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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン20 - 465 - アシュラとインドラ

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 465 - アシュラ と インドラ

(( アシュラ : ムムム …。

だ ぁ ~!

兄さん なんで そんなに 読める んだ よ 。

父さん も なんで こんなに 書く かな …。

( インドラ ) 全部 忍 宗 に 関する こと だ 。

すべて が 役 に 立つ 。

それ は わかって る けど …。

違う な … こうかな …))

( ハゴロモ )2 人 は ともに 学び ともに 遊んだ 。

(( こいつ は で かい ぞ ! アシュラ タモ だ タモ 。

あぁ …。 気 を つけろ 慎重に いけよ 。

えい っ !

アシュラ !

見て ! やった よ 兄さん !

まったく 無 茶 なや つ だ 。

お前 の 竿 に も きて る ぞ 。

ほんとだ !

兄さん の より 大きい かも 。

( シロ の 吠え 声 )

( アシュラ ) なんだ 木 か …。

わ ぁ ! すごい おっきな 魚 だ 。

よかった な アシュラ 。 うん 。

でも 兄さん … 今 何 を した の ?))

( ハゴロモ ) その頃 の 忍 宗 は →

まだ 武術 的 要素 は 持って い なかった 。

そもそも わし の 望み は 心 の 絆 だ 。

健全な 精神 を 宿す ため の 健全な 肉体 。

それ を 鍛える 以上 の 武術 の 必要 性 を →

感じて は い なかった 。

だが インドラ の 発明 に より →

忍 宗 の 流れ は 大きく 変わる こと に なった 。

(( あっ ! ( 弟子 たち ) お ぉ !

な … 何 を やった の ? 兄さん 。

チャクラ を 練り 力 を 発動 さ せる ため に は →

手 を 結ぶ 型 が 関係 して る こと に 気づいた んだ 。

型 の 組み合わせ しだい で は →

いろんな 力 が 使える ように なる と 思う 。

そう な の ? うん 。

手 の 型 を 印 発動 する 現象 を 術 って 名づけて みた 。

印 と 術 …。

すごい ! すごい よ 兄さん !))

( ハゴロモ ) 母 カグヤ の 力 を 継いだ わし に は →

術 を 使う の に 印 を 結ぶ 必要 は ない 。

だが チャクラ を 分け 与えた 者 たち は そう で は なかった 。

インドラ は わずか 10 歳 に して →

わし に も でき ぬ 発明 を して の けた 。

まさに 忍 宗 の 天才 と 呼ぶ に ふさわしかった 。

( ハゴロモ ) 印 に よる 術 の 発明 は 人々 の 生活 を 根本 的に 変えた 。

修業 を 積んだ 者 なら 誰 に でも →

術 を 使う こと が できる ように なった のだ 。

だが わし は 愚かな 父 であった 。

気づいて やる こと が でき なかった のだ 。

すでに この 頃 から インドラ を 狙う 闇 の 力 が うごめいて いた こと に 。

(( うわ っ ! アシュラ !

大丈夫 か ? イテテ …。

大丈夫だ よ 兄さん 。

チャクラ を 扱う とき は 細心の 注意 を 払え 。

でないと 大 ケガ する ぞ 。

俺 たち は 他の 人 より チャクラ が 多い んだ 。

( アシュラ ) ごめん …。

( ハゴロモ ) お前 の 発明 が 忍 宗 を 大きく 変えた な 。

はい …。 です が これ で よかった の か は わかり ませ ん 。

( ハゴロモ ) なぜ だ ?

これ まで 精神 的だった 修業 は →

術 を 中心 に した 修業 へ と 移って しまい ました 。

それ は いずれ 武器 と なり →

この 世界 に 戦乱 を もたらす かも しれ ませ ん 。

( ハゴロモ ) 恐るべき 息子 よ …。

そこ まで 思い を めぐらせて いた か 。

はい …。

( ハゴロモ ) だが それ で いい のだ 。

時 の 歩み は 誰 に も 止める こと は でき ぬ 。

印 は お前 が 発明 し なく と も いずれ 誰 か が 発明 した 。

チャクラ が 武器 と なる なら →

それ を 制御 する ため の 更 なる 心 の 修業 を 積めば よい のだ 。

( インドラ ) はい …。

キミ の ほう だった んだ 。

母上 の 力 を 受け継いだ の は …。

誰 だ !? 出て 来い !

僕 は いつも キミ を 見て いる よ 。

( フタミ ) 見事です な インドラ 様 !

次 ! アシュラ 様 。 おう !

うわ っ !

( フタミ ) そこ まで !

大丈夫 か ? アシュラ 。

うん … やっぱり 兄さん は 強い な 。

( 鐘 の 音 )

修業 終わり だ ! 俺 タイゾウ たち と 遊んで くる !!

( フタミ ) まったく …。

父上 … 私 は 裏山 で もう 少し 修業 して き ます 。

( フタミ ) ふむ … どうやら ハゴロモ 様 の 力 は →

見事 インドラ 様 に 引き継が れた ようです な 。

ですが それ で よかった 。 なぜ だ ?

( フタミ ) それ は やはり いつか 後継 者 を 決める なら →

長男 が 継ぐ の が 世間 の ならわし 。

もし 弟 が 継ぐ と なれば 揉めごと の 種 です から な 。

インドラ 様 の 忍 宗 の 才能 なら 誰 も 文句 を 言い ます まい 。

これ で 忍 宗 は 安泰です な 。

ふむ …。

( アシュラ ) お ~ い !

( タイゾウ ) 遅い ぞ アシュラ ! ( アシュラ ) 悪い 悪い !

これ でも 修業 が 終わって すぐに 来た んだ ぜ 。

何 か あった の か ? ( ガスカ ) これ 見て よ !

( アシュラ ) なんだ ? これ …。 ( エダシ ) イノシシ の 足跡 だ よ 。

( エダシ ) 最近 あちこち の 畑 を 荒らして る ん だって 。

へ ぇ … それ は 迷惑だ な 。

( タイゾウ ) なぁ みんな で 退治 し に いか ねえ か ?

( アシュラ たち ) えっ !?

でも 危ない だ ろ そんな の 。 ( タイゾウ ) 大丈夫じゃ ねえ ?

いざ と なったら アシュラ が いる じゃ ねえ か 。

お前 の 忍 宗 で やっつけよう ぜ ! え ~ っ !?

そ っか ! なら 行こう ぜ 。

う … うん …。

そこ か !

嬉しい よ 。 僕 を 感じて くれて る んだ ね 。

子供 …。

( インドラ ) 何の 用 だ ? なぜ 私 を つけ回す !?

キミ は 強く なる 。 忍 宗 へ の 向上 心 も 才能 も ある 。

でも まだ 本当の 自分 の 力 に は 気づいて い ない 。

自分 の 力 ?

キミ に は もっと すごい 力 が 眠って る って こと さ 。

でも その 力 を 目覚め させる に は 条件 が ある けど ね フフフ 。

お前 は 何者 な んだ ?

どうして そんな こと が わかる んだ ?

そんな こと どう だって いい じゃ ない 。

キミ の 力 が 目覚めて くれれば …。

いつか 僕 の 望み も 叶う 。

まあ そんな 話 は いい や 。

キミ の 力 を 目覚め させる 話 だった ね 。

知り たい ?

それ は 修業 なんか じゃ ない んだ よ ね 。

愛 を 失う こと 。

どういう 意味 だ ?

例えば キミ の 愛する 人間 が 死ぬ と か …。

試して みよう よ 。

何 を する つもりだ ?

待て !

アシュラ !))

(( こっち だ こっち に 続いて る ぞ 。

( 吠え 声 )

おい まさか 。

( ガスカ ) 出た ! ( エダシ ) 逃げろ !

うわ ~ こっち に 来た !

よし あれ を 使って 。

( 衝突 音 )

うわ ~!

なんだ こいつ …。

《 こいつ 普通 の イノシシ じゃ ない 》

うわ っ 。

アシュラ 忍 宗 を 使え 。

えっ と えっ と …。

( ガスカ ) 危ない アシュラ 。 ( エダシ ) 逃げて !

ワン ワン ! シロ !

( インドラ ) アシュラ 。

兄さん …。

早く 行け 。

貴 様 よくも 弟 を !

兄さん 。

大丈夫 か ? うん 。

でも シロ が …。

シロ は 命がけ で お前 を 守った んだ 。

手厚く 葬って やれ 。 うん …。

兄さん その 目 。

これ は …。

兄さん ?

いる の は わかって いる お前 何 を した ?

何も 。

それ が キミ の 本当の 力 だ よ 。

これ から キミ は その 目 で 真実 を 見つめ ながら 生きて いく 。

また ね フフフフ 。

消えた か 。

うわ ~。

すげ え 。 う っ …。

イテテ …。

もっと 気合い を 入れろ 。 はい …。

アシュラ お前 も だ 。

そんな こと で は 忍 宗 は 使いこなせ ない ぞ 。

はい うん … ごめん 。

うん うん 写 輪 眼 を 開眼 して から →

インドラ 様 の 成長 は すばらしい です な 。

規律 を 重んじ 指導 者 と して の 態度 も →

堂 に 入った もの だ 。

これ なら いつでも 忍 宗 を 継げ る 。

いや ~ なんとも インドラ 様 は すごい なあ !

あの 眼 で 睨ま れる と 動け なく なる 。

あの 歳 で 師範 だ から な 。

印 だって 術 だって インドラ 様 の 発明 だ 。

しかし 正直 最近 は 厳し すぎる 。

さっき も まるで 手加減 なし だ から な 。

インドラ 様 が 二 代 目 に なったら ついて いける か どう か …。

確かに … インドラ 様 の 鋭い 視線 は →

我々 を 見下して いる ような 気 も する し なあ 。

アシュラ 様 の ほう は 気さくに 話せる が →

才能 が まるで ない から なあ 。

うまく いか ん もの だ な 。 本当だ 。

兄さん 今日 も 裏山 へ 修業 に ?

ああ その つもり だ 。

一緒に 行って いい かな ?

すまない 。

一 人 で 修業 し たい んだ 私 と お前 で は …。

そ そうだ よね レベル が 違い すぎる もん ね 。

兄さん 。 うん ?

あの もう 少し 修業 の とき →

手加減 して やった ほう が いい と 思う んだ 。

他の 人 に 兄さん が 本気で やったら →

みんな 怪我 しちゃ うし 。

そう だ な 考えて おこう 。

出て 来 い いる の は わかって る 。

さすが 久しぶりだ ね 。

もう 前 と は 違う 。 みたいだ ね 。

もう その 眼 に も 慣れた かな ?

そんなに 睨ま ないで よ 少し は 感謝 して ほしい な 。

なぜ お前 に 感謝 する 必要 が ある ?

だって その 眼 を 開眼 さ せた の は 僕 な んだ から 。

ところで その 眼 で 何 か 見えた ?

忍 宗 の 未来 と か 自分 の 理想 と か 。

キミ は もう 気づいて る んだ ろ ?

自分 が 特別 だって 。

自分 に は 忍 宗 の 未来 を 変え られる 力 が ある んだ って 。

キミ の 力 は 圧倒 的だ もん ね 。

ハゴロモ の 力 の 多く は キミ が 継いだ 。

アシュラ など は 足 もと に も 及ば ない 。

いずれ キミ の 力 は 父親 の ハゴロモ に も 匹敵 する 。

誰 も キミ に は 敵 わ なく なる フフフフ !

( インドラ ) 次 !

どうした 誰 も 私 の 相手 を する 者 は い ない の か ?

不 甲斐 ない 。

兄さん どうして ? 考えて くれる って …。

アシュラ 写 輪 眼 を 持た ぬ お前 に は わから ん 。

世界 を 束ねて いく の は 力 であり 力 に よる 規律 だ 。

いずれ 私 は 忍 宗 を 継ぎ その 理想 を 貫く 。

兄さん …))


NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 465 - アシュラ と インドラ naruto||しっぷう|つたい|しーずん||| Naruto Shippuden - Staffel 20 - 465 - Asura und Indra Naruto Shippuden - Season 20 - 465 - Asura and Indra Naruto Shippuden - Sezon 20 - 465 - Asura i Indra

(( アシュラ : ムムム …。

だ ぁ ~!

兄さん なんで そんなに 読める んだ よ 。 にいさん|||よめる||

父さん も なんで こんなに 書く かな …。 とうさん||||かく|

( インドラ ) 全部 忍 宗 に 関する こと だ 。 |ぜんぶ|おし|はじめ||かんする||

すべて が 役 に 立つ 。 ||やく||たつ

それ は わかって る けど …。

違う な … こうかな …)) ちがう||

( ハゴロモ )2 人 は ともに 学び ともに 遊んだ 。 |じん|||まなび||あそんだ

(( こいつ は で かい ぞ ! アシュラ タモ だ タモ 。

あぁ …。 気 を つけろ 慎重に いけよ 。 |き|||しんちょうに|

えい っ !

アシュラ !

見て ! やった よ 兄さん ! みて|||にいさん

まったく 無 茶 なや つ だ 。 |む|ちゃ|||

お前 の 竿 に も きて る ぞ 。 おまえ||さお|||||

ほんとだ !

兄さん の より 大きい かも 。 にいさん|||おおきい|

( シロ の 吠え 声 ) ||ほえ|こえ

( アシュラ ) なんだ 木 か …。 ||き|

わ ぁ ! すごい おっきな 魚 だ 。 ||||ぎょ|

よかった な アシュラ 。 うん 。

でも 兄さん … 今 何 を した の ?)) |にいさん|いま|なん|||

( ハゴロモ ) その頃 の 忍 宗 は → |そのころ||おし|はじめ|

まだ 武術 的 要素 は 持って い なかった 。 |ぶじゅつ|てき|ようそ||もって||

そもそも わし の 望み は 心 の 絆 だ 。 |||のぞみ||こころ||きずな|

健全な 精神 を 宿す ため の 健全な 肉体 。 けんぜんな|せいしん||やどす|||けんぜんな|にくたい

それ を 鍛える 以上 の 武術 の 必要 性 を → ||きたえる|いじょう||ぶじゅつ||ひつよう|せい|

感じて は い なかった 。 かんじて|||

だが インドラ の 発明 に より → |||はつめい||

忍 宗 の 流れ は 大きく 変わる こと に なった 。 おし|はじめ||ながれ||おおきく|かわる|||

(( あっ ! ( 弟子 たち ) お ぉ ! |でし|||

な … 何 を やった の ? 兄さん 。 |なん||||にいさん

チャクラ を 練り 力 を 発動 さ せる ため に は → ||ねり|ちから||はつどう|||||

手 を 結ぶ 型 が 関係 して る こと に 気づいた んだ 。 て||むすぶ|かた||かんけい|||||きづいた|

型 の 組み合わせ しだい で は → かた||くみあわせ|||

いろんな 力 が 使える ように なる と 思う 。 |ちから||つかえる||||おもう

そう な の ? うん 。

手 の 型 を 印 発動 する 現象 を 術 って 名づけて みた 。 て||かた||いん|はつどう||げんしょう||じゅつ||なづけて|

印 と 術 …。 いん||じゅつ

すごい ! すごい よ 兄さん !)) |||にいさん

( ハゴロモ ) 母 カグヤ の 力 を 継いだ わし に は → |はは|||ちから||ついだ|||

術 を 使う の に 印 を 結ぶ 必要 は ない 。 じゅつ||つかう|||いん||むすぶ|ひつよう||

だが チャクラ を 分け 与えた 者 たち は そう で は なかった 。 |||わけ|あたえた|もの||||||

インドラ は わずか 10 歳 に して → |||さい||

わし に も でき ぬ 発明 を して の けた 。 |||||はつめい||||

まさに 忍 宗 の 天才 と 呼ぶ に ふさわしかった 。 |おし|はじめ||てんさい||よぶ||

( ハゴロモ ) 印 に よる 術 の 発明 は 人々 の 生活 を 根本 的に 変えた 。 |いん|||じゅつ||はつめい||ひとびと||せいかつ||こんぽん|てきに|かえた

修業 を 積んだ 者 なら 誰 に でも → しゅぎょう||つんだ|もの||だれ||

術 を 使う こと が できる ように なった のだ 。 じゅつ||つかう||||||

だが わし は 愚かな 父 であった 。 |||おろかな|ちち|

気づいて やる こと が でき なかった のだ 。 きづいて||||||

すでに この 頃 から インドラ を 狙う 闇 の 力 が うごめいて いた こと に 。 ||ころ||||ねらう|やみ||ちから|||||

(( うわ っ ! アシュラ !

大丈夫 か ? イテテ …。 だいじょうぶ||

大丈夫だ よ 兄さん 。 だいじょうぶだ||にいさん

チャクラ を 扱う とき は 細心の 注意 を 払え 。 ||あつかう|||さいしんの|ちゅうい||はらえ

でないと 大 ケガ する ぞ 。 |だい|||

俺 たち は 他の 人 より チャクラ が 多い んだ 。 おれ|||たの|じん||||おおい|

( アシュラ ) ごめん …。

( ハゴロモ ) お前 の 発明 が 忍 宗 を 大きく 変えた な 。 |おまえ||はつめい||おし|はじめ||おおきく|かえた|

はい …。 です が これ で よかった の か は わかり ませ ん 。

( ハゴロモ ) なぜ だ ?

これ まで 精神 的だった 修業 は → ||せいしん|てきだった|しゅぎょう|

術 を 中心 に した 修業 へ と 移って しまい ました 。 じゅつ||ちゅうしん|||しゅぎょう|||うつって||

それ は いずれ 武器 と なり → |||ぶき||

この 世界 に 戦乱 を もたらす かも しれ ませ ん 。 |せかい||せんらん||||||

( ハゴロモ ) 恐るべき 息子 よ …。 |おそるべき|むすこ|

そこ まで 思い を めぐらせて いた か 。 ||おもい||||

はい …。

( ハゴロモ ) だが それ で いい のだ 。

時 の 歩み は 誰 に も 止める こと は でき ぬ 。 じ||あゆみ||だれ|||とどめる||||

印 は お前 が 発明 し なく と も いずれ 誰 か が 発明 した 。 いん||おまえ||はつめい||||||だれ|||はつめい|

チャクラ が 武器 と なる なら → ||ぶき|||

それ を 制御 する ため の 更 なる 心 の 修業 を 積めば よい のだ 。 ||せいぎょ||||こう||こころ||しゅぎょう||つめば||

( インドラ ) はい …。

キミ の ほう だった んだ 。

母上 の 力 を 受け継いだ の は …。 ははうえ||ちから||うけついだ||

誰 だ !? 出て 来い ! だれ||でて|こい

僕 は いつも キミ を 見て いる よ 。 ぼく|||||みて||

( フタミ ) 見事です な インドラ 様 ! |みごとです|||さま

次 ! アシュラ 様 。 おう ! つぎ||さま|

うわ っ !

( フタミ ) そこ まで !

大丈夫 か ? アシュラ 。 だいじょうぶ||

うん … やっぱり 兄さん は 強い な 。 ||にいさん||つよい|

( 鐘 の 音 ) かね||おと

修業 終わり だ ! 俺 タイゾウ たち と 遊んで くる !! しゅぎょう|おわり||おれ||||あそんで|

( フタミ ) まったく …。

父上 … 私 は 裏山 で もう 少し 修業 して き ます 。 ちちうえ|わたくし||うらやま|||すこし|しゅぎょう|||

( フタミ ) ふむ … どうやら ハゴロモ 様 の 力 は → ||||さま||ちから|

見事 インドラ 様 に 引き継が れた ようです な 。 みごと||さま||ひきつが|||

ですが それ で よかった 。 なぜ だ ?

( フタミ ) それ は やはり いつか 後継 者 を 決める なら → |||||こうけい|もの||きめる|

長男 が 継ぐ の が 世間 の ならわし 。 ちょうなん||つぐ|||せけん||

もし 弟 が 継ぐ と なれば 揉めごと の 種 です から な 。 |おとうと||つぐ|||もめごと||しゅ|||

インドラ 様 の 忍 宗 の 才能 なら 誰 も 文句 を 言い ます まい 。 |さま||おし|はじめ||さいのう||だれ||もんく||いい||

これ で 忍 宗 は 安泰です な 。 ||おし|はじめ||あんたいです|

ふむ …。

( アシュラ ) お ~ い !

( タイゾウ ) 遅い ぞ アシュラ ! ( アシュラ ) 悪い 悪い ! |おそい||||わるい|わるい

これ でも 修業 が 終わって すぐに 来た んだ ぜ 。 ||しゅぎょう||おわって||きた||

何 か あった の か ? ( ガスカ ) これ 見て よ ! なん|||||||みて|

( アシュラ ) なんだ ? これ …。 ( エダシ ) イノシシ の 足跡 だ よ 。 ||||||あしあと||

( エダシ ) 最近 あちこち の 畑 を 荒らして る ん だって 。 |さいきん|||はたけ||あらして|||

へ ぇ … それ は 迷惑だ な 。 ||||めいわくだ|

( タイゾウ ) なぁ みんな で 退治 し に いか ねえ か ? ||||たいじ|||||

( アシュラ たち ) えっ !?

でも 危ない だ ろ そんな の 。 ( タイゾウ ) 大丈夫じゃ ねえ ? |あぶない||||||だいじょうぶじゃ|

いざ と なったら アシュラ が いる じゃ ねえ か 。

お前 の 忍 宗 で やっつけよう ぜ ! え ~ っ !? おまえ||おし|はじめ|||||

そ っか ! なら 行こう ぜ 。 |||いこう|

う … うん …。

そこ か !

嬉しい よ 。 僕 を 感じて くれて る んだ ね 。 うれしい||ぼく||かんじて||||

子供 …。 こども

( インドラ ) 何の 用 だ ? なぜ 私 を つけ回す !? |なんの|よう|||わたくし||つけまわす

キミ は 強く なる 。 忍 宗 へ の 向上 心 も 才能 も ある 。 ||つよく||おし|はじめ|||こうじょう|こころ||さいのう||

でも まだ 本当の 自分 の 力 に は 気づいて い ない 。 ||ほんとうの|じぶん||ちから|||きづいて||

自分 の 力 ? じぶん||ちから

キミ に は もっと すごい 力 が 眠って る って こと さ 。 |||||ちから||ねむって||||

でも その 力 を 目覚め させる に は 条件 が ある けど ね フフフ 。 ||ちから||めざめ|さ せる|||じょうけん|||||

お前 は 何者 な んだ ? おまえ||なにもの||

どうして そんな こと が わかる んだ ?

そんな こと どう だって いい じゃ ない 。

キミ の 力 が 目覚めて くれれば …。 ||ちから||めざめて|

いつか 僕 の 望み も 叶う 。 |ぼく||のぞみ||かなう

まあ そんな 話 は いい や 。 ||はなし|||

キミ の 力 を 目覚め させる 話 だった ね 。 ||ちから||めざめ|さ せる|はなし||

知り たい ? しり|

それ は 修業 なんか じゃ ない んだ よ ね 。 ||しゅぎょう||||||

愛 を 失う こと 。 あい||うしなう|

どういう 意味 だ ? |いみ|

例えば キミ の 愛する 人間 が 死ぬ と か …。 たとえば|||あいする|にんげん||しぬ||

試して みよう よ 。 ためして||

何 を する つもりだ ? なん|||

待て ! まて

アシュラ !))

(( こっち だ こっち に 続いて る ぞ 。 ||||つづいて||

( 吠え 声 ) ほえ|こえ

おい まさか 。

( ガスカ ) 出た ! ( エダシ ) 逃げろ ! |でた||にげろ

うわ ~ こっち に 来た ! |||きた

よし あれ を 使って 。 |||つかって

( 衝突 音 ) しょうとつ|おと

うわ ~!

なんだ こいつ …。

《 こいつ 普通 の イノシシ じゃ ない 》 |ふつう||||

うわ っ 。

アシュラ 忍 宗 を 使え 。 |おし|はじめ||つかえ

えっ と えっ と …。

( ガスカ ) 危ない アシュラ 。 ( エダシ ) 逃げて ! |あぶない|||にげて

ワン ワン ! シロ !

( インドラ ) アシュラ 。

兄さん …。 にいさん

早く 行け 。 はやく|いけ

貴 様 よくも 弟 を ! とうと|さま||おとうと|

兄さん 。 にいさん

大丈夫 か ? うん 。 だいじょうぶ||

でも シロ が …。

シロ は 命がけ で お前 を 守った んだ 。 ||いのちがけ||おまえ||まもった|

手厚く 葬って やれ 。 うん …。 てあつく|ほうむって||

兄さん その 目 。 にいさん||め

これ は …。

兄さん ? にいさん

いる の は わかって いる お前 何 を した ? |||||おまえ|なん||

何も 。 なにも

それ が キミ の 本当の 力 だ よ 。 ||||ほんとうの|ちから||

これ から キミ は その 目 で 真実 を 見つめ ながら 生きて いく 。 |||||め||しんじつ||みつめ||いきて|

また ね フフフフ 。

消えた か 。 きえた|

うわ ~。

すげ え 。 う っ …。

イテテ …。

もっと 気合い を 入れろ 。 はい …。 |きあい||いれろ|

アシュラ お前 も だ 。 |おまえ||

そんな こと で は 忍 宗 は 使いこなせ ない ぞ 。 ||||おし|はじめ||つかいこなせ||

はい うん … ごめん 。

うん うん 写 輪 眼 を 開眼 して から → ||うつ|りん|がん||かいげん||

インドラ 様 の 成長 は すばらしい です な 。 |さま||せいちょう||||

規律 を 重んじ 指導 者 と して の 態度 も → きりつ||おもんじ|しどう|もの||||たいど|

堂 に 入った もの だ 。 どう||はいった||

これ なら いつでも 忍 宗 を 継げ る 。 |||おし|はじめ||つげ|

いや ~ なんとも インドラ 様 は すごい なあ ! |||さま|||

あの 眼 で 睨ま れる と 動け なく なる 。 |がん||にらま|||うごけ||

あの 歳 で 師範 だ から な 。 |さい||しはん|||

印 だって 術 だって インドラ 様 の 発明 だ 。 いん||じゅつ|||さま||はつめい|

しかし 正直 最近 は 厳し すぎる 。 |しょうじき|さいきん||きびし|

さっき も まるで 手加減 なし だ から な 。 |||てかげん||||

インドラ 様 が 二 代 目 に なったら ついて いける か どう か …。 |さま||ふた|だい|め|||||||

確かに … インドラ 様 の 鋭い 視線 は → たしかに||さま||するどい|しせん|

我々 を 見下して いる ような 気 も する し なあ 。 われわれ||みくだして|||き||||

アシュラ 様 の ほう は 気さくに 話せる が → |さま||||きさくに|はなせる|

才能 が まるで ない から なあ 。 さいのう|||||

うまく いか ん もの だ な 。 本当だ 。 ||||||ほんとうだ

兄さん 今日 も 裏山 へ 修業 に ? にいさん|きょう||うらやま||しゅぎょう|

ああ その つもり だ 。

一緒に 行って いい かな ? いっしょに|おこなって||

すまない 。

一 人 で 修業 し たい んだ 私 と お前 で は …。 ひと|じん||しゅぎょう||||わたくし||おまえ||

そ そうだ よね レベル が 違い すぎる もん ね 。 |そう だ||||ちがい|||

兄さん 。 うん ? にいさん|

あの もう 少し 修業 の とき → ||すこし|しゅぎょう||

手加減 して やった ほう が いい と 思う んだ 。 てかげん|||||||おもう|

他の 人 に 兄さん が 本気で やったら → たの|じん||にいさん||ほんきで|

みんな 怪我 しちゃ うし 。 |けが||

そう だ な 考えて おこう 。 |||かんがえて|

出て 来 い いる の は わかって る 。 でて|らい||||||

さすが 久しぶりだ ね 。 |ひさしぶりだ|

もう 前 と は 違う 。 みたいだ ね 。 |ぜん|||ちがう||

もう その 眼 に も 慣れた かな ? ||がん|||なれた|

そんなに 睨ま ないで よ 少し は 感謝 して ほしい な 。 |にらま|||すこし||かんしゃ|||

なぜ お前 に 感謝 する 必要 が ある ? |おまえ||かんしゃ||ひつよう||

だって その 眼 を 開眼 さ せた の は 僕 な んだ から 。 ||がん||かいげん|||||ぼく|||

ところで その 眼 で 何 か 見えた ? ||がん||なん||みえた

忍 宗 の 未来 と か 自分 の 理想 と か 。 おし|はじめ||みらい|||じぶん||りそう||

キミ は もう 気づいて る んだ ろ ? |||きづいて|||

自分 が 特別 だって 。 じぶん||とくべつ|

自分 に は 忍 宗 の 未来 を 変え られる 力 が ある んだ って 。 じぶん|||おし|はじめ||みらい||かえ||ちから||||

キミ の 力 は 圧倒 的だ もん ね 。 ||ちから||あっとう|てきだ||

ハゴロモ の 力 の 多く は キミ が 継いだ 。 ||ちから||おおく||||ついだ

アシュラ など は 足 もと に も 及ば ない 。 |||あし||||およば|

いずれ キミ の 力 は 父親 の ハゴロモ に も 匹敵 する 。 |||ちから||ちちおや|||||ひってき|

誰 も キミ に は 敵 わ なく なる フフフフ ! だれ|||||てき||||

( インドラ ) 次 ! |つぎ

どうした 誰 も 私 の 相手 を する 者 は い ない の か ? |だれ||わたくし||あいて|||もの|||||

不 甲斐 ない 。 ふ|かい|

兄さん どうして ? 考えて くれる って …。 にいさん||かんがえて||

アシュラ 写 輪 眼 を 持た ぬ お前 に は わから ん 。 |うつ|りん|がん||もた||おまえ||||

世界 を 束ねて いく の は 力 であり 力 に よる 規律 だ 。 せかい||たばねて||||ちから||ちから|||きりつ|

いずれ 私 は 忍 宗 を 継ぎ その 理想 を 貫く 。 |わたくし||おし|はじめ||つぎ||りそう||つらぬく

兄さん …)) にいさん