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ナルト- 疾風伝 (Naruto), NARUTO -ナルト- 疾風伝 - シーズン9 - 196 - 闇への疾走

NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 9 - 196 - 闇 へ の 疾走

( 水 月 ) こんな へんぴな 所 に →

ずいぶん と 立派な 建物 だ な 。

( 香 燐 ) この 一帯 に 忍 の チャクラ は まったく 感じ ない けど →

調べる の ? ( サスケ ) いや 。

木 ノ 葉 に 向かう 今 →

寄り道 して いる 暇 は ない 。

(( う ぉ ~!!

《 ナルト …》

お前 は どこ まで …。

ナルト ~!

クッ … まだまだ だ !

♪( ナホ )「 せ ん ば 山 に は 狸 が おって さ 」

♪「 それ を 猟師 が 鉄砲 で 撃って さ 」

♪「 煮て さ 焼いて さ 食って さ 」

♪「 それ を 木 の 葉 で ちょいと …」

あっ !

あっ …。

ん ~ くっ …。

う ~。

あぁ っ !

あぁ っ … あっ …。

何 を やって る ! 危うく 死ぬ ところ だ ぞ !

は … 早く 引き上げ ん か !

わらわ を 誰 だ と 思って おる んだ !

チッ 。

こ … この !

誰 だ か 知ら ん が 命 が 惜しければ 気 を つけろ 。

お … お前 名 を なんと 申す ?

サスケ … うち は サスケ だ 。

うち は … サスケ …))

( 綱 手 ) 第 七 班 に 任務 を 言い渡す 。

火 の 国領 内 に 国際 手配 さ れて いる →

忍 ども が 入り込んだ と いう 報告 が あって な 。

やつ ら の 目的 と その 動き を 探って もらい たい 。

と 言い たい ところ だ が …。

うまく いって ない のだろう ? ( カカシ ) は ぁ …。

ナルト は ずっと サスケ を 追いかけて き ました から 。

誰 より も サスケ に 認めて もらい たい ようです 。

一方 で サスケ は ナルト の 成長 スピード を 身近に 感じ →

劣等 感 を 感じて いる 。

ライバル どうし って の は 難しい もん です 。

かつて の 自 来 也 と 大 蛇 丸 の ような 関係 か …。

しかたない … 2 人 の 頭 を 冷やす 意味 で →

この 任務 は お前 と サスケ の 2 名 で 当たれ 。

では ナルト と サクラ は ?

ちょうど あの 2 人 向け の 子守 の 任務 が ある 。

子守 ?

( 綱 手 ) と いう こと で お前たち の 任務 は 要人 の 警護 だ 。

( ナルト ) 任せろ って ば よ ! んで ?

その 護衛 する 人 って の は … どこ に いんだ ?

あぁ … 紹介 が まだ だった な 。

ナホ さん だ 。 ナホ じゃ 。

(2 人 ) えっ !? 護衛 する の って …。

( 綱 手 ) この 娘 さん だ 。 え ぇ ~!?

護衛 って いったら 偉い 人 と か じゃ ねえ の かよ ~!

なん じゃ ! この 無礼な チビ は !

お前 の ほう が チビ だ ろ っ !

ナルト 口 を つつしめ !

ナホ さん は 大名 の 親戚 に 当たる お方 だ 。

で 火影 殿 。

まさか わらわ の 護衛 と いう の は ?

この 者 たち に なり ます 。

この 者 たち で は 心もとない 。

うち は サスケ を 呼んで まいれ !

申し訳 あり ませ ん が サスケ は 別の 任務 に 出て おり ます 。

そんな 任務 こや つ に やら せれば よかろう 。

サスケ を ここ へ 。

この 者 たち も れっきとした 木 ノ 葉 の 忍 です 。 ご 安心 を 。

この わらわ が 頼んで いる のだ ぞ !

何 な んだ よ こいつ … サスケ サスケ って 。

( サクラ ) 知り合い かしら ?

そういう こと だ ナルト サクラ !

ナホ 様 は 領地 視察 の ため →

今日 中 に シズメ 村 に 行か ねば なら ん 。

可及的 速やかに 今 すぐ ! とっとと !

ナホ 様 を お 連れ しろ !

もし 何 か あったら その とき は …。

(2 人 ) は … はい …。

サスケ …。

まっ 任務 じゃあ しかた ねえ 。

でも やる からに は きっちり 送り届けて やる って ば よ !

フンッ ! お前たち で は 安心 でき ぬ 。

嫌じゃ ! わらわ は サスケ と で なければ →

どこ に も 行か ん ! ( サクラ ) でも サスケ 君 は →

別の 任務 で 当分 戻って こ ない って 聞いた でしょ 。

それ なら 帰って くる まで 待つ 。 は ぁ ?

視察 は どう すんだ って ば よ 。

わざわざ 行か なくて も よい 。 いい わけ ない でしょ …。

つうか なんで サスケ じゃ ない と 駄目な んだ ?

サスケ は わらわ の 命 の 恩人 だ から じゃ …。

サスケ が い なかったら わらわ は 死んで おった のじゃ 。

しかも あやつ は …。

わらわ を 大名 の 親戚 で は なく →

1 人 の 女 と して 見て くれた のじゃ …。

ないない 。

サスケ は お前たち なんか より も ず ~ っと 頼り に なる !

とにかく わらわ は サスケ と 一緒で ない と 行か ぬ ! フンッ 。

ねえ どう す ん の よ ?

この 子 今日 中 に シズメ 村 に 連れて 行か なくちゃ なん ない の よ 。

んな こと 言った って よ …。

(( もし 何 か あったら その とき は …))

ナホ お前 は この 俺 が 必ず 守る !

うん っ ! やっぱり サスケ は 頼もしい のう 。

フフッ …。 ちょっと !

もっと サスケ 君 らしく し なさい よ 。

大丈夫 だって ば よ 。 だから そういう こと し ないで !

もし ナホ ちゃん に バレ て →

里 に 戻る なんて 言い出さ れたら 大変な んだ から ね 。

わかって る って 。 ふだん の サスケ が どんな か なんて →

こいつ に は わから ねえ って ば よ 。

さっき から なに コソコソ 話して いる のだ ?

わら わに は 聞か せ られ ない こと か ?

うるさい ! 黙れ !

サスケ … う ぅ …。

も ~ っ ! なに イライラ して しゃべって ん の よ 。

だって サスケ の 話し 方 なんて こんな もん だって ば よ 。

その クール な ところ が 乙女 心 を くすぐる のう !

そ そう ? クール と おし なさい よ !

たく …。

《 でも 考えて みれば 最近 の サスケ 君 →

なんか 思いつめて る ような …》

(( ありがとう サスケ 君 。

今回 も サスケ 君 が 砂 の 手 から 助けて くれた んでしょう 。

いや お前 を 助けた の は ナルト だ よ ))

あの バカ 面 だけ じゃ 心配だった から な 。

サスケ が 来て くれて 嬉しい ぞ 。 バカ 面 ?

って 俺 の こと か よ コンチクショウ !

何で サスケ ばっかり こう モテ る ん だって ば よ 。

サスケ どうかした の か ? なんでもない 。

どうかした か ? いや なんか 悪寒 が …。

俺 たち の 任務 は 国際 手配 犯 の 動向 を 探る こと だ 。

気 を 抜く な よ 。 あぁ 。

シズメ 村 って の は まだ な の か ?

この 森 を 抜けた ところ らしい わ 。

もう すぐだ な 。 サスケ …。

眠って いれば かわいい 女の子 な のに ね 。

この 子 に とって は サスケ は ヒーロー な んだ な 。

そう みたい ね 。

ずいぶん 手薄だ な 。

どうやら やつ ら は 出かけて いる ようだ 。

問題 は どこ に 行った か だ が …。

こいつ は … 誘拐 計画 か 。

シズメ 村 近く で 襲撃 する らしい 。

ターゲット は 大名 の 親戚 に あたる 娘 ナホ 。

この 娘 …。

なんだ お前 ら !

ナホ ちょっと 降りて て くん ねえ か 。

何事 じゃ !?

( サダイ ) どけ お前たち に 用 は ない 。

なんだ と !? ターゲット 確認 。

その 娘 を 渡して もらおう か 。

お前たち なんか に 渡す わけ ねえ だ ろ 。

そう じゃ サスケ ! あんな 連中 →

ケチョンケチョン の ギッタンギッタン に して しまえ !

わかって る って ば … だ ぜ ! サクラ ちゃん ナホ を 頼む !

多重 影 分身 の 術 。

な なんだ !? わ ぁ サスケ が いっぱいだ !

いく ぞ ! サスケパンチ !

サスケ かっこいい ! サスケ キック !

すてき ! サスケチョップ チョップ チョップ !

しびれる !

やれやれ 。

土 遁 土石流 !

あぁ ! 心配 す ん なって いく ぞ !

うずまき !

じゃ なくて … 獅子 連 弾 !

やった ~! あぁ …。

これ しき の 術 私 に は 効か ない 。 しつけ え な 。

サスケ ! そんな やつ やっつけちゃ え !

ナホ ちゃん 危ない から 下がって !

今度 こそ 起き上がれ なく して やる って ば よ 。

くらえ ! 螺旋 丸 !

シャー ! どう だ !

かっこよかった だ ろ ナホ サクラ ちゃん 。

サスケ … 助けて 。

ナホ !

抵抗 すれば その 娘 の 命 は あり ませ ん よ 。

お前 ! 効か ない んです よ 。

術 自体 も 未熟で は ね 。

なんだ と !

おや 。 サスケ …。

サスケ … じゃ なかった 。

サスケ 助けて !

サスケ !!

( パックン ) 忍 ども の 足跡 を 追って きた が …。

匂い が 混ざ っと る 。

どうやら ここ で や つら は ナルト たち と やりあった らしい な 。

ひと 足 遅かった か 。

なんで この 任務 に ナルト が 関係 ある ?

ナルト と サクラ は 今 あの ナホ と いう 娘 の 護衛 任務 に ついて いる 。

なんだ と !? 姿 が ない と いう こと は →

連れ 去ら れた か 。 まずい 状況 だ な 。

口 寄せ の 術 。

時間 が ない サスケ お前 に は パックン を 預ける 。

手分け して 探す ぞ 。 わかった 。

娘 は カネ に なる が 忍 たち は 始末 して も よかった んじゃ 。

相手 も 忍 だ 。 人質 は 多い に 越した こと は ない 。

やい やい ! こんな こと しや が って !

覚えて ろ よ こら !

印 が 結べ ぬ 忍 など 恐 る る に 足ら ん 。

みて ろ よ !

こら よさ ない か !

印 が 結べ なく たって !

あっ !

ナホ 逃げろ !

ナホ !

逃がし ませ ん よ 。 くっ …。

悪い 子 に は お 仕置 き が 必要です か ねぇ 。

サスケ … 助けて サスケ !

無駄です よ 。 誰 も 助け に など 来 ませ ん 。

( サクラ ) サスケ 君 ! サスケ !

ほう … やり ます ね 。 あなた が 本物 って わけです か 。

本物 ?

そこ の ガキ が あなた に 化けて い ました から 。

なんだ と ! お前 が おせ ぇ から だ ろ !

小 娘 助け に 来た ぞ 。 パックン !

その 坊や は なかなか いい 戦い を して いた が →

あなた は どう です か ね ?

見せて やる よ 今 すぐな !

《 速い 》

サスケ 君 ! 早く 切って くれ って ば よ !

急か さ なくて も やっ とる わ い !

まだ 切れ ねえ の か ! やっ とる わ い !

ずいぶん タフだ な 。

あの 程度 の 攻撃 私 に は 効き ませ ん よ 。

なら これ で どう だ 。

火 遁 豪 火 球 の 術 !

サスケ !

フフフフ …。

やっぱり いけ ませ ん ねぇ 。

これ が ある と 衝撃 に は 強い んです が 。

やはり 本来 の 姿 の ほう が 身軽です ね 。

なんて やつ ! 土 遁 で 身 を 守って いた の !?

そう か ! だ から あの とき 螺旋 丸 も !

では 改めて お 相手 の ほど よろしく 。

《 消えた !?》

まるで 止まって いる ようだ 。 これ で は 相手 に なり ませ ん なぁ 。

サスケ ! 今 いく って ば よ !

来る な ! こいつ は 俺 が やる !

ほう … 写 輪 眼 。 うち は 一族 の 者 か 。

写 輪 眼 を 知っている の か ?

我ら は 代々 雇い主 を 転々 と する 流れ の 忍 。

先 の 大戦 で は うち は 一族 の 者 たち と も →

やりあった ので ねぇ 。

あ そう いえば うち は イタチ と いう 男 が →

木 ノ 葉 を 裏切り 一族 を 皆殺し に した と 噂 に 聞き ました が 。

皆殺し に さ れた うち は に まだ 生き残り がいたん です ねぇ 。

それとも 殺す 価値 も なかった んでしょう か ?

(( イタチ : 貴 様 など 殺す 価値 も ない 。

今 お前 など に 興味 は ない 。

ナルト 君 を 連れて 行く の が →

我が 組織 暁 から 下された 我々 へ の 至上 命令 ))

黙れ !!

おや 図星 を 指さ れて 逆 ギレ です か 。

だから あなた は …。 う お ~ っ !

愚かな 。

なに っ !?

おい サスケ 。 もう いい加減に しろ って 。

お前 俺 に 指図 する つもりな の か ? 調子 に のる な よ 。

サスケ 怖い 。

( サダイ ) もう 許して くれ !

カカシ ! カカシ 先生 !

それ ぐらい に して おけ 。

こいつ ら に は 聞く こと が 山ほど ある から な 。

おい 。

先 に 里 に 戻る 。

まったく …。

サスケ …。 ごめん な 。

あいつ 今 いろいろ 悩 ん じ まって て さ 。

でも 本当 は いい やつ な んだ 。 許して やって くれ って ば よ 。

うん 。 あり が と な 。

いつか また 元 に 戻ったら 一緒に 会い に 行く って ば よ 。

《 サスケ 必ず お前 を …》

( くも じい ) もしもし そこ の あなた 。

たまに は 空 から →

日本 を 眺めて みる と いう の は どう じゃ ろう ?

今回 は 大 都会 の 川 の 上 を 飛ぶ ぞ 。

東京 の 渋谷 川 に 大阪 の 道 頓堀 川 。

豪華 2 本 立て じゃ ! ( くも み ) へ ぇ 。

いつも の ように 不思議な 景色 も いっぱいじゃ 。

何 この ビル 。

キャー かわいい 。

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NARUTO -ナルト - 疾風 伝 - シーズン 9 - 196 - 闇 へ の 疾走 ||しっぷう|つたい|しーずん|やみ|||しっそう Naruto Shippuden - Staffel 9 - 196 - Ansturm auf die Dunkelheit Naruto Shippuden - Season 9 - 196 - Rush to Darkness Naruto Shippuden - Saison 9 - 196 - La ruée vers les ténèbres 火影忍者疾风传 - 第 9 季 - 196 - 冲入黑暗

( 水 月 ) こんな   へんぴな 所 に → すい|つき|||しょ|

ずいぶん と 立派な 建物 だ な 。 ||りっぱな|たてもの||

( 香 燐 ) この 一帯 に   忍 の チャクラ は まったく 感じ ない けど → かおり|りん||いったい||おし|||||かんじ||

調べる の ? ( サスケ ) いや 。 しらべる||さすけ|

木 ノ 葉 に 向かう 今 → き||は||むかう|いま

寄り道 して いる 暇 は ない 。 よりみち|||いとま||

(( う ぉ ~!!

《 ナルト …》

お前 は   どこ まで …。 おまえ|||

ナルト ~!

クッ …  まだまだ だ !

♪( ナホ )「 せ ん ば 山 に は 狸 が   おって さ 」 ||||やま|||たぬき|||

♪「 それ を 猟師 が 鉄砲 で 撃って さ 」 ||りょうし||てっぽう||うって|

♪「 煮て さ   焼いて さ   食って さ 」 にて||やいて||くって|

♪「 それ を 木 の 葉 で   ちょいと …」 ||き||は||

あっ !

あっ …。

ん ~  くっ …。

う ~。

あぁ っ !

あぁ っ …  あっ …。

何 を やって る ! 危うく   死ぬ ところ だ ぞ ! なん||||あやうく|しぬ|||

は …  早く 引き上げ ん か ! |はやく|ひきあげ||

わらわ を 誰 だ と 思って おる んだ ! ||だれ|||おもって||

チッ 。

こ …  この !

誰 だ か 知ら ん が 命 が 惜しければ   気 を つけろ 。 だれ|||しら|||いのち||おしければ|き||

お …  お前   名 を   なんと 申す ? |おまえ|な|||もうす

サスケ …  うち は サスケ だ 。 さすけ|||さすけ|

うち は …  サスケ …)) ||さすけ

( 綱 手 ) 第 七 班 に   任務 を 言い渡す 。 つな|て|だい|なな|はん||にんむ||いいわたす

火 の 国領 内 に 国際 手配 さ れて いる → ひ||こくりょう|うち||こくさい|てはい|||

忍 ども が 入り込んだ と いう 報告 が あって な 。 おし|||はいりこんだ|||ほうこく|||

やつ ら の 目的 と その 動き を 探って もらい たい 。 |||もくてき|||うごき||さぐって||

と   言い たい ところ だ が …。 |いい||||

うまく いって ない のだろう ? ( カカシ ) は ぁ …。

ナルト は   ずっと サスケ を   追いかけて き ました から 。 |||さすけ||おいかけて|||

誰 より も   サスケ に 認めて もらい たい ようです 。 だれ|||さすけ||みとめて|||よう です

一方 で サスケ は ナルト の 成長 スピード を   身近に 感じ → いっぽう||さすけ||||せいちょう|すぴーど||みぢかに|かんじ

劣等 感 を 感じて いる 。 れっとう|かん||かんじて|

ライバル どうし って の は 難しい もん です 。 らいばる|どう し||||むずかしい||

かつて の 自 来 也 と 大 蛇 丸 の ような 関係 か …。 ||じ|らい|や||だい|へび|まる|||かんけい|

しかたない … 2 人 の 頭 を 冷やす 意味 で → |じん||あたま||ひやす|いみ|

この 任務 は お前 と サスケ の 2 名 で 当たれ 。 |にんむ||おまえ||さすけ||な||あたれ

では   ナルト と サクラ は ? |||さくら|

ちょうど   あの 2 人 向け の 子守 の 任務 が ある 。 ||じん|むけ||こもり||にんむ||

子守 ? こもり

( 綱 手 ) と いう こと で お前たち の 任務 は 要人 の 警護 だ 。 つな|て|||||おまえたち||にんむ||ようじん||けいご|

( ナルト ) 任せろ って ば よ !  んで ? |まかせろ||||

その 護衛 する 人 って の は … どこ に いんだ ? |ごえい||じん||||||

あぁ …  紹介 が   まだ だった な 。 |しょうかい||||

ナホ さん だ 。 ナホ じゃ 。

(2 人 ) えっ !? 護衛 する の って …。 じん||ごえい|||

( 綱 手 ) この 娘 さん だ 。 え ぇ ~!? つな|て||むすめ||||

護衛 って いったら 偉い 人 と か じゃ ねえ の かよ ~! ごえい|||えらい|じん||||||

なん じゃ ! この 無礼な チビ は ! |||ぶれいな||

お前 の ほう が   チビ だ ろ っ ! おまえ|||||||

ナルト   口 を つつしめ ! |くち||

ナホ さん は 大名 の 親戚 に 当たる お方 だ 。 |||だいみょう||しんせき||あたる|おかた|

で   火影 殿 。 |ほかげ|しんがり

まさか   わらわ の 護衛 と いう の は ? |||ごえい||||

この 者 たち に なり ます 。 |もの||||

この 者 たち で は 心もとない 。 |もの||||こころもとない

うち は サスケ を 呼んで まいれ ! ||さすけ||よんで|

申し訳 あり ませ ん が サスケ は   別の 任務 に 出て おり ます 。 もうし わけ|||||さすけ||べつの|にんむ||でて||

そんな 任務 こや つ に   やら せれば よかろう 。 |にんむ||||||

サスケ を ここ へ 。 さすけ|||

この 者 たち も   れっきとした 木 ノ 葉 の 忍 です 。  ご 安心 を 。 |もの||||き||は||おし|||あんしん|

この   わらわ が 頼んで いる のだ ぞ ! |||たのんで|||

何 な んだ よ   こいつ … サスケ   サスケ って 。 なん|||||さすけ|さすけ|

( サクラ ) 知り合い かしら ? さくら|しりあい|

そういう こと だ   ナルト   サクラ ! ||||さくら

ナホ 様 は 領地 視察 の ため → |さま||りょうち|しさつ||

今日 中 に シズメ 村 に 行か ねば なら ん 。 きょう|なか|||むら||いか|||

可及的   速やかに 今 すぐ !  とっとと ! かきゅうてき|すみやかに|いま||

ナホ 様 を お 連れ しろ ! |さま|||つれ|

もし   何 か あったら   その とき は …。 |なん|||||

(2 人 ) は …  はい …。 じん||

サスケ …。 さすけ

まっ   任務 じゃあ   しかた ねえ 。 |にんむ|||

でも   やる からに は きっちり 送り届けて やる って ば よ ! |||||おくりとどけて||||

フンッ ! お前たち で は 安心 でき ぬ 。 |おまえたち|||あんしん||

嫌じゃ ! わらわ は   サスケ と で なければ → いやじゃ|||さすけ|||

どこ に も 行か ん ! ( サクラ ) でも   サスケ 君 は → |||いか||さくら||さすけ|きみ|

別の 任務 で   当分 戻って こ ない って 聞いた でしょ 。 べつの|にんむ||とうぶん|もどって||||きいた|

それ なら   帰って くる まで 待つ 。 は ぁ ? ||かえって|||まつ||

視察 は   どう すんだ って ば よ 。 しさつ||||||

わざわざ   行か なくて も よい 。 いい わけ ない でしょ …。 |いか|||||||

つうか   なんで サスケ じゃ ない と 駄目な んだ ? ||さすけ||||だめな|

サスケ は わらわ の 命 の 恩人 だ から じゃ …。 さすけ||||いのち||おんじん|||

サスケ が い なかったら わらわ は   死んで おった のじゃ 。 さすけ||||||しんで||

しかも   あやつ は …。

わらわ を 大名 の 親戚 で は なく → ||だいみょう||しんせき|||

1 人 の 女 と して 見て くれた のじゃ …。 じん||おんな|||みて||

ないない 。

サスケ は   お前たち なんか より も ず ~ っと 頼り に なる ! さすけ||おまえたち||||||たより||

とにかく   わらわ は サスケ と 一緒で ない と 行か ぬ !  フンッ 。 |||さすけ||いっしょで|||いか||

ねえ   どう す ん の よ ?

この 子   今日 中 に   シズメ 村 に 連れて 行か なくちゃ なん ない の よ 。 |こ|きょう|なか|||むら||つれて|いか|||||

んな こと 言った って よ …。 ||いった||

(( もし 何 か あったら その とき は …)) |なん|||||

ナホ   お前 は この 俺 が 必ず 守る ! |おまえ|||おれ||かならず|まもる

うん っ ! やっぱり   サスケ は 頼もしい のう 。 |||さすけ||たのもしい|

フフッ …。 ちょっと !

もっと   サスケ 君 らしく し なさい よ 。 |さすけ|きみ||||

大丈夫 だって ば よ 。 だから   そういう こと し ないで ! だいじょうぶ||||||||

もし   ナホ ちゃん に バレ て →

里 に 戻る なんて 言い出さ れたら 大変な んだ から ね 。 さと||もどる||いいださ||たいへんな|||

わかって る って 。 ふだん の サスケ が   どんな か なんて → |||||さすけ||||

こいつ に は わから ねえ って ば よ 。

さっき から なに コソコソ   話して いる のだ ? |||こそこそ|はなして||

わら わに は 聞か せ られ ない こと か ? |||きか|||||

うるさい !  黙れ ! |だまれ

サスケ …  う ぅ …。 さすけ||

も ~ っ ! なに イライラ して   しゃべって ん の よ 。 |||いらいら|||||

だって   サスケ の 話し 方 なんて こんな もん だって ば よ 。 |さすけ||はなし|かた||||||

その クール な ところ が 乙女 心 を くすぐる のう ! |||||おとめ|こころ|||

そ   そう ? クール と おし なさい よ !

たく …。

《 でも   考えて みれば 最近 の サスケ 君 → |かんがえて||さいきん||さすけ|きみ

なんか 思いつめて る ような …》 |おもいつめて||

(( ありがとう   サスケ 君 。 |さすけ|きみ

今回 も サスケ 君 が 砂 の 手 から 助けて くれた んでしょう 。 こんかい||さすけ|きみ||すな||て||たすけて||

いや   お前 を 助けた の は ナルト だ よ )) |おまえ||たすけた|||||

あの バカ 面 だけ じゃ 心配だった から な 。 |ばか|おもて|||しんぱいだった||

サスケ が 来て くれて 嬉しい ぞ 。 バカ 面 ? さすけ||きて||うれしい||ばか|おもて

って   俺 の こと か よ   コンチクショウ ! |おれ|||||

何で サスケ ばっかり こう モテ る ん だって ば よ 。 なんで|さすけ||||||||

サスケ   どうかした の か ? なんでもない 。 さすけ||||

どうかした か ? いや   なんか 悪寒 が …。 ||||おかん|

俺 たち の 任務 は 国際 手配 犯 の 動向 を 探る こと だ 。 おれ|||にんむ||こくさい|てはい|はん||どうこう||さぐる||

気 を 抜く な よ 。 あぁ 。 き||ぬく|||

シズメ 村 って の は   まだ な の か ? |むら|||||||

この 森 を 抜けた ところ らしい わ 。 |しげる||ぬけた|||

もう すぐだ な 。 サスケ …。 |||さすけ

眠って いれば かわいい 女の子 な のに ね 。 ねむって|||おんなのこ|||

この 子 に とって は サスケ は ヒーロー な んだ な 。 |こ||||さすけ||ひーろー|||

そう みたい ね 。

ずいぶん 手薄だ な 。 |てうすだ|

どうやら   やつ ら は 出かけて いる ようだ 。 ||||でかけて||

問題 は   どこ に 行った か だ が …。 もんだい||||おこなった|||

こいつ は …  誘拐 計画 か 。 ||ゆうかい|けいかく|

シズメ 村   近く で 襲撃 する らしい 。 |むら|ちかく||しゅうげき||

ターゲット は 大名 の 親戚 に あたる 娘   ナホ 。 たーげっと||だいみょう||しんせき|||むすめ|

この 娘 …。 |むすめ

なんだ   お前 ら ! |おまえ|

ナホ   ちょっと 降りて て くん ねえ か 。 ||おりて||||

何事 じゃ !? なにごと|

( サダイ ) どけ   お前たち に 用 は ない 。 ||おまえたち||よう||

なんだ と !? ターゲット 確認 。 ||たーげっと|かくにん

その 娘 を 渡して もらおう か 。 |むすめ||わたして||

お前たち なんか に 渡す わけ ねえ だ ろ 。 おまえたち|||わたす||||

そう じゃ   サスケ !  あんな 連中 → ||さすけ||れんちゅう

ケチョンケチョン の ギッタンギッタン に して しまえ !

わかって る って ば …  だ ぜ ! サクラ ちゃん   ナホ を 頼む ! ||||||さくら||||たのむ

多重 影 分身 の 術 。 たじゅう|かげ|ぶんしん||じゅつ

な   なんだ !? わ ぁ   サスケ が いっぱいだ ! ||||さすけ||

いく ぞ !  サスケパンチ !

サスケ   かっこいい ! サスケ キック ! さすけ||さすけ|きっく

すてき ! サスケチョップ   チョップ   チョップ !

しびれる !

やれやれ 。

土 遁   土石流 ! つち|とん|どせきりゅう

あぁ ! 心配 す ん なって   いく ぞ ! |しんぱい|||||

うずまき !

じゃ なくて …  獅子 連 弾 ! ||しし|れん|たま

やった ~!  あぁ …。

これ しき の 術   私 に は 効か ない 。 しつけ え な 。 |||じゅつ|わたくし|||きか||||

サスケ ! そんな やつ   やっつけちゃ え ! さすけ||||

ナホ ちゃん 危ない から 下がって ! ||あぶない||さがって

今度 こそ 起き上がれ なく して やる って ば よ 。 こんど||おきあがれ||||||

くらえ !  螺旋 丸 ! |らせん|まる

シャー !  どう だ !

かっこよかった だ ろ ナホ   サクラ ちゃん 。 ||||さくら|

サスケ …  助けて 。 さすけ|たすけて

ナホ !

抵抗 すれば その 娘 の 命 は あり ませ ん よ 。 ていこう|||むすめ||いのち|||||

お前 ! 効か ない んです よ 。 おまえ|きか||ん です|

術 自体 も 未熟で は ね 。 じゅつ|じたい||みじゅくで||

なんだ と !

おや 。 サスケ …。 |さすけ

サスケ …  じゃ なかった 。 さすけ||

サスケ   助けて ! さすけ|たすけて

サスケ !! さすけ

( パックン ) 忍 ども の 足跡 を 追って きた が …。 |おし|||あしあと||おって||

匂い が 混ざ っと る 。 におい||まざ||

どうやら   ここ で や つら は ナルト たち と やりあった らしい な 。

ひと 足 遅かった か 。 |あし|おそかった|

なんで   この 任務 に ナルト が 関係 ある ? ||にんむ||||かんけい|

ナルト と サクラ は 今   あの ナホ と いう 娘 の 護衛 任務 に ついて いる 。 ||さくら||いま|||||むすめ||ごえい|にんむ|||

なんだ と !? 姿 が ない と いう こと は → ||すがた||||||

連れ 去ら れた か 。 まずい 状況 だ な 。 つれ|さら||||じょうきょう||

口 寄せ の 術 。 くち|よせ||じゅつ

時間 が ない   サスケ お前 に は   パックン を 預ける 。 じかん|||さすけ|おまえ|||||あずける

手分け して 探す ぞ 。 わかった 。 て わけ||さがす||

娘 は カネ に なる が   忍 たち は 始末 して も よかった んじゃ 。 むすめ||かね||||おし|||しまつ||||

相手 も 忍 だ 。  人質 は 多い に 越した こと は ない 。 あいて||おし||ひとじち||おおい||こした|||

やい やい ! こんな こと しや が って !

覚えて ろ よ   こら ! おぼえて|||

印 が 結べ ぬ 忍 など 恐 る る に 足ら ん 。 いん||むすべ||おし||こわ||||たら|

みて ろ よ !

こら   よさ ない か ! |よ さ||

印 が 結べ なく たって ! いん||むすべ||

あっ !

ナホ   逃げろ ! |にげろ

ナホ !

逃がし ませ ん よ 。 くっ …。 にがし||||

悪い 子 に は お 仕置 き が 必要です か ねぇ 。 わるい|こ||||しおき|||ひつよう です||

サスケ …  助けて サスケ ! さすけ|たすけて|さすけ

無駄です よ 。 誰 も 助け に など 来 ませ ん 。 むだ です||だれ||たすけ|||らい||

( サクラ ) サスケ 君 ! サスケ ! さくら|さすけ|きみ|さすけ

ほう …  やり ます ね 。 あなた が 本物 って わけです か 。 ||||||ほんもの||わけ です|

本物 ? ほんもの

そこ の ガキ が あなた に 化けて い ました から 。 ||がき||||ばけて|||

なんだ と ! お前 が   おせ ぇ から だ ろ ! ||おまえ||||||

小 娘   助け に 来た ぞ 。 パックン ! しょう|むすめ|たすけ||きた||

その 坊や は   なかなか いい 戦い を して いた が → |ぼうや||||たたかい||||

あなた は   どう です か ね ?

見せて やる よ   今 すぐな ! みせて|||いま|

《 速い 》 はやい

サスケ 君 ! 早く 切って くれ って ば よ ! さすけ|きみ|はやく|きって||||

急か さ なくて も やっ とる わ い ! せか|||||||

まだ 切れ ねえ の か ! やっ とる わ い ! |きれ|||||||

ずいぶん   タフだ な 。 |たふだ|

あの 程度 の 攻撃 私 に は   効き ませ ん よ 。 |ていど||こうげき|わたくし|||きき|||

なら   これ で どう だ 。

火 遁   豪 火 球 の 術 ! ひ|とん|たけし|ひ|たま||じゅつ

サスケ ! さすけ

フフフフ …。

やっぱり   いけ ませ ん ねぇ 。

これ が ある と 衝撃 に は 強い んです が 。 ||||しょうげき|||つよい|ん です|

やはり   本来 の 姿 の ほう が 身軽です ね 。 |ほんらい||すがた||||みがる です|

なんて やつ ! 土 遁 で 身 を 守って いた の !? ||つち|とん||み||まもって||

そう か ! だ から   あの とき 螺旋 丸 も ! ||||||らせん|まる|

では   改めて お 相手 の ほど よろしく 。 |あらためて||あいて|||

《 消えた !?》 きえた

まるで   止まって いる ようだ 。 これ で は   相手 に なり ませ ん なぁ 。 |とまって||||||あいて|||||

サスケ !  今 いく って ば よ ! さすけ|いま||||

来る な ! こいつ は   俺 が やる ! くる||||おれ||

ほう …  写 輪 眼 。 うち は 一族 の 者 か 。 |うつ|りん|がん|||いちぞく||もの|

写 輪 眼 を 知っている の か ? うつ|りん|がん||しっている||

我ら は   代々 雇い主 を 転々 と する 流れ の 忍 。 われら||だいだい|やといぬし||てんてん|||ながれ||おし

先 の 大戦 で は うち は 一族 の 者 たち と も → さき||たいせん|||||いちぞく||もの|||

やりあった ので ねぇ 。

あ   そう いえば うち は イタチ と いう 男 が → |||||いたち|||おとこ|

木 ノ 葉 を 裏切り   一族 を 皆殺し に した と 噂 に 聞き ました が 。 き||は||うらぎり|いちぞく||みなごろし||||うわさ||きき||

皆殺し に さ れた   うち は に まだ   生き残り がいたん です ねぇ 。 みなごろし||||||||いきのこり|||

それとも 殺す 価値 も なかった んでしょう か ? |ころす|かち||||

(( イタチ : 貴 様 など 殺す 価値 も ない 。 いたち|とうと|さま||ころす|かち||

今   お前 など に 興味 は ない 。 いま|おまえ|||きょうみ||

ナルト 君 を 連れて 行く の が → |きみ||つれて|いく||

我が 組織   暁 から 下された 我々 へ の 至上 命令 )) わが|そしき|あかつき||くだされた|われわれ|||しじょう|めいれい

黙れ !! だまれ

おや   図星 を 指さ れて 逆 ギレ です か 。 |ずぼし||ささ||ぎゃく|||

だから   あなた は …。 う お ~ っ !

愚かな 。 おろかな

なに っ !?

おい   サスケ 。 もう   いい加減に しろ って 。 |さすけ||いいかげんに||

お前   俺 に 指図 する つもりな の か ? 調子 に のる な よ 。 おまえ|おれ||さしず|||||ちょうし||||

サスケ   怖い 。 さすけ|こわい

( サダイ ) もう 許して くれ ! ||ゆるして|

カカシ ! カカシ 先生 ! ||せんせい

それ ぐらい に して おけ 。

こいつ ら に は 聞く こと が 山ほど ある から な 。 ||||きく|||やまほど|||

おい 。

先 に 里 に 戻る 。 さき||さと||もどる

まったく …。

サスケ …。 ごめん な 。 さすけ||

あいつ   今 いろいろ 悩 ん じ まって て さ 。 |いま||なや|||||

でも   本当 は いい やつ な んだ 。 許して やって くれ って ば よ 。 |ほんとう||||||ゆるして|||||

うん 。 あり が と な 。

いつか また   元 に 戻ったら 一緒に 会い に 行く って ば よ 。 ||もと||もどったら|いっしょに|あい||いく|||

《 サスケ   必ず お前 を …》 さすけ|かならず|おまえ|

( くも じい ) もしもし そこ の あなた 。

たまに は   空 から → ||から|

日本 を 眺めて みる と いう の は どう じゃ ろう ? にっぽん||ながめて||||||||

今回 は   大 都会 の 川 の 上 を 飛ぶ ぞ 。 こんかい||だい|とかい||かわ||うえ||とぶ|

東京 の 渋谷 川 に   大阪 の 道 頓堀 川 。 とうきょう||しぶや|かわ||おおさか||どう|とんほり|かわ

豪華 2 本 立て じゃ ! ( くも み ) へ ぇ 。 ごうか|ほん|たて|||||

いつも の ように 不思議な 景色 も いっぱいじゃ 。 ||よう に|ふしぎな|けしき||

何   この ビル 。 なん||びる

キャー   かわいい 。