NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 9 - 177 - イルカ の 試練
( ナルト ) よう みんな !
何 して る ん だって ば よ ?
( ヒバチ ) 何 だ よ ? ナルト こっち 来 んな よ 。
何で だ よ ? 別に いい だ ろ 。
遊ぶ ん なら 俺 も まぜて くれ って ば よ 。
( ウナギ ) 何で お前 なんか 。
今晩 の 肝 試しに は 絶対 まぜて やる もん か 。
肝 試し ?
イテッ ! お前 何 しゃべって んだ よ !
へ ぇ ~ おもしろ そうだ な 。 俺 も 行く って ば よ 。
だから お前 は 入れ ない って 。
いい か 絶対 来る な よ !
行こう ぜ 。
ヒバチ : いい か 絶対 来る な よ !
《 ヘヘッ ! 絶対 に 来る なって 言わ れりゃ →
意地でも 行く の が ナルト 様 だって ば よ 》
ちょっと あの 子 じゃ ない の ?
そう よ あれ が 例の …。
さ ~ て どう やって あいつ ら を 脅かして やろ っか な 。
ん … あ !
あ ~!
この 野郎 ! ん ?
あっ ち 行け ! うわ っ !
いきなり 何 す ん だって ば よ !
何 し に 来 や がった この 疫病 神 が !
何 し に 来た って 俺 は →
ただ お 面 を 見て た だけ だって ば よ 。
( シカマル ) ナルト 。
~ こんな もの ! イテッ !
て め え に くれて やる から とっとと 失せ ろ !
なんだ よ …。
なん だって ば よ !
なんで 俺 を そんな 目 で 見る んだ 。
( ウナギ ) うわ ~ っ !
った く みんな だらしない な 。
誰 も いちばん 奥 まで 行け ない の か よ 。
そんな こと 言って も 。 なら 僕 が 行って くる 。
フフフ …。
こんな の 簡単じゃ ない か 。
あの 木 の 枝 を 持っていけば いい んだ な 。
( うなり 声 )
ヒッ !
うわ っ … あぁ … 化け 狐 !
うわ ~ っ !
( イルカ ) ん !? どうした ?
化け 狐 だ ! なんだ と !?
~ ヘッヘヘヘヘ ! ざ まあ ねえ みんな 驚いて 逃げて った ! 早く 逃げ ない と 先生 も 喰 い 殺す って ば よ 。
( 鐘 の 音 )
父ちゃん 母ちゃん 大丈夫な の ?
大丈夫 心配 し ないで 。
あなた は 誘導 に 従って 避難 する の よ 。
なあ に 俺 たち 先遣 隊 が →
九 尾 を 里 へ は 一 歩 も 入れ させ やしない さ 。
九 尾 なんか やっつけて きちゃ って よ 。 あぁ 。
では お 願い し ます 。 はい 。
じゃあ な 。
頑張って !
大変だ 先遣 隊 は やられた ぞ 。
なに !? 先遣 隊 は 全滅 だ と !?
先遣 隊 が 全滅 ?
嘘 だ … 嘘 に 決まって る 。
俺 の 父ちゃん と 母ちゃん が →
死ぬ もんか !
ん ? どうした ん だ ? 先生 。
ナルト … お前 自分 が 何 を して る の か わかって る の か ?
何 だ よ … なんで な んだ よ 。
そう やって みんな 俺 の こと …。
担任 の 先こう まで が そんな 目 で 見る んだ !
俺 は 迷惑 でも バイ 菌 でも ねえ って ば よ !
俺 は … 俺 は うずまき ナルト だ !
ナルト …。
俺 もう … 二度と アカデミー に は 行か ねえ !
おい !
クソッ !
みんな おはよう ! ( みんな ) おはよう ございます 。
それでは 出席 を とる ぞ 。
ナルト は 来て ない の か ?
サクラ ! 知ら ない か ?
( サクラ ) あ … 気づか なかった 。
( い の ) そう いえば 今朝 は 見て ない かも 。
( イルカ ) キバ は 見て ない か ?
( キバ ) 知ら ねえ な 。 それ に 俺 は あいつ に 興味 ねえ し 。
なぁ 赤 丸 ? ( 赤 丸 ) キャン 。
もう いい 。 授業 を 始める 。
イルカ : どうして です ? 現在 三 代 目 は 執務 中 だ 。
( イルカ ) 三 代 目 は どうして 私 に 会って くれ ない のです ?
そんな こと は 知ら ん 。
ただ 誰 も 部屋 に は 入れる な と 言わ れて る だけ だ
あぁ …。 ( カカシ ) おいおい 。
あっ 。 ここ は 俺 の 特等 席 で ね 。
近く で そんな 大きな ため 息つか れちゃ あ →
気 に なって ゆっくり 読書 も でき ない でしょ 。
あぁ すみません 。 すぐ どき ます 。
ま ぁ 待てよ 俺 は もう 行く ところ だ 。
それ じゃ 。
どうした の ? 元気な いね 。 俺 で よければ 話 を 聞く よ 。
カカシ さん … でした よ ね ?
実は 例の ナルト の …。
うずまき ナルト の 担任 に なり ました 。
へ ぇ …。 それ で 先ほど 三 代 目 に →
担任 を 外して もらえる ように 頼み に いったん です が →
三 代 目 は 私 に 会って は くれ ませ ん でした 。
彼 に … ナルト に どう やって 接したら いい の か →
まったく わかり ませ ん 。
私 に は ナルト を 教える 資格 が ない んです 。
なるほど だ から 死んで いる の か 。
お前 の 目 だ よ 。
三 代 目 : カカシ お前 が ついて い ながら なぜ ?
( カカシ ) 申し訳 あり ませ ん 。 今回 は 俺 の 編成 ミス でした 。
彼 は 俺 と ともに 行動 さ せて おく べきでした 。
お ぉ イルカ よ 。 ケガ の 具合 は どう な んじゃ ?
はい たいした こと は あり ませ ん 。 ご 心配 を お かけ し まして …。
このたび の 任務 ご 苦労であった 。
傷 の 治療 も かね 少し 休暇 を とら せよう 。
三 代 目 今回 は すべて 自分 の 責任 です 。
部隊 長 に は 責任 は …。
そんな こと は お ぬし の 口 から 聞か さ れ ん でも →
わかって おる わ い 。
イルカ よ そもそも お ぬし は 昔 から →
心 優しい 性格 じゃ った から のう 。
今回 は その 優し さ が →
敵 忍 拘束 時 の あだ と なった と みて おる 。
時に お ぬし の 性格 が →
味方 の 命 を も 危険に さらす こと に も なり かね ん 。
は ぁ 自分 の 性格 は 十分 理解 して いる つもりでした 。
ま ぁ 起きて しまった こと は しかたがない 。
次の 任務 で は …。 三 代 目 !
実は その こと で ご 相談 が …。
何 じゃ ? 言 うて みよ 。
三 代 目 は 覚えて おいで でしょう か ?
英雄 の 碑 の 前 で →
両親 を 亡くした 私 に 話して くださった →
火 の 意志 の 話 を 。 もちろん 覚えて おる 。
あの とき の 三 代 目 の 言葉 を 糧 に →
私 は 修業 に 任務 に 励んで き ました 。
私 が 三 代 目 から 教わった 火 の 意志 を →
今度 は 私 が 未来 の 忍 たち に 伝えて いき たい と 思って い ます 。
なん じゃ アカデミー の 教師 に なり たい と いう こと かのう ?
はい できれば 。
では 明日 より アカデミー の 補助 教員 を やって もらおう 。
本当です か ? 三 代 目 !
あの 頃 輝いて た 目 が 今 は 死んで いる 。
自分 が 心 を 開か なければ 相手 も 心 を 開か ない 。
そんな 当たり前の 道理 を 忘れて いる んじゃ ない の か ?
いや 忘れよう と して いる の か な ?
ナルト に 封印 さ れた 九 尾 は 私 に とって は 親 の 仇 です 。
もちろん ナルト に 非 が ない こと は 十分 理解 して いる つもりです 。
しかし 彼 を 目の前 に する と その 奥 に 潜む 九 尾 が →
私 の 頭 の 中 に 無理やり 入り込んで くる んです 。
そんな 私 に ナルト が 心 を 開いて くれる と は …。
ナルト の 心 を 開ける の は お前 しか い ない 。
それ が … それ が お前 の 試練 だ よ 。
試練 ? そう 三 代 目 が 与えた ね 。
もう 少し 頑張れ 。
そう すれば きっと 何 か 見えて くる はずだ 。
三 代 目 の 期待 に 応えて みたら ?
じゃあ ね 。
~ 《 三 代 目 も 思い切った こと を …》 コウジ 帰る よ 。
ダイチ 夕飯 だ ぞ 。 は ~ い 。
みんな 帰る わ よ 。
母ちゃん !
何 やって ん の !?
あの 子 と 遊んじゃ 駄目 だって 言って んだ ろ !
さ ぁ 行 くわ よ 。
( シカク ) シカマル 帰る ぞ ! あっ 父ちゃん 。
チョウジ 君 も 一緒 か ? 家 まで 送って いく ぞ 帰ろう !
また な ナルト 。 じゃあ な 。
お おう …。
~ 親父 手 離せよ 。 ん ? ハハハ な に 恥ずかし がって んだ 。
~ いただき ます 。 ~ 離せ ! 父ちゃん と 母ちゃん が まだ 戦って んだ ! クソッ !
~ ( 玄関 チャイム ) イテッ ! イタタ …。
誰 だって ば よ こんな 朝 早く から 。
ゲッ ゲッ イルカティーチャー 。
な に し に 来 や がった って ば よ ?
ニッヒヒッ 。
( 玄関 チャイム )
ナルト 。
ナルト 入る ぞ 。
《 こんな もの ばっかり 食べて 》
いただき ます 。 チョウジ 君 ち に 寄る んでしょ 。
急ぎ なさい ね 。 ああ 。
なぁ 父ちゃん ちょっと 聞き たい こと が あんだ けど 。
なんだ ? ナルト って さ なんで みんな に ハブ られて んだ ?
あいつ なんか やった の か ?
シカマル お前 は その 子 の こと を どう 思う ?
ど どう って … 考えた こと は ねえ けど 。
でも あいつ は バカだ けど おもしろい やつ だ ぜ 。
特に 仲よく する 気 も ねえ けど ハブ る つもり も ねえ よ 。
そう か 。 なら お前 は お前 の 好きに すれば いい だろう 。
ま ぁ そら そうだ な 。
ふ ぁ ~ アカデミー 行 か ねえ と なる と 暇だ な 。
ん ?
なんだ ? お前 ら 。
あれ って ナルト だ よ ね ?
ナルト お前 を 俺 たち の 仲間 に 入れて やる ぜ 。
え ? ほんと か ?
ああ だけど 仲間 に なる ん なら 1 つ 条件 が ある 。
なん だって ば よ ?
昨日 父ちゃん の 警備 部隊 が 裏山 の 奥 で 敵 の 忍者 と 戦って →
死体 を 置いて きたん だって 。
それ を 見つけて 何 か 戦 利 品 を 持ってきたら →
仲間 に 入れて やって も いい ぜ 。
ほんとだ な ? ああ 。
よ ~ し その 戦 利 品 ぜ って え 持ち帰って くるって ば よ 。
バカだ な あいつ 。 父ちゃん の 話 じゃ →
まだ 敵 が いる かも しれ ない って 言って た ぜ 。
ひで え ヒバチ 肝 試し の こと 根 に 持って る な 。
それ より あの 喜んだ 顔 見た か よ 。 騙さ れて る と も 知ら ず に 。
誰 か ナルト を 見て ない か ?
さあ 知り ませ ん 。
ナルト は 裏山 に 行き ました よ 。
シカマル お前 ! な に 言って んだ よ !
裏山 に ?
死体 を 探し に だ ろ ? ヒバチ 。
お前 ら の やって る こと は う ぜ えん だ よ 。
今日 は 自習 に する 。
《 これ で 俺 に も 仲間 が できる って ば よ 》
( くも じい ) もしもし そこ の あなた 。
地面 を 歩く 生活 に 疲れて おら ん か ?
たまに は 空 から 日本 を 眺めて みる と いう の は どう じゃ ろう ?
( くも み ) でも くも じい 。