NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 20 - 472 - お前 は 必ず
( カカシ / オビト ) 間に合え !
(2 人 ) リン 。
《 カカシ : ありがとう リン 。
俺 も オビト も そろそろ そっち へ 行く よ 。
また 3 人 で ゆっくり 話 を しよう 》
《 オビト : リン 今度 は あの世 で →
少し 俺 と 2 人きり の 時間 を 過ごそう 》
《 カカシ は 邪魔だ 。
ここ に 置いて いく よ 》
どうして だ ?
互いに 覚悟 は もう …。
お前 の 力 は まだ 今 ここ で 必要だ 。
( ゼツ ) いったん チャクラ を 練り 直し か 。
母さん 始 球 空間 へ 飛ぼう 。
あそこ なら 回復 も 早い 。
なぜ 役 に も 立た ない 俺 の ため に ?
そんな こと より 敵 に 注意 しろ カカシ 。
《 ナルト サスケ そして サクラ か 。
こいつ ら は 今 大切な とき だ 。
カカシ お前 は 新しい 世代 の 支え と して →
まだ 死ぬ に は 早い 》
( ゼツ ) そんな こと を して も ムダ だ ナルト 。
そい つ は もう ダメ だ 。
ゴミ の ように 朽ちて 死ぬ 。
よせ ナルト やつ の 言う とおり だ 。
チャクラ を ムダ に 使う な 。
なぜ そんな やつ に 肩入れ する ?
そい つ は もともと お前 ら の 敵 だった 男 だ ろ 。
ま ぁ か と いって こちら と して も 裏切ら れた →
どっちつかずの クズ だ が な 。
敵 味方 双方 から 忌み 嫌わ れ →
悲しんで くれる 仲間 も 肉親 も い ない 。
そい つ は 独り 何も 残ら ない 。
大切な 人 を 亡くし 夢 を 叶える こと も でき ず →
利用 さ れた あげく 最後に うろうろ と →
失敗 だらけ の マヌケ か 。
( ナルト ) て め え さっき から …。 そうだ な 。
(( オビト : リン もう 一 度 …。
もう 一 度 キミ の いる 世界 を つくろう 。
《 俺 が この世 の 因果 を →
断ち切る 》
( マダラ ) あ …。
さ ぁ 動け 俺 が 復活 する まで の 間 。
お前 が …。
( 長門 ) 誰 だ ?
うち は マダラ だ 。
勝者 だけ の 世界 平和 だけ の 世界 愛 だけ の 世界 。
それ ら だけ の 世界 を つくる こと も できる 。
我々 が 協力 すれば その やり 方 を 知る こと が できる 。
( 弥彦 ) 行く ぞ 小南 長門 。 こいつ ら は 信用 でき ない 。
二度と 俺 たち に 近づく な 。
お前 も いずれ 気づく こと に なる 。
( ヤグラ ) 何 やつ だ !
お前 に は せいぜい 役 に 立って もらう と しよう 。
口 寄せ の 術 !
( 九 尾 の 咆哮 )
《 ミナト 先生 …》
( 我 愛 羅 ) あ ~ あ …。
第 四 次 忍 界 大戦 ここ に 宣戦 を 布告 する 。
( カブト ) どれ も 強者 揃い だ 。
それ に 僕 の 持って いる 駒 は これ だけ じゃ ない 。
いい だろう 手 を 組んで やる 。
絶望 を 教えて やる の さ 。 丁寧に な 。
( みんな ) うわ ~!
う っ … うわ っ 。
うわ ~ っ !))
お前 の 言う とおり →
罪人 の 俺 に ふさわしい 最後 だ 。
《 サスケ : 瞳 力 が 戻った 》
チッ 。
( サクラ ) ここ は 前 に 来た …。
また 世界 を 変えた の か 。
ナルト !
今度 は 俺 が 陽動 を かける 。
そい つ は もう 助から ん 。 こっち へ 来い 。
先 に 行く 。
くそ っ くそ っ … くそ ~ っ !
もう いい … ありがとう な ナルト 。
( オビト ) 俺 は お前 と 戦って →
何 か 目 が 覚めた ような 気 が した 。
(( 俺 も お前 も しょせん 無力な 忍 だ 。
お前 も …。
いや 誰 でも いずれ →
俺 の ように なる のだ から な 。
俺 は て め え みて え に は なら ねえ 。
何度 も 言って んだ ろ 。
俺 が なり て え の は 火影 だ !
こんな 世界 の ため に →
もう 戦う 意味 は ない はずだ 。
この 世界 も 数 分 で 終わる 。
そう まで して なぜ 戦う !?
まっすぐ 自分 の 言葉 は 曲げ ねえ 。
それ が 俺 の 忍 道 だ から だ ))
(( オビト : う お ぉ ~!
うわ っ !
( リン ) 無理 し ないで 今日 は ここ まで に しよう 。
いや 俺 は 諦め ねえ 。
約束 した ろ 。 俺 は 火影 に なる んだ から な 。
もう …))
まるで な お前 を 見て いる と →
昔 の 自分 を 見て いる ようで 今 の 自分 を 後悔 した 。
だが 何より それ が なぜ だ か 嬉しく も あって な 。
昔 ガキ の 頃 は 何度 も 火影 に なった 自分 を 想像 して よ 。
興奮 と 不安 と あの 何とも 言え ぬ 気持 。
それ を 思い出さ せた から だろう 。
((2 人 : はっ !
ウッ …。 泣く な オビト 。
そんな ザマ じゃ 笑われる ぞ 。
わかって る 。 それ に 忍 の 世界 は 争い だらけ だ 。
平和な 世 と は 程遠い 。
そんな もの 俺 が 必ず 終わら せて やる 。
( アスマ ) おい お前 ら だけ じゃ ない 。
俺 たち も いる こと を 忘れる な よ 。
ああ そう だ な 。
リン 俺 は …。
( オビト ) それ は ? ( カカシ ) 上層 部 の 決定 だ よ 。
オビト お前 が 次の 火影 に 決まった 。
だが 実力 なら お前 だって …。
俺 は サポ ー ト 役 が 性 に 合って る 。 リン だって きっと そう 言う さ 。
まっ お前 が ヘマ を したら 容赦 なく 次の 火影 に 立候補 する けど な 。
なんだ と ?
頑張れよ 。
気 が めいる な 。 来る 日 も 来る 日 も 書類 書類 。
しかたない だ ろ 。 お前 は 火影 な んだ から 。
う へ っ 。 それ に この 程度 の 雑務 →
戦い に 追わ れる 日々 より ずっと マシ だ 。
確かに な 。
ハハッ 。 火影 様 !
お 疲れ さ まで す 。
火影 様 見回り です か ? まあ な 。
と か 言って ほんと は サボ って る だけ じゃ ねえ の ?
フン お前 じゃ ある まい し 。 なんだ と !
やる の か ? やめ なさい ! う ぁ ~ っ !
って なんで 俺 だけ なん だって ば よ !
( サクラ ) だいたい 火影 様 に 対して 失礼でしょ 。
まったく お前 の おかげ で 平和な もん だ 。
俺 だけ じゃ ない 。 今日 まで 里 を 支えて きた →
みんな の 力 が あって こそ だ 。
いつか リン に 話せる と いい な 。 ああ ))
( オビト ) 里 が あり 仲間 が いて 火影 の 俺 が いる と …。
いまさら な 。
その 想像 する だけ で 心 の 穴 が 埋まって いく 気 が した よ 。
フッ 。
最後 だ から か 俺 は … 何 を ペラペラ と 。
(( イタッ !
( リン ) 強 が って 傷 を 隠して も ダメ !
ちゃんと 見て んだ から 。
オビト は 火影 に なる って 私 に 約束 した 。
いい ? 私 だって この 戦争 を 止め たい 。
世界 を 救い たい と 本気で 思って る よ 。
だから オビト の こと そば で しっかり 見守る って 決めた の 。
( リン ) あなた を 救う こと は 世界 を 救う の と 同じな んでしょ ?
うん …。
私 が 見張って る って こと は →
もう なんにも 隠しごと は でき ない よ 。
うん ! うん !
頑張れ オビト !
火影 に なって かっこよく 世界 を 救う とこ 見せて ね !
それ も 約束 だ よ 。
行こう ))
( オビト ) お前 に は これ から まだ 多く の 苦し み が ある だろう 。
だが それ でも お前 は 変わる こと なく →
その 忍 道 を 貫き通せ 。
いつか 俺 に 言った な ?
まっすぐ 自分 の 言葉 は 曲げ ない 。 それ が 俺 の 忍 道 だ …。
だった かな ?
あぁ 。
ナルト !
お前 は 必ず 火影 に なれ 。
あぁ !
フッ !
( ゼツ ) 裏切り者 の 虫 ケラ が やっと 死んだ か 。
虫 ケラ は 虫 ケラ でも この しつこ さ は ゴキブリ だった な 。
ハハハハハ !
オビト を 笑う な 。
ナルト …。
ナルト … お前 も これ 以上 刃向かって る と →
崩れて 灰 に なった 哀れで みじめな そい つと 同じに なる んだ 。
火影 に なろう と した オビト は 俺 に は …。
な っ !
かっこよく しか 見え ねえ よ !
(( リン …。
待って たよ 。
( オビト ) そう か 。 待た せて すま ねえ 。
( リン ) いろいろ 道 に 迷った みたいだ ね 。
あぁ … ここ に 来る まで いろいろ あって よ 。
リン …。
俺 リン と の 約束 …。
う うん 。
オビト は 頑張った じゃ ない 。
ずっと 見て た んだ よ 。
行こう ))