この 素晴らしい 世界 に 祝福 を!2 (09)
( サトウ カズマ ) オラーッ !
( カズマ ) 責任 者 出 て こい ! 説教 して やる !
( プリースト ) あら どう なさい まし た か ?
入信 です か ? 洗礼 です か ?
それとも わ た し ? ウフッ
わ … 私 って …
冗談 です よ ~ ! ( カズマ ) え ?
何 本気 に し てる ん です か 頭 大丈夫 です か ?
( カズマ ) どう しよ う グー で 殴り たい !
( プリースト の 笑い声 )
( カズマ ) どう しよ う グー で 殴り たい !
( プリースト ) 最高 司祭 の ゼスタ 様 は ―
布教 活動 と いう 名 の 遊び に …
いえ アクア 様 の 名 を 広める ため 留守 に し て おり ます
( カズマ ) おい 今 何 つった ?
いえ アクア 様 の 名 を 広める ため 留守 に し て おり ます
いえ アクア 様 の 名 を 広める ため 留守 に し て おり ます
すみません が また の お 越し を
いや ここ に 魔法使い と アーク プリースト が 来 なかった か ?
ああ あの お 2 人 なら … N ( カズマ ) ん ?
( めぐみ ん ) う う … あ … あ …
な っ !
ところで あちら の お 連れ さ ん ―
子供 たち に 石 を 投げ られ て ます けど ?
( カズマ ) こら ー っ ! 何 やって ん だ ー ?
( 荒い 息 )
( ダク ネス ) カズマ ( カズマ ) ん ?
この 街 は 女 子供 に 至る まで いろいろ と レベル 高い な
その エリス 教 の お守り ちゃん と しまって おけ
わざ と か ? ( ダク ネス ) 断る
こと わ ー る !
( めぐみ ん ) う … う … N ( ダク ネス ) ハァッ …
( 扉 を ノック する 音 )
( カズマ ) アクア ! おい アクア
( ため息 )
フゥ … ん ?
( アクア ) ようこそ 迷え る 子 羊 よ
さあ 罪 を 打ち明け なさい
神 は それ を 聞き 許し を 与え て くれる でしょ う
♪~
~♪
( カズマ ) あの な ~
俺 だ よ 俺 俺 !
この 街 どう なって ん だ ?
お前 の 信者 たち 何とか しろ よ
( アクア ) なるほど オレ オレ 詐欺 を 働 い た … と
深く 深く 反省 し なさい
さすれば 慈悲 深き 女神 アクア 様 は ―
許し を 与え て くれる でしょ う
( たたく 音 )
( カズマ ) 何 す っと ぼけ た こ と 言って ん だ !
あれ か お前 ちょっと 楽しい ん だ ろ う
プリースト っぽい こと が でき て ―
ちょっと うれしい ん だ ろ う ( アクア ) ハッ …
クッ !
他 に 懺悔 ( ざんげ ) は あり ませ ん か ?
他 に 懺悔 ( ざんげ ) は あり ませ ん か ?
( カズマ ) ん ~…
( カズマ ) ん ~…
( カズマ ) ん ~…
なければ この 部屋 を 出 て 再び 前 を 向 い て 生き なさい
なければ この 部屋 を 出 て 再び 前 を 向 い て 生き なさい
おい こら ! お前 は この 街 で は ―
あがめ られる よう な 存在 の アーク プリースト だ ろ
信者 に 指示 し て くれ れ ば すぐ 解決 する ん だ よ
連中 を もう ちょっと 自重 さ せろ よ !
( アクア ) もう 何も ない よう です ね ( カズマ ) あ ?
( アクア ) で は 私 は 次 の 迷 える 子 羊 を ―
待つ と し ます ( カズマ ) おい !
( アクア ) さあ お 行き なさい
いや お前 何 言って …
部屋 から 出ろ っ つ っ て ん だ ろ ー ! ( アクア ) 出 て いって !
懺悔 が 終わった 人 は 出 て いって !
フン !
( カズマ ) こいつ … !
ん っ … ん ~…
実は 打ち明け たい 話 が ある の です
お っ … ? 聞き ま しょ う 聞き ま しょ う !
さあ あなた の 罪 を 告白 し 懺悔 な さ い
クルセイダー の 洗濯物 に 興味 津 々 な こと です か ?
魔法使い の 黒 髪 に 鼻先 突っ込み たい と いう 欲望 です か ?
美しく も 気高い プリースト に ―
不相応 に も 劣 情 を 抱 い て しまった と か です か ?
( カズマ ) 仲間 の プリースト が 大事 に し て い た ―
宴会 芸 に 使う 専用 の コップ を うっかり 割って しまい まし た
あっ !
( カズマ ) あと めったに 手 に 入ら ない ―
いい 酒 が 手 に 入った と 自慢 し て い た ので ―
そんなに うまい の か と 一口 の つもり で それ を こっそり 飲 ん だ ん です が ―
予想 以上 に うまく て 全部 飲 ん でし まい ―
( アクア ) あ … ああ … あ …
予想 以上 に うまく て 全部 飲 ん でし まい ―
( アクア ) あ … ああ … あ …
( アクア ) あ … ああ … あ …
どうせ 味 なんて 分か ん ねえ だ ろ う と ―
( アクア ) あ … ああ … あ …
( アクア ) あ … ああ … あ …
安 酒 を 詰め て おき まし た
何 言って ん の ? ねえ カズマ 何 言って ん の ?
( カズマ ) その プリースト が あまり に も 問題 ばかり 起こす ので ―
この 街 に 来る 前 に “ エリス 教 プリースト 募集 ” の 紙 を ―
冒険 者 ギルド の メンバー 募集 の ―
掲示板 に … N ( アクア ) わ あ ~ っ !
背 教 者 め !
( カズマ ) … った く ! さっき の は 冗談 だって ば
本当 に 新しい プリースト 募集 の 件 は ウソ な ん でしょ う ね
最初 の 2 つ は ともかく 最後 の は ウソ だって ば !
ちょっと 待って “ 最初 の 2 つ は ” って 言った ?
( 扉 の 開閉 音 )
う う ~ … 早く … N 早く 帰り ま しょ う …
( ダク ネス ) は う っ ( ち ょ むす け ) ニャーッ !
( 男性 ) ああ どう か … N どうか 聞い て ください
( 男性 ) 自分 は 長く アクア 様 を あがめ て き た アク シズ 教徒 です
しかし !
エリス 神 の 肖像 画 の あの 豊か な 胸 !
あれ が 自分 を 惑わ せる の です !
あの 胸 は 悪魔 の 胸 だ !
どう か … どう か 他の 女神 に 心 を 傾け て しまった ―
罪深い 自分 を お 許し ください
( カズマ ) ハァ …
安心 し なさい 神 は 全て を 許し ます
汝 ( なんじ ) 巨乳 を 愛し なさい
汝 貧 乳 を 愛し なさい
アク シズ 教 は 全て が 許さ れる 教え です
それ は たとえ ロリコン でも ニート でも ―
人 外 獣 耳 ( じ ん が いけ もみ み ) 少女 愛好 者 でも
アン デッド や 悪魔 っ 娘 ( こ ) 以外 で あれ ば ―
そこ に 愛 が あり 犯罪 で ない 限り ―
全て が 許さ れる の です
( 泣き声 )
汝 敬けん なる 信徒 よ
悪魔 に 惑わ さ れ ない ため の 聖なる 呪文 を 授け ます
“ エリス の 胸 は パッド 入り ”
今後 惑わさ れ そう に なった なら これ を 唱え なさい
( カズマ ) ヒィ …
今後 惑わさ れ そう に なった なら これ を 唱え なさい
他 に 惑わさ れ て いる 者 が いれ ば ―
これ を 教え て あげる の も いい こと です よ
“ エリス の 胸 は パッド 入り ”
な … 何だか 一気に 目 が 覚め まし た !
( アクア ) さあ もう 一 度 一緒 に
( カズマ ) ハァ …
( アクア ) さあ もう 一 度 一緒 に
( アクア ) さあ もう 一 度 一緒 に
( アクア ・ 男性 ) “ エリス の 胸 は パッド 入り ”
( 男性 ) すばらしい 呪文 を ありがとう ござい ます !
後輩 の 女神 を 陥れ て ―
お前 は 女神 と して それ で いい の か ?
神 に とって 信者 数 と 信仰 心 は とても 大事 な こと な の よ
それ が そのまま 神 の 力 に なる ん だ から
私 の 信者 たち は 数 こそ 少ない けれど ―
それ は もう 強い 信仰 を 抱 い て くれ てる わ
その かわいい 信者 たち を 守る ため なら ―
私 は 何 だって して やる わ よ !
( カズマ ) ただ い ま ~
( ウィズ ) あっ お 帰り なさい
( カズマ ) もう 大丈夫 な の か ?
( ウィズ ) お 風呂 頂 い て すっかり 回復 し まし た
それ は よかった
( ウィズ ) 混浴 の お 風呂 誰 も い なく て ―
貸し切り み たい で し た
えっ ! それ って …
それ で 皆さん 観光 の 方 は どう で し た ?
アク シズ 教徒 … 怖い です …
わ … 私 は … N 明日 も 観光 しよ う かな
お お前 … !
まあ いい 好き に し て くれ
俺 は 風呂 に 入って くる から
入って くる から
聞こえ まし た よ
どうぞ ご ゆっくり
俺 は … N ( ダク ネス ・ めぐみ ん ) 早く 行け !
( ウォルバグ ) は ぁ ~…
いい お 湯 ね
( ハンス ) 昼間 から いい ご 身分 じゃ ねえ か
私 は 湯治 に 来 た だけ だ から
ん ?
あなた は ずいぶん 疲れ てる よう ね
( ハンス ) ここ は 魔 境 だ よ
いろいろ 大変 みたい ね
ねえ ところで … N ( ハンス ) ん ?
( ウォルバグ ) あの 人 私 の 方 ばかり 見 てる ん だ けど …
あ あの … N そんなに ガン 見 さ れる と ―
さすが に 恥ずかしい の だ けれど ( カズマ ) お構い なく
あ … そ そう ね
混浴 風呂 だ もの ね
お構い なく
( ウォルバグ ・ ハンス ) あ …
( ウォルバグ ) ん …
( カズマ ) フフ … N 恥ずかし がり 屋 な お 姉さん だ
あ ?
( ハンス の ため 息 )
ん ?
まったく 人 が 下手 に 出 て い れ ば …
やれ 入信 だ やれ 勧誘 だ ―
何だか んだ 何だか んだ 言い や が って … クソ !
おお ー っ ! ( カズマ ) う ぉっ !
あの 人 も だいぶ やら れ てる な
( ハンス の 荒い 息 )
( カズマ ・ ハンス ) あっ !
( ハンス ) こんな 街 …
ハァ … N 絡ま れ ない よう に しよ う
( 従業 員 1 ) ん っ …
どう です か ? お 客 さん
あ ~ ! そこそこ
ハァ ~…
( 従業 員 1 ) この 石 けん すごい 泡立ち でしょ う
あー はい …
う っ !
( 従業 員 1 ) どんな ステータス 異常 だって 治る し ―
しかも これ ね …
食べ て も 大丈夫 な の !
天然 素材 で 神聖 だ から !
( カズマ ) ヒーッ !
天然 素材 で 神聖 だ から !
( カズマ ) ヒーッ !
( カズマ ) ヒーッ !
入信 し たら もらえ る から ! タダ だ から ! !
入信 し たら もらえ る から ! タダ だ から ! !
( カズマ ) いっ … いら ない !
( 従業 員 2 ) 今 なら ポイント 2 倍 だ から !
タダ だ から !
( ハンス ) ポイント と か 耳障り の いい 言葉 で ―
ごまかす の は やめろ !
あ ~ っ … 帰り たい
もう 帰り たい ( めぐみ ん ) そい っ !
( カズマ ) ん ? ( ダク ネス ) お … おい めぐみ ん !
泳ぐ の は マナー 違反 だ
( めぐみ ん ) フフッ まあまあ そう 言わ ず に
( ダク ネス ) こら 何 を する ? あっ あっ …
( めぐみ ん ) 何 を 今更 恥ずかし がって いる の です か
荒 くれ 稼業 の 私 たち が ―
そんな 女々しく て どう する の です ?
( ダク ネス ) いや その 理屈 は おかしい
あっ ! タオル が …
( カズマ ) フンッ …
( めぐみ ん ) ハァ ~…
本来 は ものぐさ な カズマ たち を 外 に 連れ出し ―
アクア に 引き寄せ られ た アン デッド でも 狩 ろ う と 思って ―
カズマ を たきつけ た の です が …
そんな 理由 だった の か
しかし あいつ は どういう 男 な の だ
保守 的 で 臆病 か と 思え ば 身分 の 差 を 気 に も せ ず ―
貴族 相手 で すら ひどく 強気 な とき も ある し
変わった ヤツ と いう か ―
不思議 な ヤツ と いう か … N ( めぐみ ん ) シーッ
この 隣 は 混浴 です
( ち ょ むす け の 鳴き声 )
( ち ょ むす け の 鳴き声 )
目の前 に 混浴 と 男湯 が ある と すれ ば ―
( ち ょ むす け の 鳴き声 )
目の前 に 混浴 と 男湯 が ある と すれ ば ―
どちら を 選ぶ と 思い ます か ?
( ダク ネス ) 小心 者 で 肝心 な とき は ヘタレ て しまう あいつ だ が ―
大義 名分 さえ あれ ば 堂々 と 混浴 に 入る だ ろ う
( めぐみ ん ・ ダク ネス ) ん っ !
カズマ ! そこ に いる の でしょ う ?
壁 に 耳 を くっつけ て ―
ダク ネス が どこ から 洗う の か を 想像 し たり し て ―
ハァ ハァ 言って いる の でしょ う ?
め … めぐみ ん なぜ 私 を 引き合い に ?
おい カズマ !
そこ に いる の か ? いる ん だ ろ う !
ん … い ない よう だ な
( めぐみ ん ) 私 と した こと が カズマ を 疑って しまい まし た
あと で さりげなく ―
ジュース でも おごって あげ ま しょ う
( ダク ネス ) 確かに ちょっと 失礼 だった な
何だか んだ 言って ―
あれ で 結構 頼り に なる 人 です から ね
あいつ は ああ 見え て ―
本当 に 仲間 が 困って いる とき は 必ず 助け て くれる 男 だ
素直 じゃ ない だけ で 根 は いい ヤツ な の は 間違い ない
( カズマ ) 盗み聞き を し て いる 自分 が ―
恥ずかしく なって き た
( ダク ネス ) ところ で めぐみ ん
先ほど から 気 に なって い た の だ が その 尻 の …
( めぐみ ん ) おっと … N ( カズマ ) ん っ !
( めぐみ ん ) いくら ダク ネス と は いえ ―
それ 以上 言う なら タダ で は 済まし ませ ん よ
( ダク ネス ) ちょ っ … や … やめ …
あ … あ あっ ! ( カズマ ) ハッ !
( ダク ネス ) ああ … N ( めぐみ ん ) まったく !
この けしからん もの は 何 な の です か ?
( ダク ネス ) あっ ああ … N ( カズマ ) ヒ ~ フ ~
( ダク ネス ) あ あっ … に ゅ ~ っ ! ( カズマ ) ん ~ っ …
今 です ! ( ダク ネス ) ウオッ ! !
( カズマ ) ウオァーッ …
ヒャッ !
ほ ~ ら 見 た こと か !
やっぱり い まし た よ この 男 ! ( ダク ネス ) やはり な !
日頃 カズマ から 感じる あの エロ い 視線
あんな 欲望 に まみれ た 男 が 混浴 に い ない はず が ない !
ええ い ! クリエイト ・ ウォーター !
( めぐみ ん ・ ダク ネス ) ヒャ ~ ッ 冷 たっ !
( カズマ ) お ~ っ … と と と ! ( ち ょ むす け ) ニャニャニャーッ
… って おい ! 猫 投げ ん な !
盗み聞き の 代償 と して 洗って あげて ください
ハァ … お前 も 変 な 主人 に 飼わ れ て 災難 だ な
( ち ょ むす け ) な ~ う
わ ~ っ ! ( ち ょ むす け ) ニャーッ !
( アクア ) あんまり よ ~ !
私 温泉 に 入って た だけ な のに ~
( アクア の 泣き声 )
( アクア の 泣き声 )
ア … アクア 様 の 涙 が 当たる と すごく ピリピリ する ん です
今日 は 一体 どれ だけ の 人 に 迷惑 かけ て き た ん だ よ
迷惑 って 何 よ ?
どうして 私 が 悪い こと し た って 決めつける の よ !
それ が … アクア 様 が 本部 の 秘 湯 に 入ったら ―
温泉 が ただ の お 湯 に なって しまった らしく …
( アクア ) それ で 追い出さ れ た の よ !
どうして 私 を あがめ て いる 教会 から ―
追い出さ れ なく ちゃ なら ない の ?
ねえ どうして よ ~ !
( カズマ ) そう いえ ば 紅茶 を お 湯 に 浄化 し て た な
一 番 腹 が 立つ の は 管理 の 人 が ね …
( 管理人 ) フン …
温泉 を お 湯 に 浄化 し ちゃ った の は 謝る わ
でも これ は 仕方 の ない こと な の
そう なぜなら …
私 は 水 の 女神 アクア その 人 な の だ から !
( 管理人 ) おお …
フッ …
ガッ !
女神 な のに … N 私 女神 な のに ~ !
ん ?
フッ …
( アクア ) わ あ ~ っ !
この 街 の 危険 が 危ない みたい な の
“ 危険 が 危ない ” って 何 だ ?
一晩 中 泣 い て た と 思ったら
管理人 の おじさん が 言って た ん だ けど …
どうも 温泉 の 質 が 最近 悪く なって のう
これ は 我が 教団 を 危険 視 し た 魔 王 軍 が ―
真っ向 勝負 で は 勝て ない と 踏 ん で ―
温泉 と いう 大切 な 財源 を 奪い に 来 た の よ !
( カズマ ) そう な ん だ すごい ね
( アクア ) 信じ て よ ー !
まあ アク シズ 教団 が ドン 引き さ れ て ―
まあ アク シズ 教団 が ドン 引き さ れ て ―
( ち ょ むす け の 鳴き声 )
( ち ょ むす け の 鳴き声 )
う とま れ て いる の は 確か です が ―
( ち ょ むす け の 鳴き声 )
う とま れ て いる の は 確か です が ―
そこ まで 回りくどい こと を し ます か ね ?
私 は この 街 を 守る ため に 立ち上がる わ !
と いう わけ で みんな も 協力 し て くれる わ よ ね ?
ハッ !
俺 は 街 の 散歩 だ と か いろいろ 忙しい から
私 も アク シズ 教徒 の 恐ろし さ は イヤ と いう ほど 知った ので ―
もう 関わり たく あり ませ ん
( ち ょ むす け ) な ~ う
何 で よ ~ ?
散歩 と か どう で も いい じゃ ない の !
めぐみ ん も そんなに うち の 子 たち を 嫌わ ない で よ !
じゃ … じゃあ ダク ネス は ?
う … 私 は その … N あ … あれ だ
( アクア ) お 願い よ ー !
( ダク ネス ) わ … 分かった つきあう から !
つきあう から 私 の グレープ ジュース を 浄化 し ない で くれ !
ウィズ なら お前 に 甘い から 付き添って くれる ん じゃ ない か ?
私 が 一晩 中 泣 きつい て たら 朝 に は 消え かけ ちゃ って ―
今 は 寝かせ て あげ てる わ
( デュラ ハン ) 来い よ … こっち 来い よ !
( カズマ ) 街 より 先 に ウィズ を 救え よ !
( デュラ ハン ) ほら こっち 来い よ !
( めぐみ ん ) ハム …
( カズマ ) ハム ハム …
こうして いれ ば 普通 に いい 街 な ん だ が なぁ …
そう です ねぇ
景色 は いい し ごはん は おいしい のに ―
人間 だけ が ダメ です ね
( アク シズ 教徒 1 ) あ ~ ら いい 天気 !
これ も アクア 様 の おぼし召し かしら ?
( めぐみ ん ・ カズマ ) 来 た !
それ は それ と して この 鍋 ね …
焦げ ない の ! ( カズマ ) あわ わ …
今 入信 すれ ば 必ず もらえ る から !
今 入信 すれ ば 必ず もらえ る から !
( カズマ ) わ ~…
あ … ねえ ちょっと
遠慮 し なく て いい の よ !
( アク シズ 教徒 2 ) む む !
( アク シズ 教徒 3 ) まあ お 散歩 です か ?
お 兄さん に は これ を
妹 さん に は これ を
今 なら もれなく もう 1 個 付いて くる !
( アク シズ 教徒 2 ) ちょっと ! なぜ 私 の 目 を 見 て 話さ ない の です ?
( アク シズ 教徒 2 ) ちょっと ! なぜ 私 の 目 を 見 て 話さ ない の です ?
( めぐみ ん ) あ ああ …
あなた の ため ! あなた の ため な ん です !
( カズマ ) わ ~…
( めぐみ ん ) あ ~ っ !
( カズマ ) う あ ~ …
( めぐみ ん ) 石 けん って 飲め る ん です か ね …
( ハンス ) う う … N ( カズマ ) ん ?
( ハンス ) そんな ねえ ん だ よ
洗う もん が 俺 に は そんなに ねえ ん だ よ う う う …
石 けん 洗剤 石 けん 洗剤 石 けん 洗剤
( めぐみ ん ) 飲め る ( カズマ ) えっ ?
石 けん 洗剤 石 けん 洗剤 石 けん 洗剤
( めぐみ ん ) 飲め る ( カズマ ) えっ ?
石 けん 洗剤 石 けん 洗剤 石 けん 洗剤 …
( めぐみ ん ) 飲め る ( カズマ ) えっ ?
石 けん 洗剤 石 けん 洗剤 石 けん 洗剤 石 けん 洗剤 …
飲め る か ー っ !
きれい に な っち まう わ
( カズマ ) あ ! ( ハンス ) お … !
( カズマ ) アハ ハハ …
( ウィズ ) カズマ さ ~ ん ! ( カズマ ) ん ?
ウフフ …
お …
( カズマ ) ウィズ もう いい の か ?
ええ おかげ さま で
一 時 は 私 が 冒険 者 を やって い た 頃 の パーティー メンバー が ―
川向こう で こっち に 来る な と 慌てる 姿 が 見え て い た の です が ―
何とか 持ち 直し まし た
( カズマ ) それ って …
ここ で 何 さ れ て た ん です か ?
( カズマ ) いや 実は … N ( ウィズ ) あ …
( カズマ ) あれ ?
さっき まで あそこ に …
あそこ に 洗剤 が … N 男 が い まし た
まあ !
( アクア ) 悪魔 倒す べし ! ( カズマ ・ ウィズ ) ん ?
( アクア ) 魔 王 しば く べし !
この 声 は …
( カズマ ) イヤ な 予感 しか し ない
( アクア ) 悪魔 倒す べし ! 魔 王 しば く べし !
我が 親愛 なる アク シズ 教徒 たち よ
この 街 で は 現在 魔 王 軍 に よる 破壊 活動 が 行わ れ て い ます !
… ます
( アクア ) 何 が 行わ れ て いる か と いう と ―
この 街 の 温泉 に 毒 が 混ぜ られ て い ます
すでに 多く の 温泉 で ―
破壊 工作 が 行わ れ て い た こと を 確認 し まし た !
… し まし た
( 女性 1 ) さっき そこ の 温泉 に 入って き た けど ―
何も なかった です よ
それ は この 私 が 温泉 の 毒 を 次々 と 浄化 し て 回った から です !
あいつ 朝 から 温泉 巡り し て た の か
でも まだ 安心 は でき ませ ん
そこ で 皆さん に お 願い が あり ます
この 事件 が 解決 する まで は ―
温泉 に 入ら ない で ほしい の です !
( 男性 1 ) ここ は 温泉 街 だ よ プリースト の 姉ちゃん
一 番 の 目玉 で ある 温泉 に 入る な なんて 言わ れ たら ―
この 街 が 干上が っち まう よ
( 女性 2 ) 大体 何 の 目的 で 魔 王 軍 が ?
( アクア ) それ は アク シズ 教団 の 収入 源 を 潰す ため です
そう 魔 王 軍 は ―
あな た方 アク シズ 教徒 を 恐れ て いる の です !
これ は 私 が 温泉 に 入れ ず 悔しい 思い を し て いる のに ―
みんな だけ ズル いと 嫌がらせ で 言って いる わけ で は あり ませ ん
さあ 敬けん な る アク シズ 教徒 の 皆さん は …
( 店主 1 ) こんな 所 に いやがった ! ( アクア ) ん ?
( 店主 1 ) そい つ は 街 中 の 温泉 を お 湯 に 変える って いう ―
タチ の 悪い 嫌がらせ を する 女 だ !
( アクア ) えっ ち ょっ …
( 店主 2 ) みんな 捕まえ て くれ !
( 店主 3 ) す 巻き だ ! おい す 巻き に しろ !
( 男性 2 ) おかしい と 思った ん だ
( 男性 3 ) 俺 たち を だま そ う と し た ん だ ろ
( 女性 3 ) 新手 の 詐欺 ね ? 何 企 ( たく ら ) ん でる の ?
私 たち こんなに 世の中 よく し よ う と し てる のに !
何という 超 展開 …
ち … 違う の ! これ に は ちゃんと し た 訳 が ある の !
アクア 様 が そろそろ 泣き そう です よ
みんな 落ち着 い て 私 の 話 を 聞い て !
ねえ ダク ネス
さっき から 固まって ない で 何とか 言って よ
打ち合わせ どおり ちゃん と 言って !
アク シズ 教 を アク シズ 教 を お 願い し ます って !
言って ! 照れ て ない で ほら 早く !
ア … アク シズ 教 を お 願い しま …
( 男性 4 ) パツ 金 の ちゃ ん ネー 聞こえ ねえ よ !
気の毒 に …
あ ~ もう ! なら 私 の 正体 を 明かし ます !
お 集 り の 敬けん な る アク シズ 教徒 よ
私 の 名 は アクア
そう あなた たち が あがめる 存在 ―
水 の 女神 アクア よ !
あなた たち を 助ける ため に ―
私 自ら こうして やって き た の !
( 男性 5 ) ふざけ ん な ー ! ( アクア ) ん っ ?
青い 髪 と 瞳 だ から って アクア 様 を 語る だ なんて ―
罰 ( ばち ) が 当たる よ !
や っぱ す 巻き だ わ い !
す 巻き に し て 湖 に 放り込 ん じまえ おい !
( 店主 2 ) 水 の 女神 の アクア 様 なら ―
湖 に 放り込ま れ て も 問題 ない だ ろ う よ
( 女の子 ) ウソつき ~ っ !
さては お前 ―
本当 は この 温泉 街 を 破綻 さ せる ため に やって き た ―
魔 王 軍 の 手先 だ ろ う !
く あっ !
( アクア ) 本当 だ から ! 私 本当 に ―
神様 です から ー !
( アクア の 泣き声 )
( アクア ) 私 が ここ の 女神 な のに あんまり よ ~ !
( ダク ネス の 荒い 息 )
( ダク ネス の 荒い 息 )
( アクア ) 私 どうして 信者 の 子 たち に 石 投げ られ なきゃ いけない の ?
( ウィズ ) アクア 様 ( カズマ ) ん ?
ど … どう か これ を 飲 ん で 落ち 着 い て ください
で ない と 私 興奮 し た アクア 様 の 神 気 ( しん き ) に 当てられ て …
お 酒 が いい
( カズマ ) お前 実は そんなに 気 に し て ない だ ろ
一生懸命 な の は 分かり ます が ―
自分 を 神様 と 言う の は さすが に …
( アクア ) でも あんな 汚染 さ れ た 温泉 に 入ったら ―
病気 に なっちゃ う !
あんな 目 に 遭わ さ れ て まで 助け て やる 必要 も ない だ ろ う に
( アクア ) う う …
でも このまま だ と 私 の かわいい 信者 たち が …
( カズマ ・ ダク ネス ・ めぐみ ん ) フ ~ ッ …
( アク シズ 教徒 たち ) 悪魔 倒す べし !
魔 王 しば く べし ! ( 3 人 ) ん ?
( アク シズ 教徒 たち ) 悪魔 倒す べし ! 魔 王 しば く べし !
悪魔 倒す べし !
魔 王 しば く べし ! ( カズマ ) う わ っ !
( アク シズ 教徒 たち ) 悪魔 倒す べし ! 魔 王 しば く べし !
悪魔 倒す べし ! 魔 王 しば く べし !
これ は …
何 ? 何 ?
うち の 子 たち が 私 の 話 を 信じ て 来 て くれ た の かしら ?
い た ぞ !
女神 の 名 を 語る 魔女 め !
( カズマ ・ アクア ) カーッ !
( アク シズ 教徒 たち ) 魔女 狩り だ ー っ !
♪~
~♪