Boku dake ga Inai Machi (ERASED ) Episode 6 boku|||inai|machi|erased|episode Boku dake ga Inai Machi (ERASED) Episode 6

父 は 泥棒 の レッテル を 貼ら れ た 自分 に 耐え られ なかった ん だ と 思う ちち||どろぼう||れってる||はら|||じぶん||たえ||||||おもう

それ と

母 は ホント に 父 が 盗 ん だ ん じゃ ない か と 思って た みたい はは||ほんと||ちち||ぬす||||||||おもって||

人 を 信じる こと を やめ たく なった よ じん||しんじる||||||

父 か 母 の どちら か を 嫌い に なれ たら ちち||はは|||||きらい|||

気持ち が 楽 に なる の か なって 思った きもち||がく||||||おもった

でも ずいぶん 経って から ||たって|

あの とき どうして 信じ て あげ られ なかった ん だ ろ う って 母 が 漏らし た の |||しんじ||||||||||はは||もらし||

その とき 愛 梨 は 父 も 母 も 好き で い 続けよ う って 思った ||あい|なし||ちち||はは||すき|||つづけよ|||おもった

人 を 信じる こと は 愛 梨 の いい ところ だって 気付 い た ん だ じん||しんじる|||あい|なし|||||きづ||||

台本 だいほん

君 を 待った 僕 は 待った きみ||まった|ぼく||まった

乙 一 おつ|ひと

途切れ ない 明日 も 過ぎ て いって とぎれ||あした||すぎ||

VCB - Studio vcb|studio

和 路 雪 わ|じ|ゆき

Gissa gissa

立ち止まって 振り返って たちどまって|ふりかえって

とめど ない 今日 を 嘆き あった ||きょう||なげき|

記憶 だって 永遠 に なんて きおく||えいえん||

殘 ら ない もん と 思い知って ざん|||||おもいしって

僕 は ずっと 掻きむしって ぼく|||かきむしって

心 の 隅 っこ で 泣 い た こころ||すみ|||なき||

そして どう か なく さ ない で よ って

高架 下 過ぎる 日々 を こうか|した|すぎる|ひび|

後悔 し て ん だ よって そう 言い 逃し た あの 日 こうかい|||||||いい|のがし|||ひ

君 を 待った 僕 は 待った きみ||まった|ぼく||まった

途切れ ない 明日 も 過ぎ て いって とぎれ||あした||すぎ||

僕 は 今日 も 掻きむしって ぼく||きょう||かきむしって

忘れ ない 傷 を つけ てる ん だ よ わすれ||きず||||||

字幕 じまく

何 だ こりゃ なん||

さっき 愛 梨 ちゃん が 中 に |あい|なし|||なか|

ま … まだ 中 に いる ん じゃ ない ？ ||なか|||||

ちょっと

愛 梨 あい|なし

愛 梨 聞こえる か あい|なし|きこえる|

愛 梨 あい|なし

愛 梨 あい|なし

しっかり しろ

重い おもい

おい 愛 梨 |あい|なし

くそ っ

無理 だ 俺 の 力 じゃ … むり||おれ||ちから|

店長 てんちょう

頼りない な 漫画 家 って の は たよりない||まんが|いえ|||

一気に 下りる ぞ 踏ん張れ いっきに|おりる||ふんばれ

悟 君 君 は 裏口 から 行け さとし|きみ|きみ||うらぐち||いけ

もう 愛 梨 君 を 巻き込む な |あい|なし|きみ||まきこむ|

手柄 は 俺 の もん だ てがら||おれ|||

愛 梨 は 大丈夫 だ ろ う か あい|なし||だいじょうぶ||||

それにしても あの 火事 … ||かじ

まさか あれ も やつ の 仕業 だって の か |||||しわざ|||

そう だ

あの 火事 は 愛 梨 を 狙った 放火 |かじ||あい|なし||ねらった|ほうか

しかも その 犯人 は 「 俺 」 だ ||はんにん||おれ|

この メール を 警察 に 見 られ ない よう に する ため に 愛 梨 は … |めーる||けいさつ||み||||||||あい|なし|

つまり やつ は もともと 愛 梨 の 家 を 知って い た か ||||あい|なし||いえ||しって|||

愛 梨 を つけ た あい|なし|||

思って いる より 近い 所 に やつ は いる の かも おもって|||ちかい|しょ||||||

捜す ん だ さがす||

俺 が 捕まる の が 先 か やつ を 見つけ出す の が 先 か おれ||つかまる|||さき||||みつけだす|||さき|

小岩 小岩 です こいわ|こいわ|

車 内 に お 忘れ物 … くるま|うち|||わすれもの

はい

誰 いいかげん に 名乗ったら ？ だれ|||なのったら

藤沼 悟 です ふじぬま|さとし|

あんた が 藤沼 悟 さん なら 初め まして ||ふじぬま|さとし|||はじめ|

お 電話 お 待ち し て おり まし た |でんわ||まち|||||

ええ ぜひ

ここ は 駄目 です よ 外 で 会い ま しょ う ||だめ|||がい||あい|||

ああ 僕 まだ 名乗って ませ ん ね |ぼく||なのって|||

明日 お 会い し た とき に あした||あい||||

あなた が 藤沼 佐知子 殺害 の 犯人 かも しれ ない から です よ ||ふじぬま|さちこ|さつがい||はんにん||||||

いらっしゃい ませ

や あ 悟 君 ||さとし|きみ

こっち こっち

初め まして はじめ|

元 テレビ 石狩 社会 部 の 澤田 です もと|てれび|いしかり|しゃかい|ぶ||さわだ|

よかった ホント に 悟 君 だった |ほんと||さとし|きみ|

うん お 母さん の 面影 ある よ ||かあさん||おもかげ||

あの 人 だ |じん|

警戒 し て き た だ ろ う けど けいかい||||||||

通報 も し て ない し 僕 の 方 も 君 の お 母さん を 殺し て い ない つうほう||||||ぼく||かた||きみ|||かあさん||ころし|||

僕 を 疑って ない ん です か ぼく||うたがって||||

もちろん

どうして

あの 人 は 自分 を 殺す よう な 息子 を 育て ない から さ |じん||じぶん||ころす|||むすこ||そだて|||

なるほど ね

昨日 ポケット に 入って い た の を 思い出し まし た きのう|ぽけっと||はいって|||||おもいだし||

大 変な こと に なって しまった ね だい|へんな|||||

情けない です なさけない|

連続 で 下手 を 打って しまった 自分 の 責任 も あり ます れんぞく||へた||うって||じぶん||せきにん|||

自分 の せい なんて 思う の は 思い上がり って もん だ べ さ じぶん||||おもう|||おもいあがり|||||

佐知子 さん の 言葉 だ けど な さちこ|||ことば|||

僕 の 好き な 言葉 な ん だ ぼく||すき||ことば|||

佐知子 さん から の 電話 の 話 を しよ う か さちこ||||でんわ||はなし||||

お 願い し ます |ねがい||

澤田 君 覚え てる ？ 18 年 前 の 連続 殺人 事件 さわだ|きみ|おぼえ||とし|ぜん||れんぞく|さつじん|じけん

もちろん 白鳥 潤 死刑 囚 は 未 だ 犯行 を 認め て い ない よ |はくちょう|じゅん|しけい|しゅう||み||はんこう||みとめ||||

あれ 悟 の 言った 通り だった わ |さとし||いった|とおり||

犯人 は 白鳥 君 じゃ ない はんにん||はくちょう|きみ||

真 犯人 誰 だ か 分かっちゃ っ た まこと|はんにん|だれ|||わかっちゃ||

じゃあ 明日 小岩 駅 で |あした|こいわ|えき|

名前 まで 聞い て おく ん だった よ なまえ||ききい|||||

一 つ 昔 の 話 を しよ う か ひと||むかし||はなし||||

雛 月 加代 ちゃん の 事件 だ ひな|つき|かよ|||じけん|

昭和 63 年 3 月 2 日 夜 しょうわ|とし|つき|ひ|よ

加代 は 母 と その 彼 氏 から 暴行 を 受け 物置 に 閉じ込め られ た かよ||はは|||かれ|うじ||ぼうこう||うけ|ものおき||とじこめ||

彼女 は そのまま 凍死 かのじょ|||とうし

死体 を 隠蔽 し た と 考え て 警察 は 一 度 加代 の 母 と 男 に 容疑 を かける したい||いんぺい||||かんがえ||けいさつ||ひと|たび|かよ||はは||おとこ||ようぎ||

だが 実際 は 2 日 22 時 から 23 時 の 間 に |じっさい||ひ|じ||じ||あいだ|

加代 は 物置 から 失踪 し て い た かよ||ものおき||しっそう||||

3 日 0 時 30 分 に 失踪 に 気付 い た 加代 の 母 は ひ|じ|ぶん||しっそう||きづ|||かよ||はは|

藤沼 家 に 電話 を し て さりげなく 行方 を 捜し て い た ふじぬま|いえ||でんわ|||||ゆくえ||さがし|||

連れ 去った の は 白鳥 潤 つれ|さった|||はくちょう|じゅん

証拠 の 一 つ は 物置 の 周囲 に 残って い た ゴム 長靴 の 足跡 が しょうこ||ひと|||ものおき||しゅうい||のこって|||ごむ|ながぐつ||あしあと|

白鳥 家 の もの と 一致 した こと はくちょう|いえ||||いっち||

警察 が 公表 し て いる 犯行 手口 は けいさつ||こうひょう||||はんこう|てぐち|

暴行 を 加え て 気絶 さ せ 写真 撮影 を 行う ぼうこう||くわえ||きぜつ|||しゃしん|さつえい||おこなう

業務 用 冷凍 庫 内 にて 霧吹き を 使い 急速 に 凍死 さ せる ぎょうむ|よう|れいとう|こ|うち||きりふき||つかい|きゅうそく||とうし||

体温 が 20 度 に 下がった 時点 で 脳死 たいおん||たび||さがった|じてん||のうし

蘇生 の 可能 性 が ほぼ なくなる まで 30 分 ほど 待ち そせい||かのう|せい|||||ぶん||まち

日の出 前 に 雛 月 家 物置 に 凍死 体 を 戻し た ひので|ぜん||ひな|つき|いえ|ものおき||とうし|からだ||もどし|

ユウキ さん が そんな こと する わけ ない

雛 月 加代 杉田 広美 中西 彩 ひな|つき|かよ|すぎた|ひろみ|なかにし|あや

3 人 の 事件 の 少し 前 隣 の 市 でも 誘拐 殺人 事件 が 起き て いる ん だ が じん||じけん||すこし|ぜん|となり||し||ゆうかい|さつじん|じけん||おき|||||

犯人 は スピード 逮捕 さ れ 白鳥 潤 と 同じく 犯行 を 全面 否認 はんにん||すぴーど|たいほ|||はくちょう|じゅん||おなじく|はんこう||ぜんめん|ひにん

さて

君 の 今 の 状況 を 含め て きみ||いま||じょうきょう||ふくめ|

何 か 気付か ない かい なん||きづか||

解決 済み の 事件 を 調べる 変 な ルポ ライター かいけつ|すみ||じけん||しらべる|へん||るぽ|らいたー

散々 笑わ れ て き た けど ね さんざん|わらわ||||||

実は 一 つ も 解決 し て い ない じつは|ひと|||かいけつ||||

雛 月 加代 も 佐知子 さん も ひな|つき|かよ||さちこ||

別 の 犯人 を 用意 する 同じ やつ に 殺さ れ た べつ||はんにん||ようい||おなじ|||ころさ||

そい つ が 今 この 街 に … |||いま||がい|

相当 狡猾 な やつ だ よ そうとう|こうかつ||||

別 の 容疑 者 を 用意 し て 時間 を 稼ぐ こと で べつ||ようぎ|もの||ようい|||じかん||かせぐ||

目撃 証言 も 減り 現場 の 状況 も 変わって いく もくげき|しょうげん||へり|げんば||じょうきょう||かわって|

自分 から 捜査 が どんどん 遠ざかって いく わけ だ じぶん||そうさ|||とおざかって|||

大げさ だ なぁ おおげさ||

口封じ の 線 か くちふうじ||せん|

藤沼 悟 この 状態 なら 手出し は 不可能 だ な ふじぬま|さとし||じょうたい||てだし||ふかのう||

それ より 女子 高 生 の 方 だ 共犯 か ||じょし|たか|せい||かた||きょうはん|

母親 殺し に 協力 さ せ て 用 済み に なったら 口封じ か ははおや|ころし||きょうりょく||||よう|すみ|||くちふうじ|

ひで え 話 だ な あんな 娘 を 巻き込む と は ||はなし||||むすめ||まきこむ||

違う ちがう

愛 梨 ちゃん 君 が 謝る こと は ない ん だ あい|なし||きみ||あやまる|||||

そう よ

あんな ストーカー に 狙わ れ て い た なんて 怖かった でしょ う |||ねらわ||||||こわかった||

おばさん そう じゃ ない の

いい の よ

気付 い て あげ られ なく て ごめんなさい きづ|||||||

違う ちがう

犯人 の 男 は 警察 が 追って いる はんにん||おとこ||けいさつ||おって|

怖がる こと は ない ん だ よ こわがる||||||

違う のに ちがう|

悟 さん が 殺人 や 放火 で 追わ れる なんて さとし|||さつじん||ほうか||おわ||

あり 得 ない |とく|

誰 なら 信じ て くれる の だれ||しんじ|||

佐知子 さん の 携帯 から メール が その 子 に ？ さちこ|||けいたい||めーる|||こ|

はい

報道 で は 軽傷 と 言って まし た が 今 は まだ 病院 でしょ う ほうどう|||けいしょう||いって||||いま|||びょういん||

これ です

なるほど

君 に 放火 の 容疑 を 被せ て 捜査 の 促進 を 図った きみ||ほうか||ようぎ||かぶせ||そうさ||そくしん||はかった

それ も ある と 思い ます が もう すでに 僕 は 容疑 者 な ん です ||||おもい|||||ぼく||ようぎ|もの|||

彼女 … 片桐 愛 梨 と いい ます が かのじょ|かたぎり|あい|なし||||

それ だけ が 理由 で 狙った と は 思え ない |||りゆう||ねらった|||おもえ|

つまり その 子 自身 も やつ の ターゲット だ と ？ ||こ|じしん||||たーげっと||

やつ は 僕 を 母さん 殺し の 犯人 に 仕立てる ため に ||ぼく||かあさん|ころし||はんにん||したてる||

バイト 先 から の 帰宅 時間 を 知る 必要 が あった ばいと|さき|||きたく|じかん||しる|ひつよう||

つまり 母さん に 誘拐 未遂 を 目撃 さ れ て から |かあさん||ゆうかい|みすい||もくげき||||

殺す まで の 一 日 と 少し の 間 に ころす|||ひと|ひ||すこし||あいだ|

やつ は あの 店 に 来 て シフト 表 を 見て いる ん です |||てん||らい||しふと|ひょう||みて|||

そして その とき 愛 梨 に 顔 を 見 られ た |||あい|なし||かお||み||

もしかしたら 僕 も 知って いる 人間 かも |ぼく||しって||にんげん|

なるほど

シフト 表 の ある 店 内 に 入り込む こと の できる 人間 と いう こと か しふと|ひょう|||てん|うち||はいりこむ||||にんげん||||

これ は ひ ょっ と する と 犯人 に 手 が 届く かも しれ ない ぞ |||||||はんにん||て||とどく||||

ちょっと 病院 へ 行って くる よ |びょういん||おこなって||

はい

パソコン に 18 年 前 の 事件 の レポート が ある ぱそこん||とし|ぜん||じけん||れぽーと||

見 て て いい よ み||||

「 白鳥 潤 は 自分 の 父親 が 犯人 だ と 思って いる の で は ない か 」 はくちょう|じゅん||じぶん||ちちおや||はんにん|||おもって||||||

「 アリバイ 物証 に 関し て 父親 に 不利 な 面 で 黙秘 し 続け た こと が 」 ありばい|ぶっしょう||かんし||ちちおや||ふり||おもて||もくひ||つづけ|||

「 より 印象 を 悪く し た と 考え られる 」 |いんしょう||わるく||||かんがえ|

父親 思い の ユウキ さん らしい や ちちおや|おもい|||||

「 雛 月 加代 と 白鳥 潤 が 一緒 に 居る 所 を 同級 生 が 再三 目撃 し て いる 」 ひな|つき|かよ||はくちょう|じゅん||いっしょ||いる|しょ||どうきゅう|せい||さいさん|もくげき|||

「 藤沼 悟 の 証言 は 黙殺 さ れ た が 」 ふじぬま|さとし||しょうげん||もくさつ||||

「 こちら の 証言 は 大きく 参考 に さ れ た 模様 」 ||しょうげん||おおきく|さんこう|||||もよう

容疑 者 リスト だ ようぎ|もの|りすと|

ユウキ さん 親子 以外 は 知ら ない 名前 … ||おやこ|いがい||しら||なまえ

しかも たった 5 人 ||じん

「 警察 の 推測 で は 」 けいさつ||すいそく||

「 杉田 広美 は 女児 と 間違わ れ て 殺害 さ れ た もの と さ れ て いる 」 すぎた|ひろみ||じょじ||まちがわ|||さつがい|||||||||

「 これ に より 」

「 杉田 広美 と 面識 の ない 5 名 が 最終 的 な 容疑 者 リスト に 残った 」 すぎた|ひろみ||めんしき|||な||さいしゅう|てき||ようぎ|もの|りすと||のこった

今日 フォーク ダンス だって きょう|ふぉーく|だんす|

えー っ マジ か よ

ブス と 手 繋ぐ の や だ な ||て|つなぐ||||

ヒロミ の 方 が 全然 いい べ ひろみ||かた||ぜんぜん||

だ … 大胆 |だいたん

ヒロミ が 殺さ れ た 理由 が 分かった ひろみ||ころさ|||りゆう||わかった

犯人 は 男 だ と 知って い て はんにん||おとこ|||しって||

自分 を 容疑 者 リスト から 外す ため だけ に じぶん||ようぎ|もの|りすと||はずす|||

敢えて ヒロミ を 殺し た ん だ あえて|ひろみ||ころし|||

「 同 市 内 の 小学 3 年生 女児 が 一 人 で いる 所 に 声 を 掛け た 白鳥 潤 が 」 どう|し|うち||しょうがく|ねんせい|じょじ||ひと|じん|||しょ||こえ||かけ||はくちょう|じゅん|

「 近隣 住民 の 通報 に より 逮捕 さ れ た 」 きんりん|じゅうみん||つうほう|||たいほ|||

「 杉田 広美 殺害 時 に 撮影 さ れ た 写真 が 白鳥 食品 の 倉庫 から 押収 さ れ 」 すぎた|ひろみ|さつがい|じ||さつえい||||しゃしん||はくちょう|しょくひん||そうこ||おうしゅう||

「 これ に より 白鳥 潤 は 小児 性 愛 の 傾向 に ある と 結論づけ られ た 」 |||はくちょう|じゅん||しょうに|せい|あい||けいこう||||けつろんづけ||

「 さらに 自室 から は 小児 性 愛 関連 の 書籍 も 押収 さ れ て おり … 」 |じしつ|||しょうに|せい|あい|かんれん||しょせき||おうしゅう||||

そんな 物 なかった |ぶつ|

全て やつ が 自分 から 目 を そらす ため に 仕組 ん だ 偽装 だ すべて|||じぶん||め|||||しく|||ぎそう|

ヒロミ が 死ぬ 前 の 容疑 者 リスト … ひろみ||しぬ|ぜん||ようぎ|もの|りすと

この 中 に |なか|

やつ の 名前 が ある ||なまえ||

片桐 さん 入る よ かたぎり||はいる|

あの 見舞い だ けど |みまい||

トイレ は あ っち ？ といれ|||

はい

満 床 … まん|とこ

で 201 号 のみ 空き |ごう||あき

眠って ます よ ねむって||

そう です か

ヤバ い 漏れる 漏れる ||もれる|もれる

ぶしつけ で すみ ませ ん 片桐 愛 梨 さん |||||かたぎり|あい|なし|

藤沼 悟 さん じゃ ない みたい ね ふじぬま|さとし|||||

はい その 友人 の 澤田 と 申し ます ||ゆうじん||さわだ||もうし|

初め まして 愛 梨 の 母 です はじめ||あい|なし||はは|

悟 さん は 絶対 やって ない の さとし|||ぜったい|||

お 母さん も 殺し て ない 愛 梨 を 狙った 放火 も し て ない |かあさん||ころし|||あい|なし||ねらった|ほうか||||

火事 の とき 悟 さん は 愛 梨 を 助け に 来 た ん だ よ かじ|||さとし|||あい|なし||たすけ||らい||||

君 を 助け た の は 店長 さん でしょ きみ||たすけ||||てんちょう||

煙 いっぱい 吸っちゃ っ た から ね けむり||すっちゃ||||

お 母さん は 何て 聞い てる か 知ら ない けど |かあさん||なんて|ききい|||しら||

愛 梨 は 共犯 者 かも って 思わ れ てる よ あい|なし||きょうはん|もの|||おもわ|||

信じ て もらえ ない の って 半端 なく つらい よ しんじ||||||はんぱ|||

誰 が 悟 さん の こと 信じ て くれる ん だ ろ う って 考え たら … だれ||さとし||||しんじ||||||||かんがえ|

愛 梨 あい|なし

お 母さん も |かあさん|

追い掛け れ ば よかった って 今 でも 思って る の おいかけ|||||いま||おもって||

いって らっしゃい

大丈夫 愛 梨 を 信じ てる だいじょうぶ|あい|なし||しんじ|

しまった 電源 切る の 忘れ て た |でんげん|きる||わすれ||

よかった 電源 入って た |でんげん|はいって|

愛 梨 か あい|なし|

大丈夫 な の か だいじょうぶ|||

うん もう ぴんぴん し てる よ

それ よ り さ 今 から 会え る ？ 例の 場所 で ||||いま||あえ||れいの|ばしょ|

駄目 だ 来る な だめ||くる|

そんな こと し たら 愛 梨 まで … ||||あい|なし|

大丈夫 絶対 一 人 で 行く から だいじょうぶ|ぜったい|ひと|じん||いく|

い っけ ー ||-

飛ぶ の か よ とぶ|||

の この こ やって 来 ち まった ||||らい||

真 犯人 の こと なら 電話 で だって 話せ た まこと|はんにん||||でんわ|||はなせ|

巻き込 ん じ まったら 愛 梨 の 立場 が 悪く なる だけ な のに まきこ||||あい|なし||たちば||わるく||||

何 だ よ なん||

全然 飛ば ねえ じゃ ん ぜんぜん|とば|||

お っか しい な

何で だ ろ なんで||

こうして さ 揚力 って の を つけ て やる ん だ ||ようりょく||||||||

ホント に これ で 飛ぶ よう に なる ？ ほんと||||とぶ|||

なる さ

ホント だ すげ え ほんと|||

川 の 方 行った ぞ かわ||かた|おこなった|

飛び 過ぎ とび|すぎ

ねえ ちょっと あの 人 |||じん

すげ え

この 時間 ったら 仕事 し て ない の かしら |じかん||しごと|||||

そう よ ね

ユウキ さん も …

こんな 感じ の 思い し て た の か な |かんじ||おもい||||||

来 た よ 悟 さん らい|||さとし|

約束 通り 一 人 で 来 た よ やくそく|とおり|ひと|じん||らい||

警察 の ワナ の 可能 性 まで 考え た 自分 が 恥ずかしい けいさつ||わな||かのう|せい||かんがえ||じぶん||はずかしい

声 に 出 て た … こえ||だ||

その くらい じゃ ない と 駄目 だ よ |||||だめ||

悟 さん は 逃亡 者 な ん だ から さとし|||とうぼう|もの||||

でも 愛 梨 を 信じ て くれ て うれしい よ |あい|なし||しんじ|||||

お 店 に ？ |てん|

西園 って 人 が 怪しい と 思う にしぞの||じん||あやしい||おもう

西園 ？ にしぞの

二 三 度 見掛け た よ ふた|みっ|たび|みかけ||

店長 が 「 先生 」 って 呼 ん で た し てんちょう||せんせい||よ||||

バッジ 着け て た から たぶん 市会 議員 ばっじ|つけ|||||しかい|ぎいん

そい つ なら シフト 表 も 見 られ た はず だ し |||しふと|ひょう||み|||||

愛 梨 たち の 家 分かって も おかしく ない あい|なし|||いえ|わかって|||

挨拶 した こと も ある よ あいさつ|||||

西園 ？ にしぞの

リスト に は なかった ぞ りすと||||

偽名 ？ ぎめい

しかし 市議 で 偽名 は 使え ない はず |しぎ||ぎめい||つかえ||

顔 知って たから 愛 梨 は 狙わ れ た ん だ と 思う かお|しって||あい|なし||ねらわ||||||おもう

くそ っ 繋が ん ねえ ||つなが||

最後 の ピース が はまら ねえ さいご||ぴーす|||

悟 さん … さとし|

気持ち は 分かる けど 無 茶 し ちゃ 駄目 だ よ きもち||わかる||む|ちゃ|||だめ||

ずっと 昔 に やり 残し た こと が ある ん だ |むかし|||のこし||||||

いや 俺 が 考え た 漫画 の 話 |おれ||かんがえ||まんが||はなし

予定 を 間違え て 子供 を 死な せ て しまった 死 神 の 話 だ よてい||まちがえ||こども||しな||||し|かみ||はなし|

何とか 元 に 戻 そ う と して 足 掻 い て なんとか|もと||もど|||||あし|か||

動け ば 動く ほど 関わる 人 たち が 不幸 に なって いく うごけ||うごく||かかわる|じん|||ふこう|||

正しい こと を し て いる つもり な のに ただしい||||||||

自分 が 関わって しまう と じぶん||かかわって||

他人 が 傷つ い て しまう … たにん||きずつ|||

それ が 今 の 悟 さん み たい だって ？ ||いま||さとし||||

愛 梨 も そう 思わ ない か あい|なし|||おもわ||

バカ な の ばか||

愛 梨 傷 つい て ない し あい|なし|きず||||

他人 が どう と か は 死 神 の 思い込み だ よ たにん||||||し|かみ||おもいこみ||

その 死 神 は もっと 自分 を 信じ て いい と 思う |し|かみ|||じぶん||しんじ||||おもう

今 目の前 に ある の は きっと 全部 途中 経過 だ よ いま|めのまえ||||||ぜんぶ|とちゅう|けいか||

結末 は もっと 先 の こと で けつまつ|||さき|||

まだ 誰 に も 分から ない ん だ から |だれ|||わから||||

愛 梨 本当 に 君 に 会え て よかった あい|なし|ほんとう||きみ||あえ||

声 に 出 て た … こえ||だ||

藤沼 悟 だ な ふじぬま|さとし||

悟 さん さとし|

邪魔 を する な じゃま|||

愛 梨 あい|なし

藤沼 悟 ふじぬま|さとし

殺人 及び 放火 殺人 未遂 の 容疑 で 逮捕 する さつじん|および|ほうか|さつじん|みすい||ようぎ||たいほ|

16 時 50 分 被疑者 確保 じ|ぶん|ひぎしゃ|かくほ

どうして な の

悟 さん は やって ない よ やる わけな い じゃ ん さとし||||||||||

悟 さん さとし|

愛 梨 と の 関係 は あい|なし|||かんけい|

逮捕 か 「 リバイバル 」 の いずれ か で 消滅 する の は 覚悟 し て い た たいほ||りばいばる|||||しょうめつ||||かくご||||

そして 今 が 愛 梨 と の 最後 の 時 だ |いま||あい|なし|||さいご||じ|

俺 が 今 す べき こと は … おれ||いま||||

悟 さん ごめんなさい さとし||

きっと この 人 たち あたし が 連れ てき ちゃ った ||じん||||つれ|||

一 人 で 来る って 約束 し た のに ひと|じん||くる||やくそく|||

俺 が 愛 梨 に 与え たかった もの を 与える ん だ おれ||あい|なし||あたえ||||あたえる||

愛 梨 が 俺 に そう し て くれ た よう に あい|なし||おれ||||||||

ごめんなさい ごめんなさい

ごめんなさい あたし の せい だ …

こんな とき

ヒーロー なら 何て 言う かな ひーろー||なんて|いう|

独りぼっち で 戦う の って つらく ない の ひとりぼっち||たたかう|||||

愛 梨 違う よ あい|なし|ちがう|

君 が 信じ て くれ た から 俺 は … きみ||しんじ|||||おれ|

まだ 頑張れ る |がんばれ|

ありがとう 愛 梨 |あい|なし

君 を 信じ て よかった きみ||しんじ||

僕 だけ が 見 て た 君 の こと 過去 も 未来 も ぼく|||み|||きみ|||かこ||みらい|

悲しみ も 喜び も すべて かなしみ||よろこび||

大人 に なる って きっと おとな||||

優しく なる こと だ と 信じ て い た やさしく|||||しんじ|||

子ども の 頃 の 僕 の まま に こども||ころ||ぼく|||

君 の こと きみ||

守り たい と 思う まもり|||おもう

暗闇 から 目覚め て も くらやみ||めざめ||

僕 を 待ち受け てる 彼方 で ぼく||まちうけ||かなた|

二 人 を 隠し た この 街 に ふた|じん||かくし|||がい|

誰 も 知ら ない 雪 が 降って い た だれ||しら||ゆき||ふって||

君 は 僕 の 胸 に 刻ま れ た 一 番 深い 傷跡 の よう で きみ||ぼく||むね||きざま|||ひと|ばん|ふかい|きずあと|||

君 が 笑う この 世界 の 歌 きみ||わらう||せかい||うた