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マギ The kingdom of magic, Magi: The Kingdom of Magic Episode 21

Magi : The Kingdom of Magic Episode 21

( ナレーション ) < マグノ シュ タット を 切り裂く ムー ・ アレ キウス の 一撃 >

< アラジン たち の 危機 を アリババ の 剣 が 間一髪 で 救った >

< シェヘラザード と の 会談 に より 戦争 が →

終わる か に 見え た その とき 煌 帝国 の 大軍 勢 が →

マグノ シュ タット へ の 侵攻 を 開始 し た >

( レーム 兵 ) 煌 帝国 が 動き まし た 。 →

その 数 20 万 !

( レジーナ ) いかが いたし ます か ? モガ メット 様 。

( モガ メット ) 案ずる な 。 レーム も 煌 の 軍勢 も →

私 が 全て 片づけよ う 。

♪ ♪ ~

( マンスール ) か … 片づける って ?

( ヘルマン ) そんな 手段 が どこ に 残さ れ て いる と いう の だ ?

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~

( 人々 の 声 ) モガ メット … モガ メット … モガ メット … →

モガ メット … モガ メット … モガ メット … モガ メット … 。

( 魔 導 士 ・ 回想 ) ( ( モガ メット ) )

( モガ メット ) ( ( ん ? ) )

( ( 疲れ た か ? ) ) ( ( は はっ ) )

( ( これ から どれ だけ の 人 たち を →

魔法 で 幸せ に できる か 楽しみ だ な ) )

( ( モガ メット ) ) ( ( モガ メット ) )

( ( あなた ) ) ( サーナ ) ( ( お 父さん ) )

( ( モガ メット 様 ) ) ( ( モガ メット 様 ) )

( ( この 国 に 来る まで 自分 の 不気味 な 力 を →

持て余し て い まし た ) )

( ( でも 私 たち は 「 魔 導 士 」 ) )

( ( この 力 は 「 魔法 」 って いう ん です ね ) )

( モガ メット ) ( ( そう だ ! 俺 たち に しか でき ない こと が 必ず ある 。 →

魔法 は … 魔法使い は →

魔法 を 使え ない 人 たち を 守る ため に →

幸せ に する ため に ある ん だ 。 →

だから 争い も 悲しみ も ない →

秩序 ある 世界 を 創る ため に →

魔 導 士 の 国 を 作る ため に 今 だけ は … ) )

( モガ メット ・ 心 の 声 ) ≪ 理想 の ため に 戦う こと と →

「 非 魔 導 士 」 の 王 たち の よう に 己 の 欲望 の ため に →

魔 導 士 を 戦わ せる こと は →

傷つ い た 者 たち に とって は 何 も 変わら ない ≫

≪ それ を 分かって い て なお 私 は →

同胞 たち に 杖 を 握ら せ た の だ ≫

≪ 私 は … 私 は … 。 →

私 が 守り たかった もの は … ≫

魔 導 士 様 !

( ゲオルガ ) 魔 導 士 様 ! はっ !

( ゲオルガ ) どう か 魔力 の 徴収 量 を →

減らし て ください 。 →

もう 限界 です 。

どう か ご 慈悲 を … 。

( ザム ディーン ) き … 貴 様 ら ! 国 の ため に →

命 を 尽 くそ う と いう 気持ち は ない の か ! ?

( エイ オス ) 外 で は 兵士 や 魔 導 士 が お前 ら の 国 を 守る ため に →

必死 に 戦って る ん だ ぞ !

( オットー ) 外 の こと は 魔 導 士 が なんとか しろ よ ! →

自由 と 引き換え に 俺 たち は →

魔力 を 出す だけ の 生活 を さ せ られ て き た ん だ !

≪ お ぉ … 。 ≫ そう だ … 。

俺 たち 「 非 魔 導 士 」 を 正しく 生かす ため に →

あんた ら 魔 導 士 が いる ん だ ろ ! ?

≪ そう だ よ な … そう だ ! ≫ なんとか し て !

≪ 魔 導 士 が 全て なんとか しろ !

助け て ください 魔 導 士 様 … 。

( モガ メット ) ん ん … 。

( ( 魔 導 士 様 魔 導 士 様 … ) ) ( ( 魔 導 士 様 魔 導 士 様 … ) )

( 少女 ) ねえ 魔 導 士 様 。

( モガ メット ) うる さ ~~ い ! ! ( 少女 ) き ゃ あ !

( モガ メット ) ふん ! 私 が 助け たい の は 魔 導 士 だけ だ ! →

「 非 魔 導 士 」 など で は ない ! 貴 様 ら など →

どう 死 の う が 知った こと か ! この … →

卑しい 汚い ウジ 虫 ども め が ~ ! !

( モガ メット ) あぁ … は ぁ … 。

は ぁ は ぁ … 。

( ザム ディーン ) あ … あの お方 が あんな こと を 口走る なんて … 。

♪ ♪ ~

( ( ありがとう 魔 導 士 様 ) )

( ( 助け て くださって ありがとう ござい ます ) )

( ( 魔 導 士 様 ! ) )

( サーナ ) ( ( ねえ お 父さん 私 たち 魔法使い は →

どう し て 生まれ て き た の ? ) )

( ( それ は ね 守り たい から だ よ ) )

( ( 私 が 守り たい もの は … ) )

私 が 守り たい もの は … 。

( ( 全て の 人 間 だ ! ) ) 魔 導 士 だけ だ !

♪ ♪ ~

( モガ メット ) 煌 も レーム も 関係ない 。 →

この 手 で 全て 終わら せる 。

ドクン ドクン ( 鼓動 )

♪ ♪ ~

( モガ メット ) ≪ 罪人 や 戦争 捕虜 →

そして 死 を 待つ ばかり の 5 等 許可 区民 たち の 堕 転 を 促し →

黒 ルフ を 得る ≫

≪ イスナーン たち が 用い て い た 手法 と 同じ 結果 は →

精神 かく乱 系 の 8 型 魔法 の 技術 で 得 られる 。 →

心 を 絶望 で 染め 替える の だ ≫

≪ そして 黒い ジン を 精製 する 。 →

いよいよ だ な 。 黒い ジン を 操る ため に は →

堕 転 せ ね ば なら ん ≫

≪ 役目 を 終え れ ば この 身 は 黒く 干からび 死 に 絶え →

ルフ は 大いなる 白き 流れ に は 還 れ ない ≫

≪ 怨念 の まま 未来 永 劫 →

さまよい 続ける だ ろ う が →

それ でも ! ≫

ドクン

( シェヘラザード ) アラジン 。 ティ トス は →

あと 数 日 しか 生き られ ない の 。 →

せめて 最期 は 静か に 過ごさ せ て もら え ない かしら ? →

マルガ と いう 娘 の もと で 。

( ティ トス ) ごめん アラジン 。

少し だけ 考える 時間 が 欲しい ん だ →

最期 に 自分 が どう すれ ば いい の か 。

♪ ♪ ~

( アラジン ) うん 分かった よ ティ トス くん 。

( ティ トス ) あの … それ で もしも 僕 が →

アラジン たち と 同じ 場所 で 杖 を 振るう と 決め た とき は … 。

その とき は 待って いる から ね 。

( ティ トス ) ありがとう アラジン … 。

あっ ! はっ ! あれ は … 。

♪ ♪ ~

( レーム 兵 ) なん だ ? ( レーム 兵 ) おい … 。

学長 先生 やっぱり あんな もの を … 。

♪ ♪ ~

なん だ ? 新しい 魔 導 兵器 か ! ?

≪ あの ジン は ! モガ メット 様 … ≫

どう か レーム と 煌 を 退け て くれ !

♪ ♪ ~

( アリババ ) なん だ よ この 国 は !

マグノ シュ タット でも 黒い ジン が 生まれる よう な こと が →

起こって ん の か ? そう さ 。

魔力 を 吸い取ら れる ため に 地下 に →

閉じ込め られ てる 人 たち が いる 。 何 ! ?

その 魔力 で 学長 先生 は 黒い ジン を 造って る 。

造り 方 は アル ・ サー メン が 協力 し て い た 。

これ が マグノ シュ タット に 引き起こさ れ た →

世界 の 異変 な ん だ 。

カシム み て ぇ に この 国 の 弱い 人 たち が →

生まれながら に クズ だ なんて 思い込ま さ れ てる って いう の か ?

そう だ よ 。 くっ !

許 せ ねぇ 。

♪ ♪ ~

( 2 人 ) あっ 。 なん だ ?

なんで こっち に 来 ねぇ ん だ ?

狙い は レーム 軍 じゃ ない ん だ !

≫ ( 純 々 ) 紅 覇 様 ! ( 紅 覇 ) ん ?

( 純 々 ) 紅 覇 様 ! →

馬 で は 御 髪 が 乱れ ます 。 →

輿 を お 使い に なら れ て は ?

( 紅 覇 ) そんな の しかたない し ぃ 。 →

これ だけ の 兵 団 を 任さ れ て →

僕 が 先頭 を 走ら ず に 誰 が 走る って いう の さ 。

( 純 々 ) す … すみません 。 ( 紅 覇 ) まあ いい し 。

お前 たち が マグノ シュ タット に 残った おかげ で →

情報 を 得 られ た ん だ から ね 。 →

よく やって くれ た 。

( 純 々 ) 紅 覇 様 … 。 →

いっぱい 褒め て な で な で し て ください !

( 紅 覇 ) くっ … おい ! 髪 が 乱れる だ ろ !

( 純 々 ) あっ ! は … はい すみません 。

( 紅 覇 ) は ぁ ~ まったく … 。 →

遊ぶ なら 戦い に 勝って から に し て よ ね ~ 。

( 鳴 鳳 ) それ も 時間 の 問題 です ね 。 ん ?

勝利 は 必ずや 我々 の もの で ござい ます 紅 覇 様 。

ああ 。 そう だ ね 鳴 鳳 。

行 こ う ! マグノ シュ タット を 落とす ぞ !

( 煌 兵 たち ) おお ~~ !

♪ ♪ ~

何 ? あれ 。

♪ ♪ ~

( 2 人 ) あっ ! ドォン !

ドォン ! ドォン ! ドォン ! ドォン !

♪ ♪ ~

( 鳴 鳳 ) ご ほっ ご ほっ ご ほっ … ご ほっ !

はっ … あ あっ !

♪ ♪ ~

( 純 々 ・ 鳴 鳳 ) 紅 覇 様 !

♪ ♪ ~

( 紅 覇 ) 僕 の 部隊 が … 。

( 純 々 ) 一瞬 で … 。

♪ ♪ ~

( 一同 ) おお っ !

♪ ♪ ~

( 紅 覇 ) ぶ っ 殺す ! !

♪ ♪ ~

( 一同 ) おお ~ ! ( 純 々 ) こ … 粉々 に 。

( 鳴 鳳 ) さすが です 紅 覇 様 。

いや まだ だ 。 ( 鳴 鳳 ) あっ 。

♪ ♪ ~

( 鳴 鳳 ) 再生 し て いる 。 なん だ ? こいつ ら は !

( 一同 ) あっ !

♪ ♪ ~

極 大 魔法 →

「 如意 練 鎚 」 !

ドドォーン !

♪ ♪ ~

ドゴーン ! ( 一同 ) う わ っ !

♪ ♪ ~

( 鳴 鳳 ) な … 何もかも … 。

♪ ♪ ~

( 純 々 ) 紅 覇 様 ! 紅 覇 様 !

( 麗 々 ) 私 たち の ありったけ の 魔力 を →

紅 覇 様 の 金属 器 に 。

♪ ♪ ~

( 鳴 鳳 ) ん ? ( 仁 々 ) 何かしら ? 黒い ルフ が … 。

( 麗 々 ) どこ か へ 行って しまった わ 。

♪ ♪ ~

( 仁 々 ) あぁ … 。 ( 麗 々 ) な っ !

♪ ♪ ~

( 鳴 鳳 ) な … なん だ ?

( 紅 覇 ) こいつ ら 一体 … 。

♪ ♪ ~

( モガ メット ) 大量 の 魔力 と 黒い ルフ さえ あれ ば →

黒い ジン は 何 体 でも 作り出 せる 。 →

戦い で 四散 し た と し て も →

黒い ルフ は 何度 で も 舞い戻り →

新た な 使途 を 生み出す →

糧 と なる の だ 。 ふ っ 。

( 一同 ) う わ っ … 。

( 煌 兵 ) ぎ ゃ あ ~ ! ( 煌 兵 ) う わ ぁ ~ !

くっ … う っ ! ガキン !

( 鳴 鳳 ) 紅 覇 様 お 逃げ ください !

( 紅 覇 ) そんな わけ に は いか ない !

まぐれ で もらった 力 だ けど … →

う っ … 僕 が 使わ ない と !

≪ 紅 覇 様 … ≫

≪ あなた は 気付 い て おら れ ない の です ね ≫

♪ ♪ ~

( レラー ジュ ) ( ( よく 聞け 紅 覇 ) )

( ( 確か に 普通 の ジン なら →

お前 で なく お前 の 横 の 色 男 を 選ぶ だ ろ う ) )

♪ ♪ ~

( レラー ジュ ) ( ( だけど その 浮気 者 は →

すでに ジン を 3 体 も 従 え て いる じゃ ない か 。 →

私 は 浮気 者 に 身 を 焦がす の は →

やめよ う と 誓った ん だ 。 いや マジ で ) )

( ( ご ほっ ! な ~ に ? この いじけ た ジン ) )

( ( 化粧 崩れ てる し 男 に 捨て られ そう って 顔 し てる ) )

( レラー ジュ ) ( ( お 黙り ! ) )

♪ ♪ ~

( ( それ に 私 は →

一 人 の 絶対 的 な 王 が 統べる 世界 で なく →

その 王 に 負け ない 臣下 たち が →

手 と 手 を 取り合って 創り 上げる 世界 を →

見 て み たい の さ 今度 は ね ) )

( ( え え ~ ? じゃあ 僕 は 炎 兄 の 眷属 に し て よ ) )

( ( それ で 十 分 だ し ) )

( ( いい や 。 お前 は 眷属 の 器 で は ない ) )

( ( お前 の 部下 たち の 目 を 見 て い れ ば 分かった さ →

お前 が どんな 男 な の か を ね ) )

♪ ♪ ~

( 鳴 鳳 ) ≪ そう あの ジン レラー ジュ は … →

分かって い た 。 私 の … →

私 たち の 思い を ≫

( 家臣 ) ( ( 紅 覇 様 その 者 ども は 実験 の 失敗 作 たち です ぞ ) )

( 家臣 ) ( ( 今度 は 追放 さ れ た 一族 です か ! →

なぜ その よう な 者 ばかり 招き入れる の です ? ) )

( 家臣 ) ( ( 第 三 皇子 は いびつ な 者 を 集める の が →

お 好き だ 。 何せ ご 自身 も →

血 を 見る こと ばかり 好む 変わり種 。 →

正気 を 失って 久しい 母 君 の 影響 でしょ う ね ) )

( 家臣 ) ( ( 「 皇帝 」 の 器 で は あり ます まい ) )

( 紅 覇 ) ( ( 僕 たち は この 国 で 期待 さ れ て ない 。 →

このまま 日陰 で 暮らす こと も できる 。 →

でも 家族 を … もちろん 自分 を →

将来 もっと 胸 を 張って 生き られる 場所 へ … →

明るい 尊厳 ある 場所 へ 連れ て いき たい と 願う なら →

もっと 図 々 しく 顔 上げ て →

戦わ なきゃ ダメ じゃ ん ) ) ( 一同 ) ( ( お ぉ … ) )

( 紅 覇 ) ( ( 幸い 一緒に やろ う って 言って くれる 人 も いる し ぃ 。 →

僕 に は 炎 兄 や 明 兄 が い て くれ た から →

お前 たち の 面倒 は 僕 が 見 て やる よ ) )

( ( さあ その いじけ た 面 を 上げ て →

やろ う って 気 の ある バカ は い ない の ? ふ っ ) )

( レラー ジュ ) ( ( 紅 覇 は 世界 の 王 に は な れ ない だ ろ う 。 →

ほとんど の 世界 の ひなた で 生きる 人々 は →

紅 炎 の よう な 男 を 王 に 選ぶ ) )

( 鳴 鳳 ) ≪ それ でも 私 たち に とって は … →

あなた こそ が 我 が 主 です 紅 覇 様 ≫

くっ … う お ぉ ~~ !

ザシュ ! ( 一同 ) おお ~ !

( 鳴 鳳 ) やった !

死 に 絶えよ 愚か な 「 非 魔 導 士 」 よ !

♪ ♪ ~

ガキン ! ( 純 々 ) 紅 覇 様 !

♪ ♪ ~

ボキッ ボキッ …

ぐ っ … く っそ ~ !

ザシュ !

あっ ! 何 ! ?

♪ ♪ ~

黒い ジン は 俺 が ぶった 斬る !

な っ ! ジン の 金属 器 使い 。

いく ぜ アモン 。

ザシュ !

♪ ♪ ~

( 紅 覇 ) 金属 器 使い が なんで こんな 所 に 。

ザシュ ! ( 紅 覇 ) ダメ だ ! →

そい つ ら 斬る だけ じゃ 死な ない !

♪ ♪ ~

( 純 々 ) 熱 っ ! ( 紅 覇 ) ほ … 炎 の 大 剣 。

「 アモン の 轟 炎 剣 」 !

♪ ♪ ~

( 鳴 鳳 ) すごい ! ひと 突き で 焼き 尽くし た 。

は ぁ は ぁ … 。

≪ やった ね アリババ くん ≫

≪ ついに 魔 装 を 使いこなし た ん だ ≫

アリババ くん 。

また 来る 。 あっ 。

♪ ♪ ~

≪ 今 まで の より 悪意 に 満ち てる ≫

≪ 僕ら が 止め ない と ≫

♪ ♪ ~

アラジン こん だけ の 数 相手 に →

奥の手 もったいぶって る 場合 じゃ ねぇ !

うん 。

あいつ やる 気 か ?

アル ・ サー メン と 黒い ジン は 俺 が 倒す 。

いく ぜ ! 極 大 魔法 →

「 アモン の 」 … 。

ドォーーン ! !

す … すごい よ アリババ くん !

いや 俺 じゃ ねぇ よ ! えっ ?

≫ ドスン ( 足音 ) ( 2 人 ) あっ !

ドスン ドスン …

♪ ♪ ~

( 麗 々 ) あっ ! ( 鳴 鳳 ) ま … まさか … 。

はっ … あ あっ !

♪ ♪ ~

( 紅 覇 ) 兄 上 !

( 鳴 鳳 ) 紅 炎 様 だ ! ( 煌 兵 たち ) おお ~ !

( 煌 兵 ) 紅 炎 様 ! ( 煌 兵 ) 紅 炎 様 ~ !

( 紅 覇 ) さ … 最 後方 の 兄 王様 の 手 を →

煩わ せ て しまう なんて … 。

( 麗 々 ) で も 紅 炎 様 たち さえ 来 て くださったら →

もう 大丈夫 です よ 。

( 紅 炎 ) 炎 彰 李 青 秀 →

楽 禁 周 黒 惇 →

ほか の 者 に 余る 敵 なら →

俺 たち の 力 で カタ を つけよ う 。

( 楽 禁 ・ 青 秀 ・ 黒 惇 ・ 炎 彰 ) おお ~ ! ( 煌 兵 たち ) わ あ ~ !

≪ この 人 が 煌 帝国 第 一 皇子 →

迷宮 攻略 者 … 練 紅 炎 ≫

えっ … えっ ? え えっ ! ?

え え ~ ~ ! ?

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~


Magi : The Kingdom of Magic Episode 21

( ナレーション ) < マグノ シュ タット を 切り裂く ムー ・ アレ キウス の 一撃 > なれーしょん|||||きりさく|||||いちげき

< アラジン たち の 危機 を アリババ の 剣 が 間一髪 で 救った > |||きき||||けん||かんいっぱつ||すくった Alibaba's sword saves Aladdin and the others from danger at the last second.

< シェヘラザード と の 会談 に より 戦争 が → |||かいだん|||せんそう| When the war seemed to be over after speaking with Scheherazade,

終わる か に 見え た その とき 煌 帝国 の 大軍 勢 が → おわる|||みえ||||こう|ていこく||たいぐん|ぜい|

マグノ シュ タット へ の 侵攻 を 開始 し た > |||||しんこう||かいし||

( レーム 兵 ) 煌 帝国 が 動き まし た 。 → |つわもの|こう|ていこく||うごき|| The Kou Empire is on the move!

その 数 20 万 ! |すう|よろず A force of 200,000.

( レジーナ ) いかが いたし ます か ? モガ メット 様 。 |||||||さま What should we do, Lord Mogamett?

( モガ メット ) 案ずる な 。 レーム も 煌 の 軍勢 も → ||あんずる||||こう||ぐんぜい| Rest assured. Both the forces of Leam and Kou...

私 が 全て 片づけよ う 。 わたくし||すべて|かたづけよ| I shall dispose of them both.

♪ ♪ ~

( マンスール ) か … 片づける って ? ||かたづける|

( ヘルマン ) そんな 手段 が どこ に 残さ れ て いる と いう の だ ? ||しゅだん||||のこさ||||||| How on earth can that still be an option?

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~

( 人々 の 声 ) モガ メット … モガ メット … モガ メット … → ひとびと||こえ||||||

モガ メット … モガ メット … モガ メット … モガ メット … 。 Mogamett, Mogamett...

( 魔 導 士 ・ 回想 ) ( ( モガ メット ) ) ま|みちび|し|かいそう|| Mogamett...

( モガ メット ) ( ( ん ? ) )

( ( 疲れ た か ? ) ) ( ( は はっ ) ) つかれ|||| Are you tired?

( ( これ から どれ だけ の 人 たち を → |||||じん|| I can't wait to see just how many people we can make happy with magic!

魔法 で 幸せ に できる か 楽しみ だ な ) ) まほう||しあわせ||||たのしみ||

( ( モガ メット ) ) ( ( モガ メット ) ) Mogamett...

( ( あなた ) ) ( サーナ ) ( ( お 父さん ) ) |||とうさん Dear husband...

( ( モガ メット 様 ) ) ( ( モガ メット 様 ) ) ||さま|||さま Lord Mogamett...

( ( この 国 に 来る まで 自分 の 不気味 な 力 を → |くに||くる||じぶん||ぶきみ||ちから| Until I came to this country, I didn't know what to do with this eerie power of mine.

持て余し て い まし た ) ) もてあまし||||

( ( でも 私 たち は 「 魔 導 士 」 ) ) |わたくし|||ま|みちび|し But we are magicians. This power is called magic, right?

( ( この 力 は 「 魔法 」 って いう ん です ね ) ) |ちから||まほう|||||

( モガ メット ) ( ( そう だ ! 俺 たち に しか でき ない こと が 必ず ある 。 → ||||おれ||||||||かならず| That's right. There's sure to be something that no one else can do!

魔法 は … 魔法使い は → まほう||まほうつかい| Magic... Magicians...

魔法 を 使え ない 人 たち を 守る ため に → まほう||つかえ||じん|||まもる|| ...exist for the sake of those who can't use magic.

幸せ に する ため に ある ん だ 。 → しあわせ|||||||

だから 争い も 悲しみ も ない → |あらそい||かなしみ|| That's why... in order to create a world where neither conflict nor grief exists,

秩序 ある 世界 を 創る ため に → ちつじょ||せかい||つくる||

魔 導 士 の 国 を 作る ため に 今 だけ は … ) ) ま|みちび|し||くに||つくる|||いま|| in order to create a magician's country...

( モガ メット ・ 心 の 声 ) ≪ 理想 の ため に 戦う こと と → ||こころ||こえ|りそう||||たたかう|| Fighting for one's ideals...

「 非 魔 導 士 」 の 王 たち の よう に 己 の 欲望 の ため に → ひ|ま|みちび|し||おう|||||おのれ||よくぼう||| And like the goi kings once did, forcing the magicians to fight for their own desires –

魔 導 士 を 戦わ せる こと は → ま|みちび|し||たたかわ|||

傷つ い た 者 たち に とって は 何 も 変わら ない ≫ きずつ|||もの|||||なん||かわら| they are one and the same in the eyes of the wounded.

≪ それ を 分かって い て なお 私 は → ||わかって||||わたくし| Even as I realized that, I made my comrades raise their wands.

同胞 たち に 杖 を 握ら せ た の だ ≫ どうほう|||つえ||にぎら||||

≪ 私 は … 私 は … 。 → わたくし||わたくし| I... I...

私 が 守り たかった もの は … ≫ わたくし||まもり||| What I wanted to protect was...

魔 導 士 様 ! ま|みちび|し|さま Lord Magicians!

( ゲオルガ ) 魔 導 士 様 ! はっ ! |ま|みちび|し|さま| Lord Magicians!

( ゲオルガ ) どう か 魔力 の 徴収 量 を → |||まりょく||ちょうしゅう|りょう| We beg of you! Please reduce the magoi absorption rate!

減らし て ください 。 → へらし||

もう 限界 です 。 |げんかい| We can't take this any more!

どう か ご 慈悲 を … 。 |||じひ| Please show us some mercy!

( ザム ディーン ) き … 貴 様 ら ! 国 の ため に → |||とうと|さま||くに||| Y-You wretches! Have you no desire to sacrifice your lives for your country?

命 を 尽 くそ う と いう 気持ち は ない の か ! ? いのち||つく|||||きもち||||

( エイ オス ) 外 で は 兵士 や 魔 導 士 が お前 ら の 国 を 守る ため に → えい|おす|がい|||へいし||ま|みちび|し||おまえ|||くに||まもる|| Outside, the soldiers and magicians are fighting desperately to protect you!

必死 に 戦って る ん だ ぞ ! ひっし||たたかって||||

( オットー ) 外 の こと は 魔 導 士 が なんとか しろ よ ! → |がい||||ま|みちび|し|||| The magicians should be doing something about the outside world!

自由 と 引き換え に 俺 たち は → じゆう||ひきかえ||おれ|| All this time, we've been forced to live

魔力 を 出す だけ の 生活 を さ せ られ て き た ん だ ! まりょく||だす|||せいかつ||||||||| as mere magoi-pumping machines in exchange for our freedom!

≪ お ぉ … 。 ≫ そう だ … 。

俺 たち 「 非 魔 導 士 」 を 正しく 生かす ため に → おれ||ひ|ま|みちび|し||まさしく|いかす|| I thought you magicians existed to make sure us goi lived right!

あんた ら 魔 導 士 が いる ん だ ろ ! ? ||ま|みちび|し|||||

≪ そう だ よ な … そう だ ! ≫ なんとか し て ! He's right... He's right!

≪ 魔 導 士 が 全て なんとか しろ ! ま|みちび|し||すべて|| The magicians should take care of everything!

助け て ください 魔 導 士 様 … 。 たすけ|||ま|みちび|し|さま Please save us! Lord Magicians!

( モガ メット ) ん ん … 。

( ( 魔 導 士 様 魔 導 士 様 … ) ) ( ( 魔 導 士 様 魔 導 士 様 … ) ) ま|みちび|し|さま|ま|みちび|し|さま|ま|みちび|し|さま|ま|みちび|し|さま

( 少女 ) ねえ 魔 導 士 様 。 しょうじょ||ま|みちび|し|さま

( モガ メット ) うる さ ~~ い ! ! ( 少女 ) き ゃ あ ! |||||しょうじょ||| Shut up!

( モガ メット ) ふん ! 私 が 助け たい の は 魔 導 士 だけ だ ! → |||わたくし||たすけ||||ま|みちび|し|| The only people I want to save are the magicians.

「 非 魔 導 士 」 など で は ない ! 貴 様 ら など → ひ|ま|みちび|し|||||とうと|さま|| Certainly not the goi!

どう 死 の う が 知った こと か ! この … → |し||||しった|||

卑しい 汚い ウジ 虫 ども め が ~ ! ! いやしい|きたない|うじ|ちゅう||| Cowardly! Filthy! Goddamned worms!

( モガ メット ) あぁ … は ぁ … 。

は ぁ は ぁ … 。

( ザム ディーン ) あ … あの お方 が あんな こと を 口走る なんて … 。 ||||おかた|||||くちばしる| T-To think that that man... would blurt out such a thing!

♪ ♪ ~

( ( ありがとう 魔 導 士 様 ) ) |ま|みちび|し|さま Thank you, Lord Magicians!

( ( 助け て くださって ありがとう ござい ます ) ) たすけ||||| Thank you for saving us!

( ( 魔 導 士 様 ! ) ) ま|みちび|し|さま Lord Magicians!

( サーナ ) ( ( ねえ お 父さん 私 たち 魔法使い は → |||とうさん|わたくし||まほうつかい| Tell me, Father. Why were magicians like us born into this world?

どう し て 生まれ て き た の ? ) ) |||うまれ||||

( ( それ は ね 守り たい から だ よ ) ) |||まもり|||| Because, you see, I want to protect them.

( ( 私 が 守り たい もの は … ) ) わたくし||まもり||| The ones I want to protect are...

私 が 守り たい もの は … 。 わたくし||まもり||| The ones I want to protect are...

( ( 全て の 人 間 だ ! ) ) 魔 導 士 だけ だ ! すべて||じん|あいだ||ま|みちび|し|| - All human beings! - Only the magicians!

♪ ♪ ~

( モガ メット ) 煌 も レーム も 関係ない 。 → ||こう||||かんけいない It doesn't matter whether it's Kou or Leam...

この 手 で 全て 終わら せる 。 |て||すべて|おわら| I'm going to bring an end to this with my own two hands.

ドクン ドクン ( 鼓動 ) ||こどう

♪ ♪ ~

( モガ メット ) ≪ 罪人 や 戦争 捕虜 → ||ざいにん||せんそう|ほりょ Criminals, prisoners of war, and those who have only death to look forward to...

そして 死 を 待つ ばかり の 5 等 許可 区民 たち の 堕 転 を 促し → |し||まつ|||とう|きょか|くみん|||だ|てん||うながし

黒 ルフ を 得る ≫ くろ|||える

≪ イスナーン たち が 用い て い た 手法 と 同じ 結果 は → |||もちい||||しゅほう||おなじ|けっか| The same results from the method used by Ythnan and the others...

精神 かく乱 系 の 8 型 魔法 の 技術 で 得 られる 。 → せいしん|かくらん|けい||かた|まほう||ぎじゅつ||とく| ...can be achieved with the 8th type of Magic – Derangement spells.

心 を 絶望 で 染め 替える の だ ≫ こころ||ぜつぼう||しめ|かえる|| I shall paint their souls with despair.

≪ そして 黒い ジン を 精製 する 。 → |くろい|||せいせい| And then... we shall produce Black Djinns.

いよいよ だ な 。 黒い ジン を 操る ため に は → |||くろい|||あやつる||| The time has come at last...

堕 転 せ ね ば なら ん ≫ だ|てん|||||

≪ 役目 を 終え れ ば この 身 は 黒く 干からび 死 に 絶え → やくめ||おえ||||み||くろく|ひからび|し||たえ Once it's served its purpose, this body will turn black, shrivel, and die,

ルフ は 大いなる 白き 流れ に は 還 れ ない ≫ ||おおいなる|しろき|ながれ|||かえ|| and its Rukh won't be able to return to the White flow.

≪ 怨念 の まま 未来 永 劫 → おんねん|||みらい|なが|ごう Most likely it will wander for all eternity, my grudge intact...

さまよい 続ける だ ろ う が → |つづける||||

それ でも ! ≫ But even so...

ドクン

( シェヘラザード ) アラジン 。 ティ トス は → |||とす| Aladdin, Titus only has a few more days to live.

あと 数 日 しか 生き られ ない の 。 → |すう|ひ||いき|||

せめて 最期 は 静か に 過ごさ せ て もら え ない かしら ? → |さいご||しずか||すごさ|||||| I wonder if he could at least spend his last moments in peace.

マルガ と いう 娘 の もと で 。 |||むすめ||| With the young girl called Marga...

( ティ トス ) ごめん アラジン 。 |とす|| Sorry... Aladdin...

少し だけ 考える 時間 が 欲しい ん だ → すこし||かんがえる|じかん||ほしい|| I just want a little time to think it over.

最期 に 自分 が どう すれ ば いい の か 。 さいご||じぶん||||||| What I should do at the end of my life...

♪ ♪ ~

( アラジン ) うん 分かった よ ティ トス くん 。 ||わかった|||とす| Sure, that's fine with me, Titus.

( ティ トス ) あの … それ で もしも 僕 が → |とす|||||ぼく| Um... And if I do decide to wield my wand alongside you and the others...

アラジン たち と 同じ 場所 で 杖 を 振るう と 決め た とき は … 。 |||おなじ|ばしょ||つえ||ふるう||きめ|||

その とき は 待って いる から ね 。 |||まって|||

( ティ トス ) ありがとう アラジン … 。 |とす|| Thank you, Aladdin.

あっ ! はっ ! あれ は … 。

♪ ♪ ~ What's that?

( レーム 兵 ) なん だ ? ( レーム 兵 ) おい … 。 |つわもの||||つわもの| What's that?

学長 先生 やっぱり あんな もの を … 。 がくちょう|せんせい|||| So Mr. Mogamett did create something like that, after all...

♪ ♪ ~

なん だ ? 新しい 魔 導 兵器 か ! ? ||あたらしい|ま|みちび|へいき| What's that?

≪ あの ジン は ! モガ メット 様 … ≫ |||||さま That Djinn! Lord Mogamett!

どう か レーム と 煌 を 退け て くれ ! ||||こう||しりぞけ|| Please repulse Leam and Kou!

♪ ♪ ~

( アリババ ) なん だ よ この 国 は ! |||||くに|

マグノ シュ タット でも 黒い ジン が 生まれる よう な こと が → ||||くろい|||うまれる|||| They're producing Black Djinns even in Magnoshutatt now?

起こって ん の か ? そう さ 。 おこって|||||

魔力 を 吸い取ら れる ため に 地下 に → まりょく||すいとら||||ちか| They have people locked away underground, to drain their magoi.

閉じ込め られ てる 人 たち が いる 。 何 ! ? とじこめ|||じん||||なん

その 魔力 で 学長 先生 は 黒い ジン を 造って る 。 |まりょく||がくちょう|せんせい||くろい|||つくって| And the director is creating Black Djinns from that magoi.

造り 方 は アル ・ サー メン が 協力 し て い た 。 つくり|かた||||||きょうりょく|||| They learned how to do it with the help of Al Thamen.

これ が マグノ シュ タット に 引き起こさ れ た → ||||||ひきおこさ|| This is the Abnormalities of the World triggered by Magnoshutatt.

世界 の 異変 な ん だ 。 せかい||いへん|||

カシム み て ぇ に この 国 の 弱い 人 たち が → ||||||くに||よわい|じん|| So just like Cassim, they've convinced the

生まれながら に クズ だ なんて 思い込ま さ れ てる って いう の か ? うまれながら||くず|||おもいこま|||||||

そう だ よ 。 くっ ! That's right.

許 せ ねぇ 。 ゆる|| That's unforgivable!

♪ ♪ ~

( 2 人 ) あっ 。 なん だ ? じん|||

なんで こっち に 来 ねぇ ん だ ? |||らい||| Why isn't it coming this way?

狙い は レーム 軍 じゃ ない ん だ ! ねらい|||ぐん|||| The Leam army isn't what it's after!

≫ ( 純 々 ) 紅 覇 様 ! ( 紅 覇 ) ん ? じゅん||くれない|は|さま|くれない|は| Lord Kouha!

( 純 々 ) 紅 覇 様 ! → じゅん||くれない|は|さま Lord Kouha!

馬 で は 御 髪 が 乱れ ます 。 → うま|||ご|かみ||みだれ| If you go on horseback, your hair will get messed up.

輿 を お 使い に なら れ て は ? こし|||つかい|||||

( 紅 覇 ) そんな の しかたない し ぃ 。 → くれない|は||||| Those things can't be helped...

これ だけ の 兵 団 を 任さ れ て → |||つわもの|だん||まかさ|| I've been put in charge of all these troops.

僕 が 先頭 を 走ら ず に 誰 が 走る って いう の さ 。 ぼく||せんとう||はしら|||だれ||はしる|||| If I don't lead the charge, then who will?

( 純 々 ) す … すみません 。 ( 紅 覇 ) まあ いい し 。 じゅん||||くれない|は||| I-I'm sorry...

お前 たち が マグノ シュ タット に 残った おかげ で → おまえ|||||||のこった|| After all, I only got wind of this information because you three had stayed on in Magnoshutatt.

情報 を 得 られ た ん だ から ね 。 → じょうほう||とく||||||

よく やって くれ た 。 Good job!

( 純 々 ) 紅 覇 様 … 。 → じゅん||くれない|は|さま Lord Kouha!

いっぱい 褒め て な で な で し て ください ! |ほめ|||||||| Heap on the praise and caress me!

( 紅 覇 ) くっ … おい ! 髪 が 乱れる だ ろ ! くれない|は|||かみ||みだれる||

( 純 々 ) あっ ! は … はい すみません 。 じゅん|||||

( 紅 覇 ) は ぁ ~ まったく … 。 → くれない|は|||

遊ぶ なら 戦い に 勝って から に し て よ ね ~ 。 あそぶ||たたかい||かって||||||

( 鳴 鳳 ) それ も 時間 の 問題 です ね 。 ん ? な|おおとり|||じかん||もんだい||| And that's just a matter of time, is it not?

勝利 は 必ずや 我々 の もの で ござい ます 紅 覇 様 。 しょうり||かならずや|われわれ||||||くれない|は|さま Victory will surely be ours... Lord Kouha.

ああ 。 そう だ ね 鳴 鳳 。 ||||な|おおとり Yeah, you're right, Meihou.

行 こ う ! マグノ シュ タット を 落とす ぞ ! ぎょう|||||||おとす| Come on! We're gonna conquer Magnoshutatt!

( 煌 兵 たち ) おお ~~ ! こう|つわもの|| Right!

♪ ♪ ~

何 ? あれ 。 なん| What's that?

♪ ♪ ~

( 2 人 ) あっ ! ドォン ! じん||

ドォン ! ドォン ! ドォン ! ドォン !

♪ ♪ ~

( 鳴 鳳 ) ご ほっ ご ほっ ご ほっ … ご ほっ ! な|おおとり||||||||

はっ … あ あっ !

♪ ♪ ~

( 純 々 ・ 鳴 鳳 ) 紅 覇 様 ! じゅん||な|おおとり|くれない|は|さま Lord Kouha!

♪ ♪ ~

( 紅 覇 ) 僕 の 部隊 が … 。 くれない|は|ぼく||ぶたい| My squadron...

( 純 々 ) 一瞬 で … 。 じゅん||いっしゅん| In the blink of an eye!

♪ ♪ ~

( 一同 ) おお っ ! いちどう||

♪ ♪ ~

( 紅 覇 ) ぶ っ 殺す ! ! くれない|は|||ころす

♪ ♪ ~

( 一同 ) おお ~ ! ( 純 々 ) こ … 粉々 に 。 いちどう||じゅん|||こなごな|

( 鳴 鳳 ) さすが です 紅 覇 様 。 な|おおとり|||くれない|は|さま Just as we expected of you, Lord Kouha!

いや まだ だ 。 ( 鳴 鳳 ) あっ 。 |||な|おおとり| No, it's not over yet!

♪ ♪ ~

( 鳴 鳳 ) 再生 し て いる 。 なん だ ? こいつ ら は ! な|おおとり|さいせい|||||||| They're regenerating! What the hell are these things?

( 一同 ) あっ ! いちどう|

♪ ♪ ~

極 大 魔法 → ごく|だい|まほう Extreme Magic...

「 如意 練 鎚 」 ! にょい|ね|つち Lelazzo Madraga!

ドドォーン !

♪ ♪ ~

ドゴーン ! ( 一同 ) う わ っ ! |いちどう|||

♪ ♪ ~

( 鳴 鳳 ) な … 何もかも … 。 な|おおとり||なにもかも

♪ ♪ ~

( 純 々 ) 紅 覇 様 ! 紅 覇 様 ! じゅん||くれない|は|さま|くれない|は|さま

( 麗 々 ) 私 たち の ありったけ の 魔力 を → うらら||わたくし|||||まりょく|

紅 覇 様 の 金属 器 に 。 くれない|は|さま||きんぞく|うつわ|

♪ ♪ ~

( 鳴 鳳 ) ん ? ( 仁 々 ) 何かしら ? 黒い ルフ が … 。 な|おおとり||しとし||なにかしら|くろい||

( 麗 々 ) どこ か へ 行って しまった わ 。 うらら|||||おこなって|| It's disappeared somewhere...

♪ ♪ ~

( 仁 々 ) あぁ … 。 ( 麗 々 ) な っ ! しとし|||うらら|||

♪ ♪ ~

( 鳴 鳳 ) な … なん だ ? な|おおとり|||

( 紅 覇 ) こいつ ら 一体 … 。 くれない|は|||いったい What the hell are these things?

♪ ♪ ~

( モガ メット ) 大量 の 魔力 と 黒い ルフ さえ あれ ば → ||たいりょう||まりょく||くろい|||| As long as I have a vast supply of magoi and Black Rukh,

黒い ジン は 何 体 でも 作り出 せる 。 → くろい|||なん|からだ||つくりだ| I can create as many Black Djinns as I need...

戦い で 四散 し た と し て も → たたかい||しさん|||||| Even if they scatter during battle,

黒い ルフ は 何度 で も 舞い戻り → くろい|||なんど|||まいもどり the Black Rukh will return again and again...

新た な 使途 を 生み出す → あらた||しと||うみだす And become the source... that produces new disciples!

糧 と なる の だ 。 ふ っ 。 かて||||||

( 一同 ) う わ っ … 。 いちどう|||

( 煌 兵 ) ぎ ゃ あ ~ ! ( 煌 兵 ) う わ ぁ ~ ! こう|つわもの||||こう|つわもの|||

くっ … う っ ! ガキン !

( 鳴 鳳 ) 紅 覇 様 お 逃げ ください ! な|おおとり|くれない|は|さま||にげ| Lord Kouha! Please make your escape!

( 紅 覇 ) そんな わけ に は いか ない ! くれない|は|||||| No way can I do that...

まぐれ で もらった 力 だ けど … → |||ちから||

う っ … 僕 が 使わ ない と ! ||ぼく||つかわ||

≪ 紅 覇 様 … ≫ くれない|は|さま Lord Kouha... So you haven't realized it yet, have you?

≪ あなた は 気付 い て おら れ ない の です ね ≫ ||きづ||||||||

♪ ♪ ~

( レラー ジュ ) ( ( よく 聞け 紅 覇 ) ) |||きけ|くれない|は

( ( 確か に 普通 の ジン なら → たしか||ふつう|||

お前 で なく お前 の 横 の 色 男 を 選ぶ だ ろ う ) ) おまえ|||おまえ||よこ||いろ|おとこ||えらぶ|||

♪ ♪ ~

( レラー ジュ ) ( ( だけど その 浮気 者 は → ||||うわき|もの|

すでに ジン を 3 体 も 従 え て いる じゃ ない か 。 → |||からだ||じゅう||||||

私 は 浮気 者 に 身 を 焦がす の は → わたくし||うわき|もの||み||こがす||

やめよ う と 誓った ん だ 。 いや マジ で ) ) |||ちかった|||||

( ( ご ほっ ! な ~ に ? この いじけ た ジン ) )

( ( 化粧 崩れ てる し 男 に 捨て られ そう って 顔 し てる ) ) けしょう|くずれ|||おとこ||すて||||かお|| Your makeup is running, and you look like you're about to be dumped by some guy!

( レラー ジュ ) ( ( お 黙り ! ) ) |||だまり Shut up!

♪ ♪ ~

( ( それ に 私 は → ||わたくし|

一 人 の 絶対 的 な 王 が 統べる 世界 で なく → ひと|じん||ぜったい|てき||おう||すべる|せかい||

その 王 に 負け ない 臣下 たち が → |おう||まけ||しんか|| but rather the world created by that king's subordinates,

手 と 手 を 取り合って 創り 上げる 世界 を → て||て||とりあって|つくり|あげる|せかい|

見 て み たい の さ 今度 は ね ) ) み||||||こんど||

( ( え え ~ ? じゃあ 僕 は 炎 兄 の 眷属 に し て よ ) ) |||ぼく||えん|あに||けんぞく|||| Oh? Then make me my brother En's Household Member.

( ( それ で 十 分 だ し ) ) ||じゅう|ぶん|| That's good enough for me!

( ( いい や 。 お前 は 眷属 の 器 で は ない ) ) ||おまえ||けんぞく||うつわ||| No, you're no Household Member.

( ( お前 の 部下 たち の 目 を 見 て い れ ば 分かった さ → おまえ||ぶか|||め||み|||||わかった| I could tell with one look at your subordinates' eyes.

お前 が どんな 男 な の か を ね ) ) おまえ|||おとこ||||| What kind of man you are, that is...

♪ ♪ ~

( 鳴 鳳 ) ≪ そう あの ジン レラー ジュ は … → な|おおとり|||||| Yes... That djinn, Lerage...

分かって い た 。 私 の … → わかって|||わたくし| She understood. How I... How we all felt about him...

私 たち の 思い を ≫ わたくし|||おもい|

( 家臣 ) ( ( 紅 覇 様 その 者 ども は 実験 の 失敗 作 たち です ぞ ) ) かしん|くれない|は|さま||もの|||じっけん||しっぱい|さく||| Lord Kouha! Those people are failed experiments!

( 家臣 ) ( ( 今度 は 追放 さ れ た 一族 です か ! → かしん|こんど||ついほう||||いちぞく|| A clan that's been driven out of the country this time?

なぜ その よう な 者 ばかり 招き入れる の です ? ) ) ||||もの||まねきいれる|| Why do you keep inviting such characters into our ranks?

( 家臣 ) ( ( 第 三 皇子 は いびつ な 者 を 集める の が → かしん|だい|みっ|おうじ||||もの||あつめる|| The third prince is fond of gathering outcasts.

お 好き だ 。 何せ ご 自身 も → |すき||なにせ||じしん|

血 を 見る こと ばかり 好む 変わり種 。 → ち||みる|||このむ|かわりだね

正気 を 失って 久しい 母 君 の 影響 でしょ う ね ) ) しょうき||うしなって|ひさしい|はは|きみ||えいきょう||| He must have been influenced by his mother, who long since lost her sanity.

( 家臣 ) ( ( 「 皇帝 」 の 器 で は あり ます まい ) ) かしん|こうてい||うつわ||||| Certainly not fit to be a King's Candidate.

( 紅 覇 ) ( ( 僕 たち は この 国 で 期待 さ れ て ない 。 → くれない|は|ぼく||||くに||きたい|||| In this country, no one expects anything from us.

このまま 日陰 で 暮らす こと も できる 。 → |ひかげ||くらす||| We can just go on living in the shadows if we choose.

でも 家族 を … もちろん 自分 を → |かぞく|||じぶん| But... If you want to someday take your family – and of course yourself -

将来 もっと 胸 を 張って 生き られる 場所 へ … → しょうらい||むね||はって|いき||ばしょ| to a place where you can live with your head held high,

明るい 尊厳 ある 場所 へ 連れ て いき たい と 願う なら → あかるい|そんげん||ばしょ||つれ|||||ねがう|

もっと 図 々 しく 顔 上げ て → |ず|||かお|あげ| Then we gotta fight harder! Brazenly! Looking up!

戦わ なきゃ ダメ じゃ ん ) ) ( 一同 ) ( ( お ぉ … ) ) たたかわ||だめ|||いちどう||

( 紅 覇 ) ( ( 幸い 一緒に やろ う って 言って くれる 人 も いる し ぃ 。 → くれない|は|さいわい|いっしょに||||いって||じん||||

僕 に は 炎 兄 や 明 兄 が い て くれ た から → ぼく|||えん|あに||あき|あに|||||| Since I had my brothers En and Mei looking out for me,

お前 たち の 面倒 は 僕 が 見 て やる よ ) ) おまえ|||めんどう||ぼく||み|||

( ( さあ その いじけ た 面 を 上げ て → ||||おもて||あげ| All right, any morons out there who want to raise up their sullen heads?

やろ う って 気 の ある バカ は い ない の ? ふ っ ) ) |||き|||ばか||||||

( レラー ジュ ) ( ( 紅 覇 は 世界 の 王 に は な れ ない だ ろ う 。 → ||くれない|は||せかい||おう|||||||| Kouha can't become king of the world...

ほとんど の 世界 の ひなた で 生きる 人々 は → ||せかい||||いきる|ひとびと| Most people living in the world's sunlight would pick a man like Kouen...

紅 炎 の よう な 男 を 王 に 選ぶ ) ) くれない|えん||||おとこ||おう||えらぶ

( 鳴 鳳 ) ≪ それ でも 私 たち に とって は … → な|おおとり|||わたくし|||| Even so, in my eyes,

あなた こそ が 我 が 主 です 紅 覇 様 ≫ |||われ||おも||くれない|は|さま you're my only master...

くっ … う お ぉ ~~ !

ザシュ ! ( 一同 ) おお ~ ! |いちどう|

( 鳴 鳳 ) やった ! な|おおとり| He did it!

死 に 絶えよ 愚か な 「 非 魔 導 士 」 よ ! し||たえよ|おろか||ひ|ま|みちび|し| Die, you foolish goi!

♪ ♪ ~

ガキン ! ( 純 々 ) 紅 覇 様 ! |じゅん||くれない|は|さま

♪ ♪ ~

ボキッ ボキッ …

ぐ っ … く っそ ~ !

ザシュ !

あっ ! 何 ! ? |なん

♪ ♪ ~

黒い ジン は 俺 が ぶった 斬る ! くろい|||おれ|||きる

な っ ! ジン の 金属 器 使い 。 ||||きんぞく|うつわ|つかい

いく ぜ アモン 。 Let's go, Amon!

ザシュ !

♪ ♪ ~

( 紅 覇 ) 金属 器 使い が なんで こんな 所 に 。 くれない|は|きんぞく|うつわ|つかい||||しょ|

ザシュ ! ( 紅 覇 ) ダメ だ ! → |くれない|は|だめ|

そい つ ら 斬る だけ じゃ 死な ない ! |||きる|||しな|

♪ ♪ ~

( 純 々 ) 熱 っ ! ( 紅 覇 ) ほ … 炎 の 大 剣 。 じゅん||ねつ||くれない|は||えん||だい|けん Hot!

「 アモン の 轟 炎 剣 」 ! ||とどろき|えん|けん Amol... Zel Saika!

♪ ♪ ~

( 鳴 鳳 ) すごい ! ひと 突き で 焼き 尽くし た 。 な|おおとり|||つき||やき|つくし| Incredible! He incinerated them with a single thrust!

は ぁ は ぁ … 。

≪ やった ね アリババ くん ≫ You did it, Alibaba!

≪ ついに 魔 装 を 使いこなし た ん だ ≫ |ま|そう||つかいこなし||| You've mastered the Djinn Equip skill!

アリババ くん 。 Alibaba...

また 来る 。 あっ 。 |くる| Here comes another one!

♪ ♪ ~

≪ 今 まで の より 悪意 に 満ち てる ≫ いま||||あくい||みち|

≪ 僕ら が 止め ない と ≫ ぼくら||とどめ|| We've got to stop it!

♪ ♪ ~

アラジン こん だけ の 数 相手 に → ||||すう|あいて| Aladdin! Look at how many we're up against... this is no time to hold back your trump card!

奥の手 もったいぶって る 場合 じゃ ねぇ ! おくのて|||ばあい||

うん 。

あいつ やる 気 か ? ||き|

アル ・ サー メン と 黒い ジン は 俺 が 倒す 。 ||||くろい|||おれ||たおす Al Thamen and... The Black Djinns...

いく ぜ ! 極 大 魔法 → ||ごく|だい|まほう Here goes! Extreme Magic!

「 アモン の 」 … 。 Amol...!

ドォーーン ! ! ドォー-ン

す … すごい よ アリババ くん ! U-Unbelievable! Alibaba!

いや 俺 じゃ ねぇ よ ! えっ ? |おれ|||| No, that wasn't me!

≫ ドスン ( 足音 ) ( 2 人 ) あっ ! どすん|あしおと|じん|

ドスン ドスン … どすん|どすん

♪ ♪ ~

( 麗 々 ) あっ ! ( 鳴 鳳 ) ま … まさか … 。 うらら|||な|おおとり||

はっ … あ あっ !

♪ ♪ ~

( 紅 覇 ) 兄 上 ! くれない|は|あに|うえ Brother?

( 鳴 鳳 ) 紅 炎 様 だ ! ( 煌 兵 たち ) おお ~ ! な|おおとり|くれない|えん|さま||こう|つわもの|| It's Prince Kouen!

( 煌 兵 ) 紅 炎 様 ! ( 煌 兵 ) 紅 炎 様 ~ ! こう|つわもの|くれない|えん|さま|こう|つわもの|くれない|えん|さま

( 紅 覇 ) さ … 最 後方 の 兄 王様 の 手 を → くれない|は||さい|こうほう||あに|おうさま||て| I-I can't believe that I'm causing my brother, who was in the rearguard, so much trouble.

煩わ せ て しまう なんて … 。 わずらわ||||

( 麗 々 ) で も 紅 炎 様 たち さえ 来 て くださったら → うらら||||くれない|えん|さま|||らい||

もう 大丈夫 です よ 。 |だいじょうぶ||

( 紅 炎 ) 炎 彰 李 青 秀 → くれない|えん|えん|あきら|り|あお|しゅう

楽 禁 周 黒 惇 → がく|きん|しゅう|くろ|あつし

ほか の 者 に 余る 敵 なら → ||もの||あまる|てき|

俺 たち の 力 で カタ を つけよ う 。 おれ|||ちから|||||

( 楽 禁 ・ 青 秀 ・ 黒 惇 ・ 炎 彰 ) おお ~ ! ( 煌 兵 たち ) わ あ ~ ! がく|きん|あお|しゅう|くろ|あつし|えん|あきら||こう|つわもの|||

≪ この 人 が 煌 帝国 第 一 皇子 → |じん||こう|ていこく|だい|ひと|おうじ So this guy is the first prince of the Kou Empire...

迷宮 攻略 者 … 練 紅 炎 ≫ めいきゅう|こうりゃく|もの|ね|くれない|えん A Dungeon Capturer... Ren Kouen!

えっ … えっ ? え えっ ! ?

え え ~ ~ ! ?

♪ ♪ ~

♪ ♪ ~