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Aozora Bunko imports, 白雪姫 (1)

白雪姫 (1)

白雪 姫

グリム

菊池 寛 訳

むかし むかし 、 冬 の さなか の こと でした 。 雪 が 、 鳥 の 羽 の ように 、 ヒラヒラ と 天から ふって いました とき に 、 ひと り の 女王 さま が 、 こく たん の わく の はまった 窓 の ところ に すわって 、 ぬいもの を して おいでになりました 。 女王 さま は 、 ぬいもの を し ながら 、 雪 を ながめて おいでになりました が 、 チクリ と ゆび を 針 で お さし に なりました 。 すると 、 雪 の つもった 中 に 、 ポタポタポタ と 三 滴 の 血 が おちました 。 まっ白い 雪 の 中 で 、 その まっ赤 な 血 の 色 が 、たいへん きれいに 見えた もの です から 、 女王 さま は ひと り で 、 こんな こと を お 考え に なりました 。 「 どうかして 、 わたし は 、 雪 の ように から だ が 白く 、 血 の ように 赤い うつくしい ほっぺた を もち 、 この こく たん の わく の ように 黒い 髪 を した 子 が ほしい もの だ 。」 と 。 それ から 、 すこし たち まして 、 女王 さま は 、 ひと り の お姫さま を お うみ に なりました が 、 その お姫さま は 色 が 雪 の ように 白く 、 ほお は 血 の ように 赤く 、 髪 の 毛 は こく たん の ように 黒く つや が ありました 。 それ で 、 名 も 白雪 姫 と お つけ に なりました 。 けれども 、 女王 さま は 、 この お姫さま が おう まれに なります と 、 すぐ お なくなり に なりました 。 一 年 以上 たちます と 、 王さま は あと が わり の 女王 さま を お もらい に なりました 。 その 女王 さま は うつくしい かた でした が 、たいへん うぬぼれ が 強く 、 わがままな かた で 、 じぶん より も ほか の 人 が すこし でも うつくしい と 、 じっと して は いられ ない かた で ありました 。 ところが 、 この 女王 さま は 、 まえ から 一 つ の ふしぎな 鏡 を 持って おいでになりました 。 その 鏡 を ごらん に なる とき は 、 いつでも 、 こう おっしゃる のでした 。

「 鏡 や 、 鏡 、 壁 に かかって いる 鏡 よ 。 国 じゅう で 、 だれ が いちばん うつくしい か 、 いって おくれ 。」

すると 、 鏡 は いつも こう 答えて いました 。 「 女王 さま 、 あなた こそ 、 お国 で いちばん うつくしい 。」

それ を きいて 、 女王 さま は ご 安心 なさる のでした 。 と いう の は 、 この 鏡 は 、 うそ を いわ ない と いう こと を 、 女王 さま は 、 よく 知っていられた から です 。 その うち に 、 白雪 姫 は 、 大きく なる に つれて 、 だんだん うつくしく なって きました 。 お姫さま が 、 ちょうど 七 つ に なら れた とき に は 、 青々 と 晴れた 日 の ように 、 うつくしく なって 、 女 王さま より も 、 ずっと うつくしく なりました 。 ある 日 、 女王 さま は 、 鏡 の 前 に いって 、 お たずね に なりました 。 「 鏡 や 、 鏡 、 壁 に かかって いる 鏡 よ 。 国 じゅう で 、 だれ が いちばん うつくしい か 、 いって おくれ 。」

すると 、 鏡 は 答えて い いました 。 「 女王 さま 、 ここ で は 、 あなた が いちばん うつくしい 。 けれども 、 白雪 姫 は 、 千 ばい も うつくしい 。」

女王 さま は 、 この こと を お きき に なる と 、 びっくり して 、 ねたましく なって 、 顔色 を 黄いろく したり 、 青く したり なさいました 。 さて 、 それ から と いう もの は 、 女王 さま は 、 白雪 姫 を ごらん に なる たび ごと に 、 ひどく いじめる ように なりました 。 そして 、 ねたみ と 、 こうまん と が 、 野原 の 草 が いっぱい はびこる ように 、 女王 さま の 、 心 の 中 に だんだん と はびこって きました ので 、 いまでは 夜 も ひる も 、 もう じっと して は いられ なく なりました 。 そこ で 、 女王 さま は 、 ひと り の かり うど を じぶん の ところ に および に なって 、 こう いいつけられました 。 「 あの 子 を 、 森 の 中 に つれて いって おくれ 。 わたし は 、 もう あの 子 を 、 二どと 見 たく ない んだ から 。 だが 、 おまえ は あの 子 を ころして 、 その しょうこ に 、 あの 子 の 血 を 、 この ハンケチ に つけて こ なければ なりません 。」 かり うど は 、 その おおせ に したがって 、 白雪 姫 を 森 の 中 へ つれて いきました 。 かり うど が 、 狩り に つかう 刀 を ぬいて 、 なにも 知ら ない 白雪 姫 の 胸 を つきさそう と します と 、 お姫さま は 泣いて 、 おっしゃいました 。 「 ああ 、 かり うど さん 、 わたし を 助けて ちょうだい 。 そのかわり 、 わたし は 森 の おく の 方 に は いって いって 、 もう 家 に は けっして かえら ない から 。」 これ を きく と 、 かり う ども 、 お姫さま が あまりに うつくしかった ので 、 かわいそうに なって しまって 、「 じゃあ 、 はやく お にげ なさい 。 かわいそうな お 子 さま だ 。」 と いいました 。 「 きっと 、 けもの が 、 すぐ でて きて 、 くい ころして しまう だろう 。」 と 、 心 の うち で 思いました が 、 お姫さま を ころさ ないで すんだ ので 、 胸 の 上 から おもい 石 でも とれた ように 、 らくな 気 もち に なりました 。 ちょうど その とき 、 イノシシ の 子 が 、 むこう から とびだして きました ので 、 かり うど は それ を ころして 、 その 血 を ハンケチ に つけて 、 お姫さま を ころした しょうこ に 、 女王 さま の ところ に 持っていきました 。 女王 さま は 、 それ を ごらん に なって 、 すっかり 安心 して 、 白雪 姫 は 死んだ もの と 思って いました 。 さて 、 かわいそうな お姫さま は 、 大きな 森 の 中 で 、 たった ひとりぼっち に なって しまって 、 こわくって たまら ず 、 いろいろな 木 の 葉っぱ を 見て も 、 どうして よい の か 、 わから ない くらい でした 。 お姫さま は 、 とにかく かけだして 、 とがった 石 の 上 を とびこえたり 、 イバラ の 中 を つきぬけたり して 、 森 の おく の 方 へ と すすんで いきました 。 ところが 、 けだもの は そば を かけ すぎます けれども 、 すこしも お姫さま を きずつけよう と は しません でした 。 白雪 姫 は 、 足 の つづく かぎり 走り つづけて 、 とうとう ゆうがた に なる ころ に 、 一 軒 の 小さな 家 を 見つけました ので 、 つか れ を 休めよう と 思って 、 その 中 に はいりました 。 その 家 の 中 に ある もの は 、 なんでも みんな 小さい もの ばかり でした が 、 なんとも いい よう が ない くらい りっぱで 、 きよらかでした 。 その へや の まん 中 に は 、 ひと つ の 白い 布 を かけた テーブル が あって 、 その 上 に は 、 七 つ の 小さな お 皿 が あって 、 また その 一つ一つ に は 、 さじ に 、 ナイフ に 、 フォーク が つけて あって 、 なお そのほか に 、 七 つ の 小さな お さかずき が おいて ありました 。 そして 、 また 壁 ぎ わ の ところ に は 、 七 つ の 小さな 寝どこ が 、 すこし あいだ を おいて 、 じゅんじゅん に ならんで 、 その 上 に は 、 みんな 雪 の ように 白い 麻 の 敷布 が しいて ありました 。 白雪 姫 は 、たいへん おなか が すいて 、 おまけに のど も かわいて いました から 、 一つ一つ の お 皿 から 、 すこしずつ やさい の スープ と パン を たべ 、 それ から 、 一つ一つ の お さかずき から 、 一 滴 ずつ ブドウ 酒 を のみました 。 それ は 、 一 つ ところ の を 、 みんな たべて しまう の は 、 わるい と 思った から でした 。 それ が 、 すんで しまう と 、 こんど は 、たいへん つかれて いました から 、 ねよう と 思って 、 一 つ の 寝どこ に は いって みました 。 けれども 、 どれ も これ も ちょうど うまく からだ に あいません でした 。 長 すぎたり 、 短 すぎたり しました が 、 いちばん おしまい に 、 七 ばん め の 寝どこ が 、 やっと からだ に あいました 。 それ で 、 その 寝どこ に は いって 、 神さま に おい のり を して 、 そのまま グッスリ ねむって しまいました 。 日 が くれて 、 あたり が まっくらに なった とき に 、 この 小さな 家 の 主人 たち が かえって きました 。 その 主人 たち と いう の は 、 七 人 の 小人 で ありました 。 この 小人 たち は 、 毎日 、 山 の 中 に はいりこんで 、 金 や 銀 の はいった 石 を さがして 、 よりわけたり 、 ほりだしたり する の が 、 しごと で ありました 。 小人 は じぶん たち の 七 つ の ランプ に 火 を つけました 。 すると 、 家 の 中 が パッと あかるく なります と 、 だれ か が 、 その 中 に いる と いう こと が わかりました 。 それ は 、 小人 たち が 家 を でかけた とき の ように 、 いろいろの もの が 、 ちゃんと おいて なかった から でした 。 第 一 の 小人 が 、 まず 口 を ひらいて 、 いいました 。 「 だれ か 、 わし の いす に 腰 を かけた 者 が ある ぞ 。」 する と 、 第 二 の 小人 が いいました 。 「 だれ か 、 わし の お 皿 の もの を すこし たべた 者 が ある ぞ 。」 第 三 の 小人 が いいました 。 「 だれ か 、 わし の パン を ちぎった 者 が ある ぞ 。」 第 四 の 小人 が いいました 。 「 だれ か 、 わし の やさい を たべた 者 が ある ぞ 。」 第 五 の 小人 が いいました 。 「 だれ か わし の フォーク を 使った 者 が ある ぞ 。」 第 六 の 小人 が いいました 。 「 だれ か 、 わし の ナイフ で 切った 者 が ある ぞ 。」 第 七 の 小人 が いいました 。 「 だれ か 、 わし の さかずき で の んだ 者 が ある ぞ 。」 それ から 、 第 一 の 小人 が 、 ほうぼう を 見まわします と 、 じぶん の 寝どこ が 、 くぼんで いる の を 見つけて 、 声 を たてました 。 「 だれ が 、 わし の 寝どこ に はいりこんだ のだ 。」 する と 、 ほか の 小人 たち が 寝どこ へ かけつけて きて 、 さわぎ だしました 。 「 わし の 寝どこ に も 、 だれ か が ねた ぞ 。」 けれども 、 第 七 ばん め の 小人 は 、 じぶん の 寝どこ へ いって みる と 、 その 中 に 、 は いって ねむって いる 白雪 姫 を 見つけました 。 こんど は 、 第 七 ばん め の 小人 が 、 みんな を よびます と 、 みんな は 、 なに が おこった の か と 思って かけよって きて 、 びっくり して 声 を たて ながら 七 つ の ランプ を 持ってきて 白雪 姫 を てらしました 。 「 お やおや お やおや 、 なんて 、 この 子 は 、 きれいな んだろう 。」 と 、 小人 は さけびました 。 それ から 小人 たち は 、 大よろこびで 、 白雪 姫 を おこさ ないで 、 寝どこ の 中 に 、 そのまま ソッ と ね させて おきました 。 そして 、 七 ばん め の 小人 は 、 一 時間 ずつ ほか の 小人 の 寝どこ に ねる ように して 、 その 夜 を あかしました 。 朝 に なって 、 白雪 姫 は 目 を さまして 、 七 人 の 小人 を 見て 、 おどろきました 。 けれども 、 小人 たち は 、たいへん しんせつに して くれて 、「 おまえ さん の 名 まえ は なんという の か な 。」 と たずねました 。 すると 、「 わたし の 名 まえ は 、 白雪 姫 と いう のです 。」 と 、 お姫さま は 答えました 。 「 おまえ さん は 、 どうして 、 わたし たち の 家 に は いって きた の か ね 。」 と 、 小人 たち は ききました 。 そこ で 、 お姫さま は 、 まま母 が 、 じぶん を ころそう と した の を 、 かり うど が 、 そっと 助けて くれた ので 、 一 日 じゅう 、 かけずりまわって 、 やっと 、 この 家 を 見つけた こと を 、 小人 たち に 話しました 。 その 話 を きいて 、 小人 たち は 、「 もしも 、 おまえ さん が 、 わし たち の 家 の 中 の しごと を ちゃんと 引きうけて 、 にたき も すれば 、 おとこ も のべる し 、 せんたく も 、 ぬいもの も 、 あみもの も 、 きちんと きれいに する 気 が あれば 、 わし たち は 、 おまえ さん を 家 に おいて あげて 、 なんにも ふそくの ない ように して あげる んだ が 。」 と いいました 。 「 どうぞ 、 おね がいします 。」 と 、 お姫さま は たのみました 。 それ から は 、 白雪 姫 は 、 小人 の 家 に いる こと に なりました 。 白雪 姫 は 、 小人 の 家 の しごと を 、 きちんと やります 。 小人 の 方 で は 毎朝 、 山 に はいりこんで 、 金 や 銀 の はいった 石 を さがし 、 夜 に なる と 、 家 に かえって くる のでした 。 その とき まで に 、 ごはん の したく を して おか ねば なりません でした 。 ですから 、 ひるま は 白雪 姫 は 、 たった ひと り で るす を しなければ なりません ので 、 しんせつな 小人 たち は 、 こんな こと を いいました 。 「 おまえ さん の まま 母さん に 用心 なさい よ 。 おまえ さん が 、 ここ に いる こと を 、 すぐ 知る に ちがいない 。 だから 、 だれ も 、 この 家 の 中 に いれて は いけない よ 。

白雪姫 (1) はくせつ ひめ Schneewittchen (1) Snow White (1) Blanche-Neige (1) Biancaneve (1) 백설공주 (1) Królewna Śnieżka (1) 白雪公主 (1)

白雪 姫 はくせつ|ひめ snow White

グリム ぐりむ Grimm

菊池 寛 訳 きくち|ひろし|やく Translated by Kan Kikuchi

むかし むかし 、 冬 の さなか の こと でした 。 ||ふゆ||||| Once upon a time, it was in the middle of winter. Era uma vez, no meio do inverno. 雪 が 、 鳥 の 羽 の ように 、 ヒラヒラ と 天から ふって いました とき に 、 ひと り の 女王 さま が 、 こく たん の わく の はまった 窓 の ところ に すわって 、 ぬいもの を して おいでになりました 。 ゆき||ちょう||はね|||ひらひら||てんから||い ました||||||じょおう|||||||||まど||||||||おいでになり ました When the snow was fluttering from the heavens and heavens, like the wings of a bird, a queen was sitting in the window with the frame of the kokutan, and came to take the sewn clothes. It was. Quando a neve caía do céu como penas de pássaro, uma rainha sentou-se à janela de um vagão nacional e pôs-se a tricotar. 女王 さま は 、 ぬいもの を し ながら 、 雪 を ながめて おいでになりました が 、 チクリ と ゆび を 針 で お さし に なりました 。 じょおう|||||||ゆき|||おいでになり ました||||||はり|||||なり ました The Queen looked at the snow while she was wearing a sewn cloth, but the Chikuri and the squirrel were pinched by the needle. すると 、 雪 の つもった 中 に 、 ポタポタポタ と 三 滴 の 血 が おちました 。 |ゆき|||なか||||みっ|しずく||ち||おち ました Then, in the snow, three drops of blood fell. まっ白い 雪 の 中 で 、 その まっ赤 な 血 の 色 が 、たいへん きれいに 見えた もの です から 、 女王 さま は ひと り で 、 こんな こと を お 考え に なりました 。 まっしろい|ゆき||なか|||まっ あか||ち||いろ||||みえた||||じょおう||||||||||かんがえ||なり ました In the pure white snow, the color of the bright red blood looked very beautiful, so the Queen was thinking about this alone. 「 どうかして 、 わたし は 、 雪 の ように から だ が 白く 、 血 の ように 赤い うつくしい ほっぺた を もち 、 この こく たん の わく の ように 黒い 髪 を した 子 が ほしい もの だ 。」 |||ゆき||||||しろく|ち|||あかい||||||||||||くろい|かみ|||こ|||| "Somehow, I want a child with beautiful cheeks that are white like snow and red like blood, and black hair like this one." と 。 それ から 、 すこし たち まして 、 女王 さま は 、 ひと り の お姫さま を お うみ に なりました が 、 その お姫さま は 色 が 雪 の ように 白く 、 ほお は 血 の ように 赤く 、 髪 の 毛 は こく たん の ように 黒く つや が ありました 。 |||||じょおう||||||おひめさま|||||なり ました|||おひめさま||いろ||ゆき|||しろく|||ち|||あかく|かみ||け||||||くろく|||あり ました それ で 、 名 も 白雪 姫 と お つけ に なりました 。 ||な||はくせつ|ひめ|||||なり ました That's why I got the name Snow White. けれども 、 女王 さま は 、 この お姫さま が おう まれに なります と 、 すぐ お なくなり に なりました 。 |じょおう||||おひめさま||||なり ます||||||なり ました However, when the princess became rare, the Queen soon died. 一 年 以上 たちます と 、 王さま は あと が わり の 女王 さま を お もらい に なりました 。 ひと|とし|いじょう|たち ます||おうさま||||||じょおう||||||なり ました After more than a year, the King has a replacement Queen. その 女王 さま は うつくしい かた でした が 、たいへん うぬぼれ が 強く 、 わがままな かた で 、 じぶん より も ほか の 人 が すこし でも うつくしい と 、 じっと して は いられ ない かた で ありました 。 |じょおう||||||||||つよく|||||||||じん|||||||||いら れ||||あり ました The queen was a beautiful person, but she had a very strong conceit, a selfishness, and a slight person other than Jibun. ところが 、 この 女王 さま は 、 まえ から 一 つ の ふしぎな 鏡 を 持って おいでになりました 。 ||じょおう|||||ひと||||きよう||もって|おいでになり ました However, this queen came to me with a mysterious mirror. その 鏡 を ごらん に なる とき は 、 いつでも 、 こう おっしゃる のでした 。 |きよう||||||||||

「 鏡 や 、 鏡 、 壁 に かかって いる 鏡 よ 。 きよう||きよう|かべ||||きよう| 国 じゅう で 、 だれ が いちばん うつくしい か 、 いって おくれ 。」 くに|||||||||

すると 、 鏡 は いつも こう 答えて いました 。 |きよう||||こたえて|い ました 「 女王 さま 、 あなた こそ 、 お国 で いちばん うつくしい 。」 じょおう||||おくに|||

それ を きいて 、 女王 さま は ご 安心 なさる のでした 。 |||じょおう||||あんしん|| と いう の は 、 この 鏡 は 、 うそ を いわ ない と いう こと を 、 女王 さま は 、 よく 知っていられた から です 。 |||||きよう||||||||||じょおう||||しってい られた|| その うち に 、 白雪 姫 は 、 大きく なる に つれて 、 だんだん うつくしく なって きました 。 |||はくせつ|ひめ||おおきく|||||||き ました お姫さま が 、 ちょうど 七 つ に なら れた とき に は 、 青々 と 晴れた 日 の ように 、 うつくしく なって 、 女 王さま より も 、 ずっと うつくしく なりました 。 おひめさま|||なな||||||||あおあお||はれた|ひ|||||おんな|おうさま|||||なり ました ある 日 、 女王 さま は 、 鏡 の 前 に いって 、 お たずね に なりました 。 |ひ|じょおう|||きよう||ぜん||||||なり ました 「 鏡 や 、 鏡 、 壁 に かかって いる 鏡 よ 。 きよう||きよう|かべ||||きよう| 国 じゅう で 、 だれ が いちばん うつくしい か 、 いって おくれ 。」 くに|||||||||

すると 、 鏡 は 答えて い いました 。 |きよう||こたえて||い ました 「 女王 さま 、 ここ で は 、 あなた が いちばん うつくしい 。 じょおう|||||||| けれども 、 白雪 姫 は 、 千 ばい も うつくしい 。」 |はくせつ|ひめ||せん||| However, Shirayuki Hime is so beautiful. "

女王 さま は 、 この こと を お きき に なる と 、 びっくり して 、 ねたましく なって 、 顔色 を 黄いろく したり 、 青く したり なさいました 。 じょおう|||||||||||||||かおいろ||きいろく||あおく||なさ い ました When she came to this, she was surprised, envious, and turned her complexion yellow and blue. さて 、 それ から と いう もの は 、 女王 さま は 、 白雪 姫 を ごらん に なる たび ごと に 、 ひどく いじめる ように なりました 。 |||||||じょおう|||はくせつ|ひめ|||||||||||なり ました From then on, the Queen began to bully her every time she saw Snow White. そして 、 ねたみ と 、 こうまん と が 、 野原 の 草 が いっぱい はびこる ように 、 女王 さま の 、 心 の 中 に だんだん と はびこって きました ので 、 いまでは 夜 も ひる も 、 もう じっと して は いられ なく なりました 。 ||||||のはら||くさ|||||じょおう|||こころ||なか|||||き ました|||よ||||||||いら れ||なり ました そこ で 、 女王 さま は 、 ひと り の かり うど を じぶん の ところ に および に なって 、 こう いいつけられました 。 ||じょおう|||||||||||||||||いいつけ られ ました There, the Queen was given a handful of aralia cordata to her own place. 「 あの 子 を 、 森 の 中 に つれて いって おくれ 。 |こ||しげる||なか|||| わたし は 、 もう あの 子 を 、 二どと 見 たく ない んだ から 。 ||||こ||にどと|み|||| I don't want to see that child again. だが 、 おまえ は あの 子 を ころして 、 その しょうこ に 、 あの 子 の 血 を 、 この ハンケチ に つけて こ なければ なりません 。」 ||||こ|||||||こ||ち||||||||なり ませ ん But you have to drop the child and apply the blood of the child to this handkerchief. " かり うど は 、 その おおせ に したがって 、 白雪 姫 を 森 の 中 へ つれて いきました 。 |||||||はくせつ|ひめ||しげる||なか|||いき ました Kariudo, therefore, took Princess Snow White into the woods. かり うど が 、 狩り に つかう 刀 を ぬいて 、 なにも 知ら ない 白雪 姫 の 胸 を つきさそう と します と 、 お姫さま は 泣いて 、 おっしゃいました 。 |||かり|||かたな||||しら||はくせつ|ひめ||むね||||し ます||おひめさま||ないて|おっしゃい ました 「 ああ 、 かり うど さん 、 わたし を 助けて ちょうだい 。 ||||||たすけて| "Oh, Kari Udo-san, please help me. そのかわり 、 わたし は 森 の おく の 方 に は いって いって 、 もう 家 に は けっして かえら ない から 。」 |||しげる||||かた||||||いえ|||||| Instead, I went to the other part of the forest, and I would never go home again. " これ を きく と 、 かり う ども 、 お姫さま が あまりに うつくしかった ので 、 かわいそうに なって しまって 、「 じゃあ 、 はやく お にげ なさい 。 |||||||おひめさま|||||||||||| かわいそうな お 子 さま だ 。」 ||こ|| と いいました 。 |いい ました said . 「 きっと 、 けもの が 、 すぐ でて きて 、 くい ころして しまう だろう 。」 "I'm sure the beast will come soon and will die." と 、 心 の うち で 思いました が 、 お姫さま を ころさ ないで すんだ ので 、 胸 の 上 から おもい 石 でも とれた ように 、 らくな 気 もち に なりました 。 |こころ||||おもい ました||おひめさま||||||むね||うえ|||いし|||||き|||なり ました I thought in my heart, but since I didn't roll the princess, I felt like I was able to remove the stones from my chest. ちょうど その とき 、 イノシシ の 子 が 、 むこう から とびだして きました ので 、 かり うど は それ を ころして 、 その 血 を ハンケチ に つけて 、 お姫さま を ころした しょうこ に 、 女王 さま の ところ に 持っていきました 。 |||いのしし||こ|||||き ました|||||||||ち|||||おひめさま|||||じょおう|||||もっていき ました Just then, the boar's son jumped out of the other side, and Kariudo dropped it, put the blood on his handkerchief, and brought it to the queen's place. did . 女王 さま は 、 それ を ごらん に なって 、 すっかり 安心 して 、 白雪 姫 は 死んだ もの と 思って いました 。 じょおう|||||||||あんしん||はくせつ|ひめ||しんだ|||おもって|い ました さて 、 かわいそうな お姫さま は 、 大きな 森 の 中 で 、 たった ひとりぼっち に なって しまって 、 こわくって たまら ず 、 いろいろな 木 の 葉っぱ を 見て も 、 どうして よい の か 、 わから ない くらい でした 。 ||おひめさま||おおきな|しげる||なか|||||||こわく って||||き||はっぱ||みて||||||||| お姫さま は 、 とにかく かけだして 、 とがった 石 の 上 を とびこえたり 、 イバラ の 中 を つきぬけたり して 、 森 の おく の 方 へ と すすんで いきました 。 おひめさま|||||いし||うえ|||いばら||なか||||しげる||||かた||||いき ました ところが 、 けだもの は そば を かけ すぎます けれども 、 すこしも お姫さま を きずつけよう と は しません でした 。 ||||||すぎ ます|||おひめさま|||||し ませ ん| 白雪 姫 は 、 足 の つづく かぎり 走り つづけて 、 とうとう ゆうがた に なる ころ に 、 一 軒 の 小さな 家 を 見つけました ので 、 つか れ を 休めよう と 思って 、 その 中 に はいりました 。 はくせつ|ひめ||あし||||はしり||||||||ひと|のき||ちいさな|いえ||みつけ ました|||||やすめよう||おもって||なか||はいり ました その 家 の 中 に ある もの は 、 なんでも みんな 小さい もの ばかり でした が 、 なんとも いい よう が ない くらい りっぱで 、 きよらかでした 。 |いえ||なか|||||||ちいさい|||||||||||| Everything in the house was small and everything was small, but it was so nice and clean that it didn't look good at all. その へや の まん 中 に は 、 ひと つ の 白い 布 を かけた テーブル が あって 、 その 上 に は 、 七 つ の 小さな お 皿 が あって 、 また その 一つ一つ に は 、 さじ に 、 ナイフ に 、 フォーク が つけて あって 、 なお そのほか に 、 七 つ の 小さな お さかずき が おいて ありました 。 ||||なか||||||しろい|ぬの|||てーぶる||||うえ|||なな|||ちいさな||さら|||||ひとつひとつ|||||ないふ||ふぉーく|||||||なな|||ちいさな|||||あり ました In the middle of it was a table with a white cloth on it, on which there were seven small plates, and on each one a spoon, a knife. In addition, there was a fork attached, and there were also seven small knives. そして 、 また 壁 ぎ わ の ところ に は 、 七 つ の 小さな 寝どこ が 、 すこし あいだ を おいて 、 じゅんじゅん に ならんで 、 その 上 に は 、 みんな 雪 の ように 白い 麻 の 敷布 が しいて ありました 。 ||かべ|||||||なな|||ちいさな|ねどこ||||||||||うえ||||ゆき|||しろい|あさ||しきふ|||あり ました 白雪 姫 は 、たいへん おなか が すいて 、 おまけに のど も かわいて いました から 、 一つ一つ の お 皿 から 、 すこしずつ やさい の スープ と パン を たべ 、 それ から 、 一つ一つ の お さかずき から 、 一 滴 ずつ ブドウ 酒 を のみました 。 はくせつ|ひめ||||||||||い ました||ひとつひとつ|||さら|||||すーぷ||ぱん|||||ひとつひとつ|||||ひと|しずく||ぶどう|さけ||のみ ました それ は 、 一 つ ところ の を 、 みんな たべて しまう の は 、 わるい と 思った から でした 。 ||ひと||||||||||||おもった|| It was because I thought it was bad that everyone would eat one place. それ が 、 すんで しまう と 、 こんど は 、たいへん つかれて いました から 、 ねよう と 思って 、 一 つ の 寝どこ に は いって みました 。 ||||||||つか れて|い ました||||おもって|ひと|||ねどこ||||み ました けれども 、 どれ も これ も ちょうど うまく からだ に あいません でした 。 |||||||||あい ませ ん| However, none of this was just right for my body. 長 すぎたり 、 短 すぎたり しました が 、 いちばん おしまい に 、 七 ばん め の 寝どこ が 、 やっと からだ に あいました 。 ちょう||みじか||し ました|||||なな||||ねどこ|||||あい ました それ で 、 その 寝どこ に は いって 、 神さま に おい のり を して 、 そのまま グッスリ ねむって しまいました 。 |||ねどこ||||かみさま|||||||ぐっすり||しまい ました 日 が くれて 、 あたり が まっくらに なった とき に 、 この 小さな 家 の 主人 たち が かえって きました 。 ひ||||||||||ちいさな|いえ||あるじ||||き ました その 主人 たち と いう の は 、 七 人 の 小人 で ありました 。 |あるじ||||||なな|じん||こびと||あり ました この 小人 たち は 、 毎日 、 山 の 中 に はいりこんで 、 金 や 銀 の はいった 石 を さがして 、 よりわけたり 、 ほりだしたり する の が 、 しごと で ありました 。 |こびと|||まいにち|やま||なか|||きむ||ぎん|||いし||||||||||あり ました 小人 は じぶん たち の 七 つ の ランプ に 火 を つけました 。 こびと|||||なな|||らんぷ||ひ||つけ ました The dwarf set fire to our seven lamps. すると 、 家 の 中 が パッと あかるく なります と 、 だれ か が 、 その 中 に いる と いう こと が わかりました 。 |いえ||なか||ぱっと||なり ます||||||なか|||||||わかり ました それ は 、 小人 たち が 家 を でかけた とき の ように 、 いろいろの もの が 、 ちゃんと おいて なかった から でした 。 ||こびと|||いえ||||||||||||| It was because the things weren't properly kept, like when the dwarfs were leaving the house. 第 一 の 小人 が 、 まず 口 を ひらいて 、 いいました 。 だい|ひと||こびと|||くち|||いい ました 「 だれ か 、 わし の いす に 腰 を かけた 者 が ある ぞ 。」 ||||||こし|||もの||| "Someone is sitting on my chair." する と 、 第 二 の 小人 が いいました 。 ||だい|ふた||こびと||いい ました 「 だれ か 、 わし の お 皿 の もの を すこし たべた 者 が ある ぞ 。」 |||||さら||||||もの||| "Someone has eaten something on my plate a little." 第 三 の 小人 が いいました 。 だい|みっ||こびと||いい ました 「 だれ か 、 わし の パン を ちぎった 者 が ある ぞ 。」 ||||ぱん|||もの||| 第 四 の 小人 が いいました 。 だい|よっ||こびと||いい ました 「 だれ か 、 わし の やさい を たべた 者 が ある ぞ 。」 |||||||もの||| 第 五 の 小人 が いいました 。 だい|いつ||こびと||いい ました 「 だれ か わし の フォーク を 使った 者 が ある ぞ 。」 ||||ふぉーく||つかった|もの||| "Someone has used my fork." 第 六 の 小人 が いいました 。 だい|むっ||こびと||いい ました 「 だれ か 、 わし の ナイフ で 切った 者 が ある ぞ 。」 ||||ないふ||きった|もの||| 第 七 の 小人 が いいました 。 だい|なな||こびと||いい ました 「 だれ か 、 わし の さかずき で の んだ 者 が ある ぞ 。」 ||||||||もの||| それ から 、 第 一 の 小人 が 、 ほうぼう を 見まわします と 、 じぶん の 寝どこ が 、 くぼんで いる の を 見つけて 、 声 を たてました 。 ||だい|ひと||こびと||||みまわし ます||||ねどこ||||||みつけて|こえ||たて ました 「 だれ が 、 わし の 寝どこ に はいりこんだ のだ 。」 ||||ねどこ||| する と 、 ほか の 小人 たち が 寝どこ へ かけつけて きて 、 さわぎ だしました 。 ||||こびと|||ねどこ|||||だし ました Then, other dwarfs came to sleep and started to flutter. 「 わし の 寝どこ に も 、 だれ か が ねた ぞ 。」 ||ねどこ||||||| けれども 、 第 七 ばん め の 小人 は 、 じぶん の 寝どこ へ いって みる と 、 その 中 に 、 は いって ねむって いる 白雪 姫 を 見つけました 。 |だい|なな||||こびと||||ねどこ||||||なか||||||はくせつ|ひめ||みつけ ました こんど は 、 第 七 ばん め の 小人 が 、 みんな を よびます と 、 みんな は 、 なに が おこった の か と 思って かけよって きて 、 びっくり して 声 を たて ながら 七 つ の ランプ を 持ってきて 白雪 姫 を てらしました 。 ||だい|なな||||こびと||||よび ます||||||||||おもって|||||こえ||||なな|||らんぷ||もってきて|はくせつ|ひめ||てらし ました Now, when the 7th dwarf goes to everyone, everyone asks, wondering what happened, and is surprised to say that he has seven lamps. I came to see Princess Snow White. 「 お やおや お やおや 、 なんて 、 この 子 は 、 きれいな んだろう 。」 ||||||こ||| "Oh my god, how beautiful this kid is." と 、 小人 は さけびました 。 |こびと||さけび ました The dwarf was lonely. それ から 小人 たち は 、 大よろこびで 、 白雪 姫 を おこさ ないで 、 寝どこ の 中 に 、 そのまま ソッ と ね させて おきました 。 ||こびと|||おおよろこびで|はくせつ|ひめ||||ねどこ||なか||||||さ せて|おき ました Then the dwarfs were so happy that they didn't wake up Princess Snow White, but let them sit in their sleep. そして 、 七 ばん め の 小人 は 、 一 時間 ずつ ほか の 小人 の 寝どこ に ねる ように して 、 その 夜 を あかしました 。 |なな||||こびと||ひと|じかん||||こびと||ねどこ||||||よ||あかし ました Then the Seven-Blank Dwarf witnessed the night, hour by hour, sleeping like the other dwarfs sleeping. 朝 に なって 、 白雪 姫 は 目 を さまして 、 七 人 の 小人 を 見て 、 おどろきました 。 あさ|||はくせつ|ひめ||め|||なな|じん||こびと||みて|おどろき ました In the morning, Princess Snow White woke up and was surprised to see the seven dwarfs. けれども 、 小人 たち は 、たいへん しんせつに して くれて 、「 おまえ さん の 名 まえ は なんという の か な 。」 |こびと||||||||||な|||||| と たずねました 。 |たずね ました I asked. すると 、「 わたし の 名 まえ は 、 白雪 姫 と いう のです 。」 |||な|||はくせつ|ひめ||| Then, "My name is Snow White." と 、 お姫さま は 答えました 。 |おひめさま||こたえ ました 「 おまえ さん は 、 どうして 、 わたし たち の 家 に は いって きた の か ね 。」 |||||||いえ||||||| "Why did you come into our house?" と 、 小人 たち は ききました 。 |こびと|||きき ました The dwarfs came. そこ で 、 お姫さま は 、 まま母 が 、 じぶん を ころそう と した の を 、 かり うど が 、 そっと 助けて くれた ので 、 一 日 じゅう 、 かけずりまわって 、 やっと 、 この 家 を 見つけた こと を 、 小人 たち に 話しました 。 ||おひめさま||ままはは|||||||||||||たすけて|||ひと|ひ|||||いえ||みつけた|||こびと|||はなし ました その 話 を きいて 、 小人 たち は 、「 もしも 、 おまえ さん が 、 わし たち の 家 の 中 の しごと を ちゃんと 引きうけて 、 にたき も すれば 、 おとこ も のべる し 、 せんたく も 、 ぬいもの も 、 あみもの も 、 きちんと きれいに する 気 が あれば 、 わし たち は 、 おまえ さん を 家 に おいて あげて 、 なんにも ふそくの ない ように して あげる んだ が 。」 |はなし|||こびと||||||||||いえ||なか|||||ひきうけて|||||||||||||||||き|||||||||いえ||||||||||| Talking about the story, the dwarfs said, ``If you are able to properly follow the work in our house, you can use it, you can eat it, you can eat it, you can also eat it. "If you want to clean the amimono properly, we'll keep you at home and keep them clean." と いいました 。 |いい ました 「 どうぞ 、 おね がいします 。」 ||がいし ます と 、 お姫さま は たのみました 。 |おひめさま||たのみ ました それ から は 、 白雪 姫 は 、 小人 の 家 に いる こと に なりました 。 |||はくせつ|ひめ||こびと||いえ|||||なり ました Since then, Snow White is in a dwarf's house. 白雪 姫 は 、 小人 の 家 の しごと を 、 きちんと やります 。 はくせつ|ひめ||こびと||いえ|||||やり ます 小人 の 方 で は 毎朝 、 山 に はいりこんで 、 金 や 銀 の はいった 石 を さがし 、 夜 に なる と 、 家 に かえって くる のでした 。 こびと||かた|||まいあさ|やま|||きむ||ぎん|||いし|||よ||||いえ|||| その とき まで に 、 ごはん の したく を して おか ねば なりません でした 。 |||||||||||なり ませ ん| By that time, I had to have a meal. ですから 、 ひるま は 白雪 姫 は 、 たった ひと り で るす を しなければ なりません ので 、 しんせつな 小人 たち は 、 こんな こと を いいました 。 |||はくせつ|ひめ||||||||し なければ|なり ませ ん|||こびと||||||いい ました 「 おまえ さん の まま 母さん に 用心 なさい よ 。 ||||かあさん||ようじん|| おまえ さん が 、 ここ に いる こと を 、 すぐ 知る に ちがいない 。 |||||||||しる|| だから 、 だれ も 、 この 家 の 中 に いれて は いけない よ 。 ||||いえ||なか||い れて|||