Angel Beats ! Episode 8 angel|beats|episode

目覚め て は 繰り返す 眠い 朝 は めざめ|||くりかえす|ねむい|あさ|

襟 の タイ を きつく 締め えり||たい|||しめ

教室 の ドア くぐる と ほんの 少し 胸 を 張って 歩き 出せ る きょうしつ||どあ||||すこし|むね||はって|あるき|だせ|

そんな 日常 に 吹き抜ける 風 |にちじょう||ふきぬける|かぜ

聞こえ た 気 が し た きこえ||き|||

感じ た 気 が し た ん だ かんじ||き|||||

震え 出す 今 この 胸 で ふるえ|だす|いま||むね|

もう 来る 気 が し た |くる|き|||

幾 億 の 星 が 消え去って く の を いく|おく||ほし||きえさって|||

見送った みおくった

手 を 振った て||ふった

よかった ね 、 と

皆 で 夜 遊び みな||よ|あそび

なら お 仕 置き ね ||し|おき|

どういう こと だ 奏 |||そう

ねぇ これ って どういう こと

天使 は もう 無害 じゃ な っ かた の てんし|||むがい|||||

違う あいつ は 奏 じゃ ない ちがう|||そう||

奏 は 無抵抗 な 俺 たち に は 刃 を 向け た り なんか し なかった そう||むていこう||おれ||||は||むけ|||||

く っそ ー ー ッ ゆり っぺ どう すれ ば いい ||-|-|||||||

皆 半円 に 取り囲め 集中 砲火 だ みな|はんえん||とりかこめ|しゅうちゅう|ほうか|

え ッ なぜ き さま が 指示 を 取って る 何 様 の つもり だ ||||||しじ||とって||なん|さま|||

「 ディストーション 」 で 曲げ られよ う が いくらか 当てる ||まげ|||||あてる

おい よ

離せ はなせ

了解 りょうかい

離れろ ゆり はなれろ|

撃て うて

くそ

奏 は 大丈夫 な の か そう||だいじょうぶ|||

かなり 深い 傷 だ ろ |ふかい|きず||

私 たち と 同じ よ わたくし|||おなじ|

致命 傷 でも 直 治る わ ちめい|きず||なお|なおる|

同じ やつ が 二 人 って どういう こと だ よ おなじ|||ふた|じん|||||

そんな 訳 わかん ない 世界 に な っち まっ た の か |やく|||せかい|||||||

理由 は ある わ りゆう|||

どんな

天使 エリア へ の 侵入 ミッション 覚え てる てんし|えりあ|||しんにゅう|みっしょん|おぼえ|

うん

彼女 の マシン に スキル を 開発 する ソフト が あった でしょ う かのじょ||ましん||||かいはつ||そふと||||

その 中 に 見 た こと の ない 能力 が いく つ か あった |なか||み|||||のうりょく|||||

その 一 つ 「 ハーモニックス 」 って いう スキル が 発動 し て い た の よ |ひと|||||||はつどう||||||

「 ハーモニックス 」

どんな 能力 な ん だ |のうりょく|||

画面 見 て な っ かた の がめん|み|||||

一体 が 二 つ に 分かれる スキル だった わ いったい||ふた|||わかれる|||

要 は 分身 よ かなめ||ぶんしん|

分身 ぶんしん

つまり は それ も 天使 自身 が ソフトウェア で ||||てんし|じしん||そふとうぇあ|

開発 し た スキル と いう こと です か かいはつ||||||||

しかし さっく り そのまま じゃ ない って 感じ だった ぜ |||||||かんじ||

こいつ と 違って 好 戦 的 だ なぜ だ ||ちがって|よしみ|いくさ|てき|||

奏 は 自分 を 守る ため の 能力 しか 使わ ない そう||じぶん||まもる|||のうりょく||つかわ|

刃 に し た って そう だ 兆 弾 さ せる ため だ は|||||||ちょう|たま||||

まったく 無能 の 集団 だ な 貴 様 ら |むのう||しゅうだん|||とうと|さま|

もちろん 音無 さん 以外 です が |おとなし||いがい||

基本 アホ な 集まり です から きほん|||あつまり||

可能 性 を 一 つ 教え て やろ う かのう|せい||ひと||おしえ|||

その分 身 を 発生 さ せ た 理由 が そのぶん|み||はっせい||||りゆう|

強い 攻撃 の 意識 を 持って い た 時 だった と し たら つよい|こうげき||いしき||もって|||じ||||

あの 時 ね |じ|

なるほど

その 時 の 本体 の 命令 に 今 も 従い 続け てる って こと か |じ||ほんたい||めいれい||いま||したがい|つづけ||||

でも 奏 が 強い 攻撃 の 意識 を 持つ こと なんて ない |そう||つよい|こうげき||いしき||もつ|||

どうでも いい けど あなた やけに この 子 を 庇う の ね ||||||こ||かばう||

そりゃ 可哀相 だ ろ う |かわいそう|||

ま ぁ っ 　 いい けど

で 今 の 問題 は なん だ っけ |いま||もんだい||||

天使 の 分身 と 戦う 方法 か てんし||ぶんしん||たたかう|ほうほう|

馬鹿 か 消す 方法 だ ばか||けす|ほうほう|

なん だ と

何 し てる 放し や がれ なん|||はなし||

しかし その 子 が 意図 的 に 出し た の なら ||こ||いと|てき||だし|||

意図 的 に 消す こと だって できる はず だ ろ う いと|てき||けす|||||||

目覚める の を 待って れ ば いい だけ で は ない の か めざめる|||まって|||||||||

待って 意図 的 に 消せ た の なら まって|いと|てき||けせ|||

こう して やられ てる か

おそらく 無意識 で の 出現 ね |むいしき|||しゅつげん|

だから 彼女 に は 消せ なかった |かのじょ|||けせ|

刺し 違え て でも 殺 る しか なかった の よ さし|ちがえ|||ころ|||||

おいおい ちょっと 待って よ ||まって|

あれ が 消え ねぇ って ||きえ||

あんな の が 居 続ける 世界 に なる の か よ |||い|つづける|せかい|||||

今 は 見逃さ れ て は いる けど 明日 から は 許さ れ ない いま||みのがさ||||||あした|||ゆるさ||

「 模範 的 」 な 行動 から 外れ たら もはん|てき||こうどう||はずれ|

すぐさま 昨日 の よう な 血生臭い 戦闘 に なる |きのう||||ちなまぐさい|せんとう||

生徒 会長 で も ない のに せいと|かいちょう||||

ええ 私 たち を 更正 さ せよ う と いう 意志 は 立派 に 継承 さ れ て いる |わたくし|||こうせい||||||いし||りっぱ||けいしょう||||

さらに 好 戦 的 最悪 ね |よしみ|いくさ|てき|さいあく|

対抗 しよ う に も 時間 が 無 さ すぎる ぜ たいこう|||||じかん||む|||

少し 時間 を 頂 戴 すこし|じかん||いただ|たい

どう やって その 時間 を 作る |||じかん||つくる

授業 に 出 て そして 受ける 振り を し て じゅぎょう||だ|||うける|ふり|||

先生 の 話 に は 耳 を 決して 傾け ない で せんせい||はなし|||みみ||けっして|かたむけ||

授業 を まとも に 受け たら 消える じゅぎょう||||うけ||きえる

分身 に ばれ ない よう に とにかく 別 の 作業 に 没頭 する こと ぶんしん|||||||べつ||さぎょう||ぼっとう||

そして 一 日 持ち堪え て |ひと|ひ|もちこたえ|

だれ 一 人 消え ず に 再び 会え る こと を 祈る わ |ひと|じん|きえ|||ふたたび|あえ||||いのる|

もう 分かれる の は 分かった わ よ |わかれる|||わかった||

どうにか 消え ない かしら 片方 を |きえ|||かたほう|

「 エンジェル プレイヤー 」 |ぷれいやー

ソフト の マニュアル ね そふと||まにゅある|

く っそ この 分厚 さ で 全部 英語 |||ぶあつ|||ぜんぶ|えいご

唯 で さえ 時間 が ない って の に ただ|||じかん|||||

えー っと

あ 高 が 跳ね上がった |たか||はねあがった

これ は 距離 か ||きょり|

意味 な いわ ね いみ|||

うん

なに これ

やった これ だ

本来 この 命令 に 繋がって 勝手 に 消える はず だった ん だ ほんらい||めいれい||つながって|かって||きえる||||

じゃあ その 発生 条件 は 何 ||はっせい|じょうけん||なん

分から ない わから|

いっそ パソコン ごと 壊し て しま お う か |ぱそこん||こわし|||||

アホ か それ じゃあ 分身 は 消え ない ||||ぶんしん||きえ|

あ もう 分かる プログラム に 書き換え て やる ||わかる|ぷろぐらむ||かきかえ||

とっとと 消えろ う |きえろ|

タイム ウェート は １０ 秒 たいむ|||びょう

どう だ

１０ 秒 って 待って る と 長い わ ねぇ びょう||まって|||ながい||

なんで １０ 秒 以下 に は 設定 でき ない の |びょう|いか|||せってい|||

よし 何とか なった わ ね |なんとか|||

うん なに これ

増え てる ？ ふえ|

「 ハウリング 」 ？

分身 の 方 が 作った の かしら ぶんしん||かた||つくった||

消し て しまう か けし|||

いや ここ まで 周到 に やって き た ん だ |||しゅうとう||||||

最小 限 の 修正 に 止め ない と さいしょう|げん||しゅうせい||とどめ||

これ で よし

あと は あの 子 が もう 一 度 「 ハーモニックス 」 を 使って くれ れ ば |||こ|||ひと|たび|||つかって|||

「 アブソーブ 」 の スキル が 発動 し て ||||はつどう||

分身 は 本体 に 戻る ぶんしん||ほんたい||もどる

し くった

どこ か に 出掛け た ん じゃ ない の |||でがけ|||||

いや それ は ない

奏 は 約束 し た ん だ 俺 たち と 一緒 いる って そう||やくそく|||||おれ|||いっしょ||

そんな 約束 し た の |やくそく|||

あ ああ

この 乱れ 様 は 攫 わ れ た と しか 思え ない |みだれ|さま||つか||||||おもえ|

貴 様 なに を し た とうと|さま||||

キサマ って

ブログ ラム の 書き換え |||かきかえ

もう 一 度 あの 子 が 同じ 力 を 使え ば |ひと|たび||こ||おなじ|ちから||つかえ|

追加 し た 能力 が 発動 し て 分身 は 本体 に 戻る はず だった ついか|||のうりょく||はつどう|||ぶんしん||ほんたい||もどる||

そんな こと が でき た ん です か

付け 焼 刃 だ けど ね つけ|や|は|||

でも 敵 の 行動 が 予想 以上 に 速かった |てき||こうどう||よそう|いじょう||はやかった

あの 子 を 隠さ れ たら 撃つ 手 が ない |こ||かくさ|||うつ|て||

どう する ん だ

探す しか ない じゃ ない さがす||||

凶悪 な 天使 の 目 を 逃れ つつ … です か きょうあく||てんし||め||のがれ|||

授業 を 受ける 振り で さえ やっと だった のに よ じゅぎょう||うける|ふり||||||

陽動 が どれ だけ 持つ か ようどう||||もつ|

陽動 って 私 です か ようどう||わたくし||

お前 何の ため に 「 ガルデモ 」 入った ん だ よ おまえ|なんの||||はいった|||

岩沢 さん に 憧れ て いわさわ|||あこがれ|

「 ガルデモ 」 は 陽動 の ため に あん だ よ ||ようどう||||||

いやいや いや あんな 怖い の を 相手 に 陽動 なんて でき ない です って |||こわい|||あいて||ようどう|||||

しろ よ

何 様 じゃあ お前 なん|さま||おまえ

ここ じゃ 先輩 だけ と なに ？ ！ 逆 ギレ ？ ！ ||せんぱい||||ぎゃく|

先輩 か ぁ すみません で し た ぁ せんぱい|||||||

あの ライブ 中 漏らす かも しれ ませ ん が やって み ます |らいぶ|なか|もらす||||||||

決意 は ありがたい けど まだ いい わ けつい||||||

まず 今 できる こと を し ま しょ う |いま|||||||

総員 に 通達 天使 の 目撃 情報 を 集め て そういん||つうたつ|てんし||もくげき|じょうほう||あつめ|

迅速 に 集め られ た 情報 から じんそく||あつめ|||じょうほう|

幽閉 場所 は 「 ギルド 」 の 可能 性 が 高い と わかった わ ゆうへい|ばしょ||ぎるど||かのう|せい||たかい|||

と なれ ば その 最 深部 ね ||||さい|しんぶ|

あの 爆破 し た 場所 に か |ばくは|||ばしょ||

そ っ 　 トラップ も 稼働 し た まま ||||かどう|||

もっとも 危険 で もっとも ここ から 離れ た 場所 って こと ね |きけん|||||はなれ||ばしょ|||

また ここ に 潜れ って か よ |||くぐれ|||

前回 は ほぼ 壊滅 状態 だ ぜ ぜんかい|||かいめつ|じょうたい||

ふん なに を 臆 し てる ん だ |||おく||||

真っ先 に 死 ん で た ろ う お前 まっさき||し||||||おまえ

皆さん の ため に 漏らし ながら でも 歌い 続け ます みなさん||||もらし|||うたい|つづけ|

根性 を 見せ ます こんじょう||みせ|

あんな の に かかっちゃ あ 陽動 も 瞬 殺 よ |||||ようどう||またた|ころ|

今回 は 陽動 なし 正々堂々 と 行く わ よ こんかい||ようどう||せいせいどうどう||いく||

天使 と 戦い ながら か てんし||たたかい||

そ っ

いい

作戦 は 「 ギルド 」 を 降下 し て さくせん||ぎるど||こうか||

その 最 深部 に 行って 無事 天使 の オリジナル を 保護 する こと |さい|しんぶ||おこなって|ぶじ|てんし||おりじなる||ほご||

オペレーション スタート |すたーと

前 の トラップ は そのまま 放置 さ れ てる な ラッキー ぜん|||||ほうち|||||らっきー

あの ー こんな ところ で 天使 に 出くわし たら |-||||てんし||でくわし|

どの 道 漏れ そう な ん です けど |どう|もれ|||||

構わ ん かまわ|

構って ください よ かまって||

構わ ん かまわ|

構って ください よ かまって||

さっそく 現れ た わ ね |あらわれ|||

撃て うて

くそ 速 え ー |はや||-

まだ ハンド ガン が ある ||がん||

ガード スキル 「 ディストーション 」 がーど||

確固 射撃 かっこ|しゃげき

意外 と 早く けり が 付け そう ね いがい||はやく|||つけ||

なに

これ どういう こと

オリジナル か おりじなる|

違う こいつ も 分身 だ ちがう|||ぶんしん|

なぜ もう 一体 いる ||いったい|

要 は 敵 が 増え て いる と いう こと です か かなめ||てき||ふえ|||||||

どうでも いい が また 真っ先 に やら れ た な あいつ ||||まっさき||||||

くそ

撃て うて

後ろ は どう す ん だ よ うしろ||||||

それ どころ じゃ ない でしょ

まずは 目の前 の 敵 よ |めのまえ||てき|

忙し そう ね いそがし||

ゆり っぺ もう 残 弾 が |||ざん|たま|

勝ち目 なんて ない かちめ||

入り口 を 塞ぐ わ いりぐち||ふさぐ|

付い て 来 なさい つけい||らい|

行く わ よ いく||

ゆり

あと １０ 秒 |びょう

間に合わ なかった もの は 残し て 行く まにあわ||||のこし||いく

あんな 凶暴 な 天使 が 二 体 |きょうぼう||てんし||ふた|からだ

前 の 降下 作戦 より 質 が 悪い ぜ ぜん||こうか|さくせん||しち||わるい|

なんで 二 体 目 が |ふた|からだ|め|

分身 は 「 ハンド ソニック 」 も 「 ディストーション 」 も 使う の よ ぶんしん|||||||つかう||

つまり 「 ハーモニックス 」 だって 使える って こと |||つかえる||

まったく 低 能 の やつ ら だ な |てい|のう|||||

もちろん 音無 さん 以外 です が |おとなし||いがい||

ボク が 問題 点 を 纏め て やろ う ぼく||もんだい|てん||まとめ|||

よろしく

問題 は 二 つ ある もんだい||ふた||

まず 何 体 分身 が 作ら れ た の か |なん|からだ|ぶんしん||つくら||||

分身 が 分身 を 作れ る なら ぶんしん||ぶんしん||つくれ||

数 に 限界 は ない すう||げんかい||

じゃあ 二 体 どころ か |ふた|からだ||

十 体 や 二十 体 それ 以上 いる かも しれ ねぇ って か じゅう|からだ||にじゅう|からだ||いじょう||||||

待って よ まって|

でも ゆり が 能力 を 追加 し て いる |||のうりょく||ついか|||

分身 は 本体 に 戻る よう に なった ん だ ろ う ぶんしん||ほんたい||もどる|||||||

消える の を 待って い れ ば いい ん じゃ ない の か きえる|||まって|||||||||

それ が 二 つ 目 の 問題 な ん です ||ふた||め||もんだい|||

もし その 能力 を 追加 する より も 先 に ||のうりょく||ついか||||さき|

分身 を 大量 生産 し て い た と し たら ぶんしん||たいりょう|せいさん|||||||

ちょ っ 　 そい つ は

ふ ふ 愚民 ども ||ぐみん|

ようやく 気づ い た か |きづ|||

もちろん 音無 さん は 気高い 貴族 で あり ます が |おとなし|||けだかい|きぞく||||

いい か

僕たち が ここ に 乗り込 ん で くる こと が 分かって い て ぼくたち||||のりこ||||||わかって||

すでに 分身 を 量産 し |ぶんしん||りょうさん|

この 「 ギルド 」 に 配置 さ せ て い た と し たら |ぎるど||はいち||||||||

そりゃ あ

そう ワナ だ |わな|

すでに 背後 に 二 体 いる |はいご||ふた|からだ|

こいつ ら は 消え ない し 貴 様 ら に 勝ち目 は ない |||きえ|||とうと|さま|||かちめ||

そして この先 も うようよ いる だ ろ う |このさき||||||

閉じ込め られ た と いう こと か とじこめ||||||

武器 の 補充 も でき ぁ し ねえ ん だ ぞ ぶき||ほじゅう||||||||

やら れる の を 待つ だけ じゃ ねえ か ||||まつ||||

こんな こと まで し て なに が 目的 な ん だ |||||||もくてき|||

最終 的 に は 完全 なる 服従 でしょ う さいしゅう|てき|||かんぜん||ふくじゅう||

それ が 彼女 の 使命 だ も の ||かのじょ||しめい|||

大人 しく 消えろ って こと か よ おとな||きえろ||||

俺 達 を 一掃 する に は 最高 の 作戦 だ な おれ|さとる||いっそう||||さいこう||さくせん||

行く わ よ いく||

また 現れ た |あらわれ|

三 体 目 か よ みっ|からだ|め||

弾 が もったいな か ろ う たま|||||

おい

何 する 気 だ なん||き|

松下 五 段 まつした|いつ|だん

行け いけ

俺 の 意識 が ある うち に 行け おれ||いしき|||||いけ

なん だ よ その 死に際 だけ いい やつ み たい な セリフ ||||しにぎわ|||||||せりふ

急 い で きゅう||

いま の うち 行く わ よ |||いく||

あ 耐えろ よ 松下 五 段 |たえろ||まつした|いつ|だん あと は 任せ た ぞ 皆 ||まかせ|||みな

松下 君 の 犠牲 は 無駄 に し ない まつした|きみ||ぎせい||むだ|||

彼 の おかげ で 分かった ん だ けど かれ||||わかった|||

先 に 進む に は あれ が 一 番 いい 方法 な の よ さき||すすむ|||||ひと|ばん||ほうほう|||

天使 は カラダ が 小さい から てんし||||ちいさい|

動き を 封じる に は あれ が 一 番 うごき||ふうじる|||||ひと|ばん

いくら 天使 が 馬鹿 力 でも |てんし||ばか|ちから|

柔道 の 押さえ 込み なら 通用 する じゅうどう||おさえ|こみ||つうよう|

松下 君 に 教わった 柔道 が 生きる 日 が 来 た わ ね まつした|きみ||おそわった|じゅうどう||いきる|ひ||らい|||

え えっ

つまり 一体 に つき 一 人 の 犠牲 で 済む と いう こと です ね |いったい|||ひと|じん||ぎせい||すむ|||||

犠牲 で 済む って ぎせい||すむ|

そして アタシ たち が オリジナル を 助け出せ れ ば ||||おりじなる||たすけだせ||

彼ら も 助け 出せ る かれら||たすけ|だせ|

急ぎ ま しょ う いそぎ|||

四 体 目 よっ|からだ|め

ティーケー

おい なん だ よ この 少年 漫画 の 最終 回 近い 展開 は |||||しょうねん|まんが||さいしゅう|かい|ちかい|てんかい|

いい から どんどん 行く わ よ |||いく||

この 肉体 |にくたい

見せる 時 が き た よう です ね みせる|じ||||||

高松 たかまつ

びび って られる かって ん だ

藤巻 ふじまき

浅はか なり あさはか|

浅はか なり ー ー ッ ！ あさはか||-|-|

椎 ちゃん しい|

さあ きづく ん だ

お前 は ピエロ だ おまえ||ぴえろ|

ほ ぉ ら

あんな 暗い ところ に 寂し げ な 目 を し て いる 女の子 が いる よ |くらい|||さびし|||め|||||おんなのこ|||

あ ～ いけない 本当 だ ||ほんとう|

僕 が 笑わ せ て あ げ っ ぼく||わらわ|||||

大山 おおやま

お前 最低 な おまえ|さいてい|

音無 君 違う ん です よ おとなし|きみ|ちがう|||

聞い て ください 言葉 の 綾 です ききい|||ことば||あや|

次 は 僕 が 行き ます から つぎ||ぼく||いき||

おい だれ か なんか 言って やれ よ ||||いって||

いや アタシ 名前 知ら ない です し ||なまえ|しら|||

行き ま しょ う いき|||

これ で 何 体 目 よ ||なん|からだ|め|

わかん ねえ

もう 数え て ねえ よ |かぞえ|||

今度 こそ 俺 が 行く こんど||おれ||いく

待て まて

俺 の 番 だ おれ||ばん|

お前 は 最後 まで 残れ おまえ||さいご||のこれ

なぜ

あの 子 は お前 を 待って る |こ||おまえ||まって|

そんな 気 が する から だ |き||||

だから お前 は 進む ん だ |おまえ||すすむ||

いい な

あと もし ッ

行く ん なら とっとと 行け や いく||||いけ|

待って て 先輩 まって||せんぱい

お前 あいつ の こと 好き な の か 嫌い な の か おまえ||||すき||||きらい|||

着 い た わ ね ちゃく||||

「 ギルト 」 爆破 の 跡 |ばくは||あと

ここ から 一気に 最 下層 に 降りる こと に なる わ ||いっきに|さい|かそう||おりる||||

音無 君 と ユイ は オリジナル を 探し て おとなし|きみ||ゆい||おりじなる||さがし|

見つけ 次第 「 ハーモニックス 」 の 発動 を 促す こと みつけ|しだい|||はつどう||うながす|

俺 が 戦った ほう が いい おれ||たたかった|||

日向 君 も 言った でしょ う ひゅうが|きみ||いった||

あの 子 は アナタ を 待って いる の よ |こ||||まって|||

じゃあ アタシ が 戦い ます |||たたかい|

弱 すぎ て 話 に なら ない じゃく|||はなし|||

話 に し て ください よ はなし|||||

じゃ 行く わ よ |いく||

いや むちゃ 強い です から ||つよい||

これ が 最後 の 作戦 に なる と いい わ ね ||さいご||さくせん||||||

だ な ～

あ ～ 待って ください よ |まって||

あれ ユイ は |ゆい|

なんか 短い 悲鳴 だけ 聞こえ た が |みじかい|ひめい||きこえ||

天使 の 餌食 か てんし||えじき|

可哀相 に かわいそう|

でも すぐ 助け て あげる わ ||たすけ|||

また 生き残った の は この 二 人 ね |いきのこった||||ふた|じん|

そう だ な

前回 と 一緒 だ ぜんかい||いっしょ|

そろそろ 最後 かしら |さいご|

そう 願い たい が |ねがい||

ほら あんた は ぼうっと し て ない で オリジナル を 探せ ||||||||おりじなる||さがせ

ん ぅ あ

やっぱり

くそ しぶとい

耳 を 塞 い で みみ||ふさ||

ガード スキル 「 ハウリング 」 がーど||

なん だ これ

耳 が みみ|

気絶 … し ない きぜつ||

え えっ 　 なんて

耳 栓 し てる から よく 聞こえ ない の よ みみ|せん|||||きこえ|||

ほら 観念 な さ い |かんねん|||

なんなら もう 一 本 の ナイフ で 喉 を 掻 っ 切って あげる わ よ ||ひと|ほん||ないふ||のど||か||きって|||

い た

奏 奏 大丈夫 か そう|そう|だいじょうぶ| うん

戦線 の 皆 が な 命 を 張って お前 を 助け に 来 た ん だ せんせん||みな|||いのち||はって|おまえ||たすけ||らい|||

そう

そう だ 奏 無理 さ せ て 悪い が ||そう|むり||||わるい|

一 つ 能力 を 使って ほしい ん だ ひと||のうりょく||つかって|||

「 ハーモニックス 」 だ

使って くれ たら 皆 が 助かる つかって|||みな||たすかる

そう

分かった わかった

使って も 体 は 持つ か つかって||からだ||もつ|

うん 一 回 ぐらい なら |ひと|かい||

ガード スキル 「 ハーモニックス 」 がーど||

プログラム の 書き換え を し た よう ね ぷろぐらむ||かきかえ|||||

ああ

すべて こいつ の 中 に 戻る |||なか||もどる

あれ だけ の 数 の 冷酷 な アタシ たち が ？ |||すう||れいこく||||

どういう こと だ

分身 に だって 意識 は ある の ぶんしん|||いしき|||

それ は 消え て しまう わけ じゃ ない ||きえ|||||

同化 する の どうか||

アナタ たち を 襲った たくさん の アタシ たち が |||おそった|||||

この 子 の 中 に 戻る の |こ||なか||もどる|

それ だけ の 意識 を 一度に 吸い込 ん で しまって |||いしき||いちどに|すいこ|||

ただ で 済む と 思う ||すむ||おもう

時間 ね じかん|

待って くれ まって|

くそ

無事 で い て くれ ぶじ||||

奏 ！ ！ そう

いつも ひと り で 歩 い て た ||||ふ|||

振り返る と みんな は 遠く ふりかえる||||とおく

それ でも あたし は 歩 い た ||||ふ||

それ が 強 さ だった ||つよ||

もう 何も 恐く ない |なにも|こわく|

そう 呟 い て みせる |つぶや|||

いつか 人 は 一 人 に なって |じん||ひと|じん||

思い出 の 中 に 生き て く だけ おもいで||なか||いき|||

孤独 さえ 愛し 笑って られる よう に こどく||あいし|わらって|||

あたし は 戦う ん だ ||たたかう||

涙 なんて 見せ ない ん だ なみだ||みせ|||