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ソードアート・オンライン, ソードアート・オンライン 08 黒と白の剣舞

ソードアート ・オンライン 08 黒 と 白 の 剣 舞

この デスゲーム が 開始 さ れて 二 年 近く が 経過 した

俺 は 相変わらず 最 前線 に ソロ で 潜り 続けて いる

どこ か で この 世界 を 見て いる はずの 茅 場 晶彦 は

今 何 を 感じて いる のだろう か

帰る か

あれ は

おいおい S 級 の レアアイテム じゃ ねえ か

俺 も 現物 を 見る の は 初めて だ ぜ

おい キリト お め え 金 に は 困って ねえ んだ ろ

買取れ って 自分 で 食おう と は 思わ ん の か

思った さ

多分 二度と 手 に 入ら ない だろう しな

だったら

でも な

こんな アイテム を 扱える ほど 料理 スキル を 上げて る 奴 なんて

俺 達 が 焼いて も 焦がし ち まう だけ だし な

キリト 君

シェフ 捕獲

な なに よ

珍しい な アスナ こんな ゴミ 溜 めに 顔 を 出す なんて

もう すぐ 次の ボス 攻略 だ から

生きて る か 確認 に 来て あげた んじゃ ない

フレンドリスト に 登録 して んだ から

それ くらい わかる だ ろ

生きて る なら いい の よ

そんな こと より 何 よ シェフ が どうこう って

あ そうだった

今 料理 スキル の 熟練 度 どの へん

先週 コンプリート した わ

なに

すごい でしょう

その 腕 を 見こんで 頼み が ある

こ これ ラグー ・ ラビット

取引 だ こいつ を 料理 して くれたら 一口 食わせて やる

は ・ ん ・ ぶ ・ ん

うん

やった

わるい な って な わけで 取引 中止 だ

俺 たち ダチ だ よ な

な 俺 に も 味見 くらい

感想 文 を 八百 字 以内 で 書いて きて やる よ

そ そりゃ あね えだ ろ

で 料理 は どこ で する の

えっ と

どうせ キリト 君 の 部屋 に は ろくな 道具 も ない んでしょ

今回 だけ 食 材 に 免じて 私 の 部屋 を 提供 して あげ なく も ない けど

今日 は もう 大丈夫です

お 疲れ 様

アスナ 様 こんな 素性 の 知る 奴 を ご 自宅 に 伴う など

この 人 は 素性 は ともかく 腕 だけ は 確かだ わ

多分 あなた より 10 は レベル が 上 よ クラディール

私 が こんな 奴 に 劣る と

そう か あの ビーター の

ああ そう だ

アスナ 様 こい つら 自分 さえ 良きゃ いい 連中 です よ

こんな 奴 と 関わる と ろくな 事 が ない んです

なんだ なんだ

閃光 の アスナ 様 じゃ ん

わ ほんとだ かわいい

ともかく 今日 は ここ で 帰り なさい

副 団長 と して 命令 し ます

おいおい いい の か

いい んです

広い し 人 は 少ない し 解放 感 ある な

なら キリト 君 も 引っ越せば

金 が 圧倒 的に 足り ませ ん

そりゃ そう と

大丈夫な の か さっき の

要ら ない って 言った んだ けど

幹部 に は 護衛 を つける 方針 に なった から って

昔 は 団長 が 一 人 ずつ 声 を 掛けて 作った 小規模 ギルド だった の よ

でも 人数 が どんどん 増えて

最強 ギルド なんて 言わ れ 始めた ころ から なんだか おかしく なっちゃ った

まあ 大した こと じゃ ない から 気 に し なくて よし

早く 行か ない と 日 が 暮れちゃ うわ

お おじゃま し ます

なあ これ いくら かかって る の

ん 部屋 と 内装 で 四百万 コル くらい かな

着替えて くる から 座って て

四百万

四 メガコル か

俺 も それ ぐらい は 稼いで る はずな んだ けど な

いつまで そんな 格好 して る の よ

これ が 伝説 の S 級 食 材 か

で どんな 料理 に する

シェフ の お 任せ コース で 頼む

そう ねえ じゃあ シチュー に し ましょう

ラグー 煮込む って いう くらい だ から ね

ほんと は もっと いろいろ 手順 が ある んだ けど

SAO の 料理 は 簡略 化 さ れ すぎて て つまらない わ

シチュー は これ で よしっ と

じゃ 付け 合せ で も 作る わ ね

S 級 食 材 なんて 二 年 も 経つ の に 初めて 食べた わ

いま まで がんばって 生き残って て よかった

そう だ な

不思議 ね

なんだか この 世界 で 生まれて いま まで ずっと 暮らして きた みたいな そんな 気 が する

俺 も 最近 あっ ち の 世界 の こと を 思い出さ ない 日 が ある

俺 だけ じゃ ない な

この頃 は クリアだ 脱出 だって 血眼 に なる 奴 が 少なく なった

今 最 前線 で 戦って る プレイヤー なんて 五百 人 い ない でしょう

みんな 馴染んで きて る この 世界 に

でも 私 は 帰り たい

だって あっ ち で やり 残した こと いっぱい ある から

そう だ な 俺 たち が がんばら なきゃ

サポート して くれる 職人 クラス の 連中 に 申し訳 が 立た ない もん な

あ やめて

なんだ よ

今 まで そういう 顔 した 人 から 何度 か 結婚 を 申し込ま れた わ

その 様子 じゃ 他 に 仲 の いい 子 と かい ない でしょ

いい んだ よ ソロ な んだ から

キリト くん は ギルド に 入る 気 は ない の

ベータ 出身 者 が 集団 に 馴染ま ない の は わかって る

でも ね 70 層 を 超えた あたり から モンスター の アルゴリズム に

イレギュラー 性 が 増して きて る ような 気 が する んだ

ソロ だ と 想定 外 の 事態 に 対処 でき ない こと が ある わ

いつでも 緊急 脱出 できる わけじゃ ない の よ

安全 マージン は 十分 取って る よ

それ に パーティー メンバー は 俺 の 場合 助け より も 邪魔に なる こと の 方 が 多い し

あら

分かった よ アスナ は 例外 だ

そ っ

なら 久しぶりに 私 と コンビ 組み なさい

今週 の ラッキーカラー 黒 だ し

なんだ そりゃ

んな こと 言った って アスナ ギルド は どう する んだ よ

うち は レベル 上げ ノルマ と か ないし

じゃ じ や あの 護衛 は

置いて くるし

最 前線 は 危ない ぞ

わ 分かった

今日 は まあ 一応 お礼 を 言って おく わ

御馳走様

こっち こそ また 頼む

と 言い たい けど もう あんな の は 手 に 入ら ない だろう な

あら 普通の 食 材 だって 腕 次第 だ わ

今 の この 状態

この 世界 が 本当に 茅 場 晶彦 の 作り たかった もの な の か な

来 ない

助けて

いった たた

何 だ

これ

いって

いや おはよう アスナ

何 だ

アスナ 様 勝手な こと を さ れて は 困り ます

ギルド 本部 まで 戻り ましょう

嫌 よ

大体 あんた 何で 朝 から 家 の 前 に 張り込んで る の よ

こんな こと も あろう か と

一 か月 前 から ずっと セルムブルグ で アスナ 様 の 監視 の 任務 に ついて おり ました

そ それ 団長 の 指示 じゃ ない わ よ ね

私 の 任務 は アスナ 様 の 護衛 です

それ に は 当然 ご 自宅 の 監視 も

含ま れ ない わ よ バカ

聞き分け の ない こと を おっしゃら ないで ください

さあ 本部 に 戻り ましょう

悪い な

お前 さん どこ の 副 団長 は 今日 は 俺 の 貸切り なんだ

アスナ の 安全 は 俺 が 責任 持つ よ

別に 今日 は ボス 戦 を やろう って 訳 じゃ ない

本部 に は あんた 一 人 で 行って くれ

ふざける な

貴 様 の ような 雑魚 プレイヤー に アスナ 様 の 護衛 が 務 まる か

私 は 栄光 ある 血 盟騎 士 団 の

あんた より は まともに 務 まる よ

そこ まで で かい 口 を 叩く からに は それ を 証明 する 覚悟 が ある んだろう な

いい の か

大丈夫 団長 に は 私 が 報告 する

ご 覧 ください アスナ 様

私 以外 に 護衛 が 務 まる もの など い ない こと を 証明 し ます ぞ

ソロ の キリト と 血 盟騎 士 団 メンバー が デュエル だ と よ

見物 だ な おい

バカな

すげ ー 武器 破壊 だ

狙って た の か

武器 を 変えて 仕切り 直す なら 付き合う けど

もう いい んじゃ ない か な

アスナ 様

あいつ が 小細工 を

武器 破壊 も 何 か 仕掛け が あった に 違いない んです

そう で も なければ この 私 が 薄汚い ビーター なんか に

クラディール 血 盟騎 士 団 副 団長 と して 命じ ます

本日 を もって 護衛 役 を 解任

別 命 が ある まで ギルド 本部 にて 待機

以上

何 だ と この

転移 グランザム

ごめんなさい 嫌な こと に 巻き込んじゃ って

いや 俺 は いい けど

そっち の 方 こそ 大丈夫な の か

ええ

今 の ギルド の 息苦し さ は ゲーム 攻略 だけ を 最 優先 に して

メンバー に 規律 を 押し付けた 私 が 原因 だ と 思う し

それ は 仕方ない って 言う か

逆に アスナ みたいな 人 が い なかったら

攻略 も ずっと 遅れて たよ

ソロ で だらだら やって いる 俺 に 言えた こと じゃ ない けど

だから アスナ も 俺 みたいな いい加減な の と パーティー 組んで

息抜き する くらい したって

誰 に も 文句 言わ れる 筋合い ない と 思う

まあ ありがとう っと 言って おく わ

じゃ お 言葉 に 甘えて 今日 は 楽 さ せて もらう わ ね

フォワード よろしく

ちょっと 待って フォワード は 交代 だろう

明日 は 私 が やって あげる から

ええ

手 練れ が 一 人 いる と 戦闘 が 安定 する な

キリト くん スイッチ 行く よ

おお

キリト くん あれ

これ って やっぱり

多分 そう だろう な

ボス の 部屋 だ

どう する

覗く だけ 覗いて みる

ボスモンスター は その 守護 する 部屋 から は 絶対 に 出 ない

ドア を 開ける だけ なら 大丈夫だ

そう だ ね

一応 転移 結晶 を 用意 して くれ

うん

いい な 開ける ぞ

うん

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ソードアート ・オンライン 08 黒 と 白 の 剣 舞 |おんらいん|くろ||しろ||けん|まい Sword Art Online 08: Black and White Sword Dance

この デスゲーム が 開始 さ れて 二 年 近く が 経過 した |||かいし|||ふた|とし|ちかく||けいか| ||||||||||vergangen|

俺 は 相変わらず 最 前線 に ソロ で 潜り 続けて いる おれ||あいかわらず|さい|ぜんせん||そろ||くぐり|つづけて| ||||||||tauchen||

どこ か で この 世界 を 見て いる はずの 茅 場 晶彦 は ||||せかい||みて|||かや|じょう|あきひこ| |||||||||Kaya|||

今 何 を 感じて いる のだろう か いま|なん||かんじて|||

帰る か かえる|

あれ は

おいおい S 級 の レアアイテム じゃ ねえ か |s|きゅう||||| ||S|||||

俺 も 現物 を 見る の は 初めて だ ぜ おれ||げんぶつ||みる|||はじめて||

おい キリト お め え 金 に は 困って ねえ んだ ろ |||||きむ|||こまって|||

買取れ って 自分 で 食おう と は 思わ ん の か かいとれ||じぶん||くおう|||おもわ||| kaufen||||essen||||||

思った さ おもった|

多分 二度と 手 に 入ら ない だろう しな たぶん|にどと|て||はいら|||

だったら

でも な

こんな アイテム を 扱える ほど 料理 スキル を 上げて る 奴 なんて |あいてむ||あつかえる||りょうり|||あげて||やつ| |||handhaben||||||||

俺 達 が 焼いて も 焦がし ち まう だけ だし な おれ|さとる||やいて||こがし||||| |||||verbrennen|||||

キリト 君 |きみ

シェフ 捕獲 しぇふ|ほかく |Fang

な なに よ

珍しい な アスナ こんな ゴミ 溜 めに 顔 を 出す なんて めずらしい||||ごみ|たま||かお||だす|

もう すぐ 次の ボス 攻略 だ から ||つぎの|ぼす|こうりゃく|| ||||Besiegung||

生きて る か 確認 に 来て あげた んじゃ ない いきて|||かくにん||きて|||

フレンドリスト に 登録 して んだ から ||とうろく|||

それ くらい わかる だ ろ

生きて る なら いい の よ いきて|||||

そんな こと より 何 よ シェフ が どうこう って |||なん||しぇふ||| |||||||irgendetwas|

あ そうだった |そう だった

今 料理 スキル の 熟練 度 どの へん いま|りょうり|||じゅくれん|たび|| ||||熟練 bedeutet "Fähigkeit" oder "Meisterschaft".|||

先週 コンプリート した わ せんしゅう|||

なに

すごい でしょう

その 腕 を 見こんで 頼み が ある |うで||みこんで|たのみ|| |Arm||sehen|||

こ これ ラグー ・ ラビット ||Ragout|

取引 だ こいつ を 料理 して くれたら 一口 食わせて やる とりひき||||りょうり|||ひとくち|くわせて|

は ・ ん ・ ぶ ・ ん

うん

やった

わるい な って な わけで 取引 中止 だ |||||とりひき|ちゅうし|

俺 たち ダチ だ よ な おれ||||| ||Freunde|||

な 俺 に も 味見 くらい |おれ|||あじみ| ||||Probieren|

感想 文 を 八百 字 以内 で 書いて きて やる よ かんそう|ぶん||はっぴゃく|あざ|いない||かいて|||

そ そりゃ あね えだ ろ

で 料理 は どこ で する の |りょうり|||||

えっ と

どうせ キリト 君 の 部屋 に は ろくな 道具 も ない んでしょ ||きみ||へや||||どうぐ||| |||||||nichts Brauchbares||||

今回 だけ 食 材 に 免じて 私 の 部屋 を 提供 して あげ なく も ない けど こんかい||しょく|ざい||めんじて|わたくし||へや||ていきょう|||||| |||||von|||||bereitstellen||||||

今日 は もう 大丈夫です きょう|||だいじょうぶです

お 疲れ 様 |つかれ|さま

アスナ 様 こんな 素性 の 知る 奴 を ご 自宅 に 伴う など |さま||すじょう||しる|やつ|||じたく||ともなう| |||Herkunft||||||||bringen|

この 人 は 素性 は ともかく 腕 だけ は 確かだ わ |じん||すじょう|||うで|||たしかだ| |||Herkunft|||||||

多分 あなた より 10 は レベル が 上 よ クラディール たぶん||||れべる||うえ||

私 が こんな 奴 に 劣る と わたくし|||やつ||おとる| |||||unterlegen|

そう か あの ビーター の

ああ そう だ

アスナ 様 こい つら 自分 さえ 良きゃ いい 連中 です よ |さま|||じぶん||よきゃ||れんちゅう|| ||||||wenn||||

こんな 奴 と 関わる と ろくな 事 が ない んです |やつ||かかわる|||こと||| |||||nichts Gutes||||

なんだ なんだ

閃光 の アスナ 様 じゃ ん せんこう|||さま||

わ ほんとだ かわいい

ともかく 今日 は ここ で 帰り なさい |きょう||||かえり|

副 団長 と して 命令 し ます ふく|だんちょう|||めいれい||

おいおい いい の か

いい んです

広い し 人 は 少ない し 解放 感 ある な ひろい||じん||すくない||かいほう|かん|| ||||||Freiheit|||

なら キリト 君 も 引っ越せば ||きみ||ひっこせば ||||zieht um

金 が 圧倒 的に 足り ませ ん きむ||あっとう|てきに|たり|| ||überwältigend||||

そりゃ そう と

大丈夫な の か さっき の だいじょうぶな||||

要ら ない って 言った んだ けど いら|||いった||

幹部 に は 護衛 を つける 方針 に なった から って かんぶ|||ごえい|||ほうしん|||| Führungskraft||||||Richtlinie||||

昔 は 団長 が 一 人 ずつ 声 を 掛けて 作った 小規模 ギルド だった の よ むかし||だんちょう||ひと|じん||こえ||かけて|つくった|しょうきぼ|ぎるど||| |||||||||||kleinere||||

でも 人数 が どんどん 増えて |にんずう|||ふえて

最強 ギルド なんて 言わ れ 始めた ころ から なんだか おかしく なっちゃ った さいきょう|ぎるど||いわ||はじめた||||||

まあ 大した こと じゃ ない から 気 に し なくて よし |たいした|||||き||||

早く 行か ない と 日 が 暮れちゃ うわ はやく|いか|||ひ||くれちゃ| ||||||dunkelt|

お おじゃま し ます

なあ これ いくら かかって る の

ん 部屋 と 内装 で 四百万 コル くらい かな |へや||ないそう||しひゃくまん||| |||Innenausstattung|||||

着替えて くる から 座って て きがえて|||すわって| wechseln||||

四百万 しひゃくまん

四 メガコル か よっ||

俺 も それ ぐらい は 稼いで る はずな んだ けど な おれ|||||かせいで|||||

いつまで そんな 格好 して る の よ ||かっこう||||

これ が 伝説 の S 級 食 材 か ||でんせつ||s|きゅう|しょく|ざい| ||||||Essen|Zutat|

で どんな 料理 に する ||りょうり||

シェフ の お 任せ コース で 頼む しぇふ|||まかせ|こーす||たのむ

そう ねえ じゃあ シチュー に し ましょう |||しちゅー|||

ラグー 煮込む って いう くらい だ から ね |にこむ|||||| |kochen||||||

ほんと は もっと いろいろ 手順 が ある んだ けど ||||てじゅん|||| ||||Schritte||||

SAO の 料理 は 簡略 化 さ れ すぎて て つまらない わ sao||りょうり||かんりゃく|か|||||| ||||einfach|||||||

シチュー は これ で よしっ と しちゅー|||||

じゃ 付け 合せ で も 作る わ ね |つけ|あわせ|||つくる||

S 級 食 材 なんて 二 年 も 経つ の に 初めて 食べた わ s|きゅう|しょく|ざい||ふた|とし||たつ|||はじめて|たべた|

いま まで がんばって 生き残って て よかった |||いきのこって||

そう だ な

不思議 ね ふしぎ|

なんだか この 世界 で 生まれて いま まで ずっと 暮らして きた みたいな そんな 気 が する ||せかい||うまれて||||くらして||||き||

俺 も 最近 あっ ち の 世界 の こと を 思い出さ ない 日 が ある おれ||さいきん||||せかい||||おもいださ||ひ||

俺 だけ じゃ ない な おれ||||

この頃 は クリアだ 脱出 だって 血眼 に なる 奴 が 少なく なった このごろ||くりあだ|だっしゅつ||ちまなこ|||やつ||すくなく| |||||blutige Augen||||||

今 最 前線 で 戦って る プレイヤー なんて 五百 人 い ない でしょう いま|さい|ぜんせん||たたかって||ぷれいやー||ごひゃく|じん|||

みんな 馴染んで きて る この 世界 に |なじんで||||せかい| |gewöhnt|||||

でも 私 は 帰り たい |わたくし||かえり|

だって あっ ち で やり 残した こと いっぱい ある から |||||のこした||||

そう だ な 俺 たち が がんばら なきゃ |||おれ||||

サポート して くれる 職人 クラス の 連中 に 申し訳 が 立た ない もん な さぽーと|||しょくにん|くらす||れんちゅう||もうしわけ||たた|||

あ やめて

なんだ よ

今 まで そういう 顔 した 人 から 何度 か 結婚 を 申し込ま れた わ いま|||かお||じん||なんど||けっこん||もうしこま||

その 様子 じゃ 他 に 仲 の いい 子 と かい ない でしょ |ようす||た||なか|||こ|||| |||||Freund|||||||

いい んだ よ ソロ な んだ から |||そろ|||

キリト くん は ギルド に 入る 気 は ない の |||ぎるど||はいる|き|||

ベータ 出身 者 が 集団 に 馴染ま ない の は わかって る |しゅっしん|もの||しゅうだん||なじま||||| ||||||sich einfügen|||||

でも ね 70 層 を 超えた あたり から モンスター の アルゴリズム に ||そう||こえた||||||

イレギュラー 性 が 増して きて る ような 気 が する んだ |せい||まして||||き||| |||steigt|||||||

ソロ だ と 想定 外 の 事態 に 対処 でき ない こと が ある わ そろ|||そうてい|がい||じたい||たいしょ|||||| |||Annahme|||||||||||

いつでも 緊急 脱出 できる わけじゃ ない の よ |きんきゅう|だっしゅつ|||||

安全 マージン は 十分 取って る よ あんぜん|||じゅうぶん|とって||

それ に パーティー メンバー は 俺 の 場合 助け より も 邪魔に なる こと の 方 が 多い し ||ぱーてぃー|めんばー||おれ||ばあい|たすけ|||じゃまに||||かた||おおい|

あら

分かった よ アスナ は 例外 だ わかった||||れいがい|

そ っ

なら 久しぶりに 私 と コンビ 組み なさい |ひさしぶりに|わたくし||こんび|くみ|

今週 の ラッキーカラー 黒 だ し こんしゅう|||くろ||

なんだ そりゃ

んな こと 言った って アスナ ギルド は どう する んだ よ ||いった|||ぎるど|||||

うち は レベル 上げ ノルマ と か ないし ||れべる|あげ|のるま||| ||||Norm|||

じゃ じ や あの 護衛 は ||||ごえい|

置いて くるし おいて|

最 前線 は 危ない ぞ さい|ぜんせん||あぶない|

わ 分かった |わかった

今日 は まあ 一応 お礼 を 言って おく わ きょう|||いちおう|お れい||いって||

御馳走様 ごちそうさま Danke für das Essen

こっち こそ また 頼む |||たのむ

と 言い たい けど もう あんな の は 手 に 入ら ない だろう な |いい|||||||て||はいら|||

あら 普通の 食 材 だって 腕 次第 だ わ |ふつうの|しょく|ざい||うで|しだい|| ||||||abhängt||

今 の この 状態 いま|||じょうたい |||Zustand

この 世界 が 本当に 茅 場 晶彦 の 作り たかった もの な の か な |せかい||ほんとうに|かや|じょう|あきひこ||つくり||||||

来 ない らい|

助けて たすけて

いった たた

何 だ なん|

これ

いって

いや おはよう アスナ

何 だ なん|

アスナ 様 勝手な こと を さ れて は 困り ます |さま|かってな||||||こまり|

ギルド 本部 まで 戻り ましょう ぎるど|ほんぶ||もどり|

嫌 よ いや|

大体 あんた 何で 朝 から 家 の 前 に 張り込んで る の よ だいたい||なんで|あさ||いえ||ぜん||はりこんで||| |||||||||lauerst|||

こんな こと も あろう か と

一 か月 前 から ずっと セルムブルグ で アスナ 様 の 監視 の 任務 に ついて おり ました ひと|かげつ|ぜん||||||さま||かんし||にんむ|||| ||||||||||Überwachung||||||

そ それ 団長 の 指示 じゃ ない わ よ ね ||だんちょう||しじ|||||

私 の 任務 は アスナ 様 の 護衛 です わたくし||にんむ|||さま||ごえい|

それ に は 当然 ご 自宅 の 監視 も |||とうぜん||じたく||かんし| |||||||Überwachung|

含ま れ ない わ よ バカ ふくま|||||ばか

聞き分け の ない こと を おっしゃら ないで ください ききわけ||||||| Unterscheidungsvermögen|||||sagen||

さあ 本部 に 戻り ましょう |ほんぶ||もどり|

悪い な わるい|

お前 さん どこ の 副 団長 は 今日 は 俺 の 貸切り なんだ おまえ||||ふく|だんちょう||きょう||おれ||かしきり| |||||||||||Miete|

アスナ の 安全 は 俺 が 責任 持つ よ ||あんぜん||おれ||せきにん|もつ|

別に 今日 は ボス 戦 を やろう って 訳 じゃ ない べつに|きょう||ぼす|いくさ||||やく||

本部 に は あんた 一 人 で 行って くれ ほんぶ||||ひと|じん||おこなって|

ふざける な

貴 様 の ような 雑魚 プレイヤー に アスナ 様 の 護衛 が 務 まる か とうと|さま|||ざこ|ぷれいやー|||さま||ごえい||つとむ|| ||||||||||||soll|müssen|

私 は 栄光 ある 血 盟騎 士 団 の わたくし||えいこう||ち|めいき|し|だん|

あんた より は まともに 務 まる よ ||||つとむ|| |||ordentlich|arbeiten||

そこ まで で かい 口 を 叩く からに は それ を 証明 する 覚悟 が ある んだろう な ||||くち||たたく|||||しょうめい||かくご|||| |||||||||||beweisen||Bereitschaft||||

いい の か

大丈夫 団長 に は 私 が 報告 する だいじょうぶ|だんちょう|||わたくし||ほうこく| ||||||Bericht|

ご 覧 ください アスナ 様 |み|||さま

私 以外 に 護衛 が 務 まる もの など い ない こと を 証明 し ます ぞ わたくし|いがい||ごえい||つとむ||||||||しょうめい|||

ソロ の キリト と 血 盟騎 士 団 メンバー が デュエル だ と よ そろ||||ち|めいき|し|だん|めんばー||||| |||||||Gilde||||||

見物 だ な おい けんぶつ|||

バカな ばかな

すげ ー 武器 破壊 だ |-|ぶき|はかい| |||Zerstörung|

狙って た の か ねらって|||

武器 を 変えて 仕切り 直す なら 付き合う けど ぶき||かえて|しきり|なおす||つきあう| |||Abtrennung||||

もう いい んじゃ ない か な

アスナ 様 |さま

あいつ が 小細工 を ||こざいく| ||kleine Tricks|

武器 破壊 も 何 か 仕掛け が あった に 違いない んです ぶき|はかい||なん||しかけ||||ちがいない| |||||eine Falle|||||

そう で も なければ この 私 が 薄汚い ビーター なんか に |||||わたくし||うすぎたない||| |||||||schmutzig|||

クラディール 血 盟騎 士 団 副 団長 と して 命じ ます |ち|めいき|し|だん|ふく|だんちょう|||めいじ|

本日 を もって 護衛 役 を 解任 ほんじつ|||ごえい|やく||かいにん ||||||entlassen

別 命 が ある まで ギルド 本部 にて 待機 べつ|いのち||||ぎるど|ほんぶ||たいき ||||||||Warten

以上 いじょう

何 だ と この なん|||

転移 グランザム てんい|

ごめんなさい 嫌な こと に 巻き込んじゃ って |いやな|||まきこんじゃ| |unangenehme||||

いや 俺 は いい けど |おれ|||

そっち の 方 こそ 大丈夫な の か ||かた||だいじょうぶな||

ええ

今 の ギルド の 息苦し さ は ゲーム 攻略 だけ を 最 優先 に して いま||ぎるど||いきぐるし|||げーむ|こうりゃく|||さい|ゆうせん|| ||||Erschöpfung||||Strategie||||||

メンバー に 規律 を 押し付けた 私 が 原因 だ と 思う し めんばー||きりつ||おしつけた|わたくし||げんいん|||おもう| ||Disziplin|||||||||

それ は 仕方ない って 言う か ||しかたない||いう|

逆に アスナ みたいな 人 が い なかったら ぎゃくに|||じん|||

攻略 も ずっと 遅れて たよ こうりゃく|||おくれて|

ソロ で だらだら やって いる 俺 に 言えた こと じゃ ない けど そろ|||||おれ||いえた|||| ||langsam|||||||||

だから アスナ も 俺 みたいな いい加減な の と パーティー 組んで |||おれ||いいかげんな|||ぱーてぃー|くんで |||||||||bilden

息抜き する くらい したって いきぬき||| Entspannung|||

誰 に も 文句 言わ れる 筋合い ない と 思う だれ|||もんく|いわ||すじあい|||おもう ||||||Grund|||

まあ ありがとう っと 言って おく わ |||いって||

じゃ お 言葉 に 甘えて 今日 は 楽 さ せて もらう わ ね ||ことば||あまえて|きょう||がく||||| ||||sich anlehnen|||Spaß|||||

フォワード よろしく

ちょっと 待って フォワード は 交代 だろう |まって|||こうたい| ||||wechseln|

明日 は 私 が やって あげる から あした||わたくし||||

ええ

手 練れ が 一 人 いる と 戦闘 が 安定 する な て|ねれ||ひと|じん|||せんとう||あんてい|| |||||||Kampf||stabil||

キリト くん スイッチ 行く よ ||すいっち|いく|

おお

キリト くん あれ

これ って やっぱり

多分 そう だろう な たぶん|||

ボス の 部屋 だ ぼす||へや|

どう する

覗く だけ 覗いて みる のぞく||のぞいて|

ボスモンスター は その 守護 する 部屋 から は 絶対 に 出 ない |||しゅご||へや|||ぜったい||だ| |||Schutz||||||||

ドア を 開ける だけ なら 大丈夫だ どあ||あける|||だいじょうぶだ

そう だ ね

一応 転移 結晶 を 用意 して くれ いちおう|てんい|けっしょう||ようい||

うん

いい な 開ける ぞ ||あける|

うん