NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 465 - アシュラ と インドラ
(( アシュラ : ムムム …。
だ ぁ ~!
兄さん なんで そんなに 読める んだ よ 。
父さん も なんで こんなに 書く かな …。
( インドラ ) 全部 忍 宗 に 関する こと だ 。
すべて が 役 に 立つ 。
それ は わかって る けど …。
違う な … こうかな …))
( ハゴロモ )2 人 は ともに 学び ともに 遊んだ 。
(( こいつ は で かい ぞ ! アシュラ タモ だ タモ 。
あぁ …。 気 を つけろ 慎重に いけよ 。
えい っ !
アシュラ !
見て ! やった よ 兄さん !
まったく 無 茶 なや つ だ 。
お前 の 竿 に も きて る ぞ 。
ほんとだ !
兄さん の より 大きい かも 。
( シロ の 吠え 声 )
( アシュラ ) なんだ 木 か …。
わ ぁ ! すごい おっきな 魚 だ 。
よかった な アシュラ 。 うん 。
でも 兄さん … 今 何 を した の ?))
( ハゴロモ ) その頃 の 忍 宗 は →
まだ 武術 的 要素 は 持って い なかった 。
そもそも わし の 望み は 心 の 絆 だ 。
健全な 精神 を 宿す ため の 健全な 肉体 。
それ を 鍛える 以上 の 武術 の 必要 性 を →
感じて は い なかった 。
だが インドラ の 発明 に より →
忍 宗 の 流れ は 大きく 変わる こと に なった 。
(( あっ ! ( 弟子 たち ) お ぉ !
な … 何 を やった の ? 兄さん 。
チャクラ を 練り 力 を 発動 さ せる ため に は →
手 を 結ぶ 型 が 関係 して る こと に 気づいた んだ 。
型 の 組み合わせ しだい で は →
いろんな 力 が 使える ように なる と 思う 。
そう な の ? うん 。
手 の 型 を 印 発動 する 現象 を 術 って 名づけて みた 。
印 と 術 …。
すごい ! すごい よ 兄さん !))
( ハゴロモ ) 母 カグヤ の 力 を 継いだ わし に は →
術 を 使う の に 印 を 結ぶ 必要 は ない 。
だが チャクラ を 分け 与えた 者 たち は そう で は なかった 。
インドラ は わずか 10 歳 に して →
わし に も でき ぬ 発明 を して の けた 。
まさに 忍 宗 の 天才 と 呼ぶ に ふさわしかった 。
( ハゴロモ ) 印 に よる 術 の 発明 は 人々 の 生活 を 根本 的に 変えた 。
修業 を 積んだ 者 なら 誰 に でも →
術 を 使う こと が できる ように なった のだ 。
だが わし は 愚かな 父 であった 。
気づいて やる こと が でき なかった のだ 。
すでに この 頃 から インドラ を 狙う 闇 の 力 が うごめいて いた こと に 。
(( うわ っ ! アシュラ !
大丈夫 か ? イテテ …。
大丈夫だ よ 兄さん 。
チャクラ を 扱う とき は 細心の 注意 を 払え 。
でないと 大 ケガ する ぞ 。
俺 たち は 他の 人 より チャクラ が 多い んだ 。
( アシュラ ) ごめん …。
( ハゴロモ ) お前 の 発明 が 忍 宗 を 大きく 変えた な 。
はい …。 です が これ で よかった の か は わかり ませ ん 。
( ハゴロモ ) なぜ だ ?
これ まで 精神 的だった 修業 は →
術 を 中心 に した 修業 へ と 移って しまい ました 。
それ は いずれ 武器 と なり →
この 世界 に 戦乱 を もたらす かも しれ ませ ん 。
( ハゴロモ ) 恐るべき 息子 よ …。
そこ まで 思い を めぐらせて いた か 。
はい …。
( ハゴロモ ) だが それ で いい のだ 。
時 の 歩み は 誰 に も 止める こと は でき ぬ 。
印 は お前 が 発明 し なく と も いずれ 誰 か が 発明 した 。
チャクラ が 武器 と なる なら →
それ を 制御 する ため の 更 なる 心 の 修業 を 積めば よい のだ 。
( インドラ ) はい …。
キミ の ほう だった んだ 。
母上 の 力 を 受け継いだ の は …。
誰 だ !? 出て 来い !
僕 は いつも キミ を 見て いる よ 。
( フタミ ) 見事です な インドラ 様 !
次 ! アシュラ 様 。 おう !
うわ っ !
( フタミ ) そこ まで !
大丈夫 か ? アシュラ 。
うん … やっぱり 兄さん は 強い な 。
( 鐘 の 音 )
修業 終わり だ ! 俺 タイゾウ たち と 遊んで くる !!
( フタミ ) まったく …。
父上 … 私 は 裏山 で もう 少し 修業 して き ます 。
( フタミ ) ふむ … どうやら ハゴロモ 様 の 力 は →
見事 インドラ 様 に 引き継が れた ようです な 。
ですが それ で よかった 。 なぜ だ ?
( フタミ ) それ は やはり いつか 後継 者 を 決める なら →
長男 が 継ぐ の が 世間 の ならわし 。
もし 弟 が 継ぐ と なれば 揉めごと の 種 です から な 。
インドラ 様 の 忍 宗 の 才能 なら 誰 も 文句 を 言い ます まい 。
これ で 忍 宗 は 安泰です な 。
ふむ …。
( アシュラ ) お ~ い !
( タイゾウ ) 遅い ぞ アシュラ ! ( アシュラ ) 悪い 悪い !
これ でも 修業 が 終わって すぐに 来た んだ ぜ 。
何 か あった の か ? ( ガスカ ) これ 見て よ !
( アシュラ ) なんだ ? これ …。 ( エダシ ) イノシシ の 足跡 だ よ 。
( エダシ ) 最近 あちこち の 畑 を 荒らして る ん だって 。
へ ぇ … それ は 迷惑だ な 。
( タイゾウ ) なぁ みんな で 退治 し に いか ねえ か ?
( アシュラ たち ) えっ !?
でも 危ない だ ろ そんな の 。 ( タイゾウ ) 大丈夫じゃ ねえ ?
いざ と なったら アシュラ が いる じゃ ねえ か 。
お前 の 忍 宗 で やっつけよう ぜ ! え ~ っ !?
そ っか ! なら 行こう ぜ 。
う … うん …。
そこ か !
嬉しい よ 。 僕 を 感じて くれて る んだ ね 。
子供 …。
( インドラ ) 何の 用 だ ? なぜ 私 を つけ回す !?
キミ は 強く なる 。 忍 宗 へ の 向上 心 も 才能 も ある 。
でも まだ 本当の 自分 の 力 に は 気づいて い ない 。
自分 の 力 ?
キミ に は もっと すごい 力 が 眠って る って こと さ 。
でも その 力 を 目覚め させる に は 条件 が ある けど ね フフフ 。
お前 は 何者 な んだ ?
どうして そんな こと が わかる んだ ?
そんな こと どう だって いい じゃ ない 。
キミ の 力 が 目覚めて くれれば …。
いつか 僕 の 望み も 叶う 。
まあ そんな 話 は いい や 。
キミ の 力 を 目覚め させる 話 だった ね 。
知り たい ?
それ は 修業 なんか じゃ ない んだ よ ね 。
愛 を 失う こと 。
どういう 意味 だ ?
例えば キミ の 愛する 人間 が 死ぬ と か …。
試して みよう よ 。
何 を する つもりだ ?
待て !
アシュラ !))
(( こっち だ こっち に 続いて る ぞ 。
( 吠え 声 )
おい まさか 。
( ガスカ ) 出た ! ( エダシ ) 逃げろ !
うわ ~ こっち に 来た !
よし あれ を 使って 。
( 衝突 音 )
うわ ~!
なんだ こいつ …。
《 こいつ 普通 の イノシシ じゃ ない 》
うわ っ 。
アシュラ 忍 宗 を 使え 。
えっ と えっ と …。
( ガスカ ) 危ない アシュラ 。 ( エダシ ) 逃げて !
ワン ワン ! シロ !
( インドラ ) アシュラ 。
兄さん …。
早く 行け 。
貴 様 よくも 弟 を !
兄さん 。
大丈夫 か ? うん 。
でも シロ が …。
シロ は 命がけ で お前 を 守った んだ 。
手厚く 葬って やれ 。 うん …。
兄さん その 目 。
これ は …。
兄さん ?
いる の は わかって いる お前 何 を した ?
何も 。
それ が キミ の 本当の 力 だ よ 。
これ から キミ は その 目 で 真実 を 見つめ ながら 生きて いく 。
また ね フフフフ 。
消えた か 。
うわ ~。
すげ え 。 う っ …。
イテテ …。
もっと 気合い を 入れろ 。 はい …。
アシュラ お前 も だ 。
そんな こと で は 忍 宗 は 使いこなせ ない ぞ 。
はい うん … ごめん 。
うん うん 写 輪 眼 を 開眼 して から →
インドラ 様 の 成長 は すばらしい です な 。
規律 を 重んじ 指導 者 と して の 態度 も →
堂 に 入った もの だ 。
これ なら いつでも 忍 宗 を 継げ る 。
いや ~ なんとも インドラ 様 は すごい なあ !
あの 眼 で 睨ま れる と 動け なく なる 。
あの 歳 で 師範 だ から な 。
印 だって 術 だって インドラ 様 の 発明 だ 。
しかし 正直 最近 は 厳し すぎる 。
さっき も まるで 手加減 なし だ から な 。
インドラ 様 が 二 代 目 に なったら ついて いける か どう か …。
確かに … インドラ 様 の 鋭い 視線 は →
我々 を 見下して いる ような 気 も する し なあ 。
アシュラ 様 の ほう は 気さくに 話せる が →
才能 が まるで ない から なあ 。
うまく いか ん もの だ な 。 本当だ 。
兄さん 今日 も 裏山 へ 修業 に ?
ああ その つもり だ 。
一緒に 行って いい かな ?
すまない 。
一 人 で 修業 し たい んだ 私 と お前 で は …。
そ そうだ よね レベル が 違い すぎる もん ね 。
兄さん 。 うん ?
あの もう 少し 修業 の とき →
手加減 して やった ほう が いい と 思う んだ 。
他の 人 に 兄さん が 本気で やったら →
みんな 怪我 しちゃ うし 。
そう だ な 考えて おこう 。
出て 来 い いる の は わかって る 。
さすが 久しぶりだ ね 。
もう 前 と は 違う 。 みたいだ ね 。
もう その 眼 に も 慣れた かな ?
そんなに 睨ま ないで よ 少し は 感謝 して ほしい な 。
なぜ お前 に 感謝 する 必要 が ある ?
だって その 眼 を 開眼 さ せた の は 僕 な んだ から 。
ところで その 眼 で 何 か 見えた ?
忍 宗 の 未来 と か 自分 の 理想 と か 。
キミ は もう 気づいて る んだ ろ ?
自分 が 特別 だって 。
自分 に は 忍 宗 の 未来 を 変え られる 力 が ある んだ って 。
キミ の 力 は 圧倒 的だ もん ね 。
ハゴロモ の 力 の 多く は キミ が 継いだ 。
アシュラ など は 足 もと に も 及ば ない 。
いずれ キミ の 力 は 父親 の ハゴロモ に も 匹敵 する 。
誰 も キミ に は 敵 わ なく なる フフフフ !
( インドラ ) 次 !
どうした 誰 も 私 の 相手 を する 者 は い ない の か ?
不 甲斐 ない 。
兄さん どうして ? 考えて くれる って …。
アシュラ 写 輪 眼 を 持た ぬ お前 に は わから ん 。
世界 を 束ねて いく の は 力 であり 力 に よる 規律 だ 。
いずれ 私 は 忍 宗 を 継ぎ その 理想 を 貫く 。
兄さん …))