Chobits Episode 10 Chobits Episode 10

えっ 映画 |えいが

はい 友達 と 一緒 に 行く つもり で |ともだち||いっしょ||いく||

奮発 し て 指定 席 取っちゃ っ た ん です けど ふんぱつ|||してい|せき|とっちゃ|||||

その 子 急に 行け なく なっちゃ っ て |こ|きゅうに|いけ||||

って こと は 二 人 で |||ふた|じん|

はい

あっ でも 予備 校 お 休み でも ||よび|こう||やすみ|

勉強 あり ます よ ね べんきょう||||

いや 全然 それ は 大丈夫 だ けど |ぜんぜん|||だいじょうぶ||

俺 で いい の つ ー か おれ|||||-|

二 人 らしい つ ー か ふた|じん|||-|

ダメ です か だめ||

いい や 俺 で よけ れ ば ||おれ||||

本当 です か やった ほんとう|||

はい

じゃ 明日 十一 時 に 映画 館 の 前 で |あした|じゅういち|じ||えいが|かん||ぜん|

あっ うん

これ は もし かして

デート でーと

デート って やつ な の か でーと|||||

はっ でも 待って よ ||まって|

やっぱり この 町 に も 誰 も い ない ||まち|||だれ|||

人 は 皆 あれ と 一緒 じん||みな|||いっしょ

あれ と 一緒 の 楽しい 夢 から ずっと 覚め ない ||いっしょ||たのしい|ゆめ|||さめ|

あれ と 一緒 の 時間 は 夢 ||いっしょ||じかん||ゆめ

夢み たい な 素敵 な 時間 ゆめみ|||すてき||じかん

あれ は どんな こと でも 叶え て くれる |||||かなえ||

人 が こう あって 欲しい よう に し て くれる じん||||ほしい|||||

あれ は 人 じゃ ない から ||じん|||

人 の 夢 に なれる じん||ゆめ||

でも

あれ に も 一 つ だけ でき ない こと が ある |||ひと|||||||

あれ は 人 に は なれ ない ||じん||||

代わり に は なれ て も 人 に は なれ ない かわり||||||じん||||

それ は あたし が よく 知って いる |||||しって|

あたし だ から よく 知って いる ||||しって|

ただいま

お 帰り なさい |かえり|

ごめん ちょっと 新 保 に 用 が ある ん だ ||しん|たもつ||よう||||

すぐ 戻って くる から |もどって||

新 保 新 保 いる か しん|たもつ|しん|たもつ||

チィ

デート の 骨 でーと||こつ

ほら

雑誌 と か に よく 書 い て ある だ ろ う ざっし|||||しょ||||||

勝負 服 と か 勝負 パンツ と か しょうぶ|ふく|||しょうぶ|ぱんつ||

こういう こと を やる と 女の子 に 嫌わ れる と か |||||おんなのこ||きらわ|||

そう だ な

俺 の 経験 から 言え ば まず おれ||けいけん||いえ||

まず

その ぼ さ ぼ さ の 髪 を きちんと セット する ||||||かみ|||せっと|

なんだか んだ 言って も ||いって|

見た目 は 大 こと だ から な みため||だい||||

髪 を セット と かみ||せっと|

そして 当日 だ |とうじつ|

出会ったら まず 相手 の 服装 を 褒める であったら||あいて||ふくそう||ほめる

褒めちぎる ほめちぎる

服装 を 褒める と ふくそう||ほめる|

で お前 は |おまえ|

一 輪 の バラ を 取り出し て ひと|りん||ばら||とりだし|

それ を 咥 え ||てつ|

タンゴ の ステップ で 片手 倒立 を 決める たんご||すてっぷ||かたて|とうりつ||きめる

タンゴ の ステップ で 逆立ち たんご||すてっぷ||さかだち

それ で

うそ うそ

えっ

もし かして お前 ||おまえ

女の子 と デート し た な い ん だ ろ う おんなのこ||でーと||||||||

って こと は 童 貞 か |||わらべ|さだ|

悪い か よ わるい||

じゃ それ だけ うろたえる の も 仕方ない か ||||||しかたない|

けど

デート の 骨 何て 一 つ しか ない と 思う ぜ でーと||こつ|なんて|ひと|||||おもう|

何 だ なん|

できる だけ

普段 の 自分 の まま で 行動 を する こと ふだん||じぶん||||こうどう|||

へ っ

人間 は な っ にんげん|||

いくら 性格 を 変え たい から って |せいかく||かえ|||

パソコン み たい に プログラム できる もん じゃ ない ぱそこん||||ぷろぐらむ||||

なる よう に しか なら ない ん じゃ ない か

それ に デート の 時 だけ 自分 を 作った って ||でーと||じ||じぶん||つくった|

相手 に 失礼 って もん だ ろ う あいて||しつれい|||||

そりゃ そう だ けど

よし

分かったら 童 貞 喪失 目指し て 頑張って 来い わかったら|わらべ|さだ|そうしつ|まなざし||がんばって|こい

あ って 童 貞 って 言う な ||わらべ|さだ||いう| 普段 とおり の 自分 か ふだん|||じぶん|

でも

やっぱり 髪 くらい は ちゃんと し て おい た 方 が いい よ な |かみ||||||||かた||||

こ こんな もん かな

よし

磨き も 漉し なし だ な みがき||こし|||

よし 大丈夫 |だいじょうぶ

ハンカチ 財布 ティッシュ はんかち|さいふ|てぃっしゅ

ポケット 地図 に デート ガイド に ぽけっと|ちず||でーと|がいど|

腹 痛く なった 時 の 非常 薬 はら|いたく||じ||ひじょう|くすり

よし これ で 準備 完了 |||じゅんび|かんりょう

忘れ物 は ない な わすれもの|||

秀樹 忘れ物 ひでき|わすれもの

えっ

秀樹 おかず 忘れ物 ひでき||わすれもの

い い や おかず は いい ん だ よ チィ

チィ

これ から 一 日 裕美 ちゃん と 一緒 か ||ひと|ひ|ひろみ|||いっしょ|

まだ 早い けど 遅刻 は 厳禁 だ し な |はやい||ちこく||げんきん|||

秀樹 嬉し そう ひでき|うれし|

あっ

そんな 顔 し て た か |かお||||

予備 校 で 嬉しい こと ある よび|こう||うれしい||

あ 違う ん だ |ちがう||

今日 は 予備 校 じゃ なく きょう||よび|こう||

遊び に 行く ん だ あそび||いく||

バイト 先 の 女の子 と ばいと|さき||おんなのこ|

遊び あそび

まあ 遊び って いって も 二 人 だ し |あそび||||ふた|じん||

何 しろ デート と いう か なん||でーと|||

デート でーと

チィ 分から ない |わから|

あっ そうだ な |そう だ|

好意 を 持った 者 同士 が こうい||もった|もの|どうし|

二 人 で 仲良く 遊ぶ こと だ な ふた|じん||なかよく|あそぶ|||

好意 こうい

好き って こと だ よ すき||||

じゃ 行って くる |おこなって|

秀樹 その 女の子 好き な の ひでき||おんなのこ|すき||

えっ ああ す 好き って いう か |||すき|||

いい 子 な ん だ よ 凄く |こ|||||すごく

じゃ 行って き ます |おこなって||

行って らっしゃい おこなって|

あら 今日 は 一 人 で お出かけ です か |きょう||ひと|じん||おでかけ||

いや ちょっと 用事 が あって ||ようじ||

チィ ちゃん は お 留守番 ||||るすばん

はい

あっ えっ 変 です か ||へん||

いい ぇ

行って き ます おこなって||

行って らっしゃい おこなって|

あたし は 今日 も あたし だけ の 人 を 探す ||きょう|||||じん||さがす

あたし が あたし だ から 好き に なって くれる 人 |||||すき||||じん

あたし が 夢 を 叶え られ なく て も ||ゆめ||かなえ||||

好き で 言って くれる 人 すき||いって||じん

でも

本当 に いる の そんな 人 ほんとう|||||じん

いって ほしい と 思う |||おもう

本当 に あたし だけ を 好き に なって くれる の ほんとう|||||すき||||

本当 に その 人 は あたし に 何も 望ま ない ほんとう|||じん||||なにも|のぞま|

あたし が あたし で ある だけ で 好き で 言って くれ ない なら |||||||すき||いって|||

それ は あたし だけ の 人 じゃ ない |||||じん||

本当 に ほんとう|

本当 に ほんとう|

本当 に いる の ほんとう|||

本当 に ほんとう|

じゃあ どこ に

きっと あたし の すぐ 側 に ||||がわ|

そう 遠く ない 場所 に |とおく||ばしょ|

あたし が 好き に なれる 人 が いる と 思う ||すき|||じん||||おもう

チィ

ここ で いい ん だ よ な

先輩 せんぱい

すいません 遅く なっちゃ っ て |おそく|||

う うん 俺 が 早 すぎ た ん だ よ ||おれ||はや|||||

裕美 ちゃん 時間 ぴったり ほら ひろみ||じかん||

あれ 本当 だ |ほんとう|

あっ あたし の 時計 が 進 ん でる ん だ |||とけい||すすむ||||

もう びっくり し た

急 い で 損 し ちゃ った ね きゅう|||そん||||

そう です ね

でも 先輩 を 待た せ なく て |せんぱい||また|||

よかった です よ

初 デート が こんなに 可愛い 子 何て はつ|でーと|||かわいい|こ|なんて

吾 が 人生 に 悔い なし われ||じんせい||くい|

そう いえ ば 先輩 |||せんぱい

髪 いつも と 違い ます よ ね かみ|||ちがい|||

あっ いや 変 かな ||へん|

いい ぇ 大人っぽく て 似合って ます よ ||おとなっぽく||にあって||

でも あたし は いつも の 先輩 の 方 が いい かな |||||せんぱい||かた|||

そ そう

ああ そんな 別に 戻さ なく て も ||べつに|もどさ|||

いい の いい の

俺 も こっち の ほう が 落ち着く から おれ||||||おちつく|

腕 組 ん でも いい です か うで|くみ|||||

へ 私 今日 帰り たく ない |わたくし|きょう|かえり|| 何て こと に なったら どう すれ ば いい ん だ なんて|||||||||

やっぱり お 父さん が 心配 し て いる よ と か 言って ||とうさん||しんぱい|||||||いって

送り 返す べき な の か おくり|かえす||||

いやいや 女の子 が そう まで 言って る ん だ |おんなのこ||||いって|||

そういう 時 は |じ|

ああ 分から ん |わから|

先輩 どう かし まし た せんぱい||||

へ っ いや なんでもない

でも ね

その 人 が あたし を 好き じゃ なかったら |じん||||すき||

どう する の

あたし じゃ ない 誰 か を 好き に なったら |||だれ|||すき||

どう する の

人 の 心 は あれ み たい に 消し たり 増やし たり でき ない じん||こころ||||||けし||ふやし|||

だから 人 が 選 ん だ こと を 変える の は 難しい |じん||せん|||||かえる|||むずかしい

分かって る わかって|

人 の 心 は 変わり やすい けど じん||こころ||かわり||

変え られ ない 心 も ある かえ|||こころ||

特に 好き って 気持ち は とくに|すき||きもち|

簡単 に 変え られ ない かんたん||かえ||

だったら どう する の

そし たら あたし は 決め なきゃ いけない ||||きめ||

決め て やら なきゃ いけない きめ||||

あたし と もう 一 人 の あたし で |||ひと|じん|||

また 聞こえる |きこえる

チィ を 呼 ん で いる ||よ|||

だれ

あたし よ

目 を 閉じ て め||とじ|

映像 を 送る から えいぞう||おくる|

チィ

ずっと 呼 ん で い た の は あなた |よ|||||||

そう あなた を 呼 ん だ の は あたし |||よ|||||

どうして チィ と 同じ 顔 な の |||おなじ|かお||

あたし は あなた だ から よ

チィ 分から ない |わから|

データ が 消え て しまった ので でーた||きえ|||

聞か せ て きか||

今 あなた は 誰 の ぞ ば に いる の いま|||だれ||||||

秀樹 ひでき

秀樹 は チィ を 拾って くれ た ひでき||||ひろって||

チィ

それ が 新しい 名前 ||あたらしい|なまえ

チィ は チィ の 名前 ||||なまえ

秀樹 が 付け て くれ た ひでき||つけ|||

その 秀樹 が あたし だけ の 人 な の |ひでき|||||じん||

あたし だけ の 人 |||じん

あたし だけ を 好き に なって くれる 人 |||すき||||じん

分から ない わから|

チィ

目 が 覚め て め||さめ|

秀樹 が 教え て くれ た こと しか しか ない ひでき||おしえ|||||||

そう

本当 に 全部 忘れ て しまった の ね ほんとう||ぜんぶ|わすれ||||

でも 私 は 覚え て いる わ |わたくし||おぼえ|||

あたし たち の こと

あたし たち が 決める こと |||きめる|

チィ あたし たち は また 繋がった |||||つながった

これ から あなた が 見る こと ||||みる|

する こと 知る こと ||しる|

全部 あたし に 伝わる わ ぜんぶ|||つたわる|

あたし たち は 一緒 |||いっしょ

ずっと 一緒 よ |いっしょ|

また ね チィ

うまい

本当 に 美味しい よ ほんとう||おいしい|

先輩 に 食べ て もらう から せんぱい||たべ|||

結構 頑張って 作った ん です よ けっこう|がんばって|つくった|||

はい コーヒー です |こーひー|

ありがとう

でも 裕美 ちゃん と 映画 見 て |ひろみ|||えいが|み|

公園 で 手作り の お 弁当 こうえん||てづくり|||べんとう

ご馳走 に なる なんて ごちそう|||

俺 って 本当 に 幸せ だ よ な おれ||ほんとう||しあわせ|||

ごめん 遅く なって |おそく|

お じゃあ 買い物 頼 ん だ ぞ ||かいもの|たの|||

終わったら 家 に 帰って いい から おわったら|いえ||かえって||

はい 分かり まし た |わかり||

ねえ 何 食べる |なん|たべる

わたし お腹 すい ちゃ った |おなか|||

うん ラーメン |らーめん

え また

前 に 店 見つけ った ん だ よ ぜん||てん|みつけ||||

いつも

気 に なり ます か き||||

うん えっ

チィ ちゃん って 言う ん です よ ね |||いう||||

先輩 の パソコン せんぱい||ぱそこん

うん

相変わらず まだ 何も でき ない けど あいかわらず||なにも|||

でも かわいい ん です よ ね

う うん ぞう だ ね

ちょっと 悔しい な |くやしい|

うん

パソコン って みんな すごく 可愛い から ぱそこん||||かわいい|

先輩 も パソコン の こと せんぱい||ぱそこん||

一 番 好き に なっちゃ う の か な ひと|ばん|すき||||||

い 一 番 って |ひと|ばん|

相手 は パソコン だ よ あいて||ぱそこん||

それ は むちゃくちゃ 可愛い けど |||かわいい|

でも

でも

人間 と は 違う よ にんげん|||ちがう|

本当 に ほんとう|

うん

すみません

変な こと いって へんな||

ボート 乗り ませ ん か ぼーと|のり|||

お 詫び に ボート 代 いたし ます から |わび||ぼーと|だい|||

えっ いい よ 俺 出す よ |||おれ|だす|

でも

お 昼 まで ご馳走 に なった ん だ から |ひる||ごちそう|||||

その くらい さ せ て よ

ね はい 先輩 重く ない です か せんぱい|おもく|||

全然 軽い くらい だ よ ぜんぜん|かるい|||

うん

どう し た ん です か

あれ 稔 君 だ よ な |みのり|きみ|||

おい

おい

聞こえ ない の か な きこえ||||

おい

先輩 立つ と 危ない です よ せんぱい|たつ||あぶない||

おい

先輩 せんぱい

え 寒い |さむい

大丈夫 です か だいじょうぶ||

え いい いい

でも 寒 そう |さむ|

そう だ

あたし 替え の 靴下 と サンダル を 買って き ます ね |かえ||くつした||さんだる||かって|||

あっ いい よ 裕美 ちゃん |||ひろみ|

近く の コンビニエンストオア まで ちかく|||

ご 案内 し て き ます |あんない||||

あ そうだ ね 頼む よ |そう だ||たのむ|

はい

あの 人 人間 だ よ ね |じん|にんげん|||

裕美 ちゃん か ひろみ||

当たり前 だ ろ う あたりまえ|||

よかった ね

えっ

本 須和 さん の パソコン 可愛い から ほん|すわ|||ぱそこん|かわいい|

パソコン に 夢中 に なって ぱそこん||むちゅう||

人間 に 見向き でき なく なる ん 何 じゃ な いか って にんげん||みむき|||||なん||||

稔 君 まで 同じ こと 言う の か みのり|きみ||おなじ||いう||

同じ おなじ

裕美 ちゃん に も 言わ れ た よ ひろみ||||いわ|||

俺 が パソコン を 一 番 好き に なっちゃ う ん じゃ な いか って おれ||ぱそこん||ひと|ばん|すき||||||||

で 何 って 答え た の |なん||こたえ||

パソコン は 人間 と 違う って ぱそこん||にんげん||ちがう|

そう だ ね

分かって る はず な の に ね わかって||||||

パソコン は 人間 と 違う なんて こと ぱそこん||にんげん||ちがう||

その パソコン って |ぱそこん|

柚 姫 さん の こと ゆず|ひめ|||

えっ

い いや

いい たく なけ れ ば

無理 に と は 言わ ない けど むり||||いわ||

なん なん っ つ う か

稔 君 柚 姫 さん に だけ は 態度 違う から みのり|きみ|ゆず|ひめ|||||たいど|ちがう|

本 須和 さん ほん|すわ|

よく いい やつ って いわ れる でしょ う

えっ うん いや まあ

けど いい や つって 終わって ||||おわって

彼女 は でき ない タイプ だ よ ね かのじょ||||たいぷ|||

ほっとけ

柚 姫 は ね ゆず|ひめ||

２ 年 前 病気 で 死 ん だ 姉さん に 似せ て とし|ぜん|びょうき||し|||ねえさん||にせ|

僕 が 作った ん だ よ ぼく||つくった|||

外見 は もちろん がいけん||

人格 データ も できる だけ インプット し て ある じんかく|でーた|||||||

僕 が 覚え て いる 姉さん の 癖 ぼく||おぼえ|||ねえさん||くせ

嫌い だった もの きらい||

好き だった もの すき||

できる かぎり の 姉さん の 記憶 を すべて |||ねえさん||きおく||

だから 柚 姫 は 姉さん そっくり だ よ |ゆず|ひめ||ねえさん|||

本当 に そっくり な ん だ ほんとう|||||

稔 君 みのり|きみ

でも どんなに そっくり でも

すべて は プログラム に すぎ ない ||ぷろぐらむ|||

それ は

けど

忘れ て しまい たく なる 時 が ある よ わすれ|||||じ|||

じゃあ

最初 に 会った とき さいしょ||あった|

パソコン を 好き に なる なって いった の も ぱそこん||すき||||||

そう

実体 験 から の アドバイス さ じったい|げん|||あどばいす|

お節 介 だった かな おせち|かい||

えっ いや

そんな こと ない よ

だったら いい けど

ご ごめん

俺 こういう とき おれ||

気 の 利 い た こと を 言え なく て き||り|||||いえ||

やっぱり いい 人 だ よ ||じん||

本 須和 さん は ほん|すわ||

本 須和 さん ほん|すわ|

早く 童 貞 捨て られる と いい ね はやく|わらべ|さだ|すて||||

あっ うん

って 何で 稔 君 が その こと を |なんで|みのり|きみ||||

昨夜 新 保 さん から 六 倍 書く の 文字 で さくや|しん|たもつ|||むっ|ばい|かく||もじ|

メール が 送ら れ て き た から めーる||おくら|||||

あ あ あの あの

楽し そう です ね たのし|||

何 入れ てん だ なん|いれ||

えっ

いい な

えっ

先輩 せんぱい

それ じゃ

綺麗 です ね きれい||

先輩 せんぱい

忘れ て しまい と いい 時 が ある か わすれ|||||じ|||

あれ

裕美 ちゃん ひろみ|

ただいま

お 帰り なさい |かえり|

痛 痛 つう|つう

チィ

秀樹 お 帰り ひでき||かえり

ただいま チィ

息 を 殺し て 耳 を 澄ま せ て い た が いき||ころし||みみ||すま|||||

どうやら 追いかけ て くる 足 を 問う は し ない |おいかけ|||あし||とう|||

何とか 逃げ られ た なんとか|にげ||

ほっと して ふっと 見上げ た 空中 に |||みあげ||くうちゅう|

に ったり と 笑った 男 の 生 首 が 向 い て いた ん だ |||わらった|おとこ||せい|くび||むかい|||||

ぎ ゃ あ

秀樹 秀樹 ひでき|ひでき

ｃｈｏｂｉｔｓ

次回 じかい

チィ 確かめる |たしかめる

なま なま