シュタインズ ・ ゲート ゼロ (02)
( レスキネン の 英語 )
( 真 帆 ( ま ほ )) それ が これ から デモンストレーション する システム
( 真 帆 ( ま ほ )) それ が これ から デモンストレーション する システム
( レスキネン ) アマデウス ( 真 帆 ) アマデウス です
研究 員 であった 牧 瀬 ( まき せ ) 紅 莉栖 ( くり す ) の 理論 を 基 に 完成 した システム ―
ご 覧 ください
( 岡部 ( お かべ )) あ …
( 真 帆 ) 失礼 し ました
起動 まで 少し 時間 が かかって しまう ようです
少々 お 待ち ください
( 男性 ) 何 だ 失敗 か ?
( 男性 ) そもそも 人 の 記憶 を 外部 ストレージ に 保存 する と か ―
可能な の か ?
( 男性 ) 記憶 を どう サンプリング する の か …
( 男性 ) そもそも これ は 医学 的に 無謀でしょう !
デジタル データ を 脳 に 書き 戻す なんて 絶対 に 不可能だ
正気の 沙汰 で は ない
サイエンス 誌 に 掲載 さ れた 論文 も 読み ました が ―
にわかに は 信じ られ ない
まして や 筆頭 論者 が 弱冠 17 歳 の 女性 だった と あって は !
くっ …
( 真 帆 ) あなた ね …
( 岡部 ) 異議 あり ! ( 真 帆 ) あっ …
やって み も し ないで 何 が 分かる って いう んだ ?
最初 は 無理だ と …
不可能だ と 思わ れて いた 技術 なんて いくら で も ある
それ を 克服 した 研究 者 が いた から こそ 今 が ある んだろう ?
ただ 批判 する だけ じゃ 何も 生まれ ない !
あっ …
あっ あ …
( 拍手 )
( レスキネン ) エクセレント !
( レスキネン の 英語 )
( レスキネン の 英語 )
( 真 帆 ) すばらしい !
( レスキネン の 英語 )
( レスキネン の 英語 )
彼 の ような 挑戦 者 が いつでも 科学 を 進歩 さ せて きた のです
彼 の ような 挑戦 者 が いつでも 科学 を 進歩 さ せて きた のです
彼 の ような 挑戦 者 が いつでも 科学 を 進歩 さ せて きた のです
( 拍手 )
( 拍手 )
( 拍手 )
( 真 帆 ) 彼 なら きっと ―
( 真 帆 ) 彼 なら きっと ―
( 真 帆 ) 彼 なら きっと ―
( 男性 ) ち ぇっ
( 男性 ) ち ぇっ
( 男性 ) ち ぇっ
第 3 の アインシュタイン に なれる かも しれ ませ ん
第 3 の アインシュタイン に なれる かも しれ ませ ん
しかし 同時に 科学 者 は 冷静で なければ なり ませ ん
大声 を 出す の は 実験 が 成功 した とき だけ で いい
( 岡部 ) ん ん …
お 待た せ し ました
これ より 私 に 代わって より 優秀な 通訳 が 画面 に 登場 し ます
( アマデウス 真 帆 ) 皆さん 初めて お目にかかり ます
私 は 比 屋 定 ( ひや じょう ) 真 帆
正確に 言う なら 78 時間 22 分 前 の 彼女 から 派生 した 存在 ―
と いう こと に なり ます
( 参加 者 たち の ざわめき )
( アマデウス 真 帆 ) 私 は およそ 4 日 前 の 比 屋 定 真 帆 の 記憶 を 持ち
その データ を 基 に 動いて いる のです
( 男性 ) フッ …
( 男性 ) フッ …
( アマデウス 真 帆 ) 今 鼻 で 笑った そこ の 5 列 目 の …
( アマデウス 真 帆 ) 今 鼻 で 笑った そこ の 5 列 目 の …
ええ 赤い チェック の あなた
今 こう 思って い ませ ん か ?
“ あらかじめ 予測 を プログラム して おけば ―”
“ この 程度 の 反応 は 可能だ ” と
あるいは ―
そこ の “ 私 ” が パソコン で “ 私 ” を 操作 して いる ので は ? と
また 多く の 人 は こう 思う でしょう
“ 人 の 記憶 を データ と して 保存 なんて できる の か ” と
ですが それ ならば ―
一体 私 は 何で しょうか ?
♪~
~♪
( 人々 の 歓談 する 声 )
ハァ …
( 岡部 ) アマデウス …
( アマデウス 真 帆 ) クレジット カード の 番号 ?
言う はず が あり ませ ん
“ いつ 頃 まで パパ と お 風呂 に 入って いた ?”
セクハラ で 訴えて いい です か ?
1 週間 前 の パジャマ の 色 なんて 覚えて い ませ ん
忘れ ました
( 岡部 ) AI で あんな やりとり を …
しかも 感情 的な 反応 や 不必要な 記憶 の 忘却 まで
あれ で は まるで …
( 男性 ) オー アインシュタイン !
( 男性 の 英語 )
えっ … あ いや ソーリー
ハァ …
( 真 帆 ) やっぱり こういう の に は 向か ない わ
やっぱり こういう の に は 向か ない な
えっ ?
( 真 帆 ) あ …
あなた 受付 で 会った えっ と …
岡部 倫太郎 ( りん たろう ) です 比 屋 定 さん … でした よ ね ?
珍しい 名字 でしょ ? 沖縄 で は よく ある んだ けれど
( 岡部 ) えっ と … ( 真 帆 ) ああ
ち ちゃん と した 服 も 持ってきた … つもりだった の よ うん
今日 は すみ ませ ん でした
え ?
( 岡部 ) いや セミナー の 途中 で 邪魔 を
気 に する こと な いわ
あなた が もし 声 を 上げて くれ なかったら ―
もっと ひどい こと に なって いた と 思う し
それ と 無理に 丁寧に しゃべら なくて も いい わ よ
じゃあ 遠慮 なく
今日 の セミナー は 興味深かった
あんな 人工 知能 が 完成 して いた だ なんて
( 真 帆 ) ありがとう … と 言い たい ところ だ けれど ―
残念 ながら 完成 に は ほど遠い わ
そう な の か ?
課題 は 山積み ね
例えば 取り出した 記憶 データ を 脳 に 書き 戻す こと が できて も ―
脳 が それ を 利用 でき なければ 意味 が ない
あっ
( 紅 莉栖 ) 人間 が 記憶 に アクセス しよう と する とき ―
前 頭 葉 から 側 頭 葉 へ 信号 が 行く
( 岡部 ) トップ ダウン 記憶 検索 信号 …
よく 知って る わ ね
外部 から 送ら れた 信号 を 側 頭 葉 が 認識 する ため に は …
( 真 帆 ) で コピー した 疑似 パルス を 前 頭 葉 に 送り込めば …
( 岡部 ) 記憶 検索 信号 は 働く
合って る か ?
あなた … これ 自分 で 導き 出した の ?
あっ … な 何 か 変 か ?
( 真 帆 ) 私 の 後輩 が ね
全く 同じ 理論 を 提唱 して いた の よ
確か まだ どこ に も 発表 して い なかった はずだ けれど
あっ …
( 真 帆 ) 脳 科学 専攻 で も ない あなた が ―
彼女 と 同じ 結論 に ?
偶然 ?
( 岡部 ) 違う ( 真 帆 ) えっ ?
今 の 話 は 紅 莉栖 から レクチャー さ れた んだ
( 真 帆 ) 紅 莉栖 が !? いつ ? どこ で ?
( 岡部 ) 彼女 が こっち に 留学 して いた とき だ よ
友達 に なって そういう 話 を よくした
( 真 帆 ) 彼女 が … 友達 ? ( 岡部 ) そうだ
隠して いた みたいで 悪かった
( 真 帆 ) いえ
むしろ 感謝 する わ あの 子 と 友達 に なって くれて
口 ゲンカ ばかり だった けど な
彼女 らしい わ
絶対 に 負け を 認め なかった でしょ ?
( 岡部 ) ああ へ理屈 ばかり こねて いた
“ あんた の 前 頭 葉 かき出して や ろうか !” と かな
( 真 帆 ) フフフ … 言い そう ( 岡部 ) だろう ?
後輩 の 教育 は ちゃんと して おいて ほしかった な
その 点 に ついて は 認める わ 陳謝 いたし ます
ハハッ ハハハハ …
あっ …
( 真 帆 の 泣き声 )
( 岡部 ) あ …
ごめんなさい
変 よ ね こんな ところ で 急に
( 岡部 ) いや …
仲 よかった んだ な
そう いう わけじゃ ない … けど
( 岡部 ) 鼻 も … ( 真 帆 ) 言わ なくて いい
( レスキネン ) オー 真 帆 !
こんな 所 に いた のです ね
オー ! 君 は ミスター ・ アインシュタイン
パーティー に 来て くれて いた のです ね
もし かして ジャパニーズ “ シュラバ ” です か ?
あ … えっ ?
( レスキネン ) ジャパニーズ “ ドゲザ ” 見 れ ます か ?
え い や これ は …
( 真 帆 ) 違い ます !
私 が 勝手に …
紅 莉栖 の 話 に なって つい
( レスキネン ) 紅 莉栖 ? もし かして 君 は ―
紅 莉栖 と 面識 が ある の かい ?
は … はい
( レスキネン ) そうです か 彼女 が 日本 に 滞在 して いた とき に …
( 岡部 ) 岡部 倫太郎 と いい ます 電機 大 の 学生 です
( レスキネン ) それ で セミナー に
もし かして あの とき 声 を 上げて くれた の は 紅 莉栖 の ?
いや あれ は …
いえ そういう 側面 も あった かも しれ ませ ん
そういう こと なら … 真 帆
ミスター 岡部 を 会わ せて あげて は どう かな ?
彼女 に
あっ
彼女 ?
教授 ! でも 彼 は 部 外 者 の 学生 です よ
( レスキネン ) 紅 莉栖 の 友人 であれば 部 外 者 で は ない よ
ここ で 出会った 幸運 を 大切に し ようじゃ ない か
あっ 待って ください
話 が 見え ない のです が 会う って 誰 と ?
人 で は ない わ 会う の は アマデウス
( 岡部 ) さっき の デモンストレーション の ?
( 真 帆 ) アマデウス の サンプル と して ―
私 の データ の ほか に もう 1 人 研究 者 の データ が 存在 して いる の
研究 … ハッ !
ああ っ …
( 岡部 ) アマデウス に 紅 莉栖 の 記憶 が !?
( レスキネン ) 今 まで 私 と 真 帆 と で 彼女 と 話して データ を 取って きた のだ が ―
話題 に も 限界 が あって ね
どうか な ?
( 真 帆 ) よく 考えた ほう が いい わ
紅 莉栖 と どの 程度 親しかった の か 分から ない けれど ―
彼女 と 親しければ 親しい ほど ―
アマデウス の 存在 は つらい もの に なる から
( 岡部 )8 か月 前 の あいつ の …
( 真 帆 ) いらっしゃい
( 真 帆 ) 各国 の 脳 科学 研究 者 が 連携 して ―
新しい 機構 を 作る 予定 な の
ここ は まだ あくまで 準備 室 な んだ けど ね
( 岡部 ) 教授 は ?
( 真 帆 ) 今日 は 日曜 だ も の オフ よ
もう 一 度 聞く けど 本当に 会う ?
思った より も ずっと 親しかった の ね
あなた たち
えっ ?
ここ に ある アマデウス は 話す 声 も 言葉 も 彼女 そのもの
普通 なら 錯覚 に 陥る
まるで 本物 の 彼女 が 生きて いる か の ように
でも この アマデウス は ―
3 月 の 時点 で の 紅 莉栖 の 記憶 を データ 化 した システム
あなた と 友人 だった 彼女 で は ない し 生きて は い ない
その 事実 は 変わら ない 残酷な ほど に
( 岡部 ) ああ
( 真 帆 ) アマデウス と 話せば 話す ほど その 現実 が 突きつけ られる
彼女 が い ない と いう 事実 が 動かせ ない こと を 思い知って しまう
分かって いる
その 覚悟 を 決めて ここ に 来た つもりだ
そう
( 岡部 ) フゥ …
( 電子 音 )
( 真 帆 ) そこ の イス に 座って て
( ドア の 閉まる 音 )
( キーボード を 打つ 音 )
( 真 帆 ) パスワード は 見 ないで くれる ?
いい わ よ
あっ … どうした の ?
いや 今に なって 少し おじけづいて きた
( 真 帆 ) フッ … まだ 間に合う わ よ 今 すぐ ここ から 出て け ば ?
( 岡部 ) 意地 が 悪い な
( 真 帆 ) 心配 して あげて る の よ
( 岡部 ) だったら もう 少し らしい 言い 方 を した ほう が いい
紅 莉栖 と いい これ だ から 実験 大好き っ子 は …
( 真 帆 ) ん ? ( 岡部 ) あ いや …
実験 に 明け暮れて ばかりの ヤツ は かわい げ が ない って な
今 の 発言 は 明らかな ひ ぼう 中傷 ね
侮辱 罪 で 訴えて も いい わ
悪かった ドクペ おごる から 許して くれ
フフ … 安い
( アマデウス 紅 莉栖 ) 何 が おかしい んです ? 先輩
( 岡部 ) ああ っ …
( 岡部 ) 彼女 が … そこ に いた
すぐ … そば に …
あの 声 と …
あの 姿 で …
どうぞ
( アマデウス 紅 莉栖 ) 岡部 倫太郎 さん ? はじめ まして
牧 瀬 紅 莉栖 です どうぞ よろしく
( 真 帆 ) 岡部 倫太郎 さん よ
先日 の セミナー で 知り合った のだ けれど ―
アマデウス に 興味 が ある みたいだった ので ―
来て もらった の
( アマデウス 紅 莉栖 ) へえ
先輩 が そんな こと 言う なんて 大した もの です ね
えっ と 岡部 さん ?
え … あっ
( アマデウス 紅 莉栖 ) 岡部 さん も 脳 科学 専攻 な んです か ?
( 岡部 ) あっ あ …
( 真 帆 ) 専攻 は 違う わ
ただ 彼 は 優秀 よ 教授 に も 気 に 入ら れた みたいだ し
( アマデウス 紅 莉栖 ) ああ ~ フフ …
あの … 先輩 !
( 真 帆 ) ん ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) ちょっと スピーカー に 近づいて くれ ませ ん か ?
え ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) いい から ! お 願い し ます
ん ん … 何 よ ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) ひょっとして …
( 真 帆 ) は あ !? そんな わけない でしょ !
( アマデウス 紅 莉栖 ) そんなに テレ なくて も …
とにかく おかしな こと を 言う の は やめて !
何の 話 だ ?
( 真 帆 ) 何でもない わ ! ( 岡部 ) ああ … はい !
( 真 帆 ) とにかく バカな 話 は おしま い
こんな 中身 の ない 話 を しに ―
岡部 さん に 来て もらった わけじゃ ない んだ し
( アマデウス 紅 莉栖 ) ごまかす ところ が ますます 怪しい
( 真 帆 ) ウイルス ぶち 込む わ よ
ウソ です もう 言い ませ ん
( 真 帆 ) った く
アマデウス の 問題 の 1 つ よ ね こういう の
ごめんなさい
じゃあ 話して みて もらって いい かしら ?
( 岡部 ) あっ ああ …
失礼 し ました
どうぞ どんな こと でも 聞いて ください
可能な 範囲 で お 答え し ます
そう だ な
タイムマシン … は 作れる だろう か ?
タイム マシン です か ?
( 岡部 ) ああ
( アマデウス 紅 莉栖 ) ふむ …
どういう 質問 ? いきなり タイム マシン なんて
( 岡部 ) 単なる 思考 実験 だ
( 真 帆 ) ふうん
( アマデウス 紅 莉栖 ) そうです ね 結論 から 言って しまう と ―
タイム マシン は 可能で は ない
けれど 不可能 と まで は 言い切れ ない と いった ところ でしょう か
タイム マシン なんて もの は …
( 岡部 ) バカらしい 代物 … で は ない の か ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) そう 決めつける の は 早計 です よ
( 岡部 ) さまざまな 理論 が 提唱 さ れて いる が ―
どれ も 仮説 の 域 を 出 ない
現実 的で は ない ので は ?
それ は 私 たち が まだ 重大な 何 か を 発見 できて い ない から でしょう ね
( 岡部 ) だ から 可能で は ない が 不可能 と は 言い切れ ない … か
うん うん
どう ?
俺 が 話した 彼女 と は 微妙に 答え が 違って いる
ふむ
( 岡部 ) これ は アルファ と ベータ の 世界 線 の 差 な の か ?
( ドア の 開く 音 )
リンターロ !
ヘイ ボーイ ! ワッツアップ ? ハハハ …
あ … アイム ファイン サンキュー アンド ユー ?
アア … ホワット ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) ひどい 発音 です ね
ぐ っ …
だ 黙れ クリスティーナ ! あっ ぐ っ …
くっ う う …
クリスティーナ ?
( 岡部 ) あ … う …
いや … な 何でもない
( アマデウス 紅 莉栖 ) 気 に なり ます
( 岡部 ) 何でもない ! 気 に する な
( アマデウス 紅 莉栖 ) 明らかに 動揺 して ます よ ね クリスティーナ …
( 岡部 ) しつこい ぞ クリスティーナ … いや 紅 莉栖 …
( 真 帆 ) どうして クリスティーナ な の ?
君 まで そこ に 食いつか ないで くれ
( アマデウス 紅 莉栖 ) 答えて ください
しつこい ぞ !
いや 気 に なる わ よ
( レスキネン ) アハハハ …
アマデウス は おもしろい だろう ? リンターロ
( 岡部 ) テスター ? ( レスキネン ) そう
アマデウス と 時々 会話 して その データ を 取ら せて ほしい
期間 は 私 が アメリカ へ 帰る まで 月 に 2 回 ほど ―
ここ に 経過 を 報告 し に 来て くれれば それ で いい
報告 です か ?
( レスキネン ) 特に ノルマ の ような もの は ない よ
気 が 向いた とき に 彼女 と 話して ―
その 反応 を 僕ら に 話して くれれば いい
紅 莉栖 と …
( レスキネン ) もちろん 乗り気で ない なら 断って くれて いい
亡くした 友人 を 再現 した AI と 話さ せる こと が ―
残酷な こと は 理解 して いる つもりだ
( 岡部 ) 俺 は …
( 真 帆 ) 本当に いい んです か ?
僕 や 真 帆 と の 会話 で は そろそろ 限界 が きて いた から ね
それ に 外部 の 人間 と 接する こと で ―
アマデウス が どう 変化 する かも 見 たかった
( 真 帆 ) 私 は こう なる と 思って ました
( レスキネン ) そうかい ? ( 真 帆 ) ええ
( 真 帆 ) 彼 が 紅 莉栖 を 知っている と 聞いた とき から
( アマデウス 紅 莉栖 ) 岡部 倫太郎 さん
また 会い ましょう
( 真 帆 ) 私 の 知ら ない 紅 莉栖 を 知っている 人 … か
( 紅 莉栖 ) 先輩
先輩
あの … 取り ましょう か ?
( 真 帆 ) 大丈夫 よ 別に 困って ない から
( 紅 莉栖 ) 困って る じゃ ないで す か
( 真 帆 ) ん ん …
はい
( アマデウス 紅 莉栖 ) 先輩
先輩 口 が 悪い の は 直した ほう が いい と 思い ます
( 真 帆 ) 何で ?
( アマデウス 紅 莉栖 ) 嫌わ れたら どう する んです ?
その 話 に 戻る の は やめ なさい
( アマデウス 紅 莉栖 ) これ が 人生 最後 の チャンス かも しれ ない んです よ …
あなた こそ その 口 を 改め なさい
( 岡部 ) オペレーション ?
( ま ゆり ) うん ダル 君 と 考えた ―
“ 鈴 ( すず ) さん を 元気に しよう 大 作戦 ”!
えっ … そんな もの を 考えて いた の か ?
まゆ し ぃね 鈴 さん って ふだん は 怖い けど ―
本当 は 優しい 人 なん だって
まゆ し ぃ が うとうと して る と こっそり 毛布 を かけて くれたり ―
まゆ し ぃ が うとうと して る と こっそり 毛布 を かけて くれたり ―
( 携帯 電話 の 振動 音 )
( 携帯 電話 の 振動 音 )
( 携帯 電話 の 振動 音 )
る か 君 たち も いろいろ 助けて もらって る みたいで
大丈夫 ?
( ま ゆり ) だ から 元気に なって もらう ため に ―
クリスマス パーティー を 鈴 さん に プレゼント しよう と 思う のです
( 岡部 ) パーティー か ( ま ゆり ) ダメ かな ?
ダメじゃ ない けど 鈴 羽 ( すず は ) そういう の 喜ぶ か ?
嫌がる 気 も する んだ が
そんな こと ない と 思う よ
鈴 さん も きっと オカリン と 仲直り し たい と 思って る と 思う し
( 携帯 電話 の 振動 音 ) ( 岡部 ) ん ? あ …
( ま ゆり ) 出た ほう が いい と 思う よ
まゆ し ぃ 待って る から
悪い
( アマデウス 紅 莉栖 ) ハァ …
まさか 8 回 も 居留守 使わ れる と は 思い ませ ん でした
( 岡部 ) いや それ は …
( アマデウス 紅 莉栖 ) まあ 話す 気 が ない なら それ は それ で いい です が
フン 何 よ テスト って いう から ―
今 まで 以上 に 人 と 話したり できる と 思って た のに
( 岡部 ) ああ …
この … 不機嫌で 強 がり で …
人一倍 好奇心 が 強くて 負けず嫌いな …
( アマデウス 紅 莉栖 ) 何で 黙って る んです か ?
とにかく 気 が 向いたら どうぞ 連絡 して きて ください
こっち も 忙しい ので 出 られる か は 分かり ませ ん けど !
( 岡部 ) 紛れ も ない
牧 瀬 … 紅 莉栖 だ
♪~
~♪