NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 456 - 暁 の 闇
♪♪~
( 十 蔵 ) マイト ・ ダイ って いう 忍 を 知って る か ?
( イタチ ) マイト ・ ガイ なら 知っている が 。
あぁ … そりゃ あん とき の ガキ の ほう だ な 。
俺 は 霧 隠れ 忍 刀 七 人 衆 の 1 人 だった が →
マイト ・ ダイ の おかげ で →
あん とき の 七 人 衆 は 三 人 衆 に さ れ ち まったん だ よ 。
あんな むさ 髭 野郎 が あんな 体 術 を 使う なんて →
誰 が 思う かよ 。
だから はっきり して おか なきゃ なら ねえ こと が ある 。
お前 が なんで 暁 に 入った か なんて の は →
どうでも いい こと だ 。
別に 聞き たく も ない 。
俺 が なんで 暁 に 入った なんて の も どう で も いい こと だ 。
聞き たく なければ それ でも いい 。
( 十 蔵 ) 聞けよ !
いい か ? お前 に 聞いて おか なきゃ なら ない こと が ある 。
それ は お前 の 得意 忍術 だ 。
見て の とおり 俺 は この 首切り 包丁 で →
敵 に 切り込んで いく 。
で お前 は ?
( イタチ ) 幻 術 火 遁 手 裏 剣 術 。
ずいぶん と 控えめな 野郎 だ な 。
元木 ノ 葉 の 暗部 うち は イタチ 。
写 輪 眼 の イタチ 一族 殺し の イタチ の 名 は あっちこっち に 響いて る ぜ 。
俺 ら の フォ ー メ ー ション を 決めて おく 。
まず お前 が 幻 術 でも 手 裏 剣 でも なんでも いい から →
得意の 術 で 先制 攻撃 を しろ 。
そして 俺 が 突っ込む 。
お前 は 後方 から 援護 に 入る 。
それ が フォ ー メ ー ション B 。
( イタチ ) A は ?
別々に 好きに やる … だ 。
了解 した 。
ひと つ 忠告 して おく ぜ 。
相手 を 見た目 で 甘く 見る んじゃ ねえ ぞ 。
了解 。
なに ヤツ ! そこ を どけ !
忍 の 里 は 平和だ 安定 だ なんて 言い ながら →
その 役割 が 小さく なる こと を 心配 する 。
水面 下 で は どこ も 相手 の 勢力 を 削 ぎ →
自分 の 勢力 を 増やそう と 考える 。
ただし その 軍事 行動 が 他国 に バレ ない ように だ 。
だから 暁 に 仕事 が 来る 。
世の中 が 平和 なら 平和な ほど な 。
依頼 が あれば 何でも 受ける 。 内容 なんか 知った こっちゃ ねえ 。
おのれ 曲者 !
火 遁 豪 火 球 の 術 !
ぐ あっ ! わ ~!
この !
だから 駕籠 の 中身 が 誰 かも 知ら ない 。
知る 必要 も ない 。
だから こんな 嫌がらせ みたいな 仕事 でも →
誰 が 何の ため に 依頼 して きた か なんて →
考える 必要 も ない 。
それ が 暁 だ 。
リ ー ダ ー の ペイン は →
暁 が 世界 を 支配 する と 言って いた が 。
そりゃ まだまだ 先 の 話 だ 。
まず 金 と 力 を 蓄える んだ と よ 。
言って る そばから お呼び だ 。
( 大 蛇 丸 ) どう イタチ 君 暁 に は 慣れた ?
なんなら パ ー トナ ー を 替えて もらう の は どう ?
私 と ツ ー マンセル と いう の は ?
( 十 蔵 ) おいおい ようやく フォ ー メ ー ション が 固まって きた んだ 。
引き抜き は なし だ ぜ 。
( ヒルコ ) パ ー トナ ー を 替える って いう の は 俺 も 賛成 だ 。
相性 って もん が ある 。
リ ー ダ ー も もう 少し 考えて ほしい ところ ね 。
( ヒルコ ) お前 が 言う な 蛇 野郎 ! チッ !
( ペイン ) お前たち の 働き に よって 暁 の 名 も 裏 世界 で 広まって きた 。
依頼 さ れる 仕事 の 規模 も 大きく なり →
それ に 見合った 報酬 も 手 に できる 。
だが それ は 手段 に 過ぎ ない 。 暁 は 次の 段階 に 入る 。
次 は 尾 獣 だ 。
( 十 蔵 ) 尾 獣 って 9 匹 いる って いう あれ か ?
( ペイン ) その 多く は 忍 五 大国 が 抱えて いる が →
どこ に いる の か 判明 して い ない 尾 獣 が いる 。
手 の 空いた 者 は その 所在 を 調査 しろ 。
( 角 都 ) 調査 だけ で いい の か ? ( ペイン ) 今 は まだ な 。
( 大 蛇 丸 ) ゆくゆくは どう する の ?
( ペイン ) 尾 獣 すべて を 狩り 集める 。 ( 大 蛇 丸 ) それ で ?
それ が 世界 征服 の ため の 抑止 力 と なる 。
( 大 蛇 丸 ) 尾 獣 ねぇ 他の 手段 が いくら で も ある と 思う けど 。
( ゼツ ) リ ー ダ ー の 考え に 間違い は ない 。
任務 を 割り振る 。
十 蔵 お前たち は 水 の 国 から の 依頼 だ 。
ウヘッ 別 の 任務 は ねえ の かよ ?
( ペイン ) お前 なら 土地 勘 が ある だろう 。
( 十 蔵 ) チッ !
ムチャ 振り し や がる 。
あんな 辛 気 臭 ぇ とこ 二度と 行き たく なかった んだ が な 。
( イタチ ) アンタ の 元 里 か 。
( 十 蔵 ) 仕事 と して は 単純だ 。
水 の 国 の 大 名家 の とある 人物 を 暗殺 する 。
解説 して やる が →
これ は 水 の 国 で よく ある お家 騒動 お 跡 目 争い だ 。
大 名家 に 対して 霧 隠れ の 里 は 介入 でき ない 。
だから 暁 に 依頼 が 来た 。
( 十 蔵 ) この 河 が 国境 だ が 水 の 国 に 来た こと は ある か ?
( イタチ ) 任務 で は ない 。
遠足 か ?
ノリ の 悪い 野郎 だ な 。
だが 水 の 国 の 領地 で →
他 里 の 忍 が 発見 さ れたら どう なる か は 知って る な ?
霧 隠れ は 捕虜 交換 に 応じ ない 。
捕まった 忍 は その 術 を →
徹底 的に 暴か れた うえ に 消さ れる 。
お前 は まだ いい ぜ イタチ 。
木 ノ 葉 は ぬるい 。
お前 や 大 蛇 丸 が のうのうと 抜け 忍 やって られる んだ から な 。
霧 隠れ に は 追い 忍 って いう 抜け 忍 狩り 専門 の 部隊 が ある 。
俺 が この 里 で 捕らえ られたら …。
あ ~ フォ ー メ ー ション C を 忘れて た ぜ 。
もし 俺 が 霧 隠れ に 捕まったら お前 の 手 で さっさと 殺して くれ 。
余裕 が あれば 。
フォ ー メ ー ション D の とき は どうして ほしい ?
特に 希望 は ない 。
んじゃ 行く か 。
お前 忍び込む って の は うまい ほうか ?
普通だ 。 んじゃ それ を 見せて もらおう か 。
た 頼む 命 だけ は …。
( 十 蔵 ) アンタ に 恨み が ある わけじゃ ない 。
ただ 仕事 なんで な 。
ま 待って くれ !
おい 。 あぁ 。
霧 隠れ の 術 。
( やぐら ) 風 遁 台風 一 過 !
こいつ は …。
四 代 目 。
水 影 か 。 俺 の 忠告 を 覚えて る か ?
( イタチ ) どう 見て も 子供 だ な 。
あれ で 三尾 の 人 柱 力 だ 。
んで これ が 霧 隠れ の 追い 忍 。
( やぐら ) まさか お前 が この 里 に →
再び 現れる と は 思わ なかった ぞ 十 蔵 。
俺 だって 来た か なかった んだ が しよう が ねえ 。
お前 に 言い たい こと は 海 ほど ある が →
少なくとも その 首切り 包丁 は 里 に 返して もらう 。
お前 の その 仲間 が 写 輪 眼 の イタチ であろう と も な 。
あ ~ と なる と 不意打ち で お前 の 幻 術 って わけ に も →
ちょっと いか ねえ な 。 どう する ?
フォ ー メ ー ション C だ な こりゃ 。
フォ ー メ ー ション C か 了解 した 。
見る な !
水 分身 !?
( 十 蔵 ) イタチ ! 火 遁 豪 火 球 の 術 !
あっ ! 四 代 目 !
ヘッ 。
お前たち 容赦 し ない ぞ !
尾 獣 化 !?
四 代 目 は 尾 獣 の コントロ ー ル が できる 人 柱 力 だ 。
木 ノ 葉 と 一緒に すんじゃ ねえ ぞ !
♪♪~
十 蔵 ! 四 代 目 の 珊瑚 掌 の 術 だ !
う お ~!
十 蔵 !
ぐ ほ …。
逃げろ イタチ …。
なんだ ?
これ は …。
あぁ う あ ~!!
万華鏡 写 輪 眼 の 力 !?
( 悲鳴 )
う っ …。
こ っ この …。
十 蔵 。
水 影 を やった の か ?
いや まだ 死んだ わけじゃ ない 。
じゃあ … ゴフッ ! 早く 行け 。 しかし …。
俺 が もう ダメ だって の は →
医療 班 で も ない お前 に だって わかる だろう が 。
( イタチ ) すまない 。 バカ 言う な 。
誰 か に 何 か 伝え たい こと が あれば 聞いて おく 。
ハッ バカ 野郎 。
そんな ヤツ 誰 も いね えよ 。
( 十 蔵 ) そう か 。 お前 に は そういう ヤツ が いる んだ な 。
さっさと 行け 。
俺 は ただ この 元 いた 場所 で くたばる だけ だ 。
( 十 蔵 ) この 忌 々 しい 血 霧 の 里 で 。
俺 の 相棒 は こいつ だけ だ と 思って いた が …。
♪♪~
( ペイン ) 枇杷 十 蔵 が やられた 。
( 大 蛇 丸 ) おや まあ イタチ 君 と 一緒だった と いう のに 。
( イタチ ) 相手 は 三尾 の 人 柱 力 だった 。
( 大 蛇 丸 ) で は イタチ 君 は 水 影 相手 に 無事 戻って きた って こと ね 。
( ペイン ) やられた の は もう 1 人 いる 。
( ゼツ ) 敵 に やられた と いう より は →
味方 に やられた と いう ところ だ 。
( 角 都 ) あの 野郎 が グズグズ して た だけ だ 。
( ゼツ ) その 判断 は 皆 に 任せる 。
( 角 都 ) 火 遁 頭 刻 苦 !
( ヒルコ ) 故意 だ な 。 ( 大 蛇 丸 ) わざと ね 。
( 角 都 ) かわせば いい だけ の 話 だ 。
( 大 蛇 丸 ) あなた 相棒 を ずいぶん と 疎 ん じ て た でしょ 。
それ が なんだ ? 殺し たい と 思って た んじゃ ない ?
それ が なんだ ? いいえ よく ある こと だ から 。
( ペイン ) 暁 は ツ ー マンセル で 動く どう する ? 角 都 。
相棒 を 失った 者 同士 イタチ と 組む か ?
( 角 都 ) コイツ が 俺 を イラ つか せ なきゃ それ で いい 。
( イタチ ) 俺 は アンタ の ご機嫌 の 取り 方 を 知ら ない 。
なんだ と テメエ じゃあ 組んで 教えて やろう 。
( 大 蛇 丸 ) 待って 。 イタチ 君 と は 私 が 組む わ 。
( ヒルコ ) テメエ 俺 を コケ に する 気 か 。
( ペイン ) 暁 に は 新しい メンバ ー が 必要だ 。
その とき まで この 件 は 保留 に する 。
う っ …。
( 大 蛇 丸 ) 永遠の 命 って 何 か わかる ? イタチ 君 。
う っ …。
私 に も まだ わから ない 。 だ から 新しい 肉体 が いる の 。
永遠に 連なる すばらしい 肉体 が 。
それ は しょせん お前 の 欲 の 問題 だ 。
まさか この 私 が 金縛り の 術 に …。
なんという 瞳 力 すばらしい …。
う っ う ぅ …。
大 蛇 丸 … お前 の いかなる 術 も →
この 眼 の 前 で は 何の 効力 も 持た ない 。
言って くれる じゃ ない の 。
俺 は アンタ を どう すれば いい の か わから ない 。
ここ で このまま 殺せば いい の か 。 あるいは 何 か 使い道 が ある の か 。
イタチ …。
お前 に は 足りない のだ 。
いや 足り 過ぎて いる 。 欲望 が 。
お前 は 人 の 命 を …。
( カブト ) 大 蛇 丸 様 !
( 大 蛇 丸 ) この 借り は 返す わ よ 必ず 。
( ペイン ) 大 蛇 丸 が 組織 を 裏切り 抜けて いった 。
( ヒルコ ) けっ ! あの 野郎 やっぱり か 。
組織 より も 自分 の こと を 優先 し や がった 。
( ペイン ) 大 蛇 丸 を このまま に して おく つもり は ない が →
今 は メンバ ー が 足りない 。
( トビ ) はい ! はい ! はい ! 僕 を 入れて は どう でしょう ?
( ヒルコ ) す っこ んで ろ 。 ( トビ ) はい …。
大 蛇 丸 の こと は 俺 に 任せ な 。
ヤツ が 部下 に 使って いる カブト って の は →
俺 の 傀儡 人形 みたいな もん だ 。
すぐに 隠れ 場所 を つかんで やる 。
( ペイン ) そう 急ぐ な 。 お前 の 相棒 の 目星 は つけて いる 。
ソイツ を 仲間 に 引き入れて から だ 。
( 角 都 ) 俺 は どう する ? イタチ と 組む の か ?
もう 少し 1 人 で いろ 。
イタチ に は 別の 相棒 を 用意 して る 。
♪♪~
( 鬼 鮫 ) 今日 から あなた と 組む こと に なった 者 です 。