Angel Beats ! Episode 12 angel|beats|episode

目覚め て は 繰り返す 眠い 朝 は めざめ|||くりかえす|ねむい|あさ|

襟 の タイ を きつく 締め えり||たい|||しめ

教室 の ドア くぐる と ほんの 少し 胸 を 張って 歩き 出せ る きょうしつ||どあ||||すこし|むね||はって|あるき|だせ|

そんな 日常 に 吹き抜ける 風 |にちじょう||ふきぬける|かぜ

聞こえ た 気 が し た きこえ||き|||

感じ た 気 が し た ん だ かんじ||き|||||

震え 出す 今 この 胸 で ふるえ|だす|いま||むね|

もう 来る 気 が し た |くる|き|||

幾 億 の 星 が 消え去って く の を いく|おく||ほし||きえさって|||

見送った みおくった

手 を 振った て||ふった

よかった ね と

では 僕ら も 始め ま しょ う |ぼくら||はじめ|||

こら こら 待て ||まて

お前 は 何 時 から 俺 たち の 仲間 に なった おまえ||なん|じ||おれ|||なかま||

ふん 今更 何 を |いまさら|なん|

無能 の お前 ら の 代わり に だ むのう||おまえ|||かわり||

忘れ た か クズ わすれ|||くず

トイレット ペーパー の よう に 惨め に 消えろ |ぺーぱー||||みじめ||きえろ

何 だ と なん||

あの な お前 ら ||おまえ|

奏 が 頑張って くれ て ん だ ぞ そう||がんばって|||||

この 隙 に 全 戦線 の メンバー に 会って 回る ぞ |すき||ぜん|せんせん||めんばー||あって|まわる|

何 だ なん|

どう し た お 前 ら ||||ぜん|

アタシ たち は もう

いい って 言う か ね ||いう||

あんた の 話 を 聞い て 納得 し ちゃ った ん だ よ ||はなし||ききい||なっとく||||||

踏ん切り が 付い た って 言う か さ ふんぎり||つけい|||いう||

そういう グループ だ よ |ぐるーぷ||

言わ れ なく て も 分かって た ん だ けど ね いわ|||||わかって|||||

まあ ボーカル 居 なく なっちゃ っ た し |ぼーかる|い|||||

岩沢 さん と ユイ の 代わり は もう 居 ない ん だ よ いわさわ|||ゆい||かわり|||い||||

ふん ッ しっか し 酷 い ボーカル だった な ||||こく||ぼーかる||

毎日 が 文化 祭 みたい で 楽しかった な まいにち||ぶんか|さい|||たのしかった|

でも アタシ たち 以外 で は 大変 だった ぜ |||いがい|||たいへん||

だ ろ う な

やる ん なら やり きって くれ

で ない と アタシ たち

アンタ に 説得 さ れ た だけ み たい に なる じゃ ん ||せっとく||||||||||

もし ずっと 続 い て 来 た この 戦線 が なくな っち まう ん だったら さ ||つづ|||らい|||せんせん|||||||

この 世界 は アンタ も 含め て その 意味 を 果たし た 事 に なって さ |せかい||||ふくめ|||いみ||はたし||こと|||

いい ふう に なった なって 思える から さ |||||おもえる||

ただ 一 時 アタシ たち は |ひと|じ|||

あり は し なかった 青春 さ ||||せいしゅん|

ただ 楽 しん で た って 事 に なれ ば |がく|||||こと|||

それ だけ で 十 分 だ なって |||じゅう|ぶん||

何 言って ん だ よ なん|いって|||

分か ん ねぇ よ わか|||

だ よ な

まっ あと の こと は 知ら ない |||||しら|

アタシ たち は もう 行く ||||いく

それ だけ

じゃあ な 新人 ||しんじん

次 も バンド やる よ つぎ||ばんど||

ああ きっと また 好き に なる |||すき||

うん じゃあ な

下々 共 の 見送り しもじも|とも||みおくり

お 疲れ 様 です |つかれ|さま|

お前 ぜ って ぇ 性格 破綻 し てる から な おまえ||||せいかく|はたん||||

破綻 など し て ない はたん||||

神 に 向かって なんて こ と 言う ん だ キサマ かみ||むかって||||いう|||

バカ や って ない で 行く ぞ ばか|||||いく|

何 だ この 数 は なん|||すう|

どう なって ん だ よ

エヌ * ピー * シー は

もう この 辺 じゃ こいつ ら しか 居 ない ん じゃ ||ほとり|||||い|||

俺 たち の やろう と し てる こと おれ|||||||

分かって ん じゃ ない だ ろ う な わかって|||||||

ふん ゲス が

野田 ？ のだ

流石 だ ぜ 野田 さすが|||のだ

俺 たち の ため に 戦って くれる の か おれ|||||たたかって|||

バカ な こと を 言う な ばか||||いう|

俺 が 動く の は ゆり っぺ の 助け に なる とき だけ だ ！ おれ||うごく||||||たすけ|||||

へえ なる っ

お前 も とことん 一途 な やつ だ な おまえ|||いっと||||

大山 ！ おおやま

何 の 取柄 も ない 僕 だ けど なん||とりえ|||ぼく||

ここ で 活躍 でき たら ||かつやく||

神様 も びっくり 仰天 か なって ！ かみさま|||ぎょうてん||

ああ 見返し て やれ ！ |みかえし||

俺 も 忘れ て もらっちゃ 困る ぜ おれ||わすれ|||こまる|

このまま い なく なって も

誰 も 気づか な そう だ から なぁ ！ だれ||きづか|||||

最後 に ッ さいご||

それ ボボ * ディラン だ ぜ

だが 今 まさに 相応しい |いま||ふさわしい

なんて 意味 だ |いみ|

さあ

こいつ は 役者 が 揃って き た な ||やくしゃ||そろって|||

何 だ この 世界 は なん|||せかい|

何 が 起き た って 言う ん だ なん||おき|||いう||

って いう か お前 に 何 が 起き た ん だ よ |||おまえ||なん||おき||||

誰 だ お前 だれ||おまえ

うん しばらく 山 篭り し て た ん だ が ||やま|こもり||||||

食い もん が 少なく て な くい|||すくなく||

お前 松下 五 段 か よ おまえ|まつした|いつ|だん||

激 痩せ し た な げき|やせ|||

体 は 大丈夫 か からだ||だいじょうぶ|

おお むしろ きれ が いい

もしかしたら 今 なら 百 人 組手 でも いける かも 知れ ねぇ ぜ |いま||ひゃく|じん|くみて||||しれ||

それ 空手 じゃ ねぇ か |からて|||

まあ 何 に せよ 助かる ぜ |なん|||たすかる|

何せ これ だけ の 手 勢 だ なにせ||||て|ぜい|

無事 に 去って い こ う ぜ ぶじ||さって||||

メンバー 全員 で よ めんばー|ぜんいん||

ああ

よし ッ ！

突破 する ぞ ！ とっぱ||

ギルド って ぎるど|

そりゃ あ 潜伏 する に は 絶好 な 場所 だ けど ||せんぷく||||ぜっこう||ばしょ||

敵地 よ てきち|

アタシ たち の 根城 よ |||ねじろ|

そりゃ あ いる わ よ ね

ウジャウジャ と

くそ 切り が ない |きり||

音無 さん 下 を 見 て ください おとなし||した||み||

どんどん 増え て いき や がる |ふえ||||

後ろ ！ うしろ

百 人 だ ひゃく|じん|

何 が ？ なん|

百 人 … 戦力 が 増え た と 思え ひゃく|じん|せんりょく||ふえ|||おもえ

え ？

分から ない の か わから|||

お前 の 意志 は 引き継げ る おまえ||いし||ひきつげ|

行け ッ ！ いけ|

椎名 しいな

ああ あと は 任し た ぞ |||まかし||

付い て 来い 日向 つけい||こい|ひゅうが

おお

どこ に 行く ん です か 音無 さん ||いく||||おとなし|

数 が 増え てる って こと は すう||ふえ||||

この 地点 合って る かしら |ちてん|あって||

少ない すくない

あんな 数 ハンド ガン なんか じゃ 乗り切れ ない ぞ |すう||がん|||のりきれ||

どう する

ゆり っぺ

チャー

話 は ギルド の 底 まで 伝わって き た はなし||ぎるど||そこ||つたわって||

今 は 全員 が 地上 を 目指し て いる いま||ぜんいん||ちじょう||まなざし||

そう

これ を 持って行け ||もっていけ

ありがとう

戦い が … 終わる の か … たたかい||おわる||

ええ 終わる わ |おわる|

そう か

なら 俺 たち も 解散 だ |おれ|||かいさん|

お前 たち が 戦う から こそ おまえ|||たたかう||

頑張って こ れ た ん だ から な がんばって|||||||

今 まで ありがとう いま||

アナタ が 居 なけ れ ば ||い|||

何も 始まって い なかった わ なにも|はじまって|||

いや 一 人 の バカ が 居 た だけ だ |ひと|じん||ばか||い|||

じゃあ な

行 こ う ぎょう||

行き過ぎ た か ゆきすぎ||

束の間 の 休息 ね つかのま||きゅうそく|

天使 てんし

う うん 奏 ちゃん も 頑張って る かな ||そう|||がんばって||

もっと 早く 気づ い て あげて い られ れ ば 良かった かな |はやく|きづ||||||||よかった|

もしかしたら 仲良く やって い られ た かも れ ない |なかよく|||||||

女の子 同士 な ん だ から おんなのこ|どうし||||

こんな 世界 だ けど |せかい||

似合う 服 と か 探し て あげ たり と か でき た かも 知れ ない にあう|ふく|||さがし|||||||||しれ|

でも 結局 は 無理 か |けっきょく||むり|

アタシ は 神様 を 許せ ない ||かみさま||ゆるせ|

だから

クッソ

消えろ きえろ

消えろ … きえろ

ええ です の で

この 公式 重要 な の で … |こうしき|じゅうよう|||

あれ

何 か を 考え て い た よう な なん|||かんがえ|||||

なん だ っけ

消す ぞ いい か ？ けす|||

え ッ ？

どう し た 中村 ？ |||なかむら

いい の か ？

あっ はい どうぞ

あ あっ クッ ソー

恥じ かい た はじ||

ねえ って ば ゆり

何 やって た の よ 授業 中 に なん|||||じゅぎょう|なか|

何 って 別に なん||べつに

単に 考え 事 よ たんに|かんがえ|こと|

考え 事 ？ かんがえ|こと

授業 が 上の空 に なる よう な ？ じゅぎょう||うわのそら||||

もし かして 恋 ？ ||こい

恋 ね ？ こい|

カバ 出来る もん なら し て み た いわ よ かば|できる||||||||

藤原 くん なら ゆり に 脈 あり だ と 思う けど な ふしわら|||||みゃく||||おもう||

って 聞い てる の ゆり |ききい|||

ほら 藤原 くん 今 一 人 で いる よ |ふしわら||いま|ひと|じん|||

藤原 くん ！ ふしわら|

こら この ッ

って

アンタ 誰 だ っけ |だれ||

うん ？ ひとみ じゃ ん

あ ああ ひとみ か

そう よ ど っか 変 に なっちゃ っ た ？ ||||へん||||

そう かも

ふん ふん それ は ねぇ

恋 煩い と か 言う ん でしょ う こい|わずらい|||いう|||

正解 せいかい

席 に 戻り な せき||もどり|

うん

っと 言う わけ で |いう||

ここ を よく 覚え て おけ |||おぼえ||

うん ？ 中村 ！ |なかむら

どこ 見 てる ん だ |み|||

おい ゆり

えっ ？

じゃあ 中村 |なかむら

そのまま 次 の ページ の 頭 から 読 ん で みろ |つぎ||ぺーじ||あたま||よ|||

うん ？ どう し た ？

すごく 幸せ です ね |しあわせ||

何 を 言 っと る ん だ なん||げん||||

すごく 幸せ な 風景 |しあわせ||ふうけい

アタシ に は 眩 し すぎる |||くら||

みんな こんな 時間 に 生き てる ん だ ||じかん||いき|||

いい です ね

羨ま し い です うらやま|||

ここ から 消え たら ||きえ|

やり 直せ ます か ね |なおせ|||

こんな 当たり前 の 幸せ を アタシ は |あたりまえ||しあわせ|||

受け入れ られ ます か ね うけいれ||||

中村 なかむら

ゆり

記憶 も 失って きおく||うしなって

性格 も 変わって せいかく||かわって

なら でき ます よ ね

でも だったら 生まれ変わる って 何 ||うまれかわる||なん

それ は もう アタシ の 人生 じゃ ない |||||じんせい||

別 の 誰 か の 人生 よ べつ||だれ|||じんせい|

人生 は アタシ に とって たった 一 度 の もの じんせい||||||ひと|たび||

それ は ここ に

たった 一 つ しか ない |ひと|||

これ が アタシ の 人生 ||||じんせい

誰 に も 託せ ない だれ|||たくせ|

奪え も でき ない 人生 うばえ||||じんせい

押し付ける こと も おしつける||

忘れる こと も わすれる||

消す こと も けす||

踏み躙る こと も ふみにじる||

笑い飛ばす こと も わらいとばす||

美化 する こと も びか|||

何も でき ない なにも||

ありのまま の 残酷 で 無比 な ||ざんこく||むひ|

たった 一 度 の 人生 を 受け入れる しか ない ん です よ |ひと|たび||じんせい||うけいれる|||||

先生 分かり ます か せんせい|わかり||

だから アタシ は 戦う ん です |||たたかう||

戦い 続ける ん です たたかい|つづける||

だって そんな 人生 ||じんせい

一生 受け入れ られ ない から いっしょう|うけいれ|||

手 を 伸ばせ て||のばせ

ふん ふん

よ ッ

間に合った よう だ な まにあった|||

音無 くん と 日向 くん ？ おとなし|||ひゅうが|

僕 も 居る ん だ が ぼく||いる|||

戻って こ れ た もどって|||

お前 の 声 が ッ おまえ||こえ||

いや お前 の 思い が 爆発 し てる って |おまえ||おもい||ばくはつ|||

奏で が ここ まで 連れ て き て かなで||||つれ|||

奏 ちゃん ？ そう|

うん

そう

みんな の お陰 ね ||おかげ|

助け られ ちゃ った たすけ|||

でも アンタ たち どうして ここ に いる の

任せ て き た まかせ|||

俺 たち の 思い は おれ|||おもい|

みんな が 引き継 い で くれ た ん だ ||ひきつ||||||

それ で アタシ を 助け に 来 た の ||||たすけ||らい||

一緒 に 戦い に 来 た ん だ よ いっしょ||たたかい||らい||||

同じ じゃ ない おなじ||

まあ そう だ けど

ゆり っぺ は 心配 だ から な |||しんぱい|||

とりあえず 服 を 整え たら ？ |ふく||ととのえ|

うん ？

さあ 行く わ よ ！ |いく||

あ ああ

った く

相変わらず の ペース だ な あいかわらず||ぺーす||

なあ なんか あそこ を 守って いる 気 が し ない か ||||まもって||き||||

まあ 奇 遇 ね アタシ も そう 思う わ |き|ぐう|||||おもう|

しかし あんな の 絨毯 爆撃 でも し ない こと に は |||じゅうたん|ばくげき||||||

じゃあ 行って くる わ |おこなって||

奏 ちゃん そう|

愚 かな ぐ|

自殺 行為 だ じさつ|こうい|

いや まて よ

よっ し ！

あれ の 戦闘 能力 は 爆撃 機 並 か ||せんとう|のうりょく||ばくげき|き|なみ|

行き ま しょ う いき|||

くそ もう 湧 い て 来 や がった ||わ|||らい||

ゆり 先 に 行け |さき||いけ

俺 たち は こい つら を 片付ける おれ||||||かたづける

うん お 願い ||ねがい

ああ 任せ とけ |まかせ|

バカ に し てる ばか|||

けど 今度 こそ |こんど|

どれ だけ 盗 ん だ の よ ||ぬす||||

うん ？

間違い ない まちがい|

よく 辿り着け まし た ね |たどりつけ|||

バカ に し てる の ？ ばか||||

表 に これ見よがし に プレート 貼って あった じゃ ない ひょう||これみよがし||ぷれーと|はって|||

ここ は 学校 です から ね ||がっこう|||

おかしな 価値 観 を お 持ち の よう で |かち|かん|||もち|||

いやいや それ が ルール な ん です よ |||るーる||||

この 世界 の 神 の |せかい||かみ|

神 存在 する か 否 か かみ|そんざい|||いな|

実に 深遠 な テーマ です じつに|しんえん||てーま|

興味深い きょうみぶかい

が それ を 追求 する 術 は 僕 に は ない |||ついきゅう||じゅつ||ぼく|||

ただ 決まり 事 に 従う だけ |きまり|こと||したがう|

アナタ も プログラミング で 動 い てる ね ？ ||||どう|||

お 察し の とおり だ |さっし|||

誰 が そんな こと を ？ だれ||||

名前 を 言って も 無意味 でしょ う なまえ||いって||むいみ||

遠い 昔 の 人 です とおい|むかし||じん|

「 エンジェル * プレーヤー 」 |ぷれーやー

この ソフト は 何 な の ？ |そふと||なん||

知って の とおり しって||

この 世界 の マテリアル を 作成 改変 出来る ソフト です |せかい||まてりある||さくせい|かいへん|できる|そふと|

なんで そんな こと が 出来る の ||||できる|

さあ

僕 は 開発 者 で は ない ので ぼく||かいはつ|もの||||

でも アナタ 達 も 土 から 武器 を 製造 し て いる ||さとる||つち||ぶき||せいぞう|||

同じ こと でしょ う おなじ|||

結局 同じ ルール に 則 って る の か けっきょく|おなじ|るーる||そく||||

その ソフト の 製作 者 は 神 に なり たかった の かしら |そふと||せいさく|もの||かみ|||||

さあ

僕 に は なんとも ぼく|||

じゃあ 時間 が 無い から 本題 に 入り ま しょ う |じかん||ない||ほんだい||はいり|||

アナタ は 何 が 起き たら こう する よう に ||なん||おき|||||

プログラミング さ れ て いる の

プログラミング の 内容 は 分かり ませ ん ||ないよう||わかり||

じゃあ 聞き 直す わ |きき|なおす|

あなた に とって 世界 に 何 が 起き た の ？ |||せかい||なん||おき||

世界 に 愛 が 芽生え まし た せかい||あい||めばえ||

えっ ？

あい ？

そう 愛 です |あい|

それ が あって は なら ない この 世界 で な |||||||せかい||

そう か

その 通り だ |とおり|

この 世界 で 愛 を 覚え た なら |せかい||あい||おぼえ||

すぐに も 消える はず だ ||きえる||

でも それ が 芽生え たら この 世界 は どう なる |||めばえ|||せかい|||

愛 が 芽生え て しまう と あい||めばえ|||

ここ は 永遠 の 楽園 に 変わり ます ||えいえん||らくえん||かわり|

しかし この 世界 は そう なって は いけない ||せかい|||||

なぜなら ここ は 卒業 し て いく べき 場所 だ から です |||そつぎょう|||||ばしょ|||

そう 思った 人 が い た の ね |おもった|じん|||||

ただ 誰 か の 為 に 生き 報われ た 人生 を 送った 者 が |だれ|||ため||いき|むくわれ||じんせい||おくった|もの|

記憶 喪失 で 迷い 込 ん で くる こと が 稀 に ある きおく|そうしつ||まよい|こみ||||||まれ||

その 時 に そういう バグ が 発生 する ん です |じ|||||はっせい|||

そして それ が 「 エンジェル * プレーヤー 」 の プログラマー ||||ぷれーやー||

驚き まし た おどろき||

ご 明 察 です |あき|さっ|

その 人 は この 世界 の バグ に 気づき 修正 を し た |じん|||せかい||||きづき|しゅうせい|||

それ が カゲ を 使って の エヌ * ピー * シー 化 ||かげ||つかって|||||か

つまり リセット |りせっと

はい

じゃあ 何 ？ |なん

NPC の 中 に は アタシ たち み たい な の が 他 に も 居る って こと ？ npc||なか||||||||||た|||いる||

はい い ます

一 人 だけ ひと|じん|

可哀想 に かわいそう|

その プログラマー です

彼 は 待ち 続け まし た かれ||まち|つづけ||

愛 を 知り 一 人 この 世界 を 去って い た 彼女 を あい||しり|ひと|じん||せかい||さって|||かのじょ|

そんな もう 一 度 出会え る 可能 性 なんて ない ||ひと|たび|であえ||かのう|せい||

天文 学 的 数字 で は あり ます が てんもん|まな|てき|すうじ|||||

ゼロ で は あり ませ ん

しかし 彼女 を 待つ 時間 は あまり に 長 過ぎ |かのじょ||まつ|じかん||||ちょう|すぎ

彼 は もう 正気 で は 居 られ なかった かれ|||しょうき|||い||

だから 自分 を NPC 化 する プログラム を 組 ん だ の です |じぶん||npc|か||ぷろぐらむ||くみ||||

もし かして そっち が 先だった ん じゃ ない の ||||さきだった||||

そして 同じ こと が 起き ない よう |おなじ|||おき||

世界 に 敵 を さ せ た せかい||てき||||

可能 性 は あり ます かのう|せい|||

その 人 は 何時か 報われる 日 が くる の かしら |じん||いつか|むくわれる|ひ||||

さあ

もう 何 が 正しい の か なんだか |なん||ただしい|||

僕 に も 何 が 正しい の か は 分かり ませ ん ぼく|||なん||ただしい||||わかり||

ただ ここ まで 辿り着 い た アナタ なら ば |||たどりつ|||||

その 答え が 導き 出せ る かも 知れ ませ ん |こたえ||みちびき|だせ|||しれ||

どういう 意味 よ |いみ|

アナタ の 意思 次第 で は ||いし|しだい||

世界 を 改変 出来る と いう 意味 です せかい||かいへん|できる|||いみ|

改変 し て どう す ん の よ かいへん|||||||

彼 が 選ば なかった 道 も 選べ ます かれ||えらば||どう||えらべ|

それ は アタシ が 神 に でも なれ る と いう の ？ ||||かみ|||||||

言い換え れ ば いいかえ||

ここ を 永遠 の 楽園 に する こと だって 出来る の ？ ||えいえん||らくえん|||||できる|

彼 は それ を 否定 し まし た が かれ||||ひてい||||

僕 自身 は 否定 し ませ ん ぼく|じしん||ひてい|||

いや 否定 する 感情 を 持ち ませ ん |ひてい||かんじょう||もち||

神 ？ かみ

アタシ が この 世界 の 神 ？ |||せかい||かみ

どう かしま し たか ？

手 に いれ た ん だ この 世界 を て|||||||せかい|

アタシ は やっと

戦って き た の は この ため だった ん だ たたかって|||||||||

天使 に だって 勝て る てんし|||かて|

これ だけ の システム が あれ ば |||しすてむ|||

最強 だ さいきょう|

なんて 事 する 訳ない じゃ ない |こと||わけない||

奏 ちゃん に も もう そんな こと でき ない そう||||||||

だって アタシ は

ここ まで 来 た の は ||らい|||

アタシ は

あれ

愛 を 感じ取り まし た あい||かんじとり||

ここ まで 大きい の は 初めて です ||おおきい|||はじめて|

恐ろしい 速度 で 拡大 を おそろしい|そくど||かくだい|

なん です か ？

だって アタシ が ここ まで やって 来 た の は ||||||らい|||

みんな を 守る ため な ん だ から ||まもる|||||

ああ 発生 源 は アナタ で し た か |はっせい|げん||||||

で 何 を しよ う と 言う 気 です |なん|||||いう|き|

すべて の マシン を シャット ダウン を し なさい ||ましん|||だうん|||

今 すぐ いま|

いい ん です か

ちゃんと 考え た ん です か |かんがえ||||

まだまだ 時間 は あり ます よ |じかん||||

それ こそ 永遠 に ||えいえん|

あの ね 教え て あげる ||おしえ||

人間 と いう もの は たった の 十 分 だって にんげん|||||||じゅう|ぶん|

我慢 し て くれ ない もの な の よ がまん||||||||

これ で 終わった ||おわった

きっと みんな は 助かった はず |||たすかった|

これ で 無事 この 世界 から 去って いけ た はず ||ぶじ||せかい||さって|||

に し て も 不覚 だ ||||ふかく|

お 姉ちゃん アンタ たち と 同じ ぐらい |ねえちゃん||||おなじ|

みんな の こと 大切 に 思っちゃ っ た ん だ |||たいせつ||おもっちゃ||||

アンタ たち が 誇れ る ぐらい |||ほこれ||

アンタ たち だけ を 愛 する 姉 で い たかった のに ||||あい||あね||||

いつも ひと り で 歩 い て た ||||ふ|||

ああ この 気持 は 何 な ん だ ろ う ||きもち||なん|||||

どう し ちゃ った ん だ ろ う

振り返る と みんな は 遠く ふりかえる||||とおく

私 を つき 動かし て い た もの が わたくし|||うごかし|||||

消え て いく きえ||

それ が 消え ちゃ ったら ||きえ||

それ でも あたし は 歩 い た ||||ふ||

ここ に 居 られ なく なる ||い|||

人生 は あんなに も 理不尽 に じんせい||||りふじん|

アンタ たち の 命 を 奪い 去った のに |||いのち||うばい|さった|

それ が 強 さ だった ||つよ||

なのに みんな と 過ごし て い た 時間 は |||すごし||||じかん|

かけ がえ が なく て

もう 何も 恐く ない |なにも|こわく|

アタシ も

みんな の 跡 を ||あと|

追い掛け たく なって き ちゃ った よ おいかけ||||||

そう 呟 い て みせる |つぶや|||

ありがとう

もう 十 分 だ よ |じゅう|ぶん||

もう お 姉ちゃん だけ 苦しま なく て いい よ ||ねえちゃん||くるしま||||

長い 間 お 疲れ 様 お 姉ちゃん ながい|あいだ||つかれ|さま||ねえちゃん

いつか 人 は 一 人 に なって |じん||ひと|じん||

思い出 の 中 に 生き て く だけ おもいで||なか||いき|||

孤独 さえ 愛し 笑って られる よう に こどく||あいし|わらって|||

あたし は 戦う ん だ ||たたかう||

涙 なんて 見せ ない ん だ なみだ||みせ|||

いつも ひと り で 歩 い て た ||||ふ|||

みんな が 待って い た ||まって||

いつか 人 は 一 人 に なって |じん||ひと|じん||

思い出 の 中 に 生き て く だけ おもいで||なか||いき|||

その 時 は もう 強く なんか ない よ |じ|||つよく|||

普通 の 女の子 の 弱 さ で 涙 を 零す よ ふつう||おんなのこ||じゃく|||なみだ||こぼす|