Naruto Episode 210
♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ
♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ
♪ ~
♪ ずっと 側 に い た から
♪ 空 い た 隙間 大き すぎ て
♪ 生意気 な 君 の 素直 な 返事
♪ 「 また ね … 」 が 淋しい
♪ 見慣れ ない 街 で 泣 い てる なら
♪ 側 に い なく て も
♪ 笑顔 は 届け たい
♪ ユラユラ と 歪 ん だ 空 へ
♪ 君 の 元 へ 飛 ん で ゆけ
♪ こんなに も 近く に 感じ てる
♪ ふた つ の 想い
♪ ~
( 修羅 ) ガキ ども けが し たく なきゃ 引っ込 ん で な 。
( ナルト ) ナメ ん な !
こいつ は 絶対 渡さ ねえ って ば よ !
( トドロキ ) く ~ ! 不 忍 。
けが どころ じゃ ねえ ぞ 。
死 ん じ まう ん だ ぞ 。
多重 影 分身 の 術 !
♪ ~
フッ 。
♪ ~
( 修羅 ) 忍法 五月雨 血 華 。
あっ !
あ ~ !
あっ ! トド ロキ !
く っそ ~ !
( 修羅 ) フッ !
ト ~ リャ ~ !
( 修羅 ) 俺 の 術 は 忍術 じゃ ねえ 。
殺人 術 だ 。
♪ ~
( リー ) な っ ! あっ … 。
サクラ さん !
( リー ) ハァ ハァ ハァ … 。
( サクラ ) リー さん 大丈夫 ?
( リー ) ええ 何とか 。
それ より ナルト 君 は ?
( ツヅミ ) ハァ ハァ ハァ … 。
みんな 無事 です か ?
( 隊員 ) はい しかし トドロキ 隊長 の 姿 が 見当たり ませ ん 。
( ツヅミ ) 何 です と ! ?
ナルト … 。
ナルト 君 … 。
♪ ~
死ね !
う っ 。
く … くそ 放せ この 野郎 !
テヤ ~ ! ( トドロキ ) あっ ナルト !
( 衝撃 音 ) ( 丸 鉄 ) あっ 。
う … う わ !
ダァ ~ ! あ ~ !
ん !
く っそ ~ 。
( トドロキ ) ハァ ハァ ハァ … 。
あっ 。
( 半鐘 の 音 )
( トドロキ ) < 父さん ! 母 さん !
あっ ! >
( アキオ ) < ん ~ ん ~ !
ん ~ !
ん ! > ( トドロキ ) < アキオ ! >
< アキオ ! あ ~ ! >
ハァ ハァ … 。
ハァ ハァ ハァ … 。
ハァ ハァ … 。
( 丸 鉄 ) う っ … 。
う っ … う ぅ … 。
ハァ ハァ … 。
あっ 。 ( トドロキ ) 残念 だった な 。
仲間 の 元 へ は 帰ら せ ん 。
♪ ~
≪ トド ロキ ! 丸 鉄 !
大丈夫 か ?
あ … ああ 大丈夫 だ 。
さ ~ て これ から どう する ?
サクラ ちゃん と ゲジ マユ と も はぐれ ち まった しよ 。
どう する も 何 も
こいつ を 都 へ 送り届ける の が 俺 の 任務 だ 。
ん ~ けど 船 も 壊さ れ ち まった し 。
( トドロキ ) あっ !
( 足音 )
ヤツ ら 追って き や がった 。
あっ … 何 してん だ よ ?
ヤツ ら に 奪わ れる くらい なら … 。
ここ で こいつ の 始末 を つけ た ほう が いい 。
始末 って どう いう 意味 だって ば よ ?
( トドロキ ) 都 へ 送って も どうせ こいつ は 死刑 だ 。
だったら …
ヤツ ら に 奪わ れる より ここ で !
奪わ れる って 決まった わけ じゃ ねえ !
行く ぞ !
こいつ を 守る の が お前 の 任務 な ん だ ろ ?
俺 の 任務 も そう だって ば よ !
( トドロキ ) くっ !
ん ?
少し でも おかし な ま ね を し たら
お前 の 頭 が 転がる 。
ダァ ~ !
逃げる って ば よ !
ハァ … ここ まで 来 れ ば 大丈夫 。
ハァ ハァ ハァ … 。
完全 に まい た よう だ な 。
しっか し ずいぶん と 森 の 奥 に 入 っち まっ た って ば よ 。
( トドロキ ) 月 の 傾き で 方角 は 分かる 。
川 へ 戻る の は 危険 だ 。
このまま 森 を 突っ切って 都 へ 向かう ぞ 。
任務 だ から な 。
大丈夫 だ よ な ? 何 が だ ?
お前 さっき
こいつ を 始末 する なんて 言った だ ろ ?
( トドロキ ) 俺 は 最悪 の 場合 を 考え て 言った まで だ 。
分かった じゃ 行く って ば よ 。
《 サクラ ちゃん 大丈夫 かな ? 》
ナルト … 。
ナルト 君 の こと です 絶対 に 無事 です よ 。
ええ 。
だから 早く ナルト 君 と 合流 し ま しょ う 。
あっ リー さん 。
変 な 気配 が 。 どこ に ?
はっ ! 上 !
リー さん 。 追い ま しょ う !
敵 に ナルト 君 が 捕まって いる かも しれ ませ ん !
あ … 。 どう し た ?
あの さ 俺 たち って ば
月 目指し て 歩 い てん だ よ な ?
なのに どう し て 月 に 追わ れ て 歩 い てん だ ?
( トドロキ ) あっ 。
おかしい 。
どう なって る ん だ ?
( 丸 鉄 ) 迷い の 森 。
一 度 迷い 込 ん だ ら 二 度 と 出る こと は でき ない 。
しゃべった 。
貴 様 は 護送 中 の 身 だ 話す こと は 許さ ん 。
いや ~ 待て って ば よ 。
迷い の 森 って あんた 何 か 知って ん の か ?
どう いう こと だ ? 言え !
( 丸 鉄 ) この 森 に 不 忍 の アジト が ある 。
何 だって ! ?
じゃあ 俺 たち は 不 忍 の テリトリー の 中 で
貴 様 を 護送 し て た と いう の か ! ?
( 丸 鉄 ) この 森 は アジト に は うってつけ だ 。
霧吹き 抜ける 風 強烈 な 磁場
人 の 方向 感覚 を 狂わ す 。
初めて 入った 者 は 絶対 に 出 ちゃ こ られ ねえ 。
そんな … 森 から 出 られ ない って 。
( 丸 鉄 ) あんた たち は な 。
あっ ?
不 忍 の メンバー の 俺 なら 話 は 別 だ 。
♪ ~
俺 が …
俺 が この 森 を 案内 し て やる 。
あっ 。 ん ~ ?
そう か ! 不 忍 の あんた に とっちゃ
この 森 も 庭 みたい な もん だ もん な 。
よ ~ し 案内 し て もらう って ば よ !
ばか か お前 は !
確か に 先ほど の 不 忍 の 手際
お前 ら の 庭 ならでは と いえ ば 納得 も しよ う 。
ここ に お前 たち の アジト が ある と いう こと は
信じ て やって も いい 。 だったら さ なおさら … 。
なおさら ダメ だ ! えっ ?
分から ない の か ?
こいつ は 森 を 抜ける ふり を し て
アジト へ 俺 たち を 連れ て いく 。
あっ … 。
トド ロキ … 。 ( トドロキ ) 非常 事態 だ な 。
やら なけ れ ば 俺 たち が やら れる 。
ちょ … ちょっと 待て !
こんな ヤツ は 死 ん だ って かまわ ない !
( アキオ ) < ん ~ ん ~ !
ん ~ ! >
トド ロキ !
それ って … 。
( 丸 鉄 ) 俺 は 不 忍 が 今 まで 強奪 し た 金 を
盗 ん だ ん だ 。
それ が バレ て 拷問 を 受け た 。
ヤツ ら は 俺 を 助け たい ん じゃ ねえ 。
俺 から 金 を 取り戻し たい だけ だ 。
金 を 取り戻し たら
ヤツ ら は 俺 を 殺す 。
そんな 話 を 信じる と 思って いる の か ?
待て って ば よ 。
この 森 が 不 忍 の アジト って いう ん なら
丸 鉄 と 同じ ように ヤツ ら に とって も
庭 みたい な もん な ん だ ろ ?
って こと は … 。
( トドロキ ) だ から 何 だ ! ?
ん ~。
結局 俺 たち は ヤツ ら の 庭 に 入り込 ん じ まった ん だ から
丸 鉄 が 裏切る と か 裏切ら ない と か に 関係なく て
不 忍 に 襲わ れる 可能 性 は ある わけ だ ろ ?
だったら さ こ いつ の 言う こと を 信じ て
懸けて みる しか ね え ん じゃ ねぇ の かな 。
うん 。
違って る か ?
♪ ~
♪ ~
おい 大丈夫 か ?
ああ 順調 だ 。
この う 回路 なら ヤツ ら も 気 が 付く まい 。
《 ホント に こいつ を 信用 し て … 》
あっ 。
えっ ! ?
♪ ~
何 だ ! ?
こいつ の 毒 に は 慣れ て いる 。
へっちゃら さ 。
ホント に 何でもない の か ?
ああ 。
♪ ~
おい !
どう し た ん だって ば よ ?
♪ ~
まさか ! ?
う っ ! あ ~ !
あっ !
( 土岐 ) フフ フフ … ハハハハ … 。
ハハハハ … ! 引っかかった 引っかかった ~ !
♪ ~
来る !
忍法 土 塊 綯い !
死 ね ~ !
♪ ~
フフ フフ … 。
あっ !
引っかかった の は お前 だ !
影 分身 と 変化 の 術 の 組み合わせ だって ば よ !
何 だ と ! ?
影 分身 の 術 !
今度 は こっち の 番 だ 。
螺旋 丸 !
♪ ~
あ ?
あっ … だっ !
削って やる 。
う ~ 。 フッ 。
そう 簡単 に 削ら れ て たまる か !
逃がす か !
( トドロキ ) ナルト ~ !
あっ … くっ 。
あいつ 逃げる つもり か ! ?
( トドロキ ) あっ 。
( 物音 )
何 を し て いる ?
ハァ ハァ ハァ … 。
ハァ ハァ ハァ … 。
( 殴る 音 ) あっ 。
この 音 は … 。
タァ ~ !
ん ?
あっ !
何 ! ?
( 丸 鉄 ) フッ ! 影 分身 の 術 !
螺旋 丸 !
ハハハハ … !
あんた の おかげ だって ば よ 丸 鉄 。
♪ ~
あっ !
♪ ~
あっ 。
♪ ~
何 な の よ ? あんた たち 。
やろ う って いう ん です ね ?
♪ ~
( トドロキ ) 《 俺 は だまさ れ ん ぞ 。
お前 は … お前 は … 》
丸 鉄 に ついて いけ ば 安全 だって ば よ 。
ハァ ハァ ハァ … 。
ハァ ハァ ハァ … 。
♪ ~
お っ 。
お ~ !
トド ロキ !
( トドロキ ) う っ !
う わ ~ ! う ぅ … 。
ハァ ハァ … 。
やめろ トド ロキ !
お前 丸 鉄 を 都 へ 送り届ける ん じゃ なかった の か よ ! ?
こいつ は … 。
こいつ だけ は 許 せ ない !
どう いう こと だって ば よ ! ?
( トドロキ ) こいつ に …
こいつ に 俺 の 家族 は
弟 は
殺さ れ た ん だ !
な … 何 だって ! ?
丸 鉄 … 。
♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は
♪ いつも 近く で
♪ 笑って いる から
♪ ~
♪ 形 の 無い 喜び を 見つけ たい から
♪ かけぬけ て 行く 槍 の 雨 が 降って も
♪ 言葉 に なら ない この 大きな 夢 を
♪ 叶え て み せる 傷 が 深く なって も
♪ 信じ 続け て 今 の 僕等 は ある から
♪ 目 を そらさ ず 走り 続け て やる
♪ もしも 未来 に 光 が 無い と 言わ れ て も
♪ 変え て み せる 全て の 思い で
♪ 照らす よ 今 すぐ
♪ きっと 風 は 僕ら の 心 を
♪ 試し て いる ん だ ろ う
♪ そっと 心 の 中 で 手のひら を 握りしめ た
♪ きっと 君 は 涙 の 答え を
♪ 探し て いる ん だ ろ う
♪ ずっと 夢 は 近く で 答え を つか ん で 待って る
♪ サビ た 心 の 扉 の 鍵 は
♪ いつも 近く で 笑って いる から
♪ ~
〈 確か に 丸 鉄 は 悪党 かも しん ねえ 。
でも 復しゅう なんか し て 一体 何 に なる って いう ん だ ! ?
俺 ら の 任務 は 丸 鉄 を 都 に 連れ て いく こと じゃ ねえ の か ?
それ に 俺 って ば
こいつ が 悪人 だ なんて どう し て も 思え ねえ ん だ 。
とにかく お前 が どう し て も
引か ねえ って 言う ん なら しかた ねえ 。
こっち も 力ずく で お前 を 止め て やる って ば よ ! 〉
( サラダ ) どう ? きつく ない ?
( ボルト ) こんな の かすり傷 だって ば さ 。
あっ そ … 強 がり も いい けど 気 を 付け なさい よ !
痛 っ ! いや 全然 痛く ねえ … 。