三 姉妹 探偵 団 (2) Chapter 05 (2)
みっ|しまい|たんてい|だん|chapter
── 国友 が 、 夕 里子 を ここ へ 連れて 来た のである 。
くにとも||ゆう|さとご||||つれて|きた|
「 だから 用心 して あげ なきゃ いけない 」
と 、 国友 は 言った 。
|ようじん||||||くにとも||いった
"That's why I have to take precautions," Kunitomo said.
「 たぶん ── 綾子 君 は 、 黒木 が 殺さ れた とき の こと で 、 何 か を 知って る んだ 」
「 何も 言って なかった わ 」
と 夕 里子 が 首 を 振る 。
|あやこ|きみ||くろき||ころさ||||||なん|||しって|||なにも|いって||||ゆう|さとご||くび||ふる
"Perhaps ─ ─ Ayako knows something when Kuroki was killed," said Yuriko Yukari, "I did not say anything."
「 うん 。
── しかし 、 見て いて も 、 それ が 何 を 意味 する の か 、 気付か ない こと が ある 」
「 お 姉さん なら 、 あり 得る わ ね 」
と 、 夕 里子 は 微笑んだ 。
|みて|||||なん||いみ||||きづか||||||ねえさん|||える||||ゆう|さとご||ほおえんだ
─ ─ However, even if you look at it, there is something you do not notice what it means. "" If you are an older sister, it will be possible, "Yuriko smiled.
「 それとも ──」
「 お 姉さん が 知っている と 、 犯人 の 方 で 思い込んで いる こと も ある わ ね 」
「 その 通り だ 」
国友 は 真剣な 表情 で 、「 いずれ に して も 、 綾子 君 は 充分に 気 を 付け なきゃ いけない 。
||ねえさん||しっている||はんにん||かた||おもいこんで||||||||とおり||くにとも||しんけんな|ひょうじょう||||||あやこ|きみ||じゅうぶんに|き||つけ||
"Or maybe ─ ─" "There are things that the culprit is convinced of when the elder sister knows." "That's right." Kunitomo has a serious expression, "Either way, Ayako is enough You have to be careful.
警官 でも つけて あげ られる と いい んだ が ……」
「 予算 が ない ?
けいかん|||||||||よさん||
I hope the policeman can put it on ... ... "Is there no budget?
」
「 許可 が 下り ない んだ 。
きょか||くだり||
"I do not get permission.
さっき 電話 して みた が ね 」
国友 は 苦い 顔 で 、「 頭 の 固い の ばっかり なんだ から !
|でんわ|||||くにとも||にがい|かお||あたま||かたい||||
I tried calling earlier. "Kunitomo is a bitter face," It's hard from the head!
」
「 私 と 珠美 で 、 何 か 考える わ 。
わたくし||たまみ||なん||かんがえる|
大丈夫 」
「 君 に 任せ とくと 、 もっと 危 い 」
「 失礼 ねえ !
だいじょうぶ|きみ||まかせ|||き||しつれい|
It's okay. "" Leaving it to you, it is more dangerous "" Impolite!
」
と 、 夕 里子 は 笑い ながら 国友 を にらんだ 。
|ゆう|さとご||わらい||くにとも||
「 ドア の 方 は 、 今日 中 って わけ に いか ない ようだ けど 、 明日 に は 新しい の を 取り付け させる よ 。
どあ||かた||きょう|なか||||||||あした|||あたらしい|||とりつけ|さ せる|
"The door seems not to go through today, but tomorrow I will install a new one.
こっち から も 、 少し おど かし とく 」
「 よろしく 。
|||すこし||||
From here on, it will be a bit nervous "" Nice to meet you.
── 今夜 は 、 それ じゃ どこ か 安い ホテル に でも 泊ろう か な 」
「 そう する と いい 。
こんや||||||やすい|ほてる|||とまろう||||||
─ ─ Tonight, I'd rather stay somewhere cheap hotel. "" You should do so.
現場 は 一晩 、 警官 を 立た せて おく から 、 泥棒 の 入る 心配 は ない よ 」
「 珠美 と 相談 する わ 」
と 言って 、 夕 里子 は 顔 を しかめて 、「 でも 、 あの 子 ケチ だ から ……」
と たんに 頭 の 上 から 、
「 ケチ で 悪かった わ ね !
げんば||ひとばん|けいかん||たた||||どろぼう||はいる|しんぱい||||たまみ||そうだん||||いって|ゆう|さとご||かお|||||こ||||||あたま||うえ||||わるかった||
」
と 、 声 が 降って 来た 。
|こえ||ふって|きた
「 あら 、 珠美 、 来て た の ?
|たまみ|きて||
」
「 フン だ 。
ふん|
── ここ の コーヒー 代 は 誰 が 払う の ?
||こーひー|だい||だれ||はらう|
会計 係 と して は 、 むだな 出費 を ──」
「 君 も 何 か 飲んだら ?
かいけい|かかり|||||しゅっぴ||きみ||なん||のんだら
」
と 、 国友 が 言った 。
|くにとも||いった
「 ここ は もちろん 僕 の おごり だ よ 」
「 それ じゃ 遠慮 なく 」
珠美 は さっさと 隣 の テーブル に ついて 、
「 入って らっしゃい よ !
|||ぼく|||||||えんりょ||たまみ|||となり||てーぶる|||はいって||
"It's my treat, of course." "No wonder it's it." Tsumi quickly followed the table next to him, "Come in!
好きな もの おごって くれる って !
すきな||||
You treat me as you like!
」
店 の 入口 の 方 へ 声 を かける と 、 綾子 と 、 片瀬 敦子 が 入って 来た 。
てん||いりぐち||かた||こえ||||あやこ||かたせ|あつこ||はいって|きた
「 敦子 !
あつこ
どうした の ?
」
夕 里子 が 目 を 丸く する 。
ゆう|さとご||め||まるく|
「 TV で ニュース 見て 、 飛んで 来た の よ 。
tv||にゅーす|みて|とんで|きた||
でも …… 私 まで 、 いい の か な ?
|わたくし|||||
But ... until me, is it okay?
」
「 構わ ない よ 」
国友 は 、 笑顔 で 言い ながら 、 この 店 で 一 番 高い もの でも 五百 円 だ から ── と 頭 の 中 で 計算 して いた 。
かまわ|||くにとも||えがお||いい|||てん||ひと|ばん|たかい|||ごひゃく|えん||||あたま||なか||けいさん||
「── ねえ 、 どこ の ホテル に 泊る ?
|||ほてる||とまる
」
と 、 チョコレートパフェ を 食べ ながら 、 珠美 が 言った 。
|||たべ||たまみ||いった
「 あら 、 珍しい の ね 」
「 だって 、 せっかく の チャンス だ もん 。
|めずらしい||||||ちゃんす||
"Oh, it's unusual," "Because it's a great opportunity.
私 の 小づかい で 出す わけじゃ ないし さ 」
「 請求 書 が 回って 来 ない だろう ね 」
と 、 国友 は 笑い ながら 言った 。
わたくし||こづかい||だす||||せいきゅう|しょ||まわって|らい|||||くにとも||わらい||いった
"My invitation will not come around," she said with a laugh.
「 いい の 、 たまに は 」
と 、 珠美 は 言った 。
|||||たまみ||いった
「 私 、 夜中 に ルーム サービス で 夜食 を 取って み たかった んだ !
わたくし|よなか||るーむ|さーびす||やしょく||とって|||
"I wanted to take a late night snack in the room service in the middle of the night!
」
。