Overlord II (Overlord Season 2) Episode 7
( モモン ) まずは これ が セバス へ の 追加 の 資金 と
次に こちら が リザード マン 村 に 対 する ―
復興 支援 や 道具 の 調達 費 用 … と
( モモン ) 残り は …
( モモン ) たった の これ だけ ?
足り ない … N 金 が 全然 足り ない ぞ
どこ ぞ の 商人 に スポンサー に なって もらう の が ―
一 番 な の か なあ …
いや 冒険 者 モモン が 金銭 に 意地 汚い と いう ―
イメージ を 持た れる の は 避け なけ れ ば
でも 金 が ない ん だ よ なあ …
( ノック )
( モモン ) いい ぞ
どう し た ? ナーベ
( ナーベラル ) はい モモン さ … ん
( モモン ) まだ 時折 出る な その もはや 癖 と しか 言え ない やつ
それ で ?
はい モモン さん が 商人 に 命じ て いらっしゃい まし た
鉄鉱 石 が 集まった と の こと です
( モモン ) そう か すぐに 代金 を 用意 しよ う
しかし なぜ さまざま な 場所 で 鉄鉱 石 を ?
( モモン ) 実験 だ
エクスチェンジ ・ ボックス が どの よう に 査定 する か を 知る ため だ
承知 し まし た
では これ より 至急 買って まいり ます
( モモン ) ああ
だが もしも の 場合 は 分かって いる な
安全 を 優先 し 全力 で 撤退 いたし ます
その 際 は アウラ 様 が お 造り に なら れ て いる
偽り の ナザ リック に 転移 し 相手 に 偽 の 情報 を つかま せ ます
( モモン ) よろしい
攻撃 さ れ やすい 人 混 み の ルート は 決して 通る な
それ と 人間 に 絡ま れ たり ―
声 を かけ られ たり し た から と いって も ―
大 ケガ を 負わ せる な 殺意 を 振りまく の も ダメ だ
あと 人間 を 虫けら 呼ばわり する の は 絶対 に よせ
私 たち は 漆黒 と うたわれる 最 高位 冒険 者
モモン と ナーベ な の だ から な
( ナーベラル ) はっ ( モモン ) うむ
では 行け ナーベ
はっ !
( ドア の 閉まる 音 )
( モモン ) ハァ …
金 が ない 時 に 限って 出費 って かさむ ん だ よ な
♪~
~♪
( クライム ) ふ っ !
( ガゼフ ) それ ぐらい に し たら どう だ ?
( クライム ) ストロノーフ 様
( ガゼフ ) 無理 を し て も 意味 が ない ぞ クライム
おっしゃる とおり です
やれやれ
本当 に そう 思って いる なら ―
同じ セリフ を 幾 度 も 言わ せ ない で ほしい もの だ が な
申し訳 あり ませ ん
( ガゼフ ) どう だ ひと つ 剣 を 交え て み ない か ?
えっ しかし …
つい 最近 自分 の 未熟 さ を 見せつけ られ て な
少し 歯ごたえ の ある ヤツ と 訓練 を し たい ん だ
ストロノーフ 様 が … です か ?
ああ
慈悲 深い マジック キャスター が 力 を 貸し て くれ なかったら
俺 は 今ごろ ここ に は い なかった だ ろ う な
その マジック キャスター 殿 と は ?
アインズ ・ ウール ・ ゴウン …
と いう おそらく だ が ―
バハルス 帝国 の 化け物 魔法使い に 匹敵 する ん じゃ ない か …
と 俺 が 思って いる 人物 だ
その お方 の 名前 心 に 刻 ん で おき ます
それ で
本当 に 稽古 を つけ て いた だい て も よろしい の でしょ う か
稽古 で は なく 剣 を 交える だけ さ
そこ から 何 か を つかみ取る か どう か は お前 次第 だ
( ガゼフ ) さあ 実戦 だ と 思って 来い
( クライム ) ん っ …
来 ない の か ?
なら こちら から …
行く ぞ ! て やっ !
( クライム ) う わ っ ! う う っ …
剣 しか 持って い ない から と いって も
そこ に 注意 を 向け すぎる の は まずい ぞ
今 の よう に 蹴ら れ たり する から な
はい
ほう …
並 の 兵士 なら あれ で 終わって い た ところ だ が な
俺 は 強く なら なけ れ ば なら ない の です
ラナー 様 を お守り する ため に
うむ … 来い クライム !
( クライム ) は あっ !
ぐう っ !
う う っ …
残念 だ さっき と 同じ 結果 に 終わる と は …
武 技 “ 要塞 ” !
( ガゼフ ) 狙った か ? ( クライム ) はい !
武 技 “ 斬 撃 ” !
( ガゼフ ) フッ
( クライム ) ぐ あっ !
ハァ ハァ …
見事 だった 次 から は 多少 本気 で いく から な
お 願い し ます !
う おお お っ !
( クライム の 荒い 息 )
( ガゼフ ) どう だ ?
へし折ったり ヒビ が 入ったり し ない よう に
剣 を 振るった つもり だ が
打ち身 程度 … です 支障 は あり ませ ん
( ガゼフ ) これ から 王女 様 の 身辺 警護 に 行く の だ ろ う ?
はい
ならば これ を 渡し て おこ う
ありがとう ござい ます
やはり すごい です ね
何で …
“ 何で そんなに 強い か ” と いう 質問 に は
うまく 答える こと が でき ない ぞ
俺 は 単に 才能 を 持って い た だけ だ から な
あっ …
だが クライム に は 向 い て いる な 俺 の よう な 戦い 方 が
( クライム ) そう … です か ? ( ガゼフ ) ああ
正規 の 訓練 を 受け た 者 は ―
どうして も 剣 で 戦う こと に 集中 し て しまう が
それ は いい こと と は 俺 は 思わ ない
剣 を 攻撃 手段 の 1 つ で しか ない と 割り切り ―
手足 まで も 使った 戦闘 方法 こそ 実戦 で 役 に 立つ はず だ
まあ 泥臭い 冒険 者 向け の 剣 って やつ だ な
( クライム ) 今日 は ありがとう ござい まし た ストロノーフ 様
あの 上段 から の 攻撃 は なかなか よかった ぞ
ただ あそこ から どう する か まで 考え て おい た ほう が いい な
はい そう し ます !
( 副 長 ) 戦士 長 ( クライム ) で は 失礼 し ます
( ガゼフ ) どう し た ? 副 長
( 副 長 ) まずい です よ 彼 は ラナー 王女 付き の 護衛 です
王国 戦士 長 と 戦って
どちら か が 負け た なんて 知れ たら 貴族 派閥 が 大喜び です よ
少し 歯ごたえ の ある ヤツ と 戦って み たく なって な
( 副 長 ) まあ 今回 は 誰 に も 見 られ て は い ない と 思い ます けど ね
王女 が 気まぐれ に 拾った 孤児
そんな どこ の 馬 の 骨 と も 分から ない 少年 に 対 し ―
貴族 たち の 反感 は 相当 な もの です よ
で 成長 の 見込み は ある ん です か ?
ない な あいつ が どんなに 努力 しよ う と ―
冒険 者 が 言う ところ の “ ゴールド ” 止まり だ
だが 才能 に よる 限界 は あって も 経験 に よる 限界 は ない
俺 は そう 思う
( ガゼフ ) ん ? ( 副 長 ) あれ は …
ザナック 王子 と レエブン 侯 じゃ ない です か
貴族 派閥 の レエブン 侯 が 何で また …
王 派閥 に くら替え でも する ん でしょ う か ?
レエブン 侯 なら どこ に い て も おかしく は ない さ
ヤツ の 本性 は コウモリ だ
いろいろ と 裏 で 動 い て いる の だ ろ う
あっ …
( ザナック ) おや クライム
あの 化け物 の ところ に 顔 を 出し に 行く の か ?
殿下 恐れ ながら も ラナー 様 は
心 優しく 美しい 王国 の 宝 と も いえる お方 です
俺 は なにも ラナー の こと を 化け物 と 呼 ん だ わけ じゃ ない ぞ
しかし 宝 ねえ
平民 の ため に 施設 を つくる だの 冒険 者 の 足 税 を なくせ だの
通った ため し が ない じゃ ない か
( レエブン 侯 ) 殿下 先日 決まった 奴隷 売買 を 禁止 する 法案 は
ラナー 様 の ご 提案 だった か と
珍しく な でも それ 以外 は どう だ ?
俺 に は あいつ は 無理 だ と 承知 の 上 で
行動 し て いる よう な 気 が し て ねえ
その よう な こと は 決して ござい ませ ん !
そう か そう か
では あの 化け物 に 言って くれ ない か ?
長兄 の バルブロ は お前 を 政略 の 道具 に 考え て は いる が
第 二 王子 の 俺 に 協力 する なら
王女 の 位 を 廃し て 辺境 に 領地 でも 与え て やる と
あっ … お 戯れ を
私 は 聞か なかった こと に いたし ます
フフ フッ それ は 残念 だ
ああ そう だ
レエブン 侯 も 俺 と 同じ で あれ は 化け物 だ と 思って いる 口 だ
いや そう 意見 が 一致 し た から
俺 たち は 手 を 組 ん だ と いう ほう が 正解 か
王子
気 に する な レエブン 侯
あの 化け物 なら 俺 たち の 思惑 も とっくに 知って いる だ ろ う さ
( クライム ) ん っ …
( メイド ) あら なぜ 平民 が こんな ところ に ?
( メイド ) 姫 様 も 物好き で いらっしゃる こと
( メイド ) ホント …
ハァ …
失礼 し ます
( ラナー ) おはよう クライム
おはよう ございます ラナー 様
アイン ドラ 様
と …
( ラキュース ) あっ と うち の チーム の 1 人
( ラナー ) ティナ さん よ
失礼 し まし た
お初 に お目にかかり ます クライム と 申し ます
名高き 冒険 者 グループ “ 蒼 ( あお ) の 薔薇 ( ばら ) ” の ―
ティナ 様 に お 会い でき 非常に うれしく 思って おり ます
ん っ …
( ティナ ) こっち こそ うち の 鬼 ボス が 世話 に なって いる
む う っ …
クライム も お 話 は 座って から に し て は ?
しかし 私 は 護衛 です ので …
( ラキュース ) 私 は かまわ ない わ よ
それ は アイン ドラ 様 …
前 に も 言った けど ラキュース で いい わ よ
クライム は 特別 ね
ムカッ …
ご 冗談 は お やめ ください ( ラナー ) えっ 冗談 ?
当たり前 でしょ
まあ クライム は 確かに 特別 だ けど
それ は “ あなた の ” だ から 特別 な の よ
も う っ !
さあ 遠慮 せ ず に 座り なさい クライム
せっかく の 紅茶 が 冷め て しまう わ
( ラナー ) 先ほど の 話 に 戻り ま しょ う
八 本 指 の 件 ね
私 たち が 黒 粉 ( くろ こ な ) の 原料 を 栽培 し て い た 村 の 畑 を ―
焼き払った ところ まで は いい わ よ ね
ええ ラキュース たち に は 本当 に 感謝 し て いる わ
お 兄 様 や 貴族 たち は 派閥 争い ばかり
このまま 王国 の 裏 で 暗躍 し て いる 八 本 指 を 放置 し て い て は
やがて 疲弊 し 王国 は 内部 から 崩壊 し て しまい ます
ですが 私 に は 有力 な 後ろ盾 も 自由 に 使える 軍 も あり ませ ん
貴族 … いいえ
王族 に も つながり が ある 八 本 指 と 戦う に は
冒険 者 で ある あなた たち に 頼る しか ない の です
いまさら 嫌 ね 友達 でしょ
ティナ あれ を 出し て
黒 粉 を 作って い た 村 で これ を 発見 し た わ
何 か 分かる ?
( ラナー ) 換 字 ( かえ じ ) 式 暗号 ね ( ラキュース ・ ティナ ) うん ?
なるほど これ が 残って い た 理由 …
罠 ( わな ) ? もっと 別 に 理由 ?
だ と し たら 難しい もの は 使わ ない
なら … この 暗号 の 解読 は 結構 簡単 な 気 が する わ よ
( ティナ ) 信じ られ ない
本人 は “ 自分 に は 何も 力 が ない ” なんて 言う けれど
私 は あの 子 以上 に
“ 天才 ” と いう 言葉 が ふさわしい 人 は 知ら ない わ
解け た わ 指令 書 じゃ なかった けど ―
どれ も 村 や 建物 の 名前 み たい ね
王 都 内 に は 7 か所
これ ら が 黒 粉 の 蓄積 所 なり 重要 拠点 だ と いう こと かしら ?
ただ の 生産 場 に そんな 大事 な こと を
暗号 文 に し て 置 い て おか ない と 思う
たぶん おとり かな
( 2 人 ) おとり ?
( ラナー ) えっ と 八 本 指 は 8 つ の 組織 に 分かれ て いる の よ ね ?
麻薬 や 奴隷 売買 密輸 賭博 と か
仕事 の 内容 ごと に それぞれ 長 ( お さ ) が いる と いう ウワサ よ
じゃあ これ は 他の 組織 の 拠点 だ と 思う わ
自分 たち に 対 する 興味 を 一時的 に でも そらす 狙い ね
仲間 を おとり に し た って こと ?
あの 裏 の 娼館 は ない わ ね
( クライム ) ん ? ( ラキュース ) どう し た の ?
失礼 ながら ラナー 様 の 働きかけ に より
そういった 施設 は なく なった の で は ?
ええ 奴隷 売買 が 禁止 さ れ た おかげ で ね
でも まだ 1 か所 八 本 指 の 裏 の 娼館 が 王 都 内 に 残って いる の
ねえ ラナー
そこ は 私 たち “ 蒼 の 薔薇 ” が 強行 突入 する って の は どう ?
証拠 を 見つけ られ れ ば
八 本 指 に 取り込ま れ て いる 貴族 たち へ の
強力 な 一撃 に なる はず だ わ
でも あなた の 家 … アル ベイン 家 に 迷惑 を かけ て しまう わ
かといって クライム 1 人 で 落とす の は 無理 だ し …
( クライム ) 力 が 足り ず 申し訳 あり ませ ん
あっ ごめんなさい クライム !
そういう つもり で 言った の で は ない の
私 が 最も 信頼 する クライム
あなた が 私 の ため に
どんなに 頑張って くれ て いる か は 知って いる わ
でも 無謀 な こと は 決して し ない で ね
これ は お 願い じゃ なく 命令 よ
もし あなた に 何 か あったら 私 …
( せきばらい )
とにかく 娼館 も 放って おけ ない けど
まずは 暗号 から 判明 し た 場所 に 対 し て
どう する か を 打ち合わせ ま しょ う
そう ね 動く の は 早い ほう が いい わ
村 を 襲った の が 私 たち だ と は 気づか れ て い ない
だけど この 情報 が 流れ た こと は とっくに 知ら れ て いる はず
じゃあ クライム を 貸し て もらって も いい かしら ?
ガガーラン たち に 大至急 ―
動く こと に なり そう だ と 伝え に 行って ほしい の
承知 いたし まし た !
( ラキュース ) そう いえ ば ティナ の 調べ で 奴隷 売買 の 長 ―
コッコ ドール と 関係 の ある 貴族 の 名前 が 幾 人 か 上がって き た わ
コッコ ドール と 関係 の ある 貴族 の 名前 が 幾 人 か 上がって き た わ
( メイド ) 見 て
コッコ ドール と 関係 の ある 貴族 の 名前 が 幾 人 か 上がって き た わ
コッコ ドール と 関係 の ある 貴族 の 名前 が 幾 人 か 上がって き た わ
姫 様 が また 何 か さ れる みたい よ
コッコ ドール と 関係 の ある 貴族 の 名前 が 幾 人 か 上がって き た わ
コッコ ドール と 関係 の ある 貴族 の 名前 が 幾 人 か 上がって き た わ
( メイド ) 蒼 の 薔薇 の 方 たち も 大変 ね
( メイド ) 蒼 の 薔薇 の 方 たち も 大変 ね
その 貴族 の ご 令嬢 は 現在 私 の もと で メイド を し て おり ます
えっ ? まさか あなた を 警戒 し て
スパイ の つもり で 入れ た わけ で は ない でしょ う けど …
そう です ね クライム に も 気 を つける よう 言って おか ない と
( ツアレ ) おか … り な さ … N セバス … 様
( セバス ) ただいま ツアレ 仕事 の ほう は 問題 なく ?
( ツアレ ) は … い
そう です か それ は よかった
本日 の 食事 は 何 です か ?
( ツアレ ) じゃがいも 使 っ … シチュー です
それ は 楽しみ です ツアレ の 料理 は おいしい です から
あっ … そんな …
本当 です と も
それ で 食 材 の ほう は 大丈夫 です か ?
はい あと で … 調べ て …
一緒 に 買い に 行き ます か
( ツアレ ) ハッ ! いえ … いい … です
あっ …
ツアレ あなた の 恐怖 は 分かって い ます
外 に 出る の も 恐ろしい の でしょ う
ですが 安心 し て ください
この わたくし セバス が 守って みせ ます
あなた に どの よう な 危険 が 迫 ろ う と ―
その すべて を 打ち砕き 守りきって みせ ます
ツアレ 踏み出し て ください
あなた が 怖い なら 目 を つむ って い て も かまい ませ ん
わたくし を 信じ て は くれ ませ ん か ?
セバス 様 は ずる … です
そんな こ … 言わ れ たら 無理 なんて 言え ませ ん
安心 し て ください これ でも わたくし は 十分 強い ので
そう です ね
わたくし より 強い 方 は 41 人 と もう 少し ぐらい しか い ませ ん よ
それ 多い … です か ?
フッ
( ノック ) ( ドア の 開く 音 )
お 嬢 様 ただいま 戻り まし た
( ソリュシャン ) ご苦労さま セバス
アインズ 様 に 報告 し なく て も よろしい の です か ?
セバス 様 は 毎日 定時 連絡 を さ れ て いる はず です
その 時 に いく つ か 言う だけ で 済む こと で は ない でしょう か ?
わたくし は 彼女 の 料理 に 関 する 能力 を
非常に 高く 買って い ます それ に ―
この 大きな 館 に 住 ん で いる の が たった 2 人 で は ―
少々 奇異 な 目 で 見 られる の で は ない です か ?
( ソリュシャン ) つまり 偽装 工作 の 一貫 だ と ?
( セバス ) その とおり です
偽装 の 一貫 まで アインズ 様 に 許可 を 求め て は ―
それ ぐらい 自分 で 考えろ と 怒ら れ て しまい ます よ
( 2 人 ) うん ?
( ドア ノッカー の 音 )
( スタッファン ) 私 は 王 都 の 治安 を 守る 巡回 使 の ―
スタッファン ・ N へ ー ウィッシュ で ある
それ で 一体 何 か ?
( スタッファン ) ある 店 … まあ 彼 の 店 な ん だ が …
( サキュロント ) サキュロント です お初 に お目にかかり ます
彼 の 店 から 報告 が あって ね
魔術 師 組合 の 印 の 入った スクロール を 持った 人物 が ―
不当 な 金銭 を 渡し て 店 の 従業 員 を 連れ 去った と
王国 で は 奴隷 売買 を 禁じ て いる の だ が
まるで それ に 違反 し て いる よう で は ない か ね ?
( ソリュシャン ) そうです か ( スタッファン ) ああ ?
( ソリュシャン ) 面倒 な こと は 執事 の セバス に 任せ て い ます
セバス あと を よろしく
では ごきげんよう
( スタッファン ) ああ いや …
( セバス ) それでは お 嬢 様 に 代わり
わたくし が お 話 を 聞か せ て いただ こ う と 思い ます
( スタッファン ) まあ 状況 証拠 的 に は ―
君 が 罪 を 犯し た と いう こと は 確定 だ が
店 の ほう は 寛大 な 処置 で 済ませ て も かまわ ない と 言って いる ん だ よ
もちろん 慰謝料 や 手数 料 の 発生 は ある が ね
( セバス ) なるほど その 金額 と は ?
金貨 で 500 枚 です か ね
それ は 法外 な …
しかし 彼女 は ひどい 状態 で し た
今 連れ出せ ば 彼女 は 死 ん で しまう かも しれ ませ ん
( サキュロント ) なるほど なるほど
では 彼女 の 治療 が 終わる まで の 間
お宅 の お嬢さん を 貸し て いただく と いう の で は どう でしょう か ね
おお っ 確かに 穴埋め は 必要 だ
欲 を かき すぎる の は 問題 で は ?
ああ ? 欲 と は 無礼 に も 程 が ある !
そもそも この 法律 は
黄金 と 名高き ラナー 王女 の 尊き ご 意志 に よって でき た もの …
まあまあ 落ち着 い て ください へ ー ウィッシュ 様
明後日 結果 を 聞き に 来 たい と 思い ます
よろしい です よ ね セバス さん
かしこまり まし た
どう なさ れる の です か ?
( セバス ) 少し 外 を 歩き ながら 考え たい と 思い ます
( ドア の 開閉 音 )
( ソリュシャン ) “ 伝言 ( メッセージ ) ”
アインズ 様 で いらっしゃい ます か ?
( アインズ ) ソリュシャン か
お前 の ほう から 連絡 し て くる と は … N 非常 事態 か ?
はい セバス 様 に 裏切り の 可能 性 が あり ます
( アインズ ) うん … N は っ ? えっ ? まさか !
( アインズ の せきばらい )
( アインズ ) 冗談 は よせ ソリュシャン
証拠 も なく そういう 発言 は 許さ れる もの で は ない が …
ある の か ?
はい
♪~
~♪