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HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター), Hunter x Hunter (2011) Episode 122

Hunter x Hunter (2011) Episode 122

俺 もう あいつ を

駆除 する 標的 と して は 見 れ ない っす

こっち の 真剣 を くん で くれ たんす よ

悪い 奴 じゃ なかった

なら もう ない じゃ ない っす か

倒す 理由 なんて

王 だ よ

兵士 が どうこう の 話 じゃ ない

王 が タクト を 振れ ば 奴 ら は 悪魔 に でも なる さ

ここ は 戦争 兵器 の 実験 場 じゃ よ

心置きなく 暴れ て いい ぜ

なぜ 戦う

其 の ほう に 勝ち目 は ない

死 に 急ぐ こと は ある まい

やって もみ ねえ で 分かる か よ

わし の こと 何も 知ら ん だ ろ う が

見た目 で 判断 する と

足元 すくわ れる ぞ

逆 だ

戦局 が 読め ぬ ほど 凡庸 な 指し手 に は 見え ぬ

余 は この世 を 統べる ため 生 を 受け

当初 お 主 ら に 家畜 以上 の 感情 を 持ち 得 なかった が

今 は 違う

わずか ながら

生かす に 足る 人間 が いる こと を 知った

あの 娘 が そう だ

お 主 に も 同じ もの を 感じる

今 矛 を 収める なら

許し て やら ん で も ない

それ は わし だけ を って 話 だ ろ

そい つ は 立場 上

聞け ねえ 相談 だ わな

一方 プフ は

ここ から 動か ない こと を 条件 に

ここ で 何 が 起き た か を 説明 する よう ピトー に 迫って い た

ピトー は プフ の 要求 通り 襲撃 直後

つまり プフ と 別れ た 時点 から 語り 始め た

ゴン が 知ら ない 部分 を あえて 説明 する こと で

ゴン が 話 を 聞く こと に 集中 する よう 仕向ける 狙い で ある

コムギ を 抱きかかえ た 王 の こと を 意図 的 に 話さ なかった の は

あの 状況 を 言葉 で 忠実 に 再現 する すべ を 持た なかった から だ

ゴン に 際立った 変化 は ない

が ピトー は ゴン の 視線 の 揺らぎ に

たくらみ の 成功 を 見 た

王 は 自ら の 意思 で 敵 と そこ から 出て 行った

僕達 が 行く 必要 は ない

なるほど

南 へ

よく 分かり まし た

ファインプレー です ピトー

ならば 私 達 は ここ で 待ち ま しょ う

王 の 帰還 を

私 の 外 殻 だけ 残す なら

7 分 の 1 の ハエ で 十 分

残り の 7 分 の 6 で

王 の 元 へ

負け を 覚悟 の 戦い か

理解 で きぬ な

人類 と いう 種 の ため か

ならば 余 の 行為 は むしろ 「 協力 」 だ と 言って おく

例えば お前 達 の 社会 に は

国境 と いう 縄張り に 似 た 仕切り が あ ろ う

境 の 右 で は 子供 が 飢え て 死に

左 で は 何も し ない クズ が 全て を 持って いる

狂気 の 沙汰 だ

余 が 壊し て やる

そして 与えよ う

平等 と は 言え ぬ まで も 理不尽 な 差 の ない 世界 を

始 め の うち は 力 と 恐怖 を 利用 する こと を 否定 し ない

だが あくまで それ は 秩序 維持 の ため と 限定 する

余 は 何の ため に 力 を 使う か を 学習 し た

弱く しかし 生かす べき 者 を

守る ため だ

敗者 を 虐げる ため で は 決して ない

こいつ は 厄介 だ な

貴 様 と は 戦わ ぬ

場所 の 移動 に 異 を 挟ま なかった の は

忌憚 なく 論 を 交わす ため に すぎ ぬ

奴 は 揺れ て いる

近 こう 寄れ

アリ と 人 と の 間 で

そして まだ 気付 い て い ない

その 2 つ が 絶対 に 交わら ない こと に

どちら に も 傾き 得る

しかし たとえ どちら に 転 ん で も

結論 は 変わら ない

頼 ん だ よ

我々 が 望む の は ただ 一 つ 危険 生物 の 速やか な 駆除 だ から ね

すでに 多く の 犠牲 者 が 出 て い ます

手段 を 選ば ず と いう こと で よろしい の です かな

そこ は 君

専門 家 に 我々 が どう こう 言え ん よ

ともかく 我々 は 一刻 も 早く 危険 生物 が 根絶 さ れる こと を 望 ん で いる ん だ

承知 し まし た

絶対 に アリ は 根絶やし に し て

批判 は 全て ハンター 協会 が かぶれ と いう こと です な

早め にや っち まっ た ほう が いい

心 が ぶ れる 前 に

王 よ お互い 大変 だ な

百 式 観音

壱 乃 掌

あれ は

他 に 戦闘 の 気配 が ねえ って こと は

残って る の は 俺 だけ か

ユピー

プフ

ちょっと 見 ない 間 に 随分 変わった な

あなた に 言わ れ たく あり ませ ん ね

敵 に 気付か れ ない よう 脱出 する 必要 が あった ん です

飛散 し た 粒子 を

一斉に 移動 さ せる と 目立つ の で 徐々に

歯がゆい でしょ う が 少々 時間 を くださ い

事情 も 話し て おき たい です し

ま ぁ いろいろ と それぞれ 理由 は ある わな

大人 に なり まし た ね

と いう わけ です

私 に は 確証 が あり ませ ん

ピトー の 変化 が 果たして 本当 に 王 の ため に なる の か

ユピー は 自身 を 重ね ピトー の 機微 が 理解 でき た

ユピー

あなた は どう す べき だ と 思い ます か

試さ れ て いる

それ 故 ユピー は 直感 し た

プフ が ピトー だけ で なく

ユピー に も 訪れ て いる で あ ろ う わずか な 変化 に

恐れ を 抱 い て いる こと

愚問 だ な

今 すぐ 向かう べき だ

王 の 元 へ

それ だけ の こと だ ろ

本心 から の 答え だった

です ね

ただ

一刻 も 早く この 場 から 離れる ため の

恐れ て いる の は ユピー も また 同じ な の だ から

直撃 し た はず

硬い

いい 技 だ

太刀 筋 が 見え ぬ

気 が 済 ん だ か

それ でも 座れ と

二 度 は 言わ ぬ

参 乃 掌

もう 引け ねえ の よ

そんなに 死に たい か

放た れ た 怒 気 は 王 の 器量 と して は

稚児 の 駄々 に 親 が 抱く 程度 の わずか な 炎 で あった が

ネテロ に は 通常 の 立 間合い の 倍 以上 下がら せる に 十 分 な

すさまじい 凶 兆 を 含 ん で い た

それ は 決して 引け ぬ と の 決意 を

一笑 に 付さ れ た に 等しい 傷 を

ネテロ に 与え た

悟れ

其 の ほう が 余 と 交わす こと が かなう の は

言葉 だけ だ

生まれ たて の ガキ が

それ が でき れ ば 苦労 は し ねえ

待て よ

言葉 か

王 よ

自分 の 名 を 知り たく は ない か

なぜ 貴 様 が 余 の 名前 を 知って いる

部下 が お 主 の 母親 の 臨終 に 立ち会った の よ

いま わ の 言葉 が お 主 の 名 だった そう だ

その 部下 も 護衛 軍 と の 戦闘 で 死 ん で しまった かも な

やる 気 に なった か ね

わし に 負け を 認め さす こと が でき れ ば

教え て やら ん で も ない ぞ

殺さ ず 気 の 済む まで か

「 飛車 角 落ち 」 と いった ところ だ な

ま ぁ すぐに 詰 ん で やろ う

ネテロ と 王 の 真 の 戦い が 始まった

朝 を むさぼり

夜 を 吐き出し

いかん と する 我 が 性

湧き出す この 感情 は

白 か 黒 か

目指す 未来 と

置いて け ぼ り に し て き た 過去

ねじれ ながら ぐるぐる と 繋がって いる

過ぎ ゆく 螺旋 に 目 を 細め て

不思議 な 夢 から

身 を 乗り出し た

表裏 一体 指 で 弾く コイン が 空 に 舞う

僕 は いったい どっち の 結末 願う

表裏 一体 光 輝く ほど 僕 が ある だけ

ならば どこ へ と 向かって ゆく

重なった 二 つ の 未来

次回 「 ムカデ × ト × オモイデ 」

ねえ 生まれ変わったら 何 に なり たい

うん ゴン は

生まれ変わって も 俺 は 俺 で

また キルア に 会う ん だ

ば ー か

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Hunter x Hunter (2011) Episode 122 hunter||hunter|episode Hunter x Hunter (2011) Episode 122

俺 もう あいつ を おれ|||

駆除 する 標的 と して は 見 れ ない っす くじょ||ひょうてき||||み||| I can no longer think of him...

こっち の 真剣 を くん で くれ たんす よ ||しんけん||||||

悪い 奴 じゃ なかった わるい|やつ||

なら もう ない じゃ ない っす か

倒す 理由 なんて たおす|りゆう|

王 だ よ おう||

兵士 が どうこう の 話 じゃ ない へいし||||はなし|| any reason to defeat him.

王 が タクト を 振れ ば 奴 ら は 悪魔 に でも なる さ おう||たくと||ふれ||やつ|||あくま||||

ここ は 戦争 兵器 の 実験 場 じゃ よ ||せんそう|へいき||じっけん|じょう|| This is an area used for testing weapons of war.

心置きなく 暴れ て いい ぜ こころおきなく|あばれ||| We won't need to restrain ourselves.

なぜ 戦う |たたかう Why do you fight?

其 の ほう に 勝ち目 は ない その||||かちめ|| You have no chance of defeating me.

死 に 急ぐ こと は ある まい し||いそぐ|||| Why rush to your death?

やって もみ ねえ で 分かる か よ ||||わかる|| You presume to know I cannot win?

わし の こと 何も 知ら ん だ ろ う が |||なにも|しら||||| You know nothing about me.

見た目 で 判断 する と みため||はんだん|| If you judge me by my appearance,

足元 すくわ れる ぞ あしもと||| you'll get burned.

逆 だ ぎゃく| You have it backwards.

戦局 が 読め ぬ ほど 凡庸 な 指し手 に は 見え ぬ せんきょく||よめ|||ぼんよう||さして|||みえ| You don't seem like some ordinary man who can't read the state of the battle.

余 は この世 を 統べる ため 生 を 受け よ||このよ||すべる||せい||うけ I was born to rule this world.

当初 お 主 ら に 家畜 以上 の 感情 を 持ち 得 なかった が とうしょ||おも|||かちく|いじょう||かんじょう||もち|とく|| Originally, you humans were as no more than livestock to me.

今 は 違う いま||ちがう But I have changed my mind.

わずか ながら I learned that there are a few humans worth keeping alive.

生かす に 足る 人間 が いる こと を 知った いかす||たる|にんげん|||||しった

あの 娘 が そう だ |むすめ||| Like that woman.

お 主 に も 同じ もの を 感じる |おも|||おなじ|||かんじる I sense that you are worthy, as well.

今 矛 を 収める なら いま|ほこ||おさめる| If you back down now,

許し て やら ん で も ない ゆるし|||||| I am willing to spare your life.

それ は わし だけ を って 話 だ ろ ||||||はなし|| You'll only spare my life, yes?

そい つ は 立場 上 |||たちば|うえ Given my position,

聞け ねえ 相談 だ わな きけ||そうだん|| I can't accept that offer.

一方 プフ は いっぽう|| Meanwhile...

ここ から 動か ない こと を 条件 に ||うごか||||じょうけん| In exchange for his agreement to stay still,

ここ で 何 が 起き た か を 説明 する よう ピトー に 迫って い た ||なん||おき||||せつめい|||||せまって||

ピトー は プフ の 要求 通り 襲撃 直後 ||||ようきゅう|とおり|しゅうげき|ちょくご Pitou complied with Pouf's request, telling him what happened after the attack.

つまり プフ と 別れ た 時点 から 語り 始め た |||わかれ||じてん||かたり|はじめ| In other words, everything since they'd been separated.

ゴン が 知ら ない 部分 を あえて 説明 する こと で ||しら||ぶぶん|||せつめい|||

ゴン が 話 を 聞く こと に 集中 する よう 仕向ける 狙い で ある ||はなし||きく|||しゅうちゅう|||しむける|ねらい|| to ensure that Gon's attention would be focused on the explanation.

コムギ を 抱きかかえ た 王 の こと を 意図 的 に 話さ なかった の は ||だきかかえ||おう||||いと|てき||はなさ||| Pitou deliberately did not mention how the King had held Komugi

あの 状況 を 言葉 で 忠実 に 再現 する すべ を 持た なかった から だ |じょうきょう||ことば||ちゅうじつ||さいげん||||もた||| because Pitou did not know how to describe the events accurately.

ゴン に 際立った 変化 は ない ||きわだった|へんか|| There was no significant change in Gon.

が ピトー は ゴン の 視線 の 揺らぎ に |||||しせん||ゆらぎ| However...

たくらみ の 成功 を 見 た ||せいこう||み|

王 は 自ら の 意思 で 敵 と そこ から 出て 行った おう||おのずから||いし||てき||||でて|おこなった The King...

僕達 が 行く 必要 は ない ぼくたち||いく|ひつよう|| There is no need for us to go.

なるほど I see.

南 へ みなみ| He went south.

よく 分かり まし た |わかり|| I understand.

ファインプレー です ピトー A fine play, Pitou.

ならば 私 達 は ここ で 待ち ま しょ う |わたくし|さとる||||まち||| Then we should await the King's return here.

王 の 帰還 を おう||きかん|

私 の 外 殻 だけ 残す なら わたくし||がい|から||のこす|

7 分 の 1 の ハエ で 十 分 ぶん|||||じゅう|ぶん

残り の 7 分 の 6 で のこり||ぶん|| The other six-sevenths

王 の 元 へ おう||もと| will go to the King!

負け を 覚悟 の 戦い か まけ||かくご||たたかい| You fight with the resolve to lose?

理解 で きぬ な りかい||| I do not understand.

人類 と いう 種 の ため か じんるい|||しゅ||| You fight for the human race?

ならば 余 の 行為 は むしろ 「 協力 」 だ と 言って おく |よ||こうい|||きょうりょく|||いって|

例えば お前 達 の 社会 に は たとえば|おまえ|さとる||しゃかい|| For example, in human society,

国境 と いう 縄張り に 似 た 仕切り が あ ろ う くにざかい|||なわばり||に||しきり|||| lands are divided by national borders, much like territorial marking.

境 の 右 で は 子供 が 飢え て 死に さかい||みぎ|||こども||うえ||しに On the right side of the border, children may starve to death.

左 で は 何も し ない クズ が 全て を 持って いる ひだり|||なにも|||くず||すべて||もって| While on the left, scum who do nothing have everything they need.

狂気 の 沙汰 だ きょうき||さた|

余 が 壊し て やる よ||こわし|| I shall crush that madness...

そして 与えよ う |あたえよ| And create a world so fair,

平等 と は 言え ぬ まで も 理不尽 な 差 の ない 世界 を びょうどう|||いえ||||りふじん||さ|||せかい| the very concept of inequality will be forgotten!

始 め の うち は 力 と 恐怖 を 利用 する こと を 否定 し ない はじめ|||||ちから||きょうふ||りよう||||ひてい|| I concede that

だが あくまで それ は 秩序 維持 の ため と 限定 する ||||ちつじょ|いじ||||げんてい| But I will only do so to the extent necessary to maintain order.

余 は 何の ため に 力 を 使う か を 学習 し た よ||なんの|||ちから||つかう|||がくしゅう|| I have learned what power is meant to be used for.

弱く しかし 生かす べき 者 を よわく||いかす||もの| To protect the weak,

守る ため だ まもる|| who deserve to live.

敗者 を 虐げる ため で は 決して ない はいしゃ||しいたげる||||けっして| Power is not meant to be used to torment the defeated!

こいつ は 厄介 だ な ||やっかい|| This could be a problem...

貴 様 と は 戦わ ぬ とうと|さま|||たたかわ| I shall not fight you.

場所 の 移動 に 異 を 挟ま なかった の は ばしょ||いどう||い||はさま||| I agreed to leave the palace

忌憚 なく 論 を 交わす ため に すぎ ぬ きたん||ろん||かわす|||| so we could have a free, open discussion.

奴 は 揺れ て いる やつ||ゆれ|| He's wavering...

近 こう 寄れ ちか||よれ Come closer.

アリ と 人 と の 間 で あり||じん|||あいだ| Wavering between Ant and human.

そして まだ 気付 い て い ない ||きづ|||| And he hasn't realized

その 2 つ が 絶対 に 交わら ない こと に |||ぜったい||まじわら||| that those two sides are incompatible.

どちら に も 傾き 得る |||かたむき|える And neither one

しかし たとえ どちら に 転 ん で も ||||てん||| But regardless of which side he falls to,

結論 は 変わら ない けつろん||かわら| the outcome won't change.

頼 ん だ よ たの||| We're counting on you.

我々 が 望む の は ただ 一 つ 危険 生物 の 速やか な 駆除 だ から ね われわれ||のぞむ||||ひと||きけん|せいぶつ||すみやか||くじょ||| You have a single mission.

すでに 多く の 犠牲 者 が 出 て い ます |おおく||ぎせい|もの||だ||| There have already been many casualties.

手段 を 選ば ず と いう こと で よろしい の です かな しゅだん||えらば||||||||| We will use any means necessary.

そこ は 君 ||きみ Naturally, we have no intention of telling the experts how to proceed.

専門 家 に 我々 が どう こう 言え ん よ せんもん|いえ||われわれ||||いえ||

ともかく 我々 は 一刻 も 早く 危険 生物 が 根絶 さ れる こと を 望 ん で いる ん だ |われわれ||いっこく||はやく|きけん|せいぶつ||こんぜつ|||||のぞみ||||| We simply desire

承知 し まし た しょうち||| Understood.

絶対 に アリ は 根絶やし に し て ぜったい||あり||ねだやし||| So their goal is to eradicate the Ants, leaving the Hunters Association

批判 は 全て ハンター 協会 が かぶれ と いう こと です な ひはん||すべて|はんたー|きょうかい|||||||

早め にや っち まっ た ほう が いい はや め||||||| I must make this fast...

心 が ぶ れる 前 に こころ||||ぜん| Before my heart is swayed.

王 よ お互い 大変 だ な おう||おたがい|たいへん|| King...

百 式 観音 ひゃく|しき|かんのん 100-Type Guanyin Bodhisattva!

壱 乃 掌 いち|の|てのひら First Hand

あれ は That's...

他 に 戦闘 の 気配 が ねえ って こと は た||せんとう||けはい||||| I can't sense anyone else fighting.

残って る の は 俺 だけ か のこって||||おれ|| Does that mean I'm the only one left?

ユピー

プフ

ちょっと 見 ない 間 に 随分 変わった な |み||あいだ||ずいぶん|かわった| You've changed a lot since I last saw you.

あなた に 言わ れ たく あり ませ ん ね ||いわ|||||| I could say the same to you.

敵 に 気付か れ ない よう 脱出 する 必要 が あった ん です てき||きづか||||だっしゅつ||ひつよう|||| I had to escape without alerting the enemy.

飛散 し た 粒子 を ひさん|||りゅうし| And if I move all my dispersed particles at once, it's too conspicuous.

一斉に 移動 さ せる と 目立つ の で 徐々に いっせいに|いどう||||めだつ|||じょじょに

歯がゆい でしょ う が 少々 時間 を くださ い はがゆい||||しょうしょう|じかん||| I'm sure you're feeling impatient, but please spare me a moment.

事情 も 話し て おき たい です し じじょう||はなし||||| I need to tell you what's happening.

ま ぁ いろいろ と それぞれ 理由 は ある わな |||||りゆう|||

大人 に なり まし た ね おとな||||| You've grown up.

と いう わけ です And there you have it.

私 に は 確証 が あり ませ ん わたくし|||かくしょう|||| I have no conclusive proof

ピトー の 変化 が 果たして 本当 に 王 の ため に なる の か ||へんか||はたして|ほんとう||おう|||||| that the change in Pitou will actually benefit the King...

ユピー は 自身 を 重ね ピトー の 機微 が 理解 でき た ||じしん||かさね|||きび||りかい|| Through his own experiences, Youpi could understand Pitou's behavior.

ユピー

あなた は どう す べき だ と 思い ます か |||||||おもい|| What do you think we should do?

試さ れ て いる ためさ||| This was a test.

それ 故 ユピー は 直感 し た |こ|||ちょっかん|| Which made it very clear to Youpi

プフ が ピトー だけ で なく that Pouf was fearful of the subtle changes

ユピー に も 訪れ て いる で あ ろ う わずか な 変化 に |||おとずれ|||||||||へんか|

恐れ を 抱 い て いる こと おそれ||いだ|||| Pitou and Youpi had undergone.

愚問 だ な ぐもん|| A foolish question.

今 すぐ 向かう べき だ いま||むかう|| We must go

王 の 元 へ おう||もと| to the King at once!

それ だけ の こと だ ろ And that's all there is to it... Right?

本心 から の 答え だった ほんしん|||こたえ| His response was entirely sincere.

です ね

ただ He was concerned only with leaving as soon as possible.

一刻 も 早く この 場 から 離れる ため の いっこく||はやく||じょう||はなれる||

恐れ て いる の は ユピー も また 同じ な の だ から おそれ||||||||おなじ|||| Because Youpi was feeling the same fear.

直撃 し た はず ちょくげき||| I'm sure that was a direct hit...

硬い かたい He's tough!

いい 技 だ |わざ| A good attack.

太刀 筋 が 見え ぬ たち|すじ||みえ| I could not anticipate it.

気 が 済 ん だ か き||す||| Are you satisfied now?

それ でも 座れ と ||すわれ| He still wants me to sit with him?

二 度 は 言わ ぬ ふた|たび||いわ| I shall not repeat myself.

参 乃 掌 さん|の|てのひら Third Hand

もう 引け ねえ の よ |ひけ||| I can no longer back down!

そんなに 死に たい か |しに|| Are you really so eager to die?

放た れ た 怒 気 は 王 の 器量 と して は はなた|||いか|き||おう||きりょう||| From the King's perspective,

稚児 の 駄々 に 親 が 抱く 程度 の わずか な 炎 で あった が ちご||だだ||おや||いだく|ていど||||えん||| was no stronger than that of a child throwing a fit.

ネテロ に は 通常 の 立 間合い の 倍 以上 下がら せる に 十 分 な |||つうじょう||た|まあい||ばい|いじょう|さがら|||じゅう|ぶん| Yet it was violent enough to induce Netero to more than double the distance

すさまじい 凶 兆 を 含 ん で い た |きょう|ちょう||ふく|||| between the King and him.

それ は 決して 引け ぬ と の 決意 を ||けっして|ひけ||||けつい|

一笑 に 付さ れ た に 等しい 傷 を いっしょう||ふさ||||ひとしい|きず| Netero's declaration that

ネテロ に 与え た ||あたえ| he would not back down.

悟れ さとれ Come on...

其 の ほう が 余 と 交わす こと が かなう の は その||||よ||かわす||||| You will only influence me by using words.

言葉 だけ だ ことば||

生まれ たて の ガキ が うまれ|||がき| Damned newborn brat.

それ が でき れ ば 苦労 は し ねえ |||||くろう||| If it were that simple, I wouldn't have to do this!

待て よ まて| Wait...

言葉 か ことば| By using...

王 よ おう| King...

自分 の 名 を 知り たく は ない か じぶん||な||しり|||| Would you like to know your name?

なぜ 貴 様 が 余 の 名前 を 知って いる |とうと|さま||よ||なまえ||しって| How would you know my name?

部下 が お 主 の 母親 の 臨終 に 立ち会った の よ ぶか|||おも||ははおや||りんじゅう||たちあった|| My subordinates were present at the moment of your mother's passing.

いま わ の 言葉 が お 主 の 名 だった そう だ |||ことば|||おも||な|||

その 部下 も 護衛 軍 と の 戦闘 で 死 ん で しまった かも な |ぶか||ごえい|ぐん|||せんとう||し||||| And my subordinates may have died fighting your Royal Guard by now.

やる 気 に なった か ね |き|||| Interested in fighting me now?

わし に 負け を 認め さす こと が でき れ ば ||まけ||みとめ|||||| If you can force me to admit defeat,

教え て やら ん で も ない ぞ おしえ||||||| I will tell you your name.

殺さ ず 気 の 済む まで か ころさ||き||すむ|| Force you to admit defeat

「 飛車 角 落ち 」 と いった ところ だ な ひしゃ|かど|おち||||| So, similar to a bishop and rook handicap...

ま ぁ すぐに 詰 ん で やろ う |||つ|||| No matter.

ネテロ と 王 の 真 の 戦い が 始まった ||おう||まこと||たたかい||はじまった The real battle between Netero and the King has begun.

朝 を むさぼり あさ||

夜 を 吐き出し よ||はきだし

いかん と する 我 が 性 |||われ||せい

湧き出す この 感情 は わきだす||かんじょう|

白 か 黒 か しろ||くろ|

目指す 未来 と めざす|みらい|

置いて け ぼ り に し て き た 過去 おいて|||||||||かこ

ねじれ ながら ぐるぐる と 繋がって いる ||||つながって|

過ぎ ゆく 螺旋 に 目 を 細め て すぎ||らせん||め||ほそめ|

不思議 な 夢 から ふしぎ||ゆめ|

身 を 乗り出し た み||のりだし|

表裏 一体 指 で 弾く コイン が 空 に 舞う ひょうり|いったい|ゆび||はじく|||から||まう

僕 は いったい どっち の 結末 願う ぼく|||||けつまつ|ねがう

表裏 一体 光 輝く ほど 僕 が ある だけ ひょうり|いったい|ひかり|かがやく||ぼく|||

ならば どこ へ と 向かって ゆく ||||むかって|

重なった 二 つ の 未来 かさなった|ふた|||みらい

次回 「 ムカデ × ト × オモイデ 」 じかい|むかで||

ねえ 生まれ変わったら 何 に なり たい |うまれかわったら|なん||| Hey, what do you want to be in your next life?

うん ゴン は Uh, what do you want to be?

生まれ変わって も 俺 は 俺 で うまれかわって||おれ||おれ| In my next life, I want to be me, and meet you again.

また キルア に 会う ん だ |||あう||

ば ー か |-| Stupid!