NARUTO - ナルト - 疾風 伝 - シーズン １９ - 396 - 三 つ の 問題
( 木 ノ 葉 丸 ) ｼｶﾏﾙ の 兄ちゃん 何 やって る んだ これ ｡
( ｼｶﾏﾙ ) ん ？ ここ で 中 忍 選抜 の 一 次 試験 を やる から ➡
その ため の ちょっと した 改修 だ よ ｡
( ｳﾄﾞﾝ ) 中 忍 試験 久しぶりに やる んだ ｡
２ 年 ぶり だ な ｡
だったら 俺 たち も 受ける んだ な これ ｡
( ﾓｴｷﾞ ) 私 たち もう 中 忍 に なれちゃ う の ね ｡
お前 ら まだ ｱｶﾃﾞﾐ ｰ の 生徒 だ ろ ？
下 忍 で すら ない の に 受け らん ねえ よ ｡
( ｳﾄﾞﾝ ) 残念な ような 助かった ような …｡
そう か ﾅﾙﾄ の 兄ちゃん 帰って くる んだ な これ ｡
ん ？ ﾅﾙﾄ ？
中 忍 試験 受け に 来る んでしょ ？
来 ねえ よ ｡ えっ ｡
ふ ぅ …｡
どこ で どう 修業 して る の か 消息 不明 の まま だ ｡
中 忍 試験 やる こと が ➡
伝わって る の か どう かも わかん ねえ ｡
ﾅﾙﾄ の 兄ちゃん 抜きで やる って の か これ ｡
( ｼｶﾏﾙ ) 里 も あいつ の 都合 に 合わせちゃ いら ん ねえ から な ｡
( ﾓｴｷﾞ ) ﾅﾙﾄ 兄ちゃん 落ちこぼれちゃ うね ｡
( ｳﾄﾞﾝ ) ﾘ ｰ ﾀﾞ ｰ 失格 だ よ ｡
( ﾕｶﾀ ) 砂 隠れ の 代表 と して 絶対 に 中 忍 に なろう ね ｡
( ﾏﾂﾘ ) 今 から 無駄に 張りきら ない の ｡
( ﾐｺｼ ) 落ち着き たまえ ﾕｶﾀ ｡
( ｻｼﾞﾝ ) ﾌｯ …｡
( ﾋﾅﾀ ) 試験 官 の １ 人 に ｼｶﾏﾙ 君 が いる みたいだ ね ｡
( ｼﾉ ) そういう こと も ある だろう ｡
なぜなら あいつ は すでに 中 忍 な のだ から ｡
( ｷﾊﾞ ) ばしっと 決めて 俺 たち も さっさと 中 忍 に な っち まおう ぜ ｡
な ！ ﾜﾝ ！
( ｻｸﾗ ) よろしく ｡
( いの ) 頑張ろう ね ｡ ( ﾁｮｳｼﾞ ) うん ｡
( ｲｽﾞﾓ ) はい ｡ この ３ 人 で の 受験 です ね ｡
受け付け ました ｡
今回 は 志願 書出さ せ ない ような 仕掛け を やら ない んです か ？
( ｺﾃﾂ ) 試験 は 担当 の 試験 官 しだい です から ｡
はい ３ 人 で 引いて ください ｡
３？ ２？
１？
札 は 戻して それぞれ 引いた 番号 の 教室 へ 行って ください ｡
( ﾁｮｳｼﾞ ) 不気味な まで に 丁寧だ ね ｡
( ｻｸﾗ ) ｼｶﾏﾙ の しわざ ？
( いの ) 何 考えて んだ か ｡
はい 次の 方 ｡
( ｲｽﾞﾓ ) 滝 隠れ から の 受験 者 です ね ｡
( ﾌｳ ) ﾌｳ っす ｡ ( ｺﾃﾂ ) はい 引いて ください ｡
( ﾘ ｰ ) 満 を 持した わけです から ➡
中 忍 に なり ましょう ｡
ﾊｯ ﾊｯ ﾊｯ てい や …｡
( ﾃﾝﾃﾝ ) あ ～ もう うるさい ｡
( ﾅﾙﾄ ) 中 忍 選抜 試験 会場 は ここ か ？ ん ？
よっ 戻って きて やった って ば よ ｡
( ﾘ ｰ ) ﾅﾙﾄ 君 ｡ ﾊｯ ｡
ｳｿ ﾅﾙﾄ な の ？ ( ﾘ ｰ ) 本物 です か ？
本物 だって ば よ ｡
( ﾃﾝﾃﾝ ) 何 か あまり 変わって ない わ ね ｡
え … そんな こと は ねえ ！
修業 の 成果 を 見せて やる ぜ ｡
は ～！
お いろけ の 術 ｡
どう だって ば よ ほれ ほれ それ それ ｡
相変わらず の ﾊﾞｶ だ ｡
しかし これ で こそ ﾅﾙﾄ 君 です よ ｡
( ﾈｼﾞ ) 白 眼 ！
さあ 俺 も 試験 受ける って ば よ ｡
( ﾘ ｰ ) ああ しかし 三 人 一 組 で なければ …｡
ああ 帰って きた ばかりで 誰 も い ない んだ から ➡
特例 って こと で 受け させろ って ば よ ｡
てっ …｡
あぁ …｡
何の ﾏﾈ だ ｡
( ﾓｴｷﾞ ) 木 ノ 葉 丸 ちゃん を 責め ないで ｡
大丈夫 ？ 木 ノ 葉 丸 ちゃん ｡
みんな ﾅﾙﾄ 兄ちゃん の ため な んだ ｡
( ﾈｼﾞ ) ﾅﾙﾄ の ？
ﾅﾙﾄ 兄ちゃん 試験 を 受け られ ない から ｡
中 忍 に なれ なく なっちゃ う から ｡
代わり に 受けよう と した の か ｡
替え玉 受験 ね ｡
( ﾈｼﾞ ) お前たち が 心配 する こと は ない ｡
ﾅﾙﾄ は 中 忍 と か そういう 枠 に とらわれ ず ➡
火影 を 目指す やつ だ ｡ そうです と も ｡
戻って きたら みんな で 笑顔 で 迎え ましょう ｡
わかった よ ｡
( ｺﾃﾂ ) で は 次の 方 ｡
１｡ ３｡
２｡ ( ｺﾃﾂ ) で は それ を 置いて ➡
各 々 の 教室 へ ｡
１ 番 は この先 の 教室 に ➡
２ 番 と ３ 番 は 階段 を 上がって ｡
えっ ？ 分かれちゃ う の ？ 別々に なる んです か ？
俺 が １ 番 だ ｡
あっ ！ ﾈｼﾞ 兄さん …｡
( ｺﾑｷﾞ ) なんで ﾁ ｰ ﾑ が ﾊﾞﾗﾊﾞﾗ な んだ ？
( ｼﾋﾞﾚ ) わかん ねえ よ ｡
( ｼﾗ ) あれ ？ ん っ ふ っ ！
( ｼﾗ ) 開か ない …｡
どういう こと でしょう !? 試験 官 は 来 ない の ？
何 か 企んで る わ ね ｡
ﾍｯ ！ 何でも こいだ ！
( ｺﾑｷﾞ ) 紙 が 置いて ある ぞ ｡
うかつに 触ら ない ほう が いい ぜ ｡ [ ｽﾋﾟ ｰ ｶ ]( ｼｶﾏﾙ ) あ ～ ｺﾞﾎﾝｯ ！
中 忍 選抜 第 一 試験 試験 官 の 奈良 ｼｶﾏﾙ だ ｡
受験 生 は 教 卓上 の 試験 用紙 を １ 枚 とって ➡
好きな 席 に つく ように ｡
一 次 は やっぱり 筆記 試験 か ｡
よかった いつも どおり だ ｡
[ ｽﾋﾟ ｰ ｶ ]( ｼｶﾏﾙ ) あ ～ みんな 席 に ついた か ？
[ ｽﾋﾟ ｰ ｶ ] めん どくせ え から さっさと いく ぞ ｡
[ ﾓﾆﾀ ] めん どくせ え って 何 だ よ ！
[ ﾓﾆﾀ ] こっち は 真剣な んだ ！
運 が いい ぜ お前 ら ｡ 今年 は 俺 が ﾙ ｰ ﾙ で ｡
言えて る かも ｡ ( ﾋﾅﾀ ) どうして ？
理不尽な こと は し ない と 思う よ ｡
一 次 は 筆記 だ ｡ 問題 を 見る ように ｡
( ｺﾑｷﾞ ) 問題 は ３ つ ｡
[ ｽﾋﾟ ｰ ｶ ]３ 問 ある 問題 の 配点 は 上 から それぞれ ➡
30 点 40 点 50 点 だ ｡
全部 解く と 120 点 …｡
う ～ ん 100 点 じゃ ない の か ｡
[ ｽﾋﾟ ｰ ｶ ] 各人 その ３ 問 の 中 から １ 問 だけ 解答 しろ ｡
合否 は ﾁ ｰ ﾑ の 合計 点 で 判断 する ｡
まず ３ 人 の 合計 点 が 100 を 超えた ﾁ ｰ ﾑ は 失格 と する ｡
何 だ よ それ !? ( ﾐｺｼ ) つまり こういう こと です か ｡
３ 人 で 30 30 50 で 110 点 ｡
30 40 40 で 110 点 ｡
40 40 40 で 120 点 ｡
[ ﾓﾆﾀ ]( ﾐｺｼ ) そういう 合計 点 だ と 失格 に なる のです ね ？
次に 残った ﾁ ｰ ﾑ で 平均 点 を 出し ➡
得点 が 平均 点 未満 の ﾁ ｰ ﾑ は 失格 ｡
[ ｽﾋﾟ ｰ ｶ ] 平均 点 以上 を 合格 と する ｡
平均 点 ？ ３ 人 の 合計 点 の か …｡
待って くれ ｡ いったい どう やって …｡
試験 開始 だ ｡
( ﾌﾞｻﾞ ｰ )
どの 問題 を … 解いたら いい んだ …｡
全然 わかり ませ ん ！ この 問題 ！
ただ 問題 を 解けば いい と いう 問題 じゃ ない の ね ｡
この 問題 は ｡
余計に こ ん がら がる こと 言わ ないで ！
《 問題 は ３ 問 と も そう 難しく ない ｡
よほど の ﾊﾞｶ で も ない かぎり 50 点 の 問題 も 解ける だろう 》
(( ﾅﾒ んじゃ ねえ ！ 俺 は 逃げ ねえ ぞ ！
受けて やる ！ もし 一生 下 忍 の まま だって ➡
意地でも 火影 に なって やる から 別に いい って ば よ ！))
ﾌｯ …｡
《 ﾈｼﾞ : そう いえば いた な よほど の ﾊﾞｶ が ｡
あいつ は １ 問 も 解け ず に 一 次 試験 を 突破 した んだった ｡
つまり 前回 と 同様に ➡
問題 解答 能力 が 問わ れて いる わけで は ない 》
《 さて … 100 点 に なる 組み合わせ は 30 30 40｡
あるいは 50 50 ０ か …》
( ﾃﾏﾘ ) この 一 次 試験 の 意図 は 何 だ ？
問題 は ﾁ ｰ ﾑ の 他 の ２ 人 が ➡
どの 点 を 取る か を 考える こと だ ｡
あるいは 他の ２ 人 に どの 点 を 取ら せる か を な ｡
と なる と この 試験 は ➡
離れた 仲間 と ｺﾝﾀｸﾄ が 取れる 術 者 が いたら 有利じゃ ない の か ？
それ なら それ で 別に かまわ ねえ よ ｡
そういう 技術 の ある ﾁ ｰ ﾑ が 100 点 を 取る だけ の こと だ ｡
他の ﾁ ｰ ﾑ も 何とか しろ と いう こと か ｡
たしか 前回 の 一 次 も そんな 問題 だった な ｡
問題 は 点数 じゃ ない ｡
中 忍 選抜 試験 って の は ➡
部隊 長 を 見いだす 試験 だ ｡
強 さ を 見る だけ なら 俺 は 中 忍 に なって ねえ よ ｡
その とおり だ な ｡ ﾌｫﾛ ｰ な しか よ ！
♪♪～
《 ｼﾉ : 密閉 さ れて いる 》
ﾈｼﾞ 兄さん ？
二 重 窓 か ｡ 急きょ 防音 工事 を した ようだ な ｡
そんな 勝手に 動いたり して いい の ？
禁止 事項 は いく つ か 言わ れた が ➡
こうして 話して いて も 注意 は さ れ ない ｡
そう か ｡
つまり ｶﾝﾆﾝｸﾞ すら 問題 視 さ れて い ない ｡
そう いえば 前回 の 一 次 は ｶﾝﾆﾝｸﾞ の ﾃｽﾄ だった わ ｡
( ｺﾑｷﾞ ) 開か ない な ｡
さすが ｼｶﾏﾙ 君 ｡ この 問題 難しい ｡
この 試験 別 に さ れた 他 の ２ 人 の 仲間 と ➡
ｺﾝﾀｸﾄ を 取れれば 有利だ が ➡
俺 の 班 に そんな 忍術 使い は い ない ｡
ｼﾉ 君 は 何 か 手 が ある の か な ｡
なければ 仲間 が どの 問題 を 解く の か を 推測 する しか ない ｡
( ﾈｼﾞ )１ ２ ３ に 分かれた から と いって ➡
その 順番 で 問題 を 解けば 100 点 を ｵ ｰ ﾊﾞ ｰ する ｡
( ｺﾑｷﾞ )100 点 ｵ ｰ ﾊﾞ ｰ は 即 失格 だ ｡
それ だけ は 避けて おか ない と ｡
誰 か １ 人 でも ０ 点 を 取れば ➡
100 点 ｵ ｰ ﾊﾞ ｰ に よる 失格 は ない よ な ｡
だが 他の ２ 人 が 50 点 の 問題 を 解く 保証 も ない ｡
( ｻｸﾗ ) それ に 合計 点 が 低ければ ➡
平均 点 未満 で 失格 に なる 可能 性 が 高く なる わ ｡
全員 30 点 の 問題 を 解いて 合計 90 点 じゃ ➡
100 点 を 取った ﾁ ｰ ﾑ に は 勝て ない って こと か ｡
100 点 を 取る ﾁ ｰ ﾑ が 多ければ ➡
平均 点 が 上がって 90 点 の ﾁ ｰ ﾑ でも 失格 に なる の よ ｡
う ～ ん 抜け道 を 作る って いう の は 無理 そう ね ｡
( ｻｸﾗ )100 点 に なる 組み合わせ は ➡
30 30 40 か ０ 50 50｡
ﾁ ｰ ﾑ の 中 で 誰 が どの 問題 を 解く の か を 考える ｡
それ が 問題 よ ｡
いの と ｻｸﾗ が どの 問題 を 解く か なんて ➡
わから ない よ ｡
ｼﾉ 君 と ｷﾊﾞ 君 どう する だろう ｡
向こう も そう やって ➡
こちら の こと を 考えて いる だろう な ｡
わかった ！ やっと わかり ました よ ｡
えっ わかった の ？ はい ！
50 点 の 問題 答え が わかり ました ！
あっ そう ｡
見せ ませ ん から ね ｡ 見 ない わ よ ｡
見 なくて いい わ よ ｡
ふ ぅ ～｡
《 何者 だ ｡ 蟲使 い に は 見え ない が 》
( ｻｸﾗ ) 愚痴 に なっちゃ う けど この 一 次 ➡
ﾅﾙﾄ が いて くれたら 簡単だった のに ｡
( ﾃﾝﾃﾝ ) えっ どうして ？
だって あいつ 絶対 ０ 点 取る もの ｡
( ｷﾊﾞ ) いくら ﾅﾙﾄ だって ➡
この 30 点 の 問題 は 解ける んじゃ ねえ の か ？
いや 絶対 無理 ｡ あぁ … さすが ﾅﾙﾄ か ｡
うち の ﾁ ｰ ﾑ の ﾘ ｰ も ➡
そこ まで はっきり ﾊﾞｶ だったら 楽だった のに ｡
あの ちょっと すみません ｡
何 ？ 結局 ➡
この 一 次 試験 って どう すれば いい んです か ？
それ を みんな 悩んで る の よ ？
です よ ね ｡
この 問題 全部 難しい です よ ね ｡
あっ まあ ね ｡
( ﾋﾅﾀ ) 安全 策 を 考えたら ➡
全員 が 30 点 を 解けば いい と 考え ない か な ？
( ﾁｮｳｼﾞ ) でも 平均 点 が どう と か 言って なかった ？
そう か どうして も 100 点 を 取る しか ない んだ ね ｡
( ｺﾑｷﾞ ) どう やったら 100 点 取れる か ➡
全然 わから ない のに ｡
( ﾈｼﾞ ) 時間 だけ が 過ぎて いく ｡
《 修業 は 積んで きた ｡
やって みよう ｡
まずは ２ 人 を 感知 する 》
《２ 人 と も 聞いて ほしい っす 》
( ｸﾝ ) ん ｡
《 ﾌｳ か よし 》
あんた それ 何の ﾏﾈ ？
《 ｱｼﾞｻｲ : 仲間 に 》
《 ｽｲﾚﾝ : 感知 の 術 》
《４？
あっ そう か 》
わから ない ｡
《 いの : ﾁｮｳｼﾞ 》 えっ !?
《 私 が 40 点 を 解く から ➡
ﾁｮｳｼﾞ は 30 点 を 解いて 》
ああ うん うん ！
《 いの : ｻｸﾗ に も 30 点 を 解か せる から 》
お ～ い 源 内 ｲﾅﾎ ！
聞こえる か ～？
( ｼﾋﾞﾚ ) あっ ﾀﾝｿﾞｳ ﾐﾉｼﾞ ！
俺 だ ～！ ( ざわめき )
う う 何の ﾏﾈ だ よ ｡
これ じゃあ 誰 の 声 も 届か ない のに ｡
( ざわめき )
( ﾘ ｰ ) あっ ｡
何 か 聞こえ ませ ん か ？
誰 か が 何 か を 叫んで る の か ｡
( 源 内 ) そう か 他の 部屋 に 声 が 伝われば ｡
( ﾐﾉｼﾞ ) お ～ い ！ 聞こえる か ～！
何 か 聞こえる な ｡
( ﾃﾝﾃﾝ ) 誰 か 叫んで る ｡
大勢 の 声 よ ｡ ( ｲﾅﾎ ) そう か ｡
( ﾀﾝｿﾞｳ ) お ～ い ！ ( ｲﾅﾎ ) ｺﾑｷﾞ 源 内 ｡
や っほ ～ や っほ ～｡
( ざわめき )
止め なくて いい の か ？
俺 が 止めたら 試験 の 意味 が ない ｡
《 さて 誰 が どう する ？》
俺 は 50 点 解く ぞ ！
俺 は 40 点 だ ぞ ！
ああ うるさい 聞こえる わけ ない でしょう に ｡
他の 教室 でも 叫んで る ｡
みんな の 声 が 混じりあって ➡
これ じゃ 何も 伝わら ない ｡
《 何も 伝わら ない か ｡
ﾌｯ 見て ろ よ ｡
砂 文字 》
《 ﾑｼﾞﾝ : 俺 は 40 点 を 解く 》
( ﾐｼﾞﾝ ) あっ ｡
《 ｻｼﾞﾝ か 俺 たち に 30 点 を 解け と いう わけ か 》
《 これ で 俺 たち は 合計 100 点 だ ｡
ﾌｯ ﾊﾞｶ ども が 》
ﾋﾅﾀ 様 ｡
稽古 の 続き を 今 ここ で ｡
ﾈｼﾞ 兄さん 何 を ？
試して み たい こと が あり ます ｡
わかり ました ｡
八 卦空 掌 を … 全力 で ｡
うわ ～！
(２ 人 ) 八 卦空 掌 ！
う っ ｡ 何 だ !?
( ｺﾑｷﾞ ) お おい ｡
お前 ら ｡
( ｻｼﾞﾝ ) いったい 何の ﾏﾈ だ !?
お前たち に この 問題 の 解き 方 を 教えて やる ｡
( 開演 ﾌﾞｻﾞ ｰ )
皆様 お 変わり ございませ ん か ？
美 空 ひばり です ｡
では 最後 まで ご ゆっくり お 楽しみ ください ｡
『 木曜 ８ 時 の ｺﾝｻ ｰ ﾄ 名曲 ！ に っぽ ん の 歌 』｡
今回 は 歌謡 界 を 代表 する ➡
