Kiseijuu : Sei no Kakuritsu (Parasyte -the maxim -) Episode 6
kiseijuu|sei||kakuritsu|parasyte|||episode
Kiseijuu: Sei no Kakuritsu (Parasyte -the maxim-) Episode 6
心臓 を 貫 い た
しんぞう||つらぬ||
||transpercé||
人間 部分 は 即死 だ
にんげん|ぶぶん||そくし|
|||Mort instantanée|
そして お前 も あと 数 分
|おまえ|||すう|ぶん
|||||quelques minutes
頭 を 奪え なかった もの の 寿命 と して 諦める ん だ な
あたま||うばえ||||じゅみょう|||あきらめる|||
||n'a pas pris||||durée de vie|||Abandonner|||
時間 が ない
じかん||
心臓 へ の 直撃 到底 数 分 で は 修復 でき ない
しんぞう|||ちょくげき|とうてい|すう|ぶん|||しゅうふく||
|||impact direct|absolument|||||réparation||
かといって このまま で は まず シン イチ の 脳 が ダメ に なる
||||||いち||のう||だめ||
Cela dit||||||||||||
と なれ ば
私 自身 が 心臓 と 一体 化 する 以外 に ない
わたくし|じしん||しんぞう||いったい|か||いがい||
|moi-même|||||||||
穴 を 塞ぐ と 同時に 心臓 を 動かし
あな||ふさぐ||どうじに|しんぞう||うごかし
||Boucher|||||
さらに 私 自身 に も 血液 を 循環 さ せる
|わたくし|じしん|||けつえき||じゅんかん||
|||||||circulation du sang||
さっき の ヤツ は 頭 へ の 移動 に 成功 し た よう だ が
||やつ||あたま|||いどう||せいこう|||||
私 の 場合 は それ 以上 の 冒険 だ な
わたくし||ばあい|||いじょう||ぼうけん||
||Dans mon cas|||||Aventure||
よし なんとか なり そう だ
しかし 自然 治癒 は 期待 でき ん
|しぜん|ちゆ||きたい||
||guérison naturelle||||
全身 から 少しずつ 細胞 組織 を 集め
ぜんしん||すこしずつ|さいぼう|そしき||あつめ
de tout le corps|||cellules|||
傷 を 修復 補強 する
きず||しゅうふく|ほきょう|
réparer les dommages||réparer|renforcer|
私 自身 は それ に 合わせ て 少しずつ 血管 を 伝って 右手 に 戻る
わたくし|じしん||||あわせ||すこしずつ|けっかん||つたって|みぎて||もどる
||||||||vaisseaux sanguins||remontant par|||
え 泉 くん 今日 も 休み な の
|いずみ||きょう||やすみ||
うん 先生 が 家 に 電話 し た けど 誰 も で ない ん だ って
|せんせい||いえ||でんわ||||だれ||||||
心配 だ な
しんぱい||
帰り に 寄って みる ?
かえり||よって|
||passer par|
うん
でも 住所 が …
|じゅうしょ|
|adresse|
知って る
しって|
この 間 泉 くん と 一緒 に 帰った から
|あいだ|いずみ|||いっしょ||かえった|
ねぇ ちょっと ちょっと
いつ から 泉 くん と そんな 関係 に なった の
||いずみ||||かんけい|||
いや だ そんな ん じゃ ない って
そんな ん じゃ ない って ? どう な の よ
アキホ に は 関係無い でしょ 勝手 に 話 に 割り込ま ない で よ
|||かんけいない||かって||はなし||わりこま|||
Akiho|||rien à voir||||||s'immiscer dans|||
いい じゃ ん ケチ
ケチ と か じゃ なく て
泉 って 村野 と 付き合って ん の か
いずみ||むらの||つきあって|||
||||sors avec|||
いい だ ろ なんか あった ん でしょ 教え て よ
|||||||おしえ||
うる せ え
やめ て よ アキホ ったら
砂糖 か
さとう|
Sucre en poudre|
穴 が … ふさがって いる
あな|||
||bouché|
縫い 合わせ た と 言う より は 溶接 し た よう な 跡
ぬい|あわせ|||いう|||ようせつ|||||あと
soudure|||||||Soudure|||||trace de soudure
ミギー
ミギー が 治療 を …
||ちりょう|
||traitement|
ゆ …
夢 じゃ …
ゆめ|
|n'est pas
なかった の か
はい
やっと つかまった わ
Enfin attrapé(e)|Enfin attrapé(e)|
こちら 桜 崎 病院 です が
|さくら|さき|びょういん||
||pointe|||
そちら 泉 一之 さん の お宅 でしょう か
|いずみ|かずゆき|||おたく||
||Ichino|||votre maison||
はい
まさか 父さん が
|とうさん|
ええ 大丈夫 です よ
|だいじょうぶ||
今 は 眠って らっしゃる けど 命 に 別状 は あり ませ ん から
いま||ねむって|||いのち||べつじょう|||||
|||||||danger to life|||||
ですから ね お 見舞い に いらっしゃる とき 着替え 等 です ね …
|||みまい||||きがえ|とう||
|||visite de courtoisie||||changement de vêtements|||
今 すぐ 行き ます
いま||いき|
泉 君
いずみ|きみ
あ … あの
学校 休 ん で た から ちょっと 寄って み た ん だ
がっこう|きゅう||||||よって||||
|||||||passer par||||
ご 両親 は 旅行 中 って 言って た し
|りょうしん||りょこう|なか||いって||
泉 くん 一 人 で 病気 でも し てる の か なあ なんて 思って
いずみ||ひと|じん||びょうき||||||||おもって
父さん が 旅先 で 怪我 し たら しん だ
とうさん||たびさき||けが||||
||en voyage||blessure||||
じゃあ お 母さん 一 人 で 困って る ん だ
||かあさん|ひと|じん||こまって|||
おれ しばらく 学校 休む
||がっこう|やすむ
泉 くん
いずみ|
新一 くん
しんいち|
ま … また 帰って くる よ ね
||かえって|||
殺し て やる ヤツ を !
ころし|||やつ|
ヤツ は 父さん に 姿 を 見 られ た うえ に 逃げ られ た ん だ
やつ||とうさん||すがた||み|||||にげ||||
だから 住所 まで 調べ て うち に やって き た
|じゅうしょ||しらべ||||||
あの 男 は 戻って い ない の か
|おとこ||もどって||||
うち の 住所 は どこ で 調べ た
||じゅうしょ||||しらべ|
荷物 か それとも ホテル で
にもつ|||ほてる|
Bagages||||
その うち きっと 父さん の 病院 も 突き止め て くる に 違いない
|||とうさん||びょういん||つきとめ||||ちがいない
|||||||découvrir||||
早く 早く
はやく|はやく
あの
あの 大丈夫 です か
|だいじょうぶ||
なんか 思いつめ た よう な 顔 し て た から
|おもいつめ||||かお||||
|trop réfléchir||||||||
きみ 桜 崎 の 人 ?
|さくら|さき||じん
ええ
じゃあ 桜 崎 病院 って わかる よ ね
|さくら|さき|びょういん||||
|||hôpital||||
はい よく 知って ます
||しって|
18 日 の 夕方 で し た ね 奥さん が 殺害 さ れ た と いう の は
ひ||ゆうがた|||||おくさん||さつがい|||||||
はい
家内 は …
かない|
Ma femme|
家内 の 遺体 は 見つかった ん です か
かない||いたい||みつかった|||
||corps|||||
泉 さん 奥さん は 生き て おら れ ます
いずみ||おくさん||いき||||
18 日 つまり あなた が 海 へ 転落 し た 日 の 夜 9 時 すぎ に
ひ||||うみ||てんらく|||ひ||よ|じ||
||||||chute dans l'océan||||||||
奥さん は 一 人 で ホテル に 戻ら れ て いる ん です よ
おくさん||ひと|じん||ほてる||もどら||||||
そんな ばか な
奥さん は ホテル の フロント と と も 会話 を し て い まし た ね
おくさん||ほてる||ふろんと||||かいわ|||||||
||||réception de l'hôtel|||||||||||
「 主人 は 急用 で 帰った が 自分 は もう 一 泊 し て いく 」 と 伝え て
あるじ||きゅうよう||かえった||じぶん|||ひと|はく|||||つたえ|
mon mari||affaire urgente||||||||||||||
翌早 朝 チェック アウト し て い ます
よくそう|あさ|ちぇっく|あうと||||
Le lendemain matin|||||||
違う そんな はず は …
ちがう|||
そい つ は 偽物 です
|||にせもの|
|||C'est faux.|
しかし フロント は 奥さん の 右腕 に 火傷 の 跡 も 確認 し て い て
|ふろんと||おくさん||みぎうで||やけど||あと||かくにん||||
|réception||||bras droit||brûlure||cicatrice de brûlure||||||
同一 人物 で 間違い ない と 証言 し て い ます
どういつ|じんぶつ||まちがい|||しょうげん||||
même personne||||||témoigner||||
泉 さん 多分 あなた は 精神 的 な ショック に よって
いずみ||たぶん|||せいしん|てき||しょっく||
転落 前 に 見 た 現実 と 転落 後 に 見 た 悪夢 と が
てんらく|ぜん||み||げんじつ||てんらく|あと||み||あくむ||
ご ちゃ まぜ に なって いる ん だ と 思って い ます
|||||||||おもって||
||mélangé|||||||||
あれ は 夢 で は あり ませ ん
||ゆめ|||||
絶対 に 夢 で は
ぜったい||ゆめ||
ここ よ
ありがとう
じゃあ ね
ええ そちら に なり ます
父さん
とうさん
新一
しんいち
と …
心配 かけ て しまった な
しんぱい||||
母さん が …
かあさん|
こんなに つらい のに
言葉 が 出 ない ほど 悲しい のに
ことば||だ|||かなしい|
涙 は 少しも …
なみだ||すこしも
大丈夫 か 新一
だいじょうぶ||しんいち
母さん が …
かあさん|
新一 母さん なあ 何 か 事故 に 巻き込ま れ た らしく て
しんいち|かあさん||なん||じこ||まきこま||||
|||||accident||||||
行方 が 分から ない ん だ
ゆくえ||わから|||
disparu|||||
父さん
とうさん
み 見 た ん でしょ
|み|||
なに を
なに を って
そう 悪い 夢 を 見 た らしい
|わるい|ゆめ||み||
頭 を 打った せい で な
あたま||うった|||
||À cause|||
夢 ?
ゆめ
嘘 だ
うそ|
母さん の こと は 警察 に 頼 ん だ
かあさん||||けいさつ||たの||
俺 の 方 は まだ しばらく 入院 が 必要 だ が 大した こと は ない
おれ||かた||||にゅういん||ひつよう|||たいした|||
|||||||||||pas grave|||
何 言って ん だ
なん|いって||
何 言って ん だ よ 父さん
なん|いって||||とうさん
新一 うち で 何 か あった の か
しんいち|||なん||||
何 か あった の か じゃ ない だ ろ
なん||||||||
母さん が 殺さ れ た ん だ よ 化け物 に
かあさん||ころさ||||||ばけもの|
||||||||monstre|
電話 で 俺 は そんな むちゃくちゃ な こと を 言った の か
でんわ||おれ|||||||いった||
|||||n'importe quoi||||||
すま ん 本当 に すま ん 間違え た
||ほんとう||||まちがえ|
本当 に 夢 だ と 思って る
ほんとう||ゆめ|||おもって|
新一 俺 の 方 は 大丈夫 だ から
しんいち|おれ||かた||だいじょうぶ||
2 3 日 ゆっくり し たら 家 に 戻って ほしい
ひ||||いえ||もどって|
||||maison|||
つらい だ ろ う が もう しばらく 頑張って くれ
|||||||がんばって|
何 か 困った 事 が あったら 千葉 の 叔父さん に
なん||こまった|こと|||ちば||おじさん|
||||||Chiba||oncle de Chiba|
父さん 話 が ある ん だ
とうさん|はなし||||
母さん と 化け物 の …
かあさん||ばけもの|
新一
しんいち
頼む 今 その こと は …
たのむ|いま|||
S'il te plaît||||
父さん …
とうさん
Papa...
泣 い てる
なき||
やっぱり 知って る ん だ ね 母さん が 死 ん だ こと を
|しって|||||かあさん||し||||
父さん に 化け物 の 正体 を 教え て やり たい
とうさん||ばけもの||しょうたい||おしえ|||
母さん の 敵 が どんな ヤツ な の か
かあさん||てき|||やつ|||
||ennemi de maman||||||
ミギー さえ 人間 の 本当 の 味方 だったら
||にんげん||ほんとう||みかた|
|même|||||allié|
着替え 持って き た よ
きがえ|もって|||
Vêtements de rechange||||
新一 宿 は どう し た
しんいち|やど||||
|auberge||||
ここ に 泊まる よ
||とまる|
||séjourner ici|
しかし ここ じゃ ゆっくり 休め ない ぞ
||||やすめ||
|||lentement|reposer tranquillement||
浜辺 の 近く に ホテル が ある そう だ から そこ に 泊まる と いい
はまべ||ちかく||ほてる||||||||とまる||
près de la plage||||||||||||séjourner||
病院 か
びょういん|
Hôpital ou clinique|
待て よ ミギー は 眠って いる
まて||||ねむって|
今 なら こいつ の 正体 を ばら せる か も
いま||||しょうたい|||||
||||||révéler|||
いや 今 は だめ だ
|いま|||
敵 を 見つける ため に も 戦う ため に も こいつ の 能力 が いる
てき||みつける||||たたかう||||||のうりょく||
||||||||||||capacité||
情けない けど 結局 は こいつ の 力 に 頼る しか ない ん だ
なさけない||けっきょく||||ちから||たよる||||
Pitoyable||en fin de compte||||||compter sur||||
桜 崎 ホテル って そんなに 遠い ん です か
さくら|さき|ほてる|||とおい|||
遠く ない です よ ほんの 300 メートル ぐらい です から
とおく|||||めーとる|||
300 メートル じゃ ミギー が 敵 を 探知 できる ぎりぎり だ
めーとる||||てき||たんち|||
||||||détecter||à peine|
敵 が 病院 に 現れ た 時 に は もう 間に合わ ない
てき||びょういん||あらわれ||じ||||まにあわ|
||||apparu|||||||
病院 の すぐ 裏 か こりゃ いい
びょういん|||うら|||
|||derrière||C'est bien.|
ごめん ください
お 一 人 様 です か
|ひと|じん|さま||
|||||est-ce que
キミ は …
きみ|
お 母さん お 客 さん だ よ
|かあさん||きゃく|||
父さん は 見 た はず だ 母さん が 殺さ れる ところ を
とうさん||み||||かあさん||ころさ|||
いずれ 俺 が 知って いる こと すべて を 打ち明け なきゃ なら ない だ ろ う
|おれ||しって|||||うちあけ||||||
tôt ou tard||||||||révéler||||||
でも 今 は 父さん の 命 を 守る こと と 母さん の 仇 を
|いま||とうさん||いのち||まもる|||かあさん||あだ|
||||||||||||vengeance|
あの お 食事 下 に 用意 でき て ます から ね
||しょくじ|した||ようい|||||
|||||prêt|||||
はい
気配 が よく 伝わる
けはい|||つたわる
Signe|||se ressentir
壁 が 薄い の か それとも 俺 の 耳 が よく なった の か
かべ||うすい||||おれ||みみ|||||
||mince|||||||||||
シン イチ
|いち
黙って いよ うか と 思った が やはり 話す こと に し た
だまって||||おもった|||はなす||||
se taire|||||||||||
重要 な こと だ
じゅうよう|||
きみ が 肉親 の こと を 思う 心 は とても 強い もの だ
||にくしん||||おもう|こころ|||つよい||
||proche parent||||||||||
それ に 比べ 私 の こと を 軽く
||くらべ|わたくし||||かるく
||||||me|
いや むしろ 厄介 者 だ と 思って いる こと も 知って いる
||やっかい|もの|||おもって||||しって|
|plutôt|fardeau|||||||||
我々 は 味方 で ある と 同時に
われわれ||みかた||||どうじに
||alliés||||
種 の 違う 敵 同士 と 言え る の かも しれ ない
しゅ||ちがう|てき|どうし||いえ|||||
||||camarades|||||||
何 が 言い たい
なん||いい|
あの 日 破壊 さ れ た 君 の 体 を 修復 する 過程 に おい て
|ひ|はかい||||きみ||からだ||しゅうふく||かてい|||
私 の 体 に も 変化 が 起き た
わたくし||からだ|||へんか||おき|
変化 ?
へんか
弱点 だ よ
じゃくてん||
他の 寄生 生物 に ない 弱点 が 私 に でき て しまった ん だ
たの|きせい|せいぶつ|||じゃくてん||わたくし||||||
1 日 の うち 4 時間 ほど の 間 私 は 完全 に 眠って しまう
ひ|||じかん|||あいだ|わたくし||かんぜん||ねむって|
|||||||je|||||
なん だ 今 まで だって 寝 て た だ ろ
||いま|||ね||||
そう じゃ ない
今 まで は 眠って い て も ちょっと した こと で 目 が 覚め た
いま|||ねむって||||||||め||さめ|
シン イチ が 驚 い たり 呼吸 を 乱し た り
|いち||おどろ|||こきゅう||みだし||
|||surpris|||respiration||désordonné||
あるいは 仲間 が 300 メートル 先 に 現れ て も だ
|なかま||めーとる|さき||あらわれ|||
ou bien|||||||||
仲間 が …
なかま|
そう だ
しかし 今度 の 眠り は そうした アンテナ まで が まるで 効か なく なる
|こんど||ねむり|||あんてな||||きか||
||||||antenne||||ne fonctionne pas||
つまり この 4 時間 の 間 に 敵 が 現れ れ ば
||じかん||あいだ||てき||あらわれ||
||||||||apparaît||
すべて が 終わり と いう こと だ
||おわり||||
君 の 心臓 を 修復 する に あたって 私 は 長 時間 右腕 から 離れ た
きみ||しんぞう||しゅうふく||||わたくし||ちょう|じかん|みぎうで||はなれ|
||||réparer||||||||bras droit|||
その 結果 体質 が 少々 変わって しまった ん だ よ
|けっか|たいしつ||しょうしょう|かわって||||
|résultat|constitution physique||un peu|||||
なんで そんな 大事 な こと 黙って た ん だ よ
||だいじ|||だまって||||
君 は 母親 を 殺さ れ て
きみ||ははおや||ころさ||
寄生 生物 の 仲間 で ある 私 に 強い 敵意 を 持った よう だ な
きせい|せいぶつ||なかま|||わたくし||つよい|てきい||もった|||
|||||||||hostilité intense|||||
自分 の 弱点 を 敵 に 教える の は 非常に 危険 な こと だ
じぶん||じゃくてん||てき||おしえる|||ひじょうに|きけん|||
だから 今 まで 黙って い た
|いま||だまって||
だが 君 に 知って おい て もらわ なけ れ ば さらに
|きみ||しって|||||||
より 一層 危険 だ と 判断 し た わけ だ
|いっそう|きけん|||はんだん||||
|Encore plus||||||||
わかった か ね
俺 は もう ミギー の こと を 敵 だ なんて 思って ない よ
おれ|||||||てき|||おもって||
命 の 恩人 だ もん な
いのち||おんじん|||
||sauveur|||
その 言い 方 は 正確 じゃ ない な
|いい|かた||せいかく|||
||||précise|||
わたし の ため の 命 で も ある
||||いのち|||
おはよう
Bonjour
おはよう
あれ 今日 は 顔色 いい ね
|きょう||かおいろ||
|||Teint||
昨日 は もっと げっそり し た 感じ だった のに
きのう||||||かんじ||
|||émacié|||||
よく 眠れ た ん だ ね
|ねむれ||||
助かる
たすかる
新聞 なんて 久 ぶり じゃ ない
しんぶん||ひさ|||
||long time|||
ああ タブレット も 携帯 も 海 に 落ち た 時 に ダメ に なって しまった から な
|||けいたい||うみ||おち||じ||だめ|||||
|||||mer|||||||||||
戻ったら 早速 買わ ない と ね
もどったら|さっそく|かわ|||
quand je reviens|sans tarder|acheter|||n'est-ce pas
ああ
お前 は
おまえ|
もう しばらく ここ に い て 様子 を 見る よ
||||||ようす||みる|
||||||situation|||
ミギー が 深い 眠り に つい て いる 間 は
||ふかい|ねむり|||||あいだ|
俺 が この 目 で 見張ら なきゃ なら ない
おれ|||め||みはら|||
|||||surveiller|||
なるべく 人目 が 多く 襲撃 の 可能 性 の 少ない 昼間 に ミギー に は 眠って もら お う
|ひとめ||おおく|しゅうげき||かのう|せい||すくない|ひるま|||||ねむって|||
||||attaque possible minimale||||||en journée||||||||
ヤツ が 来る と し たら どっち だ
やつ||くる|||||
ミギー は 自分 が 起きる まで は 戦 うなって 言って だ けど
||じぶん||おきる|||いくさ||いって||
いきなり 襲わ れ たら 戦う しか ない
|おそわ|||たたかう||
それ に 母さん を 殺し た ヤツ から 逃げ たく ない
||かあさん||ころし||やつ||にげ||
こんにちは
や あ え ー と 真樹子 ちゃん だ っけ
|||-||まきこ|||
|||||Makiko, n'est-ce pas?|||
マキ で いい です よ
まき||||
ずっと ここ に 座って た の
|||すわって||
そんなに お 父さん の こと が 心配 ?
||とうさん||||しんぱい
まあ ね 他 に やる こと も ない し
||た||||||
ねぇ 彼女 と か いる の
|かのじょ||||
シン イチ 仲間 だ
|いち|なかま|
距離 は ちょうど 300 メートル ほど 浜辺 の 方角 だ
きょり|||めーとる||はまべ||ほうがく|
|||||plage||direction of beach|
き た
真樹 ちゃん 浜辺 に 出る 道 は
まき||はまべ||でる|どう|
Maki sort à||plage||||est
浜辺 なら 家 に 行く 道 を まっすぐ …
はまべ||いえ||いく|どう||
||maison||aller à|||tout droit
ちょっと まっすぐ 行ったら 波 除け で …
||おこなったら|なみ|のけ|
||||barrière contre les vagues|
もう
待って
まって
待って
まって
足 は やっ
あし||
シン イチ 念 を 押して おく ぞ
|いち|ねん||おして||
||insistance||||
なん だ
いい ん だ な 殺し て
||||ころし|
いい
あんな ヤツ が この世 を うろつ い てる って 想像 する だけ で
|やつ||このよ||||||そうぞう|||
|||||errer|||||||
たまらない ん だ
Ne peux pas||
待って って 言った の に いきなり 走り出し ちゃ う ん だ から
まって||いった||||はしりだし|||||
|||||tout à coup|se mettre à courir|||||
浜辺 に 行く なら 向こう に 回ら ない と
はまべ||いく||むこう||まわら||
マジ
今 向こう の 端 で 何 か 隠れ た
いま|むこう||はし||なん||かくれ|
|||bout|||||
ヤツ だ
やつ|
シン イチ 実は もう 一 つ 言う こと が ある
|いち|じつは||ひと||いう|||
君 自身 の こと だ
きみ|じしん|||
今 やっと はっきり した こと な ん だ が …
いま||||||||
後 に し て くれ
あと||||
逃がす か
にがす|
Laisser partir?|
よくも
よくも 母さん を
|かあさん|
動く な !
うごく|
次回 「 暗 夜行 路 」
じかい|あん|やこう|じ
||Voyage nocturne|