 に 行って 。 イタチ 君 ?
みんな いる から 。
落ち着いて ! ここ は 大丈夫だ !
父さん 。
( フガク ) お前 なら 無事で いる と 思って いた 。
避難 所 へ 急げ 。 うん 。
( ヒルゼン ) 里 の 外 へ は 追いやった 。
手 を ゆるめ ず 次々 に 仕掛ける のじゃ !
避難 は おおかた 終了 し ました 。
隊長 ! 我々 も 九 尾 を 。
警務 部隊 は 非 戦闘 員 を 保護 する 。
しかし 隊長 !
それ が 里 から の 命令 だ 。
なんだ ? 今 の は 。
九 尾 を 封印 した ようだ 。 なんとか な …。
( 泣き声 )
( ヒルゼン ) 四 代 目 火影 ミナト と その 妻 クシナ を はじめ →
多く の 生 が 失わ れた 。
事件 の 全容 は いまだ わから ぬ 。
《 イタチ : 命 は 生まれる 》
( ヒルゼン ) だが しかし 今 は ただ →
我々 の 仲間 の 死 を 悼もう で は ない か 。
《 命 は 死ぬ …》
( イズミ ) イタチ 君 !
あ あの … あの とき は ありがとう 。
イタチ 君 の おかげ で 助かった 。
死な ないで よかった ね 。
うん … アハッ 。
( イズミ ) 妹 ? ( イタチ ) 弟 だ 。
( イズミ ) 抱っこ して いい ? ( イタチ ) ダメ だ 。
どうして ? 泣く と 困る 。
泣き まち ぇん よ ね ~?
( 泣き声 )
よ ~ し よし 。
( 笑い声 )
よし よし 。 ( 笑い声 )
む ぅ … 何 よ !
( ダンゾウ ) 九 尾 の 襲撃 に より 里 の あちこち が 被害 を 受けた 。
その 復興 に あたり 里 の 区割り を いく つ か 変更 しよう と 思う 。
油 女 一族 は こちら の 地区 へ 移って もらい たい 。
かねて より 一族 で 森 を 所有 し たい と の →
申し出 が あった ので それ を 考慮 した 。
奈良 一族 は 被害 地区 で は ない ので そのまま 。
被害 を 受けた 警務 部隊 本部 は ここ に 建て直す 。
それ に と も ない うち は 一族 も …。 ( フガク ) ダンゾウ 様 !
うち は は 里 の 治安 を 守る 警務 部隊 。
その 場所 で は 里 の 中央 部 から 離れ すぎて い ます 。
緊急の 任務 に は 対応 でき ませ ん !
緊急の とき に は 暗部 が 出る 。
クッ …。
警務 部隊 は 訓練 の ため の →
演習 場 通い を して いる のであろう 。
ここ ならば 訓練 を する の に 適した 土地 の そば だ 。
うち は 専用 の 演習 場 と して 使う が よい 。
続ける ぞ 。
警務 部隊 本部 の 移転 に ともない →
うち は 一族 に も 移転 して もらう 。
崩壊 を 免れた 家屋 は …。
九 尾 事件 の とき →
俺 たち うち は を 使わ なかった の は →
うち は が 写 輪 眼 で 九 尾 を 操る こと を 危惧 した んでしょう 。
それどころか 九 尾 事件 を 引き起こした の が →
うち は の 者 じゃ ない か と 言う ヤツ ら まで いる !
俺 たち を 里 の 隅 っこ へ 追いやって 動き を 制限 する 気 だ !
そもそも 二 代 目 の 時代 に →
俺 たち 一族 は 里 の 一角 に 集め られて →
隔離 さ れた ような もの じゃ ない か !
今度 は 更に 遠く へ !
里 は 俺 たち を 疑って いる んです 。
隊長 こんな 移転 納得 が いきま せ ん !
断固 拒否 する べきです !
隊長 ! 隊長 !
お前たち の 意見 は もっともだ 。
だが 移転 は 他の 一族 も 受け入れて いる 。
うち は だけ が 拒む わけに も いか ない 。
しかし 隊長 !
条件 面 で は 交渉 する 。
だが 移転 は 受け入れ なければ なる まい 。
他の 者 たち に も 伝えて くれ 。 以上 だ 。
解散 !
( フガク ) お前 は どう 思う ?
見 に 行こう よ 父さん 。 ん ?
新しい 演習 場 。
( イタチ ) 俺 は 好きだ な ここ 。 そう か 。
父さん 術 を 教えて よ 。
うち は 代々 の 。 よし !
これ が うち は の 基本 忍術 火 遁 豪 火 球 の 術 だ 。
いい か ? 印 は 順に …。
できた 。
フッ フハハハハハ ! 驚いた な 。
さすが 俺 の 子 だ 。
( イタチ ) もう すぐ 引っ越し だ ね 。
( フガク ) ああ 。
どうした の ?
うむ …。
《 囲ま れて る … と いう の が 気のせい なら いい が …》
なに ?
いや もう すぐ と いう なら お前 だ ぞ イタチ 。
6 歳 に なる から な 。
♪♪~
皆さん 入学 おめでとう 。
これ から は 忍 の 道 を 目指す 者 と して →
大いに 励んで ください 。
( 大黒 ) あぁ キミ たち の なか に は →
すでに 家 で 忍術 を 学んで いる 者 も いる と 思う が →
アカデミ ー で は 仲間 と の 連携 や →
隊 を 組んだ とき の 集団 行動 も 訓練 する 。
( 大黒 ) 基本 は 重要だ 。 しっかり と 学ぶ ように 。
♪♪~
( カマノ ) フン 。
( 大黒 ) さて カマノ 答え は ?
わ っ かり ませ ~ ん !
( 大黒 ) で は イタチ 。
印 は 水 遁 水 弾 の 術 です 。
( 大黒 ) よろしい 。 みんな 覚え とけ ここ テスト に 出す ぞ 。
イタチ 来い よ 。
ん ?
よし はじめ !
ダ ー ッ うわ っ !
( 大黒 ) そ … それ まで 。
は いはい 。
ごめん よ 。 また 今度 ね サスケ 。
う ~。
お かえり 父さん 。 術 を 教えて よ 。
術 ? アカデミ ー で 教えて くれる だろう 。
やさし すぎる 。
お前 に は そう だろう な 。
( フガク ) 演習 場 で 待って ろ 。 うん 。
( ミコト ) 晩 ご飯 まで に は 帰って きて ね 。
わかった 。
ほら あそこ イタチ 君 よ 。 どこ どこ ?
歩いて る かっこいい ! あっ こっち 見た !
( カマノ ) あぁ いかんな 。 そう は 思わ ん かね 諸君 。
か … 彼 の ため に も ね このまま 調子 に のって →
なんか 勘違い でも さ れよう もの なら …。
まったく です な 。
( カマノ ) 生意気な んだ よ !
私 よ 私 を 見て る の よ ! 私 よ !
あっ また 歩いた イタチ 君 が 歩いた !
( はしゃぐ 声 )
しめる ぞ 。 (2 人 ) おう !
♪♪~
うわ っ イッテ ー !
急に 飛び出して くんじゃ ねえ よ バカ !
( ドカン ) バカ ? 誰 に 向かって バカ 言う か ?
( ドカン ) お前 ら 1 年 だ な ?
人 に …。 ひ っ !
ぶつかって おいて …。 うわ っ !
バカ って …。
ぶつかって きた の は そっち じゃ ねえ か !
なんだ ~!?
( カマノ たち ) うわ ~ っ !
待て ~!
何 だ お前 は !?
ソイツ ら の 仲間 か !?
ん ?
今年 の 1 年 は …。
生意気 ばっかり か !
ぐ わ っ !
( カマノ たち ) す っげ ぇ !
この 人 を 保健 室 へ 。 う … うん 。
ホント に 強い んだ ね イタチ 君 。 君 ?
上級 生 も 瞬 殺 です ね イタチ さん 。 さん ?
どけ どけ イタチ 様 の お 通り だ !
様 ?
道 を あけろ ! イタチ 様 だ !
( イタチ ) やめて くれ 頼む 。
やめて くれ 。
《 イタチ : 命 は 生まれる 。
命 は 死ぬ 》
《 命 は 群れる 。
忍 って 何 だ ?
里 って 何 だ ?》
上期 の 成績 全科 目 1 位 か 。
さすが 俺 の 子 だ 。
父さん 。 ん ?
術 を 教えて 。
もっと 知り たい んだ 忍 の こと 。
( シスイ ) その 年 で いい 腕 だ な 。
( イタチ ) シスイ さん に は かなわない 。
よく 言う 。
どうした ? アカデミ ー は 退屈で さ ぼっ たか ?
さ ぼ って なんかいな いよ 。
♪♪~
テメエ ら きた ねえ ぞ !
♪♪~
ハハハッ !
何 だ その 目 は !
コラ ー ッ ! や めんか お前 ら !
全員 止まれ !
イタチ !
食らえ !
なんだ ? 消えた …。
ああ … 消えた 。 消えた よ !
( 大黒 ) これ は 分身 … いや …。
影 分身 の 術 ?
どうした ? 戻ら ない と 。
そう か 。
シスイ さん 。 うん ?
( イタチ ) どうして 命 は 争う んです か ?
さあ な 。 でも …。
止め られる 争い なら 俺 は やめ させ たい 。
俺 も 。
また な 。
( 大黒 ) うち は イタチ は 昨年 の 卒業 課題 である →
分身 の 術 どころ か →
禁 術 に あたる 影 分身 の 術 まで マスタ ー して い ます 。
他の すべて に おいて も 優秀で →
これ 以上 アカデミ ー に おいて おく 意味 は ない でしょう 。
だが まだ 1 年 で は ない の か ? はい 。
よい で は ない か 前例 は ある 。
あれ ら と は 時代 が 違う 。 今 は 戦時 で は ない 。
そや つ 天才 な のだろう 。
あんな 生徒 は 見た こと が あり ませ ん 。
卒業 さ せた ほう が イタチ の ため か 。
( フガク ) 卒業 ?
1 年 で … アカデミ ー を か ? ( イタチ ) うん 。
両親 が 許可 すれば って 先生 が 言って た 。
父さん に 学校 に 来て ほし いって 。
そう か 。 さすが 俺 の 子 だ 。
あう … あ …。
( 笑い声 )
ああ … 卒業 生 諸君 。
これ から キミ たち に は →
里 から の 任務 が 与え られる わけだ が →
今後 は スリ ー マンセル の 班 を 作り →
各 班 ごと に 1 人 ずつ 上 忍 の 先生 が つき →
その 先生 の 指導 の もと 任務 を こなして いく こと に なる 。
では これ から 班 分け を 発表 する 。