NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 7 - 145 - 禁 術 の 継承 者
( シラナミ ) そう か 小 娘 に 警護 が ついた か 。
まさか 木 ノ 葉 の 護衛 が そんなに 早く 駆けつける と は な 。
( アカボシ ) と いって も たかだか 4 人 。 とっとと 始末 して ➡
小 娘 から 禁 術 を 奪い や しょう 。 頭 !
そう 焦る な 。 ( チュウシン ) なら どう する んで ?
あの 禁 術 は オレ ら に とっちゃ 現金 以上 だ 。
失敗 は 許さ れ ん 。 あれ は 先 の 大戦 で ➡
とんでもない 威力 を 発揮 した 術 だ 。
それ を 奪えば オレ ら は 寄せ集め の 盗賊 集団 から ➡
一 国 の 主に なる こと も 夢 で は ない 。
( ナンゴウ ) しかし 木 ノ 葉 の 連中 が …。
禁 術 は ヤツ ら の 手 に …。
それ は ない 。
先代 の 火影 と 役行者 の 間 に は ➡
禁 術 を 守りぬく と いう 密約 が あった 。
木 ノ 葉 は その 約束 を 守って いる だけ だ 。
しかし そんな 密約 の 先兵 なら ➡
きっと あの 護衛 たち だって 相当な 使い 手 の はずだ 。
( ベンテン ) ああ 。 それ に 必ず 増 援 が 来る 。
ナンゴウ ベンテン ! テメエ ら 戦う 前 から 気後れ した の か よ !
テメエ は ツラ だけ じゃ なく ➡
お つむ の ほう も 悪い みて えだ な 。
なんだ と ! いろんな 可能 性 を 考えて ➡
コイツ を 働かせる んだ よ 。
仲間割れ は よせ ! 忘れた の か ?
オレ たち は チ ー ム だ 。 1 人 だって 欠けちゃ なら ねえ !
その 結束 と 4 人 の 合体 忍術 が ある から こそ ➡
この 乱世 で 生き残って こ られた !
あぁ クソ …。 慌てる こと は ない 。
どうせ ヤツ ら が 向かう の は 土 蜘蛛 一族 の 隠れ里 。
木 ノ 葉 の 連中 は 目的 地 に 到着 すれば ➡
おのずと 立ち去る はずだ 。
しかし 隠れ里 に 入ら れて は 面倒で は ?
アカボシ … お前 も まだまだ 人間 が わかって ねえ な 。
あの 禁 術 は オレ ら に とっちゃ お 宝 だ が ➡
まともな 連中 に は 厄介な 存在 で しか ねえ んだ よ 。
♪♪~
( ナルト ) あた っ !
何 する んだ よ ! ( ホタル ) それ は こっち の セリフ です !
なぜ 私 に ついてくる んです ?
なぜ だ と ? 護衛 なんだ から 当たり め えだ ろ !
何度 も 言い ます が 私 に 護衛 は いり ませ ん !
自分 の 身 は 自分 で 守り ます !
木 ノ 葉 の 皆さん は どうぞ お 引き取り ください !
は ぁ … だ から って は い そうです かって ➡
すごすご 帰る わけに は いか ねえ んだ 。
なぜ です ? ホント に 私 に は 構わ ないで ください !
構って ねえ よ 。 護衛 して る だけ だって ば よ !
( ヤマト ) ナルト ここ は 彼女 の 言う とおり ➡
我々 は 引きあげよう 。 なんで だ よ !
しかたない でしょう 。 ちょ ちょっと 待って ろ !
いい の か よ ? だって 敵 は まだ その へんに …。
いい から いい から 。
お ~ い !
わかった よ ! じゃあ オレ たち は 退散 する ぜ !
そう 。
イヤ ー ッ !!
キャ ー ! ダメ ! とって ~ っ !!
ほら よ 。
な … 何 です か ? 今 の は …。
山 ヒル だ 。
ここ ら へんに は よく いる みたいだ し ➡
降って きた って 不思議じゃ ねえ 。
え ? 降って くる ? あぁ じゃあ な 。
気 を つけて 行けよ 。 1 人 で 。
どうして 踏む んだ よ !
ナルト さん は そば に いて ください 。
私 に は あんな の 触れ ませ ん 。 ムリ … 絶対 あり え ない し 。
ナルト さん は ヒル が 降って きたら 防いで ください 。
だって 護衛 は いら ねえ って …。
この 森 を 抜ける まで です !
う ~ ん どうし よっ か な 。 お 願い し ます ナルト さん !
しょうが ねえ な 。
でも よく 考えたら ナルト さん たち が 現れ なければ ➡
ウタカタ 様 が 私 を 護衛 して くれる はずだった んです よ ね 。
ウタカタ ? あの 不思議な 術 を 使う ヤツ か ?
あの 方 は 私 の お 師匠 様 です 。
私 は ウタカタ 様 の ように 強く なり たい 。
ふ ~ ん 師匠 ね …。
師匠 って の は ロク な の がい ねえ から な 。
オレ の 師匠 だって …。
スケベ で おっちょこちょいで ➡
その 上 調子 が よく って …。
だけど ま ぁ 忍者 と して は すげ え 強くて ➡
頼り がい が あって … 何より 優しい んだ 。
人 は 見かけ に よら ね えっ つうか ま ぁ いつか は オレ も ➡
あんな 忍者 に なら なって も いい かな … なんて な 。
ナルト さん も その 師匠 の こと が 好きな んです ね 。
好き ? 誰 が あんな エロエロ 親父 …。
私 も ウタカタ 様 の ように 強く なり たい 。
私 が 強く なれば お じい 様 の 残して くれた 術 を 使いこなせる 。
そう すれば …。
土 蜘蛛 一族 を 再興 する こと だって できる …。
オメエ も 小 せ え くせ に いろいろ 背負って 大変だ な 。
それにしても お前 の 師匠 って ば どこ 行 っち まったん だ ?
わかり ませ ん 。 ウタカタ 様 は なぜ か ➡
師匠 と 呼ぶ と とても 不機嫌に なって …。
《 サイ ! 何 な んだ よ この 量 は !》
もう ヒル は いい んだ よ 。
( サイ ) ん ~… もっと 大きく って こと な の か な 。
ん … 違う の か ? じゃあ …。
った く … いいかげんに しろ って 。
キャ ~!!
こら ~ バカサイ ! 何 やって んだ よ !
オレ の ジェスチャ ー よく 見 や がれ ! おい おい …。
( ウタカタ ) これ で 元 の 根 無し 草 に 逆戻り できる 。
アイツ が 一緒 なら 問題 なかろう …。
《… に して も あの チャクラ …。
まさか な …》
(( ハァ ハァ ハァ …。
あの …。
すぐに 手当て を 私 たち の 砦 に 。
どうやら 追っ手 は 来て ねえ 。
傷 も ずいぶん と 癒えた し ➡
そろそろ …。
私 を 弟子 に して ください 。
先日 師匠 の 戦い を 見て ➡
心底 感服 いたし ました 。
師匠 ? はい 。
ウタカタ 師匠 。
二度と 呼ぶ な 。 え ? あの …。
オレ を 二度と 師匠 と 呼ぶ な !
あの …。
は ぁ …。
オレ は 弟子 なんて とる 気 は ない 。
ウタカタ 様 …。
それでは 一 宿 一 飯 の 恩義 を 忘れ …。
ただ メシ と ただ 酒 を ➡
か っ くらって いれば よい のです か ?
それでは 今夜 の ただ メシ の 献立 は 何と いたし ましょう か !
おい 。
お前 いやらしい ところ ついてくる な 。
弟子入り が 断ら れた とき に は ➡
そう 申せ と 遁 兵衛 に 教えて もらい ました 。
あの ジイ さん も グル かよ 。
あの な なん の 修業 も した こと が ない ヤツ に …。
忍術 なら 少し ばかり 遁 兵衛 の 手ほどき を 受けた こと が あり ます 。
なら ジイ さん に 教われば …。
それ だけ で は 足りない から お 願い して いる んです !
わかった その 池 の 上 を 歩いて みろ 。
池 の 上 を ? わかり ました 。
キャ ~!
やれやれ あの 調子 なら ➡
出てい くまで で きや し ねえ な 。
( ホタル ) ウタカタ 様 !
ほら ! 見て ください 。
ウタカタ 様 !
お前 ひと 晩 中 やって た の か ?
はい これ で 弟子 に して くれ ます か ?
いや この 程度 は 序の口 次 は この 術 だ 。
水 遁 水 乱 波 !
すごい ! これ くらい でき なきゃ ➡
オレ の 弟子 は ムリ だ 。
わかり ました 。
水 遁 水 乱 波 !
ふ ~! あれ ?
水 遁 水 乱 波 ! ふ ~! あれ どうして ?
この 術 は 水 属性 の チャクラ を 持って ない 限り は ムリ だ 。
悪く 思う な よ 。
雨 か ? ウタカタ 様 !
うわ っ 近い 。 見て て ください 。
水 遁 水 乱 波 !
これ で 私 を 弟子 に して くれ ます か ?
いや その …。
いや まだまだ だ 。 ちょっと ウタカタ 様 ?
( 遁 兵衛 ) そろそろ やってくる 頃 だ と ➡
思って おり ました 。
った く 勘弁 して くれ 。
どういう つもり だ 。 あの 子 を たきつけて 。
折り入って 頼み が あり ます 。
どうか ここ に 留まり ➡
ホタル 様 を 守って は いただけ ない でしょう か 。
そりゃ あ 随分 面倒な 恩返し だ な 。
ホタル 様 は 宿命 の 子 な のです 。
賊 を 倒した 腕前 を 見て も ➡
あなた が 並 の お方 で は ない こと は わかる 。 そして ➡
何より 無欲だ 。
ご覧 の とおり ワシ は すでに 老齢 。
あなた の 弟子 と なれば ホタル 様 の 身 は 安全だ 。
どうか この 頼み を 聞き入れて は くれ まい か ?
悪い が それ は ムリ だ 。
薄 々 気づいて る んだろう ? オレ が 追わ れて る って こと を 。
オレ の 周り に は 死 神 が ウヨウヨ と 寄って くる 。
そこ に あの 子 を 預ける なんて 。
そう です か …。
それ に 師匠 と 弟子 の 関係 なんて ➡
あて に なる もんか 。
(( 師匠 ! 何 を する 気 です 師匠 !
し … 師匠 …。
ぐ … ぐ わ っ !!))
うわ ぁ ~!!
居眠り しち まった の か 。
本当に オレ たち は 一 国 の 主に なれる の か ?
あったり め ぇよ ! そうだ よ な アカボシ 。
あぁ 。 もし 売 っぱ ら っち まった と して も ➡
一生 遊んで 暮らせる 大金 が 手 に 入る はずだ 。
おい どうした ?
気 を つけろ 近く に 誰 か いる 。
そこ か !
何 !? そっち だ !
くそ っ どういう こと だ !? ( ウタカタ ) フフフフ …。
( チュウシン ) 誰 だ テメエ は !
( ナンゴウ ) 木 ノ 葉 の 援軍 って わけ でも な さ そうだ が …。
( アカボシ ) まさか コイツ も 禁 術 を …。
ほう … 禁 術 の こと を 知って る って こと は ➡
つまり お前たち が 盗賊 団 って わけ か 。
しかし よ そんなに すごい の か ? あの 禁 術 は 。
なら オレ も その 禁 術 が ほしく なって きた な 。
なんだ ? 横取り する 気 か ?
それ で どう する ? かまわ ねえ や っち まえ !
( アカボシ ) 追え 。
( ナンゴウ ) 何 だ ? この ぬ め り は 。
ぎ ゃあ !!
目 つぶし だ ! 散れ ! ヤツ を 囲む 。
この チャクラ の 流れ … ヤツ ら の 動き が 急に 素早く なった 。
《 結 界 術 か !》 いく ぞ !
( アカボシ ) 疾 ! ( ナンゴウ ) 風 !
( ベンテン ) 迅 ! ( チュウシン ) 雷 !
しまった !
終わり だ ! は ぁ ~ っ !!
どこ まで ついてくる つもりです ?
どこ まで って … 森 が 終わる まで って 言った の は ➡
そっち だ ろ ? それ は そう です けど …。
《 つうか さっき の 砦 と 隠れ里 の 間 に は ➡
森 し かね えっ つう の !》
あなた たち まで !
どうやら 我々 の 任務 は 無事に 終わり そうだ ね 。
ん っ ?
お っ ! 里 に 着いた ぜ !
なんだ ? 誰 も い ない の か ?
お ~ い !
誰 か ~! 誰 かい ねえ の か !
サイ 。 はい 。
お ~ い ! ホタル が 帰って きた ぞ !
誰 か い ない の か !
よっ しゃ ! ちょっと 待って ろ !
あっ ナルト ! った く …。
( 半鐘 )
大変だ ~! 火事 だ ~!!
火事 だ ぞ ~!!
( 半鐘 )
な ~ んだ ! や っぱ いんじゃ ん !
♪♪~
驚かせて すまなかった な !
いや ~ みんな が 出て こ ねえ から さ 。
ホタル が 久しぶりに 帰って きた んだ !
歓迎 して やって くれ って ば よ !
あれ ? どうした ん だ ? みんな …。
お っ ホタル !
( ホタル ) おじさん …。
ご苦労さまです 。
私 が この 里 の 責任 者 。
いざというとき の 話 は 役行者 様 から 聞いて おり ます 。
あと は 私 ども に お 任せ ください 。
では 我々 は これ で 。
あぁ いや お 待ち を 。 まだ お 礼 も いたして おり ませ ん 。
せめて …。 ( ヤマト ) お 心遣い 感謝 し ます 。
ですが 仲間 を 葛城 山 に 残して きて おり ます ので 。
そう です か …。 それ は 残念です 。
さ ぁ サクラ の 元 に 戻ろう 。 あ … あぁ …。
ナルト さん …。
あの …。
大丈夫 。
ありがとう …。
♪♪~
どうした ? ナルト 。
ヤマト 隊長 … 悪い けど 先 に 行って て くれ ねえ か ?
オレ は あの 里 に 戻る 。
戻る ?
どうしても … 気 に なる んだ 。
《 村人 たち の あの 視線 …》
おい ! 待つ んだ !
《 ほっとけ ね えん だって ば よ !》
( ジャックポット ) 近い 近い 。
時 は 刻ま れ やがて 混沌 が 訪れる 。
ヌヒョヒョヒョ !
うわ っ !
ハァ ハァ …。
また 夢 か 。
時 は 刻ま れ やがて 混沌 が 訪れる ?