シュタインズ ・ ゲート ゼロ (01)
( 鈴 羽 ( すず は )) まゆ 姉さん こんな 所 に いたんだ
( ま ゆり ) 鈴 ( すず ) ちゃん
( 鈴 羽 ) 父さん たち が 捜して た
もう すぐ 作戦 開始 の 時間 だって
まゆ 姉さん ?
( ま ゆり ) もし …
( ま ゆり ) もしも あの とき ―
この 手 を 伸ばして いたら ―
この 未来 は 変わった の か な
( ま ゆり ) あの 日 私 の 彦星 ( ひこぼし ) が 復活 して いれば ―
全て は 変わって いた かも しれ ない
もしも あの とき ―
この 手 を 伸ばして いたら …
( 医師 ) あなた は 過去 へ 降りて ゆき ます
どんどん どんどん 降りて ゆく と 光 が 見え ます
光 は 何 色 です か ?
( 岡部 ( お かべ )) 赤 …
( 医師 ) その 光 の 中 に あなた の 大切な 人 が 立って い ます
あなた の 家族 です か ?
いや …
( 医師 ) で は 友人 ? 恋人 です か ?
( 岡部 ) 友人 で すら ない
俺 と あいつ は …
( ま ゆり ) あっ オカリン !
( 岡部 ) 何 だ 外 で 待って なくて も いい って 言った だ ろ ?
( ま ゆり ) エヘヘ どう だった ?
ああ うん
まあ 催眠 療法 って いって も 大した こと は なかった な
特に 問題 ない って さ
本当 ?
ああ しばらく カウンセリング は 必要 みたいだ けど
ま ゆり が 言う とおり 受診 して みて よかった よ
( ま ゆり ) よかった
何 か オカリン 最近 ずっと つら そうだった から
心配 かけた な
( ま ゆり ) う うん
飯 食べて いく か ? おごる ぞ
それ なら アキバ まで 行って いい かな ?
さっき ライン で る か 君 と フェリス ちゃん に 誘わ れた んだ
秋葉原 ( あき は ばら ) か
嫌 ?
( 岡部 ) いい よ 行こう
わ あっ
よかった じゃあ みんな に も 連絡 する ね
フェリス ちゃん ? あの ね あの ね …
( 岡部 ) もう 12 月 か …
あの 夏 から …
早い な
( ドア ベル の 音 )
えっ と ここ で 待って る って 言って た んだ けど … あ !
る か 君 フェリス ちゃん
トゥットゥルー !
( る か ) こんにちは まゆ り ちゃん
( フェイリス ) おお 凶 真 ( きょう ま )!
( 岡部 ) しばらく ぶり だ な ルカ 子 ( こ ) フェイリス
( る か ) 岡部 さん
( フェイリス ) 凶 真 会い たかった ニャ !
( 岡部 ) おい こら よせよ
( フェイリス ) いい じゃ ない か ニャ
凶 真 と フェイリス の 仲 だ ニャン ( ま ゆり ) アハハ …
( 岡部 ) それ から その “ 凶 真 ” って の も やめて くれ
ニャン で ?
黒 歴史 だ から だ
それ は つまり 中世 魔術 師 同盟 が ひた隠し に する 暗黒 歴史
違う
何 か すごく 懐かしい です
僕 時々 ラボ に 顔 を 出す んです けど 岡部 さん に は 会え なかった から
( 岡部 ) いろいろ 忙しくて な
まさか ! 青 の 組織 に よる あの プロジェクト が …
いや 大学 の ゼミ が 忙しくて な
ニャ ~
それ に サークル と か
ニャニャ !
岡部 さん が サークル …
UFO ( ユーフォー ) と か UMA ( ユーマ ) の 研究 を して る と か ?
いや … テニス サークル だ
( る か ・ フェイリス ) ええ ー っ ! ( ま ゆり ) アハハ …
( 岡部 ) 大学 の ゼミ の 准 教授 が テニス サークル の 顧問 で な
( フェイリス ) それ で 凶 真 が テニス …
( ま ゆり ) 目指せ ウィンブルドン だ ね
( る か ) じゃあ その 練習 も あって 忙しかった んです ね
( 岡部 ) あっ い … いや 練習 は そんなに は …
じゃあ 何 して る ニャ ?
( 岡部 ) 何 って ご … 合 コン と か
( フェイリス ) 合 … ( る か ) コン ?
(2 人 ) ええ ー っ !
岡部 さん が 合 コン !?
ニャン と いう か 痛い と いう か 痛々しい と いう か
それ を 通り越して キモイ !
そう キモイニャ ! ( る か ) どういう こと です か !?
ひどい こと 言う な よ 俺 だって 普通の 大学生 な んだ ぞ
( フェイリス ) 堕落 ニャ 堕落 ニャ 凶 真 一体 どういう こと ニャ !?
( る か ) ひどい です 岡部 さん !
( ま ゆり ) あっ 由季 ( ゆき ) さん だ
( フェイリス ) 何 か 事件 か ニャ ?
う うん アキバ に 来て る なら ―
ちょっと 見せ たい もの が ある から 会え ない か って
( ま ゆり ) ラボ で ( 岡部 ) あっ …
( ま ゆり ) あ …
( フェイリス ) あ …
( る か ) あ …
( 岡部 ) あ …
大丈夫だ 行こう
( ダル ) ぐ ぬ ぬ ぬ …
( ダル ) こんなん 戦争 だ ろ
炎上 必至だ ろ !
リア 充 滅 せ P は ぼ っち の 味方 じゃ なかった の か よ !
ぱる て の ん 氏 と 夫婦 だった って 何 な ん !?
( 鈴 羽 ) 父さん ( ダル ) う お っ !
既に @ ちゃん ねる も つい ポ も 炎上 中 ? しまった !
僕 と した こと が 乗り遅れた お この ビッグウェーブ に !
ひ っ !?
( 鈴 羽 ) 話 を 聞き なさい
( ダル ) ひ ぃ ー っ !
す … 鈴 羽 やめて くれ ない と 父さん 怒っちゃ う ぞ
( 鈴 羽 ) 怒ら れて る の は 父さん の ほう
( ダル ) はい すいません
( 鈴 羽 ) まったく …
1 日 中 ゴロゴロ して 食べる か ネット か ゲーム ばかり
( ダル ) でも タイム マシン の 研究 って 大変な んだ よ
しかも 目の前 に 本物 が ある のに “ 触っちゃ ダメ ” と か 言う し
( 鈴 羽 ) 父さん が 未来 で 開発 する もの だ から ね
今 の 父さん が 見たら ―
タイムパラドックス が 起きる 可能 性 が ある んだ よ
( ダル ) 未来 の 僕 が 発明 する なら いい じゃ ん
明日 から 頑張る ! キリッ !
( 鈴 羽 ) その ため に は 今 から 頑張ら なきゃ いけない の
( ダル ) あう …
未来 の 父さん も いつも そんな こと 言って
母さん に 怒ら れて た
( ダル ) 叱ら れる と いう 名 の ご 褒美 ハァ ハァ …
父さん !
( ダル ) はい 何でもない で ご ざる
( 鈴 羽 ) 未来 の 父さん は いつも 言って いた んだ よ
ここ は 最低 最悪の 世界 線 だ けど ―
私 が 誕生 した こと だけ は 最高 だって
私 は オカリン おじさん を 説得 して ―
そんな 未来 を 変える ため に ここ に 来た んだ
なのに あの 日 以来 ―
オカリン おじ さん ここ に も 来 なく なって …
ん ?
誰 か 来る !
( 足音 )
( ダル ) えっ まさか オカリン ? ( 鈴 羽 ) 違う
ブーツ の 音 … 母さん だ !
えー っ !? あっ えっ …
隠れろ 鈴 羽 !
オーキードーキー !
( ノック ) ( ダル ) あ はい どうぞ
( ドア の 開閉 音 )
( 由季 ) こんにちは
( ダル ) あっ … 阿 万 音 ( あま ね ) 氏 どうした ん ? 急に
( 由季 ) あれ ? まゆ り ちゃん は ?
まゆ 氏 ? 今日 は まだ だ けど
少し 早かった かな ?
ここ で 待ち合わせ しよう って さっき
( ダル ) そうなん ?
( 由季 ) 待た せて もらって いい です か ?
( ダル ) あっ ああ まあ …
( 由季 ) ありがとう ございます
あの … 今日 は 妹 さん は お 留守 です か ?
えっ 妹 ? 誰 の ?
誰 って 橋田 ( は し だ ) さん の …
僕 ? 僕 に 2 次元 以外 の 妹 なんて いな …
あっ ! す … 鈴 羽 の こと で ご ざる か ?
( 由季 ) ほか に いる んです か ?
あー いや … いない ?
( ドア の 開く 音 )
( ま ゆり ) トゥットゥルー
( ダル ) あっ … ( 由季 ) まゆ り ちゃん
トゥットゥルー 由季 さん
( フェイリス ) ニャンニャン
フェイリス さん も る かさん も
( ダル ) フェイリス た ~ ん
えっ ? あっ …
( 岡部 ) ここ は 変わって ない な
( ダル ) オカリン …
入って も ?
( アナウンサー ) 幻覚 や 記憶 障害 と いった もの が ―
確認 さ れて おり …
じ … 自分 の ラボ で 遠慮 と かね ー よ
それ も そう か
( ま ゆり ) あ ~ 由季 さん その 服 かわいい !
( 由季 ) まゆ り ちゃん に そう 言って ほしくて 着て きた んだ よ
( フェイリス ) うわ ~ フェイリス に も 見せて ニャ
( ダル ) 飲み物 は ドクペ で … あ ちょ っ オカリン !
ど どこ へ ?
( 岡部 ) どこ って … いや ちょっと トイレ へ
( ダル ) いや … ( 鈴 羽 ) あっ …
ん ん …
だ … だ だ …
( 岡部 ) あ … ん ?
( ダル ) あう …
( 岡部 ) フゥ …
( きしむ 音 )
な っ …
ど わ あっ
( 倒れる 音 )
( フェイリス ) オカリン !? ( る か ) 岡部 さん !
( 鈴 羽 ) あ たた たた …
ああ っ
鈴 さん
ど どうも ( 岡部 の うめき声 )
(2 人 ) ジャーン !
( る か ) かわいい !
( フェイリス ) いい ニャ いい ニャ ~
( ダル ) 大 好物 です ありがとう ございます !
( 由季 ) エッヘヘ ~
( ま ゆり ) あれ ? オカリン は ?
鈴 羽 さん と 屋上 行った よ
何 か 話し たい こと が ある って
そ っか あ
( 岡部 ) わざわざ 隠れ なく と も よかった んじゃ ない か ?
ダル の 妹 と いう こと に して る んだ から
逆に 怪しま れる だろう ?
( 鈴 羽 ) そう な んだ けど …
母さん 思った 以上 に 私 と 仲よく し た がる んだ
( 岡部 ) 由季 さん と ダル が 初めて 顔 を 合わせた の は …
( 鈴 羽 ) 夏 の コミマ
まゆ 姉さん の コスプレ 仲間 で ここ に 出入り する ように なって …
( 由季 ) キャッ ( ダル ) うわ っ
( ぶつかる 音 )
あいた たた … え ?
( 鈴 羽 ) 顔 合わせちゃ った
えっ !?
( 岡部 ) いずれ 自分 が 産む こと に なる ―
未来 の 娘 …
何 か 感じる もの が あった の かも な
( 鈴 羽 ) 父さん は “ いずれ 説明 する ” って 言って くれて る けど …
しかし 本当に ダル が 彼女 と ?
私 が ここ に いる って こと は ―
少なくとも その 未来 は 変わって ない
( 飛行機 の エンジン 音 ) ( 鈴 羽 ) あっ
( 鈴 羽 ) 平和だ ね
私 が 物心 ついた とき に は ―
もう こんな 光景 は 写真 と か 映像 の 中 に しか 存在 し なかった
( 岡部 ) 第 3 次 … 世界 大戦
( 鈴 羽 ) うん 父さん たち は タイム マシン 開発 の こと で ―
反 政府 組織 と 見なさ れて た
( 岡部 ) ダル と 由季 さん と 3 人 で 逃げて いた の か ?
( 鈴 羽 ) う うん 母さん は 軍 の 無人 機 から 私 を 守ろう と して ―
機銃 掃 射 で 死んだ から …
この 目 で ズタズタ に さ れて く 母さん を 見た
全身 で 母さん の 血 を 浴びた
オカリン おじさん
この 世界 線 の 行き着く 先 は 地獄 しか ない んだ
タイム マシン 争奪 戦 に よって 国 と 国 が 争い 人 が たくさん 死ぬ
恐怖 と 絶望 しか ない 世界 な んだ
57億 の 人 の 命 が かかって る んだ
未来 を
お 願い だ よ
オカリン おじさん
( 岡部 ) 無理だ ( 鈴 羽 ) おじさん !
( 岡部 ) 俺 は 何度 と なく 世界 線 を 漂流 して きた
ここ と は 違う 世界 線 で ―
タイム マシン に 運命 を 翻弄 さ れる 人 たち を …
お前 の 結末 の 1 つ さえ 見て きた
何度 も 何度 も 繰り返した んだ
そして 人 に できる こと に は 限り が ある と 知った
何 を して も 無力な んだ
“ 既に 世界 線 を 変えた こと が ある ”
そう 言って いた よね おじさん
だったら …
( 岡部 ) ダメだ !
過去 改変 を して 世界 線 を 移動 する の は ―
この 宇宙 の 仕組み から 逸脱 する こと な んだ
人間 が 手 を 出して いい 領域 じゃ ない 神 の 領域 な んだ
触れれば 必ず 罰 を 受ける こと に なる
残酷な … 目 を 覆い たく なる ような 罰 を !
それ が 答え な の ?
まだ 時間 は ある
考え 直して ほしい
私 は …
( ドア の 開く 音 )
( 鈴 羽 ) 諦め ない から
( ドア の 閉まる 音 )
( ま ゆり ) 鈴 さん 結局 戻って こ なかった ね
( 岡部 ) ああ
ケンカ した わけじゃ ない んだ よ ね ?
( 岡部 ) そういう わけ じゃ ない
( ま ゆり ) そ っか
う う … 一 段 と 寒く なって きた ねえ
( ま ゆり ) 今日 は 久しぶりに ラボ が にぎやかで 楽しかった な
( 岡部 ) そう か ( ま ゆり ) うん
何 か 最近 は ラボ に 行く と とても 寂しい 気持ち に なって た んだ
( 岡部 ) ダル が いる だ ろ ?
( ま ゆり ) うん それ に 昔 は まゆ し ぃ ―
毎日 1 人 で オカリン の こと ラボ で 待って たから ―
全然 寂しい はず ない んだ けど
でも 何で か 分から ない けど ―
泣き たく なる くらい 寂しく なる んだ
前 は もっと にぎやかだった のに な あって
( 岡部 ) 錯覚 だ ( ま ゆり ) え ?
( 岡部 ) 錯覚 だ よ
あの ラボ に 出入り して いた の は ―
俺 と お前 と ダル くらい の もの だったろう ?
( ま ゆり ) うん そう だ よ ね
( 携帯 電話 の 振動 音 ) ( ま ゆり ) ん ?
どうした の ?
( 岡部 ) ああ あした アキバ で ―
ヴィクトル ・ コンドリア 大学 の セミナー が あって
その 前 に ゼミ の 教授 と 話して おき たかった んだ が
みんな で 集まって 飲んで る みたいな んだ
( ま ゆり ) そ っか あ
すっかり リア 充 さん だ ねえ
まゆ し ぃ は 1 人 でも 大丈夫だ よ
( 岡部 ) そう か じゃあ 悪い けど
( 学生 たち ) 乾杯 !
( 岡部 ) 人工 知能 革命 …
ヴィクトル ・ コンドリア 大学 アレクシス ・ レスキネン 教授 か
あいつ の いた 大学 …
( 岡部 ) う う っ …
( 紅 莉栖 ( くり す )) 私 … 死ぬ の か な
死に たく … ない よ
( 岡部 ) ひ っ … ひ っ …
う っ … う っ …
ひ っ …
あっ う ああ あ …
( 岡部 ) う う っ … くっ …
ハァ ハァ ハァ …
( 真 帆 ( ま ほ )) ちょっと あなた
ん ? えっ …
( 真 帆 ) そこ の 君 ( 岡部 ) あっ …
ん ?
( 真 帆 ) スタッフルーム って どこ かしら ?
( 岡部 ) あ …
( 岡部 ) ああ … ( 真 帆 ) ん ?
あっ ここ 大学 の セミナー 会場 だ けど
そんな の 分かって る わ よ !
もう 何度 も 何度 も …
( 岡部 ) 何度 も ?
この 場所 に 来て から それ 言わ れる の ―
あなた で 4 回 目 な の
“ ヴィクトル ・ コンドリア 大学 脳 科学 研究 所 ”
ああ 分かった
拾って くれた ん … ( 真 帆 ) それ も 4 回 目 !
ん っ
( 岡部 ) ヴィクトル ・ コンドリア 大学 の …
中学生 ?
寝ぼける の は 夜 に して !
大学 に 中学生 が いる わけない でしょ
( 岡部 )21 歳 …
( 真 帆 ) つまり 立派な 成人 女性 よ
中学生 でも 小学生 でも 幼稚 園児 でも なく !
何 か ?
しかし … いや …
悪かった
謝る
フン … まあい いわ
どこ の 国 に 行って も 同 じこ と 言わ れる から
( 岡部 ) だろう な …
何 か 言った ?
( 岡部 ) い … いや 別に
ハァ …
( 岡部 ) あ そっち じゃ ない
スタッフ ルーム だ ろ ? 一 度 出て そこ の 通路 の 扉 の 奥 だ
ありがとう
( 岡部 )21 歳 か …
ダル が 見たら ―
“ 合法 ロリ キタコレ !” と か 叫び そうだ な
ハッ !
( 岡部 ) 桐生 ( きりゅう )… 萌郁 ( もえ か )!?
どうして ―
萌郁 が ここ に !?
まさか また …
落ち着け ここ は ベータ 世界 線 だ
あの 世界 線 と は 違う !
違う んだ
( 拍手 )
( 拍手 )
( 岡部 ) ん ? あ …
( 拍手 )
( 拍手 )
あれ は … さっき の
あれ は … さっき の
( レスキネン ) ハイ エブリワン
( 真 帆 ) 皆さん こんにち は
( レスキネン の 英語 )
( レスキネン の 英語 )
本日 は 私 の セミナー に 集まって くださって 感謝 し ます
ヴィクトル ・ コンドリア 大学 脳 科学 研究 所 の ―
アレクシス ・ レスキネン です
通訳 と アシスタント は 私 比 屋 定 ( ひや じょう ) 真 帆 が 務め ます
( 拍手 )
( レスキネン の 英語 )
本日 の テーマ は “ 人工 知能 革命 ” と し ました が ―
その 話 に 入る 前 に 1 つ の 論文 を 紹介 し たい と 思い ます
( レスキネン の 英語 )
( 真 帆 ) この 論文 は 我が 研究 所 の 女性 研究 員 が 発表 した もの です
人 の 記憶 は 大脳 皮質 ―
とりわけ 側 頭 葉 に 記憶 さ れる ―
フラッシュ メモリー の ような もの と して 捉える こと が でき ます
脳 は ニューロン と 呼ば れる 細胞 の 間 を ―
電気 信号 が 伝わる こと で 働き ます
極論 すれば 記憶 は 電気 信号 の パターン に よって 蓄積 し ―
作ら れて いる と いえ ます
この 理論 を 提唱 した 彼女 は ―
残念 ながら 17 歳 に して 故人 と なり ました が ―
私 たち は その 理論 を 基 に ある システム の 構築 に 成功 し ました
それ が 人間 の 記憶 を データ 化 して 保存 する システム です
( 岡部 ) ああ …
( 真 帆 ) これ まで の ような プログラム に よる ―
疑似 人格 を 作り上げる ので は なく
データ 化 した 人 の 記憶 を ベース に 人工 知能 を 作り上げる
人間 同様 の 感情 と 記憶 ―
心 を 持つ 人工 知能
天才 牧 瀬 ( まき せ ) 紅 莉栖 の 基礎 理論 を 基 に 構築 さ れた システム
それ が これ から デモンストレーション する 人工 知能
( レスキネン ・ 真 帆 ) アマデウス
♪~
~♪