NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 9 - 196 - 闇 へ の 疾走
( 水 月 ) こんな へんぴな 所 に →
ずいぶん と 立派な 建物 だ な 。
( 香 燐 ) この 一帯 に 忍 の チャクラ は まったく 感じ ない けど →
調べる の ? ( サスケ ) いや 。
木 ノ 葉 に 向かう 今 →
寄り道 して いる 暇 は ない 。
(( う ぉ ~!!
《 ナルト …》
お前 は どこ まで …。
ナルト ~!
クッ … まだまだ だ !
♪( ナホ )「 せ ん ば 山 に は 狸 が おって さ 」
♪「 それ を 猟師 が 鉄砲 で 撃って さ 」
♪「 煮て さ 焼いて さ 食って さ 」
♪「 それ を 木 の 葉 で ちょいと …」
あっ !
あっ …。
ん ~ くっ …。
う ~。
あぁ っ !
あぁ っ … あっ …。
何 を やって る ! 危うく 死ぬ ところ だ ぞ !
は … 早く 引き上げ ん か !
わらわ を 誰 だ と 思って おる んだ !
チッ 。
こ … この !
誰 だ か 知ら ん が 命 が 惜しければ 気 を つけろ 。
お … お前 名 を なんと 申す ?
サスケ … うち は サスケ だ 。
うち は … サスケ …))
( 綱 手 ) 第 七 班 に 任務 を 言い渡す 。
火 の 国領 内 に 国際 手配 さ れて いる →
忍 ども が 入り込んだ と いう 報告 が あって な 。
やつ ら の 目的 と その 動き を 探って もらい たい 。
と 言い たい ところ だ が …。
うまく いって ない のだろう ? ( カカシ ) は ぁ …。
ナルト は ずっと サスケ を 追いかけて き ました から 。
誰 より も サスケ に 認めて もらい たい ようです 。
一方 で サスケ は ナルト の 成長 スピード を 身近に 感じ →
劣等 感 を 感じて いる 。
ライバル どうし って の は 難しい もん です 。
かつて の 自 来 也 と 大 蛇 丸 の ような 関係 か …。
しかたない … 2 人 の 頭 を 冷やす 意味 で →
この 任務 は お前 と サスケ の 2 名 で 当たれ 。
では ナルト と サクラ は ?
ちょうど あの 2 人 向け の 子守 の 任務 が ある 。
子守 ?
( 綱 手 ) と いう こと で お前たち の 任務 は 要人 の 警護 だ 。
( ナルト ) 任せろ って ば よ ! んで ?
その 護衛 する 人 って の は … どこ に いんだ ?
あぁ … 紹介 が まだ だった な 。
ナホ さん だ 。 ナホ じゃ 。
(2 人 ) えっ !? 護衛 する の って …。
( 綱 手 ) この 娘 さん だ 。 え ぇ ~!?
護衛 って いったら 偉い 人 と か じゃ ねえ の かよ ~!
なん じゃ ! この 無礼な チビ は !
お前 の ほう が チビ だ ろ っ !
ナルト 口 を つつしめ !
ナホ さん は 大名 の 親戚 に 当たる お方 だ 。
で 火影 殿 。
まさか わらわ の 護衛 と いう の は ?
この 者 たち に なり ます 。
この 者 たち で は 心もとない 。
うち は サスケ を 呼んで まいれ !
申し訳 あり ませ ん が サスケ は 別の 任務 に 出て おり ます 。
そんな 任務 こや つ に やら せれば よかろう 。
サスケ を ここ へ 。
この 者 たち も れっきとした 木 ノ 葉 の 忍 です 。 ご 安心 を 。
この わらわ が 頼んで いる のだ ぞ !
何 な んだ よ こいつ … サスケ サスケ って 。
( サクラ ) 知り合い かしら ?
そういう こと だ ナルト サクラ !
ナホ 様 は 領地 視察 の ため →
今日 中 に シズメ 村 に 行か ねば なら ん 。
可及的 速やかに 今 すぐ ! とっとと !
ナホ 様 を お 連れ しろ !
もし 何 か あったら その とき は …。
(2 人 ) は … はい …。
サスケ …。
まっ 任務 じゃあ しかた ねえ 。
でも やる からに は きっちり 送り届けて やる って ば よ !
フンッ ! お前たち で は 安心 でき ぬ 。
嫌じゃ ! わらわ は サスケ と で なければ →
どこ に も 行か ん ! ( サクラ ) でも サスケ 君 は →
別の 任務 で 当分 戻って こ ない って 聞いた でしょ 。
それ なら 帰って くる まで 待つ 。 は ぁ ?
視察 は どう すんだ って ば よ 。
わざわざ 行か なくて も よい 。 いい わけ ない でしょ …。
つうか なんで サスケ じゃ ない と 駄目な んだ ?
サスケ は わらわ の 命 の 恩人 だ から じゃ …。
サスケ が い なかったら わらわ は 死んで おった のじゃ 。
しかも あやつ は …。
わらわ を 大名 の 親戚 で は なく →
1 人 の 女 と して 見て くれた のじゃ …。
ないない 。
サスケ は お前たち なんか より も ず ~ っと 頼り に なる !
とにかく わらわ は サスケ と 一緒で ない と 行か ぬ ! フンッ 。
ねえ どう す ん の よ ?
この 子 今日 中 に シズメ 村 に 連れて 行か なくちゃ なん ない の よ 。
んな こと 言った って よ …。
(( もし 何 か あったら その とき は …))
ナホ お前 は この 俺 が 必ず 守る !
うん っ ! やっぱり サスケ は 頼もしい のう 。
フフッ …。 ちょっと !
もっと サスケ 君 らしく し なさい よ 。
大丈夫 だって ば よ 。 だから そういう こと し ないで !
もし ナホ ちゃん に バレ て →
里 に 戻る なんて 言い出さ れたら 大変な んだ から ね 。
わかって る って 。 ふだん の サスケ が どんな か なんて →
こいつ に は わから ねえ って ば よ 。
さっき から なに コソコソ 話して いる のだ ?
わら わに は 聞か せ られ ない こと か ?
うるさい ! 黙れ !
サスケ … う ぅ …。
も ~ っ ! なに イライラ して しゃべって ん の よ 。
だって サスケ の 話し 方 なんて こんな もん だって ば よ 。
その クール な ところ が 乙女 心 を くすぐる のう !
そ そう ? クール と おし なさい よ !
たく …。
《 でも 考えて みれば 最近 の サスケ 君 →
なんか 思いつめて る ような …》
(( ありがとう サスケ 君 。
今回 も サスケ 君 が 砂 の 手 から 助けて くれた んでしょう 。
いや お前 を 助けた の は ナルト だ よ ))
あの バカ 面 だけ じゃ 心配だった から な 。
サスケ が 来て くれて 嬉しい ぞ 。 バカ 面 ?
って 俺 の こと か よ コンチクショウ !
何で サスケ ばっかり こう モテ る ん だって ば よ 。
サスケ どうかした の か ? なんでもない 。
どうかした か ? いや なんか 悪寒 が …。
俺 たち の 任務 は 国際 手配 犯 の 動向 を 探る こと だ 。
気 を 抜く な よ 。 あぁ 。
シズメ 村 って の は まだ な の か ?
この 森 を 抜けた ところ らしい わ 。
もう すぐだ な 。 サスケ …。
眠って いれば かわいい 女の子 な のに ね 。
この 子 に とって は サスケ は ヒーロー な んだ な 。
そう みたい ね 。
ずいぶん 手薄だ な 。
どうやら やつ ら は 出かけて いる ようだ 。
問題 は どこ に 行った か だ が …。
こいつ は … 誘拐 計画 か 。
シズメ 村 近く で 襲撃 する らしい 。
ターゲット は 大名 の 親戚 に あたる 娘 ナホ 。
この 娘 …。
なんだ お前 ら !
ナホ ちょっと 降りて て くん ねえ か 。
何事 じゃ !?
( サダイ ) どけ お前たち に 用 は ない 。
なんだ と !? ターゲット 確認 。
その 娘 を 渡して もらおう か 。
お前たち なんか に 渡す わけ ねえ だ ろ 。
そう じゃ サスケ ! あんな 連中 →
ケチョンケチョン の ギッタンギッタン に して しまえ !
わかって る って ば … だ ぜ ! サクラ ちゃん ナホ を 頼む !
多重 影 分身 の 術 。
な なんだ !? わ ぁ サスケ が いっぱいだ !
いく ぞ ! サスケパンチ !
サスケ かっこいい ! サスケ キック !
すてき ! サスケチョップ チョップ チョップ !
しびれる !
やれやれ 。
土 遁 土石流 !
あぁ ! 心配 す ん なって いく ぞ !
うずまき !
じゃ なくて … 獅子 連 弾 !
やった ~! あぁ …。
これ しき の 術 私 に は 効か ない 。 しつけ え な 。
サスケ ! そんな やつ やっつけちゃ え !
ナホ ちゃん 危ない から 下がって !
今度 こそ 起き上がれ なく して やる って ば よ 。
くらえ ! 螺旋 丸 !
シャー ! どう だ !
かっこよかった だ ろ ナホ サクラ ちゃん 。
サスケ … 助けて 。
ナホ !
抵抗 すれば その 娘 の 命 は あり ませ ん よ 。
お前 ! 効か ない んです よ 。
術 自体 も 未熟で は ね 。
なんだ と !
おや 。 サスケ …。
サスケ … じゃ なかった 。
サスケ 助けて !
サスケ !!
( パックン ) 忍 ども の 足跡 を 追って きた が …。
匂い が 混ざ っと る 。
どうやら ここ で や つら は ナルト たち と やりあった らしい な 。
ひと 足 遅かった か 。
なんで この 任務 に ナルト が 関係 ある ?
ナルト と サクラ は 今 あの ナホ と いう 娘 の 護衛 任務 に ついて いる 。
なんだ と !? 姿 が ない と いう こと は →
連れ 去ら れた か 。 まずい 状況 だ な 。
口 寄せ の 術 。
時間 が ない サスケ お前 に は パックン を 預ける 。
手分け して 探す ぞ 。 わかった 。
娘 は カネ に なる が 忍 たち は 始末 して も よかった んじゃ 。
相手 も 忍 だ 。 人質 は 多い に 越した こと は ない 。
やい やい ! こんな こと しや が って !
覚えて ろ よ こら !
印 が 結べ ぬ 忍 など 恐 る る に 足ら ん 。
みて ろ よ !
こら よさ ない か !
印 が 結べ なく たって !
あっ !
ナホ 逃げろ !
ナホ !
逃がし ませ ん よ 。 くっ …。
悪い 子 に は お 仕置 き が 必要です か ねぇ 。
サスケ … 助けて サスケ !
無駄です よ 。 誰 も 助け に など 来 ませ ん 。
( サクラ ) サスケ 君 ! サスケ !
ほう … やり ます ね 。 あなた が 本物 って わけです か 。
本物 ?
そこ の ガキ が あなた に 化けて い ました から 。
なんだ と ! お前 が おせ ぇ から だ ろ !
小 娘 助け に 来た ぞ 。 パックン !
その 坊や は なかなか いい 戦い を して いた が →
あなた は どう です か ね ?
見せて やる よ 今 すぐな !
《 速い 》
サスケ 君 ! 早く 切って くれ って ば よ !
急か さ なくて も やっ とる わ い !
まだ 切れ ねえ の か ! やっ とる わ い !
ずいぶん タフだ な 。
あの 程度 の 攻撃 私 に は 効き ませ ん よ 。
なら これ で どう だ 。
火 遁 豪 火 球 の 術 !
サスケ !
フフフフ …。
やっぱり いけ ませ ん ねぇ 。
これ が ある と 衝撃 に は 強い んです が 。
やはり 本来 の 姿 の ほう が 身軽です ね 。
なんて やつ ! 土 遁 で 身 を 守って いた の !?
そう か ! だ から あの とき 螺旋 丸 も !
では 改めて お 相手 の ほど よろしく 。
《 消えた !?》
まるで 止まって いる ようだ 。 これ で は 相手 に なり ませ ん なぁ 。
サスケ ! 今 いく って ば よ !
来る な ! こいつ は 俺 が やる !
ほう … 写 輪 眼 。 うち は 一族 の 者 か 。
写 輪 眼 を 知っている の か ?
我ら は 代々 雇い主 を 転々 と する 流れ の 忍 。
先 の 大戦 で は うち は 一族 の 者 たち と も →
やりあった ので ねぇ 。
あ そう いえば うち は イタチ と いう 男 が →
木 ノ 葉 を 裏切り 一族 を 皆殺し に した と 噂 に 聞き ました が 。
皆殺し に さ れた うち は に まだ 生き残り がいたん です ねぇ 。
それとも 殺す 価値 も なかった んでしょう か ?
(( イタチ : 貴 様 など 殺す 価値 も ない 。
今 お前 など に 興味 は ない 。
ナルト 君 を 連れて 行く の が →
我が 組織 暁 から 下された 我々 へ の 至上 命令 ))
黙れ !!
おや 図星 を 指さ れて 逆 ギレ です か 。
だから あなた は …。 う お ~ っ !
愚かな 。
なに っ !?
おい サスケ 。 もう いい加減に しろ って 。
お前 俺 に 指図 する つもりな の か ? 調子 に のる な よ 。
サスケ 怖い 。
( サダイ ) もう 許して くれ !
カカシ ! カカシ 先生 !
それ ぐらい に して おけ 。
こいつ ら に は 聞く こと が 山ほど ある から な 。
おい 。
先 に 里 に 戻る 。
まったく …。
サスケ …。 ごめん な 。
あいつ 今 いろいろ 悩 ん じ まって て さ 。
でも 本当 は いい やつ な んだ 。 許して やって くれ って ば よ 。
うん 。 あり が と な 。
いつか また 元 に 戻ったら 一緒に 会い に 行く って ば よ 。
《 サスケ 必ず お前 を …》
( くも じい ) もしもし そこ の あなた 。
たまに は 空 から →
日本 を 眺めて みる と いう の は どう じゃ ろう ?
今回 は 大 都会 の 川 の 上 を 飛ぶ ぞ 。
東京 の 渋谷 川 に 大阪 の 道 頓堀 川 。
豪華 2 本 立て じゃ ! ( くも み ) へ ぇ 。
いつも の ように 不思議な 景色 も いっぱいじゃ 。
何 この ビル 。
キャー かわいい 。