NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 455 - 月夜
( ナルト ) まだ 光 は 収ま ん ねえ の かよ !
( サスケ ) 落ち着け う すら トンカチ 。
落ち着 けっか よ !
外 の みんな が どう なる か わかん ねえ んだ ぞ !
今 は 待つ しか ない 。
無限 月 読 が 収まる まで は 外 に 出 られ ん 。
( フガク ) さすが 俺 の 子 だ 。
暗部 入り 心から 頼もしく 思う ぞ 。
( フガク ) しかし これ は 肝 に 銘じて おけ 。
お前 は 木 ノ 葉 の 暗部 である 前 に うち は 一族 の イタチ である と な 。
( イタチ ) はい 。
( シスイ ) 頼める の は 親友 の お前 だけ だ 。
( シスイ ) この 里 を うち は の 名 を 守って くれ 。
( シスイ ) 俺 が 死ねば いく つ も 状況 が 変わる だろう 。
遺書 も 残して きた 。
( イタチ ) シスイ !
止める な よ イタチ 。 俺 の 友 ならば 。
シスイ !
( ヤシロ ) ゆうべ 南 賀 ノ 川 に 身投げ した →
うち は シスイ に ついて だ 。
もっと 直接 的に 言ったら どう です ?
( イタチ ) 俺 を 疑って る って わけ か 。
( イナビ ) ああ そう だ クソガキ 。
( ヤシロ ) いい か イタチ 。 一族 を 裏切る ような 真似 を して みろ 。
ただ じゃ すま さ ねえ ぞ 。
一族 一族 そういう アンタ ら は 己 の 器 の 大き さ を 計り 違え →
俺 の 器 の 深 さ を 知ら ぬ から 今 そこ に 這い つ くばって る 。
( フガク ) やめろ イタチ !
どうした と いう のだ いったい …。
俺 の 器 は この 下ら ぬ 一族 に 絶望 して いる 。
兄さん もう やめて よ !
《 イタチ : その 目 で よく 見て おけ サスケ 。
この 一族 の 器 の 浅 さ を 》
( ダンゾウ ) 本日 より お前 は 暗部 の 分 隊長 だ 。
根 と いう わけで は ない が 任務 は 基本 的に わし が 出す 。
それ は ヒルゼン たち に 報告 の 必要 は ない 。
はっ 。 早速 だ が 任務 に ついて もらおう 。
なに 単なる 暗殺 だ 。
( ダンゾウ ) 後ろ の 2 人 を 部下 に つける 。
今日 から あなた の 部下 と なり ます 。
よろしく お 願い し ます 。
う っ !
( ダンゾウ ) ご 苦労 。
ところで だ お前 の 留守 の 間 に →
うち は 地区 の 監視 員 から →
警務 部隊 が 武装 を 強化 して いる と いう 報告 が あがって きた 。
これ の 意味 する ところ は 何 だ ?
うち は の 里 へ の 不満 が 再び 高まって い ます 。
このまま で は いかん か 。
はい 。
♪♪~
兄さん お かえり 。
これ から 修業 に 行く んだ 。 つきあって よ 。
任務 明け で 疲れて いる 。
兄さん が 疲れる なんて ない でしょ 。
いて っ !
許せ サスケ また 今度 だ 。
もう …。
3 日 後 一族 の 会合 が ある こと は 知っている な ?
いいえ 。
会合 の あと 南 賀 ノ 神社 に 1 人 で 入って こい 。
暗部 の 部下 は なし だ 。
俺 は 明日 から 任務 で 里 の 外 に 出る 。
逃げる な 。 逃げる ?
俺 が 何 から ?
うち は と いう お前 の 運命 から だ 。
いい な ? 待って いる ぞ 。
( イタチ ) お前たち は 待機 だ 。 しかし 隊長 …。
ダンゾウ 様 に は そのまま を 報告 しろ 。
( フガク ) 一族 の なか でも →
写 輪 眼 を 持つ 者 だけ が 読める 碑 石 だ な 。
それ も 途中 まで だ 。
万華鏡 写 輪 眼 を 持つ お前 なら もっと 先 を 読める だろう 。
内容 を 教えろ と いう の か ?
それ に は 及ば ん 。
万華鏡 ? 父さん も …。
第 三 次 忍 界 大戦 の とき だ 。
俺 の 友 が 命 を 捨てて 俺 を 助けて くれた 。
血 の 涙 と ともに 万華鏡 が 生じた 。
この 碑 石 に は うち は 一族 の 救い の 道 が 記さ れて いる 。
だが 万華鏡 写 輪 眼 を もって して も →
後ろ の ほう は 読め ない 。
俺 たち に は まだ 先 が ある らしい な 。
だが 途中 まで と は いえ 読んだ 以上 は わかる はずだ イタチ 。
うち は 一族 が 置か れて いる 今 の 状況 の 間違い が 。
だから とはいえ それ を 力 で 覆す と いう の は …。
里 の 上層 部 は 俺 たち を 恐れて いる 。
だから 迫害 する のだ 。
この 写 輪 眼 の 力 を 恐れて な 。
( イタチ ) 確かに 。
うち は が 写 輪 眼 の 力 で 九 尾 を 操る ので は ない か と 。
それ は うち は マダラ の 伝説 だ 。
以来 誰 も そんな こと は やって い ない 。
できる か どう か さえ わから ん 。
なのに 上層 部 は かつて の 亡霊 に おびえ →
俺 たち を 恐れて 隔離 して いる 。
恐れる と いう のならば 俺 たち が 君臨 する ほか ない 。
父さん が 力 づく で 火影 に なる の か ?
一族 が それ を 望む から だ 。
俺 に は 皆 を 止め られ ない 。
だが 力 づく を 避ける ため →
万華鏡 写 輪 眼 を 持って いる こと を 隠して いる 。
なぜ ?
万華鏡 写 輪 眼 ならば 九 尾 を 操 れる 。
それ を 知れば 一族 が 更 なる こと を 望む から だ 。
見ろ !!
(( ヤシロ : 人 柱 力 を 連れて き ました 。 ( イナビ ) やり ましょう !
( テッカ ) 隊長 なら やれ ます 。 隊長 !
お 願い し ます !! ( ヤシロ ) うち は の 力 を !))
♪♪~
そんな …。
( フガク ) 一族 の なか に は 里 に 恨み を 持つ 者 も 多い 。
追い詰め られれば ここ まで やる 。
双方 に おびただしい 血 が 流れる だろう 。
だが イタチ お前 が いて くれれば …。
ふい を ついて 上層 部 を 拘束 する のだ 。
わずかな 戦闘 は 起きる だろう が →
暗部 の お前 の 協力 が あれば →
無血 革命 が 成功 する 。
無血 革命 ?
( フガク ) イタチ お前 は 俺 の 子 だ 。 頼む 。 一族 を 助けて くれ 。
隊長 ?
ご 指示 を 。
うち は 一族 は 木 ノ 葉 に 革命 を 起こす 決意 です 。
( ダンゾウ ) 事態 は 一刻 を 争う 。
ヤツ ら が 事 を 起こす 前 に こちら から 先手 を 打つ のだ 。
( ヒルゼン ) うち は は かつて の 戦友 。
( ヒルゼン ) 力 で は なく 言葉 で 話しかけ たい 。
わし が 策 を 考える 。
( ダンゾウ ) 三 代 目 は ああ 言って いる が →
いざ と なれば 木 ノ 葉 を 守る ため 動く 。
選択 して ほしい のだ 。
うち は 側 に つき ク ー デタ ー を 起こして 家族 と ともに 全滅 する か →
我ら 木 ノ 葉 側 に つき →
ク ー デタ ー 前 に 弟 だけ を 残して うち は 全滅 に 協力 する か 。
《 うち は 全滅 !》
( ダンゾウ ) 里 を 守る ため に は →
混乱 を 生む 前 に なんと して も 事 を おさめ なければ なら ん 。
この 任務 を 任せ られる 忍 は →
うち は と 木 ノ 葉 の 二 重 スパイ である イタチ お前 を おいて 他 に ない 。
この 任務 引き受けて くれる か ?
《 イタチ : 里 一族 忍 。
戦い は 生まれる べく して 生まれる の か 》
《 里 か 一族 か …。
俺 は どう すれば いい ?》
今 の は 本気じゃ ねえ から な 。 本気だった ろ う すら トンカチ 。
本気だったら オメエ なんか 追いつか ねえ よ !
今度 は 高跳び で 勝負 だ 。 俺 と じゃ 勝負 に なら ない 。
なんだ と !?
( イタチ ) おい 。
アンタ に 協力 して もらい たい こと が ある 。
なんだ キサマ !
う お っ !
♪♪~
( フガク ) イタチ 。 この 殺戮 の 先 に 何 が ある ?
俺 が 見せた 一族 の 将来 と →
違う 結果 を お前 は 見せて くれる の か ?
これ を …。
うわ ~!
( マダラ ) ほう いい 眼 だ な 。
( イズミ ) ハッ !
そんな …。
あっ ! う っ …。
助けて イタチ 君 。
助けて !
これ が 俺 が 見る 里 の 先 。
一族 の 先 だ 。
そう か サスケ か …。
影 分身 …。
《 父さん が 俺 に とって 最大 の 敵 。
万華鏡 写 輪 眼 同士 の 戦い に なる 》
( フガク ) こっち だ 。
罠 など ない 。 入って こい 。
( イタチ ) 父さん …。
俺 の 子 と 殺し 合い は し たく ない 。
そう か お前 は 向こう へ ついた か 。
( イタチ ) 父さん 母さん … 俺 は …。
( ミコト ) わかって いる わ イタチ 。
イタチ 最後に 約束 しろ 。
サスケ の こと は 頼んだ ぞ 。
わかって る …。
( フガク ) 恐れる な 。 それ が お前 の 決めた 道 だ ろ 。
お前 に 比べれば 我ら の 痛み は 一瞬 で 終わる 。
考え 方 は 違って も お前 を 誇り に 思う 。
( フガク ) お前 は 本当に 優しい 子 だ 。
♪♪~
終わった な 。 お前 は …。
いや 行く か 。
( イタチ ) 先 に 行って くれ 木 ノ 葉 の 上層 部 に 念 を おして おく 。
( ヒルゼン ) まずは 礼 を 言う 。
これ で 木 ノ 葉 は 内戦 を 免れた 。
里 の 平和 は 守ら れた のだ 。 ( イタチ ) はい 。
しかし 他の 手段 は なかった もの か と →
今 も 残念に 思って おる 。
申し訳 あり ませ ん 。
( ヒルゼン ) 謝る の は わし だ 。
これ より 木 ノ 葉 は お前 を 一族 殺し の 抜け 忍 と し →
ビンゴブック に 載せ 生死 を 問わ ず 捜索 する 。
( イタチ ) 当然です 。
これ から どう する ?
暁 と 名乗る 者 の 手 を 借り ました 。
その者 が 約束 を 違え ぬ ように →
そば に 身 を おく こと に し ます 。
今更 な んだ ?
隊長 は ビンゴブック に 載った 抜け 忍 です から ね 。
しかも S クラス 。 根 と して は →
追撃 した と いう 体裁 を 整え たい んです 。
(2 人 ) どうか おてやわらかに !
体裁 を 整える だけ の 太刀 筋 で は ない な 。
写 輪 眼 なら 通用 し ませ ん 。
俺 たち は 隊長 の 目 を 見 ませ ん から 。
ぐ っ …。
幻 術 …。
なんで …。
お前たち が 俺 の 分隊 に 配属 さ れた とき だ …。
(( 今日 から あなた の 部下 と なり ます ))
俺 に 刃 を 向けた とき の 暗示 を 仕込んで おいた 。
最初 から 信用 して い なかった の か …。
俺 は 二 重 スパイ だった 。
木 ノ 葉 の 目 であり うち は の 目 であった んだ 。
本当 は どちら の スパイ だった の か 今 でも わから ない …。
( マダラ ) 組織 の 中 で 俺 は トビ と いう 名 で 呼ば れて いる 。
正式な メンバ ー で は ない 。
たいした 術 も 持た ない 暁 の 見習い 小僧 と いった ところ だ 。
お前 も 今後 そう 接しろ 。
なぜ 正体 を 隠す ?
( マダラ ) うち は マダラ が 生きて いる と 知ら れたら →
いろいろ と 面倒だ から な 。
これ から 会わ せる 暁 の リ ー ダ ー は 俺 の 正体 を 知っている 。
( 大 蛇 丸 ) あら イタチ 君 じゃ ない の 。 お 久しぶり 。
大 蛇 丸 さん …。
( トビ ) あぁ ~ そう いえば お 二 人 は 同郷 でした ね 。
懐かし の 再会 っす か 。
( 大 蛇 丸 ) 噂 は 聞いた わ 。
やっぱり あなた も こちら 側 の 忍 だった の ね 。
こちら 側 ?
( 大 蛇 丸 ) 里 と か 一族 と か 仲間 と か →
そういう 縛り を 邪魔だ と 思う 忍 よ 。
( ペイン ) 暁 の 目指す もの は 忍 の 世 の 真 の 平和だ 。
忍 五 大国 に 代わり 暁 が 世界 を 支配 する 。
大きな 望み だ な 。
その ため に 里 も 経歴 も 問わ ず →
優秀な 忍 を 集めて いる 。
木 ノ 葉 の イタチ お前 を 暁 は 歓迎 する 。
今 より 木 ノ 葉 を 否定 しろ 。
( ペイン ) これ より お前 は 暁 の イタチ だ 。
( ペイン ) 世界 に 痛み を …。
十 蔵 。 ( 十 蔵 ) あ ?
お前 が イタチ と ツ ー マンセル を 組め 。
ヘッ !
ついてき な 新 入り 。 はい 。