NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン9 - 176 - 新米教師イルカ
~ ( 三 代 目 ) イルカ よ 。 ( イルカ ) 何 です ? 火影 様 。
お前 の 気持 わから ん で も ない が あや つ も お前 と 同じだ 。
親 の 愛情 を 知ら ず 里 の 者 に は あの 事件 の こと で 煙たがら れる 。
だから 人 の 気 を 引く ため に イタズラ を する しか なかった のじゃ 。
どんな 形 であれ 自分 の 存在 価値 を 認めて ほしかった のじゃ よ 。
四 代 目 は 里 の 者 たち に ナルト を 英雄 と して 見て ほしかった 。
そう 願って 封印 し 死んだ 。
( 歓声 )
~ 《 三 代 目 … 四 代 目 → 今 目の前 に 英雄 が い ます 》
~ ( ゼツ ) ペイン が やられる なんて こと 考え も し なかった ぜ 。 これ を トビ に 伝える 行く ぞ 。
( オモイ ) ハァ … どう しよう 。
( カルイ ) あ ? なんだ よ まだ 里 を 出て すぐだ ぞ 。
もう くたびれた の か よ 。
いや さ さっき の 雷 影 様 を 思い出す と さ …。
雷 影 : ビー は どんな 手 を 使って も 助ける !
助ける ぞ !!
雷 影 様 …
あの まま 雷 影 様 の 涙 が 止まら なくて →
それ が 池 に なって 湖 に なって 俺 たち が 戻って 来る 頃 に は →
里 が 雨 隠れ みたいに ジメジメ と して たら →
どう しよう か って 。
ハァ … んな こと が ある わけ ないだ ろ が !
涙 が 湖 に なる なんて どん だけ 泣けば いい んだ 。
でも な 相手 は あの 雷 影 様 だ ぞ ?
あれ だけ の パワー の 持ち主 なら 湖 なんて 朝飯前 かも しれ ない 。
あぁ いや 湖 どころ で は ない もしかしたら 大きな 海 が でき →
その 海 の 大波 が 俺 たち を 飲み込んで しまったら →
いったい どう …。 あ ~ うる せ え !
もう いい ! お前 の 考え は 疲れ んだ よ 。
巨乳 の サムイ が 胸 が 重くて 肩凝 って 疲れる って 言う なら わかる けど 。
胸 の ない カルイ が 疲れる なんて 。
うる せ ~! イタッ !
( サムイ ) ほら 2 人 と も 任務 は 始まった ばかり よ 。
木 ノ 葉 まで 早くて 4~5 日 は かかる 。
ずっと この テンション を 続ける つもり ?
途中 で 息切れ する わけに は いか ない の よ 。
さっさと 行く よ ! はい !
( イルカ ) ひどい ありさま だ な 。
( スズメ ) これ で は 当分 野外 学校 だ わ ね 。
まだ 使える 教材 が ある か 手分け して 探そう 。
そう ね 私 たち の 今 できる こと を …。
( ダイコク ) そうだ な 。 それでは おのおの … 散 !
ここ も メチャクチャ か 。
この 木 は … 無事だった か 。
ナルト : いく ぜ ! 爆弾 投下 !
ギャハハハ ! 命中 !
赤 鼻 の 火影 の 出来上がり !
あきれた やつ じゃ 。
三 代 目 今 の 話 は ちょっと 考え させて ください 。
私 が ナルト の 担任 なんて 。
イルカ よ 見て の とおり →
ナルト の やんちゃ ぶり に は 皆 手 を 焼いて おる 。
しかも その いたずら は 日に日に エスカレート する ばかりじゃ 。
誰 も 担任 を やり た がら ない 。
生徒 の 長所 を 伸ばして やる の が 教師 の つとめ だ と 思う のだ が …。
このまま ナルト が アカデミー を 卒業 でき なければ →
忍 に は なれ ん 。
と なれば やつ は 生涯 里 の あぶれ もの 。
待って ください ! ナルト に は 他 に 適任 が …。
担任 が い ない の なら →
ナルト に は アカデミー を やめて もらう しか ない のう 。
気 に する な 。
誰 も お前 の こと を 非難 で きんし →
そう なった と して も お前 の せい で は ない 。
ちょっと お 待ち ください 。 な んじゃ ?
引き受けて くれる の か ? あ … は はい …。
お ぉ そう か そう か !
ナルト は 命拾い した な 。
らくがき が 消える まで きれいに 拭き取る んだ ぞ !
ほら あの 子 例 の あれ よ 。
なんで あんな 子 を 里 に 置 いとく の かしら ?
三 代 目 も 考えて くれたら いい のに ね 。
う っせ え ! こら 待て !
俺 は 「 あれ 」 じゃ ねえ !
うずまき ナルト ! いずれ 火影 に なる 男 だって ば よ !
《 夢 か …》
ん ? そう いえば 今日 は 新しい 担任 が 来る 日 だった な 。
や っぱ 第 一 印象 は 大事だ って ば よ 。
ちゃんと 挨拶 し なくっちゃ な 。 ヘヘヘ …。
今日 も バリバリ やって やる って ば よ !
( ダイコク ) イルカ 先生 ナルト の 担任 に なる そうです な ?
ええ 三 代 目 に 頼ま れて しかたなく …。
それ は ひどい 貧乏 くじ を 引か れ ました なぁ 。
正直 どう すれば いい の か 見当 が つき ませ ん 。
面倒な 小僧 です から ね 。
ナルト は ま ぁ 適当に 扱えば いい んです よ 適当に …。
適当 …?
そう 何事 も 穏便に 波風 立て ず に 。
こっち で 相手 に し なければ →
子供 なんて 勝手に 離れて いき ます よ 。
適当に か …。
誰 だ !?
こんな いたずら !
イッヒヒヒ !
うわ っ !
ギャハハハ ! 引っかかった ! 引っかかった !
黒板 消し は おとり だって ば よ !
ナルト !
適当に 扱えば いい んです よ 適当に
お前 …。 は いはい ! 廊下 に 立って ます !
いや 静かに 席 に 着け 。 えっ ?
( チョウジ ) なんか 拍子抜け だ よ ね 。
ナルト が 怒ら れる の 期待 して た のに 。
チェッ ! つま ん ねえ の 。
おはよう ! まずは 自己 紹介 から だ な 。
今日 から 君 たち の 担任 に なった うみ の イルカ だ 。
好きな 食べ物 は 一 楽 の ラーメン 。
嫌いな 食べ物 は 混ぜ ごはん 。
誕生日 は 5 月 26 日 の ふたご 座 だ 。
~ … である から チャクラ と は 精神 エネルギー に 大きく 左右さ れ …。 ( いびき )
何事 も 穏便に 波風 立て ず に
あれ ? 先生 もう 授業 は 終わり の 時間 だって ば よ 。
ん ? ほら ぁ あれ あれ 。
もう そんな 時間 か 。
では これ で 授業 は 終わり に する 。
ヘヘッ 見た か 。 ナルト 様 の いたずら 3 段 仕掛け 。
げ っ !? あ ~ っ 。
てって て … もう バレ たって ば よ 。
席 に 戻る んだ 授業 を 続ける 。
さ ~ て 次の 授業 は 自己 紹介 の 代わり に →
みんな の 忍術 の 実力 を 見せて もらう ぞ 。
え ~ っ 。 ハハッ 出来 不出来 は 関係ない ぞ 。
俺 の これ から の 授業 の 進め 方 の 参考 に さ せて もらう だけ だ から 。
そう だ な 基本 的な 術 を 見せて もらおう か な 。
分身 の 術 だ え ~ まずは うち は サスケ やって みろ 。
キャ ~ ッ サスケ 君 。
( サスケ ) フン 。 分身 の 術 なんて 子供 だ ましだ 。
ムキ ~ なんで て め え は そう やって い っつ も スカ してん だって ば よ 。
黙れ ウスラトンカチ 。 ( サクラ ) サスケ 君 の 集中 の 邪魔 す んな 。
( い の ) そう よ そう よ 邪魔な の よ 。 そんな サクラ ちゃん まで 。
じゃあ サスケ やって みろ 。
分身 の 術 。
ほう 。 すごい 。 完璧な 分身 の 術 。
どっち が 本物 か わから ない わ 。
ヘッ 俺 に は バレバレ だって ば よ 。
こっち だ 。 ハズレ だ 。
う ぉっ 。
バカ 。 ちょっと それ は 本物 に …。 な に やって ん の ?
ハ ~ ッ !
それ も ハズレ だ 。
サスケ 君 。 すごい な 。 一瞬 で 2 体 か 。
そして 本体 は 別の 所 へ 移動 か 。
フン 。 分身 の 術 なら 俺 だって 。
分身 の 術 。
( 笑い声 )
バカじゃ ねえ の こいつ 。 クソッ 。
なに が 気 に 入ら ない の か 知ら ない が →
俺 に いちいち 突っかかる の は やめろ 。
( シノ ) その とおり だ 。 なぜなら お前 が な に かする たび に →
授業 が 中断 し 迷惑 だ から だ 。 なに ?
そう だ 。 お前 は 迷惑な んだ よ 。
存在 自体 が バイキン な んだ よ 。 そりゃ ひどい よ ヒバチ 。
でも 当たって る な 。 なんだ と !
みんな ナルト を からかう の は よせ 。
先生 。
この 子 は … いい んだ 。
え ?
さあ さあ みんな 授業 を 再開 する ぞ 。
は ~ い 。
は ぁ 。
ぜ って え ぜ って え みんな を 見返して やる って ば よ 。
分身 の 術 。
あっ あ ~。
クソッ … もう 一 度 だ !
う ぉ ~ っ !
《 ヒナタ : ナ ナルト 君 …》
( テウチ ) どうした ? ナルト 。
何でもない 。
ラーメン 食って く か ? いい 。 カネ ないし 。
出世 払い で いい ぞ 。
どうせ まだ 火 を 落として ない から 。
ほんと か !? あぁ 。
やった ~!
( テウチ ) 元気 が ない ようだ けど 何 か あった の か ?
いや 何でもない 。 いつも の 俺 だって ば よ 。
~ さ ~ て 今日 の 実習 は 手 裏 剣 術 だ 。 いつも の ように まず 誰 か に 手本 を 見せて もらおう 。
そう だ な …。
は いはい ! ( キバ ) 俺 に 任せろ ! 一 発 で 決めて やる 。
は いはい ! 俺 だって !
( イルカ ) シノ やって みろ 。
イルカ 先生 その 選択 は 間違って いる 。
なぜなら 俺 たち 油 目 一族 は 戦い の その すべて に おいて →
体 に 宿した 奇 壊 蟲 に 頼る ところ が 大きく →
手 裏 剣 術 は もっとも …。
もう いい ! サスケ 手本 を 見せて やって くれ 。
フン !
頑張って ! すてき !
チェッ ! い っつ も スカ して る サスケ の 野郎 だけ が なぜ モテ る !?
ほ ぉ ~ やる な サスケ 。
さすが サスケ 君 ! かっこいい !
フン ! かっこ つけ や が って 。
あんな の 俺 に だって できる って ば よ 。
じゃあ ナルト 次 やって みろ 。
よっ しゃ ! やって やる って ば よ 。
フン !
《 これ を 一 発 決めて →
みんな に 俺 の こと を 認め させて やる って ば よ 》
いけ っ !
なんだ こいつ ! 1 つ も 当たって ねえ ぞ 。
アハハハ … ジョーク ジョーク だって ば よ 。
先生 もう 1 回 ! もう 1 回 やら せて くれ って ば よ !
今度 は まじめに …。 いや もう いい 。
さ ぁ 次 は 誰 に やって もらおう か な 。
ねぇ シカマル 今日 終わったら 駄菓子 屋 行か ない ?
( シカマル ) あ ~ ムリ ムリ 。
そりゃ お前 の 母ちゃん は 優しい から いい けど よ →
うち の おかん に 帰り の 買い食い が バレ たら →
面倒 くせ え こと に なる から よ 。
知って る か ? うち は 一族 って みんな 殺さ れた らしい ぜ 。
あぁ 知って る 知って る 。 父ちゃん も 言って た 。
生き残った の あいつ だけ らしい ぜ
( くも じい ) もしもし そこ の あなた 。
たまに は 空 から 日本 を 眺めて みる と いう の は どう じゃ ろう ?
今回 わし ら が 飛ぶ の は →
長崎 市 じゃ 。 ( くも み ) 長崎 市 ?
うむ 。 今 『 龍 馬 伝 』 で 盛り 上 が っと る 坂 の 街 じゃ 。
古くから 日本 の 玄関 口 と して 賑わった この 街 は →