NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 466 - 試練 の 旅
( アシュラ ) あ ~ あ なんか 兄さん 変わった なあ 。
厳しい だけ じゃ みんな 気持 が 離れちゃ う 気 が する けど 。
( タイゾウ ) お っ い たいた 探した よ アシュラ 。
タイゾウ 。 今日 の 修業 は 終わり か ?
まあ ね 少し くらい サボ った って →
忍 宗 は どうせ 兄さん が 継ぐ しさ 俺 なんて …。
ふ ~ ん そう か 。
まあ 気楽で いい けど で 何 か 用 か ?
あ ああ ちょっと 頼み が ある んだ 。
え ?
( タイゾウ ) 忍 宗 で チョイ と →
この あたり の 木 を 倒して くれ ない か ?
え ? どうして ? ああ 。
まあ な ん つうか ここ に 切り通し が あれば →
畑 まで の 近道 に なる しさ 。
お袋 も 便利に なる し お前 なら ちょ ろ い だ ろ ?
ああ そういう こと なら 任せろ 。
こんな もん で いい かな ?
ああ 助かった ぜ 。
いや この 程度 なら お 安い 御用 だ 。
タイゾウ ! 兄さん ! これ は どういう こと です ?
( インドラ ) この 男 は 罪 を 犯した 。
樹木 を 伐採 し 己 の 財 と した 。
里 の もの は 里 全員 の もの 。
それ が 掟 だ 。
罪 は お前 に も ある ぞ アシュラ 。
え ? 俺 に ?
お人よし が 過ぎる ぞ 。
お前 は この 男 に 騙さ れ 罪 の 片 棒 を 担が さ れた のだ 。
切り通し って あれ ウソ だった の か 。
母ちゃん が 病気 で 急いで 薬 が 必要だった んだ 。
すまない アシュラ お前 を 巻き込 ん じ まって 。
どうして 本当の こと を ? 病気 なら 忍 宗 で 。
母ちゃん は 忍 宗 が 嫌いな んだ 。
忍 宗 なんて この 世界 に いら ない って 。
忍 宗 を 信じよう が 信じ まい が 掟 は 掟 だ 。
アシュラ お前 は 何も 知ら なかった 。
今回 だけ お前 の 罪 は 不問 に 付す 。
( ハゴロモ ) インドラ だ が これ は やり 過ぎ で は ない の か ?
人 は 誰 でも 間違い を 犯す 。
人 を 裁く こと に は 慎重で なければ なら ない 。
わかって い ます 父上 。
ですが 罪 に は 罰 と なる 力 を 毅然と 示さ ねば なり ませ ん 。
それ が 新たな 罪 の 抑止 力 と なり ます 。
兄さん 。
う う …。 ( 足音 )
アシュラ 。 しっ 今 逃がして やる 。
でも …。
いい んだ あと の 責任 は 俺 が 取る 。
兄さん …。
アシュラ その 男 を どう する つもりだ ?
見逃して くれ 兄さん 。
こいつ だって 悪気 が あった わけじゃ ない んだ 。
掟 は 掟 だ 。
見せしめ なら もう 十分 の はずだ 。
それ は お前 が 決める こと で は ない 。
兄さん は 俺 が なんとか する 。 今 の うち に 逃げろ 。
すまない アシュラ 。
掟 を 破る なら …。
お前 が 代わり に 罪 を 償え 。
やめて くれ 兄さん !
あっ ! くっ …。
アシュラ 掟 は 何の ため に ある ?
忍 宗 の 力 は 何の ため に ある ?
自分 で 答え が 出せ ぬ なら お前 は 私 に 従えば いい のだ 。
頭 を 冷やせ 。
兄さん …。
父上 。
今日 は シロ の 命日 です 。
あの とき シロ と 兄さん が い なかったら →
俺 は 死んで ました 。
俺 は みんな の 力 で 生かさ れて い ます 。
お前 は 優しい 心 の 持ち主 よの 。
インドラ と は 真 逆だ 。
兄さん は 優秀です から 。
何でも 一 人 で できる し その 力 も 持って い ます 。
だからこそ な のだ 。
お前 は インドラ の 目 を どう 思う ?
どう って 別に 写 輪 眼 に 威圧 は 感じ ます が 。
《 やはり アシュラ に インドラ の 瞳 力 は 通用 せ ぬ か 》
どうかした のです か ?
インドラ の 目 に は わし に も 読み取れ ぬ 不気味な 冷徹 さ が ある 。
あの 目 を 見る と 思い出す のだ 。
母上 の 目 を 。
きっと 兄さん に は →
他人 に は 見え ない もの が 見えて る ので は ない でしょう か 。
何 が 見える と いう のだ ?
何 か 高尚な もの です 。 忍 宗 の 理想 や 未来 と か …。
写 輪 眼 の ない 俺 に は わから ない けど 。
シロ と 一緒に 俺 を 助けて くれた 頃 の 兄さん は 優しかった 。
兄さん の 本心 は あの 頃 と 変わって ない と →
俺 は 信じて い ます 。
俺 も もっと 修業 を 積んで →
兄さん の 力 に なれる よう 頑張り ます 。
< ハゴロモ : わし は その とき →
なぜ 2 人 の 息子 を 天から 授かった の か →
その 意味 を 初めて 知った 気 が した 。
それ は …>
おい 聞いた か ?
とうとう ハゴロモ 様 が 忍 宗 の 後継 者 を 選ぶ らしい ぞ 。
インドラ 様 と アシュラ 様 か 。 どっち に なる の か の ぉ ?
そんな の 長男 で 忍 宗 の 才 に 優れた インドラ 様 に 決まって る だ ろ 。
これ より 我が 忍 宗 の 後継 者 を 決める 。
父上 何 です か ? これ は 。
わし が 母上 を 封印 した とき →
十 尾 の 体 の 残骸 が 世界 の あちこち に 散った 。
大部分 は わし たち が 旅 した とき に 処理 した 。
だが その 巻物 に は まだ 処理 して おら ぬ →
2 つ の 地 が 書か れて いる 。
インドラ アシュラ お前たち は その 地 に 向かい →
そこ で 起きて いる 問題 を 解決 する のだ 。
その 結果 を 見て どちら に 忍 宗 を 任せる か を 決める 。
ハ ハゴロモ 様 。 なぜ です 父上 !
なぜ こんな こと を ?
俺 に 忍 宗 を 継ぐ べき 才能 が ない こと は …。
いえ 俺 は 忍 宗 を 継ぐ 気 など あり ませ ん 。
兄さん に つかえる だけ で 十分です 。
それ は わし が 決める 。
お前たち が 世界 に 出て 何 を する の か 。
すべて は それ を 見極めて から だ 。
どうして 父上 は あんな こと を ?
心配 は いら ない 。 すぐに 父上 に も わかる 。
うん 。
( ガマ 丸 ) 弟 の ほう は 優しい 気性 の 持ち主 に なった ようじゃ の 。
( ガマ 丸 ) じゃ が 写 輪 眼 の 力 を 受け継いだ の は 兄 の ほうか 。
もしかすると あの 弟 は 兄 の こと を 考え →
里 に は 戻ら ぬ かも しれ ぬ ぞ 。 そうなれば その とき だ 。
そう まで して 何 を 試し たい のじゃ ?
試し たい わけで は ない 。
兄 は 優秀だ が 力 が ある ゆえ に 愛 を 信じて い ない 。
弟 は 出来 が 悪い が その 心 は 愛 に 満ちて いる 。
この 世界 に これ から 忍 宗 は 多大なる 影響 を 及ぼす だろう 。
忍 宗 が 間違い の ない 道 を 歩む に は →
力 と 愛 その 両方 が 必要だ 。
わし は 2 人 が この 旅 で 互いに 成長 し →
忍 宗 を 支え合う ように なって ほしい だけ だ 。
おい いいかげん 出て こい よ 。
気づいて た の か 。 お前 もう 大丈夫な の か ?
ああ この とおり よ 。 あん とき は あり が と な 。
気 に す んな よ 。 それ より 何 か 用 か ?
お前 に 助けて もらって から 裏山 の 小屋 に 隠れて た んだ けど →
ガスカ と エダシ が さ …。
(( ガスカ : 大変だ ぞ 。 アシュラ が 旅 に 出る こと に なった 。
( エダシ ) なんでも その 旅 で 忍 宗 の 後継 者 が 決まる んだ と よ ))
って な こと を 聞いた もん だ から ➡
いて も たって も い られ なく って よ 。
俺 も 一緒に 行か せて くれよ 。 う ~ ん 。
お前 母ちゃん の 具合 悪い んだ ろ ?
そっち は もう 大丈夫だ 。
薬 が 効いた みたいで よ ピンピン して や がる 。
で お前 の こと を 話したら ぜひ 役 に 立って こい って よ 。
母ちゃん 忍 宗 嫌いな んだ ろ ? なんで ?
それ と これ と は 別だ よ 。
忍 宗 嫌い の 前 に 人 の 義理 が あら ぁな 。
だけど 俺 しばらく 里 に は 戻ら ない ぜ 。
えっ そう な の ?
きっと 兄さん は こんな 使命 は 簡単に やってのける 。
で 俺 が 戻ら なきゃ 父上 も 後継 者 は 兄さん に 決める だ ろ 。
なるほど 。 お前 らしい な 。
それ じゃ どこ に 行く つもりな んだ ?
う ~ ん どう する かな ?
でも よ 親父 さん 旅先 の 連中 が 困って る から →
助けて 来い って 言った んだ ろ ?
だったら 行か ない と まずい んじゃ ない の か ?
そう か 。 そうだ な 。
じゃあ 行く だけ 行って また 考える か 。
おお ! そう しよう ぜ 。
♪♪~
《 タイゾウ : に して も … ずいぶん 遠い な 》
プハ ー ッ !
地図 だ と そろそろ の はずな んだ けど …。
♪♪~
や ばい … もう 水 が ねえ ぞ 。
大丈夫だ 。 何 が 大丈夫な んだ よ !?
お前 水 の 術 は 使え ない んだ ろ ?
あぁ 俺 が 使える の は 風 だけ 。 だったら !
近い んだ 神 樹 が 。 えっ ?
感じる んだ 俺 の チャクラ が …。
前 に 父上 から 聞いた こと が ある 。
忍 宗 の チャクラ は 神 樹 から 得た 力 だって 。
おい !
どうやら 着いた みたいだ 。
( タイゾウ ) びっくり だ な …。
荒野 の 真ん中 に こんな 恵まれた 土地 が ある なんて 。
こんな 村 に ハゴロモ 様 が 言った 問題 なんて ある の か ?
どうした ?
囲ま れて る 。 えっ !?
お め え たち は 何も んだ !?
怪しい 者 じゃ ない 。 旅 を して いる だけ だ 。
最近 は この 村 を 狙う 盗賊 も 多い から な !
俺 たち は 盗賊 なんか じゃ ない 。 信じて くれ !
かまわ ねえ 。 や っち まえ !
うわ ~! タイゾウ ! 木 の 上 に いろ 。
うわ ~!
やめて くれ ! 俺 は 戦う 気 なんて ない 。
( カンナ ) だったら さっさと 村 を 出て いき な !
き ゃ あっ !
おい ! 大丈夫 か !?
触る な ! いい から !
今 治して やる 。
うまく いく と いい けど …。
すごい …。
何の 騒ぎ じゃ ? 長老 様 。
すげ ぇ ご馳走 だ ぜ ! これ 全部 食って いい の か ?
ハハハ ! 遠慮 なく 食べて くれ 。 先ほど は 村 の 者 が 失礼 した のう 。
別に 気 に して ませ ん 。
それ より 荒野 に こんな 肥 沃 な 土地 が ある なんて →
驚き ました 。
この 村 は 特別な んじゃ 。
( アシュラ ) 特別 ?
ま ぁ 何も ない ところ だ が ゆっくり して いく と いい 。
ふわ ~ ぁ ! 早い な アシュラ 。
この 村 は いい ところ だ な 。 水 も 食いもの も おいしい し 。
おまけに お前 が 助けた 娘 は 結構な べ っぴ んだ し 。
何も 問題 なんて ない ぜ 。
う ~ ん … でも や っぱ 感じる んだ よ な あそこ から 。
何 を ?
チャクラ 。
( タイゾウ ) あそこ に 神 樹 が ある って の か ?
たぶん ね 。
おい どこ へ 行く ?
あの 丘 に 行き たい んだ けど 。
ダメ だ あそこ に は 誰 も 近づける な と 長老 に 言わ れて いる 。
えっ そう な の ? さあ 帰れ !
いこう ぜ アシュラ 。 ああ 。
なんだか 感じ 悪い な 。
やっぱり 何 か ある の かも しれ ない 。
お っ あんた 昨日 の べ っぴ ん さん じゃ ねえ か 。
ちょうど よかった ぜ 。
俺 たち しばらく 村 に 厄介に なる から さ 。
ど っか 案内 頼む ぜ 。
こいつ は アシュラ で 俺 は タイ …。
私 は カンナ お前 医者 な の か ?
医者 って わけじゃ …。
こいつ は 忍 宗 使い だ から な 。
忍 宗 ? そう か あれ が …。
それ は 病気 も 治 せる の か ?
病気 ?
ちょっと 来て くれ 。
ここ は ? 療養 所 よ 。
あなた に 母 の 病気 を 治して ほしい の 。
母さん …。
ずっと 意識 が ない の 。
《 何 だ これ ? 何 か 強い チャクラ を 感じる 。
これ って もし かして 神 樹 の …》
ダメ だ 俺 の 力 じゃ この 病気 は 治せ ない 。
すまない 。 そう …。
皆 キミ の お 母さん と 同じな の か ?
ええ 。
アシュラ ちょっと 来い よ 。
これ って 墓 だ よ な ?
どうにも 辛 気 臭い 場所 だ と 思ったら 。
こんなに この 病気 で 死んで る の か 。
そう よ 。
やっぱり 行く しか ない 。
お前 は !
悪い けど 少し 寝て て くれ 。
何 を して いる ?
えっ と 瞳 力 の 印 は …。
( 物音 )
こっち の ほう が 手っ取り早い ぜ 。
アハハハ 。
洞窟 が ある ぜ 。 行って みよう 。
( タイゾウ ) 何 だ ここ ?
( カンナ ) この 丘 が こんなに なって る なんて 。
神 樹 様 の 言い伝え は 聞いた こと が あった けど 。
( タイゾウ ) これ って …。
間違い ない これ が 神 樹 だ 。