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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン21 - 490 - 暗雲

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 21 - 490 - 暗雲

( ゲンゴ ) サスケ が 里 に 戻った とたん 誰 も お前 に は 目 も くれ なく なった 。

( サイ ) くだらない な 。

僕 が そんな こと を 気 に して いる と でも ?

( ゲンゴ ) お前 は 第 七 班 の 一員 だった つもり かも しれ ない が →

果たして 向こう は どう 思って いた かな ?

安っぽい 口車 なんか に 乗せ られる もの か ! 僕 は …。

( 朧 ) あれ が サイ 殿 が 最後に 立ち寄った 宿屋 で ご ざる な ?

( シカマル ) あぁ 。 それ に もう 少し 上 を 見ろ 。

( シカマル ) 帳 の 里 に 通じる 唯一 の 関所 だ 。

あそこ を うまく 通り抜け なきゃ 里 に は 入れ ねえ 。

( 物音 )

( 鏃 ) だ から って こんな 格好 する 必要 なかった し 。

( 朧 ) 似合って る で ご ざる よ 鏃 。 は ぁ …。

( シカマル ) あの な 炭 屋 の 通行 証 を 手 に 入れる の も →

骨折り だった んだ ぞ 。

他 に 関所 を 通る いい 方法 が ある なら 教えて ほしい もん だ ぜ 。

確かに これ なら →

敵 を ごまかせる こと 請け合い で ご ざる な 。

見張り を 全員 殺せば 関所 なんて 簡単に 通れる し 。

そんな こと して →

木 ノ 葉 が からんで る こと が バレ たら やっかいだろう が 。

それ に サイ の 部隊 も この あたり で 全滅 した んだ 。 敵 を 甘く 見る な 。

( 鏃 ) ぐずぐず して たら 敵 に 気づか れる 危険 が 増える だけ だし 。

( シカマル )2 人 と も 聞いて くれ 。

( 咳払い )

いい か ? 俺 たち は お互いに →

信頼 し 合わ なければ なら ない と 思う 。

信頼 関係 って の は →

まず 自分 が 相手 を 信じる ところ から 始まる んだ 。

なんか 変な 本 でも 読んだ し ?

シカマル 殿 は これ でも リ ー ダ ー らしく あろう と →

一生懸命な ので ざる よ 。

( シカマル ) 俺 の 心 の 機微 を 勝手に 読む んじゃ ねえ !

とにかく この 作戦 に は チ ー ムワ ー ク …。

何の 真似 だ !? よく 見る し 。

黙 の 忍 か !

鏃 ! チッ …。

勝手に 動く んじゃ ねえ !

こういう の は 私 の ほう が 得意だ し !

は ぁっ !

( 鏃 ) やった し !

( シカマル ) は ぁ … おい おい !

変装 が ムダ に なった じゃ ねえ か 。

やっかいな こと に なった で ご ざる な 。

こりゃ 1 から 作戦 の 練り 直し だ な 。

♪♪~

何 に する ね ?

水 もらえる か ?

お 好きな だけ 。

ところで この あたり に 帳 の 関所 が ある って 聞いた んだ が 。

よそ者 に 話す こと は 何も ない ね 。

( シカマル ) 鬼殺し です ね 。

ほう … これ が わかる か ね ?

ここ いい です か ?

こんな 場所 で 相手 に めぐり 会える と は …。

地獄 に 仏 と は この こと です な 。

こちら へ は お 一 人 で ?

帳 の 里 に 忍 の 依頼 に 来た んです が →

身元 の 調査 だ なんだ と 待た さ れ まして 。

この ざま です よ 。 帳 の 里 です か 。

商売 で 一 度 行って み たい と 思って は いる んです けど 。

出入り の チェック が やたら と 厳しい ので →

この 通行 証 が ない と 無理でしょう な 。

( シカマル ) まいった な !

その 手 が あった か 。

待ったなし です よ 。

それにしても どうして 黙 の 国 を 選んだ んです ?

忍 の 依頼 を 受ける 国 なら 他 に も あり そうです が 。

そりゃ 値段 です よ 。

やる こと さえ やって くれたら 黙 だろう が 木 ノ 葉 だろう が →

どっち だって かまい ませ ん から ね 。

忍 なんて の は しょせん 使い捨て の 歩 みたいな もん です よ 。

ちょっと 失礼 !

( シカマル ) 作戦 を ぶち壊す つもり か !?

( 鏃 ) あんな やつ を のさばら せて おく から →

いつまでも 忍 は 見下さ れた まま な んだ し !

だから って 殺す こと は ねえ だ ろ !

ちょっと 脅して やろう と 思った だけ だし 。

仲間 を 信頼 して ない の は そっち だし !

だったら もう 少し 慎重に 行動 しろ 。

文句 でも あん の か ?

慎重に やり すぎて 任務 を しくじる なんて →

私 は 絶対 に ごめん だし !

あいつ …。

なんか 妙に 焦って ねえ か ?

鏃 は 世の中 が 平和に なる に つれて →

忍 の 存在 意義 が 失わ れ つつ ある こと に →

誰 より も 危機 感 を 抱いて いる ので ご ざる 。

今回 の 任務 を 成功 さ せて →

忍 の 価値 を 世間 に 知ら しめ たい ので ござ ろう 。

多く の 血 を 流して →

ようやく 手 に した 平和 だって のに →

それ が 気 に 入ら ねえ と は 贅沢な 話 だ ぜ 。

( 朧 ) シカマル 殿 は 先 の 大戦 で →

己 の 才覚 を 存分に 発揮 できた かも しれ ませ ん が →

彼女 に は それ が ない 。

遅れて きた 世代 の 悲し さ で ござ ろう な 。

朧 あんた は どう な んだ よ ?

あんた も いろいろ 経験 して きた んだ ろ ?

拙者 は ただ の 死 に 損ない で ご ざる 。

全員 その 場 を 動く な !

これ から き さま ら の 身元 を 改め させて もらう 。

この 建物 から 出る こと は 許さ ん !

何 が あった ? 谷底 に 落ちた 忍 が →

発見 さ れた みたいだ し 。

チッ 思った より 動き が 早い な 。

やめろ ! ここ で 騒ぎ を 起こす の は まずい !

じゃあ どう する し ? だ から 今 考えて る 。

( 朧 )2 人 と も 。 (2 人 ) うん ?

こっち で ご ざる 。

ふざけ ん な コラ ! き さま 何 して る ?

( 朧 ) おかげ で 助かった で ご ざる 。

( コモリ ) 礼 に は 及ば ねえ ぜ 。

おい ら あの 帳 の やつ ら が 大嫌いな んだ 。

いつも 偉 そうに いばり や が って 。

おい ら コモリ って んだ 。 よろしく な 。

俺 たち は だ な …。 おっと 。

無理に 話さ なく たって いい んだ ぜ 。

お互い 探ら れ たく ねえ ハラ の 1 つ や 2 つ ある って もん よ 。

コモリ 俺 たち は 帳 の 里 に 行き たい んだ 。

関所 を 抜ける 方法 を 何か知ら ない か ?

そい つ は 難問 だ な 。

なんで また あんな ところ に 行き た がる ん だい ?

ちょっと 野暮 用 で ね 。

シッ 誰 か いる 。

なんだ ネズミ か おど か すな よ 。

おい 関所 を 抜ける 方法 が 見つかる まで →

待て って の が わかん ねえ の か ? のんびり して たら →

ゲンゴ を 殺 る チャンス を 逃す だけ だし !

1 人 で 行く の は 危険で ご ざる 。

勝手な 行動 は 許さ ねえ ぞ 。

私 は ただ 実力 を 証明 し たい だけ だし 。

それ を くだらない ル ー ル で 邪魔 さ れたら たま ん ないし 。

ガキ じゃ ねえ んだ 遊び半分で やられちゃ →

迷惑な んだ よ 。 めん どくさ 。

は あ ? これ なら 黙 の 国 の ほう が →

まだ 好き勝手に でき そうだ し 。

めったな こと を 言う もの で は ござ らん 。

おい まさか お前 妙な こと を 考えて る んじゃ ねえ だろう な ?

里 抜け は 大 罪 だ 。

抜け 忍 は 地 の 果て まで 追いかけて →

必ず 報い を 受け させる の が 忍 の 掟 。

それ を 知ら ない はず は ねえ よ な ?

シカマル 殿 鏃 も 本気で は ござ らん 。

そう で ご ざる よ な ? 関係ない し !

まだ 話 は 終わって ねえ ぞ 。

あれ ? ご機嫌斜め かい ?

あんた に は 関係ない し 。

何 が あった か 知ら ない けど さ 腐 っち まったら おしまい だ ぜ 。

俺 だって 今 は こんな 仕事 を 押し付け られて る けど よ →

いつか 自分 の で っ かい 宿屋 を 持って やんだ !

誰 も 聞いて ないし 。

ハァ … あいつ →

自分 が 何 を す べき か わかって んだろう な ?

鏃 なら きっと 心配 ない で ご ざる 。

私 は ただ この 力 を 役 に 立て たかった だけ だし 。

お前 忍 だった んだ な 。

誰 に も 内緒 だし 。 わ … わかって る って 。

里 の 人間 は 平和に 慣れ すぎて →

みんな 臆病に なって しまった し 。

これ なら 黙 に 下った ほう が よっぽど マシ だし 。

まさか 里 に 刃向かう 気 じゃ ない よ な ?

それ って たしか 重罪 なんだ ろ ?

そんな の わかって る し 。

話したら 少し すっきり した 。

仲間 の とこ 戻る し 。 そ っか 。

じゃあ オイラ も 一緒に ついて って やる よ 。

べつに ついてこ なくて いい し 。

オイラ 怒ら れ 慣れて る から さ →

謝る の は 得意な んだ ぜ 。

( シカマル ) 朧 お前 も あいつ の 目 を 見 ただ ろ ?

( 朧 ) 考え すぎ で ご ざる よ 。

もし 鏃 が 本気で 里 を 抜ける つもり なら →

あいつ の 口 を 封じ なきゃ なら ねえ 。 できる か ?

できる か って 聞いて んだ 。

抜け 忍 は 大 罪 で ご ざる 。

もし 鏃 が 本気で 抜ける つもり なら →

拙者 に 迷い は ござ らん 。

やっぱり だし ! あいつ ら 仲間 でも 何でもない し 。

待てよ !

鏃 …。

もう 私 の 居場所 は どこ に も ない し 。

もし 関所 まで 黙 の や つら に 見つから ない →

安全な ル ー ト が ある って 言ったら →

一 か 八 か 試して みる かい ?

(( コモリ : 少し 遠回り に なる けど 川 に 沿って いけば →

誰 に も 見つから ず に 関所 まで たどり着ける はずだ ))

( シカマル ) おい 。 あっ !

こんな ところ で 何 して る ?

え … えっ と 逃げた ネズミ を 探して …。

鏃 を 見 なかった か ?

オ … オイラ 何も 見て ない よ 。

何事 で ご ざる か ? あ …。

おい ! 俺 の 目 を 見て もう 一 度 答えろ 。

鏃 は どこ へ 行った ? 知ら ない って ば !

まさか 関所 に 向かった の か ?

里 抜け か ? そう な んだ な ?

鏃 が 里 を 抜ける など あり え ない こと で ご ざる 。

それ を 確かめる に は 鏃 を 捕まえて 直接 聞く しか ねえ 。

止まれ ! 貴 様 何者 だ ?

里 を 抜けて きた 。

この 国 で 存分に 腕 を 振るい たい 。

邪魔 すれば 命 は ねえ ぞ 。

お前 みたいな ガキ が 抜け 忍 だ と ?

歳 は 関係ない し 。 実力 が すべて だし 。

口 だけ は 一人前 の ようだ な 。

あっ !

次 は 足 の ケガ くらい じゃ 済ま ない し 。

わ … 悪く 思う な 。

この ところ しつこく 嗅ぎ まわる ネズミ が 多くて な 。

たしか この 間 も 。

え ぇ 木 ノ 葉 の 暗部 が 。

お前 は その 歳 で 里 抜け を しよう と いう の か ?

古臭い 掟 に うんざり した んだ し 。

私 の 腕 なら 仲間 に して 損 は ない し 。

すばらしい 気 に 入った ぞ 。

それにしても おもしろい 技 を 使う 。

偵察 に 出して いた 部下 が 2 人 やられた ばかりで な 。

貴 様 の その 技 が 2 人 を やった 傷 と そっくりな の は →

どういう 訳 か 説明 して もらおう か 。

雲行き が 怪しく なって きた な お 嬢ちゃん 。

そい つ なら 問題 あり ませ ん 。

コモリ ! 黙って いて 悪かった な 。

お前 が 信用 できる か どう か 確かめる 必要 が あった んだ 。

フン こいつ は 俺 たち の 仲間 を 殺した 。

信用 でき ん 。 いきなり 襲って きた から →

しかたなかった し 。 けど 仲間 と ケンカ 別れ して →

里 を 抜ける 決心 した んだ し 。

隊長 俺 は ずっと こいつ の こと を 見張って ました 。

仲間割れ した の も 本当です 。

しかし お前 の 言葉 だけ ではな 。

信じ ない の なら この 場 で 全員 と 刺し 違えて も 構わ ない し 。

見つけた ぞ 鏃 !

やっぱり お前 が 糸 を 引いて や がった か コモリ !

案外 早かった じゃ ない か 。 だが 周り を よく 見ろ 。

お前 ら に 勝ち目 は ない ぞ !

おい 里 抜け は 大 罪 って こと くらい あんた ら で も わかる よ な ?

今 すぐ そい つ を 引き渡して もらおう か 。

邪魔 する なら 容赦 し ない し !

引き渡す の か ? 渡さ ねえ の か ?

フッフッ おもしろい 。

貴 様 の 覚悟 が 本物 か どう か 証明 する チャンス だ ぞ 。

俺 も 加勢 する ぜ !

助け はいら ない ! これ は 私 の 問題 だし !

な っ !

シカマル 殿 考え 直す で ご ざる 。

鏃 に も 事情 が あって の こと 。

早まって は いけ ませ ぬ !

て め え も 裏切ろう って の か !

ご 誤解 で ご ざる !

だったら て め え が 先 だ !

う っ … シカマル … 殿 。

て め えら 2 人 まとめて …。

う ぐ っ !

鏃 … まさか 。

ハァハァ …。

う ぉ ~!

ハァハァ 。 よく やった 。

チャクラ の 反応 が あり ませ ん 。 死んで ます 。

やった な 鏃 。

なかなか 使え そうな やつ だ 来い 。

これ で お前 も 俺 たち の 仲間 だ 。

いく つ か 取り調べ を 受けて もらう こと に なる けど →

すぐに 解放 さ れる さ 。

お前 が 持って る 情報 と 引き換え に …。

しばらく の 間 眠って いて もらう し 。

プハ ~ まったく ひで え 目 に あった ぜ 。

うまく いき 申した な 。

鏃 の やつ 仮死 状態 に する だけ と か 言って たくせ に →

十分 痛 え じゃ ねえ か 。

あの 少年 に も 感謝 で ご ざる な 。

(( なんだ ネズミ か ))

( 朧 ) あの とき チャクラ の 錯誤 効果 を 利用 して →

忍 が いる ように 見せかけた で ご ざる 。

思わず 反応 しち まった の が 運 の 尽き だった な 。

ただ の ガキ なら チャクラ に 反応 する はず は ねえ 。

まんまと こちら の 読み どおり に 動いて くれ 申した 。

鏃 の 言って いた 不満 半分 は 本心 で ご ざった 。

もし 本気で 里 を 抜ける 気 に なれば →

いつでも 我々 を 殺せた で ご ざる 。

その 危険 は 感じ なかった で ご ざる か ?

信頼 関係 って の は まず 自分 が →

相手 を 信じる ところ から 始まる って 言った ろ ?

( 朧 ) さすが で ご ざる な 。 ( シカマル ) ヘッ 鏃 に は 言う な よ 。

調子 に のる と いけ ねえ から 。

全部 聞こえて る し 。

シカマル も 意外 と 考え が 甘い し 。

どういう 意味 だ よ ? まさか →

本気で 撃つ つもりじゃ なかった よ な ?

もう 一 度 試して みて も いい し 。

そい つ は また 今度 な 。

それ よし いけ そう か ?

( 鏃 ) カギ は 開けて おいた から すぐに 戻れば バレ ないし 。

上出来だ 。


NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 21 - 490 - 暗雲 naruto||しっぷう|つたい|しーずん|あんうん Naruto Shippuden - Season 21 - 490 - Dark Clouds 火影忍者疾风传 - 第 21 季 - 490 - 乌云

( ゲンゴ ) サスケ が 里 に 戻った とたん 誰 も お前 に は 目 も くれ なく なった 。 |||さと||もどった||だれ||おまえ|||め||||

( サイ ) くだらない な 。

僕 が そんな こと を 気 に して いる と でも ? ぼく|||||き|||||

( ゲンゴ ) お前 は 第 七 班 の 一員 だった つもり かも しれ ない が → |おまえ||だい|なな|はん||いちいん||||||

果たして 向こう は どう 思って いた かな ? はたして|むこう|||おもって||

安っぽい 口車 なんか に 乗せ られる もの か ! 僕 は …。 やすっぽい|くちぐるま|||のせ||||ぼく|

( 朧 ) あれ が サイ 殿 が 最後に 立ち寄った 宿屋 で ご ざる な ? おぼろ||||しんがり||さいごに|たちよった|やどや||||

( シカマル ) あぁ 。 それ に もう 少し 上 を 見ろ 。 |||||すこし|うえ||みろ

( シカマル ) 帳 の 里 に 通じる 唯一 の 関所 だ 。 |ちょう||さと||つうじる|ゆいいつ||せきしょ|

あそこ を うまく 通り抜け なきゃ 里 に は 入れ ねえ 。 |||とおりぬけ||さと|||いれ|

( 物音 ) ものおと

( 鏃 ) だ から って こんな 格好 する 必要 なかった し 。 やじり|||||かっこう||ひつよう||

( 朧 ) 似合って る で ご ざる よ 鏃 。 は ぁ …。 おぼろ|にあって||||||やじり||

( シカマル ) あの な 炭 屋 の 通行 証 を 手 に 入れる の も → |||すみ|や||つうこう|あかし||て||いれる||

骨折り だった んだ ぞ 。 ほねおり|||

他 に 関所 を 通る いい 方法 が ある なら 教えて ほしい もん だ ぜ 。 た||せきしょ||とおる||ほうほう||||おしえて||||

確かに これ なら → たしかに||

敵 を ごまかせる こと 請け合い で ご ざる な 。 てき||||うけあい||||

見張り を 全員 殺せば 関所 なんて 簡単に 通れる し 。 みはり||ぜんいん|ころせば|せきしょ||かんたんに|とおれる|

そんな こと して →

木 ノ 葉 が からんで る こと が バレ たら やっかいだろう が 。 き||は|||||||||

それ に サイ の 部隊 も この あたり で 全滅 した んだ 。 敵 を 甘く 見る な 。 ||||ぶたい|||||ぜんめつ|||てき||あまく|みる|

( 鏃 ) ぐずぐず して たら 敵 に 気づか れる 危険 が 増える だけ だし 。 やじり||||てき||きづか||きけん||ふえる||

( シカマル )2 人 と も 聞いて くれ 。 |じん|||きいて|

( 咳払い ) せきばらい

いい か ? 俺 たち は お互いに → ||おれ|||おたがいに

信頼 し 合わ なければ なら ない と 思う 。 しんらい||あわ|||||おもう

信頼 関係 って の は → しんらい|かんけい|||

まず 自分 が 相手 を 信じる ところ から 始まる んだ 。 |じぶん||あいて||しんじる|||はじまる|

なんか 変な 本 でも 読んだ し ? |へんな|ほん||よんだ|

シカマル 殿 は これ でも リ ー ダ ー らしく あろう と → |しんがり||||||||||

一生懸命な ので ざる よ 。 いっしょうけんめいな|||

( シカマル ) 俺 の 心 の 機微 を 勝手に 読む んじゃ ねえ ! |おれ||こころ||きび||かってに|よむ||

とにかく この 作戦 に は チ ー ムワ ー ク …。 ||さくせん|||||||

何の 真似 だ !? よく 見る し 。 なんの|まね|||みる|

黙 の 忍 か ! もく||おし|

鏃 ! チッ …。 やじり|

勝手に 動く んじゃ ねえ ! かってに|うごく||

こういう の は 私 の ほう が 得意だ し ! |||わたくし||||とくいだ|

は ぁっ !

( 鏃 ) やった し ! やじり||

( シカマル ) は ぁ … おい おい !

変装 が ムダ に なった じゃ ねえ か 。 へんそう|||||||

やっかいな こと に なった で ご ざる な 。

こりゃ 1 から 作戦 の 練り 直し だ な 。 ||さくせん||ねり|なおし||

♪♪~

何 に する ね ? なん|||

水 もらえる か ? すい||

お 好きな だけ 。 |すきな|

ところで この あたり に 帳 の 関所 が ある って 聞いた んだ が 。 ||||ちょう||せきしょ||||きいた||

よそ者 に 話す こと は 何も ない ね 。 よそもの||はなす|||なにも||

( シカマル ) 鬼殺し です ね 。 |おにころし||

ほう … これ が わかる か ね ?

ここ いい です か ?

こんな 場所 で 相手 に めぐり 会える と は …。 |ばしょ||あいて|||あえる||

地獄 に 仏 と は この こと です な 。 じごく||ふつ||||||

こちら へ は お 一 人 で ? ||||ひと|じん|

帳 の 里 に 忍 の 依頼 に 来た んです が → ちょう||さと||おし||いらい||きた|ん です|

身元 の 調査 だ なんだ と 待た さ れ まして 。 みもと||ちょうさ||||また|||

この ざま です よ 。 帳 の 里 です か 。 ||||ちょう||さと||

商売 で 一 度 行って み たい と 思って は いる んです けど 。 しょうばい||ひと|たび|おこなって||||おもって|||ん です|

出入り の チェック が やたら と 厳しい ので → でいり||||||きびしい|

この 通行 証 が ない と 無理でしょう な 。 |つうこう|あかし||||むりでしょう|

( シカマル ) まいった な !

その 手 が あった か 。 |て|||

待ったなし です よ 。 まったなし||

それにしても どうして 黙 の 国 を 選んだ んです ? ||もく||くに||えらんだ|ん です

忍 の 依頼 を 受ける 国 なら 他 に も あり そうです が 。 おし||いらい||うける|くに||た||||そう です|

そりゃ 値段 です よ 。 |ねだん||

やる こと さえ やって くれたら 黙 だろう が 木 ノ 葉 だろう が → |||||もく|||き||は||

どっち だって かまい ませ ん から ね 。

忍 なんて の は しょせん 使い捨て の 歩 みたいな もん です よ 。 おし|||||つかいすて||ふ||||

ちょっと 失礼 ! |しつれい

( シカマル ) 作戦 を ぶち壊す つもり か !? |さくせん||ぶちこわす||

( 鏃 ) あんな やつ を のさばら せて おく から → やじり|||||||

いつまでも 忍 は 見下さ れた まま な んだ し ! |おし||みくださ|||||

だから って 殺す こと は ねえ だ ろ ! ||ころす|||||

ちょっと 脅して やろう と 思った だけ だし 。 |おどして|||おもった||

仲間 を 信頼 して ない の は そっち だし ! なかま||しんらい||||||

だったら もう 少し 慎重に 行動 しろ 。 ||すこし|しんちょうに|こうどう|

文句 でも あん の か ? もんく||||

慎重に やり すぎて 任務 を しくじる なんて → しんちょうに|||にんむ|||

私 は 絶対 に ごめん だし ! わたくし||ぜったい|||

あいつ …。

なんか 妙に 焦って ねえ か ? |みょうに|あせって||

鏃 は 世の中 が 平和に なる に つれて → やじり||よのなか||へいわに|||

忍 の 存在 意義 が 失わ れ つつ ある こと に → おし||そんざい|いぎ||うしなわ|||||

誰 より も 危機 感 を 抱いて いる ので ご ざる 。 だれ|||きき|かん||いだいて||||

今回 の 任務 を 成功 さ せて → こんかい||にんむ||せいこう||

忍 の 価値 を 世間 に 知ら しめ たい ので ござ ろう 。 おし||かち||せけん||しら|||||

多く の 血 を 流して → おおく||ち||ながして

ようやく 手 に した 平和 だって のに → |て|||へいわ||

それ が 気 に 入ら ねえ と は 贅沢な 話 だ ぜ 。 ||き||はいら||||ぜいたくな|はなし||

( 朧 ) シカマル 殿 は 先 の 大戦 で → おぼろ||しんがり||さき||たいせん|

己 の 才覚 を 存分に 発揮 できた かも しれ ませ ん が → おのれ||さいかく||ぞんぶんに|はっき||||||

彼女 に は それ が ない 。 かのじょ|||||

遅れて きた 世代 の 悲し さ で ござ ろう な 。 おくれて||せだい||かなし|||||

朧 あんた は どう な んだ よ ? おぼろ||||||

あんた も いろいろ 経験 して きた んだ ろ ? |||けいけん||||

拙者 は ただ の 死 に 損ない で ご ざる 。 せっしゃ||||し||そこない|||

全員 その 場 を 動く な ! ぜんいん||じょう||うごく|

これ から き さま ら の 身元 を 改め させて もらう 。 ||||||みもと||あらため|さ せて|

この 建物 から 出る こと は 許さ ん ! |たてもの||でる|||ゆるさ|

何 が あった ? 谷底 に 落ちた 忍 が → なん|||たにそこ||おちた|おし|

発見 さ れた みたいだ し 。 はっけん||||

チッ 思った より 動き が 早い な 。 |おもった||うごき||はやい|

やめろ ! ここ で 騒ぎ を 起こす の は まずい ! |||さわぎ||おこす|||

じゃあ どう する し ? だ から 今 考えて る 。 ||||||いま|かんがえて|

( 朧 )2 人 と も 。 (2 人 ) うん ? おぼろ|じん|||じん|

こっち で ご ざる 。

ふざけ ん な コラ ! き さま 何 して る ? ||||||なん||

( 朧 ) おかげ で 助かった で ご ざる 。 おぼろ|||たすかった|||

( コモリ ) 礼 に は 及ば ねえ ぜ 。 |れい|||およば||

おい ら あの 帳 の やつ ら が 大嫌いな んだ 。 |||ちょう|||||だいきらいな|

いつも 偉 そうに いばり や が って 。 |えら|そう に||||

おい ら コモリ って んだ 。 よろしく な 。

俺 たち は だ な …。 おっと 。 おれ|||||

無理に 話さ なく たって いい んだ ぜ 。 むりに|はなさ|||||

お互い 探ら れ たく ねえ ハラ の 1 つ や 2 つ ある って もん よ 。 おたがい|さぐら||||||||||||

コモリ 俺 たち は 帳 の 里 に 行き たい んだ 。 |おれ|||ちょう||さと||いき||

関所 を 抜ける 方法 を 何か知ら ない か ? せきしょ||ぬける|ほうほう||なにかしら||

そい つ は 難問 だ な 。 |||なんもん||

なんで また あんな ところ に 行き た がる ん だい ? |||||いき||||

ちょっと 野暮 用 で ね 。 |やぼ|よう||

シッ 誰 か いる 。 |だれ||

なんだ ネズミ か おど か すな よ 。

おい 関所 を 抜ける 方法 が 見つかる まで → |せきしょ||ぬける|ほうほう||みつかる|

待て って の が わかん ねえ の か ? のんびり して たら → まて||||||||||

ゲンゴ を 殺 る チャンス を 逃す だけ だし ! ||ころ||||のがす||

1 人 で 行く の は 危険で ご ざる 。 じん||いく|||きけんで||

勝手な 行動 は 許さ ねえ ぞ 。 かってな|こうどう||ゆるさ||

私 は ただ 実力 を 証明 し たい だけ だし 。 わたくし|||じつりょく||しょうめい||||

それ を くだらない ル ー ル で 邪魔 さ れたら たま ん ないし 。 |||||||じゃま|||||

ガキ じゃ ねえ んだ 遊び半分で やられちゃ → ||||あそびはんぶんで|

迷惑な んだ よ 。 めん どくさ 。 めいわくな||||

は あ ? これ なら 黙 の 国 の ほう が → ||||もく||くに|||

まだ 好き勝手に でき そうだ し 。 |すきかってに||そう だ|

めったな こと を 言う もの で は ござ らん 。 |||いう|||||

おい まさか お前 妙な こと を 考えて る んじゃ ねえ だろう な ? ||おまえ|みょうな|||かんがえて|||||

里 抜け は 大 罪 だ 。 さと|ぬけ||だい|ざい|

抜け 忍 は 地 の 果て まで 追いかけて → ぬけ|おし||ち||はて||おいかけて

必ず 報い を 受け させる の が 忍 の 掟 。 かならず|むくい||うけ|さ せる|||おし||おきて

それ を 知ら ない はず は ねえ よ な ? ||しら||||||

シカマル 殿 鏃 も 本気で は ござ らん 。 |しんがり|やじり||ほんきで|||

そう で ご ざる よ な ? 関係ない し ! ||||||かんけいない|

まだ 話 は 終わって ねえ ぞ 。 |はなし||おわって||

あれ ? ご機嫌斜め かい ? |ごきげんななめ|

あんた に は 関係ない し 。 |||かんけいない|

何 が あった か 知ら ない けど さ 腐 っち まったら おしまい だ ぜ 。 なん||||しら||||くさ|||||

俺 だって 今 は こんな 仕事 を 押し付け られて る けど よ → おれ||いま|||しごと||おしつけ||||

いつか 自分 の で っ かい 宿屋 を 持って やんだ ! |じぶん|||||やどや||もって|

誰 も 聞いて ないし 。 だれ||きいて|

ハァ … あいつ →

自分 が 何 を す べき か わかって んだろう な ? じぶん||なん|||||||

鏃 なら きっと 心配 ない で ご ざる 。 やじり|||しんぱい||||

私 は ただ この 力 を 役 に 立て たかった だけ だし 。 わたくし||||ちから||やく||たて|||

お前 忍 だった んだ な 。 おまえ|おし|||

誰 に も 内緒 だし 。 わ … わかって る って 。 だれ|||ないしょ|||||

里 の 人間 は 平和に 慣れ すぎて → さと||にんげん||へいわに|なれ|

みんな 臆病に なって しまった し 。 |おくびょうに|||

これ なら 黙 に 下った ほう が よっぽど マシ だし 。 ||もく||くだった|||||

まさか 里 に 刃向かう 気 じゃ ない よ な ? |さと||はむかう|き||||

それ って たしか 重罪 なんだ ろ ? |||じゅうざい||

そんな の わかって る し 。

話したら 少し すっきり した 。 はなしたら|すこし||

仲間 の とこ 戻る し 。 そ っか 。 なかま|||もどる|||

じゃあ オイラ も 一緒に ついて って やる よ 。 |||いっしょに||||

べつに ついてこ なくて いい し 。

オイラ 怒ら れ 慣れて る から さ → |いから||なれて|||

謝る の は 得意な んだ ぜ 。 あやまる|||とくいな||

( シカマル ) 朧 お前 も あいつ の 目 を 見 ただ ろ ? |おぼろ|おまえ||||め||み||

( 朧 ) 考え すぎ で ご ざる よ 。 おぼろ|かんがえ|||||

もし 鏃 が 本気で 里 を 抜ける つもり なら → |やじり||ほんきで|さと||ぬける||

あいつ の 口 を 封じ なきゃ なら ねえ 。 できる か ? ||くち||ほうじ|||||

できる か って 聞いて んだ 。 |||きいて|

抜け 忍 は 大 罪 で ご ざる 。 ぬけ|おし||だい|ざい|||

もし 鏃 が 本気で 抜ける つもり なら → |やじり||ほんきで|ぬける||

拙者 に 迷い は ござ らん 。 せっしゃ||まよい|||

やっぱり だし ! あいつ ら 仲間 でも 何でもない し 。 ||||なかま||なんでもない|

待てよ ! まてよ

鏃 …。 やじり

もう 私 の 居場所 は どこ に も ない し 。 |わたくし||いばしょ||||||

もし 関所 まで 黙 の や つら に 見つから ない → |せきしょ||もく|||||みつから|

安全な ル ー ト が ある って 言ったら → あんぜんな|||||||いったら

一 か 八 か 試して みる かい ? ひと||やっ||ためして||

(( コモリ : 少し 遠回り に なる けど 川 に 沿って いけば → |すこし|とおまわり||||かわ||そって|

誰 に も 見つから ず に 関所 まで たどり着ける はずだ )) だれ|||みつから|||せきしょ||たどりつける|

( シカマル ) おい 。 あっ !

こんな ところ で 何 して る ? |||なん||

え … えっ と 逃げた ネズミ を 探して …。 |||にげた|||さがして

鏃 を 見 なかった か ? やじり||み||

オ … オイラ 何も 見て ない よ 。 ||なにも|みて||

何事 で ご ざる か ? あ …。 なにごと|||||

おい ! 俺 の 目 を 見て もう 一 度 答えろ 。 |おれ||め||みて||ひと|たび|こたえろ

鏃 は どこ へ 行った ? 知ら ない って ば ! やじり||||おこなった|しら|||

まさか 関所 に 向かった の か ? |せきしょ||むかった||

里 抜け か ? そう な んだ な ? さと|ぬけ|||||

鏃 が 里 を 抜ける など あり え ない こと で ご ざる 。 やじり||さと||ぬける||||||||

それ を 確かめる に は 鏃 を 捕まえて 直接 聞く しか ねえ 。 ||たしかめる|||やじり||つかまえて|ちょくせつ|きく||

止まれ ! 貴 様 何者 だ ? とどまれ|とうと|さま|なにもの|

里 を 抜けて きた 。 さと||ぬけて|

この 国 で 存分に 腕 を 振るい たい 。 |くに||ぞんぶんに|うで||ふるい|

邪魔 すれば 命 は ねえ ぞ 。 じゃま||いのち|||

お前 みたいな ガキ が 抜け 忍 だ と ? おまえ||||ぬけ|おし||

歳 は 関係ない し 。 実力 が すべて だし 。 さい||かんけいない||じつりょく|||

口 だけ は 一人前 の ようだ な 。 くち|||いちにんまえ|||

あっ !

次 は 足 の ケガ くらい じゃ 済ま ない し 。 つぎ||あし|||||すま||

わ … 悪く 思う な 。 |わるく|おもう|

この ところ しつこく 嗅ぎ まわる ネズミ が 多くて な 。 |||かぎ||||おおくて|

たしか この 間 も 。 ||あいだ|

え ぇ 木 ノ 葉 の 暗部 が 。 ||き||は||あんぶ|

お前 は その 歳 で 里 抜け を しよう と いう の か ? おまえ|||さい||さと|ぬけ||||||

古臭い 掟 に うんざり した んだ し 。 ふるくさい|おきて|||||

私 の 腕 なら 仲間 に して 損 は ない し 。 わたくし||うで||なかま|||そん|||

すばらしい 気 に 入った ぞ 。 |き||はいった|

それにしても おもしろい 技 を 使う 。 ||わざ||つかう

偵察 に 出して いた 部下 が 2 人 やられた ばかりで な 。 ていさつ||だして||ぶか||じん|||

貴 様 の その 技 が 2 人 を やった 傷 と そっくりな の は → とうと|さま|||わざ||じん|||きず||||

どういう 訳 か 説明 して もらおう か 。 |やく||せつめい|||

雲行き が 怪しく なって きた な お 嬢ちゃん 。 くもゆき||あやしく|||||じょうちゃん

そい つ なら 問題 あり ませ ん 。 |||もんだい|||

コモリ ! 黙って いて 悪かった な 。 |だまって||わるかった|

お前 が 信用 できる か どう か 確かめる 必要 が あった んだ 。 おまえ||しんよう|||||たしかめる|ひつよう|||

フン こいつ は 俺 たち の 仲間 を 殺した 。 |||おれ|||なかま||ころした

信用 でき ん 。 いきなり 襲って きた から → しんよう||||おそって||

しかたなかった し 。 けど 仲間 と ケンカ 別れ して → |||なかま|||わかれ|

里 を 抜ける 決心 した んだ し 。 さと||ぬける|けっしん|||

隊長 俺 は ずっと こいつ の こと を 見張って ました 。 たいちょう|おれ|||||||みはって|

仲間割れ した の も 本当です 。 なかまわれ||||ほんとうです

しかし お前 の 言葉 だけ ではな 。 |おまえ||ことば||

信じ ない の なら この 場 で 全員 と 刺し 違えて も 構わ ない し 。 しんじ|||||じょう||ぜんいん||さし|ちがえて||かまわ||

見つけた ぞ 鏃 ! みつけた||やじり

やっぱり お前 が 糸 を 引いて や がった か コモリ ! |おまえ||いと||ひいて||||

案外 早かった じゃ ない か 。 だが 周り を よく 見ろ 。 あんがい|はやかった|||||まわり|||みろ

お前 ら に 勝ち目 は ない ぞ ! おまえ|||かちめ|||

おい 里 抜け は 大 罪 って こと くらい あんた ら で も わかる よ な ? |さと|ぬけ||だい|ざい||||||||||

今 すぐ そい つ を 引き渡して もらおう か 。 いま|||||ひきわたして||

邪魔 する なら 容赦 し ない し ! じゃま|||ようしゃ|||

引き渡す の か ? 渡さ ねえ の か ? ひきわたす|||わたさ|||

フッフッ おもしろい 。

貴 様 の 覚悟 が 本物 か どう か 証明 する チャンス だ ぞ 。 とうと|さま||かくご||ほんもの||||しょうめい||||

俺 も 加勢 する ぜ ! おれ||かせい||

助け はいら ない ! これ は 私 の 問題 だし ! たすけ|||||わたくし||もんだい|

な っ !

シカマル 殿 考え 直す で ご ざる 。 |しんがり|かんがえ|なおす|||

鏃 に も 事情 が あって の こと 。 やじり|||じじょう||||

早まって は いけ ませ ぬ ! はやまって||||

て め え も 裏切ろう って の か ! ||||うらぎろう|||

ご 誤解 で ご ざる ! |ごかい|||

だったら て め え が 先 だ ! |||||さき|

う っ … シカマル … 殿 。 |||しんがり

て め えら 2 人 まとめて …。 |||じん|

う ぐ っ !

鏃 … まさか 。 やじり|

ハァハァ …。

う ぉ ~!

ハァハァ 。 よく やった 。

チャクラ の 反応 が あり ませ ん 。 死んで ます 。 ||はんのう|||||しんで|

やった な 鏃 。 ||やじり

なかなか 使え そうな やつ だ 来い 。 |つかえ|そう な|||こい

これ で お前 も 俺 たち の 仲間 だ 。 ||おまえ||おれ|||なかま|

いく つ か 取り調べ を 受けて もらう こと に なる けど → |||とりしらべ||うけて|||||

すぐに 解放 さ れる さ 。 |かいほう|||

お前 が 持って る 情報 と 引き換え に …。 おまえ||もって||じょうほう||ひきかえ|

しばらく の 間 眠って いて もらう し 。 ||あいだ|ねむって|||

プハ ~ まったく ひで え 目 に あった ぜ 。 ||||め|||

うまく いき 申した な 。 ||もうした|

鏃 の やつ 仮死 状態 に する だけ と か 言って たくせ に → やじり|||かし|じょうたい||||||いって||

十分 痛 え じゃ ねえ か 。 じゅうぶん|つう||||

あの 少年 に も 感謝 で ご ざる な 。 |しょうねん|||かんしゃ||||

(( なんだ ネズミ か ))

( 朧 ) あの とき チャクラ の 錯誤 効果 を 利用 して → おぼろ|||||さくご|こうか||りよう|

忍 が いる ように 見せかけた で ご ざる 。 おし|||よう に|みせかけた|||

思わず 反応 しち まった の が 運 の 尽き だった な 。 おもわず|はんのう|||||うん||つき||

ただ の ガキ なら チャクラ に 反応 する はず は ねえ 。 ||||||はんのう||||

まんまと こちら の 読み どおり に 動いて くれ 申した 。 |||よみ|||うごいて||もうした

鏃 の 言って いた 不満 半分 は 本心 で ご ざった 。 やじり||いって||ふまん|はんぶん||ほんしん|||

もし 本気で 里 を 抜ける 気 に なれば → |ほんきで|さと||ぬける|き||

いつでも 我々 を 殺せた で ご ざる 。 |われわれ||ころせた|||

その 危険 は 感じ なかった で ご ざる か ? |きけん||かんじ|||||

信頼 関係 って の は まず 自分 が → しんらい|かんけい|||||じぶん|

相手 を 信じる ところ から 始まる って 言った ろ ? あいて||しんじる|||はじまる||いった|

( 朧 ) さすが で ご ざる な 。 ( シカマル ) ヘッ 鏃 に は 言う な よ 。 おぼろ||||||||やじり|||いう||

調子 に のる と いけ ねえ から 。 ちょうし||||||

全部 聞こえて る し 。 ぜんぶ|きこえて||

シカマル も 意外 と 考え が 甘い し 。 ||いがい||かんがえ||あまい|

どういう 意味 だ よ ? まさか → |いみ|||

本気で 撃つ つもりじゃ なかった よ な ? ほんきで|うつ||||

もう 一 度 試して みて も いい し 。 |ひと|たび|ためして||||

そい つ は また 今度 な 。 ||||こんど|

それ よし いけ そう か ?

( 鏃 ) カギ は 開けて おいた から すぐに 戻れば バレ ないし 。 やじり|||あけて||||もどれば||

上出来だ 。 じょうできだ