NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 21 - 488 - 最後 の 一 人
( サスケ ) その 力 で →
血 之池 一族 を 地獄 谷 に 追いやった うち は に 対する →
復讐 を 企てた わけ か 。
狙い は 最初 から 俺 だった んだ な 。
( チノ ) 起爆 人間 に 木 ノ 葉 を 襲わ せれば →
あんた は きっと 戻って くる 。
あんた を 木 ノ 葉 の 里 ごと →
亡き 者 に する つもりだった んだ けど 。
竹 ノ 村 で 俺 に 出会って しまった 。
怖い よ ね 偶然 って 。
あの 村 は 以前 の お返し に 襲った だけ だった んだ けど →
まさか 近く に →
うち は サスケ あんた が いた なんて 。
でも 竹 ノ 村 の 村長 が →
おもしろい こと 言い残して くれた んで →
計画 を 変更 した って わけ 。
(( イオウ : 許さ ん ぞ 風 心 め ~!))
風 心 を 捜す 俺 と 同行 。
こと ある ごと に 起爆 人間 で 陽動 し →
ノワキ いや 風 心 の チャクラ 刀 で 俺 を 狙った 。
殺せ なかった とき の ため に →
かつて の 仲間 に 風 心 を 装わ せる 保険 まで かけて 。
どう ? 私 を 殺す ?
お互い 血 之池 とうち は の 最後 の 一 人 同士 →
一族 の 生き残り を かけて →
殺し 合おう よ 。
あいにくだ が そんな こと に 興味 は ない 。
フン 相変わらず だ ね 。
だけど いつまでも そんな 涼しい 顔 で →
いら れる と は 思わ ない こと さ 。
血 之池 一族 は 血 を 使う こと で さまざまな 術 を 扱う 。
そして この 場所 。
鉄分 を 多く 含んだ この 赤池 は →
血 之池 の 力 を 更に 強く して くれる 。
なに !?
くらえ !
くっ … いけ !
あ !
まだ 続ける か ?
傷口 から チャクラ を ?
フッ …。
なに !?
私 の チャクラ は 傷口 を ふさいで →
その とき を 待つ の 。 その とき ?
決まって る でしょ 。
♪♪~
う っ … ガハッ …。
さよなら うち は サスケ 。
そう やって 起爆 人間 を 作って いた の か 。
写 輪 眼 !? あっ …。
私 は あんた が うらやましかった よ サスケ 。
木 ノ 葉 と いう 里 に 生まれ うち は と いう 名 を 持ち →
愛して くれる 家族 が いて 。
里 を 抜けた あと は 悪 名 を とどろか せて いた けど →
今 は 自由に 旅 を して いる 。
それ は あんた を 愛し 守って くれる 人 が いる から だ 。
( チノ ) わかる よ 。
あんた は ずっと ずっと ずっと →
誰 か に 愛さ れ 続けて 生きて きた んだろう って 。
独り きり だった 私 と は 違う !
(( 俺 の 何 が わかる って んだ よ 。
はじめ から 独り きり だった て め え に →
俺 の 何 が わかる って んだ !
つながり が ある から こそ 苦しい んだ 。
それ を 失う こと が どんな もんか →
お前 なんか に わかって たまる か !))
だから って …。
だから って どうして 木 ノ 葉 の ため に 戦う の ?
木 ノ 葉 の 葉 は 鮮やかで 根 は 暗い !
木 ノ 葉 に は 光 と 闇 が ある !
あんた の 一族 は 木 ノ 葉 の 養分 に なる ため に →
根 に 吸収 さ れた んでしょ !
なのに どうして 木 ノ 葉 の ため に !
俺 が 生きて いる から だ 。
どういう 意味 ? 俺 を 救い出した 友 が いる 。
互い の 心 を 痛み 合う こと が できる 友 が いる 。
そい つ は いつか この 世界 も そう なれば いい と 願って いる 。
そんな 世界 絶対 に あり え ない 。
そんな の ただ の きれいごと じゃ ない か 。
きれいごと だ から 実現 し たい 。
そう 願う 心 が 俺 を 木 ノ 葉 に つなげて いる 。
俺 の 兄 が そう だった ように この 世界 を 陰 から 支え →
そして …。 そして ?
この 世界 が 見つめる 先 に 光 を 。
そんな 世界 私 は 見 たく ない !
もう いい 殺せ ! 早く 殺せ !
( 風 心 ) チノ !
風 心 !
グッ …。
風 心 !
風 心 なんで 出て きた の よ !
風 心 ?
俺 が 言った 言葉 の 意味 が 今 なら わかる はずだ 。
(( 俺 を 救い出した 友 が いる 。
互い の 心 を 痛み 合う こと が できる 友 が いる ))
殺す なら 俺 だけ に しろ 。
風 心 もう いい 。
もう いい よ 。
あんた が 死んだら 私 が 痛い 。
チノ 。
竹 ノ 村 で サスケ ちゃん に 会わ なきゃ よかった よ 。
そう すれば 一方的に 憎んで い られた のに さ 。
それ に あんた が 言う きれいごと の 世界 →
私 も 見て み たい や 。
( ヒナタ ) これ が 最後 。
上 腕 動脈 に 到達 。
( ヒナタ ) 大丈夫 。 もう この 人 の 中 に 特殊な チャクラ は 流れて い ない 。
( サクラ ) ありがとう 。
( サクラ ) ヒナタ が 協力 して くれた おかげ で 助かった わ 。
サクラ ちゃん の 高い 技術 が あって こそ だ よ 。
昨晩 首謀 者 の 身柄 が 送検 さ れて きた んだ よ ね ?
うん 。 サスケ 君 も 一緒に ?
そう 思って た んだ けど →
木 ノ 葉 の 忍 が 湯 の 国 まで 引き取り に 行った んだ って 。
身柄 を 拘束 した 本人 は 戻って こ ず 。
は ぁ …。
( 戸 が 開く 音 )
( カカシ ) どうも 。
私 が 首謀 者 だ よ 。
すべて 私 が 責任 を とる 。
だから 他の やつ ら は 穏便に 済ませて やって ほしい 。
チノ ! 俺 たち は そんな こと 望んじゃ い ない 。
( カリュウ ) そ … そうです チノ さん ! 俺 は …。
ま ぁ 落ち着いて 。
実は 霧 隠れ の 水 影 が キミ たち を 引き取り たい そう な んだ よ 。
ど … どうして ?
負 の 連鎖 を 止める の は 今 しか ない って こと ね 。
どうぞ 。
( メイ ) 挨拶 は 抜き よ 。
( メイ ) あなた たち と 昔 の 霧 隠れ の 因縁 は →
聞いた こと が あった の 。 えっ ?
あなた たち が よければ って 話 だ けど →
霧 隠れ の ため に 尽力 して ほしい 。
な … なんで ?
キミ たち の やった こと は →
一生 を かけて 償わ なきゃ なら ない もの だ 。
だけど それ は すべて の 忍 が →
大なり小なり 抱えて いる もの で も ある 。
俺 も そう だ よ 。
もう 一 度 戦って み ない か ? 自分 の 人生 と 。
それ と 1 つ 伝えて おか なきゃ なら ない こと が あって ね 。
今ごろ あいつ が …。
( エン ) フン …。
な … なんと なんと !
[ マイク ] 最後 の うち は こと うち は サスケ が コロシアム に 帰って きた !
(( 被害 者 に して みれば 加害 者 も 第三者 も 一緒 。
ここ で 行わ れて いる 金持ち ども の 道楽 を 止める こと なく →
同情 的な 言葉 を 口 に する だけ の サスケ ちゃん だって →
共犯 者 に すぎ ない よ ))
俺 は すべて の 挑戦 を 受ける 。
そして すべて の 忍 を 解放 する 。
うち は の 目 が 欲しければ かかって こい !
サスケ ちゃん が !?
でも あそこ に は 血 継 限界 が 大勢 いる !
いくら サスケ ちゃん でも …。 ( ナルト ) サスケ を なめる なって ば よ 。
サスケ は たぶん お前 の ため に やって んだ 。
だから 絶対 負け ねえ 。
お前 が サスケ の …。
ん ? あぁ 友達 の うずまき ナルト だって ば よ 。
ハハッ !
お前 の 友 が 私 を 救い出して くれた 。
感謝 して いる 。
そ っか 。
ハァ ハァ ハァ …。
[ マイク ] ま … まさか まさか の 展開 だ !
[ マイク ] うち は サスケ すべて の 忍 に 勝利 !
[ マイク ] イコ ー ル すべて の 忍 を 手 に 入れた と いう こと だ !
( フツ ) 俺 たち は どう なる んだ ?
雲隠れ に 引き取って もらう 。
雲隠れ ? ( エ ー ) いかにも !
( エ ー ) すべて の 忍 は 我が 雲隠れ が 保護 する 。
同時に ここ で 違法な 賭博 に 手 を 染めて いた →
お前たち の 身柄 も 拘束 する 。
( ダルイ ) あぁ だるい …。
( エン ) や ばい でしょう !
来て やった ぞ 小僧 。
感謝 する 。
感謝 なら 六 代 目 に する こと だ 。
あいつ が この 島 に は どの 里 より も →
わし ら の 里 が 近い これ は 雲隠れ の 仕事 だ 。
そう 言う から 来て やった まで 。 だるい 。
昔 ナルト が →
お前 の ため に 両手 を ついて 熱弁 した こと が あった 。
弟 の ビ ー を 拉致 した お前 を →
わし ら の 依頼 で ダンゾウ が 抜け 忍 と して →
始末 する こと を 許可 した とき だ 。
(( サスケ を うち は サスケ を 始末 する の を →
やめて もら いて えん だ お 願い だって ば よ !
もう 復讐 で 殺し あう ような こと し たく ねえ んだ !))
お前 を 始末 し なくて よかった 。
己 を 知り 人 を 知り →
二度と 道 を 違える な 。
お前 が 今 自由 に この 世界 を 歩いて いる 意味 を 感じろ 。
そして 周り を 納得 さ せる 理由 も 作れ 。
今回 の 件 で 1 つ 作れた かも しれ ん な 。
だが 1 つ じゃ 足り ん ぞ 。
( 大 蛇 丸 ) あなた は 捕まら なかった の ?
ご覧 の とおり 。
( 大 蛇 丸 ) 計画 どおり に なった の かしら ?
おかげ さま で 。
狭い コミュニティ ー で は 争い ごと が 生まれ やすい 。
長年 共に 肩 を 寄せ合い 生きて きた と いう のに →
小さな いざこざ が 積もり 重なり 憎しみ 合って →
最後 は 同士討ち だ 。
まるで うち は 一族 の こと みたい 。
確かに 似て いる けども これ は →
血 之池 一族 の 真実です 。
妻 が 巻き込ま れて 死んだ 時点 で →
いろんな こと が どうでも よく なって しまい ました よ 。
だから 一族 を 皆殺し に した ?
それ でも 娘 は 案外 かわいい もん だ 。
その かわいい 娘 が バカ な マネ を して いる の を →
コロシアム で 直 に 見た 。
だから サスケ 君 を 手 に 入れる こと を 諦め →
彼 を 使って 娘 を 止めた って とこ かしら 。
親 バカ ね 。
どっち か って いう と バカ 親 です けど ね 。
それにしても 不思議な 感じ だって ば よ 。
サスケ は 里 に い ねえ のに 里 の こと を 守って んだ もん な 。
そう ね サスケ 君 みたいに 優秀な 忍 じゃ ない と →
でき ない こと は たくさん ある し 。
今回 みたいに とんで も ねえ こと を →
しでかし ち まう やつ も いる けど よ 。
ちゃんと できる サスケ みたいな やつ が →
しっかり 対応 して いけば いい んだ よ な 。
うん ? サクラ ちゃん なんか 嬉し そう だって ば よ 。
え ? フフ 。
サスケ 君 言って た んだ 旅 に 出る 前 。
(( 罪 を 償う 旅 で も ある ))
今回 の 件 で サスケ 君 が →
確かな 足取り で 前 に 進んで る の が わかった から 。
ただ 。 うん ?
その 隣 に 自分 が 並べて い ない こと が …。
い 今 言った こと 忘れ なさい !
え ? グハッ !
( タカ の 鳴き声 )
カカシ から か 。
汚い … ナルト の 字 だ な 。
「 サスケ お前 って ば 里 に い ねえ のに ちゃん と 里 の こと を 守って る 。
まるで 警務 部隊 みて えだ な 」。
(( 兄さん も ここ に 入る の ?
( イタチ ) さあ どうか なあ ?
そう しな よ 大きく なったら →
俺 も 警務 部隊 に 入る から さ !))
久しぶりに 帰る か 。