NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 5 - 101 - それぞれ の 想い
( リ ー ) 目的 地 は まだ です か ?
( パックン ) このぶん だ と 到着 する の は 明日 の 昼 頃 だろう … って …➡
5 分 ごと に 同じ 質問 する の は ➡
や めんかい ! わ っ …。
( テンテン ) リ ー 焦った って しょうがない わ 。
何 を 言って いる んです !
里 の 仲間 が ボク たち の 到着 を 心待ち に して いる んです よ !
熱血 フルパワ ー で 一刻 も 早く たどり着く の が ➡
ボク ら の 使命 です ! ( パックン ) とんだ 空回り 野郎 じゃ な …。
( いの ) シズネ 先輩 。
敵 が 三尾 と 接触 し たって こと は …。
相手 に も 三尾 を 手 に 入れる 術 が ある って こと です よ ね 。
( シズネ ) そう ね 。 封印 術 か 私 たち の 知ら ない 未知の 術 か …。
こっち も 到着 次第 すぐ に 封印 に とりかから ない と …。
先 を 越さ れる わけに は いか ない わ 。
では 決まり です ね !
今 まで の 2 倍 いや 3 倍 の スピ ー ド で 飛ばし ましょう !
は ぁ … また そういう ムチャ を …。
でも その 心意気 は 買う わ 。 パックン お 願い !
仕方ない な 。 みんな 遅れる な よ !
( ヤマト ) ハッ !
まっ こんな もん でしょ … どう です ? 先輩 。
( カカシ ) うん いい んじゃ ない 。
さっき から 全然 ペ ー ジ が 進んで い ませ ん ね 。
何 か 考え ごと でも ? ん ?
まっ いろいろ と ね 。
なぁ ヤマト 。
ヤツ ら は どう やって 三 尾 を 捕まえる つもりだった んだ と 思う ?
そう です ね 。 なにぶん 相手 は 尾 獣 …。
敵 の 晶 遁 は 強力です が ➡
それ だけ で 押さえ 込める 相手 じゃ ない …。
とすると 何 か 並行 して 他の 手段 を 用意 して いた ?
( カカシ ) だが あの 時 ➡
オレ たち が 足止め さ れて いた 時間 は そう 長く なかった はずだ 。
その 間 に 連中 が 大掛かりな 術 式 の 準備 が ➡
出来た と は 考え にくい …。
確かに … そう いえば ナルト が 湖 で 子供 を 見た って …。
や っぱ 気 に なる よ ね …。
それ に あの 晶 遁使 いとも ➡
また すぐに やり合わ なきゃ いけない んだろう し …。
どちら へ ?
さし あたって 今 出来る こと を ね 。
( ヒナタ ) カカシ 先生 …。
ちょっと ジャマ する よ 。
おい 少し 話 を し たい んだ が …。
( シノ ) あぁ …。
♪♪~
(( あの ね … 紅 蓮 さん が ボク の 帰る 場所 … なんだ …))
帰る 場所 か …。
( ナルト ) アイツ … どこ に いる んだ って ば よ 。
コイツ … たしか 木 ノ 葉 の …。
これ 以上 近づか れて も 面倒だ な 。
ここ を 動く な よ 。
( キバ ) 交代 の 時間 だ ぜ 。
( サクラ ) 了解 。 今 の ところ 特に 異常 は ない わ 。
( サイ ) あの … サクラ 。
サイ ? ( キバ ) おい お前 の 担当 は ここ じゃ ないだ ろ 。
( サイ ) いえ それ は わかって いる んです が …。
ナルト 知り ませ ん か ?
え ? 持ち場 に い ない ?
それ が 姿 が 見え なくて …。
アイツ 先 に 戻った の か ?
だったら 途中 で すれ違う はずだ し …。
そう よ 。 いくら ナルト だって ➡
引き継ぎ くらい は … まさか …。
あの 波 に 流さ れた んだ 。
や っぱ 痕跡 なんて ある わけ ねえ か 。
誰 だ ! 感謝 し な 。
わざわざ こちら から 出向いて やった んだ 。
テメエ は …。 1 人 で ノコノコ と …。
偵察 の つもり だろう が 出会った 相手 が 悪かった ね 。
どうやら これ は 幻覚 じゃ ねえ みて えだ な 。
結晶 翠 晶 刀 !
死に な !
は ぁ ~ っ !
オレ は 偵察 に きた んじゃ ねえ 。 捜し に きたん だって ば よ !
お前 と 一緒に いた あの チビ を な !
答えろ ! アイツ は どこ に いる ?
紅 蓮 さん ?
ボク … 行か なくちゃ 。
なん だって !? ナルト が 消えた ?
( ヤマト ) 何者 か に 襲撃 さ れた 可能 性 は ?
現場 に 怪しい ニオイ は 残って なかった 。
どうも アイツ 勝手に 1 人 で 行 っち まった みたいで 。
そう いえば 何 か 考え込んで た みたいだった けど ➡
こんな こと する なんて …。
ナルト 君 …。 まったく …。
とにかく 早急に ナルト を 捜さ ない と 。
じゃあ みんな で …。 ( カカシ ) いや 前 に も 言った が ➡
むやみに 霧 の 中 に 入る の は 危険だ 。
捜索 に は オレ と ヤマト で 向かう 。
( カカシ ) 口 寄せ の 術 !
( ビスケ ) 珍しい な オレ が 呼ば れる なんて 。
ちょっと パックン を 使い に 出して いて ね 。
ビスケ すぐに ナルト を 追って くれ 。 わかった 。
シノ と キバ ヒナタ は 霧 の 外 から ➡
サクラ と サイ は 上空 から 探索 に あたって くれ 。
( サクラ たち ) はい ! 絶対 単独 行動 は する な 。
あの チビ は どこ に いる ? 無事な んだろう な ?
《 コイツ なぜ 幽鬼 丸 の こと を …。
そう か あれ を 見て いた の か 》
そんな こと お前 に 関係 ないだ ろ !
関係 ある って ば よ ! フン !
くだら ん !
答えろ ! オレ は アイツ を 連れ戻さ なきゃ なら ねえ んだ !
バカ じゃ ない の か ? 連れ戻す も なにも ➡
アイツ は もともと こっち の 人間 だ よ 。
違う ! アイツ が そっち に 行 っち まった の は ➡
オレ の せい な んだ 。 オレ が 余計な こと を 言 っち まった から 。
余計な こと ?
ありがとう 。 ボク に 教えて くれた よ ね 。
お前 …。 幽鬼 丸 …。
思って くれる 人 が いる ところ が 帰る 場所 なん だって 。
おい 動く な !
すごく 感謝 して る んだ ボク 。
やっと 帰る 場所 が 見つかった んだ よ 。
ねっ 紅 蓮 さん 。
ごめん な 。
幽鬼 丸 ! 動く な 。
影 分身 を 1 体 隠して いた か 。
紅 蓮 さん ! お前 幽鬼 丸 って いう んだ な 。
オレ は ナルト だ 。 ナルト …。
幽鬼 丸 お前 は オレ と 一緒に ➡
木 ノ 葉 に 帰る んだ 。 どうして ?
アイツ は お前 が 帰る 場所 なんか じゃ ねえ から だ 。
アイツ は 大 蛇 丸 の 手下 だ 。
大 蛇 丸 って ヤツ は 目的 の ため なら どんな こと だって する 。
人 の 命 だって 何とも 思わ ねえ クソ 野郎 だ 。
そんな ヤツ に ついて る ような ヤツ が ➡
まともな 人間 な わけ が ねえ !
( 幽鬼 丸 ) 紅 蓮 さん は ボク を 守って くれる 。
優しく して くれる し 思って くれる 。
そんな の お前 を 利用 しよう と して る だけ に ➡
決まって んだろう が ! うるさい !
うわ っ !
コイツ は お前 の ところ に は 帰ら ない 。 ( 幽鬼 丸 ) 紅 蓮 さん 。
《 何 か 来る …。
木 ノ 葉 の ヤツ ら か 》
腕ずく で も 連れ帰る って ば よ !
結晶 六角 手 裏 剣 乱舞 !
うわ っ ! う っ !
なに !? くらえ !
うわ っ !
逃がす か ! う っ …。
( カカシ ) ナルト ! そこ まで だ 。
フゥ … 確保 完了 。
離して くれ って ば よ ! オレ は アイツ を …。
ムダ だ 。 ヤツ ら は もう 消えた よ 。
クソッ …。
(( アイツ は 大 蛇 丸 の 手下 だ 。
人 の 命 だって 何とも 思わ ない クソ 野郎 だ ))
( 牛 頭 ) 紅 蓮 さん お ケガ は ?
余計な こと する な !
(( アイツ は お前 が 帰る 場所 なんか じゃ ねえ から だ ))
《 あの ガキ 今度 会ったら …》
( 牛 頭 ) すみ ませ ん でした 。 でも ➡
あなた が 無事で よかった 。
ハァ … ハァ …。
幽鬼 丸 !
オレ は 帰る ぞ 。 あぁ ご苦労さま 。
( ヤマト ) どういう つもり だ ? 勝手に 行動 すれば ➡
あの 晶 遁使 い と 出くわす 可能 性 が ある こと くらい ➡
わかって た ろ ? それ は …。
でも オレ どうしても アイツ を …。
言い訳 は よせ !
運 が 悪ければ 今ごろ キミ は 死んで いた かも しれ ない 。
感情 で 動いて 仲間 たち を 危険に さらして !
こんな こと で キミ を 信じて 任務 に 出して くれた 綱 手 様 に ➡
顔 向け できる の かい ?
悪かった って ば よ 。
( 足音 )
今回 の 任務 は どう 転ぶ か わから ない 危険な 代物 だ 。
個人 の 勝手な 行動 は 仲間 を 全滅 さ せる こと も ある 。
その こと を 肝 に 銘じて おけ 。 あぁ 。
じゃあ 戻り ます か 。 そうだ な 。
ところで ナルト … お前 湖 で 子供 を 見た って 言って たな 。
え … それ が ? 気 に なる こと が ある 。
その 時 の こと もう 少し 詳しく 聞か せて くれ 。
♪♪~
( 麟児 ) 紅 蓮 さん よく ご 無事で …。
す ん ませ ん 。 湖 の 近く じゃ オレ の 探索 網 が 使え なくて …。
ま ぁ いい 。
どうやら こっち の 戦力 は 欠けて ない ようだ ね 。
若干 1 名 欠けた ほう が よかった ヤツ も いる けど な 。
悪運 が 強い の は お互いさまだ ろ 。
少し 弱って いる が 許容 範囲 だ な 。
疲れて いる んだ 休ま せて やれ 。 ( カブト ) 残念だ けど ➡
ボク たち も そう のんびり 構えて い られ ない みたいで ね 。
♪♪~
どう 考えて も 連中 が 三尾 を 捕獲 する と いう 大事な 場面 に ➡
ただ の 子供 を 連れて いく と は 考え にくくて な 。
ただ の 子供 じゃ ない って …。
例えば 三尾 に 対して 何らか の 強制 力 を 持って いる と か …。
そう いえば …。
アイツ が 何 か したら 三尾 の 動き が 止まった ような …。
やはり か …。
人間 が 尾 獣 を コントロ ー ル して た って こと です か 。
どんな 手 を 使った か 知ら ない が 相手 は あの 大 蛇 丸 だ から な 。
連中 が 子供 を 使って 三 尾 を 捕獲 する 気 な の は ➡
間違い ない だろう 。
だ と する と その 子 このまま 放っておく わけに は いきま せ ん ね 。
それ って どういう 意味 だ よ ?
スキ を 見て こちら で 拘束 する 。 拘束 ?
( カカシ ) 子供 さえ い なければ ➡
連中 が 三尾 を 手 に 入れる 手段 は ない から ね 。
( ヤマト ) それ に 大 蛇 丸 が ただ 三 尾 を 手 に 入れて 満足 する と は 思え ない 。
遅かれ早かれ ➡
自分 に とって 扱い やすい 人 柱 力 を 作ろう と 考える はずだ 。
ヤツ に とって 尾 獣 と の 適応 能力 の 高い 子供 は ➡
格好の 素材 に なり かね ない 。
そんな こと さ せて た まっか よ !
当然だ 。 それ に 里 と して も 今後 の ため ➡
彼 の 能力 を 調査 して おき たい しな 。
《 ま ぁ すべて は 綱 手 様 から の 返答 が あって から だ が …》
ナルト !!
サクラ ちゃん !
クッ …。
これ が 愛 の ムチ って ヤツ か 。
オレ たち が 説教 する より よっぽど 効果 的だ な これ は 。
カカシ 先生 ナルト に は キツ く 言い聞かせ ました から 。
ちゃんと 反省 して た ?
ご … ごめんなさい 。
それ より 朗報 です 。
木 ノ 葉 の 増 援 が ?
敵 ながら 対応 が 早い 。 おそらく ヤツ ら 三 尾 を 封じ に かかる だろう 。
冗談 じゃ ない 三尾 は 大 蛇 丸 様 の もの だ !
当然だ よ 。 だ から 紅 蓮 ➡
キミ に は 幽鬼 丸 を 使って 今度 こそ 三 尾 を おさえて もらう 。
しかし まだ 幽鬼 丸 は …。
心配 ない 。 体力 を 底上げ して 少し 休ま せれば また 使える さ 。
《 また あの 薬 を 飲ま せる の か …》
だが 見た ところ 幽鬼 丸 は かなり 衰弱 して いる ようだ 。
ムリ を さ せて ホント に 大丈夫な の か ?
さ ぁ どうか な ?
そんなに 怖い 顔 を する な よ 。 キミ だって 承知 して いる はずだ 。
幽鬼 丸 は 三 尾 を 操作 する ため だけ の 道具 。
今 がんばって もらわ ない と 存在 自体 意味 が ない 。
だが 今 コイツ が ぶ っ 壊れたら 計画 は お 釈迦 に なって …。
私 の 信用 は まるつぶれ だ !
紅 蓮 ボク だって この 計画 の 成功 を 望んで いる の さ 。
だからこそ こうして …。
ムカツク ねぇ !
だいたい アンタ 人 の 仕事 に 口出し すぎ なんだ よ !
紅 蓮 … お前 …。
要は 木 ノ 葉 に 三 尾 を 封印 さ せ なきゃ いい んだ ろ 。
だったら 私 が 木 ノ 葉 の 連中 を 殲滅 して やる !
もめた んです かい ?
あの クソメガネ もともと 気 に くわ ない んだ よ った く !
幽鬼 丸 を 殺す 気 な の か ?
へ ぇ ~。
何 だ !? 意外です ねぇ 。
紅 蓮 さん が 幽鬼 丸 の 心配 を する なんて 。
ハッ バカ 言う んじゃ ない よ 。 私 は ただ 任務 の 心配 を して いる だけ だ 。
任務 の 心配 ねぇ …。
増 援 が 来た って 誰 だって ば よ ? ( サクラ ) ま ぁ 見て の お楽しみ よ 。
もう ダメ じゃ … 1 歩 も 走れ ん 。
サクラ ちゃん 援軍 って …。
( いの ) ナルト ! アンタ また ムチャ やった んだ って ?
ドンマイ です ! 青春 に ムチャ は つきもの です !
はい そこ ! 肯定 し ない !
あっ ! お前 ら !
ハァ ハァ …。 カカシ 今 戻った ぞ 。
あぁ ご 苦労 。 ご 苦労 って …。
感謝 の 気持 を 込めて 言って も バチ は 当たら んだろう 。
じゃあ 感謝 ついでに 悪い けど ➡
もう ひと っ 走り 伝令 を 頼ま れて くれ ない か ?
コラッ もっと ワシ を いたわら ん か 。
カカシ 先生 。 よかったら ボク の 超 獣 偽 画 を 使って ください 。
ボク が 墨 で 書いた 情報 は 小 動物 の ように 変化 し ➡
自分 の 身 を 守り ながら 情報 を 外 へ 持ち出して くれ ます から 。
ほ ぅ ソイツ は 便利だ な 。 で は 早速 。
ちょっと 待った ! ん ?
そんな 落書き 信用 できる か !
忍 犬 の ほう が 優れて おる ところ を 見せて やる わ い !
《 せっかく の 拙者 の 出番 ➡
あんな 墨 鳥 に 取ら れて たまる か 》
あ ~ ぁ 行っちゃ った 。
ボク なに か 悪い こと し ました ?
いや 結果 オ ー ライ って こと で 。 ん ?
《 しまった 。 渡す の 間違えた 》