地獄 少女 三 鼎 - 14 じごく|しょうじょ|みっ|かなえ JIGOKU SHOJI SANKIN - 14

山河 三 差 路 　 分かれ 道 さんか|みっ|さ|じ|わかれ|どう

守り たい の は 　 己 か 人 か まもり||||おのれ||じん|

常 世 の 闇 か … とわ|よ||やみ|

非だ の 乱れ は 貢が ない ひだ||みだれ||みつが|

終わる 事 ない 　 阿 鼻 の 芸 おわる|こと||おもね|はな||げい

時に 分け入れ 　 扉 が 開く ときに|わけいれ|とびら||あく

晴らせ ぬ 恨み 　 晴らし ます はらせ||うらみ|はらし|

これ 良く ない |よく|

本当だ ほんとうだ

わ 　 これ と 同じ もの この 間 原宿 で 買った |||おなじ|||あいだ|はらじゅく||かった

へ 　 原宿 　 何 時 行った の ？ |はらじゅく|なん|じ|おこなった|

誘って くれれば いい のに さそって|||

あたし も いって 来い 良かった な |||こい|よかった|

誰 と 一行 の ？　 まさか … だれ||いっこう||

最 終電車 　 賽 河原 に 行き の 最終 電車 　 間もなく 発車 し ます さい|しゅうでんしゃ|さい|かわはら||いき||さいしゅう|でんしゃ|まもなく|はっしゃ||

待て まて

乗り ます のり|

待て まて

ちょっと 待て |まて

っあ 　 ウソ |うそ

どう しよう

あ 　 いや 　 です から 　 誤解 すよ ||||ごかい|

悪気 は 無い 　 つ ー か わるぎ||ない||-|

金 を 猫糞 しよう った なんて 言う なら 気持 は きむ||ねこばば||||いう||きもち|

これ ぽっ ち は …

いい から 金 つくれ いりゃ 　 っで ない と … ||きむ|||||

お 姉さん 　 何 処 へ 行く の ？ |ねえさん|なん|しょ||いく|

ほら 　 いま だったら 　 安く し とく から さ |||やすく||||

な に すんだ よ

キン の 児 　 また しくじった か きん||じ|||

うる せ ぇ

イテェ …

今夜 も 蒸す な こんや||むす|

そう 思う なら 　 その コート 剥け |おもう|||こーと|むけ

み てる こっち の 方 が 暑苦しい わ ||||かた||あつくるしい|

この 町 に 来て 何 年 に なる |まち||きて|なん|とし||

その 面構え だ と 　 少年 って ところ か ？ |つらがまえ|||しょうねん|||

悪い 事 言わ ねぇ 　 そろそろ 故郷 に 帰った ほう が よっ か ねぇ かい ？ わるい|こと|いわ|||こきょう||かえった||||||

冗談 は よしこ さん だ ぜ じょうだん|||||

俺 は な 　 デッカイ 男 に なって 　 この 新宿 を 闊歩 して やる んだ おれ||||おとこ||||しんじゅく||かっぽ|||

それ が 叶う まで は 　 絶対 に 帰ら ねぇ ー ！ ||かなう|||ぜったい||かえら||-

ホラ よ

おい 　 熱い だ 　 何 だ よ これ |あつい||なん|||

俺 みたいな 暮らし を して る と な おれ||くらし|||||

たまに 誰 か に 優しく し たく なる んだ |だれ|||やさしく||||

キモイ こと ぬかす な

誰 か に 優しく する と な だれ|||やさしく|||

て め え は 心底 落ちぶれちゃ い ねえ ||||しんそこ|おちぶれちゃ||

自分 だって まだまだ 余裕 が ある 　 そう 思え んだ よ じぶん|||よゆう||||おもえ||

ここ も カード 式 か ？ ||かーど|しき|

可愛い かわいい

や ー た |-|

もう ちょっと 　 そのまま

ああ 　 もう 少し だった のに 　 もう ||すこし|||

お前たち 　 中学生 だろう おまえたち|ちゅうがくせい|

こんな 時間 に 　 何 やって る ？ |じかん||なん||

だって 　 終電 なくなっちゃ った し |しゅうでん|||

連絡 先 言い なさい れんらく|さき|いい|

ちょっと 待って よ |まって|

ほか に ない か 見て き ます ||||みて||

そう 言えば 　 今日 って 六 文 燈 籠 だった んだ っけ |いえば|きょう||むっ|ぶん|とも|かご|||

ここ

俺 たち の アジト って 言う か おれ|||||いう|

秘密 基地 って 言う か 　 ま ぁ 　 活動 拠点 さ ひみつ|きち||いう||||かつどう|きょてん|

知って る しって|

バカだ ねぇ 　 あんた たち は ばかだ||||

お 嬢 は 身体 が 無かった だけ で 　 ちゃ あん と あたし たち の 近く に いただ ろ |じょう||からだ||なかった|||||||||ちかく|||

へ っ 　 そう だった なぁ

どう し ました 　 姫 |||ひめ

うるさい ！

さては 　 みんな が お 嬢 の 相手 ばかり して る から ||||じょう||あいて||||

ヘソ 曲げた の かい ？ |まげた||

ふん ！

どう だい お 嬢 　 同じだ ろ |||じょう|おなじだ|

落ち着か ない おちつか|

ちょっと 違う |ちがう

どこ だ

わかん ない ねぇ

ちょっと 右 |みぎ

パソコン ？ ぱそこん

落ち着いた おちついた

良かった よかった

そんなに ビビ なくて いい って 　 何も し ねぇ から |||||なにも|||

俺 　 欣也 って んだ 　 都筑 欣也 おれ|きんや|||つずき|きんや

遊び 人 の キン ちゃん って 呼んで くれ あそび|じん||きん|||よんで|

何 か 　 用 です か ？ なん||よう||

いや 　 あの ね 　 あれ だ

もしかしたら 困って んじゃ な っと 思って さ |こまって||||おもって|

始発 待ち だ ろ 　 ここ い ら は 危なっかしい から な しはつ|まち|||||||あぶなっかしい||

タクシー 代 　 貸して やる よ たくしー|だい|かして||

本当です か ？ ほんとう です|

うち は どこ だ よ ？

賽 河原 って わかり ます か ？ さい|かわはら||||

賽 河原 　 え 　 そ 　 そりゃ あ 　 わか っけ ど … さい|かわはら|||||||

は ぁ 　 賽 河原 か ぁ 　 さすが に 遠い なぁ ||さい|かわはら|||||とおい|

です よ ね

だったら 　 うち の 店 に 来 っか |||てん||らい|

いらっしゃい 　 あ 　 先輩 　 何 処 行って った ん すか ||せんぱい|なん|しょ|おこなって|||

この 子 　 始発 まで 保護 す っ から |こ|しはつ||ほご|||

柏木 秀美 です かしわぎ|ひでみ|

つ ー か 　 先輩 　 やっ ぱあ りす ん よ ね |-||せんぱい||||||

この 間 引っ張り込んで キャバ 嬢 みたいに |あいだ|ひっぱりこんで||じょう|

て め ぇ は ケダモノ か 　 バッカ やろ

だって 欣也 先輩 だって 一緒に なんて ？ |きんや|せんぱい||いっしょに|

俺 は なぁ 　 決めた んだ おれ|||きめた|

今夜 一晩 　 あの 子 を 守って やる って な こんや|ひとばん||こ||まもって|||

なん す か それ

誰 か に 優しく する と な だれ|||やさしく|||

て め ぇ は 心底 落ちぶれちゃ い ねえ ||||しんそこ|おちぶれちゃ||

自分 に だって まだまだ 余裕 が ある じぶん||||よゆう||

そう 思え っ から なぁ |おもえ|||

何 か 　 かっこいい すね 　 それ なん||||

だろう

あの 　 お 金 は ？ ||きむ|

い いって 　 どうせ あと 二 時間 も すりゃ 捨て っち ま うし ||||ふた|じかん|||すて|||

お め ぇさ 　 不良 の クセ に 夜 遊び する 感じ に 見え ねえ よ な |||ふりょう||くせ||よ|あそび||かんじ||みえ|||

あたし 　 不良 なんか じゃ あり ませ ん ！ |ふりょう|||||

今日 は 　 都 内 で 塾 の 一斉 テスト が あった んです きょう||と|うち||じゅく||いっせい|てすと|||ん です

その後 　 久しぶりに 会った お 友だち と お茶 して たら そのご|ひさしぶりに|あった||ともだち||おちゃ||

ついつい 話し込んじゃ って |はなしこんじゃ|

それ で 慌てて 地下鉄 に 乗ったら 　 新宿 と 反対 方向 で ||あわてて|ちかてつ||のったら|しんじゅく||はんたい|ほうこう|

気づいて 戻って きた けど 電車 が 行っちゃ って きづいて|もどって|||でんしゃ||おこなっちゃ|

その 時 に 携帯 も 落として 壊して しまって 　 だ から … |じ||けいたい||おとして|こわして|||

そう ムキ に な んな よ 　 冗談 だって ||||||じょうだん|

誰 も お め え の こと 不良だ なんて 思わ ねえ よ だれ|||||||ふりょうだ||おもわ||

す っげ 　 お め え って 　 そんなに 頭 いい の か よ |||||||あたま||||

そんな こと ないで す

学年 で 二 番 つ ったら 　 すげ ぇ って がくねん||ふた|ばん|||||

いい よ なぁ 　 俺 なんか 勉強 の 才能 無い もん なぁ |||おれ||べんきょう||さいのう|ない||

忘れ もし ねえ 消防 ん とき だ わすれ|||しょうぼう|||

九九 の 七 の 段 で 挫折 して から 　 ほっと ん ど 学校 行って ねえ し … くく||なな||だん||ざせつ||||||がっこう|おこなって||

あ 　 お め え も 笑った ろ |||||わらった|

そんな こと ないで す

ほんと か ？

はい 　 ほんと っす

あ 　 わたし 言葉 が おかしく なって る ||ことば||||

実 を 言う と 　 さっき うち に 電話 しよう と した んだ けど み||いう|||||でんわ|||||

やめ に した んです |||ん です

なんか 　 こう して る 自分 が 信じ られ なくて ||||じぶん||しんじ||

楽しい って いう の と は ちょっと 違う んです けど たのしい|||||||ちがう|ん です|

よく わかん ねえ けど さ

お め え は こういう 場所 に いちゃ いけ ねえ 奴 だ と 思う |||||ばしょ|||||やつ|||おもう

でないと 　 俺 みて え に な っち まう ぜ |おれ|||||||

わかり ました

ほんとに 　 一 人 で 大丈夫です から |ひと|じん||だいじょうぶ です|

駅 まで 送る って えき||おくる|

や っぱ 　 あれ 　 柏木 だ よ な |||かしわぎ|||

決定 的 瞬間 ゲット けってい|てき|しゅんかん|げっと

嫌だ 　 ねぇ 　 あの … いやだ||

あっ 　 あの 子 　 二 年 B 組 の 柏木 秀美 ||こ|ふた|とし||くみ||かしわぎ|ひでみ

あの 子 でしょ 　 ねぇ |こ||

あっ 　 なに ？

あの 子 ね 　 裏 サイト で 話題 に なって ん の |こ||うら|さいと||わだい||||

ほら 　 学年 で 二 番 名 の 成績 な のに |がくねん||ふた|ばん|な||せいせき||

こんな 事 して る なんで ね |こと||||

人 は 見た目 だけ じゃ わから ない よ ね じん||みため||||||

じゃ ね 　 バイバイ

バイバイ

あいつ 　 何 する つもりだ ぁ |なん|||

ゆず き さん は 　 地獄 通信 に アクセス しよう と 考えて いる 人間 を ||||じごく|つうしん||あくせす|||かんがえて||にんげん|

感知 できる ように なった んです よ かんち||よう に||ん です|

あの 子 　 やめ させる つもりな んだろう ね |こ|||||

そい つ は 無理な 注文 だ |||むりな|ちゅうもん|

怨み つら み と そねみ の 念 は 　 鼎 に 生えた 脚 の よに うらみ||||||ねん||かなえ||はえた|あし||

人 の 心 の 下支え って から なぁ じん||こころ||したざさえ|||

言わ ない いわ|

彼女 は いずれ 知る でしょう ね かのじょ|||しる||

自分 の 選んだ 道 の 虚 し さ を じぶん||えらんだ|どう||きょ|||

もしかすると 　 それ が お 嬢 の ねらい な の かも しれ ない ||||じょう|||||||

柏木 秀美 さん っ です よ ね かしわぎ|ひでみ|||||

貴方 は あなた|

何も 聞か ないで ね なにも|きか||

あなた 　 地獄 通信 に アクセス しよう と して る でしょ |じごく|つうしん||あくせす|||||

あの 写真 の せい で 　 わたし の 人生 は メチャメチャに なり ました |しゃしん||||||じんせい||めちゃめちゃに||

お 父さん も お 母さん も 　 あたし の 話 を 信じて くれ ませ ん |とうさん|||かあさん||||はなし||しんじて|||

裏 サイト に 載せた の は たぶん 　 同じ クラス の 誰 か だ と 思い ます うら|さいと||のせた||||おなじ|くらす||だれ||||おもい|

その 人 の 名前 は 分かった |じん||なまえ||わかった

地獄 少女 に … じごく|しょうじょ|

駄目 　 それ だけ は 絶対 に やっちゃ 駄目 だめ||||ぜったい|||だめ

如何 して です ？ いかが||

私 は … わたくし|

友だち が 流さ れた の ともだち||ながさ||

その 子 は 　 全然 悪い 子 じゃ なかった のに 　 それなのに … |こ||ぜんぜん|わるい|こ||||

たとえ 　 どんな 理由 が あって も 　 地獄 流し なんか しちゃ いけない ||りゆう||||じごく|ながし|||

なに か 別の 方法 が ある はず よ ||べつの|ほうほう||||

それ を 探そう 　 わたし も 手伝う から ||さがそう|||てつだう|

その コンビニ の 場所 　 覚えて る ？ |こんびに||ばしょ|おぼえて|

はい 　 でも 欣也 さん 　 わたし の 頼み を 聞いて くれる でしょう か ||きんや||||たのみ||きいて|||

だって 　 いい 人 だった んでしょ ||じん||

大丈夫だ よ 　 秀美 ちゃん が 困って る って 知ったら だいじょうぶだ||ひでみ|||こまって|||しったら

きっと あの 日 は 何も 無かった って 　 みんな に 言って くれる よ ||ひ||なにも|なかった||||いって||

です よ ね

何て 　 こんな 事 を なんて||こと|

聞 いち まったん だ よ き||||

おっちゃん が 　 しこ たま 金 を 持って る って な ||||きむ||もって|||

な っ 　 何の 話 だ ？ ||なんの|はなし|

通り で 夏 な のに 　 コート なんか 着て る わけだ ぜ とおり||なつ|||こーと||きて|||

さあ 　 大人 しく 寄こし な |おとな||よこし|

やっ 　 止めろ 　 腰 折った |とどめろ|こし|おった

うる せい

そこ 　 何 やって る |なん||

兄貴 　 兄貴 あにき|あにき

情け ねぇ 声 出す な なさけ||こえ|だす|

何時も 言って た ろ いつも|いって||

俺 は な 　 デッカイ 男 に なって 　 この 新宿 を 闊歩 する って ね おれ||||おとこ||||しんじゅく||かっぽ|||

サツ に パク られる くらい 　 かえって 箔 が 付く ぜ さつ||||||はく||つく|

黙って 乗れ だまって|のれ

どうせ なら よう

今 まで やってきた こと 洗いざらい ぶちまけて 来 っ から よう いま||||あらいざらい||らい|||

明日 の 朝刊 楽しみに して ろ や あした||ちょうかん|たのしみに|||

え 　 現行 犯 で 　 都筑 欣也 を 確保 し ました 　 繰り返し ます … |げんこう|はん||つずき|きんや||かくほ|||くりかえし|

兄貴 　 兄貴 かっこいい あにき|あにき|

あの 人 … じゃ ない よ ね ？ |じん||||

まさか

ど 　 どう しよう

もしも 　 あの 人 が 新聞 に なんか 載ったら ||じん||しんぶん|||のったら

待って ！ まって

地獄 　 少女 じごく|しょうじょ

一目 連 いちもく|れん

オーケー 　 お 嬢 おーけー||じょう

受け取り なさい うけとり|

あなた が 本当に 怨み を 晴らし たい と 思う なら ||ほんとうに|うらみ||はらし|||おもう|

その 赤い 糸 を 解けば いい |あかい|いと||とけば|

糸 を 解けば 　 私 と 正式に 契約 交わした こと に なる いと||とけば|わたくし||せいしきに|けいやく|かわした|||

恨み の 相手 は 　 速やかに 地獄 へ 流さ れる うらみ||あいて||すみやかに|じごく||ながさ|

ただし 　 怨み を 晴らしたら |うらみ||はらしたら

あなた 自身 に も 代償 を 支払って もらう |じしん|||だいしょう||しはらって|

人 を 呪わ ば 穴 二 つ じん||のろわ||あな|ふた|

契約 を 交わしたら 　 あなた の 魂 は 地獄 へ 落ちる けいやく||かわしたら|||たましい||じごく||おちる

地獄 に ？ じごく|

極楽 浄土 へ 行け ず ごくらく|じょうど||いけ|

貴方 の 魂 が 痛み と 苦し み を 味わい ながら あなた||たましい||いたみ||にがし|||あじわい|

永遠に 彷徨う こと に なる わ えいえんに|さまよう||||

あと は 　 あなた が 決める こと よ ||||きめる||

地獄 少女 じごく|しょうじょ

返して 　 秋 恵 を 返して よ かえして|あき|けい||かえして|

それ は 無理 ||むり

なんだ よ

見届け なさい みとどけ|

怨み の 末路 を うらみ||まつろ|

秀美 ちゃん ひでみ|

逃げた ぞ にげた|

おい 　 来い |こい

殺す ぜ 　 来 いって ころす||らい|

やめて 　 欣也 さん |きんや|

なんだ 　 て め え 何で 俺 の 名前 知って んだ よ ||||なんで|おれ||なまえ|しって||

て め ぇ 　 誰 だ |||だれ|

覚えて … ない んです ね おぼえて||ん です|

だから 何 な んだ よ |なん|||

覚えて ない んだ おぼえて||

駄目 　 秀美 ちゃん ！ だめ|ひでみ|

秀美 ？　 お め え 　 あん ときの … ひでみ|||||とき の

もう 　 遅い です |おそい|

怨み 　 聞き届けたり うらみ|ききとどけたり

あい や 　 長 襦袢 を 置いて おく よ ||ちょう|じゅばん||おいて||

ありがとう 　 おばあ ちゃん

なん っ 　 何 だ ||なん|

あー ら ら 　 大丈夫 ？ |||だいじょうぶ

助けて くれ たすけて|

助けて くれ たすけて|

冗談 じゃ ねえ よ じょうだん|||

デッカイ 男 に なって 新宿 を 闊歩 する の は 　 俺 の 方 な のに |おとこ|||しんじゅく||かっぽ||||おれ||かた||

闇 に 惑い し 哀れな 影 よ やみ||まどい||あわれな|かげ|

人 を 傷つけ 貶めて じん||きずつけ|おとしめて

罪 に 溺れ し 業 の 魂 ざい||おぼれ||ぎょう||たましい

一 遍 　 死んで みる ？ ひと|へん|しんで|

なんで だ よ

俺 　 あいつ に 親切に して やった のに おれ|||しんせつに|||

ちっちゃ ー い |-|

気まぐれな 優し さ は 　 罪 きまぐれな|やさし|||ざい

この 怨み 　 地獄 へ 流し ます |うらみ|じごく||ながし|

あっ 　 秀美 ちゃん |ひでみ|

でも 　 わたし は 諦め ない |||あきらめ|

こんなに たくさんの 人 が ||じん|

貴方 の 怨み 　 晴らし ます あなた||うらみ|はらし|

名前 は ？ なまえ|

篠原 うさぎ しのはら|

みんな 　 あなた に 親切です ね |||しんせつ です|

違う 　 見て い られ ない だけ ちがう|みて||||

あたし 　 グズ だ から 　 亀 だ から ||||かめ||

わたし に だって できる のに

やり たい こと だって ある のに

でも 　 だ から って …

次回 じかい

兔与 龟 うさぎよ|