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甲鉄城のカバネリ, Koutetsujou no Kabaneri (Kabaneri of the Iron Fortress) Episode 11

Koutetsujou no Kabaneri ( Kabaneri of the Iron Fortress ) Episode 11

( 鰍 の 泣き声 )

( 巣 刈 ) 嘘 だ ろ …。

( 鰍 ) 逞 生 君 … どうして …。

( 鰍 の 泣き声 )

( 狩 方 衆 ) 邪魔 だ 。 車両 に 戻れ 。

( 鰍 ) 触る な 汚い 手 で !

( サハリ ) おとなしく しろ 。

( サハリ ) お前 たち も そう なり たい の か ?

( 鰍 ) すれ ば いい !

あんた たち の 手 から 血 が 消え なく なる まで

殺せ ば いい ! ( 侑 那 ) 鰍 。

( 瓜生 ) 行 こ う ぜ サハリ 。

( 瓜生 ) 掃除 は やつ ら に 任せ れ ば いい 。

ああ 。

帰 ろ う 。 逞 生 君 。

( 生駒 の せき )

貴 様 ! 人 か カバネ か ! ?

( 生駒 ) どちら でも ない ! 俺 は カバ ネリ だ !

♪~

( 美馬 ) 父 は 臆病 な 男 だった 。

( 美馬 ) 将軍 の 座 を 巡る 暗 闘 の 日々 。

だから その 夜 不意 に 明かり が 消え た の も

初めて の こと で は なかった 。

( 興 匡 ) 《 ああ … 》

( 興 匡 ) 《 違う …。 N やった の は … 恐怖 だ 》

( 美馬 ) それ 以後 父 は ただ 私 を 恐れ 疎 み 続け た 。

( 美馬 ) 私 は 父 を 許せ なかった 。

だが お前 は 父 と 私 の 仲直り を 手伝う と 言って くれ た ね 。

その 優し さ が お前 の 弱 さ だ 。

おいで 無名 。

あの 臆病 者 の とりで を 破壊 する 。

全て を 終わら せる の は 強い お前 の その 爪 だ 。

もう すぐ だ 。

( 美馬 ) さようなら 無名 。

[ スピ ー カ ] ( 興 匡 ) わが 領 民 に 告げる 。

首都 防衛 の 要 たる 磐 戸 大 門 が 破壊 さ れ た 。

カバネ に で は ない 。 N 人 の 手 に よって だ 。

首謀 者 は 狩 方 衆 の 総長

天 鳥 美馬 だ 。

( ざわめき )

( 家臣 ) 何 だって ? ( 家臣 ) 反乱 ?

( 梶原 ) 英雄 が とうとう 正体 を 現し た と いう こと だ 。

( 牧野 ) やはり 上 様 へ の 恨み か ?

[ スピ ー カ ] ( 興 匡 ) だ が 恐れる こと は ない 。

この 金剛 郭 は 難 攻 不 落 の 要害 なり 。

われら は 高き を 飛ぶ 鳥 で あ ろ う !

[ スピ ー カ ] ( 興 匡 ) 天 鳥 不動 なり !

( 一同 ) 天 鳥 不動 なり !

( 通信 士 ) 上 様 。 黒 煙り の 件 は

まだ 隠さ なけ れ ば なら ない の でしょ う か 。

磐 戸 大 門 を 壊し た と いう 化け物 か 。

( 通信 士 ) はい 。 一刻 も 早く 皆 に …。

( 興 匡 ) 通信 士 の 中 で それ を 知って おる の は お前 だけ か ?

( 通信 士 ) はい 。

う っ ! う っ … 上 様 。

( 興 匡 ) 過度 な 情報 は 無用 な 恐怖 を 生む 。

( 初音 ) 《 助け て … 助け て … 》

( 生駒 ) 《 無名 ! 》

ハァ … ハァ … ハァ …。

俺 は …。

《 俺 の せい で 逞 生 が 死 ん だ 》

《 一緒 に 戦わ せ たり し なけ れ ば よかった 》

《 いや 。 俺 は 最初 から 何も する べき じゃ なかった 》

《 無名 だって 俺 の こと なんて 待って なかった 》

《 人間 に 戻す って 約束 も あいつ は もう … 忘れ て … 》

≪ ( カバネ ) ウウウ …。

あっ … ああ … カバネ 。

( カバネ ) ウウウ … ウウウ …。

( 警笛 )

( 伝令 ) 申し上げ ます ! 4 番 線 より 甲 鉄 城 が 到着 し まし た 。

( 牧野 ) 甲 鉄 城 ?

( 梶原 ) 克 城 の 間違い で は ない の か ?

( 伝令 ) いえ 。 磐 戸 大 門 を 破壊 し た 重罪 人 を 捕 縛 し て き た と 。

♪~

( 菖蒲 ) 四方 川 家 の 総 領 菖蒲 と 申し ます 。

( 菖蒲 ) 天 鳥 美馬 を ここ に 捕 縛 し て まいり まし た 。

( ざわめき )

人質 が いる こと お 忘れ なく 。

あなた の 芝居 の 筋書き は 守り ます 。

菖蒲 殿 。

( 菖蒲 ) 叔父 さま ! ご無沙汰 し て おり ます !

大きく な られ た 。 お 父上 は ?

カバネ に …。 N ( 牧野 ) そう か 。 残念 だ よ とても 。

挨拶 は それ くらい で よか ろ う 。

あなた が 美馬 を 捕らえ た と ?

甲 鉄 城 の 皆 と 協力 し 捕らえ まし た 。

皆 故郷 を 失い 長旅 で 疲れ て い ます 。

どう か 金剛 郭 に 受け入れ を 。

金剛 郭 の 検閲 は かみ 痕 に 関わり なく

3 日間 は ろう に 入れる 決まり だ 。

( 菖蒲 ) 伺って おり ます 。

( 梶原 ) お 二 人 は 上 様 の 所 に 来 て いただく 。

≪ ( 足音 )

あっ 。

( 来栖 ) 生駒 か 。

来栖 …。

お前 何 し てる ? 菖蒲 さま は ?

他の みんな は どう し た ?

捕まった 。 美馬 に 。

何 だ と ! ?

逞 生 も 殺さ れ た 。

無名 も 敵 に なって 俺 を …。

( 来栖 ) それ で お前 は 一 人 で おめおめ と 逃げ て き た の か !

何も でき なかった 。 N どう しよう も なかった 。

ふざける な !

≪ ( 荘 衛 ) そろそろ いい か の ?

( 荘 衛 ) 無事 だった か 。 N 野良 カバ ネリ 。

( 荘 衛 ) うん ? 心臓 の 横 に 刀 傷 が ある な 。

無名 が やった の か 。

( 来栖 ) 立て 生駒 。 N 甲 鉄 城 を 追う ぞ 。

駄目 だ よ 。 俺 は 駄目 だ 。

もう 死 ん だ 方 が いい 。

( 泣き声 )

もう いい 。 N お前 は ここ で 野 垂れ 死ね 。

俺 の 見込み 違い だった 。

( 泣き声 )

( 興 匡 ) 久しい な 美馬 。

( 美馬 ) はい 父上 。

( 興 匡 ) 芝居 は よせ 。

お前 が 何 か たく らん で いる の は 分かって いる 。

あれ を 。 N ( 家臣 ) はっ 。

( 興 匡 ) お前 の 所持 品 の 中 に 懐かしい 物 が あった 。

( 美馬 ) あなた に 頂 い た 唯一 の 品 です 。

最後 に お返し し たい と 思って おり まし た 。

父上 。 N 私 を 哀れ と 思わ れる なら

最後 は せめて あなた の 手 で 殺し て ください 。

いい だ ろ う 。

( 興 匡 ) ん …。

( 興 匡 ) ん ?

( 美馬 ) 父上 。 死ぬ 前 に

お 伝え し て おき たい こと が ござい ます 。

どうして 私 が カバ ネ と の 戦い で 生き残る こと が でき た か 。

カバネ の 脅威 は 人 に 潜む こと だ 。

今 この 瞬間 に も やつ ら は 仲間 を 増やし て いる 。

私 に は その 見分け 方 が 分かる 。 N だ から 生き残れ た 。

( 梶原 ) かみ 痕 の こ と か ? だ から われら は 検閲 を …。

検閲 など で カバネ は 見つから ない 。

その 証拠 に 今 も ここ に いる 。

( ざわめき ) ( 美馬 ) よく 見ろ !

見つけ たら やら れる 前 に やれ 。

さもなければ 今度 は お前 が カバネ に なる 。

あっ 。 貴 様 この 私 に 銃 を 向ける など …。

見ろ ! カバネ の 光 だ !

う わ あ ああ !

( 銃声 ) ( 梶原 ) 上 様 !

撃て ! 一 発 だけ で カバネ の 心臓 が 射 抜ける と 思う な 。

やっ やめ …。

( 銃声 )

( 興 匡 ) う っ う わ …。

美馬 …。

俺 で は ない 。 やる の は …。

( 美馬 ) 恐怖 だ 。

( 興 匡 ) う あ …。

( 家臣 ) う っ 上 様 が …。

[ マイク ] ( 美馬 ) まだ 終わって い ない !

将軍 まで も が カバネ だった の だ 。

[ マイク ] ( 美馬 ) 他 に も 入り込 ん で いる に 違いない ぞ 。

よこせ ! ( 武士 ) 貴 様 !

あっ ああ …。 N ( 銃声 )

あっ ! ( 武士 ) 貴 様 !

( 武士 ) あっ ち に も カバネ が いたん だ !

やめ なさい ! 皆 銃 を 下ろし て !

菖蒲 殿 ! ここ は !

( 武士 ) お前 も カバネ か ! カバネ か ー !

ぼ さっと し てる と 後ろ から かみ つかれる ぞ !

( 武士 ) 上 様 が カバネ だって ! ?

( 武士 ) つまり カバネ に 入ら れ た って こと だ ろ う !

カバネ に ! ?

( 吉備 土 ) 大丈夫 な の か ? 菖蒲 さま は 。

( 隊長 ) 落ち着け ! カバネ が いる わけ が ない !

検閲 は きちんと やって いる !

恐れる な !

( 瓜生 ) ご 立派 だ ねぇ 。 N ( 隊長 ) う っ !

( 瓜生 ) 敵 は カバネ だけ じゃ ない ん だ よ 。

( サハリ ) 悪夢 は 今 現実 と なる 。

戦え 。 金剛 郭 の ご 同輩 。

♪~

( 男性 ) うわ ー っ ! ( 男性 ) カバネ ! ?

( 武士 ) もう こんな 所 まで …。

( 梶原 ) 美馬 ! 貴 様 ! 仕組み おった な !

これ で 上 様 を カバネ に し た の だ な !

おめでとう 。

見つけ た 褒美 だ 。

( 武士 ) お前 だ ! お前 の せい で …。

( 銃声 )

( 荘 衛 ) 急げ ! 若 造 ! 早く 金剛 郭 に 行か ね ば

無名 の ヌエ 降臨 に 立ち会え ん !

無名 が … ?

( 荘 衛 ) 急げ と いう に 。 N あれ は もう 心 が 死 ん ど る !

カバ ネ と 一緒 だ 。 N 役 に など 立た ん !

( 荘 衛 ) う っ !

それ は 俺 が 決める 。

( 来栖 ) 去る 前 に これ だけ は 教え て やる 。

お前 は 今 どうして 生き て いる と 思う ?

無名 が 刺し た お 前 の 傷 は

金属 被膜 に 覆わ れ た 心臓 の 一 寸 右 を 正確 に 貫 い て いる 。

少し でも 刃 先 が ずれ れ ば 致命 傷 に なる 位置 だ 。

何 の 話 だ 。

位置 角度 強 さ …

狙わ なけ れ ば そう は なら ない 。

無名 が 俺 を 助け た ?

あいつ に は まだ 意識 が ある …。

しかし それ も もう 終わり だ 。

今ごろ 無名 は 黒 煙り に さ れ て いる はず だ から な 。

待て !

今 の 話 詳しく 聞か せろ !

♪~

( 無名 ) 《 チョウチョ が ? 》 ( 無名 の 母 ) 《 そう よ 》

( 無名 の 母 ) 《 人 が 死ぬ と 魂 を 迎え に 来る の 》

《 あの 人 も チョウ に 呼ば れ た の ね 》

( 無名 ) 《 みんな チョウ に 呼ば れ て しまった 》

《 誰 も 助け られ なかった 》

《 ごめん ね … 》

《 もう 戻れ ない よ 》

( 無名 ) 《 私 は 呼ば れ て しまった 》

( 無名 ) 《 お 母さん … 》

( 無名 ) 《 もう すぐ そっち に 行く から 》

終わる ? どういう 意味 だ ! ?

( 荘 衛 ) ヌエ の 心臓 と なった カバ ネリ は

心 を 失い 命 が 終わる 道理 よ 。

救う 方法 は ない の か ! ?

う う っ !

白 血漿 を 心臓 に 打て ば

カバネ の 鋼鉄 被膜 を 融解 さ せる こと が できる 。

ヌエ から 無名 を 取り出す こと は できる だ ろ う な 。

さっき の を くれ 。 N ( 荘 衛 ) さっき の ? ああ …。

そっち じゃ ない 。 N ハァー 。

( 荘 衛 ) 言った だ ろ う が 。 N 黒 血漿 は 促進 剤 だ 。

ウイルス が 活性 化 し 増幅 さ れ て しまう 。

あの もう 一 人 の カバ ネリ の よう に 。

( 荘 衛 ) ホロビ の こと か ? そうだ 。

しかし 男 の 貴 様 は ヌエ に は なれ ん 。

命 を 燃やす カバネ に なる だけ だ 。

その 力 が 欲しい 。

( 来栖 ・ 荘 衛 ) ん ?

その 輝き は ろうそく の 最後 の きらめき の よう に 一瞬 だ ぞ 。

構わ ない 。

美馬 を 殺し 無名 を 救う 。

もう その ため だけ の 命 だ 。

う う … ああ …。

あ ああ … ああ …。

生駒 お前 …。

枷 紐 を 取れ カバ ネリ 。

で なけ れ ば 真 の 力 は 得 られ ん ぞ 。

う う …。

う ああ ああ … !

生駒 。

《 今 こそ … 俺 は … 》

《 俺 は … 》

《 俺 の 誇れ る 俺 に なる ん だ ー ! 》

♪~

( 美馬 ) そうだ 無名 。 N 壊し て しまえ 。

恐れ も 悲しみ も 愛 も 全て 。

♪~

Koutetsujou no Kabaneri ( Kabaneri of the Iron Fortress ) Episode 11 Koutetsujou no Kabaneri (Kabaneri of the Iron Fortress) Episode 11

( 鰍 の 泣き声 ) かじか||なきごえ

( 巣 刈 ) 嘘 だ ろ …。 す|か|うそ||

( 鰍 ) 逞 生 君 … どうして …。 かじか|てい|せい|きみ| Takumi... why?

( 鰍 の 泣き声 ) かじか||なきごえ

( 狩 方 衆 ) 邪魔 だ 。 車両 に 戻れ 。 か|かた|しゅう|じゃま||しゃりょう||もどれ

( 鰍 ) 触る な 汚い 手 で ! かじか|さわる||きたない|て| Get back to your car.

( サハリ ) おとなしく しろ 。

( サハリ ) お前 たち も そう なり たい の か ? |おまえ||||||| Unless you want to end up like him.

( 鰍 ) すれ ば いい ! かじか||| Do it, then!

あんた たち の 手 から 血 が 消え なく なる まで |||て||ち||きえ||| Go ahead and kill all of us until your hands are soaked with blood!

殺せ ば いい ! ( 侑 那 ) 鰍 。 ころせ|||ゆう|な|かじか

( 瓜生 ) 行 こ う ぜ サハリ 。 うりう|ぎょう||||

( 瓜生 ) 掃除 は やつ ら に 任せ れ ば いい 。 うりう|そうじ|||||まかせ|||

ああ 。

帰 ろ う 。 逞 生 君 。 かえ|||てい|せい|きみ

( 生駒 の せき ) いこま||

貴 様 ! 人 か カバネ か ! ? とうと|さま|じん|||

( 生駒 ) どちら でも ない ! 俺 は カバ ネリ だ ! いこま||||おれ||かば||

♪~

( 美馬 ) 父 は 臆病 な 男 だった 。 みま|ちち||おくびょう||おとこ|

( 美馬 ) 将軍 の 座 を 巡る 暗 闘 の 日々 。 みま|しょうぐん||ざ||めぐる|あん|たたか||ひび Secret feuds surrounding the Headquarter's throne.

だから その 夜 不意 に 明かり が 消え た の も ||よ|ふい||あかり||きえ|||

初めて の こと で は なかった 。 はじめて||||| ...the lights were turned off suddenly.

( 興 匡 ) 《 ああ … 》 きょう|きよう|

( 興 匡 ) 《 違う …。\ N やった の は … 恐怖 だ 》 きょう|きよう|ちがう|||||きょうふ| No, it wasn't me.

( 美馬 ) それ 以後 父 は ただ 私 を 恐れ 疎 み 続け た 。 みま||いご|ちち|||わたくし||おそれ|うと||つづけ| After that...

( 美馬 ) 私 は 父 を 許せ なかった 。 みま|わたくし||ちち||ゆるせ| I couldn't forgive my father.

だが お前 は 父 と 私 の 仲直り を 手伝う と 言って くれ た ね 。 |おまえ||ちち||わたくし||なかなおり||てつだう||いって||| But you said...

その 優し さ が お前 の 弱 さ だ 。 |やさし|||おまえ||じゃく||

おいで 無名 。 |むめい

あの 臆病 者 の とりで を 破壊 する 。 |おくびょう|もの||||はかい|

全て を 終わら せる の は 強い お前 の その 爪 だ 。 すべて||おわら||||つよい|おまえ|||つめ| Your strong claws are...

もう すぐ だ 。 Soon.

( 美馬 ) さようなら 無名 。 みま||むめい

[ スピ ー カ ] ( 興 匡 ) わが 領 民 に 告げる 。 |||きょう|きよう||りょう|たみ||つげる

首都 防衛 の 要 たる 磐 戸 大 門 が 破壊 さ れ た 。 しゅと|ぼうえい||かなめ||いわお|と|だい|もん||はかい||| The Iwato's gate, a key defense for our capital, has been destroyed.

カバネ に で は ない 。\ N 人 の 手 に よって だ 。 ||||||じん||て|||

首謀 者 は 狩 方 衆 の 総長 しゅぼう|もの||か|かた|しゅう||そうちょう The man behind it is the lord commander of the Hunters:

天 鳥 美馬 だ 。 てん|ちょう|みま|

( ざわめき )

( 家臣 ) 何 だって ? ( 家臣 ) 反乱 ? かしん|なん||かしん|はんらん What?!

( 梶原 ) 英雄 が とうとう 正体 を 現し た と いう こと だ 。 かじはら|えいゆう|||しょうたい||あらわし||||| So the hero has finally revealed his true self.

( 牧野 ) やはり 上 様 へ の 恨み か ? まきの||うえ|さま|||うらみ|

[ スピ ー カ ] ( 興 匡 ) だ が 恐れる こと は ない 。 |||きょう|きよう|||おそれる||| But there is nothing to fear.

この 金剛 郭 は 難 攻 不 落 の 要害 なり 。 |こんごう|かく||なん|おさむ|ふ|おと||ようがい|

われら は 高き を 飛ぶ 鳥 で あ ろ う ! ||たかき||とぶ|ちょう|||| We are the soaring birds.

[ スピ ー カ ] ( 興 匡 ) 天 鳥 不動 なり ! |||きょう|きよう|てん|ちょう|ふどう| The divine bird cannot be broken!

( 一同 ) 天 鳥 不動 なり ! いちどう|てん|ちょう|ふどう|

( 通信 士 ) 上 様 。 黒 煙り の 件 は つうしん|し|うえ|さま|くろ|けむり||けん|

まだ 隠さ なけ れ ば なら ない の でしょ う か 。 |かくさ|||||||||

磐 戸 大 門 を 壊し た と いう 化け物 か 。 いわお|と|だい|もん||こわし||||ばけもの|

( 通信 士 ) はい 。 一刻 も 早く 皆 に …。 つうしん|し||いっこく||はやく|みな| Yes.

( 興 匡 ) 通信 士 の 中 で それ を 知って おる の は お前 だけ か ? きょう|きよう|つうしん|し||なか||||しって||||おまえ||

( 通信 士 ) はい 。 つうしん|し|

う っ ! う っ … 上 様 。 ||||うえ|さま

( 興 匡 ) 過度 な 情報 は 無用 な 恐怖 を 生む 。 きょう|きよう|かど||じょうほう||むよう||きょうふ||うむ

( 初音 ) 《 助け て … 助け て … 》 はつね|たすけ||たすけ|

( 生駒 ) 《 無名 ! 》 いこま|むめい

ハァ … ハァ … ハァ …。

俺 は …。 おれ|

《 俺 の せい で 逞 生 が 死 ん だ 》 おれ||||てい|せい||し||

《 一緒 に 戦わ せ たり し なけ れ ば よかった 》 いっしょ||たたかわ|||||||

《 いや 。 俺 は 最初 から 何も する べき じゃ なかった 》 |おれ||さいしょ||なにも|||| No.

《 無名 だって 俺 の こと なんて 待って なかった 》 むめい||おれ||||まって|

《 人間 に 戻す って 約束 も あいつ は もう … 忘れ て … 》 にんげん||もどす||やくそく|||||わすれ|

≪ ( カバネ ) ウウウ …。

あっ … ああ … カバネ 。

( カバネ ) ウウウ … ウウウ …。

( 警笛 ) けいてき

( 伝令 ) 申し上げ ます ! 4 番 線 より 甲 鉄 城 が 到着 し まし た 。 でんれい|もうしあげ||ばん|せん||こう|くろがね|しろ||とうちゃく|||

( 牧野 ) 甲 鉄 城 ? まきの|こう|くろがね|しろ The Iron Fortress?

( 梶原 ) 克 城 の 間違い で は ない の か ? かじはら|かつ|しろ||まちがい||||| Don't you mean, the Master Fortress?

( 伝令 ) いえ 。 磐 戸 大 門 を 破壊 し た 重罪 人 を 捕 縛 し て き た と 。 でんれい||いわお|と|だい|もん||はかい|||じゅうざい|じん||ほ|しば||||| No, sir.

♪~

( 菖蒲 ) 四方 川 家 の 総 領 菖蒲 と 申し ます 。 あやめ|しほう|かわ|いえ||そう|りょう|あやめ||もうし|

( 菖蒲 ) 天 鳥 美馬 を ここ に 捕 縛 し て まいり まし た 。 あやめ|てん|ちょう|みま||||ほ|しば|||||

( ざわめき )

人質 が いる こと お 忘れ なく 。 ひとじち|||||わすれ|

あなた の 芝居 の 筋書き は 守り ます 。 ||しばい||すじがき||まもり| I promise to follow your script.

菖蒲 殿 。 あやめ|しんがり

( 菖蒲 ) 叔父 さま ! ご無沙汰 し て おり ます ! あやめ|おじ||ごぶさた||||

大きく な られ た 。 お 父上 は ? おおきく|||||ちちうえ|

カバネ に …。\ N ( 牧野 ) そう か 。 残念 だ よ とても 。 |||まきの|||ざんねん||| The Corpses is...

挨拶 は それ くらい で よか ろ う 。 あいさつ|||||||

あなた が 美馬 を 捕らえ た と ? ||みま||とらえ|| So you claim to have captured Biba?

甲 鉄 城 の 皆 と 協力 し 捕らえ まし た 。 こう|くろがね|しろ||みな||きょうりょく||とらえ|| Everyone on the Iron Fortress worked together...

皆 故郷 を 失い 長旅 で 疲れ て い ます 。 みな|こきょう||うしない|ながたび||つかれ||| Everyone is tired from the long journey after losing their homes.

どう か 金剛 郭 に 受け入れ を 。 ||こんごう|かく||うけいれ|

金剛 郭 の 検閲 は かみ 痕 に 関わり なく こんごう|かく||けんえつ|||あと||かかわり|

3 日間 は ろう に 入れる 決まり だ 。 にち かん||||いれる|きまり| regardless of the existence of bite marks.

( 菖蒲 ) 伺って おり ます 。 あやめ|うかがって|| So I was told.

( 梶原 ) お 二 人 は 上 様 の 所 に 来 て いただく 。 かじはら||ふた|じん||うえ|さま||しょ||らい|| You two will come to meet the Warlord.

≪ ( 足音 ) あしおと

あっ 。

( 来栖 ) 生駒 か 。 くるす|いこま| Ikoma?

来栖 …。 くるす

お前 何 し てる ? 菖蒲 さま は ? おまえ|なん|||あやめ|| What are you doing here?

他の みんな は どう し た ? たの|||||

捕まった 。 美馬 に 。 つかまった|みま| They have been captured... by Biba.

何 だ と ! ? なん||

逞 生 も 殺さ れ た 。 てい|せい||ころさ||

無名 も 敵 に なって 俺 を …。 むめい||てき|||おれ| Nameless's been turned into an enemy and attacked me.

( 来栖 ) それ で お前 は 一 人 で おめおめ と 逃げ て き た の か ! くるす|||おまえ||ひと|じん||||にげ||||| And so you ran away with your tail tucked between your legs?!

何も でき なかった 。\ N どう しよう も なかった 。 なにも|||||||

ふざける な ! There was nothing I could do!

≪ ( 荘 衛 ) そろそろ いい か の ? そう|まもる||||

( 荘 衛 ) 無事 だった か 。\ N 野良 カバ ネリ 。 そう|まもる|ぶじ||||のら|かば|

( 荘 衛 ) うん ? 心臓 の 横 に 刀 傷 が ある な 。 そう|まもる||しんぞう||よこ||かたな|きず|||

無名 が やった の か 。 むめい||||

( 来栖 ) 立て 生駒 。\ N 甲 鉄 城 を 追う ぞ 。 くるす|たて|いこま||こう|くろがね|しろ||おう| Get up, Ikoma.

駄目 だ よ 。 俺 は 駄目 だ 。 だめ|||おれ||だめ|

もう 死 ん だ 方 が いい 。 |し|||かた||

( 泣き声 ) なきごえ

もう いい 。\ N お前 は ここ で 野 垂れ 死ね 。 |||おまえ||||の|しだれ|しね

俺 の 見込み 違い だった 。 おれ||みこみ|ちがい|

( 泣き声 ) なきごえ

( 興 匡 ) 久しい な 美馬 。 きょう|きよう|ひさしい||みま It's been a long time, Biba.

( 美馬 ) はい 父上 。 みま||ちちうえ Yes... father.

( 興 匡 ) 芝居 は よせ 。 きょう|きよう|しばい||

お前 が 何 か たく らん で いる の は 分かって いる 。 おまえ||なん||||||||わかって|

あれ を 。\ N ( 家臣 ) はっ 。 |||かしん| Bring it here.

( 興 匡 ) お前 の 所持 品 の 中 に 懐かしい 物 が あった 。 きょう|きよう|おまえ||しょじ|しな||なか||なつかしい|ぶつ|| I found something very nostalgic amongst your belongings.

( 美馬 ) あなた に 頂 い た 唯一 の 品 です 。 みま|||いただ|||ゆいいつ||しな| ...I ever received from you.

最後 に お返し し たい と 思って おり まし た 。 さいご||おかえし||||おもって|||

父上 。\ N 私 を 哀れ と 思わ れる なら ちちうえ||わたくし||あわれ||おもわ||

最後 は せめて あなた の 手 で 殺し て ください 。 さいご|||||て||ころし||

いい だ ろ う 。

( 興 匡 ) ん …。 きょう|きよう|

( 興 匡 ) ん ? きょう|きよう|

( 美馬 ) 父上 。 死ぬ 前 に みま|ちちうえ|しぬ|ぜん| Father...

お 伝え し て おき たい こと が ござい ます 。 |つたえ|||||||| ...there's something I would like to tell you.

どうして 私 が カバ ネ と の 戦い で 生き残る こと が でき た か 。 |わたくし||かば||||たたかい||いきのこる|||||

カバネ の 脅威 は 人 に 潜む こと だ 。 ||きょうい||じん||ひそむ||

今 この 瞬間 に も やつ ら は 仲間 を 増やし て いる 。 いま||しゅんかん||||||なかま||ふやし|| Even at this moment, they are increasing in numbers.

私 に は その 見分け 方 が 分かる 。\ N だ から 生き残れ た 。 わたくし||||み わけ|かた||わかる||||いきのこれ|

( 梶原 ) かみ 痕 の こ と か ? だ から われら は 検閲 を …。 かじはら||あと|||||||||けんえつ| Do you mean, the bite marks?

検閲 など で カバネ は 見つから ない 。 けんえつ|||||みつから|

その 証拠 に 今 も ここ に いる 。 |しょうこ||いま|||| As proof of that, they are amongst you here and now.

( ざわめき ) ( 美馬 ) よく 見ろ ! |みま||みろ

見つけ たら やら れる 前 に やれ 。 みつけ||||ぜん|| If you find one, kill it before it kills you!

さもなければ 今度 は お前 が カバネ に なる 。 |こんど||おまえ||||

あっ 。 貴 様 この 私 に 銃 を 向ける など …。 |とうと|さま||わたくし||じゅう||むける|

見ろ ! カバネ の 光 だ ! みろ|||ひかり|

う わ あ ああ !

( 銃声 ) ( 梶原 ) 上 様 ! じゅうせい|かじはら|うえ|さま

撃て ! 一 発 だけ で カバネ の 心臓 が 射 抜ける と 思う な 。 うて|ひと|はつ|||||しんぞう||い|ぬける||おもう| Keep shooting!

やっ やめ …。

( 銃声 ) じゅうせい

( 興 匡 ) う っ う わ …。 きょう|きよう||||

美馬 …。 みま Biba!

俺 で は ない 。 やる の は …。 おれ|||||| It was not me who killed you.

( 美馬 ) 恐怖 だ 。 みま|きょうふ| It was fear.

( 興 匡 ) う あ …。 きょう|きよう||

( 家臣 ) う っ 上 様 が …。 かしん|||うえ|さま|

[ マイク ] ( 美馬 ) まだ 終わって い ない ! |みま||おわって|| It is not over yet!

将軍 まで も が カバネ だった の だ 。 しょうぐん||||||| The Warlord himself was a Corpse.

[ マイク ] ( 美馬 ) 他 に も 入り込 ん で いる に 違いない ぞ 。 |みま|た|||はいりこ|||||ちがいない|

よこせ ! ( 武士 ) 貴 様 ! |ぶし|とうと|さま

あっ ああ …。\ N ( 銃声 ) |||じゅうせい

あっ ! ( 武士 ) 貴 様 ! |ぶし|とうと|さま

( 武士 ) あっ ち に も カバネ が いたん だ ! ぶし|||||||| He's a Corpse too!

やめ なさい ! 皆 銃 を 下ろし て ! ||みな|じゅう||おろし|

菖蒲 殿 ! ここ は ! あやめ|しんがり|| Ayame-dono, over here!

( 武士 ) お前 も カバネ か ! カバネ か ー ! ぶし|おまえ||||||-

ぼ さっと し てる と 後ろ から かみ つかれる ぞ ! |||||うしろ||||

( 武士 ) 上 様 が カバネ だって ! ? ぶし|うえ|さま||| The Warlord was a Corpse?!

( 武士 ) つまり カバネ に 入ら れ た って こと だ ろ う ! ぶし||||はいら||||||| Which means... we have been infiltrated by the Corpses!

カバネ に ! ?

( 吉備 土 ) 大丈夫 な の か ? 菖蒲 さま は 。 きび|つち|だいじょうぶ||||あやめ|| Is Ayame-sama safe?!

( 隊長 ) 落ち着け ! カバネ が いる わけ が ない ! たいちょう|おちつけ||||||

検閲 は きちんと やって いる ! けんえつ|||| We have carefully performed inspections.

恐れる な ! おそれる|

( 瓜生 ) ご 立派 だ ねぇ 。\ N ( 隊長 ) う っ ! うりう||りっぱ||||たいちょう|| Well said.

( 瓜生 ) 敵 は カバネ だけ じゃ ない ん だ よ 。 うりう|てき||||||||

( サハリ ) 悪夢 は 今 現実 と なる 。 |あくむ||いま|げんじつ|| Their nightmare is about to become reality.

戦え 。 金剛 郭 の ご 同輩 。 たたかえ|こんごう|かく|||どうはい

♪~

( 男性 ) うわ ー っ ! ( 男性 ) カバネ ! ? だんせい||-||だんせい|

( 武士 ) もう こんな 所 まで …。 ぶし|||しょ|

( 梶原 ) 美馬 ! 貴 様 ! 仕組み おった な ! かじはら|みま|とうと|さま|しくみ||

これ で 上 様 を カバネ に し た の だ な ! ||うえ|さま||||||||

おめでとう 。

見つけ た 褒美 だ 。 みつけ||ほうび|

( 武士 ) お前 だ ! お前 の せい で …。 ぶし|おまえ||おまえ|||

( 銃声 ) じゅうせい

( 荘 衛 ) 急げ ! 若 造 ! 早く 金剛 郭 に 行か ね ば そう|まもる|いそげ|わか|つく|はやく|こんごう|かく||いか|| Hurry up, kid!

無名 の ヌエ 降臨 に 立ち会え ん ! むめい|||こうりん||たちあえ| or I'll miss Nameless's Chimera transformation!

無名 が … ? むめい|

( 荘 衛 ) 急げ と いう に 。\ N あれ は もう 心 が 死 ん ど る ! そう|まもる|いそげ||||||||こころ||し||| I told you to hurry!

カバ ネ と 一緒 だ 。\ N 役 に など 立た ん ! かば|||いっしょ|||やく|||たた| He's no different from the Corpse!

( 荘 衛 ) う っ ! そう|まもる||

それ は 俺 が 決める 。 ||おれ||きめる

( 来栖 ) 去る 前 に これ だけ は 教え て やる 。 くるす|さる|ぜん|||||おしえ||

お前 は 今 どうして 生き て いる と 思う ? おまえ||いま||いき||||おもう

無名 が 刺し た お 前 の 傷 は むめい||さし|||ぜん||きず| The stab wound Nameless gave you...

金属 被膜 に 覆わ れ た 心臓 の 一 寸 右 を 正確 に 貫 い て いる 。 きんぞく|ひまく||おおわ|||しんぞう||ひと|すん|みぎ||せいかく||つらぬ|||

少し でも 刃 先 が ずれ れ ば 致命 傷 に なる 位置 だ 。 すこし||は|さき|||||ちめい|きず|||いち|

何 の 話 だ 。 なん||はなし|

位置 角度 強 さ … いち|かくど|つよ| Judging from the location, angle and force...

狙わ なけ れ ば そう は なら ない 。 ねらわ|||||||

無名 が 俺 を 助け た ? むめい||おれ||たすけ|

あいつ に は まだ 意識 が ある …。 ||||いしき|| She's still somewhere in there?

しかし それ も もう 終わり だ 。 ||||おわり|

今ごろ 無名 は 黒 煙り に さ れ て いる はず だ から な 。 いまごろ|むめい||くろ|けむり||||||||| That's because they should be turning Nameless into black smoke right now.

待て ! まて Wait!

今 の 話 詳しく 聞か せろ ! いま||はなし|くわしく|きか|

♪~

( 無名 ) 《 チョウチョ が ? 》 ( 無名 の 母 ) 《 そう よ 》 むめい|ちょうちょ||むめい||はは||

( 無名 の 母 ) 《 人 が 死ぬ と 魂 を 迎え に 来る の 》 むめい||はは|じん||しぬ||たましい||むかえ||くる| When someone dies, they come to take their souls away.

《 あの 人 も チョウ に 呼ば れ た の ね 》 |じん||ちょう||よば|||| The butterflies beckoned him too.

( 無名 ) 《 みんな チョウ に 呼ば れ て しまった 》 むめい||ちょう||よば|||

《 誰 も 助け られ なかった 》 だれ||たすけ|| I...

《 ごめん ね … 》 I'm sorry.

《 もう 戻れ ない よ 》 |もどれ||

( 無名 ) 《 私 は 呼ば れ て しまった 》 むめい|わたくし||よば|||

( 無名 ) 《 お 母さん … 》 むめい||かあさん Mother...

( 無名 ) 《 もう すぐ そっち に 行く から 》 むめい|||||いく|

終わる ? どういう 意味 だ ! ? おわる||いみ| What do you mean "it's over"?!

( 荘 衛 ) ヌエ の 心臓 と なった カバ ネリ は そう|まもる|||しんぞう|||かば||

心 を 失い 命 が 終わる 道理 よ 。 こころ||うしない|いのち||おわる|どうり| loses their soul and their life.

救う 方法 は ない の か ! ? すくう|ほうほう||||

う う っ !

白 血漿 を 心臓 に 打て ば しろ|けっしょう||しんぞう||うて|

カバネ の 鋼鉄 被膜 を 融解 さ せる こと が できる 。 ||こうてつ|ひまく||ゆうかい||||| ...you'll be able to fuse the Corpse's steel membrane.

ヌエ から 無名 を 取り出す こと は できる だ ろ う な 。 ||むめい||とりだす|||||||

さっき の を くれ 。\ N ( 荘 衛 ) さっき の ? ああ …。 |||||そう|まもる|||

そっち じゃ ない 。\ N ハァー 。

( 荘 衛 ) 言った だ ろ う が 。\ N 黒 血漿 は 促進 剤 だ 。 そう|まもる|いった||||||くろ|けっしょう||そくしん|ざい|

ウイルス が 活性 化 し 増幅 さ れ て しまう 。 ういるす||かっせい|か||ぞうふく|||| It will stimulate the virus and amplify it.

あの もう 一 人 の カバ ネリ の よう に 。 ||ひと|じん||かば|||| Just like the other Corpseless.

( 荘 衛 ) ホロビ の こと か ? そうだ 。 そう|まもる|||||そう だ

しかし 男 の 貴 様 は ヌエ に は なれ ん 。 |おとこ||とうと|さま|||||| That's right.

命 を 燃やす カバネ に なる だけ だ 。 いのち||もやす||||| You'll just become a Corpse burning through his life force.

その 力 が 欲しい 。 |ちから||ほしい

( 来栖 ・ 荘 衛 ) ん ? くるす|そう|まもる|

その 輝き は ろうそく の 最後 の きらめき の よう に 一瞬 だ ぞ 。 |かがやき||||さいご||||||いっしゅん|| It will be brief, like the last light of a dying candle.

構わ ない 。 かまわ| I don't care.

美馬 を 殺し 無名 を 救う 。 みま||ころし|むめい||すくう

もう その ため だけ の 命 だ 。 |||||いのち|

う う … ああ …。

あ ああ … ああ …。

生駒 お前 …。 いこま|おまえ Ikoma, you...!

枷 紐 を 取れ カバ ネリ 。 かせ|ひも||とれ|かば|

で なけ れ ば 真 の 力 は 得 られ ん ぞ 。 ||||まこと||ちから||とく|||

う う …。

う ああ ああ … !

生駒 。 いこま

《 今 こそ … 俺 は … 》 いま||おれ|

《 俺 は … 》 おれ| I...

《 俺 の 誇れ る 俺 に なる ん だ ー ! 》 おれ||ほこれ||おれ|||||- ...become the man I can be proud of!

♪~

( 美馬 ) そうだ 無名 。\ N 壊し て しまえ 。 みま|そう だ|むめい||こわし|| That's right, Nameless.

恐れ も 悲しみ も 愛 も 全て 。 おそれ||かなしみ||あい||すべて Fear, sadness...

♪~