NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 6 - 135 - 長き 瞬間 の 中 で...
( イタチ ) 愚かなる 弟 よ 。
(( すげ ぇよ 兄さん !
岩 の 裏 の 死角 の 的 に も ど真ん中 だ !
よ ~ し ! オレ だって …。
サスケ そろそろ 帰ろう 。
新しい 手 裏 剣 術 教えて くれる って 言った だ ろ !
明日 は ちょっと 大事な 任務 が あって ➡
その 準備 が ある 。 兄さん の ウソ つき …。
許せ サスケ 。 また 今度 な 。 イテッ !
兄さん 見て て !
コラ ! ムチャ したら …))
(( 足首 ひねった ヤツ が 何 笑って る ?
もし かして 楽 しよう と して る だけ じゃ ない の か ?
違う よ 。 オレ も 明日 から アカデミ ー だ と 思う と 嬉しくて 。
これ で ちょっと は 兄さん に 追いつける から さ ))
(( イタチ 覚悟 は 決まった の か ?
お前 の 覚悟 が 決まら ぬ なら 我々 が 手 を 下す まで 。
それ は お 待ち ください 。
事 が 動き出して から で は すべて が 手遅れに なる 。
事態 は 切迫 して いる のだ 。
わかって い ます 。 必ず けり は この 手 で …))
(( フガク : なんだ と !?
明日 が どんな 日 か お前 も 知っている だろう !
( フガク ) お前 は 自分 の 立場 が わかって い ない !
オレ は 明日 任務 に つく 。 ( フガク ) 何の 任務 だ ?
それ は 言え ない 。 極秘 任務 だ 。
イタチ お前 は 一族 と 里 の 中枢 を 繋ぐ パイプ 役 で も ある のだ 。
それ は わかって る な ?
あぁ …。
それ を よく 肝 に 銘じて おけ 。
そして 明日 の 会合 に は 来い ))
(( 父さん は 兄さん の こと ばっかり だ 。
オレ が う と まし いか ?
別に いい さ 。
忍 って の は 人 に 憎ま れて 生きて く の が ➡
道理 って もんだ から な 。 そ … そんなふうに は …。
フフフ … 優秀 って の も 考えもの さ 。
力 を 持てば 孤立 も する し 傲慢に も なって くる 。
最初 は 望ま れ 求め られて いた と して も だ 。
ただ お前 と オレ は 唯一無二 の 兄弟 だ 。
お前 の 越える べき 壁 と して オレ は お前 と ともに あり 続ける さ 。
たとえ 憎ま れよう と も な 。
それ が 兄貴 って もんだ 。
( ヤシロ ) イタチ は いる か !?
( ヤシロ ) 出て こい ! 話 が ある 。
なん です ? 皆さん お 揃い で 。
昨日 の 会合 に 出 なかった ヤツ が 2 人 いる 。
( イナビ ) お前 は なぜ 来 なかった !?
暗部 に 入り いろいろな 面倒 ごと に 駆り出さ れる の は わかる 。
お前 の 父上 も そう 言い 何かと かばって は いる 。
しかし 我々 は お前 を 特別 扱い する 気 は ない !
わかり ました 。 以後 気 を つけ ましょう 。
そろそろ お 引き取り を 。
そう だ な 。
だが その 前 に もう 少し だけ 聞き たい こと が あって な 。
ゆうべ 南 賀 ノ 川 に 身投げ した うち は シスイ に ついて だ 。
たしか お前 は シスイ を 実の 兄 の ように 慕って いた な 。
そう です か 。
最近 で は まったく 会って なかった が … 残念です 。
で … 我々 警務 部隊 は 全力 で 捜査 に 乗り出す こと を 決定 した 。
捜査 ?
これ が シスイ の 書いた 遺書 だ 。
筆跡 の 鑑定 は 済んで る 。 間違い なく 本人 が 書いた もの だ 。
( イタチ ) 他殺 の 線 が ない なら 何の 捜査 です か ?
写 輪 眼 を 使える 者 なら 筆跡 の コピ ー など たやすい が な 。
( ヤシロ ) うち は 一 の 手 だれ 瞬 身 の シスイ と 恐れ られた 男 だ 。
一族 の ため なら どんな 任務 でも 先立って やる 男 だった 。
そんな 男 が こんな もの を 残して 自殺 する と は 考え づらい 。
見た目 や 思い込み だけ で ➡
人 を 判断 し ない ほう が いい で すよ 。
とりあえず その 遺書 を お前 に 預ける 。
それ を 持って お前 から 暗部 に も 捜査 協力 を 要請 しろ 。
了解 し ました 。
手がかり が 出て くる と いい が な 。
( イタチ ) もっと 直接 的に 言ったら どう です ?
オレ を 疑って る って わけ か ?
ああ そう だ 。 クソガキ 。
さっき も 言った はずだ 。
見た目 や 思い込み だけ で 人 を 判断 し ない ほう が いい 。
オレ の 気 が 長い と 勝手に 判断 し タカ を くくる から だ 。
一族 一族 …。
そういう アンタ ら は その 器 の 大き さ を 量り 違え ➡
オレ の 器 の 深 さ を 知ら ぬ から 今 そこ に は いつ くばって る 。
シスイ は … 最近 の お前 を 監視 して いた 。
暗部 に 入って 半年 。
最近 の お前 の 言動 の おかし さ は 目 に 余る 。
お前 は いったい 何 を 考えて …。
組織 に 執着 し 一族 に 執着 し 名 に 執着 する 。
それ は 己 を 制約 し 己 の 器 を 決める 忌む べき こと 。
そして いまだ 見 ぬ 知ら ぬ もの を 恐れ 憎 しむ 愚か しき こと !
( フガク ) やめろ イタチ !
いい加減に しろ 。 どうした と いう のだ ? いったい 。
イタチ … お前 最近 少し 変だ ぞ 。
( イタチ ) 何も おかしく ない 。
自分 の 役割 を 果たして いる 。 それ だけ だ 。
じゃあ なぜ 昨晩 は 来 なかった ?
高み に 近づく ため …。
なんの 話 だ ?
オレ の 器 は この くだら ぬ 一族 に 絶望 して いる 。
一族 など と ちっぽけな もの に 執着 する から ➡
本当に 大切な もの を 見失う 。
本当の 変化 と は 規制 や 制約 ➡
予感 や 想像 の 枠 に 収まり きって いて は でき ない 。
傲慢な こと を ! もう いい …。
それ 以上 くだら ぬ 戯れ 言 を 言う なら 牢 に つなぐ 。
( フガク ) さあ どう する んだ ?
もう 我慢 でき ませ ん ! 隊長 拘束 の 命令 を !!
兄さん … もう やめて よ !!
シスイ を 殺した の は オレ じゃ ない 。
けれど 数々 の 失言 は 謝り ます 。 申し訳 あり ませ ん 。
最近 暗部 で の 任務 に 忙殺 さ れて 少し 疲れて いた ようだ な 。
隊長 !
暗部 は 火影 様 の 直轄 部隊 。
いくら 我々 警務 部隊 でも 捕 捉状 が なければ 逮捕 でき ない 。
それ に イタチ の こと は この オレ が 責任 を 持って 監視 する 。
頼む 。
わかり ました 。
入る ぞ イタチ 。
( ミコト ) イタチ … 食事 ここ に 置いて おく わ ね 。
お 仕事 が 忙しい のでしょう けど ➡
たまに は 家族 で 一緒に 食事 を とり ましょう 。
ありがとう 母さん 。
《 居残って 手 裏 剣 投げて たら だいぶ 遅く なっちゃ った な 》
《 今 なんか いた ような 気 が …》
なんだ よ … これ …。
父さん ! 母さん !
兄さん ! 父さん と 母さん が … なんで ? どうして !?
いったい 誰 が こんな こと …。
愚かなる 弟 よ 。
万華鏡 写 輪 眼 !
( 悲鳴 )
(( さすが オレ の 子 だ 。
( ミコト ) あなた の こと ばかり 話して る の よ お 父さん ))
うわ ~ っ !!
やめて 兄さん ! こんな の 見せ ないで !!
どうして …。
どうして 兄さん が …。
己 の 器 を 量る ため だ 。
器 を … 量る ? それ だけ ?
それ だけ の ため に みんな を 殺した って いう の ?
それ が 重要な のだ 。
う っ … う う っ …))
(( ウソ だ … こんな の 兄さん じゃ ない 。 だって …。
お前 が 望む ような 兄 を 演じ 続けて きた の は ➡
お前 の 器 を 確かめる ため だ 。
お前 は オレ の 器 を 確かめる ため の 相手 に なる 。
そういう 可能 性 を 秘めて いる 。
お前 は オレ を うと ま しく 思い 憎んで いた 。
この オレ を 超える こと を 望み 続けて いた 。
だからこそ 生かして やる 。 オレ の ため に 。
お前 は オレ と 同じ 万華鏡 写 輪 眼 を 開眼 し うる 者 だ 。
ただし それ に は 条件 が ある 。
最も 親しい 友 を 殺す こと だ 。
この オレ の ように な 。
あれ … 兄さん が …。
兄さん が シスイ さん を …。
その おかげ で この 眼 を 手 に 入れた 。
南 賀 ノ 神社 本堂 。
その 右 奥 から 7 枚 目 の 畳 の 下 に 一族 秘密 の 集会 場 が ある 。
そこ に は うち は 一族 の 瞳 術 が 本来 なんの ため に 存在 する か ➡
その 本当の 秘密 が 記さ れて いる 。
お前 が 開眼 すれば オレ を 含め ➡
万華鏡 写 輪 眼 を 扱う 者 は 3 人 に なる 。
そう なれば フフッ … お前 を 生かして おく 意味 も ある 。
今 の お前 など 殺す 価値 も ない 。
愚かなる 弟 よ 。
この オレ を 殺した くば 恨め 憎め 。
そして 醜く 生きのびる が いい 。
逃げて 逃げて 生 に しがみつく が いい 。
そして いつか オレ と 同じ 眼 を 持って オレ の 前 に 来い ))
その 写 輪 眼 お前 は どこ まで 見えて いる ?
どこ まで 見えて る だ と ?
今 の オレ の この 眼 に 見えて いる の は ➡
イタチ アンタ の 死 に ざま だ 。
オレ の 死 に ざま か 。
では …。
再現 して みろ 。
千鳥 。
《 千鳥 流し !》
強く なった な 。
最後に イタチ 。 アンタ に 聞き たかった こと が ある 。
(( イタチ : 強く なった な 。))
前 と まったく 同じ セリフ に カラス 。
お 得意の 幻 術 で 茶 番 か ?
何 が 知り たい 。
最後 で は ない が 聞いて やる 。
もう 一 度 言う 。
幻 術 。
最後に アンタ に 聞き たい こと が ある 。
そう 言った んだ よ クソヤロウ !
オレ の 質問 に 答えろ 。
答える まで その 胸 の 痛み は 続く 。
急所 は わざと 外した か 。
アンタ は あの とき 言った 。
(( お前 が 開眼 すれば オレ を 含め ➡
万華鏡 写 輪 眼 を 扱う 者 は 3 人 に なる 。
そう なれば フフッ お前 を 生かして おく 意味 も ある ))
3 人 目 もう 1 人 の 写 輪 眼 と は … うち は 一族 と は 誰 だ ?
なぜ そんな こと を 気 に する ?
アンタ の 次に ソイツ を 殺す 。
その ため だ 。
殺す ?
一族 を 皆殺し に した あの タイミング で ➡
アンタ は もう 1 人 の 存在 を 口 に した 。
アンタ が 殺さ なかった うち は 。
ソイツ は つまり 協力 者 だった って こと だ 。
いくら アンタ でも 警務 部隊 を 1 人 で やれる はず が ない 。
ちゃんと 気づいた か 。
誰 だ ?
うち は マダラ だ 。
(( その 瞳 力 と わし 以上 に ま がま が しい チャクラ 。
かつて の うち は マダラ と 同じだ な 。
知る か よ そんな ヤツ ))
うち は マダラ ?
木 ノ 葉 隠れ 創始 者 の 1 人 。
万華鏡 写 輪 眼 を 最初に 開眼 した 男 だ 。
( グレイ ) ラクサス …。
( ル ー シィ ) ラクサス が 来て くれた 。
( ウェンディ ) この 人 が マスタ ー の …。
( ハデス ) こや つ マカロフ の 血族 か 。