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アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者, Outbreak Company Episode 11

Outbreak Company Episode 11

( ドワラ ) 先生 おはよう

( ミュセル ) おはよう ございます

≪ ( ペレ ) 早く 早く 次 の ページ ( プラ ティーン ) まだ めくっちゃ ダメ

( 貴族 N ) ケンカ し ない で ( セレーゾ ) はい

( 一同 ) う わ ~

≪ ( 的場 ) おかげ さま で →

とりあえず 動画 流出 騒動 は 一 段落 し た よう だ →

上 の 者 も ここ の 秘密 が 守ら れ て ほっと して い た よ

( 慎一 ) それ は 何より です これ まで の こと も 含め て

上 の 者 の 君 へ の 評価 は 悪く ない

ホント です か ? ( 的場 ) ああ →

おおむね こちら の 希望 どおり に こと を 運 ん で くれ て いる から ね

これ から も 引き続き 頑張って くれ た まえ

分かり まし た

♪♪~

≪ ( ジーコ ) 先生 さようなら 気 を つけ て 帰る ん だ ぞ

( エド アルド ) 先生 !

「 ラノベ 日記 」 の 18 巻 もう すぐ 翻訳 終わり ます よ

え ッ もう ? それ から

自分 でも 書 い て み た ん です これ

こ ッ これ は … オリジナル の ラノベ ?

すごい ちゃんと ラノベ に なって る

ホント です か ?

色々 翻訳 し て たら 自分 の 作品 を 書 い て み たく なっちゃ っ て

ラノベ って 読む の も 書く の も 楽しい です ね

あれ ? また 今回 も 少ない

大量 注文 する と 必ず 1 ケタ 少なく なって る ん です よ

いいかげん な 仕事 さ れ たら 困る な

( 美 埜 里 ) 今 は ある 分 で 何とか する しか ない わ ね

あ ッ これ アキハバラ で 見 まし た !

こういう もの が もっと たくさん こちら に 入って くる と いい です ね

ふ ふ

どう さ れ た の です か ? いや あ …

的場 さん が 僕 を 褒め て くれ て ね

ただ の ひきこもり だった 僕 を 政府 の お 偉い さん が …

そう 思ったら 何だか おかしく て

旦那 様 頑張って らっしゃい まし た から

ミュセル や みんな が 協力 し て くれ た から だ よ

おかげ で この エル ダント に も

僕 の 好き な もの が いっぱい 入って 受け入れ られ てる

僕 一 人 じゃ とても こんな こと でき なかった よ

ありがとう そんな …

こんな 僕 でも 必要 と し て くれ てる ん だ

精いっぱい やら なきゃ ね はい !

あ ッ あ ~ あ

ああ ?

( エル ビア の 鼻歌 )

エル ビア また 徹夜 し た の ?

うん ?

すごい な もう 既に キャラデクラス じゃ ない か

お ッ ?

エル ビア 作風 変わった ? ( エル ビア ) え ッ ?

前 は 風景 画 と か 描 い て た し

筆遣い も かなり 違った と いう か

そう だった っす か ねえ →

最近 は こんな の ばっ か 描 い てん す けど

この よう に 凡庸 な 男 の もと に なぜ か 都合 よく

美 少女 達 が 何 人 も 現れ て しまう こと が まま ある わけ で

≪ ( シュマイケル ) 早く 貸せ よ ! →

「 悲願 島 10 巻 」 ( ジーコ ) まだ 読 ん で ない !

≪ ( シュマイケル ) みんな 待って ん だ よ ( ペレ ) そうだ そうだ

こら こら 授業 中 に 何 やって る の ?

≪ ( シュマイケル ) 貸せ よ ! ≪ ( ジーコ ) や だ や だって ば !

ああ

大変 で し た ね 旦那 様 マンガ も ラノベ も ゲーム も

数 が 絶対 的 に 足り ない ん だ よ ね

僕 も 日本 政府 も

まさか こんなに 大 人気 に なる と は 思って なかった し

( ペレ 父 ) こら ! 今日 は 草 むしり やる 約束 だった だ ろ う が

( ペレ ) 「 クッキング ママ 10 巻 」 読ま なきゃ やる 気 出 ない

おととい も ん な こ と 言って た じゃ ねえ か

順番 が 回って こ ない ん だ よ →

とにかく 読む まで 何も し ない !

ふざけ ん な こら ! った く 何 が マンガ だ よ →

ちった あ 仕事 しろ !

どっち が 生徒 だ っけ …

やっぱり もう ちょっと 入荷 数 増やし て もらえ る よう に

美 埜 里 さん から 頼 ん で もらえ ませ ん か ?

う ~ ん それ は どう か なあ ? え ッ ?

≪ ( エド アルド ) へ へ ふ ふ ふ …

( エド アルド の 不気味 な 笑い )

彼 何 し てる の ?

ラノベ の 翻訳 です よ

でも … N 普通 じゃ な いわ ね

夢中 に なり すぎ て 何 か に 取りつか れ た みたい

エド アルド ! うん ? ああ 先生

大丈夫 ? エド アルド

早く 翻訳 し ない と

みんな 待って る ん です よ

≪ ( エド アルド ) ふ ふ ふ ふ ふ ふ …

的場 さん ! どう 考え て も 今 の まま じゃ 量 が 全然 足り ませ ん

何とか 大量 に 仕入れ て いただけ ませ ん か ?

( 的場 ) なるほど つまり 数 が 足り なく て →

住人 達 に 飢餓 感 が 表れ て き て いる ん だ ね ?

そう です

≪ ( 的場 ) 結構 な こと じゃ ない か え ッ ?

( 的場 ) 我々 が 持ち込 ん だ 文化 に 対し て 興味 を 示し 愛着 が 湧き →

ついに は 日常 生活 に 支障 が 出る ほど の →

飢餓 状態 に 陥って いる →

それ こそ が 我々 の 目指し て き た 流れ だ から ね

な ッ 何 言って る ん です か 的場 さん

それ じゃ 僕ら まるで …

《 ( アレッシオ ) この 異 世界 から 来 た 侵略 者 め ! 》

え ッ

そんな 僕 は …

( 的場 ) そう 君 は 侵略 者 だ →

軍事 力 じゃ なく 文化 に よる 侵略 →

その 先兵 が 加納 慎一

君 だ よ

く ッ …

大々的 に 自衛 隊 は 動かせ ない

経済 的 な 侵略 も

経済 体系 が 異なる 両 国 で は 無理 が ある

だから 文化 に よる 侵略 って わけ だ →

文字 を 知ら ない 一般 人 が →

エル ダント の 公用 語 より 日本 語 を 覚え れ ば →

それ ばかり 読む よう に なる →

価値 観 も 少しずつ ゆ がん で いく →

あと は 我々 日本 政府 が 出荷 を 制限 すれ ば →

彼ら は こちら の 言う こと を 聞か ざる を 得 なく なる →

それ こそ が 我々 の 理想 と する 文化 に よる 侵略 な の だ よ

その ため に … N その ため に あなた 達 は

( 的場 ) その とおり だ 我々 は エル ダント 侵略 の ため に →

オタク 文化 を 利用 し た ん だ 効率 の いい 侵略 兵器 と して ね

侵略 兵器 だって ?

こういう 操作 に よって 文化 や 価値 観 が 変え られ て いったら

どう なる ん です か ! ?

今 まで なかった もの を 持ち込 ん で 押しつけ て …

は ッ !

的場 さん うん ?

まさか と は 思い ます けど

以前 の テロ 事件 あれ は …

≪ ( 的場 ) いやいや まさか それ は ない よ

見過ごし は し た けど ね 何 です って ! ?

そう 怒ら ない で くれ

あの 一 件 で オタク 文化 へ の 批判 は 封殺 さ れ

学校 は 順風満帆 じゃ ない か

あなた は 人 と して 恥ずかしく ない ん です か ?

そう 言わ れる と 私 も 弱い の だ けど ね →

上 の 決め た こと だ これ だ から 役人 は !

まあまあ … しかし そこ まで 気づ い て い ながら

君 は 本質 的 な ことに は 気づ い て い ない ん だ ね

これ は 国家 機密 だって こと は 知って る よ ね ?

つまり 計画 の 遂行 を 邪魔 する 関係 者 は

機密 保持 の ため 処分 さ れる 可能 性 が 高い ん だ よ →

ハハハ …→

どうして 君 み たい な 毒 に も 薬 に も なら ない 者 が

こんな 国家 機密 の プロジェクト に →

引っ張り込ま れ た と 思って いる ん だ ね ?

それ は 僕 が …

≪ ( 的場 ) オタク 文化 に 造 詣 が 深い から ? →

優れ た 宣教師 に なる 素質 を 見いださ れ た と でも ? →

そんな わけない だ ろ う →

二 次元 作品 に よる 文化 侵略 は あくまで お 偉 方 に とって →

試し て みる か 程度 の もの で しか ない →

他 に 効率 的 な 方法 が 見つかって い ない から さ

でも …

でも

でも !

( 的場 ) 私 が 君 を 選 ん だ の は ね →

上 が 出し た 注文 に 合致 し て い た から だ よ

注文 ?

( 的場 ) ハハ それ は ね

この世 から ふら っと 消え て も 違和感 の ない →

いつ でも 証拠 ごと 処分 できる 人間

と いう 注文 さ

あ ッ …

一応 ひととおり の こと は 話す わ ね

ここ は 私 達 の 世界 に とって

文字どおり 前人未到 の 地 で あり 宝 の 山 よ

生物 資源 から レア メタル まで

今 の ところ 所有 権 を 主張 する 人 が い ない ん だ から 取り 放題 ね

でも 自衛 隊 は 動かせ ない

そ ッ こんな こと が 他国 に バレ たら 黙って ない でしょ う し

それ に ここ は 魔法 って いう 解析 不能 な 力 が 存在 する

一 戦 交える に は リスク が 高 すぎる わ

だから 文化 で 侵略 か …

でも って そんな 日本 政府 の 片 棒 を 担い だ の が 僕 って わけ だ

娯楽 文化 が 未 発達 の エル ダント

そこ に 持ち込ま れ た オタク 文化 は まるで 細菌 兵器 の よう な 勢い で

一気に 感染 者 を 広げ て いく

文化 の 爆発 的 感染 拡大 … N アウト ブレイク ね

美 埜 里 さん

もし 僕 が やめ たい って 言ったら どう なり ます ?

少なくとも 今 の 話

的場 局長 の 前 で は 口 に し ない 方 が いい よ

君 は もう 自分 が 何者 で 何 を やって いる か 知っちゃ っ た

政府 が 知り すぎ た ヤツ を どう する か なんて

マンガ や 小説 でも 繰り返し 描か れ て き た こと でしょ

そう です ね

でも …

( ペトラルカ ) うん ? どう し た シン イチ →

元 気 が ない ぞ え ッ

いや そんな こと は …

( ペトラルカ ) そう か ? まあ そんな わけ で →

オタク 文化 を 導入 以降 →

国民 に 活気 が 出 て き た こと は 間違い ない →

学校 の 設立 に 対 する 支持 も 多く →

妾 の 支持 率 も うなぎ 上り

まさに オタク 文化 さま さま じゃ ! →

いや ~ 誠に オタク 文化 は よい もの じゃ →

見識 を 高め 世界 を 広げ て くれる ! →

ゆく ゆく は 国民 全て に 学ぶ 機会 を 設けよ う !

いや 政治 や 裁判 に つい て も オタク 文化 の 考え 方 を …

ダメ だ !

( ガリウス ) シン イチ ?

なぜ じゃ ? 何 が 問題 じゃ ?

なぜ そ なた が そんな こと を 言う ?

シン イチ 汝 は オタク 文化 の 伝道 師 で は なかった の か ?

それ は …

く ッ …

シン イチ …

< ダメ だ >

< 僕 に は もう …>

≪ ( 的場 ) よく ない こと に なって いる ね

上 は ここ に き て 進行 が 遅れる こと を 認め は す まい

はい 彼 が 役 に 立た ない の なら

別 の 者 と 交代 さ せる と いう 案 も 出 て いる

待って ください ! 現状 は 彼 の …

加納 慎一 の 働き に よる もの です

彼 の 才能 と いって も いい でしょ う

クビ を すげ替え れ ば いい と いう もの じゃ あり ませ ん !

古賀 沼 君

それ は 上 が 判断 する こと だ よ

≪ ( 的場 ) 誤解 し ない で ほしい ん だ が

これ は 私 個人 と して の 感想 だ

これ でも ね 私 は 彼 を 気 に 入って いる ん だ よ

だから でき れ ば 彼 に このまま 頑張って ほしい と 思って いる

聞こえ て いる だ ろ う ? 加納 君 →

時間 は あまり ない よ 君 の 親 御 さん と 違って →

我々 は ひきこもり を 放置 し て おく よう な こと は ない →

君 は 今 まで どおり オタク 文化 を 広め て くれ れ ば いい →

それ だけ な ん だ が ね

( 足音 )

( 足音 )

( 足音 )

よい しょ

( 足音 )

よい しょ

は あ …

( 足音 )

( 物音 )

ミュセル

あ ッ 旦那 様

あの お 夜食 を

ごめん ちょっと 食欲 が …

お ッ ?

ごめん ね 心配 かけ ちゃ った かな

い … いえ

ありがとう いただく よ

あ ッ は い

ごちそうさま はい

ミュセル は い

あ ッ あの …

僕 は …

僕 は ね

侵略 者 だった ん だ

え ッ ! ?

僕 は … だ から この 国 に は い ない 方 が いい の かも しれ ない

君 達 と 一緒 に い て は いけない の かも しれ ない ん だ よ

あの

よ … よく 分かり ませ ん

申し訳 あり ませ ん 私 その … バカ です し

教養 も なく て そんな

でも 旦那 様 は お 優しい 方 です

それ は 分かり ます

でも もし それ が 侵略 の ため の 演技 だった と し たら …

旦那 様 が 何 を し て いる の で あれ

旦那 様 は 旦那 様 です ミュセル …

それ に 旦那 様 が 来 て くれ た おかげ で

私 は 読み書き が できる よう に なり まし た

楽しい マンガ や アニメ に 出会う こと が でき まし た

皇帝 陛下 と お 話し でき たり サッカー を し たり

映画 に 出演 し たり

それ に あんな 光景 は

マンガ が 入って くる まで 見 た こと が あり ませ ん で し た

全部 旦那 様 の おかげ です

ですから 旦那 様 …

シン イチ 様

一緒 に い ない 方 が いい なんて

悲しい こと を おっしゃら ない で ください

お 願い です どう か

どう か ここ に い て ください !

う ッ う う

う う う う …

ミュセル 僕 は きっと

誰 か に それ を 言って もらい たかった ん だ

う うん 誰 か じゃ なく て

ミュセル に ね え ッ

ありがとう あ …

はい

よ ー し 僕 も できる かぎり の こと を やって みる !

自分 の ため に も 何より この 国 の ため に も

はい ! でも その 前 に

全部 食べ ない と ね

≪ ( 的場 ) やっと 部屋 から 出 た と 思ったら

急に 皇帝 に 謁見 と は どういう つもり だ ね ?

僕 も 色々 と 反省 し まし て 名案 を 思い つい た ん です

オタク 文化 を 更に 広める 方向 で

( 的場 ) それ は 我々 の 方針 を 理解 し て もらえ た と いう こと かな

ええ

シン イチ 火急 の 用件 と は 一体 何 じゃ ?

はい ! オタク 文化 を 発信 し て いる 我 が アミュ テック から

神聖 エル ダント 帝国 に ご 提案 が あり まし て

提案 ? 我々 の 活動 に より

エル ダント に も かなり オタク 文化 が 根づ い て き まし た

そこ で です ね ふむ

そろそろ こっち で 作っちゃ い ま しょ う !

マンガ と か ラノベ と か アニメ と か

は あ ?

作る と は マンガ や アニメ を エル ダント で 作る と いう こと か ?

ええ こっち で 作っちゃ え ば わざわざ 日本 政府 に 頼ま なく て も

好き な だけ 生産 流通 さ せる こと が でき ます

そう すれ ば … N ≪ ( 的場 ) 待ち たまえ

加納 君 それ は … N 何 です か ?

何 か 日本 政府 が 困る こと で も あり ます ?

マンガ や アニメ を こちら で 自給 自足 さ れ たら

何 か まずい こと で も ある ん です か ?

そ ッ それ は …

それ は 君 の 権限 を 越え て いる !

僕 の 権限 じゃ あり ませ ん よ

エル ダント が する ん です 僕 は あくまで 提案 し て いる だけ です から

これ は エル ビア の 絵 と エド アルド が 書 い た ラノベ です

どちら も 既に 商品 化 レベル に 達し て い ます

この 調子 で クリエーター が 増え て いけ ば

もう 日本 政府 に 頼る 必要 など 全く なくなり ます !

じゃ が シン イチ お 主 は 本当 に それ で よい の か ?

面白い ! 実に 面白い 提案 じゃ シン イチ →

やはり そ なた は 素晴らしい 伝道 師 じゃ な !

( 拍手 )

♪♪~

君 と 会え て よかった 短い 間 だった けど 楽しかった よ

旦那 様 嫌 です そんな もう お 別れ み たい な

ごめん 僕 も 嫌 だ けど 抗 え ない ん だ 最終 回 って いう 枠 に は

でも 私 は もっと 視聴 者 の 皆さん に この 作品 を 楽し ん で いただき たい

僕 も 同じ だ だ から 最終 回 も 精いっぱい やろ う

そして もっと 見 たい と 思って もら お う

それ が 唯一 また 会え る 方法 だ よ

精いっぱい やれ ば いい ん です ね 分かり まし た 信じ て 頑張り ます

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Outbreak Company Episode 11 Outbreak Company Episode 11

( ドワラ ) 先生 おはよう |せんせい| Mr.||

( ミュセル ) おはよう ございます

≪ ( ペレ ) 早く 早く 次 の ページ ( プラ ティーン ) まだ めくっちゃ ダメ |はやく|はやく|つぎ||ぺーじ|ぷら||||だめ |||||||Platine||umblättern| Pele|||||||||flipped|

( 貴族 N ) ケンカ し ない で ( セレーゾ ) はい きぞく||けんか||||| ||||||Serezo| ||||||Cerezo|

( 一同 ) う わ ~ いちどう||

≪ ( 的場 ) おかげ さま で → まとば|||

とりあえず 動画 流出 騒動 は 一 段落 し た よう だ → |どうが|りゅうしゅつ|そうどう||ひと|だんらく||||

上 の 者 も ここ の 秘密 が 守ら れ て ほっと して い た よ うえ||もの||||ひみつ||まもら|||||||

( 慎一 ) それ は 何より です これ まで の こと も 含め て しんいち|||なにより|||||||ふくめ|

上 の 者 の 君 へ の 評価 は 悪く ない うえ||もの||きみ|||ひょうか||わるく|

ホント です か ? ( 的場 ) ああ → ほんと|||まとば|

おおむね こちら の 希望 どおり に こと を 運 ん で くれ て いる から ね |||きぼう|||||うん|||||||

これ から も 引き続き 頑張って くれ た まえ |||ひきつづき|がんばって|||

分かり まし た わかり||

♪♪~

≪ ( ジーコ ) 先生 さようなら 気 を つけ て 帰る ん だ ぞ |せんせい||き||||かえる|||

( エド アルド ) 先生 ! ||せんせい Ed|Aldo|

「 ラノベ 日記 」 の 18 巻 もう すぐ 翻訳 終わり ます よ |にっき||かん|||ほんやく|おわり||

え ッ もう ? それ から

自分 でも 書 い て み た ん です これ じぶん||しょ|||||||

こ ッ これ は … オリジナル の ラノベ ? ||||おりじなる||

すごい ちゃんと ラノベ に なって る

ホント です か ? ほんと||

色々 翻訳 し て たら 自分 の 作品 を 書 い て み たく なっちゃ っ て いろいろ|ほんやく||||じぶん||さくひん||しょ|||||||

ラノベ って 読む の も 書く の も 楽しい です ね ||よむ|||かく|||たのしい||

あれ ? また 今回 も 少ない ||こんかい||すくない

大量 注文 する と 必ず 1 ケタ 少なく なって る ん です よ たいりょう|ちゅうもん|||かならず|けた|すくなく|||||

いいかげん な 仕事 さ れ たら 困る な ||しごと||||こまる|

( 美 埜 里 ) 今 は ある 分 で 何とか する しか ない わ ね び|の|さと|いま|||ぶん||なんとか|||||

あ ッ これ アキハバラ で 見 まし た ! |||||み|| |||Akihabara||||

こういう もの が もっと たくさん こちら に 入って くる と いい です ね |||||||はいって|||||

ふ ふ

どう さ れ た の です か ? いや あ …

的場 さん が 僕 を 褒め て くれ て ね まとば|||ぼく||ほめ||||

ただ の ひきこもり だった 僕 を 政府 の お 偉い さん が … ||||ぼく||せいふ|||えらい||

そう 思ったら 何だか おかしく て |おもったら|なんだか||

旦那 様 頑張って らっしゃい まし た から だんな|さま|がんばって||||

ミュセル や みんな が 協力 し て くれ た から だ よ ||||きょうりょく|||||||

おかげ で この エル ダント に も

僕 の 好き な もの が いっぱい 入って 受け入れ られ てる ぼく||すき|||||はいって|うけいれ||

僕 一 人 じゃ とても こんな こと でき なかった よ ぼく|ひと|じん|||||||

ありがとう そんな …

こんな 僕 でも 必要 と し て くれ てる ん だ |ぼく||ひつよう|||||||

精いっぱい やら なきゃ ね はい ! せいいっぱい||||

あ ッ あ ~ あ

ああ ?

( エル ビア の 鼻歌 ) |||はなうた

エル ビア また 徹夜 し た の ? |||てつや|||

うん ?

すごい な もう 既に キャラデクラス じゃ ない か |||すでに|||| ||||Charade-Klasse|||

お ッ ?

エル ビア 作風 変わった ? ( エル ビア ) え ッ ? ||さくふう|かわった||||

前 は 風景 画 と か 描 い て た し ぜん||ふうけい|が|||えが||||

筆遣い も かなり 違った と いう か ふでづかい|||ちがった|||

そう だった っす か ねえ →

最近 は こんな の ばっ か 描 い てん す けど さいきん||||||えが||||

この よう に 凡庸 な 男 の もと に なぜ か 都合 よく |||ぼんよう||おとこ||||||つごう| |||gewöhnlich|||||||||

美 少女 達 が 何 人 も 現れ て しまう こと が まま ある わけ で び|しょうじょ|さとる||なん|じん||あらわれ||||||||

≪ ( シュマイケル ) 早く 貸せ よ ! → |はやく|かせ| Schmeichel|||

「 悲願 島 10 巻 」 ( ジーコ ) まだ 読 ん で ない ! ひがん|しま|かん|||よ||| Higan||||||||

≪ ( シュマイケル ) みんな 待って ん だ よ ( ペレ ) そうだ そうだ ||まって|||||そう だ|そう だ

こら こら 授業 中 に 何 やって る の ? ||じゅぎょう|なか||なん|||

≪ ( シュマイケル ) 貸せ よ ! ≪ ( ジーコ ) や だ や だって ば ! |かせ|||||||

ああ

大変 で し た ね 旦那 様 マンガ も ラノベ も ゲーム も たいへん|||||だんな|さま|まんが||||げーむ|

数 が 絶対 的 に 足り ない ん だ よ ね すう||ぜったい|てき||たり|||||

僕 も 日本 政府 も ぼく||にっぽん|せいふ|

まさか こんなに 大 人気 に なる と は 思って なかった し ||だい|にんき|||||おもって||

( ペレ 父 ) こら ! 今日 は 草 むしり やる 約束 だった だ ろ う が |ちち||きょう||くさ|||やくそく|||||

( ペレ ) 「 クッキング ママ 10 巻 」 読ま なきゃ やる 気 出 ない |くっきんぐ|まま|かん|よま|||き|だ|

おととい も ん な こ と 言って た じゃ ねえ か ||||||いって||||

順番 が 回って こ ない ん だ よ → じゅんばん||まわって|||||

とにかく 読む まで 何も し ない ! |よむ||なにも||

ふざけ ん な こら ! った く 何 が マンガ だ よ → ||||||なん||まんが||

ちった あ 仕事 しろ ! ||しごと| mach|||

どっち が 生徒 だ っけ … ||せいと||

やっぱり もう ちょっと 入荷 数 増やし て もらえ る よう に |||にゅうか|すう|ふやし||||| |||Lieferung|||||||

美 埜 里 さん から 頼 ん で もらえ ませ ん か ? び|の|さと|||たの||||||

う ~ ん それ は どう か なあ ? え ッ ?

≪ ( エド アルド ) へ へ ふ ふ ふ …

( エド アルド の 不気味 な 笑い ) |||ぶきみ||わらい

彼 何 し てる の ? かれ|なん|||

ラノベ の 翻訳 です よ ||ほんやく||

でも …\ N 普通 じゃ な いわ ね ||ふつう||||

夢中 に なり すぎ て 何 か に 取りつか れ た みたい むちゅう|||||なん|||とりつか|||

エド アルド ! うん ? ああ 先生 ||||せんせい

大丈夫 ? エド アルド だいじょうぶ||

早く 翻訳 し ない と はやく|ほんやく|||

みんな 待って る ん です よ |まって||||

≪ ( エド アルド ) ふ ふ ふ ふ ふ ふ …

的場 さん ! どう 考え て も 今 の まま じゃ 量 が 全然 足り ませ ん まとば|||かんがえ|||いま||||りょう||ぜんぜん|たり||

何とか 大量 に 仕入れ て いただけ ませ ん か ? なんとか|たいりょう||しいれ|||||

( 的場 ) なるほど つまり 数 が 足り なく て → まとば|||すう||たり||

住人 達 に 飢餓 感 が 表れ て き て いる ん だ ね ? じゅうにん|さとる||きが|かん||あらわれ|||||||

そう です

≪ ( 的場 ) 結構 な こと じゃ ない か え ッ ? まとば|けっこう|||||||

( 的場 ) 我々 が 持ち込 ん だ 文化 に 対し て 興味 を 示し 愛着 が 湧き → まとば|われわれ||もちこ|||ぶんか||たいし||きょうみ||しめし|あいちゃく||わき

ついに は 日常 生活 に 支障 が 出る ほど の → ||にちじょう|せいかつ||ししょう||でる||

飢餓 状態 に 陥って いる → きが|じょうたい||おちいって|

それ こそ が 我々 の 目指し て き た 流れ だ から ね |||われわれ||まなざし||||ながれ|||

な ッ 何 言って る ん です か 的場 さん ||なん|いって|||||まとば|

それ じゃ 僕ら まるで … ||ぼくら|

《 ( アレッシオ ) この 異 世界 から 来 た 侵略 者 め ! 》 ||い|せかい||らい||しんりゃく|もの|

え ッ

そんな 僕 は … |ぼく|

( 的場 ) そう 君 は 侵略 者 だ → まとば||きみ||しんりゃく|もの|

軍事 力 じゃ なく 文化 に よる 侵略 → ぐんじ|ちから|||ぶんか|||しんりゃく

その 先兵 が 加納 慎一 |せんぺい||かのう|しんいち |Vorauskommando|||

君 だ よ きみ||

く ッ …

大々的 に 自衛 隊 は 動かせ ない だいだいてき||じえい|たい||うごかせ| großangelegt||||||

経済 的 な 侵略 も けいざい|てき||しんりゃく|

経済 体系 が 異なる 両 国 で は 無理 が ある けいざい|たいけい||ことなる|りょう|くに|||むり||

だから 文化 に よる 侵略 って わけ だ → |ぶんか|||しんりゃく|||

文字 を 知ら ない 一般 人 が → もじ||しら||いっぱん|じん|

エル ダント の 公用 語 より 日本 語 を 覚え れ ば → |||こうよう|ご||にっぽん|ご||おぼえ||

それ ばかり 読む よう に なる → ||よむ|||

価値 観 も 少しずつ ゆ がん で いく → かち|かん||すこしずつ||||

あと は 我々 日本 政府 が 出荷 を 制限 すれ ば → ||われわれ|にっぽん|せいふ||しゅっか||せいげん|| ||||||Versand||||

彼ら は こちら の 言う こと を 聞か ざる を 得 なく なる → かれら||||いう|||きか|||とく||

それ こそ が 我々 の 理想 と する 文化 に よる 侵略 な の だ よ |||われわれ||りそう|||ぶんか|||しんりゃく||||

その ため に …\ N その ため に あなた 達 は ||||||||さとる|

( 的場 ) その とおり だ 我々 は エル ダント 侵略 の ため に → まとば||||われわれ||||しんりゃく|||

オタク 文化 を 利用 し た ん だ 効率 の いい 侵略 兵器 と して ね おたく|ぶんか||りよう|||||こうりつ|||しんりゃく|へいき|||

侵略 兵器 だって ? しんりゃく|へいき|

こういう 操作 に よって 文化 や 価値 観 が 変え られ て いったら |そうさ|||ぶんか||かち|かん||かえ|||

どう なる ん です か ! ?

今 まで なかった もの を 持ち込 ん で 押しつけ て … いま|||||もちこ|||おしつけ|

は ッ !

的場 さん うん ? まとば||

まさか と は 思い ます けど |||おもい||

以前 の テロ 事件 あれ は … いぜん||てろ|じけん||

≪ ( 的場 ) いやいや まさか それ は ない よ まとば||||||

見過ごし は し た けど ね 何 です って ! ? みすごし||||||なん|| Übersehen||||||||

そう 怒ら ない で くれ |いから|||

あの 一 件 で オタク 文化 へ の 批判 は 封殺 さ れ |ひと|けん||おたく|ぶんか|||ひはん||ふうさつ||

学校 は 順風満帆 じゃ ない か がっこう||じゅんぷうまんぱん|||

あなた は 人 と して 恥ずかしく ない ん です か ? ||じん|||はずかしく||||

そう 言わ れる と 私 も 弱い の だ けど ね → |いわ|||わたくし||よわい||||

上 の 決め た こと だ これ だ から 役人 は ! うえ||きめ|||||||やくにん|

まあまあ … しかし そこ まで 気づ い て い ながら ||||きづ||||

君 は 本質 的 な ことに は 気づ い て い ない ん だ ね きみ||ほんしつ|てき||||きづ|||||||

これ は 国家 機密 だって こと は 知って る よ ね ? ||こっか|きみつ||||しって|||

つまり 計画 の 遂行 を 邪魔 する 関係 者 は |けいかく||すいこう||じゃま||かんけい|もの|

機密 保持 の ため 処分 さ れる 可能 性 が 高い ん だ よ → きみつ|ほじ|||しょぶん|||かのう|せい||たかい|||

ハハハ …→

どうして 君 み たい な 毒 に も 薬 に も なら ない 者 が |きみ||||どく|||くすり|||||もの|

こんな 国家 機密 の プロジェクト に → |こっか|きみつ||ぷろじぇくと|

引っ張り込ま れ た と 思って いる ん だ ね ? ひっぱりこま||||おもって|||| gezogen||||||||

それ は 僕 が … ||ぼく|

≪ ( 的場 ) オタク 文化 に 造 詣 が 深い から ? → まとば|おたく|ぶんか||つく|けい||ふかい|

優れ た 宣教師 に なる 素質 を 見いださ れ た と でも ? → すぐれ||せんきょうし|||そしつ||みいださ||||

そんな わけない だ ろ う →

二 次元 作品 に よる 文化 侵略 は あくまで お 偉 方 に とって → ふた|じげん|さくひん|||ぶんか|しんりゃく||||えら|かた||

試し て みる か 程度 の もの で しか ない → ためし||||ていど|||||

他 に 効率 的 な 方法 が 見つかって い ない から さ た||こうりつ|てき||ほうほう||みつかって||||

でも …

でも

でも !

( 的場 ) 私 が 君 を 選 ん だ の は ね → まとば|わたくし||きみ||せん|||||

上 が 出し た 注文 に 合致 し て い た から だ よ うえ||だし||ちゅうもん||がっち|||||||

注文 ? ちゅうもん

( 的場 ) ハハ それ は ね まとば||||

この世 から ふら っと 消え て も 違和感 の ない → このよ||||きえ|||いわかん||

いつ でも 証拠 ごと 処分 できる 人間 ||しょうこ||しょぶん||にんげん

と いう 注文 さ ||ちゅうもん|

あ ッ …

一応 ひととおり の こと は 話す わ ね いちおう|||||はなす||

ここ は 私 達 の 世界 に とって ||わたくし|さとる||せかい||

文字どおり 前人未到 の 地 で あり 宝 の 山 よ もじどおり|ぜんじんみとう||ち|||たから||やま| |unbekanntes Terrain||||||||

生物 資源 から レア メタル まで せいぶつ|しげん||||

今 の ところ 所有 権 を 主張 する 人 が い ない ん だ から 取り 放題 ね いま|||しょゆう|けん||しゅちょう||じん|||||||とり|ほうだい|

でも 自衛 隊 は 動かせ ない |じえい|たい||うごかせ|

そ ッ こんな こと が 他国 に バレ たら 黙って ない でしょ う し |||||たこく||||だまって||||

それ に ここ は 魔法 って いう 解析 不能 な 力 が 存在 する ||||まほう|||かいせき|ふのう||ちから||そんざい|

一 戦 交える に は リスク が 高 すぎる わ ひと|いくさ|まじえる|||りすく||たか|| ||kämpfen|||||||

だから 文化 で 侵略 か … |ぶんか||しんりゃく|

でも って そんな 日本 政府 の 片 棒 を 担い だ の が 僕 って わけ だ |||にっぽん|せいふ||かた|ぼう||にない||||ぼく|||

娯楽 文化 が 未 発達 の エル ダント ごらく|ぶんか||み|はったつ|||

そこ に 持ち込ま れ た オタク 文化 は まるで 細菌 兵器 の よう な 勢い で ||もちこま|||おたく|ぶんか|||さいきん|へいき||||いきおい| ||gebracht|||||||||||||

一気に 感染 者 を 広げ て いく いっきに|かんせん|もの||ひろげ||

文化 の 爆発 的 感染 拡大 …\ N アウト ブレイク ね ぶんか||ばくはつ|てき|かんせん|かくだい||あうと|ぶれいく|

美 埜 里 さん び|の|さと|

もし 僕 が やめ たい って 言ったら どう なり ます ? |ぼく|||||いったら|||

少なくとも 今 の 話 すくなくとも|いま||はなし

的場 局長 の 前 で は 口 に し ない 方 が いい よ まとば|きょくちょう||ぜん|||くち||||かた|||

君 は もう 自分 が 何者 で 何 を やって いる か 知っちゃ っ た きみ|||じぶん||なにもの||なん|||||しっちゃ|| ||||||||||||weiß||

政府 が 知り すぎ た ヤツ を どう する か なんて せいふ||しり|||やつ|||||

マンガ や 小説 でも 繰り返し 描か れ て き た こと でしょ まんが||しょうせつ||くりかえし|えがか||||||

そう です ね

でも …

( ペトラルカ ) うん ? どう し た シン イチ → ||||||いち

元 気 が ない ぞ え ッ もと|き|||||

いや そんな こと は …

( ペトラルカ ) そう か ? まあ そんな わけ で →

オタク 文化 を 導入 以降 → おたく|ぶんか||どうにゅう|いこう

国民 に 活気 が 出 て き た こと は 間違い ない → こくみん||かっき||だ||||||まちがい|

学校 の 設立 に 対 する 支持 も 多く → がっこう||せつりつ||たい||しじ||おおく

妾 の 支持 率 も うなぎ 上り めかけ||しじ|りつ|||のぼり

まさに オタク 文化 さま さま じゃ ! → |おたく|ぶんか|||

いや ~ 誠に オタク 文化 は よい もの じゃ → |まことに|おたく|ぶんか||||

見識 を 高め 世界 を 広げ て くれる ! → けんしき||たかめ|せかい||ひろげ|| Einsicht|||||||

ゆく ゆく は 国民 全て に 学ぶ 機会 を 設けよ う ! |||こくみん|すべて||まなぶ|きかい||もうけよ| |||||||||schaffe|

いや 政治 や 裁判 に つい て も オタク 文化 の 考え 方 を … |せいじ||さいばん|||||おたく|ぶんか||かんがえ|かた|

ダメ だ ! だめ|

( ガリウス ) シン イチ ? ||いち

なぜ じゃ ? 何 が 問題 じゃ ? ||なん||もんだい|

なぜ そ なた が そんな こと を 言う ? |||||||いう

シン イチ 汝 は オタク 文化 の 伝道 師 で は なかった の か ? |いち|なんじ||おたく|ぶんか||でんどう|し|||||

それ は …

く ッ …

シン イチ … |いち

< ダメ だ > だめ|

< 僕 に は もう …> ぼく|||

≪ ( 的場 ) よく ない こと に なって いる ね まとば|||||||

上 は ここ に き て 進行 が 遅れる こと を 認め は す まい うえ||||||しんこう||おくれる|||みとめ|||

はい 彼 が 役 に 立た ない の なら |かれ||やく||たた|||

別 の 者 と 交代 さ せる と いう 案 も 出 て いる べつ||もの||こうたい|||||あん||だ||

待って ください ! 現状 は 彼 の … まって||げんじょう||かれ|

加納 慎一 の 働き に よる もの です かのう|しんいち||はたらき||||

彼 の 才能 と いって も いい でしょ う かれ||さいのう||||||

クビ を すげ替え れ ば いい と いう もの じゃ あり ませ ん ! くび||すげかえ|||||||||| ||wechseln||||||||||

古賀 沼 君 こが|ぬま|きみ

それ は 上 が 判断 する こと だ よ ||うえ||はんだん||||

≪ ( 的場 ) 誤解 し ない で ほしい ん だ が まとば|ごかい|||||||

これ は 私 個人 と して の 感想 だ ||わたくし|こじん||||かんそう|

これ でも ね 私 は 彼 を 気 に 入って いる ん だ よ |||わたくし||かれ||き||はいって||||

だから でき れ ば 彼 に このまま 頑張って ほしい と 思って いる ||||かれ|||がんばって|||おもって|

聞こえ て いる だ ろ う ? 加納 君 → きこえ||||||かのう|きみ

時間 は あまり ない よ 君 の 親 御 さん と 違って → じかん|||||きみ||おや|ご|||ちがって

我々 は ひきこもり を 放置 し て おく よう な こと は ない → われわれ||||ほうち||||||||

君 は 今 まで どおり オタク 文化 を 広め て くれ れ ば いい → きみ||いま|||おたく|ぶんか||ひろめ|||||

それ だけ な ん だ が ね

( 足音 ) あしおと

( 足音 ) あしおと

( 足音 ) あしおと

よい しょ

( 足音 ) あしおと

よい しょ

は あ …

( 足音 ) あしおと

( 物音 ) ものおと

ミュセル

あ ッ 旦那 様 ||だんな|さま

あの お 夜食 を ||やしょく| ||Nachtessen|

ごめん ちょっと 食欲 が … ||しょくよく|

お ッ ?

ごめん ね 心配 かけ ちゃ った かな ||しんぱい||||

い … いえ

ありがとう いただく よ

あ ッ は い

ごちそうさま はい

ミュセル は い

あ ッ あの …

僕 は … ぼく|

僕 は ね ぼく||

侵略 者 だった ん だ しんりゃく|もの|||

え ッ ! ?

僕 は … だ から この 国 に は い ない 方 が いい の かも しれ ない ぼく|||||くに|||||かた||||||

君 達 と 一緒 に い て は いけない の かも しれ ない ん だ よ きみ|さとる||いっしょ||||||||||||

あの

よ … よく 分かり ませ ん ||わかり||

申し訳 あり ませ ん 私 その … バカ です し もうし わけ||||わたくし||ばか||

教養 も なく て そんな きょうよう||||

でも 旦那 様 は お 優しい 方 です |だんな|さま|||やさしい|かた|

それ は 分かり ます ||わかり|

でも もし それ が 侵略 の ため の 演技 だった と し たら … ||||しんりゃく||||えんぎ||||

旦那 様 が 何 を し て いる の で あれ だんな|さま||なん|||||||

旦那 様 は 旦那 様 です ミュセル … だんな|さま||だんな|さま||

それ に 旦那 様 が 来 て くれ た おかげ で ||だんな|さま||らい|||||

私 は 読み書き が できる よう に なり まし た わたくし||よみかき|||||||

楽しい マンガ や アニメ に 出会う こと が でき まし た たのしい|まんが||あにめ||であう|||||

皇帝 陛下 と お 話し でき たり サッカー を し たり こうてい|へいか|||はなし|||さっかー|||

映画 に 出演 し たり えいが||しゅつえん||

それ に あんな 光景 は |||こうけい|

マンガ が 入って くる まで 見 た こと が あり ませ ん で し た まんが||はいって|||み|||||||||

全部 旦那 様 の おかげ です ぜんぶ|だんな|さま|||

ですから 旦那 様 … |だんな|さま

シン イチ 様 |いち|さま

一緒 に い ない 方 が いい なんて いっしょ||||かた|||

悲しい こと を おっしゃら ない で ください かなしい||||||

お 願い です どう か |ねがい|||

どう か ここ に い て ください !

う ッ う う

う う う う …

ミュセル 僕 は きっと |ぼく||

誰 か に それ を 言って もらい たかった ん だ だれ|||||いって||||

う うん 誰 か じゃ なく て ||だれ||||

ミュセル に ね え ッ

ありがとう あ …

はい

よ ー し 僕 も できる かぎり の こと を やって みる ! |-||ぼく||||||||

自分 の ため に も 何より この 国 の ため に も じぶん|||||なにより||くに||||

はい ! でも その 前 に |||ぜん|

全部 食べ ない と ね ぜんぶ|たべ|||

≪ ( 的場 ) やっと 部屋 から 出 た と 思ったら まとば||へや||だ|||おもったら

急に 皇帝 に 謁見 と は どういう つもり だ ね ? きゅうに|こうてい||えっけん||||||

僕 も 色々 と 反省 し まし て 名案 を 思い つい た ん です ぼく||いろいろ||はんせい||||めいあん||おもい||||

オタク 文化 を 更に 広める 方向 で おたく|ぶんか||さらに|ひろめる|ほうこう| ||||verbreiten||

( 的場 ) それ は 我々 の 方針 を 理解 し て もらえ た と いう こと かな まとば|||われわれ||ほうしん||りかい||||||||

ええ

シン イチ 火急 の 用件 と は 一体 何 じゃ ? |いち|かきゅう||ようけん|||いったい|なん| ||dringend|||||||

はい ! オタク 文化 を 発信 し て いる 我 が アミュ テック から |おたく|ぶんか||はっしん||||われ||||

神聖 エル ダント 帝国 に ご 提案 が あり まし て しんせい|||ていこく|||ていあん||||

提案 ? 我々 の 活動 に より ていあん|われわれ||かつどう||

エル ダント に も かなり オタク 文化 が 根づ い て き まし た |||||おたく|ぶんか||ねづ||||| ||||||||verwurzelt|||||

そこ で です ね ふむ

そろそろ こっち で 作っちゃ い ま しょ う ! |||つくっちゃ||||

マンガ と か ラノベ と か アニメ と か まんが||||||あにめ||

は あ ?

作る と は マンガ や アニメ を エル ダント で 作る と いう こと か ? つくる|||まんが||あにめ|||||つくる||||

ええ こっち で 作っちゃ え ば わざわざ 日本 政府 に 頼ま なく て も |||つくっちゃ||||にっぽん|せいふ||たのま|||

好き な だけ 生産 流通 さ せる こと が でき ます すき|||せいさん|りゅうつう||||||

そう すれ ば …\ N ≪ ( 的場 ) 待ち たまえ ||||まとば|まち|

加納 君 それ は …\ N 何 です か ? かのう|きみ||||なん||

何 か 日本 政府 が 困る こと で も あり ます ? なん||にっぽん|せいふ||こまる|||||

マンガ や アニメ を こちら で 自給 自足 さ れ たら まんが||あにめ||||じきゅう|じそく|||

何 か まずい こと で も ある ん です か ? なん|||||||||

そ ッ それ は …

それ は 君 の 権限 を 越え て いる ! ||きみ||けんげん||こえ||

僕 の 権限 じゃ あり ませ ん よ ぼく||けんげん|||||

エル ダント が する ん です 僕 は あくまで 提案 し て いる だけ です から ||||||ぼく|||ていあん||||||

これ は エル ビア の 絵 と エド アルド が 書 い た ラノベ です |||||え|||||しょ||||

どちら も 既に 商品 化 レベル に 達し て い ます ||すでに|しょうひん|か|れべる||たっし|||

この 調子 で クリエーター が 増え て いけ ば |ちょうし||||ふえ||| |||Creator|||||

もう 日本 政府 に 頼る 必要 など 全く なくなり ます ! |にっぽん|せいふ||たよる|ひつよう||まったく||

じゃ が シン イチ お 主 は 本当 に それ で よい の か ? |||いち||おも||ほんとう||||||

面白い ! 実に 面白い 提案 じゃ シン イチ → おもしろい|じつに|おもしろい|ていあん|||いち

やはり そ なた は 素晴らしい 伝道 師 じゃ な ! ||||すばらしい|でんどう|し||

( 拍手 ) はくしゅ

♪♪~

君 と 会え て よかった 短い 間 だった けど 楽しかった よ きみ||あえ|||みじかい|あいだ|||たのしかった|

旦那 様 嫌 です そんな もう お 別れ み たい な だんな|さま|いや|||||わかれ|||

ごめん 僕 も 嫌 だ けど 抗 え ない ん だ 最終 回 って いう 枠 に は |ぼく||いや|||こう|||||さいしゅう|かい|||わく||

でも 私 は もっと 視聴 者 の 皆さん に この 作品 を 楽し ん で いただき たい |わたくし|||しちょう|もの||みなさん|||さくひん||たのし||||

僕 も 同じ だ だ から 最終 回 も 精いっぱい やろ う ぼく||おなじ||||さいしゅう|かい||せいいっぱい||

そして もっと 見 たい と 思って もら お う ||み|||おもって|||

それ が 唯一 また 会え る 方法 だ よ ||ゆいいつ||あえ||ほうほう||

精いっぱい やれ ば いい ん です ね 分かり まし た 信じ て 頑張り ます せいいっぱい|||||||わかり|||しんじ||がんばり|