浦島 太郎
うらしま|たろう
Urashima|Taro
Urashima|
Taro Urashima
우라시마 타로
Taro Urashima
Taro Urashima
Таро Урашима
浦岛太郎
浦島太郎
ある ところ に 浦島 太郎 と いう 心 の 優しい 人 が 住んで いました 。
|||うらしま|たろう|||こころ||やさしい|じん||すんで|
In a certain place there lived a kind-hearted man named Urashima Taro.
ある 日 、 海 に 釣り に 行く と 、 浜辺 で 亀 を イジメ て いる 子供 たち が いました 。
|ひ|うみ||つり||いく||はまべ||かめ|||||こども|||
||||la pêche||||plage||||||||||
||||||||||||bullying|||children|||
One day, when I went fishing at the beach, I saw children bullying turtles on the beach.
棒 で つついたり 、 石 を 投げたり しています 。
ぼう|||いし||なげたり|して います
un bâton|||pierre||throwing|je fais
||tapped at|||throwing|
I'm sticking with sticks and throwing stones.
浦島 太郎 は 、 亀 を かわいそうに 思って 「 こら こら 、 子供 たち 、 亀 が かわいそう だろう 。
うらしま|たろう||かめ|||おもって|||こども||かめ|||
|||||||||||||poor thing|
Urashima Taro felt sorry for the turtle and said, "Here, children, I feel sorry for the turtle.
海 に 放して あげなさい 。
うみ||はなして|あげ なさい
||let go|
Let it go to the sea.
」 と 言って 、 亀 を 助けて あげました 。しばらくして 、 浦島 太郎 は また 海 に 釣り に 出かけました 。
|いって|かめ||たすけて||しばらく して|うらしま|たろう|||うみ||つり||でかけました
||||aider||un moment plus tard|||||||à la pêche||
I helped the turtle. After a while, Taro Urashima went fishing in the sea again.
すると 、 海 の 中 から あの とき の 亀 が 出てきて 、 こう 言いました 。
|うみ||なか|||||かめ||でて きて||いいました
||||||à ce moment|||||de cette façon|a dit
||||||||||came out||
Then, the turtle of that time came out from the sea and said,
「 私 は 、 あの とき 、 浜辺 で 助けて もらった 亀 です 。
わたくし||||はまべ||たすけて||かめ|
||||||aider|||
"I was a turtle who helped me on the beach at that time.
ぜひ 恩返し が したい ので 、 私 の 背中 に 乗って ください 。
|おんがえし||||わたくし||せなか||のって|
|||||||dos|||
I would love to give back, so please ride on my back.
竜宮 城 に ご案内 します 。
りゅうぐう|しろ||ご あんない|
Dragon Palace|||guidance|
We will guide you to Ryugu Castle.
」 浦島 太郎 は 、 亀 の 背中 に 乗りました 。
うらしま|たろう||かめ||せなか||のりました
|||||||got on
Urashima Taro got on the back of the turtle.
すると 、 亀 は 、 海 の 中 を 進んで 、 浦島 太郎 を 海 の 中 に ある 立派な お 城 、 竜宮 城 に 連れて 行ってくれました 。竜宮 城 で は 、 美しい お姫様 が 出てきて 、 こう 言いました 。
|かめ||うみ||なか||すすんで|うらしま|たろう||うみ||なか|||りっぱな||しろ|りゅうぐう|しろ||つれて|おこなって くれました|りゅうぐう|しろ|||うつくしい|おひめさま||でて きて||いいました
|||||||avançant||||||||||||||||||||||||||
|||||||||||||||||||||||took him||||||||||
Then, the turtle went through the sea and took Taro Urashima to Ryugu Castle, a magnificent castle in the sea. At Ryugu Castle, a beautiful princess came out and said:
「 私 は 、 乙姫 と 申します 。
わたくし||おつひめ||もうします
||Princess Oto||am called
"My name is Otohime.
この 度 は 、 亀 を 助けて くださって ありがとう ございます 。
|たび||かめ||たすけて|||
Thank you for helping the turtle.
ぜひ 、 ここ で ゆっくり と 楽しんで いって ください 。
|||||たのしんで||
|||||enjoy||
Please enjoy yourself here slowly.
」 毎日 の ように ごちそう が 出さ れ 、 魚 たち が 歌 や 踊り を 披露 してくれました 。
まいにち||よう に|||ださ||ぎょ|||うた||おどり||ひろう|して くれました
|||||was served|||||||||showed off|performed for us
The feast was served almost every day, and the fish performed songs and dances.
浦島 太郎 は 、 そこ で 乙姫 様 と 楽しい 時間 を 過ごしました 。
うらしま|たろう||||おつひめ|さま||たのしい|じかん||すごしました
|||||||||||spent time
Urashima Taro had a good time there with Otohime-sama.
しかし 、 しばらく する と 、 浦島 太郎 は 、 だんだん 自分 の 住んでいた 村 が 懐かしくなって きました 。
||||うらしま|たろう|||じぶん||すんで いた|むら||なつかしく なって|
|||||||||||||nostalgic|
However, after a while, Taro Urashima gradually became nostalgic for the village in which he lived.
「 ああ 、 私 の 友達 や お母さん 、 お父さん は どうしている だろう ?
|わたくし||ともだち||お かあさん|お とうさん||どうして いる|
||||||father||how are|
"Oh, what are my friends, moms, and dads doing?
そろそろ 帰りたい な 。
|かえりたい|
|want to go home|
I want to go home soon.
」 そこ で 、 乙姫 様 に 相談 しました 。
||おつひめ|さま||そうだん|
There, I consulted with Mr. Otohime.
「 ここ で 毎日 、 とても 楽しく 過ご させて いただきました 。
||まいにち||たのしく|すご|さ せて|
|||||spent||
"I had a very good time here every day.
ありがとう ございます 。
Thank you very much.
でも 、 そろそろ 自分 の 家 に 帰りたい のです 。
||じぶん||いえ||かえりたい|
But I want to go home soon.
」 乙姫 様 は 、 寂し そうに こう 言いました 。
おつひめ|さま||さびし|そう に||いいました
|||lonely|||
Otohime-sama said, lonely.
「 そう です か 、 わかりました 。
"Yes, I understand.
それでは 、 おみやげ を お渡し します 。
|||お わたし|
|||will give|
Then, I will give you a souvenir.
これ は 、 玉手箱 と 言います 。
||たまて はこ||いいます
||treasure box||
This is called Tamatebako.
けっして 、 開けて は いけません よ 。
|あけて|||
never|||must not|
You should never open it.
」 浦島 太郎 は 、 また 亀 の 背中 に 乗って 、 海 の 中 を 通り 、 元 の 浜辺 に 帰りました 。
うらしま|たろう|||かめ||せなか||のって|うみ||なか||とおり|もと||はまべ||かえりました
Urashima Taro also rode on the back of the turtle, passed through the sea, and returned to the original beach.
ところが 、 なに か へんです 。
|||へん です
|||strange
However, something is wrong.
今 まで の 浜辺 と は 様子 が 違っています 。
いま|||はまべ|||ようす||ちがって います
||||||||different
The situation is different from the beaches up until now.
だれ も 知っている 人 が いません 。
||しっている|じん||いま せ ん
No one knows.
「 おかしい な 。
" that's strange .
私 の 知っている 人 も いない し 、 私 を 知っている 人 も いない 。
わたくし||しっている|じん||||わたくし||しっている|じん||
No one knows me, no one knows me.
ひとりぼっち だ 。
all alone|
I'm alone.
」 とても さびしくなった 浦島 太郎 は 、 乙姫様 から もらった 玉手箱 を 手 に 取りました 。
|さびしく なった|うらしま|たろう||おつひめ さま|||たまて はこ||て||とりました
|became very lonely||||princess|||||||picked up
Urashima Taro, who became very lonely, picked up the Tamatebako that Otohime-sama gave him.
「 この 箱 の 中 に なに か 入っている かも しれ ない 。
|はこ||なか||||はいって いる|||
"There may be something in this box.
」 浦島 太郎 は 、 乙姫 様 の 言った こと を 忘れて 、 箱 を あけて しまい ました 。する と 、 箱 の 中 から 白い 煙 が も くもく と 出てきて 、 浦島 太郎 は 、 あっと いう 間 に 白髪 だらけ で しわだらけ の おじいさん に なって しまいました 。
うらしま|たろう||おつひめ|さま||いった|||わすれて|はこ|||||||はこ||なか||しろい|けむり|||くも く||でて きて|うらしま|たろう||||あいだ||しらが|||しわ だらけ||お じいさん|||
||||||||||||opened|||||||||||||billowing|||||||||||||full of wrinkles|||||
Taro Urashima forgot what Otohime-sama said and opened the box. Then, white smoke came out of the box, and Taro Urashima quickly became a wrinkled grandfather full of white hair.
浦島 太郎 が 竜宮 城 で 過ごした 、 あっという間 の 時間 は 、 人間 の 世界 で は とても 長い 長い 時間 だった のでした 。
うらしま|たろう||りゅうぐう|しろ||すごした|あっというま||じかん||にんげん||せかい||||ながい|ながい|じかん||
The time that Taro Urashima spent at Ryugu Castle was very long and long in the human world.
おしまい 。
The end.