NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 9 - 189 - サスケ の 肉 球 大全
( デンカ ) 懐かしい の が 来た フニィ 。 ( 猫 バア ) ん ?
( 猫 又 ) 猫 バア 忍 猫 用 クニャイ 400 丁 手 裏 剣 600 枚 くれ ニャ 。
ほ ぉ … コイツ は 驚いた 。
アンタ 自ら 出向いて くる なんて ねぇ 。
うち は の 小僧 も その 頃 は かわいかった もの よ のう 。
ナルト : ええ !? また 猫 捕まえ ん の か よ 。
( カカシ ) ちょっと 違う な 。 「 また 猫 」 じゃ なくて 「 猫 又 」 だ 。
その 猫 又 の 肉 球 スタンプ を もらって くる の が 今回 の 任務 だ 。
は ぁ …。
又 猫 でも 猫 又 でも どっち だって いい って ば よ 。
そんな D 級 任務 なんか →
他の 連中 に やら せりゃ いい んじゃ ねえ の ? なぁ サスケ ?
お前 だって こんな 任務 飽き飽き して んだ ろ ?
だったら お前 から も 言って やって くれ って ば よ 。
( サクラ ) サスケ 君 ?
( サスケ ) 嫌 なら お前 ら は 来 なくて いい 。
これ は うち は の …。
いや 俺 の 任務 だ 。 なんで !?
猫 バア : よく 来た ね サスケ の 坊や 。
久しぶりだ な 猫 バア 。
大きく なった ねぇ 。
サスケ の 知り合い ? つうか ここ 何 だって ば よ …。
ここ は うち は 一族 が →
武器 を 用立てる とき に 使って いた 店 だ 。
猫 バア は うち は の 情報 源 でも あり 今回 の 依頼 人 で も ある わけだ 。
タマキ 『 肉 球 大全 』 を 持ってきて おくれ 。
( タマキ ) は ~ い おばあ ちゃん 。
あれ を 本 に した の か 。
サスケ 君 今回 の 任務 の こと いろいろ 知って る みたいだ けど …。
どういう こと な の か 説明 して くれ ない ?
フフフ … もともと この 本 は →
サスケ と 兄 の イタチ 2 人 の ゲーム …。 アイツ の 話 は やめろ !!
チッ … 俺 は 任務 の 準備 に かかる 。
なんで ぇ アイツ …。
あの 頃 は 仲 が よかった んじゃ が のう 。
イタチ は ね 幼い サスケ を 連れて よく うち に 使い に 来て おった 。
しかし サスケ は ただ の お 使い が 嫌で のう 。
ダダ を こねて は イタチ を 困ら せて おった よ 。
そこ で イタチ は →
すばしこい 猫 の 肉 球 を 集める と いう ゲーム を 思いついた のじゃ 。
ハハッ ガキ の 遊び か よ 。 ま ぁね 。
じゃ が アカデミー 入学 前 に →
下 忍 並 の 動き を こなして おった んじゃ から →
さすが は うち は と いう ところ かのう 。
ま ぁ 最初 は かわいい もんじゃ った が →
徐々に エスカレート して いって な 。
半分 冗談 で 用意 した →
イタチ の ノルマ さえ ほとんど クリア して しまった んじゃ よ 。
で そうして 集まった 肉 球 が この 本 と いう わけ さ 。
サスケ が これ を やめて から も →
私 は 気 に なって いて ね 。
イタチ の 残した ノルマ 2 つ の うち の 1 つ は →
雲隠れ の 二 位 に 頼んで みた ところ 了解 して もらえた んじゃ が 。
《 雲隠れ の 二 位 ? 何 だ それ 》
それ で 最後 の 1 つ を 私 たち に 依頼 して きた んです ね 。
しかし のう 猫 又は 決して 顔 を 表 に 出さ ない →
忍 猫 界 の 裏 を 仕切る 大物 だ よ 。
難 攻 不 落 の 砦 に 隠れ →
猫 又 を 守る 忍 猫 は 数 知れ ず 。
下 忍 の スリーマンセル で 大丈夫 かい なぁ ?
俺 たち に 任して おけば ま ぁ 大丈夫 だって ば よ 。
な サクラ ちゃん 。
イタチ も な これ に 関しちゃ ハードル が 高い と 言って →
サスケ に も 行か せ なかった んじゃ 。
気 を 抜く で ない ぞ 。
《 サスケ の ヤツ それ で あんな ムキ に なって や がん の か 》
《 俺 は ヤツ の 引いた 線 を 超えて み せる 》
おい サスケ !
早速 猫 に 変化 して 砦 に 潜入 だって ば よ 。
確かに 猫 の 砦 に 潜入 する に は 変化 が 有効 か 。
変化 の 術 !
それ の どこ が 猫 な の よ !
結構 自信 あった のに よ 。
変化 し なくて も いい フニィ 。
( ヒナ ) それ に 変化 じゃ 猫 語 は わかん ない フニィ 。
そこ で じゃ コイツ さえ つければ 猫 たち に は →
同族 に しか 見え ん の さ ね 。
そんな 便利な アイテム が ある ん なら 最初 から 出せ って んだ よ !
《 この 俺 が こんな もの を …》
( デンカ ) 俺 たち は 顔 が 知ら れて っ から ここ から 先 に は いけない フニィ 。
( ヒナ ) 猫 又 の 素顔 を 見た 忍 猫 は い ない フニィ 。
うまく 探せる フニィ ?
コイツ の おかげ で 潜入 自体 は 簡単に すみ そうだ 。
《 サスケ 君 かわいい 》
潜入 に 成功 さえ すれば あと は どう と でも なる 。
お前 ら 急ぐ ぞ 。 ちょっと 待った !
サスケ コイツ で 忍 猫 たち と 会話 が できる って こと は ニャ →
何も は な っ から そう ケンカ 腰 で いか なく った って →
ちゃんと 話し合えば 肉 球 スタンプ の 1 つ や 2 つ 押して くれる ニャ 。
( デンカ ) ムリ ムリ 。 なんで だって ば ニャ !?
肉 球 スタンプ を とら れる こと 自体 が 猫 に とって は はずかしい こと フニィ 。
人間 で いえば 身ぐるみ 剥がさ れて 写真 を 撮ら れる ような もの フニィ 。
ハハハ ! なんだ …。
裸 の 写真 くらい ちゃ ~ ん と 説得 すれば
サクラ ちゃん だって 撮ら せて くれる って ば ニャ 。
なぁ ? サクラ ちゃん !
撮ら せる か ! この 変態 !!
やっぱり 話し合い は ムリ っぽい フニィ 。
道 案内 サンキュー だって ば ニャ …。 早く 行け 変態 。
次 ニャ 。
お前 ら 見 ねえ 顔 だ ニャ 。 新 猫 だって ば ニャ 。
これ を 。
新 猫 に しちゃ ずいぶん 事情 が わかって る ニャ 。
なんで バレ た ニャ ? 知る か !
それ ! ご 褒美 ニャ 。 わかって る 新 猫 ニャ ら 大 歓迎 だ ニャン 。
ほれ ! どうした ニャ り ? 遠慮 はいらん ニャ り 。
じゃ … じゃれ ない と 怪しま れる ニャ 。
《 チッ ! これ も 猫 又 を クリア する ため だ 》
なんか 楽しい って ば ニャ !
ニャン と くら ぁ !
あぁ … チクショウ め !
ニャン ニャン ニャン ニャン 楽しい って ば ニャン !
に … 人間 だ ニャ ! 人間 が 紛れ込んで る ニャ !!
あ ? 何 ニャーニャー 言って る ニャ ?
バカ が ! 行く ぞ 。
あっ ! アイツ ら も 怪しい ニャ り !
曲者 ニャ ! であえ であえ ニャ !!
サ … サスケ ! サクラ ちゃん !
ニャニャニャ ニャニャニャ ニャーニャ ニャニャニャ ニャ !
ニャーニャ ニャニャニャニャー !
わかった って ば よ ! たぶん 帰れ って んだ よ な 。
おとなしく 帰る って ば …。 クソ ! 出直し だって ば よ 。
( みんな ) ニャン ニャン ニャー !
( 警報 )
ずいぶん 物々しい 雰囲気 だ けど 何ごと だ ミィ ?
なんでも 人間 が 紛れ込んで る らしい ニャ 。
人間 だ と !? 近く に いたら オイラ が と っ 捕まえて やる ニャオ !
ナルト の こと だ 。 心配 は いら ない 。
俺 たち は この 混乱 に 乗じて 猫 又 を 探す 。
サクラ は 東 の 塔 から 行け 。 俺 は 西 だ 。
えっ !? 最低 でも ツーマンセル で 行か ない と …。
俺 たち の 侵入 は もう バレ てる 。 時間 の 勝負 だ 。
探索 は 二手 に 分かれた ほう が 早い 。
うん … わかった わ 。
( 猫 又 ) 外 が 騒がしい ニャ 。
ボス ! 人間 だ ニャ 。 人間 が 城 内 に 侵入 した ニャ 。
人間 の 侵入 者 だ と ? 即刻 追い出す の ニャ !!
は はっ … ニャ …。
人間 ? あれ から 7 年 か …。
ふ っ … まさか ニャ …
( 鐘 の 音 )
《 ヘヘヘッ 正面 から の 潜入 が 無理 なら →
忍 らしく 外 から 潜入 だって ば よ 》
《 さくら : 情報 収集 に は 酒場 が いちばん か 》
フウ …。
マタタビーニャ です ニャ 。
あっ … 私 まだ 頼んで ニャイ んです けど …。
あちら の お 客 様 から です ニャ 。
隣 よろしい です か ニャ ?
あっ … はい 。
では お 近づき の しるし に 。
例の もの ニャ 。
これ が うまい ニャ !
ねぇ あなた さ 猫 又 って 猫 知ら ない ?
ああ ボス なら いつも 天守閣 に いる ニャ 。
ありがとう ! これ あげる ニャ 。 ニャ !?
くっ … くっ …。
たっ … たっ … ペットボトル !?
何 だって 猫 が 猫 よけ してん だって ば よ !
ボ … ボス なら 天守閣 に …。
ニャッ !!
《 きっと サスケ 君 も あそこ を 目指して る 》
( 足音 )
( チャイニャ ) アンタ 見慣れ ない 顔 ニャ 。
し … 新 猫 で 。 ( チャイニャ ) ニャ る ほど 。
それ が ボス に 何の 用 ニャ ?
《 しまった … さっき の 話 を 聞か れて る 》
( 猫 の 鳴き声 )
何者 ニャ !
さては 人間 と ともに 侵入 して きた ヤツ だ ニャ ?
ザコ は 引っ込んで ろ ! ザコ ちゃ う ニャ !
ボス の ところ に は 行か せ ない ニャ 。
《 素早い ! 隙 が ある と すれば 着地 の 瞬間 !》
しゃ ~ んに ゃろ ~!
《 なに 今 の !? 確実に ヒット した の に まったく 手応え が ない !
俊 敏 で 柔軟 。
なら 懐 に 入って きた 相手 の 力 を 利用 して !》
《 カウンター 狙い が バレバレ だ ニャ 》
あっ !
きっ … キサマ ! に … 人間 だった ニャ !
ならば もう 手加減 は でき ん ニャ 。
覚悟 ニャ !
うわ ぁ ~!
猫 の 毛 は 水 を はじか ない 。
水 を 含んだ 毛 は 急速に 体温 を 奪って いく わ 。
さ … 寒い ニャ …。
まいった ニャ …。
やられた ニャ …。
ほう ここ まで 乗り込んで くる と は →
坊主 何者 ニャ ?
お前 が 猫 又 か 。
おとなしく 肉 球 を 差し出す なら よし →
さもなくば 痛い 目 を 見る こと に なる ぜ 。
フンニヒヒッ 。
わし に 向かって 啖呵 切る と は いい 度胸 ニャ 。
フッ !
これ は !
( 油 を なめる 音 )
お前 は ?
ウニャー !
ニャー !
ニャー !
~ ニャー ! 写 輪 眼 !
( 鈴 の 音 )
ニャー !
~ 消えろ ! 写 輪 眼 は 幻 術 を 見破る 。 俺 に 幻 術 は 効か ない !
ほ ほう … やる ニャア 。
ならば 力 づく で いく ニャア !
~ シャーッ ! ~ 《 サスケ 君 !》 ~ とどめ ニャ ! ニャッ !?
へばって んじゃ ねぇ ぞ サスケ !
サスケ 君 !
大丈夫 ?
サクラ … ナルト …。
コイツ が 猫 又 か 。 ヘッ ! 真 打ち うずまき ナルト 登場 だって ば よ !
手 ぇ 出す んじゃ ねえ ! え ぇ ~!?
コイツ は 俺 の ノルマ だ 。
それ に … これ で 最後 だ !
よける まで も ない ニャ !
起爆 札 !
俺 が ただ 逃げ回って いる と でも 思って いた か ?
~ ミッション クリア あの とき は アンタ も 貧乏 クジ だった ね 猫 又 。
ニャ ~ に … あの イタチ の 弟 だ から ニャ 。 戦って み たかった ニャ 。
それ に イタチ から の 頼み じゃ 断れ ない ニャ 。
猫 又 : ば … 化 物 ニャ !
( イタチ ) いずれ ここ へ 弟 が やってくる 。
その とき は 全力 で 相手 を して やって ほしい 。
お前 の 力量 ならば 今 の 弟 に 勝ち目 は ない だろう な 。
ニャ ら どうして ニャ !?
( イタチ ) 成長 と は 自分 の 限界 を 超える こと に ある 。
それ に 気づく こと も また 修業
悔しい が サスケ も イタチ の 課題 に みごと 応えた って わけ ニャ 。
ホントだ ねぇ …。
それにしても … あの 仲 の よかった 2 人 が ねぇ …。
( くも じい ) もしもし そこ の あなた 。
たまに は わし ら と 一緒に 空 から 日本 を 眺めて みる
と いう の は どう じゃ ろう ? 楽しい ぞ !
( くも み ) きっと いろんな 発見 が ある はずです よ 。
では そろそろ 出発 じゃ !